JP2016158818A - 革靴および靴紐 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の革靴は、左右の甲締部に設けられた複数の紐穴に靴紐を通してゆくと、紐穴と靴紐との摩擦力が相対的に高くなったり、相対的に低くなったりすることが周期的又は非周期的に繰り返されるように構成されている点に特徴がある。
図3は、本実施形態の革靴の一例を示す斜視図である。本実施形態の「革靴」0300は、「左甲締部」0301と、「右甲締部」0302と、「靴紐」0310とからなり、左右の甲締部はそれぞれ複数の「紐穴」0311、0312を有している。左右甲締部に挟まれている領域には「タン部分」0303が配置されている。
発明者は実際の革靴のこのサイズの紐穴に対して靴紐の締めやすさ、靴紐の緩みにくさの観点から最適と感じられる靴紐TypeAと、必ずしも最適と感じられない靴紐TypeB〜Dを準備しそれぞれの靴紐の紐穴に対する摩擦力を靴紐にぶら下げるおもりの重さに代えて測定した。発明者は各種の革靴を想定して複数の厚みからなる塩化ビニール樹脂板あるいは発泡塩化ビニール樹脂板にそれぞれに径の異なる紐穴を空け、上記固定径の紐穴に靴紐を摩擦力が最大値とならない位置になるよう挿通し紐穴面を地面と平行にして靴紐に重さの異なる複数種類のおもりをぶら下げ摩擦力に耐えられないで靴紐が降下する際のおもりの重さを測定する実験を行った。この実験により以下の表1記載の結果を得ることができた。
0.35kg<おもりの重さ<2.06kg
0.50kg<おもりの重さ<1.50kg
本実施例の革靴は、靴紐を紐穴に通してゆくと複数の紐穴の径が大小に変化することを技術的特徴としている。ここで図4を示す。同図は本実施例の革靴の左甲締部の拡大図であり、4つの紐穴が略等間隔で配置されている様子を示す図である。そして同図のうち点線で囲まれた領域0410を拡大したのが図5である。同図に示されているように、「紐穴」0500には2本の「回転軸」0510、0520と回転軸に固定回転するように構成されているこちらも2本の「ローラー」0511、0521が並行して備え付けられ「靴紐」0530を挿通させるように構成されている。回転軸は円柱形状からなるローラーの中心部に配置されておらず、ローラーの偏心位置に配置されている。
ローラーは外力の作用により所定の方向に回転する。ここで図6を示す。同図は本実施例の革靴の紐穴に対し垂直方向下向きに靴紐を挿通しようとしている場合の断面図である。同図に示されているように、「靴紐」0610を「紐穴」0620に挿通しようとする際、2本の「ローラー」0630、0640との接触面で摩擦力が生じ、挿通しようとすればするほどローラーが回転する。ちなみに、ローラーに対し外力が加わっていない状態であれば「回転軸」0631、0641はローラーの重心すなわちローラーの中心部分の直上に配置される。ローラーに外力が加わると偏心している回転軸を中心にローラーが回転するため、2本のローラー間の距離がローラーの回転により変化する。
このとき、図8B(イ)の矢印によって示されているように、靴紐を鉛直方向上向きに引っ張ると、再び靴紐の張りを強くすることできる(図8B(ウ))。そしてこの場合も靴紐が引っ張られる際にローラーが回転して生じる摩擦力の大小によって靴紐の張り具合を調整することができる。
以上の構成を有する本発明によって、革靴における足の締め付け具合が変化する都度靴紐を解いたり結び直したりする作業を行うことなく、柔軟に足の締め付け具合を調整することが可能になる。
本実施形態の革靴は、基本的には実施形態1の革靴と同様であるが、摩擦力の大小を靴紐の表面粗さを利用する点が異なっている。当該構成を採用することにより、実施形態1よりも簡素な構成のもと所与の効果を実現することができる。
このように摩擦力が相対的に大きいケースでは紐穴と靴紐との固定関係が強固になり、いっぽう摩擦力が相対的に小さくなるケースでは固定関係が緩やかになるので、かかる緩急を利用することにより、柔軟に足の締め付け具合を調整することが可能になる。
以上のような構成を採用することにより、実施形態1で説明したようなローラーや回転軸のような特別な構成を必要とせず、革靴のデザイン性を損なうことなく柔軟な足の締め付け具合を調整することが可能となる。
Claims (6)
- 左右甲締部と、
左右甲締部に設けられる複数の紐穴と、
複数の紐穴に通して利用する靴紐と、
からなる革靴であって、
前記靴紐と前記紐穴とは、前記靴紐を前記紐穴に通してゆくと前記紐穴と前記靴紐との摩擦力が相対的に高くなったり、相対的に低くなったりすることが周期的又は非周期的に繰り返されるように構成された革靴。 - 前記紐穴に靴紐を通してゆくとその紐穴経又は/及び紐経が大小に変化することで前記摩擦力の周期的又は非周期的な変化を生み出すように構成されている請求項1に記載の革靴。
- 前記靴紐は伸縮性を有する請求項1又は2に記載の革靴。
- 請求項1又は2に記載の靴紐。
- 紐の両端部がプラスティックによって径が2.5ミリメートルから3.0ミリメートルの範囲となるように囲繞され、
挿通する紐穴が固定径である場合に、前記摩擦力の最大値が下記の式1で表される範囲である請求項4に記載の靴紐。
[式1]
3.0ミリメートル ≦ 紐穴径 ≦ 5.0ミリメートル の範囲で、
摩擦力が最大値とならない位置になるよう紐穴に靴紐を挿通した場合に、
紐穴面を地面と平行にして靴紐にぶら下げるおもりの重さが次の範囲のいずれかの値でも摩擦力の最大値を超えない
0.35kg<おもりの重さ<2.06kg - 前記おもりの重さの範囲が以下の範囲のいずれかの値である請求項5に記載の靴紐。
0.5kg<おもりの重さ<1.50kg
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015039362A JP2016158818A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 革靴および靴紐 |
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JP2015039362A JP2016158818A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 革靴および靴紐 |
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JP2015039362A Pending JP2016158818A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 革靴および靴紐 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5996256A (en) * | 1998-02-26 | 1999-12-07 | Zebe, Jr.; Charles W. | Footwear construction with improved closure means |
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2015
- 2015-02-27 JP JP2015039362A patent/JP2016158818A/ja active Pending
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