JP2016159240A - 被処理水の膜閉塞度評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水道原水等の被処理水に含まれる膜閉塞物質の濃度が低い場合等であっても、感度良く、その膜閉塞性を評価できる方法の提供。【解決手段】分離膜を用いて被処理水をろ過した後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過する工程を備える、被処理水の膜閉塞度評価方法。【選択図】図1

Description

本発明は、被処理水の膜閉塞度評価方法に関する。
限外ろ過膜や精密ろ過膜を用いた膜ろ過装置は、圧力容器内に分離膜を配設して、分離膜で容器内を原水側と透過水側(ろ過水側)に仕切り、原水側に原水をポンプで加圧導入するとともに、膜ろ過により透過水側から透過水を得るものである。
このような膜ろ過装置では、分離膜の原水側膜面や膜細孔内に原水中に含まれる成分の付着や析出が生じて分離膜が汚染し、ろ過性能が次第に低下する。
膜汚染の原因物質として、有機物は最も重要な膜汚染原因物質である。この水質指標としては全有機炭素(TOC)が使用されるが、TOCの値が同じ原水でも膜のろ過抵抗の上昇速度が異なる場合が度々見受けられ、実際の運転と設計時の予想が大きく異なったため薬品洗浄の頻度が増えたりするなどのトラブルは少なくない。
また、運転管理においても同様であり、TOC濃度に変化がないのに膜汚染が急激に進行する場合もある。この原因としては、膜汚染を引き起こす原因となる有機物がTOC成分の極々一部であり、その濃度が低いため、その変化がTOCを測定しても検出できないことにある。
TOC等の個々の水質ではなく、オーバーオールに分離膜供給水の膜閉塞性を評価する手法として、JIS K3802に定義されているファウリングインデックス(FI値)を使用した方法等があるが、これら従来の指標は、基本的に0.45μm以上の粒子の評価を想定した指標であり、膜汚染の原因物質である溶解性有機物の評価はできない。
また、関連する従来法として、例えば特許文献1には、膜供給水の濁質量と溶解性有機炭素(DOC)の測定値および膜透過流速の関数から、膜透過流速、物理洗浄間隔、薬品洗浄間隔、前処理条件等の最適化を図る方法が記載されている。しかしながら、この方法では、DOC、紫外線吸光度(E260)、濁度を分析する必要があり、また、比較的難解な理論式を用いるため煩雑であり、汎用的ではない。
また、この方法は有機成分由来の汚染原因をフミン質に限定し、膜汚染の進行割合をDOCとE260の比率から単に計算しているため、フミン質以外の有機成分が膜汚染に関与する場合には、その影響を正しく評価できない。
近年の研究では、膜汚染に関与する有機物で重要なものは、E260発現物質であるフミン質よりも、多糖類であることが明らかになっており、その意味でも特許文献1に記載の方法は妥当性に欠けるものである。
また、特許文献2および特許文献3においても原水、膜供給水、膜ろ過水などのフミン質や紫外線吸光度(E260)に基づき凝集処理などの制御を行うことが記載されているが、これらは近年の研究報告から考えると合理性に欠く運転方法である。
本発明者は鋭意研究を重ね、非特許文献1〜4に記載の水道原水等の膜供給水中の膜閉塞有機物質に関する新しい指標である「ファウリングポテンシャル(Fouling Potential:FP)」を開発した。
本指標は、水道原水やそれについて前処理を行った膜供給水中の膜閉塞有機物、すなわち、多糖類の存在量や分子量に関する有益な情報を与える指標である。
特開2001−327967号公報 特開2001−170458号公報 特開2008−126223号公報
鹿島田浩二、他1名、「浄水処理におけるファウリングポテンシャルの提案とその特性評価(I)」、第60回全国水道研究発表会講演集、社団法人日本水道協会、2009年5月、p.134−135 貝谷吉英、他1名、「浄水処理におけるファウリングポテンシャルの提案とその特性評価(II)」、第60回全国水道研究発表会講演集、社団法人日本水道協会、2009年5月、p.136−137 貝谷吉英、他1名、「浄水処理におけるファウリングポテンシャルの提案とその特性評価(III)」、第61回全国水道研究発表会講演集、社団法人日本水道協会、2010年5月、p.252−253 貝谷吉英、他1名、「浄水処理におけるファウリングポテンシャルの提案とその特性評価(IV)」、第62回全国水道研究発表会講演集、社団法人日本水道協会、2011年5月、p.352−353
しかしながら、膜閉塞物質の濃度が極めて低い場合、または、その特性によっては、検出が困難となる場合があることを、本発明者は見出した。
すなわち本発明の目的は、水道原水等の被処理水に含まれる膜閉塞物質の濃度が低い場合等であっても、感度良く、その膜閉塞性を評価できる方法を提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ね、E260発現物質よりも多糖様物質の方が膜閉塞においてはるかに重大な影響を与える物質群であること、上記ファウリングポテンシャル(FP)等、すなわち、原水や膜供給水の閉塞性と良好な相関関係があるのは、E260発現物質の存在量ではなく、多糖様物質の存在量であることを見出した。そして、さらに、膜閉塞物質の濃度が極めて低い場合や、FP等では検出し難い物質群に関しても良好に測定できる方法を見出し、本発明を完成させた。
本発明は、分離膜を用いて被処理水をろ過した後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過する工程を備える、被処理水の膜閉塞度評価方法である。
このような膜閉塞度評価方法を、以下では「本発明の評価方法」ともいう。
本発明の評価方法では、前記塩類濃度および/またはpHが低い液体が純水であることが好ましい。
本発明の評価方法では、前記被処理水が、海水、水道原水または生物処理水であることが好ましい。
本発明の評価方法では、前記分離膜が公称孔径0.22μmの疎水性PVDF膜であり、この分離膜を撹拌式加圧セルに装着して、セルの撹拌子の回転速度:1,450rpm、全量定速ろ過(膜透過流束20m/日)の条件で、前記被処理水について加圧ろ過を行い、膜差圧が上昇した後、前記分離膜をセルから取り外し、1%−シュウ酸洗浄(洗浄時間60分、洗浄温度20℃)を行い、その後、再度、前記シュウ酸洗浄後の前記分離膜を前記セルに装着した上で、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体(好ましくは純水、より好ましくは超純水)をさらにろ過し、そのときの膜差圧を測定し、この膜差圧とろ過開始時の膜差圧の差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除して、前記被処理水の膜閉塞度評価指標であるセカンドファウリングポテンシャル(FPS)を得ることが好ましい。
また、本発明は、分離膜を用いて被処理水をろ過した後、得られたろ過水をさらにろ過することで、被処理水の第1膜閉塞度(IDF)を得る工程と、前記分離膜を用いて前記被処理水をろ過した後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過することで、被処理水の第2膜閉塞度(IDS)を得る工程と、を備え、第1膜閉塞度(IDF)と第2膜閉塞度(IDS)との関係から、前記被処理水に含まれる膜汚染物質の態様を判断する、被処理水の膜汚染物質の態様判断方法である。
このような膜閉塞度評価方法を、以下では「本発明の判断方法」ともいう。
本発明によれば、水道原水等の被処理水に含まれる膜閉塞物質の濃度が低い場合等であっても、感度良く、その膜閉塞性を評価できる方法を提供することができる。
実施例において得られたグラフである。 実施例において得られた別のグラフである。 実施例において得られたさらに別のグラフである。
<本発明の評価方法>
本発明の評価方法について説明する。
本発明の評価方法は、従来の分離膜を用いた被処理水の膜閉塞度評価方法をベースとし、この方法の一部を、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過する操作に変更したり、または、この方法に、さらに、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過する操作を付け加えたりする方法であってよい。
例として、従来の分離膜を用いた被処理水の膜閉塞度評価方法の一つであるファウリングポテンシャル(FP)を挙げて、本発明の評価方法について説明する。
ファウリングポテンシャル(FP)の測定方法は次の通りである。
初めに、分離膜として公称孔径0.22μmの疎水性PVDF膜を用意し、この分離膜を撹拌式加圧セルに装着して、セルの撹拌子の回転速度:1,450rpm、全量定速ろ過(膜透過流束20m/日)の条件で、前記被処理水について加圧ろ過を行い、膜差圧が上昇した後、前記分離膜をセルから取り外し、1%−シュウ酸洗浄(洗浄時間60分、洗浄温度20℃)を行い(好ましくはさらにスポンジを用いた膜面洗浄を行い)、その後、再度、前記シュウ酸洗浄後の前記分離膜を前記セルに装着した上で、上記の加圧ろ過によって生じたろ液を用いてろ過を行い、再び膜差圧を測定する。そして、この膜差圧とろ過開始時の膜差圧の差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除した値を被処理水のファウリングポテンシャル(FP)とする。
本発明の評価方法では、上記のような従来のファウリングポテンシャル(FP)の測定方法における、加圧ろ過によって生じたろ液を用いたろ過の操作を、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をろ過する操作に変更する。そして、同様に、この膜差圧とろ過開始時の膜差圧の差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除することで、被処理水のセカンドファウリングポテンシャル(FPS)を得る。
このようなセカンドファウリングポテンシャル(FPS)は、従来のファウリングポテンシャル(FP)と比較して値が大きくなる。よって、被処理水に含まれる膜閉塞物質の濃度が低い場合等であっても、感度良く、その膜閉塞性を知見し、その評価を行うことができる。
また、被処理水の膜閉塞度評価方法として、上記のファウリングポテンシャル(FP)の他、例えば、MFI(MFI0.45)、MFI−UF、MFI−NF、CFS−MFIUF、UMFIが挙げられる。また、さらにその他の被処理水の膜閉塞度評価方法であってもよい。
上記のように本発明の評価方法では、塩類濃度および/またはpHが低い液体を用いるが、この液体は純水であることが好ましく、超純水であることがより好ましい。
ここで純水とは、脱イオン水を意味する。従来公知の脱イオン処理(例えば陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂を併用した処理)によって得られるものを意味する。
また、超純水とは、従来公知の浄化に関する要素技術を高度に組み合わせて得られる限りなくH2Oに近づいた高純度水をいい、例えば、比抵抗18MΩcm,粒子数20個/cm3(径0.1μm)以下,生菌数0.01個/cm3以下,TOC(全有機炭素)0.1mg/dm3の特性を有するものが挙げられる。
純水(好ましくは超純水)は、前記被処理水の種類にかかわらず、前記被処理水よりも塩類濃度およびpHが低い。純水(好ましくは超純水)を用いると、被処理水に含まれる膜閉塞物質の濃度が低い場合等であっても、より感度良く、その膜閉塞性を評価できるので好ましい。また、入手が容易である点からも好ましい。
塩類濃度および/またはpHが低い液体における塩類は、特に限定されないが、例えばCa、Mg、Na、Cl等が挙げられる。
本発明の評価方法では被処理水として、具体的には、水道原水(河川水、地下水など)、海水、生物処理水が挙げられる。
本発明の評価方法では分離膜として、限外ろ過膜(UF膜)、精密ろ過膜(MF膜)、逆浸透膜(RO膜)、ナノろ過膜(NF膜)などを用いることができる。
<本発明の判断方法>
次に、本発明の判断方法について説明する。
本発明の判断方法は、従来の分離膜を用いた被処理水の膜閉塞度評価方法と、その方法の一部を変更等した本発明の評価方法とを組み合わせることで、前者から得られる第1膜閉塞度(IDF)と、後者から得られる第2膜閉塞度(IDS)との関係から、前記被処理水に含まれる膜汚染物質の態様を判断する方法である。
例えば、従来の分離膜を用いた被処理水の膜閉塞度評価方法であるファウリングポテンシャル(FP)(第1膜閉塞度(IDF)に相当する)を得て、さらに本発明の評価方法によってセカンドファウリングポテンシャル(FPS)(第2膜閉塞度(IDS)に相当する)を得ると、FPとFPSとの関係から、前記被処理水に含まれる膜汚染物質の態様を判断することができる。
具体的には、被処理水に含まれる膜汚染物質の分子量の平均値が小さい(例えば分子量が100kDa以下)と、FPに対するFPSの値が大きくなる傾向がある(例えばFPS/FPの値が2〜6程度、より具体的には4程度となる)。そして、逆に、被処理水に含まれる膜汚染物質の分子量の平均値が大きい(例えば分子量が100kDa超)と、FPに対するFPSの値が小さくなる傾向がある(例えばFPS/FPの値が1.5〜5程度、より具体的には2程度となる)。
よって、このような傾向から、前記被処理水に含まれる膜汚染物質の態様(具体的には分子量)を判断することができる。
以下に本発明の実施例を記す。本発明は以下の実施例に限定されない。
1.供給水(被処理水)
原海水(以下「原水」ともいう)を用意し、一部をUF膜(東レ社製、PVDF、公称分画分子量150KDa)を用いてろ過してろ過水(以下「UFろ過水」ともいう)を得た。
以下では原水およびUFろ過水を被処理水として用いて実験を行った。
2.ファウリングポテンシャルの測定
原水およびUFろ過水の各々について、ファウリングポテンシャル(FP)を測定した。
ファウリングポテンシャル(FP)の測定方法について説明する。
初めに、公称孔径0.22μmの疎水性PVDF膜(ミリポア社製、GVHP、直径25mm)を使用し、これを撹拌式加圧セルに装着し、HPLC用送液ポンプで加圧ろ過を行った。ろ過は、セルの撹拌子を1,450rpmで回転させながら全量定速ろ過(膜透過流束20m/日)で行い、膜差圧がある程度以上上昇した後、膜をセルから取り外し、1%−シュウ酸洗浄(洗浄時間60分、洗浄温度20℃程度)と膜面のスポンジ洗浄を行った。洗浄後、膜をセルに装着し、供試水のGVHP膜ろ過水でろ過を行い、再び膜差圧を測定した。この膜差圧とろ過開始時の膜差圧の差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除した値を供試水のファウリングポテンシャル(FP)とした。
次に、上記手順でFPを求めた後、GVHP膜ろ過水の代わりに超純水を用いて、再びろ過を行い、同様に膜差圧を測定した。そして、この膜差圧と、ろ過開始時の膜差圧との差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除した値を、供試水のセカンドファウリングポテンシャル(FPS)とした。
図1に原水およびUF膜ろ過水におけるFPとFPSの関係図を示す。また、図2には、UFろ過水におけるFPとFPSの関係のみを示す図を示す。
図1および図2に示すように、FPとFPSとは相関係数が高く、ほぼ比例関係を示した。
また、実測ベースの膜差圧が大きくなるためにFPよりもFPSの方が値は大きくなり、みかけ上はFPがFPSに増幅されたことになる。その増幅比、すなわち、FPS/FPは、原水とUFろ過水とでは異なり、原水では1.80〜4.55(平均2.56)であるが、UFろ過水では2.03〜5.69(平均4.03)であり、分子量100kDa程度以上の高分子物質、すなわち、バイオポリマーの存在量やその特性に影響される様子を示した。
次に、図1における縦軸をFPS/FPに置き換えた、FPとFPS/FPとの関係を図3に示す。
バラツキはあるものの、全体傾向としては、FPが小さくなると、FPS/FPは大きくなる傾向にあり、逆に、FPが大きくなる、FPS/FPは2程度に収束していく様子が観察された。
この現象の詳細なメカニズムは不明であるが、本発明のFPSを用いることにより、比較的FPが低い領域(1程度未満)の測定ダイナミックレンジを向上させることができると共に、FPと併用することにより、膜汚染物質の特性(主に分子量分布と予想)を概略判断できる。
このように、本発明のFPSを用いることにより、測定感度をFPの2〜4倍程度向上させることが可能であることがわかった。
また、従来のFPと併用することにより、膜汚染物質の特性(主に分子量分布と予想)を概略判断できることがわかった。

Claims (5)

  1. 分離膜を用いて被処理水をろ過した後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過する工程を備える、被処理水の膜閉塞度評価方法。
  2. 前記塩類濃度および/またはpHが低い液体が純水である、請求項1に記載の被処理水の膜閉塞度評価方法。
  3. 前記被処理水が、海水、水道原水または生物処理水である、請求項1または2に記載の被処理水の膜閉塞度評価方法。
  4. 前記分離膜が公称孔径0.22μmの疎水性PVDF膜であり、この分離膜を撹拌式加圧セルに装着して、セルの撹拌子の回転速度:1,450rpm、全量定速ろ過(膜透過流束20m/日)の条件で、前記被処理水について加圧ろ過を行い、膜差圧が上昇した後、前記分離膜をセルから取り外し、1%−シュウ酸洗浄(洗浄時間60分、洗浄温度20℃)を行った後、再度、前記シュウ酸洗浄後の前記分離膜を前記セルに装着し、その後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過し、そのときの膜差圧を測定し、この膜差圧とろ過開始時の膜差圧の差(m−Aq,at25℃)を総ろ過水量(m3/m2−膜)で除して、前記被処理水の膜閉塞度評価指標であるセカンドファウリングポテンシャル(FPS)を得る、請求項1〜3のいずれかに記載の被処理水の膜閉塞度評価方法。
  5. 分離膜を用いて被処理水をろ過した後、得られたろ過水をさらにろ過することで、被処理水の第1膜閉塞度(IDF)を得る工程と、
    前記分離膜を用いて前記被処理水をろ過した後、前記被処理水よりも塩類濃度および/またはpHが低い液体をさらにろ過することで、被処理水の第2膜閉塞度(IDS)を得る工程と、
    を備え、第1膜閉塞度(IDF)と第2膜閉塞度(IDS)との関係から、前記被処理水に含まれる膜汚染物質の態様を判断する、被処理水の膜汚染物質の態様判断方法。
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