JP2016156494A - ドラムインハットタイプのパーキングブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制動時、ブレーキシューの端部が下降または上昇する現象を防止し、ブレーキシューの片接触を減少させることができるDIHタイプのパーキングブレーキ装置を提供する。【解決手段】本発明のパーキングブレーキ装置は、車両の車軸に一体に締結された回転するドラムと、ドラムに接触可能に車体に設けられるブレーキシュー14と、ブレーキシュー14がドラムに接触するようにブレーキシュー14を広げる作動手段とを備えたDIHタイプのパーキングブレーキ装置において、作動手段にスライディング可能に設けられ、制動時、作動手段から伸びながら、ブレーキシュー14の端部を押すロッドを含み、ロッド15、16の前面の上下方向に、車両の制動時、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇するのを防止する移動制限手段が形成されることを特徴とする。【選択図】 図5
Description
本発明は、ドラムインハットタイプのパーキングブレーキ装置に係り、より詳しくは、制動時、シューのトルク偏差を減少させることができるドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置に関する。
車両の駐車ブレーキの一つである図1に示すような、ドラムインハット(以下DIH、 Drum In Hat)タイプのパーキングブレーキ100は、駐車ケーブルまたは油圧ラインが車輪のナックル(またはキャリア)部位に装着されたダストカバー111およびトルクプレート112に連結され、ライニング114aを備えたブレーキシュー114が半円形に一対で備えられるか、一部が開放されたリング形態で1つが設けられる。駐車ケーブルまたは油圧ラインから作動力が入力されると、ブレーキシュー114が外側に広がりながら制動力を発揮する。
図1には、ブレーキシュー114が1つ設けられたDIHパーキングブレーキ装置100の斜視図を示しているが、ピストン113に油圧が提供されると、ピストン113の両端にそれぞれ設けられたロッド115が伸びながら、ブレーキシュー114が広がるようにすることで、制動力を発揮させる。ピストン113の左右両側に設けられるロッド115は、単にブレーキシュー114の端部の左右離脱を防止するために、係止顎115bが形成される。
前記のような従来技術に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置によれば、制動時、ブレーキシュー114の片接触が防止可能な手段は設けられていない。すなわち、制動時、ブレーキシュー114には回転モーメントが加えられ、これによってブレーキシュー114の端部で下降するか、上昇しながら片接触を発生させ、これによって片磨耗、トルク集中現象が発生する。
前記のような従来技術に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置によれば、制動時、ブレーキシュー114の片接触が防止可能な手段は設けられていない。すなわち、制動時、ブレーキシュー114には回転モーメントが加えられ、これによってブレーキシュー114の端部で下降するか、上昇しながら片接触を発生させ、これによって片磨耗、トルク集中現象が発生する。
例えば、図1または図2に示すように、ブレーキシュー114に反時計方向の回転による回転モーメントが加えられると、ピストン113の左側端と接触したブレーキシュー114の端部は下降し、ピストン113の右側端と接触したブレーキシュー114の端部は上昇しながら片接触が発生する。
このような片接触によって、ブレーキシュー114において、ピストン113から回転方向の後方に位置した部位(図2中のピストンの右側に位置した部位)では、ブレーキシュー114に接触したライニング114aも片磨耗が発生するのはもちろん、図2にトルク線図で示すように、一部部位にトルクの集中する現象が発生する。前記のように、トルクの偏差によって、ブレーキシュー114の左右側端部で制動力偏差が発生し、これが各種規制に対する認証の際に不合格の要素として作用する。
このような片接触によって、ブレーキシュー114において、ピストン113から回転方向の後方に位置した部位(図2中のピストンの右側に位置した部位)では、ブレーキシュー114に接触したライニング114aも片磨耗が発生するのはもちろん、図2にトルク線図で示すように、一部部位にトルクの集中する現象が発生する。前記のように、トルクの偏差によって、ブレーキシュー114の左右側端部で制動力偏差が発生し、これが各種規制に対する認証の際に不合格の要素として作用する。
しかし、従来技術に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置では、制動時、ブレーキシュー114の端部の下降または上昇を制限する手段が設けられておらず、先に説明した現象が持続していた。すなわち、ブレーキシュー114の端部と接触するロッド115は、ブレーキシュー114の端部が左右に離脱するのを防止する係止顎115bが形成されているに過ぎず、ロッド115の内部でブレーキシュー114の端部が上下方向に移動することを制限する手段は設けられていなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、制動時、ブレーキシューの端部が下降または上昇する現象を防止し、前記ブレーキシューの片接触を減少させることができるDIHタイプのパーキングブレーキ装置の提供を目的とする。
本発明の他の目的は、制動時、ブレーキシューの端部が下降または上昇する現象を防止することで、ブレーキシューにおける一部部位にトルクが集中する現象を防止することができるDIHタイプのパーキングブレーキ装置を提供することである。
本発明の他の目的は、制動時、ブレーキシューの端部が下降または上昇する現象を防止することで、ブレーキシューにおける一部部位にトルクが集中する現象を防止することができるDIHタイプのパーキングブレーキ装置を提供することである。
上記目的を解決するための本発明のDIHタイプのパーキングブレーキ装置は、車両の車軸に一体に締結された回転するドラムと、前記ドラムに接触可能に車体に設けられるブレーキシューと、前記ブレーキシューが前記ドラムに接触するように前記ブレーキシューを広げる作動手段とを備えたDIHタイプのパーキングブレーキ装置において、前記作動手段にスライディング可能に設けられ、制動時、前記作動手段から伸びながら、前記ブレーキシューの端部を押すロッドを含み、前記ロッドの前面の上下方向に、車両の制動時、前記ブレーキシューの端部が下降または上昇するのを防止する移動制限手段が形成されることを特徴とする。
前記移動制限手段は、前記ロッドの前面下部に形成され、前記ブレーキシューの端部が下降するのを防止する下降防止ストッパであることを特徴とする。
前記下降防止ストッパは、前記ブレーキシューにおいて、制動時、前記作動手段のピストンから車輪の回転方向の前方に位置する前記ブレーキシューの端部と接するロッドに形成されることを特徴とする。
前記下降防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して傾斜して形成され、前記ブレーキシューの端部の下端を支持する傾斜面が形成されることを特徴とする。
前記下降防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して18度〜22度の角度で傾斜して形成されることを特徴とする。
前記移動制限手段は、前記ロッドの前面上部に形成され、前記ブレーキシューの端部が上昇するのを防止する上昇防止ストッパであることを特徴とする。
前記上昇防止ストッパは、前記ブレーキシューにおいて、制動時、前記作動手段のピストンから車輪の回転方向の後方に位置する前記ブレーキシューの端部と接するロッドに形成されることを特徴とする。
前記上昇防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して傾斜して形成され、前記ブレーキシューの端部の上端を支持する傾斜面が形成されることを特徴とする。
前記上昇防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して18度〜22度の角度で傾斜して形成されることを特徴とする。
本発明に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置によれば、制動時、ピストンから伸びるロッドにブレーキシューの端部が下降または上昇する現象を防止し、ブレーキシューが初期に設けられた位置を維持することにより、ブレーキシューの片接触を防止することができる。
また、ブレーキシューの片接触が防止されることで、ブレーキシューの一部部位にトルクが集中する現象を減少させることにより、ブレーキシューの左側端部と右側端部で発生する制動力の偏差を減少させることができる。
同時に、ブレーキシューの片接触が減少するため、片接触による片磨耗を解消することができる。
また、ブレーキシューの片接触が防止されることで、ブレーキシューの一部部位にトルクが集中する現象を減少させることにより、ブレーキシューの左側端部と右側端部で発生する制動力の偏差を減少させることができる。
同時に、ブレーキシューの片接触が減少するため、片接触による片磨耗を解消することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置について詳細に説明する。
本発明に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置は、車両の車軸に一体に締結された回転するドラムと、ドラムに接触可能に車体に設けられるブレーキシュー14と、ブレーキシュー14がドラムに接触するようにブレーキシュー14を広げる作動手段とを備えたDIH(Drum In Hat)タイプのパーキングブレーキ装置において、作動手段にスライディング可能に設けられ、制動時、作動手段から伸びながら、ブレーキシュー14の端部を押すロッドを含み、ロッド15、16の前面の上下方向に、車両の制動時、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇するのを防止する移動制限手段が形成される。
本発明に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置は、車両の車軸に一体に締結された回転するドラムと、ドラムに接触可能に車体に設けられるブレーキシュー14と、ブレーキシュー14がドラムに接触するようにブレーキシュー14を広げる作動手段とを備えたDIH(Drum In Hat)タイプのパーキングブレーキ装置において、作動手段にスライディング可能に設けられ、制動時、作動手段から伸びながら、ブレーキシュー14の端部を押すロッドを含み、ロッド15、16の前面の上下方向に、車両の制動時、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇するのを防止する移動制限手段が形成される。
DIHタイプのパーキングブレーキ装置1は、車軸と共に回転するドラム(図示せず)と、車体に固定されて設けられるブレーキシュー14とが設けられ、制動時には、ブレーキシュー14がドラムに密着するようにブレーキシュー14が広がるようにすることで、ブレーキシュー14の外側面に設けられたライニング14aがドラムの内側面と接触することにより、制動力を発揮する。
ブレーキシュー14は、リング形態で形成されるが、ブレーキシュー14を広げる作動手段が位置できるように一部区間が除去された形態で形成されてもよい。ブレーキシュー14は、DIHタイプのパーキングブレーキ装置1のダストカバー11に締結されるトルクプレート12と一体に形成されてもよい。
ブレーキシュー14は、リング形態で形成されるが、ブレーキシュー14を広げる作動手段が位置できるように一部区間が除去された形態で形成されてもよい。ブレーキシュー14は、DIHタイプのパーキングブレーキ装置1のダストカバー11に締結されるトルクプレート12と一体に形成されてもよい。
ブレーキシュー14を広げる作動手段は、油圧によって伸びながら、ブレーキシュー14が広がるようにするピストン13でもよい。
ピストン13の両端及びブレーキシュー14の端部にはピストン13に加圧された油圧が作用した時、外側にスライディングするロッド15、16がそれぞれ嵌合し、ロッド15、16がブレーキシュー14の端部と接触する。
本発明は、ピストン13で加圧されたオイルが供給されると、ピストン13からスライディングされて突出するロッド15、16にそれぞれブレーキシュー14の移動、すなわち、ブレーキシュー14の端部の下降または上昇を防止する移動制限手段が形成されるようにする。
ピストン13の両端及びブレーキシュー14の端部にはピストン13に加圧された油圧が作用した時、外側にスライディングするロッド15、16がそれぞれ嵌合し、ロッド15、16がブレーキシュー14の端部と接触する。
本発明は、ピストン13で加圧されたオイルが供給されると、ピストン13からスライディングされて突出するロッド15、16にそれぞれブレーキシュー14の移動、すなわち、ブレーキシュー14の端部の下降または上昇を防止する移動制限手段が形成されるようにする。
制動時には、回転するドラムと停止した状態のブレーキシュー14とが接触しながら、ブレーキシュー14が車輪の回転方向に回転しロッド15、16と接触しているブレーキシュー14の両端はそれぞれ下降するか、上昇する。
すなわち、ブレーキシュー14において、ピストン13から車輪の回転方向の前方に位置したブレーキシュー14の端部(図6中の左側)は下降しようとし、残りの端部(図6中の右側)では逆に上昇しようとする。
すなわち、ブレーキシュー14において、ピストン13から車輪の回転方向の前方に位置したブレーキシュー14の端部(図6中の左側)は下降しようとし、残りの端部(図6中の右側)では逆に上昇しようとする。
これを防止するために、ロッド15、16には、ブレーキシュー14の端部の下降または上昇を防止するための移動制限手段が設けられるのである。
移動制限手段が設けられることにより、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとする時、ブレーキシュー14の端部と接触しているロッド15、16の前面の下部または上部を、ブレーキシュー14の端部と接触している部位よりも高くすることで、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとするのを防止することができる。
移動制限手段が設けられることにより、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとする時、ブレーキシュー14の端部と接触しているロッド15、16の前面の下部または上部を、ブレーキシュー14の端部と接触している部位よりも高くすることで、ブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとするのを防止することができる。
移動制限手段の具体例として、下降防止ストッパ15cまたは上昇防止ストッパ16cがある。
まず、下降防止ストッパ15cについて説明する。
下降防止ストッパ15cは、ロッド15の前面から突出して形成され、ブレーキシュー14の端部が下降するのを防止する。ロッド15は、図5および図7に詳細に示すように、前面にブレーキシュー14の端部と接触する載置面15aが形成され、載置面15aの左右(車両の幅方向)にブレーキシュー14の端部が載置面15aから離脱するのを防止する係止顎15bが形成される。この時、下降防止ストッパ15cは、載置面15aの下部で係止顎15bの間を埋めるように突出して形成される。下降防止ストッパ15cは、載置面に対して一定の角度で形成される傾斜面15dが形成され、傾斜面15dの傾斜角αは約20度、例えば、18度〜22度になってもよい。
まず、下降防止ストッパ15cについて説明する。
下降防止ストッパ15cは、ロッド15の前面から突出して形成され、ブレーキシュー14の端部が下降するのを防止する。ロッド15は、図5および図7に詳細に示すように、前面にブレーキシュー14の端部と接触する載置面15aが形成され、載置面15aの左右(車両の幅方向)にブレーキシュー14の端部が載置面15aから離脱するのを防止する係止顎15bが形成される。この時、下降防止ストッパ15cは、載置面15aの下部で係止顎15bの間を埋めるように突出して形成される。下降防止ストッパ15cは、載置面に対して一定の角度で形成される傾斜面15dが形成され、傾斜面15dの傾斜角αは約20度、例えば、18度〜22度になってもよい。
下降防止ストッパ15cによって、図6に示すように、ブレーキシュー14の端部の下端が支持されることにより、ブレーキシュー14の端部の下降を阻止することができる。
したがって、下降防止ストッパ15cは、制動時、ブレーキシュー14の端部のうち、下降する現象が発生する端部、すなわち、ピストン13から回転方向の前方に位置するブレーキシュー14と接触するロッド15に形成されるようにする。
したがって、下降防止ストッパ15cは、制動時、ブレーキシュー14の端部のうち、下降する現象が発生する端部、すなわち、ピストン13から回転方向の前方に位置するブレーキシュー14と接触するロッド15に形成されるようにする。
上昇防止ストッパ16cは、ピストン13に設けられる2つのロッド15、16のうち、下降防止ストッパ15cが形成されたロッド15の反対側に設けられるロッド16に形成される。
上昇防止ストッパ16cは、制動時、ブレーキシュー14の端部のうち、上昇する現象が発生するブレーキシュー14の端部、すなわち、ピストン13から回転方向の後方に位置するブレーキシュー14と接触するロッド16に形成される。
上昇防止ストッパ16cも、下降防止ストッパ15cと同様の形態で形成できるが、ただし、ブレーキシュー14の端部の上昇を防止するためのものであり、形成される部位に差がある。
上昇防止ストッパ16cは、制動時、ブレーキシュー14の端部のうち、上昇する現象が発生するブレーキシュー14の端部、すなわち、ピストン13から回転方向の後方に位置するブレーキシュー14と接触するロッド16に形成される。
上昇防止ストッパ16cも、下降防止ストッパ15cと同様の形態で形成できるが、ただし、ブレーキシュー14の端部の上昇を防止するためのものであり、形成される部位に差がある。
すなわち、上昇防止ストッパ16cでは、ロッド16の前面において、ブレーキシュー14の端部が載置される載置面16aの左右側に係止顎16bが形成され、載置面16aの上部で係止顎16bの間を埋める形態で突出して上昇防止ストッパ16cが形成される。
上昇防止ストッパ16cも、載置面16aと一定の傾斜角αを有する傾斜面を有する。傾斜角αは、約20度、例えば、18度〜22度になってもよい。上昇防止ストッパ16cの傾斜面16dが形成された傾斜角は、下降防止ストッパ15cの傾斜面15dが形成された傾斜角と同一であってもよく、互いに異なる角度で形成されてもよい。
上昇防止ストッパ16cも、載置面16aと一定の傾斜角αを有する傾斜面を有する。傾斜角αは、約20度、例えば、18度〜22度になってもよい。上昇防止ストッパ16cの傾斜面16dが形成された傾斜角は、下降防止ストッパ15cの傾斜面15dが形成された傾斜角と同一であってもよく、互いに異なる角度で形成されてもよい。
以下、このような構成を有する本発明に係るDIHタイプのパーキングブレーキ装置1の作用について説明する。
車両が制動すれば、車両の車輪の回転方向にブレーキシュー14には回転モーメントが作用し、回転モーメントによってブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとする。
例えば、ブレーキシュー14に反時計方向の回転による回転モーメントが作用すると、ブレーキシュー14において、ピストン13から回転方向の前方(図6中の左側)に位置した端部には下降力が作用し、ピストン13から回転方向の後方(図6中の右側)に位置した端部には上昇力が作用する。
車両が制動すれば、車両の車輪の回転方向にブレーキシュー14には回転モーメントが作用し、回転モーメントによってブレーキシュー14の端部が下降または上昇しようとする。
例えば、ブレーキシュー14に反時計方向の回転による回転モーメントが作用すると、ブレーキシュー14において、ピストン13から回転方向の前方(図6中の左側)に位置した端部には下降力が作用し、ピストン13から回転方向の後方(図6中の右側)に位置した端部には上昇力が作用する。
しかし、図6に示すように、ブレーキシュー14の端部は、それぞれロッド15、16に形成された下降防止ストッパ15cと上昇防止ストッパ16cに係止されるため、ブレーキシュー14の端部は下降または上昇が阻止されて、初期位置を維持する。
このように、ブレーキシュー14は、車両が制動しても初期の位置を維持しているので、ブレーキシュー14はドラムと比較的均一に接触する。これによって、図6に示すトルク線図のようなトルク分布が得られ、従来技術に比べてトルク偏差が減少する。
また、制動時、ブレーキシュー14でトルク偏差が減少するため、ブレーキシュー14が均一な制動力を発揮でき、各種認証を通過するとともにブレーキシュー14の片磨耗が防止できる。
このように、ブレーキシュー14は、車両が制動しても初期の位置を維持しているので、ブレーキシュー14はドラムと比較的均一に接触する。これによって、図6に示すトルク線図のようなトルク分布が得られ、従来技術に比べてトルク偏差が減少する。
また、制動時、ブレーキシュー14でトルク偏差が減少するため、ブレーキシュー14が均一な制動力を発揮でき、各種認証を通過するとともにブレーキシュー14の片磨耗が防止できる。
1:DIHタイプのパーキングブレーキ装置
11:ダストカバー
12:トルクプレート
13:ピストン
14:ブレーキシュー
15、16:ロッド
15a、16a:載置面
15b、16b:係止顎
15c、16c:ストッパ
15d、16d:傾斜面
100:パーキングブレーキ
111:ダストカバー
112:トルクプレート
113:ピストン
114:ブレーキシュー
115:ロッド
11:ダストカバー
12:トルクプレート
13:ピストン
14:ブレーキシュー
15、16:ロッド
15a、16a:載置面
15b、16b:係止顎
15c、16c:ストッパ
15d、16d:傾斜面
100:パーキングブレーキ
111:ダストカバー
112:トルクプレート
113:ピストン
114:ブレーキシュー
115:ロッド
Claims (9)
- 車両の車軸に一体に締結された回転するドラムと、前記ドラムに接触可能に車体に設けられるブレーキシューと、前記ブレーキシューが前記ドラムに接触するように前記ブレーキシューを広げる作動手段を備えたドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置において、
前記作動手段にスライディング可能に設けられ、制動時、前記作動手段から伸びて前記ブレーキシューの端部を押すロッドを含み、
前記ロッドの前面の上下方向に、車両の制動時、前記ブレーキシューの端部が下降または上昇するのを防止する移動制限手段が形成されることを特徴とするドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。 - 前記移動制限手段は、前記ロッドの前面下部に形成され、前記ブレーキシューの端部が下降するのを防止する下降防止ストッパであることを特徴とする請求項1に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
- 前記下降防止ストッパは、
前記ブレーキシューにおいて、制動時、前記作動手段のピストンから車輪の回転方向の前方に位置する前記ブレーキシューの端部と接するロッドに形成されることを特徴とする請求項2に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。 - 前記下降防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して傾斜して形成され、前記ブレーキシューの端部の下端を支持する傾斜面が形成されることを特徴とする請求項2に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
- 前記下降防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して18度〜22度の角度で傾斜して形成されることを特徴とする請求項4に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
- 前記移動制限手段は、前記ロッドの前面上部に形成され、前記ブレーキシューの端部が上昇するのを防止する上昇防止ストッパであることを特徴とする請求項1に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
- 前記上昇防止ストッパは、
前記ブレーキシューにおいて、制動時、前記作動手段のピストンから車輪の回転方向の後方に位置する前記ブレーキシューの端部と接するロッドに形成されることを特徴とする請求項6に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。 - 前記上昇防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して傾斜して形成され、前記ブレーキシューの端部の上端を支持する傾斜面が形成されることを特徴とする請求項6に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
- 前記上昇防止ストッパは、前記ロッドのスライディング方向と垂直な面に対して18度〜22度の角度で傾斜して形成されることを特徴とする請求項8に記載のドラム イン ハットタイプのパーキングブレーキ装置。
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