JP2016162591A - 面発光モジュール - Google Patents

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Masatsugu Hiraiwa
賢嗣 平岩
孝二郎 関根
Kojiro Sekine
孝二郎 関根
木村 直樹
Naoki Kimura
直樹 木村
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Abstract

【課題】正面方向に取り出される光に色ずれが発生することを抑制する。【解決手段】面発光モジュール11は、透明基板2および発光部3を有する面発光素子1と、透明基板2の表面2bを覆う蛍光体粒子7Nを含み、表面2bから出射された光の一部を第1色光としてそのまま透過させるとともに、表面2bから出射された光の他の一部を蛍光体粒子7Nにより波長変換して第2色光として出射する蛍光体層7とを備える。蛍光体層7は、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少なくなるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、面発光素子および蛍光体層を備えた面発光モジュールに関する。
面発光モジュールは、携帯型電子機器のバックライトや液晶モニターのバックライト、あるいは照明器具として活用されている。面発光モジュールは、有機ELなどの面発光素子を備えている。有機ELは、有機層に電圧を印加することによって発光する。有機ELは、面発光が可能なことや、低電圧で高輝度の発光が可能なことや、薄型で軽量であることなどから近年注目されている。
有機ELなどの面発光素子を用いて任意色の発光を実現する手法として、複数の面発光素子を用いる手法が挙げられる。たとえば、R色の光を出射する面発光素子と、G色の光を出射する面発光素子と、B色の光を出射する面発光素子とを準備し、これらの3つの面発光素子から出射された光を合成することで白色光が得られる。しかしながら、これらの3つの面発光素子(たとえば有機材料)は、劣化の程度に差を有しているため、長時間の使用後に色ずれが生じ易く、安定した白色の発光を長期にわたって得ることは難しい。これは、白色以外の発光を得る場合にも同様である。
特開2003−173877号公報(特許文献1)には、有機ELの透明電極の外側に蛍光体層および拡散層を設けた面発光体が開示されている。同公報は、2波長の補色関係を利用し、有機ELで発生する発光波長と蛍光体層で発生する発光波長とを合成することにより、白色が得られる旨を述べている。
国際公開第2010/150516号(特許文献2)には、複数の発光素子の正面側に蛍光体層を設けた面光源が開示されている。蛍光体層は、所定面積あたりの当該蛍光体層によって第1の色光が第2の色光に変換される変換割合が、発光素子のそれぞれの光軸から離れるにつれて小さくなるように構成されている。
特開2003−173877号公報 国際公開第2010/150516号
面発光素子の発光面側に蛍光体層を設け、面発光素子から出射された光と蛍光体層により波長変換された光とを合成する場合には、面発光モジュールを正面方向から視認した際に色ずれが生じやすい。特許文献1,2に開示されているように、色ずれの発生を抑制する技術は種々提案されているが未だ改善の余地が残されている。
本発明は、上記のような実情に鑑みて為されたものであって、面発光素子から出射された光と蛍光体層により波長変換された光とを合成する場合に、正面方向に取り出される光に色ずれが発生することを抑制可能な面発光モジュールを提供することを目的とする。
本発明に基づく面発光モジュールは、透明基板と上記透明基板の一方の表面上に設けられた発光部とを有し、上記発光部からの光を上記透明基板に取り込んで上記透明基板の他方の表面から出射する面発光素子と、上記透明基板の上記他方の表面を覆うように配置された蛍光体粒子を含み、上記他方の表面から出射された光の一部を第1色光としてそのまま透過させるとともに、上記他方の表面から出射された光の他の一部を上記蛍光体粒子により波長変換して第2色光として出射する蛍光体層と、を備え、上記蛍光体層は、上記蛍光体層のうちの上記発光部の中央部に対応する部分に含まれる上記蛍光体粒子の量が、上記蛍光体層のうちの上記発光部の周辺部に対応する部分に含まれる上記蛍光体粒子の量よりも少なくなるように構成されている。
好ましくは、上記蛍光体層は、上記蛍光体層のうちの上記発光部の中央部に対応する部分に含まれる上記蛍光体粒子の密度が、上記蛍光体層のうちの上記発光部の周辺部に対応する部分に含まれる上記蛍光体粒子の密度よりも少なくなるように構成されている。
好ましくは、上記蛍光体層は、上記蛍光体層のうちの上記発光部の中央部に対応する部分の厚さが、上記蛍光体層のうちの上記発光部の周辺部に対応する部分の厚さよりも薄くなるように構成されている。
好ましくは、上記蛍光体層は、シート状部材の表面に塗布されることにより形成されており、上記蛍光体層は、上記シート状部材を介して上記透明基板の上記他方の表面を覆うように配置されている。
好ましくは、上記面発光素子は、有機ELから構成される。
好ましくは、上記面発光素子は、波長が430nm〜480nmの青色光を出射する。
好ましくは、上記蛍光体層は、上記他方の表面から出射された光の他の一部を上記蛍光体粒子により波長変換することで、波長が550nm以上610nm以下の黄色光を出射する。
蛍光体層のうちの発光部の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子の量が、蛍光体層のうちの発光部の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子の量よりも少ないことによって、正面方向に取り出される第1色光の光量と正面方向に取り出される第2色光の光量との比率の差が、発光部の中央部に対応する位置と発光部の周辺部に対応する位置とで小さくなる。これにより、面発光モジュールを正面方向から視認した際に色ずれが発生することを抑制できる。
参考技術における面発光モジュールを示す平面図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 参考技術における面発光モジュールの動作している様子を示す断面図である。 実施の形態1における面発光モジュールを示す平面図である。 図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。 実施の形態1における面発光モジュールの動作している様子を示す断面図である。 比較例1における面発光モジュールを示す断面図である。 比較例1における面発光モジュールから出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示す図である。 比較例2における面発光モジュールから出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示す図である。 実施例における面発光モジュールを示す断面図である。 実施例における面発光モジュールから出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示す図である。 実施の形態2における面発光モジュールを示す断面図である。 実施の形態3における面発光モジュールを示す断面図である。
[参考技術]
実施の形態について説明する前に、図1〜図3を参照して、実施の形態に関する参考技術について説明する。参考技術の説明において、同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図1は、参考技術における面発光モジュール10を示す平面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。図3は、面発光モジュール10の動作している様子を示す断面図である。
図1および図2に示すように、面発光モジュール10は、面発光素子1および蛍光体層7を備える。面発光素子1は、透明基板2と、透明基板2の一方の表面2a上に設けられた発光部3とを有する。透明基板2は、板状に形成され、平行な表面2a,2bを有する。面発光素子1は、発光部3からの光を透明基板2の表面2aを通して透明基板2の内部に取り込む。面発光素子1は、透明基板2に取り込んだ光を透明基板2の他方の表面2bから出射する。参考技術における発光部3は、有機発光層5および一対の電極4,6を含んでいる。有機発光層5は、電源Eから電極4,6を通して給電されることで発光する。
蛍光体層7は、透明基板2の表面2bを覆うように配置された蛍光体粒子7Nと、蛍光体粒子7Nを保持する基材7Mとを有する。蛍光体層7は、透明基板2の表面2bから出射された光の一部をそのまま透過させ、第1色光として光出射面7Sから出射する。蛍光体層7は、さらに、透明基板2の表面2bから出射された光の他の一部を蛍光体粒子7Nにより波長変換し、第2色光として光出射面7Sから出射する。第1色光および第2色光は、合成された状態で光出射面7Sから出射される。
ここで、参考技術の面発光モジュール10においては、蛍光体層7の基材7Mが均一な厚さを有しており、蛍光体粒子7Nも均一な密度で分散して基材7Mに保持されている。すなわち、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量(体積)と、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量(体積)とは同じである。
図3を参照して、面発光モジュール10の動作についてより具体的に説明する。発光部3から出射された光は、透明基板2の内部に入射する。透明基板2に入射した光の一部は、透明基板2の内部を伝播して表面2bから出射される。ここで、発光部3から出射された光を第1色光とする。発光部3から出射されて正面方向(透明基板2の表面2a,2bに対して直交する方向)に進み、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された第1色光の輝度(光量)は、発光部3に対応する面全体で均一となる(図3中の矢印A1,A2,A3を参照)。
一方で、発光部3から出射されて正面方向に進まない光(導波光)は、透明基板2の中を導波した後、蛍光体層7の中の蛍光体粒子7Nに吸収されることによってはじめて第2色光として正面方向に取り出される。第2色光として正面方向に取り出された光は、蛍光体層7が透明基板2の表面2bに設けられていない場合には、透明基板2の中で全反射を繰り返して透明基板2の表面2bから取り出されなかった光である。
光出射面7Sのうち、発光部3の中央部に対応する位置では、発光部3の周辺部からの導波光の寄与があるため光が多く集まり出射される。これに対し、光出射面7Sのうち、発光部3の周辺部に対応する位置では、発光部3の端部の方からの導波光の寄与しかないため光が少なく集まり出射される。結果として、光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置から正面方向に取り出される第2色光の輝度は(図3中の矢印B1,B3)、光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置から正面方向に取り出される第2色光の輝度(図3中の矢印B2)よりも低くなる。
したがって、光出射面7Sから正面方向に取り出される第1色光と第2色光との輝度の比率は、光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置と、光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置とで異なることになる。たとえば、光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置では、青色と黄色とのバランスが取れてきれいな白色を形成することができたとしても、光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置では、青色と黄色とのバランスが取れず(青色の輝度が低く、黄色の輝度が高くなり)、きれいな白色を形成することができなくなる。
なお、冒頭で説明した国際公開第2010/150516号(特許文献2)においては、複数の発光素子の正面側に蛍光体層を設けた面光源が開示されている。蛍光体層は、所定面積あたりの当該蛍光体層によって第1色光が第2色光に変換される変換割合が、発光素子のそれぞれの光軸から離れるにつれて小さくなるように構成されている。特許文献2では、1つ1つの発光素子から離れるにつれて光の輝度(光量)が小さくなるという原理を利用しているため、第1色光が第2色光に変換される変換割合が発光素子のそれぞれの光軸から離れるにつれて小さくなるという蛍光体層を用いることで色ずれを軽減することができる。しかしながら、このような蛍光体層を上述の参考技術における面発光モジュール10にそのまま適用したとしても、正面方向に取り出される光に色ずれが発生することを十分に抑制することはできない。
[実施の形態]
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図4は、実施の形態1における面発光モジュール11を示す平面図である。図5は、図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。図6は、面発光モジュール11の動作している様子を示す断面図である。
図4および図5に示すように、面発光モジュール11は、面発光素子1および蛍光体層7を備える。本実施の形態の面発光素子1は、有機ELから構成され、透明基板2と、透明基板2の一方の表面2a上に設けられた発光部3とを有する。面発光素子1は、無機ELから構成されていてもよい。
透明基板2は、板状に形成され、平行な表面2a,2bを有する。透明基板2の大きさ(長さW1×幅W2×厚さTH)は、たとえば30mm×30mm×0.2mmである。透明基板2は、たとえば、ソーダガラスや無アルカリガラス等の透明ガラス板、または、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、エポキシ等の樹脂からなるプラスチック板から形成される。
面発光素子1は、発光部3からの光を透明基板2の表面2aを通して透明基板2の内部に取り込む。面発光素子1は、透明基板2に取り込んだ光を透明基板2の他方の表面2bから出射する。本実施の形態の発光部3は、有機発光層5および一対の電極4,6を含んでいる。発光部3の大きさ(長さW3×幅W4)は、たとえば2mm×2mmである。
電極4は、有機発光層5に正孔を注入するための陽極として機能する。電極4は、真空蒸着法やスパッタリング法を使用することで、透明基板2の表面2aに形成される。電極4は、仕事関数の大きい金属から形成されていることが好ましい。具体的な材料を例示すると、ITO(インジウム−スズ酸化物)、CuI、SnO、ZnO等の導電性材料が挙げられる。有機発光層5で発生した光を透過させてより多く外部に取り出すために、電極4の透過率は、70%以上であることが好ましく、電極4の膜厚は、10nm以上200nm以下であることが好ましい。本実施の形態では、電極4の膜厚は150nmである。
電極6は、有機発光層5に電子を注入するための陰極として機能する。電極6は、真空蒸着法やスパッタリング法を使用することで、有機発光層5を覆うように形成される。電極6は、仕事関数の小さい金属から形成されていることが好ましい。具体的な材料を例示すると、銀、アルミニウム、ナトリウム、マグネシウム、リチウム等の導電性材料が挙げられる。有機発光層5で発生した光を反射させてより多く外部に取り出すために、電極6の透過率は10%以下であることが好ましく、電極6の膜厚は、100nm以上200nm以下であることが好ましい。本実施の形態では、電極6の膜厚は150nmである。
電源Eによって、電極4(陽極)に正電圧が印加されるとともに、電極6(陰極)に負電圧が印加される。有機発光層5に電子および正孔が注入され、これらが再結合することによって有機発光層5の内部で光が発生する。このような機能を有する有機発光層5は、単層の電界発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、電界発光層および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。
正孔輸送層を設けることで、電極4から有機発光層5への正孔の注入効率を向上させることができるとともに、電子の正孔輸送層(電極4)への不要な移動を抑制できる。電子輸送層を設けることで、電極6から有機発光層5への電子の注入効率を向上させることができるとともに、正孔の電子輸送層(電極6)への不要な移動を抑制できる。正孔輸送層および電子輸送層は、いずれも薄膜形成に適した材料から形成されていることが好ましい。
面発光モジュール11から外部に取り出される光がたとえば白色光になるように、発光部3から出射される光(第1色光)は、蛍光体層7で波長変換されて取り出される光(第2色光)と補色関係を有していることが好ましい。たとえば、蛍光体粒子7Nとして黄色蛍光体を使用する場合には、波長が430nm以上480nm以下の青色光を出射するドーパント材料を有機発光層5に含有させる。蛍光体粒子7Nとして赤緑蛍光体を使用する場合には、紫外線を発光するドーパント材料を有機発光層5に含有させる。
蛍光体層7は、透明基板2の表面2bを覆うように配置された蛍光体粒子7Nと、蛍光体粒子7Nを保持する基材7Mとを有する。蛍光体粒子7Nは、蛍光を発する色素を含有している。具体的な材料を例示すると、YAG蛍光体や、Ceを含まない非ガーネット系蛍光体などが挙げられる。YAG蛍光体の場合、波長変換により、波長が550nm以上610nm以下の黄色光を出射する。蛍光体層7は、たとえば、印刷法、スプレー法、スピンコート法等の、各種の塗布法によって透明基板2の表面2bを覆うように形成される。蛍光体粒子7Nは、塗布される前は有機溶媒に含有されており、有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類が望ましい。
蛍光体層7は、透明基板2の表面2bから出射された光の一部をそのまま透過させ、第1色光として光出射面7Sから出射する。蛍光体層7は、さらに、透明基板2の表面2bから出射された光の他の一部を蛍光体粒子7Nにより波長変換し、第2色光として光出射面7Sから出射する。第1色光および第2色光は、合成された状態で光出射面7Sから出射される。
ここで、本実施の形態の面発光モジュール11においては、蛍光体粒子7Nが均一な密度で分散して基材7Mに保持されているが、蛍光体層7に凹部7Pが設けられている。蛍光体層7は、発光部3の中央部に対応する部分R1から発光部3の周辺部に対応する部分R2に近づくにつれて厚さが徐々に厚くなる形状を有している。蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1の厚さは、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2の厚さに比べて薄い。すなわち、本実施の形態の蛍光体層7は、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量(体積)が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量(体積)よりも少なくなるように構成されている。
図6を参照して、面発光モジュール11の動作についてより具体的に説明する。発光部3から出射された光は、透明基板2の内部に入射する。透明基板2に入射した光の一部は、透明基板2の内部を伝播して表面2bから出射される。上述のとおり、本実施の形態においては、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少ない。
したがって、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分では透過率が高く、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分では透過率が低くなっている。これにより、発光部3から出射されて正面方向(透明基板2の表面2a,2bに対して直交する方向)に進み、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された第1色光の輝度は、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分よりも(図6中の矢印A1,A3)、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分の方が高くなる(矢印A2)。換言すると、図3中の矢印A2で示される輝度に比べて、図6中の矢印A2で示される輝度の方が高くなる。
一方で、発光部3から出射されて正面方向に進まない光(導波光)は、透明基板2の中を導波した後、蛍光体層7の中の蛍光体粒子7Nに吸収されることによってはじめて第2色光として正面方向に取り出される。光出射面7Sのうち、発光部3の中央部に対応する位置では、発光部3の周辺部からの導波光の寄与があるため光が多く集まり出射される。これに対し、光出射面7Sのうち、発光部3の周辺部に対応する位置では、発光部3の端部の方からの導波光の寄与しかないため光が少なく集まり出射される。
ここで、本実施の形態では、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少ない。したがって、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分では、第1色光を第2色光に波長変換して取り出す変換効率が上述の参考技術の場合に比べて低くなっている。換言すると、図3中の矢印B2で示される輝度に比べて、図6中の矢印B2で示される輝度の方が低くなっている。
したがって、正面方向に取り出される第1色光の光量と正面方向に取り出される第2色光の光量との比率の差は、上述の参考技術の場合に比べて、発光部3の中央部に対応する位置と発光部3の周辺部に対応する位置とで小さくなる。たとえば、光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置では、青色と黄色とのバランスが取れてきれいな白色を形成することができる。光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置でも、青色と黄色とのバランスが取れてきれいな白色を形成することができる。したがって、上述の構成によれば、面発光モジュール11を正面方向から視認した際に色ずれが発生することを抑制できると言える。
[実験例]
図7〜図10を参照して、上述の実施の形態1に関して行なった実験例について説明する。
(比較例1)
まず、比較例1として、図7に示すような構成を有する面発光モジュール12を準備した。面発光モジュール12は、上述の実施の形態1における蛍光体層7を備えていない。透明基板2は、30mm×30mm×0.2mmの大きさを有し、無アルカリガラスから形成される。発光部3の大きさは、2mm×2mmである。電極4としては、スパッタリング法により150nmの膜厚を有するITOを形成した。電極6としては、真空蒸着法により、150nmの膜厚を有する銀を形成した。有機発光層5としては、430nm以上480nm以下の波長の青色光を出射するドーパント材料を採用した。
面発光モジュール12の場合には、発光部3からの光を透明基板2の表面2aを通して透明基板2の内部に取り込む。面発光素子1は、透明基板2に取り込んだ光を透明基板2の他方の表面2bから出射する。透明基板2の表面2bからは、青色光が波長変換されることなくそのまま出射されることになる。透明基板2の内部には導波光が存在するが、導波光は全反射を繰り返して透明基板2の外部には取り出されないため、透明基板2の表面2bから正面方向に取り出された光の輝度としては、発光部3に対応する面全体で均一となる(図7中の矢印A1,A2,A3を参照)。
図8の横軸は、発光部3の中央の位置を0とした場合における位置を示している。上述のとおり、発光部3は2mm×2mmの大きさを有している。図8の縦軸は、比較例1における面発光モジュール12から出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示している。図8に示すように、面発光モジュール12の場合には、青色光が波長変換されることなくそのまま出射されるため、色座標もx,y方向において均一となる。
(比較例2)
次に、比較例2として、上述の参考技術と同様な構成を有する面発光モジュール10(図1,図2参照)を準備した。面発光モジュール10は、上述の比較例1の面発光モジュール12の構成に加えて、蛍光体層7(図2参照)を備えている。蛍光体層7は、スプレー法により透明基板2の表面2bに形成した。蛍光体層7は、波長変換により、波長が550nm以上610nm以下の黄色光を出射するYAG蛍光体を含むものとした。比較例2においては、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量と、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量とは同じである。
上記の参考技術の説明の中で述べたように、比較例2の構成では、蛍光体層7が均一に塗布されていることによって、透過率が全体的に小さくなり、正面方向に取り出される青色光の輝度は比較例1の場合に比べて一様に小さくなる。したがって、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された第1色光の輝度(光量)は、発光部3に対応する面全体で均一となる(図3中の矢印A1,A2,A3を参照)。
一方で、比較例1の場合には透明基板2の外部に取り出されなかった導波光は、蛍光体層7の中の蛍光体粒子7Nに吸収されることによって第2色光として正面方向に取り出される。上記の参考技術の説明の中で述べたように、光出射面7Sのうち、発光部3の中央部に対応する位置では、発光部3の周辺部からの導波光の寄与があるため光が多く集まり出射される。これに対し、光出射面7Sのうち、発光部3の周辺部に対応する位置では、発光部3の端部の方からの導波光の寄与しかないため光が少なく集まり出射される。光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置から正面方向に取り出される第2色光の輝度は(図3中の矢印B1,B3)、光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置から正面方向に取り出される第2色光の輝度よりも低くなる(図3中の矢印B2)。
図9の横軸は、発光部3の中央の位置を0とした場合における位置を示している。図9の縦軸は、比較例2における面発光モジュール10から出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示している。面発光モジュール10の場合には、光出射面7Sから正面方向に取り出される第1色光と第2色光との輝度の比率は、光出射面7Sのうちの発光部3の中央部に対応する位置と、光出射面7Sのうちの発光部3の周辺部に対応する位置とで異なることになる。したがって図9に示すように、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された光の色座標は、x,y方向において不均一となる。
(実施例)
実施例として、図10に示すような構成を有する面発光モジュール13を準備した。面発光モジュール13は、上述の実施の形態1の場合と同様に、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少なくなるように構成されている。
このような蛍光体層7を形成するためには、まず、蛍光体粒子7Nを含有した塗料(メタノールを含む樹脂など)を、透明基板2の表面2bの全面に均一に塗布する(第1層7aの形成)。次に、発光部3の中央部に対応する部分を除きつつ、第1層7aの表面に塗料を均一に塗布する(第2層7bの形成)。さらに、発光部3の中央部に対応する部分を除きつつ、第2層7bの表面に塗料を均一に塗布する(第3層7cの形成)。この際には、第2層7bに形成した凹部よりも大きな開口幅を有する凹部が形成されるようにする。その後、同様にして第4層7dを形成する。これを、必要な回数だけ繰り返して行なう。
上記の実施の形態1の説明の中で述べたように、当該実施例の構成では、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分では透過率が高く、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分では透過率が低くなっている。これにより、発光部3から出射されて正面方向に進み、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された第1色光の輝度は、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分よりも、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分の方が高くなる。
一方で、発光部3から出射されて正面方向に進まない光(導波光)は、透明基板2の中を導波した後、蛍光体層7の中の蛍光体粒子7Nに吸収されることによってはじめて第2色光として正面方向に取り出される。光出射面7Sのうち、発光部3の中央部に対応する位置では、発光部3の周辺部からの導波光の寄与があるため光が多く集まり出射される。これに対し、光出射面7Sのうち、発光部3の周辺部に対応する位置では、発光部3の端部の方からの導波光の寄与しかないため光が少なく集まり出射される。当該実施例においては、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量は、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少ない。したがって、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分では、第1色光を第2色光に波長変換して取り出す変換効率が上述の比較例2の場合に比べて低くなっている。
図11の横軸は、発光部3の中央の位置を0とした場合における位置を示している。図11の縦軸は、実施例における面発光モジュール13から出射された光を正面方向から観察した際の色座標x,yを示している。面発光モジュール13の場合には、正面方向に取り出される第1色光の光量と正面方向に取り出される第2色光の光量との比率の差は、上述の比較例2の場合に比べて、発光部3の中央部に対応する位置と発光部3の周辺部に対応する位置とで小さくなる。したがって図11に示すように、蛍光体層7の光出射面7Sから正面方向に取り出された光の色座標は、x,y方向において均一となっていることがわかる。
[実施の形態2]
図12を参照して、実施の形態2における面発光モジュール14について説明する。上述の実施の形態1においては、蛍光体層7に凹部7Pが設けられている(図5参照)。これにより、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少なくなるように構成されている。
図12に示す面発光モジュール14においては、蛍光体層7が均一な厚さを有しているが、蛍光体層7は、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの密度が、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの密度よりも少なくなるように構成されている。当該構成によっても、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量は、蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少なくなり、上述の実施の形態1と同様の作用および効果を得ることができる。実施の形態1における蛍光体層7に凹部7Pを設けるという思想と、実施の形態2における蛍光体粒子7Nの密度を領域毎で異ならせるという思想とは、組み合わせて実施されてもよい。
[実施の形態3]
図13を参照して、実施の形態3における面発光モジュール15について説明する。本実施の形態では、蛍光体層7が、透明なシート状部材8の表面に塗布されることにより形成されている。シート状部材8は、透明な接着層9によって透明基板2の表面2bに光学的に密着しており、蛍光体層7は、シート状部材8および接着層9を介して(介在させて)透明基板2の他方の表面2bを覆うように配置されている。
シート状部材8としては、透明基板2と同様な、厚み0.2mmの無アルカリガラスを採用することができる。接着層9としては、透明粘着フィルム、透明ゲル、透明光学接着剤等が用いられる。透明粘着フィルムの具体例としては、3M社製の「高透明性接着剤転写テープ、Optical Clear Adhesive Tape(OCAテープ)」が挙げられる。透明ゲルの具体例としては、ウレタンゲルが挙げられる。透明光学接着剤の具体例としては、Norland社製の「NOA68、NOA65、NOA63」などが挙げられる。
これらの構成を採用する場合であっても、蛍光体層7のうちの発光部3の中央部に対応する部分R1に含まれる蛍光体粒子7Nの量が蛍光体層7のうちの発光部3の周辺部に対応する部分R2に含まれる蛍光体粒子7Nの量よりも少ないことにより、上述の実施の形態1と同様の作用および効果を得ることができる。また、蛍光体層7を塗布したシート状部材8と面発光素子1とを別体で作成することによって、作成が簡単になり、不良品を減らすこともできる。
以上、実施の形態および実施例について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 面発光素子、2 透明基板、2a,2b 表面、3 発光部、4,6 電極、5 有機発光層、7 蛍光体層、7M 基材、7N 蛍光体粒子、7P 凹部、7S 光出射面、7a 第1層、7b 第2層、7c 第3層、7d 第4層、8 シート状部材、9 接着層、10,11,12,13,14,15 面発光モジュール、A1,A2,A3,B1,B2,B3 矢印、E 電源、R1,R2 部分、TH 厚さ、W1,W3 長さ、W2,W4 幅。

Claims (7)

  1. 透明基板と前記透明基板の一方の表面上に設けられた発光部とを有し、前記発光部からの光を前記透明基板に取り込んで前記透明基板の他方の表面から出射する面発光素子と、
    前記透明基板の前記他方の表面を覆うように配置された蛍光体粒子を含み、前記他方の表面から出射された光の一部を第1色光としてそのまま透過させるとともに、前記他方の表面から出射された光の他の一部を前記蛍光体粒子により波長変換して第2色光として出射する蛍光体層と、を備え、
    前記蛍光体層は、前記蛍光体層のうちの前記発光部の中央部に対応する部分に含まれる前記蛍光体粒子の量が、前記蛍光体層のうちの前記発光部の周辺部に対応する部分に含まれる前記蛍光体粒子の量よりも少なくなるように構成されている、
    面発光モジュール。
  2. 前記蛍光体層は、前記蛍光体層のうちの前記発光部の中央部に対応する部分に含まれる前記蛍光体粒子の密度が、前記蛍光体層のうちの前記発光部の周辺部に対応する部分に含まれる前記蛍光体粒子の密度よりも少なくなるように構成されている、
    請求項1に記載の面発光モジュール。
  3. 前記蛍光体層は、前記蛍光体層のうちの前記発光部の中央部に対応する部分の厚さが、前記蛍光体層のうちの前記発光部の周辺部に対応する部分の厚さよりも薄くなるように構成されている、
    請求項1または2に記載の面発光モジュール。
  4. 前記蛍光体層は、シート状部材の表面に塗布されることにより形成されており、
    前記蛍光体層は、前記シート状部材を介して前記透明基板の前記他方の表面を覆うように配置されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の面発光モジュール。
  5. 前記面発光素子は、有機ELから構成される、
    請求項1から4のいずれかに記載の面発光モジュール。
  6. 前記面発光素子は、波長が430nm〜480nmの青色光を出射する、
    請求項1から5のいずれかに記載の面発光モジュール。
  7. 前記蛍光体層は、前記他方の表面から出射された光の他の一部を前記蛍光体粒子により波長変換することで、波長が550nm以上610nm以下の黄色光を出射する、
    請求項1から6のいずれかに記載の面発光モジュール。
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