JP2016156959A - 支持部材、像保持体、画像形成装置 - Google Patents

支持部材、像保持体、画像形成装置 Download PDF

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和昭 飯倉
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Abstract

【課題】外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる支持部材、像保持体、画像形成装置を得る。
【解決手段】支持部材116が筒体108の内部に支持される場合には、弾性部材120Bだけが筒体108の内周面108Aと接触している。このため、筒体108の内周面108Aと支持部材116とが接触する位置が安定する。これにより、支持部材116を用いることで、筒体108に生じる振動が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持部材、像保持体及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置において感光体ドラムの内部には、感光体ドラムの内壁面と摺動自在に接し、その内壁面を所定の力で押圧する摺接部材が配置されている。
特開平08−54804号公報
特許文献1に記載の摺接部材(支持部材)には、周方向において一部が離間した離間部が感光体ドラム(筒体)の軸方向に延びるように形成されている。そして、摺接部材は、両端部が対向した断面C字状とされている。これにより、設計上の狙いとしては、摺接部材の外周面全体が、感光体ドラムの内周面と接触するようになっている。
しかし、摺接部材の単品ばらつき、及び感光体ドラムの単品ばらつきによって、摺接部材の外周面全体が、感光体ドラムの内周面と接触することは高い精度を要求され、摺接部材の外周面の一部と感光体ドラムの内周面とが接触してしまうことがある。さらに、摺接部材の外周面の一部と感光体ドラムの内周面とが接触する位置が、部品間でばらついてしまう。このため、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材では、感光体ドラムの振動を抑制する効果が低下してしまうことがある。
本発明の課題は、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することである。
本発明の請求項1に係る支持部材は、像保持体を構成する円筒状の筒体の内部で前記筒体の内周面と離間して対向する対向部と、前記対向部から前記筒体の内周面に向けて突出し、前記内周面と接触して前記対向部と前記内周面との隙間を埋める隙間埋め部材を有する複数の突出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る支持部材は、請求項1に記載の支持部材において、前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、前記対向部を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る支持部材は、請求項1又は2に記載の支持部材において、前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、1200〔MPa〕以下とされていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る像保持体は、円筒状で画像が形成される筒体と、前記筒体の内部に支持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の支持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る像保持体は、請求項4に記載の像保持体において、前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、前記筒体を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項4又は5に記載の像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電装置と、帯電した前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、前記像保持体に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の支持部材によれば、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる。
本発明の請求項2の支持部材によれば、隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数が、支持部を構成する部材の縦弾性係数と同等又は高くされる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる。
本発明の請求項3の支持部材によれば、隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数が1200〔MPa〕より大きい場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる。
本発明の請求項4の像保持体によれば、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を備えている場合と比して、筒体に形成される画像の画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の請求項5の像保持体によれば、隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数が、筒体を構成する部材の縦弾性係数と同等又は高くされる場合と比して、筒体に形成される画像において筒体の振動に起因して生じる画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の請求項6の画像形成装置によれば、請求項4又は5に記載の像保持体を備えていない場合と比して、出力画像の画像品質の低下抑制することができる。
(A)(B)本発明の実施形態に係る支持部材を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る支持部材を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る像保持体等を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の実施形態に対する比較形態に係る支持部材を示した断面図である。
本発明の実施形態に係る支持部材、像保持体、画像形成装置の一例を図1〜図6に従って説明する。なお図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図5に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、読取原稿Gを読み取る原稿読取部22とが、この順で備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール32が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、送出ロール32に対してシート部材Pの搬送方向の下流側(以下「搬送方向下流側」と記載する)に配置され、シート部材Pを一枚ずつ分離して搬送する分離ロール34が備えられている。
また、搬送経路28において、分離ロール34に対して搬送方向下流側には、シート部材Pを一端停止させるとともに、決められたタイミングでシート部材Pを後述する転写位置Tへ送り出す位置合せロール36が配置されている。
さらに、搬送経路28の終端側には、画像形成部20によって画像が形成されたシート部材Pを、画像形成部20の上方に形成された排出部74に排出させる排出ロール76が配置されている。
〔原稿読取部〕
原稿読取部22には、読取原稿Gを搬送する自動原稿搬送装置40によって搬送された読取原稿Gに、又はプラテンガラス42に載せられた読取原稿Gに光を照射する光源44が備えられている。
〔画像形成部〕
図4に示されるように、画像形成部20は、像保持体56と、像保持体56の表面を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ロール58とを備えている。また、画像形成部20は、画像データに基づいて帯電した像保持体56を露光して静電潜像を形成する露光装置60(図5参照)と、この静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置62とを備えている。
さらに、画像形成部20は、搬送経路28に沿って搬送されるシート部材Pに像保持体56の表面に形成されたトナー画像を転写する転写装置の一例としての転写ロール64を備えている。また、画像形成部20は、加熱ロール66Hと加圧ロール66Nとから構成され、シート部材P上のトナー画像を加熱・加圧してシート部材Pに定着する定着装置66(図5参照)を備えている。さらに、画像形成部20は、トナー画像が転写された後の像保持体56に残留するトナーを像保持体56から掻き落として像保持体56を清掃するクリーニングブレード68を備えている。
なお、像保持体56、及び帯電ロール58等については、詳細を後述する。
(全体構成の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された帯電ロール58は、像保持体56の表面と接触して像保持体56の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、原稿読取部22によって読み取られた画像データ又は外部から入力されたデータに基づいて露光装置60が帯電した像保持体56の表面に露光光を照射して静電潜像を形成させる。
これにより、画像データに対応した静電潜像が像保持体56の表面に形成される。さらに、この静電潜像は、現像装置62によって現像され、トナー画像として可視化される。
そこで、収容部材26から送出ロール32によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pが、位置合せロール36によって決められたタイミングで転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが像保持体56と転写ロール64とに挟持搬送されることで、像保持体56の表面に形成されたトナー画像がシート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、シート部材Pが加熱ロール66Hと加圧ロール66Nとの間を通過することでシート部材Pに定着される。そして、表面にトナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール76によって排出部74へ排出される。
(要部構成)
次に、像保持体56、及び帯電ロール58等について説明する。
〔帯電ロール〕
帯電ロール58は、図3に示されるように、装置奥行方向に延び、金属材料(例えば、ステンレス)で形成された軸部58Aと、内部に軸部58Aが挿入される円筒状で、ゴム材料で形成されたロール部58Bとを備えている。
さらに、軸部58Aの両端側の部分は、ロール部58Bから外部に露出しており、一対の軸受部材102に回転可能に支持されている。また、夫々の軸受部材102を像保持体56側に向けて付勢する付勢部材104が、軸部58Aを挟んで像保持体56の反対側に配置されている。この構成より、帯電ロール58のロール部58Bが像保持体56に押し付けられ、像保持体56が回転すると、帯電ロール58が従動して回転するようになっている。
また、軸部58Aには、電源106から直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加されるようになっている。
〔像保持体〕
像保持体56は、図3に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状の筒体108と、筒体108において装置奥行方向(本実施形態では筒体108の軸方向と同様の方向)の一端側(図中上側)に固定される伝達部材110と、を備えている。また、像保持体56は、筒体108において装置奥行方向の他端側(図中下側)に固定される支持部材112を備えている。さらに、像保持体56は、筒体108の内部に配置され、筒体108の断面が周期的に変形するのを抑制する支持部材116を備えている。なお、支持部材116については、詳細を後述する。
筒体108は、金属材料を円筒状に形成した基材の外表面に感光層を塗布したものである。本実施形態では、筒体108を構成する部材は、アルミニウムであって、このアルミニウムの縦弾性係数(ヤング率)は、70000〔MPa〕とされている。そして、筒体108の厚さは、0.8〔mm〕とされている。また、筒体108の外径は、23〔mm〕とされ、筒体108の装置奥行方向の長さは、250〔mm〕とされている。
伝達部材110は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の一端側に固定され、開放された筒体108の一端側を閉止している。さらに、伝達部材110には、筒体108の中心Fを通る円柱状の貫通孔110Aが形成されている。また、伝達部材110において装置奥行方向の外側を向いた外表面には、貫通孔110Aを挟むように複数の凹部110Bが形成されている。
支持部材112は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の他端側に固定され、開放された筒体108の他端側を閉止している。さらに、支持部材112には、筒体108の中心Fを通る円柱状の貫通孔112Aが形成されている。
〔その他〕
像保持体56の装置奥行方向の一端側には、図3に示されるように、像保持体56(伝達部材110)に伝達される回転力を発生するモータ80が配置されている。
モータ80は、板状のフレーム84に取り付けられている。さらに、モータ80のモータ軸部80Aは、伝達部材110の貫通孔110Aに挿入されている。また、モータ軸部80Aの外周面には、屈曲した先端部が伝達部材110の凹部110Bに挿入されている板状のブラケット88が固定されている。これにより、伝達部材110は、モータ80が発生する回転力を筒体108に伝達するようになっている。
一方、像保持体56の装置奥行方向の他端側には、像保持体56(支持部材112)を回転可能に支持する段付円柱状の軸部材90が配置されている。軸部材90は、板状のフレーム部材92に取り付けられている。
そして、軸部材90は、筒体108の中心F上に延びて支持部材112の貫通孔112Aに挿入される軸部90Cを有している。また、貫通孔112Aの内周面と軸部90Cの外周面との間には空隙が設けられており、軸部90Cに対して支持部材112は、所謂滑り軸受として機能している。
この構成において、モータ80を稼働させると、モータ軸部80Aが回転する。モータ軸部80Aの回転は、ブラケット88及び筒体108の一端側に固定された伝達部材110を介して筒体108に伝達される。そして、筒体108の他端側に固定された支持部材112が、軸部90Cに対して回転することで、像保持体56が中心F周りに回転するようになっている。
〔支持部材〕
次に、筒体108の内部に支持される支持部材116について説明する。
支持部材116は、図3に示されるように、筒体108の内部に嵌め込まれて筒体108の装置奥行方向の中央側に支持されている。
支持部材116は、図1(A)(B)に示されるように、周方向の一部において軸方向に延びる離間部118Aが形成され、両端部が対向した円弧状とされている対向部の一例としての本体部118を有している。
さらに、図1(B)に示されるように、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、本体部118において、筒体108の中心Fを挟んで離間部118Aの反対側の部分には、溝部118Bが形成されている。この溝部118Bは、外周面118Dに形成され、支持部材116の一端から他端まで装置奥行方向に延びている(図2参照)。本実施形態では、本体部118は、縦弾性係数が、2200〔MPa〕のABS樹脂(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)を用いて成形されている。換言すれば、本体部118を構成するABS樹脂の縦弾性係数は、2200〔MPa〕とされている。
さらに、支持部材116は、本体部118の外周面118Dから筒体108の内周面108Aに向けて突出する突出部120を有している。
突出部120は、図1(A)(B)に示されるように、4個形成されている。具体的には、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、離間部118Aの中央と中心Fとを繋ぐ線分と突出部120と中心Fとを繋ぐ線分との成す角度(図中θ1)が夫々60〔度〕となるように、一対の突出部120が形成されている。さらに、装置奥行方向から見て溝部118Bを挟むように、一対の突出部120が形成れている。
また、図2に示されるように、夫々の突出部120は、支持部材116の一端から他端まで装置奥行方向に延びている。
突出部120は、図1(A)の拡大図に示されるように、本体部118から一体的に突出する突起120Aと、突起120Aの突出端と筒体108の内周面108A(図1(B参照)との隙間を埋める隙間埋め部材の一例としての弾性部材120Bとを有している。
弾性部材120Bは、本実施形態では、縦弾性係数が1200〔MPa〕のポリプロピレン(PP)を用いて成形されている。換言すれば、弾性部材120Bを構成する樹脂材(PP)の縦弾性係数は、1200〔MPa〕とされている。
このように、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、本体部118を構成する部材の縦弾性係数(2200〔MPa〕)と比して低くされ、かつ、筒体108を構成する部材の縦弾性係数(70000〔MPa〕)と比して低くされている。
そして、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、弾性部材120Bは圧縮されて筒体108の内周面108Aと接触し、本体部118の外周面118Dと筒体108の内周面108Aとは、離間するようになっている。
この構成において、支持部材116を筒体108の内部に支持させる際には、先ず、支持部材116が作業者によって把持される。支持部材116が把持されると、支持部材116は、離間部118Aの離間距離K1が短くなるように溝部118Bが変形するようになっている(図1(A)(B)参照)。そして、この状態で、支持部材116が筒体108の内部に挿入されるようになっている。
(要部構成の作用)
次に、像保持体56、及び帯電ロール58等の作用について説明する。
モータ80を稼働させると像保持体56が回転する(図3参照)。像保持体56が回転すると、帯電ロール58が従動して回転する。像保持体56の図示せぬ感光層を帯電させるため、帯電ロール58の軸部58Aには、電源106から直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加される。
重畳電圧を構成する交流電圧(1kHz〜3kHz)により、帯電ロール58と像保持体56との間には交番電界が発生する。これにより、像保持体56と帯電ロール58との間には、周期的(2kHz〜6kHz)な静電吸引力が生じる。
ここで、本実施形態の支持部材116に対する比較形態としての支持部材200について説明する。支持部材200については、支持部材116と異なる部位を主に説明する。
比較形態として支持部材200の外周面200Dには、図6(A)(B)に示されるように、突出部は形成されておらず、支持部材200は、断面C字状とされている。そして、設計上の狙いとしては、外周面200D全体が筒体108の内周面108Aと接触するようになっている。
しかし、支持部材200の単品ばらつき、及び筒体108の単品ばらつきによって、支持部材200の外周面200D全体が、筒体108の内周面108Aと接触することはまれであり、支持部材200の外周面200Dの一部と筒体108の内周面とが接触してしまう。このため、支持部材200の外周面200Dの一部と筒体108の内周面108Aとが接触する位置も部品間でばらついてしまう。
このため、支持部材200を支持した像保持体56では、像保持体56と帯電ロール58との間の周期的な静電吸引力によって筒体108に生じる振動が抑制されないことがある。
これに対して、本実施形態に係る支持部材116では、図1(B)に示されるように、外周面118Dから筒体108の内周面108Aに向けて突出した突出部120に備えられた弾性部材120Bだけが内周面108Aと接触している。このように、弾性部材120Bだけが筒体108の内周面108Aと接触している。つまり、支持部材116では、支持部材200と異なり、支持部材116の突出部120だけが、筒体108の内周面108Aと接触している。このため、支持部材116と筒体108の内周面108Aとが接触する位置が部品間でばらつくのが抑制されている。
また、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、1200〔Mpa〕とされている。そして、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、本体部118を構成する部材の縦弾性係数(2200〔MPa〕)と比して低くされ、かつ、筒体108を構成する部材の縦弾性係数(70000〔MPa〕)と比して低くされている。
(まとめ)
以上説明したように、支持部材116が筒体108の内部に支持される場合には、比較形態に係る支持部材200が筒体108の内部に支持される場合と比して、弾性部材120Bだけが筒体108の内周面108Aと接触している。このため、筒体108の内周面108Aと支持部材116とが接触する位置が安定する。これにより、支持部材116を用いることで、支持部材200を用いる場合と比して、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、本体部118を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされている。このため、弾性部材を構成する部材の縦弾性係数が本体部を構成する部材の縦弾性係数と比して同等又は高くされている場合と比して、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、弾性部材120Bが効果的に圧縮される。弾性部材120Bが効果的に圧縮されることで、周期的な静電吸引力が筒体108に作用した場合でも弾性部材120Bと内周面108Aとの接触が確保される。これにより、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数を、本体部118を構成する部材の縦弾性係数と比して低くすることで、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、1200〔MPa〕以下とされている。このため、弾性部材を構成する部材の縦弾性係数が1200〔MPa〕より大きい場合と比して、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、弾性部材120Bが効果的に圧縮される。弾性部材120Bが効果的に圧縮されることで、周期的な静電吸引力が筒体108に作用した場合でも弾性部材120Bと内周面108Aとの接触が確保される。これにより、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数を1200〔MPa〕以下とすることで、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、像保持体56においては、筒体108に生じる振動が抑制されることで、像保持体56の筒体108に形成されるトナー画像の画像品質の低下が抑制される。
また、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、筒体108を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされている。このため、弾性部材を構成する部材の縦弾性係数が筒体を構成する部材の縦弾性係数と比して同等又は高くされている場合と比して、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、弾性部材120Bが効果的に圧縮される。弾性部材120Bが効果的に圧縮されることで、周期的な静電吸引力が筒体108に作用した場合でも弾性部材120Bと内周面108Aとの接触が確保される。これにより、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数を、筒体108を構成する部材の縦弾性係数と比して低くすることで、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、画像形成装置10においては、筒体108に生じる振動が抑制されることで、シート部材Pに転写された出力画像の画像品質の低下が抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、支持部材116には、4個の突出部120が形成されたが、特に4個に限定されることなく2個又な3個であってもよく、5個以上であってもよい。また、突出部120の周方向の位置も上記実施形態に限定されるものではない。支持部材116が筒体108に支持された状態で、突出部120だけが筒体108の内周面108Aと接触し、本体部118の外周面118Dと筒体108の内周面108Aとが離間していればよい。
また、上記実施形態では、弾性部材120Bはポリプロピレン(PP)を用いて成形されたが、ゴム材、スポンジ材、他の樹脂材等を用いて成形されてもよく、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数が1200〔MPa〕以下であればよい。
また、上記実施形態では、弾性部材120Bはポリプロピレン(PP)を用いて成形されたが、両面テープ(例えば、日東電工社製 5000NS)を用いてもよい。
また、上記実施形態では、突出部120は、突起120Aと弾性部材120Bとを含んで構成されたが、突出部の全体が弾性部材であってもよい。
また、上記実施形態では、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、本体部118を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされたが、特に、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数が、本体部118を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされなくてもよい。この場合には、弾性部材120Bの圧縮度合いが小さくなってしまうが、支持部材200を用いる場合と比して、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、上記実施形態では、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は1200〔MPa〕以下とされたが、弾性部材を構成する部材の縦弾性係数が1200〔MPa〕以下にされなくてもよい。この場合には、弾性部材120Bの圧縮度合いが小さくなってしまうが、支持部材200を用いる場合と比して、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、上記実施形態では、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数は、筒体108を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされたが、特に、弾性部材120Bを構成する部材の縦弾性係数が、筒体108を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされなくてもよい。この場合には、弾性部材120Bの圧縮度合いが小さくなってしまうが、支持部材200を用いる場合と比して、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、上記実施形態では、本体部118は、両端部が対向した円弧状とされたが、特に円弧状とされなくてもよく、突出部120に備えられた弾性部材120Bだけが内周面108Aと接触していればよい。
10 画像形成装置
56 像保持体
58 帯電ロール(帯電装置の一例)
60 露光装置
62 現像装置
108 筒体
108A 内周面
116 支持部材
118 本体部(対向部の一例)
120B 弾性部材(隙間埋め部材の一例)
120 突出部

Claims (6)

  1. 像保持体を構成する円筒状の筒体の内部で前記筒体の内周面と離間して対向する対向部と、
    前記対向部から前記筒体の内周面に向けて突出し、前記内周面と接触して前記対向部と前記内周面との隙間を埋める隙間埋め部材を有する複数の突出部と、
    を備える支持部材。
  2. 前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、前記対向部を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされている請求項1に記載の支持部材。
  3. 前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、1200〔MPa〕以下とされている請求項1又は2に記載の支持部材。
  4. 円筒状で画像が形成される筒体と、
    前記筒体の内部に支持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の支持部材と、
    を備える像保持体。
  5. 前記隙間埋め部材を構成する部材の縦弾性係数は、前記筒体を構成する部材の縦弾性係数と比して低くされている請求項4に記載の像保持体。
  6. 請求項4又は5に記載の像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電装置と、
    帯電した前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、
    前記像保持体に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備える画像形成装置。
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