JP2016159837A - 反力出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータに供給されている電流の検出精度を高めることができる反力出力装置を提供することである。【解決手段】モータの駆動力をギア機構を介して駆動部材に伝達し、駆動部材を駆動することで、運転者により操作される操作子に対し、操作子の操作方向とは逆方向の力を出力する駆動部と、モータに供給されたモータ電流を検出する電流検出部と、モータに正方向の電流が流れるタイミングにおいて電流検出部により検出された正方向電流と、モータに負方向の電流が流れるタイミングにおいて電流検出部により検出された負方向電流とに基づいて、モータに供給する電流を制御する制御部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、反力出力装置に関する。
車両の発進時や走行時の意図しない急激な加速などを抑制するために、例えば、アクセルペダルを踏み込む力(踏力)とは逆方向の力(反力)をアクセルペダルに出力するアクセルペダル装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のアクセルペダル装置は、ペダルアームの基端を回動可能に軸支するハウジングに、ペダルアームを初期位置に戻すためのリターンスプリングと、反力を作り出すためのモータと、そのモータの回転をペダルアームに伝達するためのレバーとが内蔵されている。このアクセルペダル装置では、モータが制御装置によってアクセルペダルの踏込状態に応じた出力に制御され、その出力が伝達レバーを通してペダルアームに付与されるようになっている。
特開2010−111379号公報
反力出力装置は、ペダルアームの踏み込み動作とペダルアームの戻し動作とが頻繁に切り替えられる。反力出力装置は、ペダルアームの戻し動作時にはモータに電力を供給するのに対し、ペダルアームの踏み込み動作時にはモータから逆起電力が発生する。このため、従来の反力出力装置は、高い精度でモータに流れている電流を検出することが困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、モータに供給されている電流の検出精度を高めることができる反力出力装置を提供することである。
本発明の反力出力装置は以下の構成を採用した。
(1)モータの駆動力をギア機構を介して駆動部材に伝達し、前記駆動部材を駆動することで、運転者により操作される操作子に対し、前記操作子の操作方向とは逆方向の力を出力する駆動部と、モータに供給されたモータ電流を検出する電流検出部と、前記モータに正方向の電流が流れるタイミングにおいて前記電流検出部により検出された正方向電流と、前記モータに負方向の電流が流れるタイミングにおいて前記電流検出部により検出された負方向電流とに基づいて、前記モータに供給する電流を制御する制御部とを備える。
係る構成によれば、反力出力装置は、正方向電流と負方向電流とを区別して検出することができるので、逆起電力の発生により電流の検出精度が低下することを抑制することができ、モータに流れる正方向電流および負方向電流の検出精度を高めることができる。
(2)前記モータは多相交流モータであり、前記電流検出部は、前記多相交流モータの各相に対応した各相電流を検出する各相電流検出部と、前記多相交流モータの全体に流れる全体電流を検出する全体電流検出部とを有し、前記制御部は、前記各相電流検出部により検出された正方向の各相電流と、前記全体電流検出部により検出された負方向電流とに基づいて前記多相交流モータの各相に供給する電流を制御してもよい。
係る構成によれば、反力出力装置は、正方向電流と負方向電流とを区別して検出することができるので、逆起電力の発生により電流の検出精度が低下することを抑制することができ、多相交流モータの各相に流れる正方向電流および負方向電流の検出精度を高めることができる。
本発明によれば、モータに供給されている電流の検出精度を高めることができる。
一実施形態に係る反力出力装置10を備えアクセルペダル装置1の外観構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る反力出力装置10の内部構造の一例を示す図である。 一実施形態に係る反力出力装置10の制御回路を中心とした機能構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る反力出力装置10におけるモータ20に供給される駆動電流の時間変化を示す図である。 図5は、一実施形態に係る反力出力装置10における電流検出センサ66の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る反力出力装置10における正方向電流I(+)の供給経路を示す回路図である。 一実施形態に係る反力出力装置10における負方向電流I(−)の供給経路を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態として示す反力出力装置を、図面を参照して説明する。一実施形態における反力出力装置は、例えば、車両の加速を指示するために設けられたアクセルペダル等の操作子に対し、踏み込む力(踏力)とは逆向きの力(反力)を出力する装置である。反力出力装置を使用することにより、アクセルフィーリングを向上させたり、燃費を節約したアクセルワークを促すよう伝達したり、種々の安全制御を行ったりすることができる。安全制御としては、カーブの手前や市街地、スクールゾーン等において、過剰な加速を抑制するために、比較的大きい反力を出力する制御が挙げられる。また、単に基準を超えた急なアクセルペダルの操作がなされた場合には、誤操作と判断して大きい反力を出力する制御が行われてもよい。また、本実施形態における反力の出力対象である操作子は、アクセルペダルに限定されず、ブレーキペダル、ステアリングホイール、或いはゲーム機の操作デバイス等であってもよい。
図1は、一実施形態に係る反力出力装置10を備えるアクセルペダル装置1の外観構成の一例を示す図である。
アクセルペダル装置1は、運転席の足元前方に設置されるペダル本体ユニット2と、ペダル本体ユニット2の上方に設置される反力出力装置10と、を備えている。
ペダル本体ユニット2は、車体に取り付けられる保持ベース2aと、保持ベース2aに設けられた支軸2bに基端が回動可能に支持されるペダルアーム4と、ペダルアーム4の先端部に設けられ、運転者によって踏力を付与されるペダル本体部6とを備え、保持ベース2aには、ペダルアーム4を初期位置に常時付勢する図示しないリターンスプリングが設けられている。
ペダルアーム4には、ペダルアーム4の操作量(回動角度)に応じて内燃機関(エンジン)の図示しないスロットルバルブの開度を操作するための図示しないケーブルが接続されている。ただし、内燃機関が電子制御スロットルを採用する場合には、ペダル本体ユニット2にペダルアーム4の回動角度を検出するための回転センサを設け、その回転センサの検出信号を基にしてスロットルバルブの開度を制御するようにしてもよい。また、ペダルアーム4の基端の近傍部には、ペダルアーム4の延出方向とほぼ相反する方向に延出する反力伝達レバー8が一体に連結されている。
また、反力出力装置10の駆動部材である出力レバー12の先端部と反力伝達レバー8の先端部とは、当接可能となっている。反力出力装置10の駆動部材である出力レバー12の回動力は、反力伝達レバー8を介してペダルアーム4に出力される。このように反力出力装置10は、踏力の方向とは逆方向の反力を操作子に出力する。
図2は、一実施形態に係る反力出力装置10の内部構造の一例を示す図である。図2では、ハウジング部材14の上面のカバーを取り去り、ハウジング部材14(反力出力装置10)の内部状態を示している。本実施形態における反力出力装置10は、反力を作り出すための駆動源であるモータ20と、ハウジング部材14に回動可能に軸支される反力出力軸16と、ギア減速機構30と、回路基板50とを備えている。
ギア減速機構30は、モータ20の回転子の回転を減速しモータ20側から出力するトルクTを増大させ、モータの回転軸22方向から反力出力軸16方向へと偏向して増大させたトルクTを出力レバー12に伝達する。反力出力軸方向の一端部は、ハウジング部材14の側面から外側に突出し、その突出した端部に出力レバー12が一体に連結されている。
モータ20の回転子の回転は、回路基板50に実装された制御回路によって制御される。回路基板50には、後述する上位ECU(Electronic Control Unit)と制御回路とで信号を送受信するための図示しないCAN(Controller Area Network)ケーブルが接続されている。また、回路基板50とモータ20とは図示しないケーブルを介して接続されており、回路基板50から送られる制御信号に基づいて、モータ20の回転子の回転が制御される。また、モータ20の回転子を覆う筐体には小孔やスリット等が設けられ、小孔やスリット等にはホールIC(Integrated Circuit)が嵌込設置されている。ホールICは、小孔やスリット等を透過する磁束強度を検出し、検出した磁束強度に応じたパルス状の電圧を出力する。ホールICによって検出される磁束強度は、モータ20内の回転子の回転に応じて変化する。このため、反力出力装置10は、ホールICの出力電圧に基づいて回転子の回転量(例えば回転数n[rpm])を検出することができる。
図3は、一実施形態に係る反力出力装置10の制御回路を中心とした機能構成の一例を示す図である。図3において、反力出力装置10は、モータ20と、上位ECU70との間でCAN通信を行うCAN制御回路54と、マイクロコントローラ(マイコン)56と、モータドライバIC58と、パワーFET(Field Effect Transistor)60と、ホールIC64U、64V、64Wと、ホールIC64と、電流検出センサ66と、モータ温度センサ68(温度検出部)とを備える。なお、以下において、ホールIC64U、64V、64Wを特に区別しない場合、総称してホールIC64と記載する。
上位ECU70は、例えば、ペダルアーム4の操作量に応じてスロットルバルブの開度等を制御することで、エンジン72の駆動制御を行う。エンジン72は、出力軸であるクランクシャフトが車軸に連結され、車両の走行駆動力を出力する。なお、走行駆動部としては、エンジン72に走行用モータを加えた構成であってもよいし、エンジン72を備えず走行用モータのみにより走行駆動力を出力する構成であってもよい。
マイコン56(制御部)は、CAN制御回路54を介して上位ECU70とCAN通信を行う。マイコン56は、反力出力装置10が作り出す反力の大きさの基準となる反力設定値Pを、上位ECU70から受信する。反力設定値Pとは、「入力値」の一例である。反力設定値Pは、例えば、反力出力装置10が搭載される車両の車速に応じて大きくなるように決定されてもよいし、燃費を向上させるために急なアクセル操作を抑制するために決定されてもよい。また、反力設定値Pは、反力出力装置10が搭載される車両と先行車両との車間距離が短くなる程大きくなるように決定されてもよい。車間距離は、例えば、車両のフロント部に設置されたミリ波レーダや音波センサ、フロントガラス上部等に設置されたステレオカメラ装置等によって取得される。本発明の適用上、反力設定値Pの決定手法について特段の制限は存在しない。
マイコン56は、反力設定値Pに基づいて、モータドライバIC58に与える制御量として電流指令値Iを決定する。この際、マイコン56は、例えば、電流指令値Iと反力設定値Pとの関係を示した関係式に基づき、電流指令値Iを決定する。モータドライバIC58は、電流指令値Iに基づいてPWM制御時のパルス幅やデューティ比等を決定し、パワーFET60へ通電させる電流を制御し、モータ20を回転させる。
マイコン56は、モータ温度センサ68から供給されるモータ20の温度値および電流検出センサ66から供給されるモータの電流値に基づいてモータ20の動作を停止、および再開させる。モータ温度センサ68は、例えばモータ20のW相のコイル温度を検出するサーミスタである。なお、このマイコン56のモータ制御装置としての動作については後述する。
パワーFET60は、U相、V相、W相のそれぞれのパワーFET60U、60V、60Wを備え、各パワーFETは、モータ20の対応する相のコイルにそれぞれ接続されている。モータドライバIC58は、各相のパワーFETを循環的にオン/オフすることで各相のコイルに磁界を発生させ、モータ20の回転子を回転させる。
マイコン56には、モータ20へ通電される電流を検出するための電流検出センサ66と、モータドライバIC58とが接続されている。マイコン56は、電流検出センサ66により検出された電流を示す信号を受信する。モータドライバIC58の入力端には、マイコン56に加え、3つのホールIC64U、64V、64Wが接続されており、モータドライバIC58は、ホールIC64U、64V、64W各々が出力する電圧の変化を受け付ける。モータドライバIC58は、ホールIC64U、64V、64Wからの入力に基づいて、モータ20の回転数nを示す信号をマイコン56に出力する。これによって、マイコン56は、モータ20の回転数nを検出する。マイコン56は、検出したモータ20の回転数nに基づき、モータドライバIC58に与える電流指令値Iを決定する。
なお、上位ECU70およびマイコン56の一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
次に、図4乃至図7を参照して、上述した反力出力装置10におけるモータ20に供給される電流の検出動作について説明する。
モータ20には、図4に示すような駆動電流が供給される。図4は、一実施形態に係る反力出力装置10におけるモータ20に供給される駆動電流の時間変化を示す図であり、図4(a)は、モータ20に流れる正方向電流I(+)および負方向電流I(−)の時間変化を示す図であり、図4(b)は、マイコン56における正方向電流I(+)の検出タイミングおよび負方向電流I(−)の検出タイミングを示す図である。
図4(a)によれば、駆動電流には、モータ20にモータトルクを発生させる正方向電流I(+)、およびモータ20から回生する逆起電力に応じて発生する負方向電流I(−)とが含まれる。なお、図4(a)は、U相電流、V相電流、W相電流の何れかであればよく、正方向電流I(+)および負方向電流I(−)の変化は、図4(a)の例に限定するものではない。
本実施形態における反力出力装置10は、アクセルペダル装置1に搭載され、アクセルペダル装置1のペダルアーム4は、運転者によって踏み込み開始、および踏み込み終了が頻繁に切り替えられる。したがって、本実施形態の反力出力装置10は、正方向電流I(+)、および負方向電流I(−)の双方を別個に検出して、ペダルアーム4の反力を制御する。
図5は、一実施形態に係る反力出力装置10における電流検出センサ66の構成例を示すブロック図である。
電流検出センサ66は、モータ20のU相、V相、W相に対応した電流検出部66U、66V、66Wと、モータ20に対して一つの電流検出部66ALLとを有する。電流検出部66U、66V、66Wは、モータ20のU相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれに接続され、モータ20のU相コイル、V相コイル、W相コイルに流れるU相電流、V相電流、W相電流をそれぞれ検出する。電流検出部66ALLは、モータ20のU相コイル、V相コイル、W相コイルに流れるU相電流、V相電流、W相電流の全てを検出する。
本実施形態において、電流検出部66U、66V、66Wは、モータ20に接続され、電流検出部66ALLは、電流検出部66U、66V、66Wとグランド端子との間に接続される。なお、電流検出部66ALLは、モータ20のU相、V相、W相の全てに接続されていればよく、モータ20と電流検出部66U、66V、66Wとの間に接続され、電流検出部66U、66V、66Wをグランド端子に接続させてもよい。
マイコン56は、電流検出部66U、66V、66Wにより検出されたU相電流、V相電流、W相電流のうち正方向電流I(+)を検出する。また、マイコン56は、電流検出部66ALLに検出されたU相電流、V相電流、W相電流のうち負方向電流I(−)を検出する。マイコン56は、図4(b)に示したように、正方向電流I(+)の検出タイミングと負方向電流I(−)の検出タイミングとを切り替え、正方向電流I(+)の検出タイミングにおいて正方向電流I(+)を取り込み、負方向電流I(−)の検出タイミングにおいて負方向電流I(−)を取り込む。
マイコン56は、モータ20に逆起電力が生ずる期間を、負方向電流I(−)の検出タイミングであるとして電流検出部66ALLの検出電流を負方向電流I(−)として取り込む。この負方向電流I(−)の検出タイミングにおいて、マイコン56は、電流検出部66U、66V、66Wにより検出された電流値の取り込みを停止させる。
具体的には、マイコン56は、図4(a)に示したように、PWM信号がオフである期間において電流検出部66ALLから負方向電流I(−)を取り込む。また、マイコン56は、上位ECU70から供給された反力設定値Pに基づいて負方向電流I(−)の検出タイミングを設定する。マイコン56は、反力設定値Pに基づいて電流指令値Iを決定し、PWM信号が0となる期間を、負方向電流I(−)の検出タイミングに設定する。逆に、マイコン56は、U相、V相、W相ごとに、PWM信号が1となる期間を正方向電流I(+)の検出タイミングに設定する。
図6は、一実施形態に係る反力出力装置10における正方向電流I(+)の供給経路を示す回路図である。図7は、一実施形態に係る反力出力装置10における負方向電流I(−)の供給経路を示す回路図である。なお、図6および図7の電流経路は、反力出力装置10がモータ20に電流を供給する動作の一部を例示したものである。
マイコン56は、モータ20にU相電流を供給するタイミングにおいて、PWM信号により、パワーFET60U(+)およびパワーFET60V(−)をオン状態(導通状態)に切り替えると、パワーFET60U(+)を通過した正方向電流I(+)がモータ20のU相およびV相を通過してパワーFET60V(−)に供給される。この正方向電流I(+)は、電流検出センサ66Vにより検出される。この正方向電流I(+)の供給タイミングにおいて、マイコン56は、電流検出センサ66Vにより検出された電流をモータ20に供給された電流として検出する。
その後、マイコン56は、パワーFET60U(+)およびパワーFET60V(−)をオフ状態(遮断状態)に切り替えると、接地端子から電流検出部66ALL、パワーFET60U(−)、モータ20、60V(+)に負方向電流I(−)が流れる。この負方向電流I(−)は、電流検出部66ALLにより検出される。負方向電流I(−)が流れるタイミングにおいて、マイコン56は、電流検出部66ALLにより検出された電流をモータ20に供給された電流として検出する。
以上説明したように、本発明を適用した反力出力装置10によれば、モータ20に正方向の電流が流れるタイミングにおいて電流検出センサ66により検出された正方向電流I(+)と、モータ20に負方向の電流が流れるタイミングにおいて電流検出センサ66により検出された負方向電流とに基づいて、モータ20に供給する電流を制御するので、モータ20に流れる正方向電流I(+)および負方向電流I(−)の検出精度を高めることができる。
すなわち、反力出力装置10は、ペダルアーム4に対する踏み込み操作が頻繁に行われ、踏み込み操作が検出されたことに応じて反力を発生させ、踏み込み操作が解除されたことに応じてペダルアーム4の戻し動作が必要となる。したがって、ペダルアーム4に与える反力を高い精度で制御するために、モータ20に供給されている電流を高い精度で検出する必要がある。これに対し、反力出力装置10によれば、電流検出部66ALLを有することにより正方向電流I(+)と負方向電流I(−)とを総括して検出でき、モータ20に発生する逆起電力の影響を抑制することができる。
また、この反力出力装置10によれば、モータ20のコイル内部の電流を安定して検出することができ、モータ20のトルクをリニアに制御することができる。
さらに、この反力出力装置10によれば、PWM信号に基づいて正方向電流I(+)の検出タイミングおよび負方向電流I(−)の検出タイミングを切り替えることができ、ペダルアーム4の踏み込みおよび踏み戻しの状態検出処理をする必要が無く、高い精度でモータ20の電流を検出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1‥アクセルペダル装置、2…ペダル本体ユニット、4…ペダルアーム、6…ペダル本体部、10…反力出力装置、12…出力レバー、20…モータ、30…ギア減速機構、50…回路基板、56…マイコン、66…電流検出センサ、70…上位ECU、72…エンジン

Claims (2)

  1. モータの駆動力をギア機構を介して駆動部材に伝達し、前記駆動部材を駆動することで、運転者により操作される操作子に対し、前記操作子の操作方向とは逆方向の力を出力する駆動部と、
    モータに供給されたモータ電流を検出する電流検出部と、
    前記モータに正方向の電流が流れるタイミングにおいて前記電流検出部により検出された正方向電流と、前記モータに負方向の電流が流れるタイミングにおいて前記電流検出部により検出された負方向電流とに基づいて、前記モータに供給する電流を制御する制御部と
    を備える、反力出力装置。
  2. 前記モータは多相交流モータであり、
    前記電流検出部は、前記多相交流モータの各相に対応した各相電流を検出する各相電流検出部と、前記多相交流モータの全体に流れる全体電流を検出する全体電流検出部とを有し、
    前記制御部は、前記各相電流検出部により検出された正方向の各相電流と、前記全体電流検出部により検出された負方向電流とに基づいて前記多相交流モータの各相に供給する電流を制御する、
    請求項1に記載の反力出力装置。
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