JP2016158312A - 電圧調整方法およびそれを用いた電源装置 - Google Patents

電圧調整方法およびそれを用いた電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電圧調整処理の効率化を図る。
【解決手段】外部電源99による充電が可能な複数の電池セル11を備える電源装置1において、複数の電池セル11の電圧を調整する電圧調整方法であって、以下の工程を備える。複数の電池セル11を充電する。少なくとも複数の電池セル11を充電する前および充電した後の状態において、各々の電池セル11の充電状態を表すデータを取得する。複数の電池セル11が充電される前に取得された複数のデータを母集団として、代表値および第1の散布度が取得される。複数の電池セル11が充電された後に取得された複数のデータを母集団として、第2の散布度が取得される。代表値および第1の散布度に応じて、スキップフラグ情報を設定する。第2の散布度およびスキップフラグ情報に応じて、複数の電池セル11の電圧を調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電圧調整方法およびそれを用いた電源装置に関する。
複数の電池セルで構成される組電池を備えた電源装置では、過充電や過放電等の電池セルの異常な状態を回避するために、電池セルの状態を監視する状態監視部を有している。一般的には、電池セルの状態を表す指標としては、充電率(SOC:State of charge)が用いられる。SOCは、満充電容量に対する蓄電量の割合で計算される。また、SOCと端子電圧とは相関があることが知られている。状態監視部は、各々の電池セルの電圧、電流、温度などのデータを必要に応じて検出し、検出したデータに基づいて電池セルの状態を監視する。特に、リチウムイオン電池は、広範囲のSOCにわたって使用できるため、過放電領域や過充電領域と、常用領域とが近接しており、他の種類の電池より厳格な状態管理を行うことが好ましい。
電池セルの状態管理を行う電源装置としては、任意の電池セルを充放電して端子電圧を目標値に揃える電圧調整処理を行う電源装置が知られている(特許文献1)。特許文献1の電源装置は、電圧調整回路として、各々の電池セルを放電可能に構成される放電回路を備えている。この電源装置は、所定のタイミングで、各々の電池セルの電圧を検出し、電圧が高い電池セルを放電して、検出した電圧のうちもっとも低い電圧に各々の端子電圧を揃える電圧調整処理を行う。なお、電圧調整回路は、電圧が高い電池セルから電圧の低い電池セルを充電するような電圧調整処理を行う回路であっても良い。
特開2011−115015号公報
一方で、電池セルは、製造工程における誤差や電池セルの劣化によって満充電容量(Ah)にばらつきが生じる。そのため、複数の電池セルを備える電源装置は、各々の電池セルの満充電容量にばらつきが生じることになる。このような電源装置では、例えば、高SOC領域で電圧調整処理を行って各電池セルの端子電圧を揃えても、その状態から低SOC領域となるまで放電を行うと再び端子電圧に偏差が生じる。従って、特許文献1の電源装置のように、電池セルの端子電圧に偏差が生じるたびに電圧調整処理を行う構成では、頻繁に電圧調整を行うことになり、エネルギーのロスが発生して電源装置の性能が低下する問題がある。
本願発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、過充電および過放電を防止しながら、電圧調整によるエネルギーのロスを低減できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電圧調整方法は、外部電源による充電が可能な複数の電池セルを備える電源装置において、複数の電池セルの電圧を調整する電圧調整方法であって、以下の工程を備える。a)複数の電池セルを充電する工程。b)少なくとも複数の電池セルを充電する前および充電した後の状態において、各々の電池セルの充電状態を表すデータを取得する工程。c)複数の電池セルが充電される前に取得され
た複数のデータを母集団として、代表値および第1の散布度を取得する工程。d)複数の電池セルが充電された後に取得された複数のデータを母集団として、第2の散布度を取得する工程。e)代表値および第1の散布度に応じて、スキップフラグ情報を設定する工程。f)第2の散布度およびスキップフラグ情報に応じて、複数の電池セルの電圧を調整する工程。
また、本発明のある態様の電源装置は、複数の電池セルと、データ取得部と、パラメータ取得部と、記憶部と、フラグ設定部と、電圧調整部と、を備えている。複数の電池セルは、外部電源から充電可能に構成される。データ取得部は、少なくとも複数の電池セルを充電する前および充電した後の状態において、各々の電池セルの充電状態を表すデータを取得する。パラメータ取得部は、データ取得部が取得する複数のデータに対して、代表値、第1の散布度および第2の散布度を取得する。代表値および第1の散布度は、複数の電池セルが充電される前に取得された複数のデータを母集団として取得される。第2の散布度は、複数の電池セルが充電された後に取得された複数のデータを母集団として取得される。記憶部は、充電状態判定閾値、第1の偏差判定閾値、第2の偏差判定閾値、および第3の偏差判定閾値が記憶される。充電状態判定閾値は、充電率が50%の状態に対応する電池セルの充電状態を表すデータの値よりも小さい値に設定されている。第2の偏差判定閾値は、第1の偏差判定閾値よりも大きい値に設定されている。第3の偏差判定閾値は、第2の偏差判定閾値よりも大きい値に設定されている。フラグ設定部は、第1のフラグ状態および第2のフラグ状態を含むスキップフラグ情報を設定する。具体的には、フラグ設定部は、代表値が充電状態判定閾値より小さく、かつ、第1の散布度が第1の偏差判定閾値より小さい場合に、第1のフラグ状態に設定する。また、フラグ設定部は、代表値が充電状態判定閾値より大きい、または、第1の散布度が第1の偏差判定閾値より大きい場合に、第2のフラグ状態に設定する。電圧調整部は、第1の散布度、第2の散布度およびスキップフラグ情報に応じて、複数の電池セルの電圧を調整する。具体的には、電圧調整部は、スキップフラグ情報が、第1のフラグ状態に設定されており、かつ、第2の散布度が第2の偏差判定閾値より大きい場合には、複数の電池セルの電圧を調整する。また、電圧調整部は、スキップフラグ情報のフラグ状態に関わらず、第1の散布度が第3の偏差判定閾値より大きい場合には、複数の電池セルの電圧を調整する。
本発明のある態様の構成によれば、所定の条件に該当した場合にのみ電圧調整処理が行われる構成となるため、頻繁に電圧調整を行うことで生じるエネルギーの損出を低減することができる。
本発明の実施形態における電源装置のブロック図である。 満充電容量が異なる複数の電池セルの高SOC領域におけるSOCのばらつきを説明するためのグラフである。 満充電容量が異なる複数の電池セルの低SOC領域におけるSOCのばらつきを説明するためのグラフである。 本発明の実施形態における第1の散布度と第2の散布度の関係を説明するためのグラフである。 図1の電源装置の具体的な構成を説明するための電源装置の回路図である。 本発明のある態様の電源装置における電圧調整処理のフローチャートである。 図6における第1のデータ取得工程のフローチャートである。 図6におけるフラグ設定工程のフローチャートである。 図6における充電工程のフローチャートである。 図6における第2のデータ取得工程のフローチャートである。 図6における電圧調整工程のフローチャートである。 図6における予備電圧調整工程のフローチャートである。
図1を参照して本発明の実施の形態の概要を述べる。図1は、本発明のある態様の実施形態に係る電源装置1の概要を模式的に示す図である。図1に示すように、実施形態に係る電源装置1は、複数の電池セルで構成される組電池10と、組電池10からデータを取得するデータ取得部20と、取得したデータの分布の特徴を代表的に表す基本統計量を取得するパラメータ取得部30と、閾値を記憶する記憶部40と、フラグ情報を設定するフラグ設定部50と、組電池10を構成する複数の電池セルの電圧調整を行う電圧調整部60と、を備えている。
組電池10は、外部電源99に接続できるようになっており、外部電源99によって充電することができる。データ取得部20は、所定のサンプリング周期で検出される各々の電池セルの端子電圧や組電池10の充放電電流などの情報から各々の電池セルの充電率(SOC:state of charge)を推定する。推定した複数のSOCは、ある時点における組電池10を構成する複数の電池セルの充電状態を表す複数のデータとなる。パラメータ取得部30は、ある時点において、データ取得部20が各々の電池セルから取得した複数のデータを母集団(標本)とし、その母集団に対して代表値と散布度を含む複数の基本統計量を取得することができるようになっている。フラグ設定部50は、複数の基本統計量と対応する閾値とを比較して、電圧調整処理を行う必要があるかどうかを判定する。判定の結果、電圧調整処理が必要ないと判断された場合に、フラグ設定部50は、スキップフラグ情報を設定する。電圧調整部60は、スキップフラグ情報や複数の基本統計量に基づいて、各電池セルの端子電圧を揃える電圧調整処理を行うように制御される。
上述の通り、電池セルは、製造工程における誤差や電池セルの劣化によって満充電容量に偏差が生じることがある。そのため、公称容量が同じ複数の電池を用いて組電池を構成したとしても、満充電容量が異なる複数の電池セルで組電池10が構成されることになる。製造工程における公差等により、すべての電池セルを完全に同じスペックとすることは難しく、例えば、満充電容量等に5%程度のばらつきが生じることがある。具体的には、5%の誤差で5.00Ahの電池セルを製造しようとした場合、実際には、4.75〜5.25Ahの範囲の電池セルが製造されることになる。図2乃至図4は、満充電容量が4.75Ahの電池セルのSOC−容量曲線と、満充電容量が5.00Ahの電池セルのSOC−容量曲線と、満充電容量が5.25Ahの電池セルのSOC−容量曲線と、を図示したグラフである。
図2のグラフには、SOC30%の状態の各々の電池セルを同じ容量(Ah)だけ充電していった場合のある時点における各々の電池セルの容量の変化が図示されている。具体的には、SOC50%程度まで充電した場合の各々の電池セルの容量と、SOC95%程度まで充電した場合の各々の電池セルの容量が、それぞれプロットされている。図2に示すように、満充電容量が異なる複数の電池セルで構成される組電池10は、低SOCの領域において各々の電池セルのSOCにばらつきがなくても、高SOCの領域まで充電すると各々の電池セルのSOCにばらつきが生じることになる。一方、図3のグラフには、SOC95%の状態の各々の電池セルを同じ容量(Ah)だけ放電していった場合のある時点における各々の電池セルの容量の変化が図示されている。具体的には、SOC50%程度まで放電した場合の各々の電池セルの容量と、SOC30%程度まで放電した場合の各々の電池セルの容量が、それぞれプロットされている。図3に示すように、満充電容量が異なる複数の電池セルで構成される組電池10は、高SOCの領域で各々の電池セルのSOCにばらつきがなくても、低SOCの領域まで放電すると各々の電池セルのSOCにばらつきが生じることになる。
従って、図3および図4に示すように、満充電容量が異なる複数の電池セルで構成される組電池10を備える電源装置1の場合、電池セルの端子電圧に偏差が生じるたびに、電圧調整処理を行う構成とすると、頻繁に電圧調整処理が行われることとなり、エネルギーのロスが生じて電源装置1の性能が低下する。満充電容量が異なる複数の電池セルで組電池10が構成される電源装置1において、過充電状態や過放電状態となることを防止しつつ、エネルギーのロスを低減するためには、低SOC状態と高SOC状態のいずれか一方の状態で電圧調整を行うように構成することが好ましい。
上述のある態様の実施形態に係る電源装置1の構成によると、フラグ設定部50は、パラメータ取得部30が取得する複数の基本統計量と、対応する複数の閾値とを比較することで、電圧調整処理を行う必要があるかどうかを判定することができる。このようにして、電圧調整処理を条件つきで実行するように構成することで、電圧調整処理が行われる頻度を低下させ、電圧調整処理に伴うエネルギーのロスを低減できる。具体的には、本発明のある態様の実施形態に係る電源装置1では、図4に示すように、SOC50%を境界として、低SOC領域側と高SOC領域側にわけ、組電池10を構成する複数の電池セルに対して低SOC側のばらつき(△SOC1)と高SOC側のばらつき(△SOC2)をそれぞれ評価するようになっている。以下、図5に基づいて、本発明のある態様の電源装置1の具体的な構成について詳述する。
図5は、図1の電源装置1を実現することができるある態様の電源装置1を例示している。組電池10は、直列に接続される三つの電池セル11を有する。電池セル11の両端には、測定線が接続されており、複数の測定線を介して電圧検出部21に各電池セルの端子電位が入力される。電圧検出部21は、所定のサンプリング周期で入力される端子電位から各々の電池セル11の端子電圧を算出する。また、組電池10の出力側には、シャント抵抗22が直列に接続される。シャント抵抗22の両端電圧が電流検出部23に入力される。電流検出部23は、所定のサンプリング周期で入力されるシャント抵抗22の両端電圧に基づいて、組電池10の充放電電流の電流値を検出する。SOC取得部24は、電流検出部23が検出する充放電電流の積算値から各々の電池セル11の充電容量やSOCを推定することができる。また、電圧検出部21が検出する端子電圧を利用して、各々の電池セル11のSOCを推定することができる。このように、SOC取得部24は、電圧値や電流値等の検出データ利用することで、検出データが取得された時点における各々の電池セル11のSOCを推定することができるようになっている。
電池セル11と電圧検出部21の間には放電部61が設けられており、隣接する測定線をバイパスすることができるようになっている。具体的には、放電部61として、放電抵抗62と放電抵抗62に直列に接続されるスイッチ63とで構成される放電回路が隣接する測定線を接続するように設けられている。複数の放電回路は、各々の電池セル11に対応して設けられており、対応する放電回路のスイッチ63をオン作動させることで、電池セルの正負の端子同士を接続した状態とすることができる。各々のスイッチ63の作動状態は、制御部64によって制御される。
以上の通り、図5の電源装置1において、データ取得部20は、電圧検出部21と、電流検出部23と、SOC取得部24とで構成される。電圧調整部60は、放電部61と、制御部64とで構成される。
図5の電源装置1において、データ取得部20は、検出データから推定した各々の電池セル11のSOCを、検出データが取得された時点における組電池10の状態を表す複数のデータとしてパラメータ取得部30へ入力する。パラメータ取得部30は、同じタイミングで取得されたSOCのデータ組を母集団として、その母集団における最大値および最
小値を特定し、特定した最小値をその母集団における代表値として取得することができるようになっている。また、パラメータ取得部30は、特定した最大値と最小値の差分を演算し、演算した差分(分布範囲)をその母集団における散布度として取得することもできるようになっている。
本発明の実施形態におけるパラメータ取得部30は、少なくとも、外部電源99によって複数の電池セル11が充電される前の状態と、外部電源99によって複数の電池セル11が充電され、充電が完了した後の状態において、上述の複数の基本統計量を取得するように構成される。具体的には、パラメータ取得部30は、外部電源99によって複数の電池セル11が充電される前の状態において取得された複数のデータに基づいて、少なくとも代表値(第1の最小充電率SOCmin1)と、第1の散布度(第1の分布範囲△SOC1)を取得する。また、パラメータ取得部30は、外部電源99によって複数の電池セル11が充電され、充電が完了した後の状態において取得された複数のデータに基づいて、少なくとも第2の散布度(第2の分布範囲△SOC2)を取得する。
なお、本発明の実施形態において、パラメータ取得部30は、代表値として最小値、散布度として母集団の分布範囲を用いる構成となっているが、必ずしもこの構成に限る必要はない。パラメータ取得部30が取得する複数の基本統計量は、ある時点における組電池10の充電状態および組電池10を構成する複数の電池セル11のSOCのばらつきを評価できる指標であればよく、例えば、代表値としては、最大値や中央値、平均値等、散布度としては、平均偏差や、分散等、種々の統計量を用いることができる。
記憶部40は、充電状態判定閾値θ、第1の偏差判定閾値α、第2の偏差判定閾値β、および第3の偏差判定閾値γと、が記憶されている。充電状態判定閾値θは、第1の最小充電率SOCmin1と比較するための閾値である。第1の偏差判定閾値αおよび第3の偏差判定閾値γは、第1の分布範囲△SOC1と比較するための閾値である。第2の偏差判定閾値βは、第2の分布範囲△SOC2と比較するための閾値である。なお、本発明の実施形態において、記憶部40に記憶される各々の閾値は、充電状態判定閾値θが30%、第1の偏差判定閾値αが0.5%、第2の偏差判定閾値βが2%、第3の偏差判定閾値γが10%に設定されている。
ここで、図4に基づいて、第1の最小充電率SOCmin1(代表値)、第1の分布範囲△SOC1(第1の散布度)および第2の分布範囲△SOC2(第2の散布度)との関係について説明する。
電源装置1は、通常、外部電源99によって充電されることで電力が蓄えられ、電源装置1が使用されることで電力を放出し、再び外部電源99によって充電されるというサイクルで使用される。そのため、外部電源99によって充電される前の状態では、各々の電池セル11のSOCは、比較的低いSOC領域に位置し、外部電源99によって充電されたあとの状態では、各々の電池セル11のSOCは、比較的高いSOC領域に位置することになる。
一方、上述の通り、第1の最小充電率SOCmin1および第1の分布範囲△SOC1は、外部電源99によって複数の電池セル11が充電される前の状態において取得された複数のデータに基づいて取得される統計量である。第2の分布範囲△SOC2は、外部電源99によって複数の電池セル11が充電され、充電が完了した後の状態におけて取得された複数のデータに基づいて取得される統計量である。
従って、図4に示すように、第1の最小充電率SOCmin1と充電状態判定閾値θを比較することで、充電される前の状態において、組電池10を構成する複数の電池セル1
1の充電率が低SOC領域側に分布しているかどうかを判定することができる。また、第1の分布範囲△SOC1と、第1の偏差判定閾値αと、を比較することで、充電される前の状態において、低SOCの状態における組電池10のSOCばらつきを評価できる。また、第2の分布範囲△SOC2と、第2の偏差判定閾値βと、を比較することで、充電された後の状態において、高SOCの状態における組電池10のSOCばらつきを評価できる。
なお、上述の通り、充電状態判定閾値θは、組電池10を構成する複数の電池セル11の充電率が低SOCの領域側に分布しているかどうかを判定するために設定される閾値である。そのため、図5の電源装置1において、充電状態判定閾値θは、50%以下の値、より好ましくは30%以下の値に設定される。
フラグ設定部50は、第1の最小充電率SOCmin1が充電状態判定閾値θより小さく、かつ、第1の分布範囲△SOC1が第1の偏差判定閾値αより小さい場合に、スキップフラグ情報を設定する。電圧調整部60は、電源装置1が充電された後に、電圧調整処理を行うように制御される。電源装置1が充電された後に行われる電圧調整処理において、電圧調整部60は、スキップフラグ情報が設定されていない場合には(第1のフラグ状態)、第2の分布範囲△SOC2と第2の偏差判定閾値βを比較し、第2の分布範囲△SOC2が第2の偏差判定閾値βより大きい場合に、電圧調整を行う。また、電圧調整部60は、スキップフラグ情報が設定されている場合には(第2のフラグ状態)、第2の分布範囲△SOC2の値に関わらず、電圧調整が行わない。
以上の構成によると、低SOC領域において、第1の分布範囲△SOC1が所定の値より大きくなるまで、電圧調整が行われない。また、低SOC領域において、所定のSOCバラツキが生じている場合(△SOC1>α)には、第2の分布範囲△SOC2と第2の偏差判定閾値βを比較し、第2の分布範囲△SOC2が第2の偏差判定閾値βより大きい場合に、電圧調整が行われる。
換言すると、以上の構成の電源装置1は、低SOC領域におけるSOCばらつきと高SOC領域におけるSOCばらつきの両方が大きくなった場合にのみ、電圧調整が行われる構成となり、頻繁に電圧調整を行うことで生じるエネルギーの損出を低減することができる。また、精度良く推定することが難しい満充電容量を用いずに、比較的精度良く推定できるSOCを用いた電圧調整処理が行うことができる。
一方で、以上の構成の電源装置1は、電源装置1が充電されなければ、電圧調整が行われない。電源装置1は、充電されない状態で使用されると、著しく大きなSOC偏差が生じることがある。例えば、エンジンによる走行とモータによる走行が可能なプラグインハイブリッドカーなどに搭載される電源装置1は、電源装置1の電力を使用することなく走行することもできる。そのため、外部電源99を利用することなく、電動車両を使用することができるので、組電池10が充電されることなく長期間にわたって電源装置1が利用されるおそれもある。このような場合を想定し、第1の分布範囲△SOC1が第3の偏差判定閾値γより大きくなった場合には、スキップフラグ情報のフラグ状態に関わらず、電圧調整が行われるように構成することもできる。
また、充電の途中で外部電源99が切り離された場合には、充電された後も高SOC状態とならないこともあり得る。そのような状況を想定して、充電された後の状態において検出されたデータの代表値と閾値を比較することで、電源装置1が高SOCとなっているかどうかを判定するように構成することもできる。具体的には、充電状態判定閾値θとは異なる値の充電状態判定閾値を予め設定しておき、充電された後の状態において検出されたデータの代表値と閾値を比較することで、組電池10を構成する複数の電池セル11の
充電率が高SOC領域側に分布しているかどうかを判定する。電源装置1が高SOCとなっていると判定された場合には、第2の分布範囲△SOC2と、第2の偏差判定閾値βと、を比較し、条件に応じて上述の電圧調整処理を行うように構成される。
以上の電源装置1では、電源装置1が外部電源99によって充電されている状態を検知する必要がある。外部電源99により電源装置1が充電されている状態を検出する方法は、周知の技術を利用できる。例えば、外部電源99と電源装置1を接続するコネクタに信号線を設け、コネクタの着脱を検出する構成や、電流検出部23を介して充放電電流を監視し、検出電流に基づいて電源装置1が充電されているかどうかを検出する構成などが知られている。
以下、図6ないし図12のフローチャートに基づいて、本発明のある態様の電圧調整の方法について説明する。
図6は、外部電源99により充電可能な電源装置1が搭載される電動車両における電源装置1の電圧調整処理のフローチャートを例示している。図6の電圧調整処理が開始されると、電源装置1の出力が停止している状態、すなわち電動車両が停車している状態において、複数の電池セル11から各種のデータを取得する第1のデータ取得工程が行われる(S10)。第1のデータ取得工程の後、第1のデータ取得工程で取得されたデータに基づいて、予備電圧調整工程が行われる(S20)。予備電圧調整工程は、組電池10が充電されることなく長期間にわたって電源装置1が利用される状態を想定し、著しくSOC偏差が生じた場合に電圧調整ができるように設けられている。予備電圧調整工程の後、第1のデータ取得工程で取得されたデータに基づいて、スキップフラグ情報を設定するフラグ設定工程が行われる(S30)。その後、電動車両が始動され、電源装置1が充放電される。充放電により電源装置1の蓄電量が少なくなった場合など、電動車両のユーザーは外部電源99を用いて電源装置1を充電することができる(S40のY)。
ステップ40において、充電することを選択した場合、電源装置1に外部電源99が接続され、充電工程が行われる(S50)。充電工程が行われた後、電源装置1を構成する複数の電池セル11から各種のデータを取得する第2のデータ取得工程が行われる(S60)。第2のデータ取得工程の後、必要に応じて電池セル11の電圧調整を行うように、電圧調整工程が行われる(S70)。ステップ40において、充電しないことを選択した場合(S40のN)や、ステップ70の電圧調整工程後、電動車両のユーザーが電動車両の利用を停止した場合、電源装置1の利用を停止する。具体的には、電動車両のキーオフを検知すると、電源装置1を車両側の電装機器に接続されている出力ライン(図示せず)から切り離す。
図7は、図6のフローチャートにおける第1のデータ取得工程(S10)を例示している。図7の第1のデータ取得工程では、データ取得部20は、電源装置1が切り離された無負荷状態において、電源装置1を構成する複数の電池セル11のSOCを取得する(S11)。次に、パラメータ取得部30は、データ取得部20が取得した複数のSOCデータの中から最大値および最小値を特定し、第1の最大充電率SOCmax1および第1の最小充電率SOCmin1(代表値)を取得する(S12)。パラメータ取得部30は、第1の最大充電率SOCmax1および第1の最小充電率SOCmin1の差分を演算し、第1の分布範囲△SOC1(第1の散布度)を取得し(S13)、第1のデータ取得工程を終了する。
図8は、図6のフローチャートにおけるフラグ設定工程(S30)を例示している。図8のフラグ設定工程では、フラグ設定部50により、第1の最小充電率SOCmin1と、第1の分布範囲△SOC1の値に応じて、スキップフラグ情報を設定する。具体的には
、第1の最小充電率SOCmin1が30%(充電状態判定閾値θ)以下で、かつ、第1の分布範囲△SOC1が0.5%(第1の偏差判定閾値α)以下となる場合(S31のY)、フラグ設定部50は、スキップフラグをオンに設定する(S33)。一方、第1の最小充電率SOCmin1が30%(充電状態判定閾値θ)以下で、かつ、第1の分布範囲△SOC1が0.5%(第1の偏差判定閾値α)以下とならない場合(S31のN)、フラグ設定部50は、スキップフラグをオフに設定する(S32)。フラグ設定部50によるスキップフラグの設定が終了すると、フラグ設定工程が終了される。
図9は、図6のフローチャートにおける充電工程(S50)を例示している。図9の充電工程では、まず、ユーザーが電源装置1に外部電源99を接続する(S51)。外部電源99や電源装置1に予め設定されている制御に従って電源装置1が充電される(S52)。充電が完了するか、ユーザーが電源装置1から外部電源99を取り外すことで、電源装置1の充電が停止され(S53)、充電工程が終了される。
図10は、図6のフローチャートにおける第2のデータ取得工程を例示している。図10の第2のデータ取得工程(S60)では、充電工程が終了した状態において、データ取得部20が組電池10を構成する複数の電池セル11のSOCを取得する(S61)。次に、パラメータ取得部30は、データ取得部20が取得した複数のSOCデータの中から最大値および最小値を特定し、第2の最大充電率SOCmax2および第2の最小充電率SOCmin2を取得する(S62)。パラメータ取得部30は、第2の最大充電率SOCmax2および第2の最小充電率SOCmin2の差分を演算し、第2の分布範囲△SOC2(第2の散布度)を取得し(S63)、第2のデータ取得工程を終了する。なお、SOC取得部24が、電池セル11の端子電圧を利用して電池セル11のSOCを推定する構成である場合、電源装置1が無負荷状態の状態で、データを取得する構成とすることが好ましい。電池セル11の開放電圧からSOCを推定する構成とすることで、SOCを精度よく推定することができる。
図11は、図6のフローチャートにおける電圧調整工程(S70)を例示している。図11の電圧調整工程では、スキップフラグ情報のフラグ状態と、第2の分布範囲△SOC2に基づいて、電池セル11の電圧調整を行うかどうかが選択される。具体的には、スキップフラグがオンで、かつ、第2の分布範囲△SOC2が2%(第2の偏差判定閾値β)以下となる場合(S71のY)、制御部64を介して、電圧調整部60は、対応する電池セル11の電圧を調整する(S72)。一方、スキップフラグがオンで、かつ、第2の分布範囲△SOC2が2%(第2の偏差判定閾値β)以下とならない場合(S71のN)、電圧調整部60は、電池セル11の電圧を調整せずに、電圧調整処理を終了する。
図12は、図6のフローチャートにおける予備電圧調整工程(S20)を例示している。図12の予備電圧調整工程では、スキップフラグ情報のフラグ状態に関わらず、第1の分布範囲△SOC1に基づいて、電池セル11の電圧調整を行うかどうかが選択される。具体的には、第1の分布範囲△SOC1が10%(第3の偏差判定閾値γ)以上となる場合(S21のY)、制御部64を介して、電圧調整部60は、対応する電池セル11の電圧を調整する(S22)。一方、第1の分布範囲△SOC1が10%(第3の偏差判定閾値γ)以上とならない場合(S21のN)、電圧調整部60は、電池セル11の電圧を調整せずに、予備電圧調整処理を終了する。
なお、本発明のある態様の電圧調整処理では、組電池10が充電され、組電池10のSOCが高SOC領域内にある状態において、電圧調整工程(S70)が実施される。しかしながら、上述の通り、電源装置1を充電するかどうかは、電動車両のユーザーの判断によって委ねられる。そのため、外部電源99を利用することなく、電動車両を使用することができるので、組電池10が充電されることなく長期間にわたって電源装置1が利用さ
れることもあり得る。このような場合、著しくSOC偏差が生じるおそれがあるが、上述の電圧調整処理では、電動車両のユーザーは外部電源99を用いて電源装置1を充電するかどうかとは無関係に、予備電圧調整工程(S20)が実施されるようになっているため、このような場合においても、電圧調整を実施することができるようになっている。
また、上述の構成では、予備電圧調整工程(S20)は、第1のデータ取得工程(S10)の直後に行われるようになっているが、必ずしもフラグ設定工程(S30)の前に行うように構成する必要があるわけではない。予備電圧調整工程(S20)は、第1のデータ取得工程(S10)の後であればよく、例えば、車両の停車を検知したあとに実施するように構成することもできる。
なお、上述のある態様の電源装置1では、電池セル11から検出したデータに基づいてSOCを推定し、SOCと各種閾値を比較する構成が例示されているが、電池セル11の充電状態を表すデータであればSOC以外の指標であってもよい。例えば、電池の電圧は、SOCと高い相関があることが知られており、電池の電圧値に基づいて上述の制御を行うこともできる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各々の構成要素や各々の処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 電源装置、10 組電池、11 電池セル、20 データ取得部、21 電圧検出部、22 シャント抵抗、23 電流検出部、24 SOC取得部、30 パラメータ取得部、40 記憶部、50 フラグ設定部、60 電圧調整部、61 放電部、62 放電抵抗、63 スイッチ、64 制御部、99 外部電源、SOCmax1 第1の最大充電率、SOCmin1 第1の最小充電率、SOCmax2 第2の最大充電率、SOCmin2 第2の最小充電率、△SOC1 第1の分布範囲、△SOC2 第2の分布範囲、θ 充電状態判定閾値、α 第1の偏差判定閾値、β 第2の偏差判定閾値、γ 第3の偏差判定閾値

Claims (7)

  1. 外部電源による充電が可能な複数の電池セルを備える電源装置において、該複数の電池セルの電圧を調整する電圧調整方法であって、
    前記複数の電池セルを充電する工程と、
    少なくとも前記複数の電池セルを充電する前および充電した後の状態において、各々の電池セルの充電状態を表すデータを取得する工程と、
    前記複数の電池セルが充電される前に取得された複数のデータを母集団として、代表値および第1の散布度を取得する工程と、
    前記複数の電池セルが充電された後に取得された複数のデータを母集団として、第2の散布度を取得する工程と、
    前記代表値および前記第1の散布度に応じて、スキップフラグ情報を設定する工程と、
    前記第2の散布度および前記スキップフラグ情報に応じて、前記複数の電池セルの電圧を調整する工程と、を備える電圧調整方法。
  2. 請求項1に記載の電圧調整方法において、
    さらに、前記代表値と、充電状態判定閾値と、を比較する工程であって、前記充電状態判定閾値が、充電率が50%の状態に対応する電池セルの充電状態を表すデータの値よりも小さい値に設定されている、該工程と、
    前記第1の散布度と、第1の偏差判定閾値と、を比較する工程と、
    前記第2の散布度と、第2の偏差判定閾値と、を比較する工程であって、前記第2の偏差判定閾値が、前記第1の判定閾値よりも大きい値に設定されている、該工程と、を備える電圧調整方法。
  3. 請求項2に記載の電圧調整方法において、
    前記スキップフラグ情報は、
    前記代表値が前記充電状態判定閾値より小さく、かつ、前記第1の散布度が前記第1の偏差判定閾値より小さい場合に、第1のフラグ状態に設定され、
    前記代表値が前記充電状態判定閾値より大きい、または、前記第1の散布度が前記第1の偏差判定閾値より大きい場合に、第2のフラグ状態に設定され、
    前記複数の電池セルの電圧を調整する工程は、前記スキップフラグ情報が第1のフラグ状態に設定されており、かつ、前記第2の散布度が前記第2の偏差判定閾値より大きい場合に、前記複数の電池セルの電圧を調整する工程であることを特徴とする電圧調整方法。
  4. 請求項3に記載の電圧調整方法において、
    さらに、前記第1の散布度と、第3の偏差判定閾値と、を比較する工程であって、前記第3の偏差判定閾値が前記第2の偏差判定閾値よりも大きい値に設定されている、該工程と、
    前記スキップフラグ情報のフラグ状態に関わらず、前記第1の散布度が前記第3の偏差判定閾値よりも大きい場合に、各々の電池セルの電圧を調整する工程と、を備える電圧調整方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電圧調整方法において、
    前記代表値は、母集団の最小値であることを特徴とする電圧調整方法。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電圧調整方法において、
    前記第1の散布度および前記第2の散布度は、それぞれの母集団に対して最大値と最小値を特定し、該特定された最大値と最小値の差分を演算して得られる分布範囲であることを特徴とする電圧調整方法。
  7. 外部電源から充電可能に構成される複数の電池セルと、
    少なくとも前記複数の電池セルを充電する前および充電した後の状態において、各々の電池セルの充電状態を表すデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得する複数のデータに対して、代表値、第1の散布度および第2の散布度を取得するパラメータ取得部であって、前記代表値および前記第1の散布度が、前記複数の電池セルが充電される前に取得された複数のデータを母集団として取得され、前記第2の散布度が、前記複数の電池セルが充電された後に取得された複数のデータを母集団として取得される、該パラメータ取得部と、
    充電状態判定閾値、第1の偏差判定閾値、第2の偏差判定閾値、および第3の偏差判定閾値が記憶される記憶部であって、前記充電状態判定閾値が、充電率が50%の状態に対応する電池セルの充電状態を表すデータの値よりも小さい値に設定されており、前記第2の偏差判定閾値が、前記第1の偏差判定閾値よりも大きい値に設定されており、前記第3の偏差判定閾値が、前記第2の偏差判定閾値よりも大きい値に設定されている、該記憶部と、
    第1のフラグ状態および第2のフラグ状態を含むスキップフラグ情報を設定するフラグ設定部であって、前記代表値が前記充電状態判定閾値より小さく、かつ、前記第1の散布度が前記第1の偏差判定閾値より小さい場合に、第1のフラグ状態を設定し、前記代表値が前記充電状態判定閾値より大きい、または、前記第1の散布度が前記第1の偏差判定閾値より大きい場合に、第2のフラグ状態を設定する、該フラグ設定部と、
    前記第1の散布度、前記第2の散布度および前記スキップフラグ情報に応じて、前記複数の電池セルの電圧を調整する電圧調整部であって、前記スキップフラグ情報が、第1のフラグ状態に設定されており、かつ、前記第2の散布度が前記第2の偏差判定閾値より大きい場合には、前記複数の電池セルの電圧を調整し、前記スキップフラグ情報のフラグ状態に関わらず、前記第1の散布度が前記第3の偏差判定閾値より大きい場合には、前記複数の電池セルの電圧を調整する、該電圧調整部と、
    を備える電源装置。
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