JP2016162011A - 媒体収納庫、媒体取扱装置、及び、サイドガイド調整機構 - Google Patents
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Description
また、第2発明によれば、第1発明に係る媒体収納庫を搭載する媒体取扱装置を提供することができる。
また、第3発明によれば、第1発明に係る媒体収納庫に適用可能なサイドガイド調整機構を提供することができる。
以下、図1を参照して、本実施形態に係る媒体収納庫11を搭載する媒体取扱装置1の構成につき説明する。図1は、媒体取扱装置1の構成を示す図である。
媒体収納庫11は、紙幣を収納する収納庫である。
鑑別部12は、紙幣の金種や枚数、出金の可否等を鑑別する装置である。
集積部13は、媒体収納庫11から搬送された紙幣を集積する部位である。
リジェクト収納庫15は、媒体収納庫11から搬送された紙幣が鑑別部12で出金に適さないと鑑別された紙幣(リジェクト紙幣)を収納する収納庫である。
取り込み収納庫16は、出金口17に一定時間以上取り残されている紙幣を収納する収納庫である。
出金口17は、紙幣が媒体取扱装置1の外部へ放出される部位である。
シャッタ18は、出金口17を選択的に開放又は閉鎖する部材である。
ラッセル板6は、紙幣の後端よりも後方の位置から前方向に移動することによって、紙幣を前方向に押圧する部材である。
可動搬送ベルト7は、紙幣を搬送するとともに、前後方向に移動することによって、集積部13の上方に設けられた開口部13opと取り込み収納庫16の上方に設けられた開口部16opとを選択的に開放又は閉鎖する部材である。
出金ルート21は、各媒体収納庫11から出金口17までを結ぶルートである。
リジェクトルート22は、集積部13とリジェクト収納庫15との間の位置からリジェクト収納庫15までを結ぶルートである。
集積ルート23は、集積部13とリジェクト収納庫15との間の位置から集積部13までを結ぶルートである。
放出ルート24は、上ベルト5aと下ベルト5bとの間の位置から出金口17までを結ぶルートである。
取り込みルート29は、出金口17から取り込み収納庫16までを結ぶルートである。
まず、媒体取扱装置1は、操作者からの指示に応じて、任意の金種の紙幣を該当金種の媒体収納庫11の中から搬送路8に順次繰り出し、繰り出した紙幣を鑑別部12で鑑別しながら、出金ルート21に沿って、集積部13とリジェクト収納庫15との間の位置まで搬送する。
ただし、媒体取扱装置1は、顧客が紙幣の束を受け取らずに、紙幣の束が出金口17に一定時間以上取り残されたときに、可動搬送ベルト7を後方に移動させて、開口部16opを開放させるとともに、紙幣の束が後方向に移動するように、上ベルト5a及び下ベルト5bを走行させる。これにより、媒体取扱装置1は、取り込みルート29に沿って、紙幣の束を装置の内部に取り込み、取り込まれた紙幣を取り込み収納庫16の内部に収納する。この後、媒体取扱装置1は、シャッタ18を閉鎖して、次の取引に対応可能な状態になる。
以下、図2を参照して、媒体収納庫11の外部の構成につき説明する。図2は、媒体収納庫11の外部の構成を示す図である。媒体収納庫11は、内部に紙葉状の媒体(ここでは、紙幣)を収納する箱型の収納庫である。
以下、図3を参照して、媒体収納庫11の内部の構成につき説明する。図3は、媒体収納庫11の内部の構成を示す図である。図3は、媒体収納庫11の筺体31を図2に示すX1−X1線に沿って切断して得られる断面の形状を示している。
ロアガイド41は、収納空間SPの底に配置され、かつ、収納空間SPの内部に収納される紙幣を下から支持するガイド部材である。ロアガイド41は、樹脂材によって形成することが可能であるが、好ましくは、一定以上の強度を確保するために、金属材によって構成されているとよい。
サイドガイド51は、収納空間SPの横に配置され、かつ、収納空間SPの内部に収納される紙幣の左右方向の位置を規定するガイド部材である。サイドガイド51は、樹脂材又は金属材によって構成されている。
アッパーガイド61は、収納空間SPの上方に配置され、かつ、紙幣の上下方向の位置を規定するガイド部材である。アッパーガイド61は、樹脂材又は金属材によって構成されている。
以下、図4〜図6を参照して、サイドガイド調整機構40の全体の構成につき説明する。図4〜図6は、それぞれ、サイドガイド調整機構40の全体の構成を示す図である。図4は、右斜め上方向から見たサイドガイド調整機構40の構成を示している。図5は、上方向から見たサイドガイド調整機構40の構成を示している。図6は、右方向から見たサイドガイド調整機構40の構成を示している。なお、図5及び図6では、図4に示す押板38及び分離部39を省略して示している。
「引っ掛け孔45」は、サイドガイド51を引っ掛けるための孔である。引っ掛け孔45は、左右方向に延在するように、ロアガイド41の後記する下方平坦部43(図8(b)参照)に1乃至複数個形成されている。
「突起部54」は、調整用孔44に係合させるための部位である。突起部54は、前後方向に延在するとともに、サイドガイド51の下面52bから下方に突出するように、下面52bに1乃至複数個形成されている(図10(b)参照)。
「フック部55」は、引っ掛け孔45(厳密には、引っ掛け孔45の周囲)に係合させるための部位である。フック部55は、左右方向に延在するとともに、サイドガイド51の下面52bから下方に鉤状に突出するように、下面52bに1乃至複数個形成されている(図10(b)参照)。
その結果、サイドガイド51は、ロアガイド41に強固に取り付けられる。
以下、図7〜図8を参照して、ロアガイド41の詳細な構成につき説明する。図7〜図8は、それぞれ、ロアガイド41の構成を示す図である。図7(a)〜図7(c)は、それぞれ、左斜め上方向、前方向、左方向から見た、左側のロアガイド41Lの構成を示している。また、図8(a)及び図8(b)は、それぞれ、右斜め上方向から見た左側のロアガイド41Lの構成、及び、左側のロアガイド41Lを図8(a)に示すX2−X2線に沿って切断して得られる断面の形状を示している。なお、右側のロアガイド41Rは、左側のロアガイド41Lの左右を逆にした構成になっている。
引っ掛け孔45の周囲には、下方平坦面43aの強度を補強するための補強部46が、下方平坦面43aから上方向に突出するように形成されている。本実施形態では、補強部46は、下方平坦面部43の引っ掛け孔45の周囲の部分を上方向に折り曲げることによって形成されているものとして説明する。補強部46の高さは、上方平坦面42aと下方平坦面部43aとの高低差(図7(b)参照)よりも低くなっている。
以下、図9〜図11を参照して、サイドガイド51の詳細な構成につき説明する。図9〜図10は、それぞれ、サイドガイド51の構成を示す図である。図11は、サイドガイド51の端部の構成を示す図である。図9(a)及び図9(b)は、それぞれ、左斜め上方向から見た左側のサイドガイド51Lの構成、及び、左側のサイドガイド51Lの前端部分の構成を示している。また、図10(a)〜図10(d)は、それぞれ、上方向、右方向、下方向、図10(b)に示す矢印A方向から見た左側のサイドガイド51Lの構成を示している。また、図10(e)は、左側のサイドガイド51Lを図10(a)に示すX3−X3線に沿って切断して得られる断面の形状を示している。また、図11は、左側のサイドガイド51Lを図10(a)に示すX4−X4線に沿って切断して得られる断面の形状を示している。なお、右側のサイドガイド51Rは、左側のサイドガイド51Lの左右を逆にした構成になっている。
垂直部53の高さは、押板38(図4参照)に衝突しない高さになっている。
突起部54の幅は、突起部54をロアガイド41の調整用孔44(図7(b)参照)の中に挿入することができるように、調整用孔44の幅と同等か若干短い幅になっている。また、突起部54の長さと高さは、突起部54を調整用孔44に係合させることができる程度の長さと高さになっている。
一方、フック部55の幅は、フック部55をロアガイド41の引っ掛け孔45に係合させることができる程度の幅になっている。また、フック部55の長さは、フック部55を引っ掛け孔45の中に挿入させることができるとともに、フック部55を引っ掛け孔45に係合させることができる程度の長さになっている。また、フック部55の鉤部分の高さ(径)は、ロアガイド41の下方平坦面部43の厚さ(すなわち、図7(b)に示す上面43aから下面43bまでの距離)と同等の高さになっている。
以下、主に、図7(a)、図10(b)、及び、図11を参照して、サイドガイド調整機構40の動作につき説明する。
すなわち、ロアガイド41及びロアガイド41を支持する容器部33のいずれか一方又は双方は、サイドガイド51の左右方向の位置を規制する左右方向規制部(調整用孔44)と、サイドガイド51の上下方向の位置を規制する上下方向規制部(引っ掛け孔45)と、サイドガイド51の前後方向の位置を規制する前後方向規制部(容器部33の平坦面137)とを備える構成となっている。また、サイドガイド51は、左右方向規制部(調整用孔44)に係合する左右方向係合部(突起部54)と、上下方向規制部(引っ掛け孔45)に係合する上下方向係合部(フック部55)と、前後方向規制部(容器部33の平坦面137)に係合する前後方向係合部(回動部57の当接部57bの先端面)とを備える構成となっている。
また、媒体収納庫11によれば、サイドガイド51の位置の調整を可能な限り簡略化した構成になっているため、装置に関する知識のない人物であっても、サイドガイドの位置の調整や取り付けの作業時間を短縮したり、サイドガイドの取り付けミスを低減したりすることができる。
また、媒体収納庫11によれば、ねじ等の固定部材が不要であるため、部品の数を削減することができる。
また、例えば、ロアガイド41は、容器部33と一体に形成することができる。
2 収納ユニット
3 束搬送ユニット
4 搬送機構
5a 上ベルト
5b 下ベルト
6 ラッセル板
7 可動搬送ベルト
8 搬送路
11(11a,11b,11c,11d),111,111A,111B,111C 媒体収納庫
12 鑑別部
13 集積部
13op,16op 開口部
14 ステージ
15 リジェクト収納庫
16 取り込み収納庫
17 出金口
18 シャッタ
21 出金ルート
22 リジェクトルート
23 集積ルート
24 放出ルート
29 取り込みルート
31 筺体
32 蓋部
33 容器部
33a 肉厚部
34 取っ手
35 回動支点
36 平坦面(媒体走行面)
37a,37b 溝
38 押板
39 分離部
40 サイドガイド調整機構
41(41R,41L) ロアガイド
42 上方平坦面部
42a 平坦面(上方平坦面、媒体接触面)
43 下方平坦面部
43a 平坦面(下方平坦面、サイドガイド取付面)
43b 下面
44 調整用孔(左右方向規制部)
45 引っ掛け孔(上下方向規制部)
46 補強部
47 延長部分
48 突当用孔
51(51R,51L) サイドガイド
52 水平部
52a 上面(媒体接触面)
52b 下面(ロアガイド当接面)
53 垂直部
53a 平坦面(横方向規制面)
54 突起部(左右方向係合部)
55 フック部(上下方向係合部)
56 切欠部
57 回動部
57a 操作部
57b 当接部(前後方向係合部)
58 回動支点
59 保護部
61 アッパーガイド
137 平坦面(突当部、前後方向規制部)
SP 収納空間
Claims (9)
- 水平面上で直交する一方の方向を前後方向とし、他方の方向を左右方向とし、内部に媒体を収納する媒体収納庫において、
前記媒体を下から支持するロアガイドと、
前記媒体の左右方向の位置を規制するサイドガイドとを有し、
前記ロアガイドには、前記サイドガイドの左右方向の位置を調整するための複数個の調整用孔と、前記サイドガイドを引っ掛けるための1乃至複数個の引っ掛け孔とが形成されており、
前記調整用孔は、前後方向に延在するとともに、左右方向に平行に並ぶように、前記ロアガイドに形成されており、
前記引っ掛け孔は、左右方向に延在するように、前記ロアガイドに形成されており、
前記サイドガイドは、前記調整用孔に係合する突起部と、前記引っ掛け孔に係合する鉤状のフック部とを下面に備えている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 請求項1に記載の媒体収納庫において、
前記ロアガイドは、上下方向に高低差を付けて配置された上方平坦面と下方平坦面とを備えており、
前記下方平坦面には、前記調整用孔と前記引っ掛け孔とが形成されており、
前記サイドガイドは、前記突起部が前記調整用孔に係合した状態で、前記フック部が前記引っ掛け孔に係合することによって、前記下方平坦面の上に取り付けられる
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 請求項2に記載の媒体収納庫において、
前記サイドガイドは、水平方向に延在する水平部と当該水平部から垂直方向に突出する垂直部とを備えており、
前記水平部の上面から下面までの厚さは、前記上方平坦面と前記下方平坦面との高低差と同等の厚さになっており、
前記突起部及び前記フック部は、前記水平部の下面から下方に突出するように形成されている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 請求項3に記載の媒体収納庫において、
前記水平部の上面には、前記媒体との摩擦を軽減するための段差部が形成されている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の媒体収納庫において、
前記ロアガイドの前記引っ掛け孔の周囲には、前記下方平坦面の強度を補強するための補強部が、前記下方平坦面から上方向に突出するように形成されており、
前記サイドガイドの前記フック部の内側部分には、前記補強部を受け入れるための切欠部が形成されている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の媒体収納庫において、
前記サイドガイドは、上下方向に回動する回動部を前端部及び後端部のいずれか一方又は双方に備えており、
当該媒体収納庫の下側を構成する容器部又は前記ロアガイドは、前記回動部の先端に形成された先端面に突き当たる突当部を備えている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - ロアガイドとサイドガイドとアッパーガイドとで媒体を収容する収納空間を構成する媒体収納庫において、
前記ロアガイド及び当該ロアガイドを支持する部位のいずれか一方又は双方は、前記サイドガイドの左右方向の位置を規制する左右方向規制部と、前記サイドガイドの上下方向の位置を規制する上下方向規制部と、前記サイドガイドの前後方向の位置を規制する前後方向規制部とを備えており、
前記サイドガイドは、前記左右方向規制部に係合する左右方向係合部と、前記上下方向規制部に係合する上下方向係合部と、前記前後方向規制部に係合する前後方向係合部とを備えている
ことを特徴とする媒体収納庫。 - 媒体を取り扱う媒体取扱装置であって、
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の媒体収納庫を搭載するとともに、前記媒体を搬送する搬送機構を有する
ことを特徴とする媒体取扱装置。 - 水平面上で直交する一方の方向を前後方向とし、他方の方向を左右方向とし、媒体を下から支持するロアガイドと、前記媒体の左右方向の位置を規制するサイドガイドとを有し、前記サイドガイドの左右方向の位置を調整可能なサイドガイド調整機構であって、
前記ロアガイドには、前記サイドガイドの左右方向の位置を調整するための複数個の調整用孔と、前記サイドガイドを引っ掛けるための1乃至複数個の引っ掛け孔とが形成されており、
前記調整用孔は、前後方向に延在するとともに、左右方向に平行に並ぶように、前記ロアガイドに形成されており、
前記引っ掛け孔は、左右方向に延在するように、前記ロアガイドに形成されており、
前記サイドガイドは、前記調整用孔に係合する突起部と、前記引っ掛け孔に係合する鉤状のフック部とを下面に備えている
ことを特徴とするサイドガイド調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015037578A JP6543959B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 媒体収納庫、媒体取扱装置、及び、サイドガイド調整機構 |
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JP2015037578A JP6543959B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 媒体収納庫、媒体取扱装置、及び、サイドガイド調整機構 |
Publications (2)
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JP2016162011A true JP2016162011A (ja) | 2016-09-05 |
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JP2015037578A Active JP6543959B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 媒体収納庫、媒体取扱装置、及び、サイドガイド調整機構 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019066962A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 沖電気工業株式会社 | 媒体収納庫及び自動取引装置 |
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JPH0575873U (ja) * | 1992-03-11 | 1993-10-15 | 沖電気工業株式会社 | 紙幣自動支払装置 |
JP3002208U (ja) * | 1994-02-24 | 1994-09-20 | 船井電機株式会社 | 給紙カセット |
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JP2000309430A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-11-07 | Murata Mach Ltd | 給紙カセット装置 |
-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015037578A patent/JP6543959B2/ja active Active
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