JP2016162569A - コネクタハウジングの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部の液体が侵入する開放部分を設けることなく、高い防水性を可能にすること。
【解決手段】一対の樹脂製のコネクタハウジング17,19の防水構造であり、一方のコネクタハウジング19は、外面から突出する係止部87と、この係止部から後方に離れた位置に設けられ、他方のコネクタハウジング17の筒部35の先端部の被嵌部43が被嵌される嵌合部41とを有している。他方のコネクタハウジング17は、筒部の内側に位置させて一方のコネクタハウジングの係止部と係合する弾性アーム片51を有している。嵌合部41と被嵌部43の少なくとも嵌合部は、先細り状に傾斜する傾斜面91が形成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタハウジングの防水構造に関する。
従来、2つのコネクタハウジング(以下、ハウジングと略す。)の隙間をシール部材で封止する防水コネクタが知られている。このような防水コネクタは、例えば、一方の端子を保持するとともに、外周面にゴム製のシール部材が装着された樹脂製の第1のハウジングに、一方の端子と接続される他方の端子を保持する樹脂製の第2のハウジングを嵌合させて形成される。
第1のハウジングは、例えば、外周面にシール部材を装着して第2のハウジングが外嵌されるインナーハウジングと、インナーハウジングの外側に配置されてインナーハウジングの外周面との間に第2のハウジングを受け入れるアウターハウジングとを備えて形成される。第1のハウジングに第2のハウジングを嵌合すると、シール部材がインナーハウジングと第2のハウジングをそれぞれ押し付けて、インナーハウジングと第2のハウジングとの隙間が封止される。
一方、第1のハウジングのアウターハウジングには、その一部を切り欠いて第2のハウジングを係止する弾性アーム片が形成される。弾性アーム片は、基端がアウターハウジングに片持状に支持されて軸方向に伸延して設けられる。両ハウジングが嵌合すると、弾性アーム片が、第2のハウジングの外周面から突出する係止部と係合することで、両ハウジングが抜け止めされる。
ところで、この種の防水コネクタの場合、インナーハウジングと第2のハウジングがアウターハウジングで覆われている範囲は、外部の液体がアウターハウジングで遮られ、アウターハウジングの内側に侵入し難くなっている。しかし、弾性アーム片の周縁は、アウターハウジングが連続していないので、外部の液体を遮るものがなく、液体がアウターハウジングの内側に侵入し易い。そのため、例えば、水以外の油や薬液等の液体が侵入してシール部材と接触すると、シール部材の劣化等をもたらすおそれがある。
これに対し、インナーハウジングの外周面に、第2のハウジングの端面と対向する防液壁を立ち上げて、外部から侵入する液体がシール部材に到達する経路を狭くする構造が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2013−182749号公報
しかしながら、特許文献1においても、アウターハウジングの開放部分からアウターハウジングの内側に液体が侵入することに変わりがないため、根本的な防水対策を図るには、こうした開放部分をなくすことが望まれる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、外部の液体が侵入する開放部分をなくして、コネクタの防水性を高めることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、一対の樹脂製のコネクタハウジングの防水構造であって、一方のコネクタハウジングは、外面から突出する係止部と、この係止部から後方に離れた位置に設けられ、他方のコネクタハウジングの筒部の先端部の被嵌部が被嵌される嵌合部とが形成され、他方のコネクタハウジングは、筒部の内側に位置させて一方のコネクタハウジングの係止部と係合する弾性アーム片が形成され、嵌合部と被嵌部のうち少なくとも嵌合部は、先細り状に傾斜する傾斜面が形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、弾性アーム片が他方のコネクタハウジングの筒部の内側に位置しているから、筒壁に開放部分が形成されることがない。また、一方のコネクタハウジングの嵌合部には先細り状の傾斜面が形成されるから、筒部の被嵌部に押し込まれた嵌合部は、被嵌部の内周面を押し広げた状態で被嵌部に嵌合され、その結果、嵌合部と被嵌部が水密に当接される。これにより、一対のコネクタハウジングの嵌合時には、筒内が水封されるから、外部からの液体の侵入を防ぐことができ、コネクタの防水性を高めることができる。
この場合において、弾性アーム片は、筒部の外面から筒外に伸延する操作片と連動するように支持されていることが好ましい。これによれば、弾性アームに係止された一方のコネクタハウジングのロック状態を外部から容易に解除することができる。
また、弾性アーム片と操作片は、筒部の周縁の筒壁に形成された薄肉部に支持されていることが好ましい。これによれば、弾性アーム片と操作片は、薄肉部が形成される方向の動作(傾き)が容易になるから、弾性アーム片の操作性を高めることができる。
本発明によれば、外部の液体が侵入する開放部分が形成されないため、高い防水性を確保することができる。
本発明の実施形態のコネクタの分解斜視図である。 雄ハウジングの外観斜視図である。 図2の雄ハウジングの軸方向の断面図である。 雌ハウジングの外観斜視図である。 雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングの嵌合前の動作図である。 雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングの嵌合後の動作図である。 図6の部分拡大図である。
以下、本発明が適用されるコネクタハウジングの防水構造の一実施形態について図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態では、自動車や自動二輪等に搭載される防水仕様のコネクタを例に説明するが、本発明の防水構造は、この種のコネクタ以外にも適用することができる。
本実施形態のコネクタ11は、図1に示すように、雄コネクタ13と雌コネクタ15から構成され、雄コネクタ13の雄コネクタハウジング17(以下、雄ハウジング17と略す。)と雌コネクタ15の雌コネクタハウジング19(以下、雌ハウジング19と略す。)とを互いに係合(嵌合)させて、雄ハウジング17に収容された雄端子21と雌ハウジング19に収容された雌端子23とを電気的に接続するものである。雄端子21には、電線25が接続され、雌端子23には、電線27が接続される。雌ハウジング19は、雄ハウジング17の内側に一端側が嵌め込まれた状態で、雄ハウジング17にロックされるようになっている。本実施形態では、各ハウジングに2本ずつ端子を収容する例を説明するが、端子の収容数は2本に限定されるものではない。以下の説明では、図1のX方向を前後方向、Y方向を幅方向、Z方向を高さ方向とし、両コネクタの嵌合方向をそれぞれ前方とし、図1の上側を上方として定義する。
雄コネクタ13は、絶縁性の樹脂で円筒状に形成された雄ハウジング17と、雄ハウジング17に後方から収容される雄端子21とを有している。雄ハウジング17は、図2及び図3に示すように、雄端子21が収容される雄端子収容室29が形成された筒状の基部31と、基部31の後端部から後方に突出する筒状の電線保持部33と、基部31の前端部から前方に突出する円筒状の筒部35とを一体的に備えて形成される。
雄端子収容室29は、2個の雄端子21を互いに図示しない隔壁で仕切って収容し、雄端子収容室29の内部に延出された図示しないランスを各雄端子21に係合させて、設定位置に保持するようになっている。雄端子収容室29は、図3に示すように、基部31の前端面36に開口する開口端37と、電線保持部33を貫通する図示しない電線挿通孔とを軸方向に連通させて形成される。
筒部35は、基部31の外周面よりも大きな内周面を有して形成され、雌ハウジング19を挿入可能な内径を有している。筒部35の後端部の内周面と基部31の前端部の外周面は、軸方向と直交する方向に延びる封止壁39を介して互いに連続的に形成される。封止壁39の前端面は、基部31の前端面36と略面一状に形成される。
筒部35の内周面は、後述する雌ハウジング19の外周面の一部(嵌合部41)を被嵌する被嵌部43と、被嵌部43の内径を後方(奥側)に向かって縮径する方向に傾斜する傾斜面45と、傾斜面45によって縮径された内周面をなして封止壁39まで延びる内周壁47とを有している。被嵌部43は、筒部35の前端部に形成され、筒部35の前端面に向かって末広がりとなる面取部49が形成される。被嵌部43と傾斜面45及び内周壁47は、いずれの内周面も断面が真円形をなして形成される。
雄ハウジング17は、図3に示すように、封止壁39の前面から軸方向の前方に片持ち状に伸延され、筒部35の内側に配置される樹脂製の弾性アーム片51と、封止壁39から軸方向の後方、つまり筒部35の外側に片持ち状に伸延され、筒部35の外側に配置される樹脂製の操作片53とを有している。弾性アーム片51と操作片53は、封止壁39を介して筒部35の内外に直状に連続して形成され、弾性アーム片51は、操作片53と連動可能に支持されている。なお、弾性アーム片51と操作片53は、雄ハウジング17と一体的に形成された樹脂製の部材であるが、剛性を有する部材(例えば金属片)を雄ハウジング17にインサート成形して形成することもできる。
弾性アーム片51は、封止壁39から前方に伸延するアーム部55と、アーム部55の前端下部から下方に突出するロック部57とを有している。アーム部55は、封止壁39に支持された基端部を支点として、前端部が水平方向から上方に変位可能になっている。すなわち、アーム部55の上面と筒部35の内周面との隙間は、アーム部55が所定の角度で上方に変位可能な大きさに設定される。ロック部57には、前端から下端に向かって後方に傾斜する傾斜面59が形成される。
操作片53は、封止壁39から後方に伸延するアーム部61と、アーム部61の後端上部から上方に突出する操作部63とを有している。アーム部61は、封止壁39に支持された基端部を支点として、後端部が水平方向から下方に変位可能になっている。すなわち、アーム部61の下面と基部31の外周面との隙間は、アーム部61が所定の角度で下方に変位に可能な大きさに設定される。なお、アーム部61は、軸方向の途中から幅広に形成され、操作時に指を押し付け易くなっている。
弾性アーム片51及び操作片53は、図3に示すように、それぞれ筒部35の筒壁である封止壁39の周縁に形成された薄肉部65によって支持される。薄肉部65は、弾性アーム片51及び操作片53の幅方向に沿ってそれぞれ封止壁39に断面円弧状の溝67を設けることで形成される。溝67は、筒部35の内側の弾性アーム片51の下方と、筒部35の外側の操作片53の上方にそれぞれ形成される。これにより、薄肉部65は、弾性アーム片51及び操作片53をそれぞれ結んだ線の上下にそれぞれ形成される。
雄端子21は、図1に示すように、導電性の金属板材等で形成され、電線25の芯線を圧着接続する電線接続部69と、雌端子23と接続される雄タブ71とを一体的に備えている。雄タブ71は、前後方向に延在して棒状に形成され、雄端子21が雄端子収容室29の設定位置に保持された状態で開口端37から先端が前方に突出するように配置される。
一方、雌コネクタ15は、図1に示すように、絶縁性の樹脂で円筒状に形成された雌ハウジング19と、雌ハウジング19に後方から収容される雌端子23とを有している。雌ハウジング19は、図4及び図5に示すように、雄ハウジング17の筒部35に収容されるとともに、雌端子23が収容される2個の雌端子収容室73が形成された筒状の基部75と、基部75から後方に突出する筒状の電線保持部77とを一体的に備えて形成される。
雌端子収容室73は、図4及び図5に示すように、2個の雌端子23を互いに図示しない隔壁で仕切って形成され、雌端子収容室73の内部に延出させた図示しないランスを各雌端子23に係合させて、設定位置に保持するようになっている。雌端子収容室73は、基部75の前端面79に開口する開口端81と、電線保持部77を軸方向に貫通する図示しない電線挿通孔とを軸方向に連通させて形成される。
雌ハウジング19の基部75は、図4に示すように、軸方向と直交する断面が半月状に形成された本体部83と、本体部83の後方に同心状に連ねられ、本体部83の外周面よりも大径の外周面を有する嵌合部41とを備える。本体部83には、平坦な外面85の嵌合部41と離れた位置に、上方に突出する係止部87が設けられる。係止部87は、雌ハウジング19を前方からみると、嵌合部41の外周面からはみ出さない大きさに設定される。係止部87には、上端面から前方の外面85に向かって傾斜する傾斜面89が形成され、雌ハウジング19の基部75を雄ハウジング17の筒部35に挿入する際に、弾性アーム片51のアーム部55を傾斜面89に沿って押し上げるようになっている。
雌ハウジング19の嵌合部41は、内周面の断面が真円形に形成され、筒部35の被嵌部43の内径寸法よりも大きい外径寸法を有する大径部90と、大径部90と連続して本体部83に向かって先窄み状に傾斜する傾斜部91とを有して形成される。これにより、嵌合部41は、雌ハウジング19が雄ハウジング17の正規の嵌合位置まで挿入されたときに、被嵌部43に押し込まれ、大径部90の外周面が被嵌部43の内周面を押圧するようになっている。
雌端子23は、図1に示すように、導電性の金属板材等で形成され、電線27の芯線を圧着接続する電線接続部93と、雄端子21の雄タブ71が挿入接続される角筒状の電気接触部95とを一体的に備えている。電気接触部95は、雌端子23が雌端子収容室73の設定位置に保持された状態で、基部75の開口端81から設定距離だけ後退させた位置に先端部が位置するように配置される。
次に、雄ハウジング17と雌ハウジング19とを嵌合する際の動作の一例を説明する。まず、図1及び図5に示すように、雄ハウジング17の雄端子収容室29に対して、ゴム栓97を装着した電線25が接続される雄端子21をゴム栓97とともに収容する。また、雌ハウジング19の雌端子収容室73に対して、ゴム栓99を装着した電線27が接続される雌端子23をゴム栓99とともに収容する。この状態で、図5の矢印で示すように、雄コネクタ13の雄ハウジング17と雌コネクタ15の雌ハウジング19とを互いに近づけ、雌ハウジング19の基部75を雄ハウジング17の筒部35に挿入する。
雌ハウジング19の基部75の挿入が進むと、係止部87の傾斜面89に沿って、雄ハウジング17の弾性アーム片51が係止部87に乗り上げて、アーム部55が上方に撓み変形する。そして、アーム部55のロック部57が係止部87を乗り上げたところで、アーム部55が弾性復帰する。これにより、図6に示すように、係止部87がロック部57に係止されて、両ハウジングが正規の嵌合位置でロックされ、雌ハウジング19の抜け止めがなされる。
一方、雌ハウジング19の嵌合部41は、前方の傾斜部91が雄ハウジング17の筒部35の被嵌部43に挿入されることで、大径部90が被嵌部43に案内される。そして、図6に示すように、雌ハウジング19が正規の嵌合位置まで押し込まれると、被嵌部43に押し込まれた大径部90の外周面が、被嵌部43の内周面を全周にわたって均等に押圧する。これにより、被嵌部43は、図7に示すように、嵌合部41によって外側に撓み変形して押し広げられるが、このとき発生する弾性復元力が嵌合部41の大径部90の外周面を押圧する。これにより、嵌合部41と被嵌部43は互いに押し付け合って、全周にわたって水密に当接される。その結果、筒部35の内部は、外部から水封された状態となり、雄端子収容室29の開口端37と雌端子収容室73の開口端81との隙間が水封される。
また、雄ハウジング17と雌ハウジング19の嵌合を解除するには、操作片53の操作部63を下方(基部31側)に回動させて押し下げる。これにより、操作片53の動きに連動して弾性アーム片51が筒内で上方に回動して押し上げられるため、ロック部57が雌ハウジング19の係止部87から離れ、このとき雌ハウジング19を引き抜くことで、ロックが解除される。
以上述べたように、本実施形態によれば、弾性アーム片51が筒部35の内壁から伸延して形成されるため、弾性アーム片51の有無に関わらず、筒部35に開放部分が形成されることがない。また、嵌合部41と被嵌部43との間は全周にわたって水封される。そのため、雄ハウジング17と雌ハウジング19との嵌合状態において、雄端子収容室29の開口端37と雌端子収容室73の開口端81との隙間を包囲する筒部35は、外部から液体が侵入する経路が完全に遮断され、高い防水性が確保されるから、端子間の短絡や端子の腐食等を防ぐことができ、コネクタ11の電気的な信頼性を高めることができる。
また、本実施形態では、弾性アーム片51が操作片53と連動するように形成されるとともに、弾性アーム片51と操作片53がそれぞれ筒壁の薄肉部65で支持されているから、筒壁が連続して形成されていても、外部から筒内の弾性アーム片51を容易に操作することができる。そして、このような構造であれば、弾性アーム片51を筒部35のどの位置に設けることも可能であるため、コネクタ11の防水性を高めるだけでなく、ロック構造に伴うコネクタ11の複雑化や大型化を回避することができ、設計自由度を高めることができる。
また、本実施形態のコネクタ11では、雄ハウジング17の筒部35の被嵌部43に、雌ハウジング19の嵌合部41を嵌合させて水封しているから、防水用のゴムパッキン等が不要になる。そのため、ゴムパッキンの経時劣化や高圧水の破損等に起因する防水性の低下を防ぐことができ、コネクタ11の防水性を長期間維持することができる。加えて、ゴムパッキンを設けるスペースが不要になるから、コネクタ11の小型化が容易になり、製造コストを削減することができる。
また、雄ハウジング17の筒部35(特に、被嵌部43)は、弾力性(バネ性)を有しており、雌ハウジング19の嵌合部41との間で互いに押し付け合うように形成されるから、例えば、コネクタ11に振動が伝播されて、両ハウジングが振動したとしても、被嵌部43は、嵌合部41との接触状態を維持しながら、弾性変形して振動を吸収する。これにより、両ハウジングのガタ付きを小さくすることができるから、振動に伴うコネクタ11の経時劣化等を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記の実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態の嵌合部41と被嵌部43は、それぞれ円形の外周面と内周面を有して形成されるが、嵌合部41と被嵌部43はこの形状に限られるものではなく、例えば、角部を丸くした四角状の外周面と内周面にそれぞれ形成することもできる。
また、本実施形態の嵌合部41は、軸方向にわたって外径寸法が均一の大径部90と、前方に向かって先窄みとなる傾斜部91を有して形成する例を説明したが、この例に限られるものではなく、例えば、嵌合部41全体を軸方向にわたって前方に先細り状の傾斜面として形成することもできる。さらに、この嵌合部41に加えて、被嵌部43は、例えば、前方に先細り状に傾斜させて形成することもできる。
11 コネクタ
13 雄コネクタ
15 雌コネクタ
17 雄ハウジング
19 雌ハウジング
21 雄端子
23 雌端子
29 雄端子収容室
35 筒部
37 開口端
39 封止壁
41 嵌合部
43 被嵌部
51 弾性アーム片
53 操作片
65 薄肉部
73 雌端子収容室
81 開口端
87 係止部
90 大径部
91 傾斜部

Claims (3)

  1. 一対の樹脂製のコネクタハウジングの防水構造であって、
    一方の前記コネクタハウジングは、外面から突出する係止部と、該係止部から後方に離れた位置に設けられ、他方の前記コネクタハウジングの筒部の先端部の被嵌部が被嵌される嵌合部とが形成され、
    他方の前記コネクタハウジングは、前記筒部の内側に位置させて一方の前記コネクタハウジングの前記係止部と係合する弾性アーム片が形成され、
    前記嵌合部と前記被嵌部のうち少なくとも前記嵌合部は、先細り状に傾斜する傾斜面が形成されてなるコネクタハウジングの防水構造。
  2. 前記弾性アーム片は、前記筒部の外面から筒外に伸延する操作片と連動するように支持されてなる請求項1に記載のコネクタハウジングの防水構造。
  3. 前記弾性アーム片と前記操作片は、前記筒部の周縁の筒壁に形成された薄肉部に支持されてなる請求項2に記載のコネクタハウジングの防水構造。
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