JP2016156408A - 回転軸駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石を用いた小型で汎用性に優れるアシスト機構を組み込んだ回転軸駆動装置を提供する。
【解決手段】アシスト機構10は、軸支持機構に固定された環状の第1支持部材11に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第1永久磁石13と、第1永久磁石13の内周側において、回転軸に固定された環状の第2支持部材12に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第2永久磁石14とを備え、第1永久磁石13と第2永久磁石14は、軸心と直交方向に接近状態で対向可能に配設される。アシスト機構10は、回転駆動手段により、正転方向と逆転方向の少なくとも一方に設定角度回転させる際に、第1永久磁石13と第2永久磁石14の磁力により回転駆動手段の負荷を軽減するアシストトルクを発生させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、回転軸駆動装置に関し、特に永久磁石の磁力により回転軸駆動手段の負荷を軽減するアシストトルクを発生させるアシスト機構を設けたものに関する。
軸支持機構に回転軸を回転可能に支持し、回転軸にアーム部材等の被駆動部材の一端部材を連結し、回転駆動手段により回転軸を回転させることで、被駆動部材を回転軸の回りに揺動駆動する回転軸駆動装置が、種々の機械装置に組み込まれている。被駆動部材の慣性モーメントが大きくなる場合には、通常は回転軸駆動装置を大型にするが、大型の回転軸駆動装置を採用しても、回転駆動の高速化を図ることが困難になる。特に、被駆動部材及びそれに付属する付属部材の自重に起因する負荷が作用する場合、回転軸駆動装置は、上記の自重に起因する負荷に抗して回転軸を回転駆動する必要もある。そこで、回転軸駆動装置の高速化及び/又は小型化を図るため、回転軸駆動装置の負荷の一部を軽減するアシスト手段を組み込む技術は公知である。
特許文献1に記載のインデクサー装置においては、テーブルユニットを回転させる回転軸にほぼ楕円形のカム板を取り付け、軸支持機構に装備したガススプリングの出力ロッドの先端のローラをカム板の外周面に当接させ、テーブルユニットが最下位置から上方へ揺動する際に、ガススプリングによりアシストトルクを発生させる。
特許文献2に多関節ロボットにおいては、下部アーム(被駆動部材)の下端部を回転させる回転軸にガススプリングの一端を連結し、下部アームを上方へ揺動駆動する際に、ガススプリングによりアシストトルクを発生させる。
特許文献3の図1、図2に記載のロボットにおいては、スプリングユニットによってアシストトルクを発生させるように構成されている。
特開2013−32827号公報 特開2014−195849号公報 特許第3614383号公報
ガススプリングによりアシストトルクを発生させるアシスト機構では、ガススプリングの全長が大きく、ガススプリングを回転軸駆動装置の内部に組み込むことができないため、回転軸駆動装置が大型化する。多関節ロボット等においては、複数のアーム部材を備えているが、回転軸駆動装置が大型化するため、例えば、下部アームを回転駆動する回転軸駆動部のようなごく一部の回転軸駆動部にしかアシスト機構を採用することができない。このことは、スプリングユニットからなるアシスト機構についても同様である。
本発明の目的は、永久磁石を活用した小型で汎用性に優れるアシスト機構を組み込んだ回転軸駆動装置を提供することである。
本発明(請求項1)の回転軸駆動装置は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支持する軸支持機構と、前記回転軸を正転方向と逆転方向に回転駆動可能な回転駆動手段と、前記回転軸によりこの回転軸を中心として揺動駆動される被駆動部材とを有する回転軸駆動装置において、前記軸支持機構に固定され且つ前記回転軸の外周側に配設された環状の第1支持部材と、前記回転軸に固定され且つ前記回転軸の外周側に配設された環状の第2支持部材と、前記第1支持部材に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第1永久磁石と、前記複数の第1永久磁石の内周側において前記第2支持部材に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第2永久磁石とを備えたアシスト機構を設け、前記複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石は、前記軸心と直交方向に接近状態で対向可能に配設され、
前記アシスト機構は、前記回転駆動手段により前記回転軸を予め設定された設定回転位置から正転方向と逆転方向の少なくとも一方に設定角度回転させる際に、前記複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石の磁力により回転駆動手段の負荷を軽減するアシストトルクを発生させるように構成されたことを特徴としている。
請求項2の回転軸駆動装置は、請求項1の発明において、複数の第1,第2永久磁石において、周方向に隣接する各対の永久磁石の磁界の方向は逆向きに設定されていることを特徴としている。
請求項3の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記第1支持部材は、前記複数の第1,第2永久磁石の前記軸心方向一端側に配設された非磁性材料製の第1環状基板と、前記第1,第2永久磁石の外周側に位置する磁性材料製の環状部材と、隣接する1又は複数対の第1永久磁石の間に装着された非磁性材料製の1又は複数の第1磁石保持部材とを有し、前記第2支持部材は、前記複数の第1,第2永久磁石の前記軸心方向他端側に配設された非磁性材料製の第2環状基板と、前記第1,第2永久磁石の内周側に配設され且つ前記回転軸に外嵌状に固定された磁性材料製の筒部材と、隣接する1又は複数対の第2永久磁石の間に装着された非磁性材料製の1又は複数の第2磁石保持部材とを有することを特徴としている。
請求項4の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向4等分位置に配設された4つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が50〜60度の部分円筒形状に形成されたことを特徴としている。
請求項5の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向6等分位置に配設された6つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が40〜45度の部分円筒形状に形成されたことを特徴としている。
請求項6の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向の3等分位置のうちの2位置に配設された2つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が80〜100度の部分円筒形状に形成されたことを特徴としている。
請求項7の回転軸駆動装置は、請求項6の発明において、前記軸心に対して前記第1,第2永久磁石と反対側において、前記1対の永久磁石の周方向端部同士間のうちの、前記回転軸が回転する際に第2永久磁石と対向する部分に、部分円筒形の第1磁路形成部材が組み込まれ、前記軸心に対して前記第1,第2永久磁石と反対側において、前記2対の永久磁石の周方向端部同士間のうちの、前記回転軸が回転する際に第1永久磁石と対向する部分に、部分円筒形の第2磁路形成部材が組み込まれたことを特徴としている。
請求項8の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記回転軸は、ロボットの関節部に装備された回転軸であり、前記被駆動部材は前記ロボットのアーム部材であることを特徴としている。
請求項9の回転軸駆動装置は、請求項1又は2の発明において、前記回転軸は、インデクサー装置の枢支軸であり、前記被駆動部材はインデクサー装置のテーブルユニットであることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、課題解手段の欄に記載した構成を有するため、前記回転軸が設定回転位置(例えば、被駆動部材及びそれに支持されたワーク等の回転方向の位置エネルギが最小となるホームポジション回転位置)にある場合に、複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石とが夫々対向し、複数の第1永久磁石の磁界方向と複数の第2永久磁石の磁界の方向が対向(逆向き)状態になるように設定しておくものとする。その設定回転位置から回転軸を正転方向と逆転方向の少なくとも一方へ回転させると、回転軸により被駆動部材が上方へ揺動駆動され、回転駆動手段の負荷が大きくなる。このとき、アシスト機構は、複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石の磁力(吸引力及び/又は反発力)で、回転駆動手段の負荷を軽減するアシストトルクを発生させるため、回転駆動手段の小型化を図ることができ、回転軸の回転動作の高速化を図ることができる。
複数の第1,第2永久磁石でもってアシストトルクを発生させるアシスト機構は、小型のものに構成できるため、複数の第1,第2永久磁石を含むアシスト機構を回転軸駆動装置の回転軸の外周側周辺部に組み込みことが可能である。そのため、例えば、多関節ロボットの複数の関節部の各々の回転軸駆動装置等にも採用可能になる等、汎用性に優れる。
尚、設定回転位置は、ホームポジション回転位置に限るものではなく、所望の回転位置
に設定可能である。
請求項2の発明によれば、複数の第1,第2永久磁石において、周方向に隣接する各対の永久磁石の磁界の方向は逆向きに設定されているため、第1,第2永久磁石の吸引力と反発力によりアシストトルクを発生することができる。
請求項3の発明によれば、前記第1支持部材は、非磁性材料製の第1環状基板と、磁性材料製の環状部材と、非磁性材料製の複数の第1磁石保持部材とを有し、前記第2支持部材は、非磁性材料製の第2環状基板と、磁性材料製の筒部材と、非磁性材料製の複数の第2磁石保持部材とを有するため、アシストトルクの発生に有利な磁路を形成することができる。
請求項4の発明によれば、回転軸が設定回転位置から正転方向及び逆転方向へ約90°回転するまでアシストトルクを発生させることができる。
請求項5の発明によれば、回転軸が設定回転位置から正転方向及び逆転方向へ約45°回転するまでアシストトルクを発生させることができる。
請求項6の発明によれば、回転軸が設定回転位置から正転方向又は逆転方向へ約120°回転するまでアシストトルクを発生させることができる。
請求項7の発明によれば、アシストトルクを発生させる際に、閉ループ状の磁路を確実に形成することができる。
請求項8の発明によれば、ロボットの関節部の回転軸を回転駆動手段で回転駆動してアーム部材(被駆動部材)を揺動駆動する際にアシストトルクを発生させることができる。
請求項9の発明によれば、インデクサー装置のテーブルユニットを最下位置から上方へ揺動させる際に、アシストトルクを発生させることができる。
本発明の実施例1に係るインデクサー装置の正面図である。 インデクサー装置の回転駆動機構の周辺部の縦断面図である。 アシスト機構の斜視図である。 アシスト機構の左側面図である。 アシスト機構の縦断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 設定回転位置のときのアシスト機構の磁界の状態を説明する説明図である。 アシストトルク発生時の磁路を説明する説明図である。 アシスト終了状態のときの磁路を説明する説明図である。 実施例2に係る多関節ロボットの要部の正面図である。 実施例2の第1アシスト機構の図6相当図である。 実施例2の第2アシスト機構の図6相当図である。
本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する
本実施例は、工作機械により機械加工を施すワークを着脱自在に装着するインデクサー装置に、本願特有のアシスト機構を含む回転軸駆動装置を適用した場合の一例である。以下、図1における上下左右方向を上下左右方向として説明する。
図1に示すように、インデクサー装置1は、テーブルユニット2、テーブルユニット2上に旋回可能に装備されたターンテーブル3、テーブルユニット2に固定された左右1対の回転軸(枢支軸)2a,2b、回転軸2aを回転自在に支持する左軸支持機構3、回転軸2bを回動自在に支持する右軸支持機構4、テーブルユニット2と回転軸2a,2bを水平な回転軸心A回りに揺動駆動(回転駆動)する電動モータ5aを有する回動駆動機構5、テーブルユニット2を最下位置から上方へ揺動させる際にアシストトルクを発生させるアシスト機構10などを備えている。
ここで、テーブルユニット2が「被駆動部材」に相当し、テーブルユニット2と、回転軸2a,2bと、左右の軸支持機構3,4と、回動駆動機構5と、アシスト機構10とが本発明の「回転軸駆動装置」に相当する。
図1〜図3に示すように、回動駆動機構5は右軸支持機構4に設けられ、この回動駆動機構5から回転軸2bに駆動力が入力されて、テーブルユニット2が回動駆動される。この回動駆動機構5は、回転軸2bに固定されたウォームホイール5bと、このウォームホイール5bに噛合した鉛直姿勢のウォームギヤ5cと、このウォームギヤ5cを回転駆動可能な電動サーボモータ5aとで構成されている。
テーブルユニット2のテーブル本体2cには、図1の旋回軸心B回りに旋回可能なターンテーブル3と、その回転駆動機構(図示略)が設けられ、このターンテーブル3にワークWが着脱自在に装着され、ワークWに機械加工が施される。
ここで、テーブルユニット2は、回転軸2aの右端部に一体的に連結されて回転軸2aの軸心Aと直交する下方へ所定長さ延びる左腕部2dと、回転軸2bの左端部に一体的に連結されて回転軸2bの軸心Aと直交する下方へ所定長さ延びる右腕部2eと、テーブル本体2cとを備え、テーブル本体2cの左右の端部は左右の腕部2d,2eの下端部に一体的に連結されている。図1に示すように、テーブル本体2cが最下位置に水平姿勢に位置する状態が、テーブルユニット2のホームポジションであり、このホームポジションのとき回転軸2a,2bもホームポジション回転位置になる。本実施例では、上記のホームポジションに対応する回転軸2a,2bの回転位置が予め設定された「設定回転位置」に相当する。
図1、図4〜図6に示すように、アシスト機構10は、左側の回転軸2aにアシストトルクを付与するように組み込まれている。このアシスト機構10は、回転軸2aの外周側に配設された環状の第1支持部材11と、回転軸2aの外周側に配設された環状の第2支持部材12と、第1支持部材11に周方向に間欠的に並べて保持された複数(本実施例では4つ)の第1永久磁石13と、第2支持部材12に周方向に間欠的に並べて保持された複数(本実施例では4つ)の第2永久磁石14とを備えている。
複数の第1,第2永久磁石13,14において、夫々、周方向に隣接する各対の永久磁石の磁界の方向は逆向きに設定されている。
複数の第1,第2永久磁石13,14は、夫々、周方向4等分位置に配設された4つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石13,14の各々は回転軸2aの軸心Aに対する開角が50〜60°(本実施例では60°)の部分円筒形状に形成されている。
第1支持部材11は、回転軸2aの軸心Aと直交する面と平行な非磁性材料(例えば、オーステナイト系ステンレス鋼)製の第1環状基板11aと、第1,第2永久磁石13,14及び第2支持部材12の外周側に位置する磁性材料製の環状部材11bと、この環状部材11bと一体形成され且つ第1環状基板11aの外面に当接状に配設された環状板部
11cと、隣接する4対の第1永久磁石13の間に夫々装着された非磁性材料製の4つの第1磁石保持部材11dを備えている。
第1環状基板11aの内周側端部には環状板部11cの内周面を支持する筒部11eが一体形成され、この筒部11eは回転軸2aに外嵌された環状のベアリング6に外嵌されている。尚、ベアリング6の内周面と外周にはオイル溝が形成されている。
環状部材11bは、複数のボルト穴11fを介して軸支持機構3の縦壁部材3a(静止部材)に4つのボルト7で固定され、第1環状基板11aは環状板部11cに複数のボルト(図示略)により固定されている。
第2支持部材12は、回転軸2aの軸心Aと直交する面と平行な非磁性材料製の第2環状基板12aと、第1,第2永久磁石13,14の内周側に配設され且つ回転軸2aに外嵌して固定された磁性材料製の筒部材12bと、この筒部材12bと一体形成されて第2環状基板12aの外面に当接した環状板部12cと、隣接する4対の第2永久磁石14の間に夫々装着された4つの第2磁石保持部材12dとを備えている。第2環状基板12aの外周側端部には、環状部材11bに内嵌され且つ環状板部12cに外嵌された筒部12eが一体形成されている。
筒部材12bの左半部の内周部には、左方程大径化するテーパ穴7が形成され、回転軸2aの外周面とテーパ穴7との間に環状楔部材8を嵌入することで、筒部材12bが回転軸2aに固定されている。尚、環状楔部材8は複数のボルト8aで筒部材12bに固定されている。
図5、図6に示すように、第1永久磁石13と第2環状基板12aとの間には微小隙間19が形成され、第2永久磁石14と第1環状基板11aとの間には微小隙間20が形成されている。第1永久磁石13の右端面は第1環状基板11aに当接している。
第1磁石保持部材11dの内径側1/2部分には、周方向幅を拡大した1対の規制段部11gが形成され、第1永久磁石13の周方向端部には規制段部11gに係合する係合段部13aが形成されている。第1磁石保持部材11dの1対の規制段部11gをその両側の係合段部13aに係合させた状態で、第1磁石保持部材11dが第1永久磁石13を保持した状態でボルト21により環状部材11bの内周面に固定されている。
第2永久磁石14の左端面は第2環状基板12aに当接している。第2磁石保持部材 12dの外径側1/2部分には、周方向幅を拡大した1対の規制段部12gが形成され、第2永久磁石14の周方向端部には規制段部12gに係合する係合段部14aが形成されている。第2磁石保持部材12dの1対の規制段部12gをその両側の係合段部14aに係合させた状態で、第2磁石保持部材12dが第2永久磁石14を保持した状態でボルト22により筒部材12bの外周面に固定されている。尚、第1永久磁石13の内周面と、第2永久磁石14の外周面との間には、微小隙間(例えば、0.1〜0.2mmの隙間)が形成されている。
図6は、回転軸2aが予め設定された設定回転位置(例えば、テーブルユニット2とターンテーブル3とワークW等の位置エネルギが最小となるホームポジション)にあるときの第1,第2永久磁石13,14の磁極の一例を示している。このとき、4対の第1,第2永久磁石13,14が夫々径方向に相対向しており、各対の第1永久磁石13の磁界の方向と第2永久磁石14の磁界の方向が逆向きになっている。
次に、以上説明したアシスト機構10を含む回転軸駆動機構の作用、効果について説明する。図7は、テーブルユニット2がホームポジションで、回転軸2a,2bが設定回転位置にある状態を示す。テーブルユニット2とターンテーブル3とワークW等の自重が作用するため、テーブルユニット2がホームポジションで安定している。この状態では、対向関係に位置する各対の第1,第2永久磁石13,14の磁界の方向が逆向きであるため、閉ループ状の磁路が形成されず、アシストトルクは発生していない。
次に、図8に示すように、回転駆動機構5により回転軸2a,2bを例えば正転方向(図8の矢印R方向)へ回転させ始めると、4つの第1永久磁石13に対して4つの第2永久磁石14が相対的に回転し、図示のような閉ループ状の磁路が形成されるため、4つの第1永久磁石13と4つの第2永久磁石14との間に作用する吸引力及び反発力によってアシストトルクTが発生する。
即ち、各対の第1,第2永久磁石13a,14d;13b,14a;13c,14b;13d,14cには吸引力が作用し、各対の第1,第2永久磁石13a,14a;13b,14b;13c,14c;13d,14dには反発力が作用する。その結果、回転駆動機構5の負荷を軽減するアシストトルクTであって、図8の矢印Tで示すようなアシストトルクTが発生する。このアシストトルクTは、回転軸2a,2bが90°回転する間作用し、このアシストトルクTの大きさは、第1,第2永久磁石13,14で発生する磁界の強度に依存する。
本実施例の場合、回転軸2aの回転角が増すと、第1,第2永久磁石13,14間の反発力が減少する一方、第1,第2永久磁石13,14間の吸引力が増大するけれども、反発力の減少よりも吸引力の増大の方が大きいため、アシストトルクTの大きさは、回転軸2aが90°回転する間、回転角度の増大に応じて大きくなるものと推定される。
図9は、回転軸2a,2bが90°回転した状態を示し、図示のような閉ループ状の磁路が形成され、回転軸2a,2bをそれ以上回転させるようなアシストトルクは発生しなくなる。しかし、回転軸2a,2bをその位置に保持する保持力は発生する。
尚、上記の説明は、回転軸2a,2bを例えば正転方向へ回転させる場合について説明したが、回転軸2a,2bを上記とは逆の逆転方向へ90°回転させる場合も同様である。
以上のように、テーブルユニット2を上方へ揺動駆動する際、アシスト機構10により
回転駆動機構5の負荷を軽減させるアシストトルクを発生させることができるため、回転駆動機構5の電動サーボモータ5aを小型化し、消費電力の節減を図ることができるうえ、テーブルユニット2の揺動動作の高速化を図ることもできる。しかも、アシスト機構10は左軸支持機構3の外部に大きく突出する部材を必要としないので小型に構成できるから、左軸支持機構3にコンパクトに組み込むことが可能である。
尚、非磁性材料製の第1,第2環状基板11a,12aを組み込んだので、第1,第2環状基板11a,12aの方へ磁界が漏洩するのを防止し、第1,第2永久磁石13,14と同じ面内に磁路を形成できるため、第1,第2永久磁石13,14の反発力と吸引力を増強する上で有利である。
本実施例では、回転軸2a,2bを90°回転させる間、アシストトルクを発生するアシスト機構10を採用したが、複数の第1,第2永久磁石13,14の数やサイズを適宜設定すれば、回転軸2a,2bを例えば0〜180°の間の所望の角度回転させる際に回転駆動手段の負荷を軽減可能なアシストトルクを発生させることができるため、このアシスト機構10は汎用性に優れ、回転駆動機構で回転駆動される回転軸により被駆動部材を回転軸を中心として揺動駆動(回転駆動)する種々の回転軸駆動装置に適用することができ、汎用性に優れる。
この実施例2は、多関節ロボット30(多関節マニュプュレータ)の関節部の回転軸を回転駆動する回転軸駆動装置に本発明を適用した例であり、図10〜図12に基づいて説明する。
図10に示すように、多関節ロボット30は、基台31と、この基台31の上に鉛直軸心回りに回転可能に装備された旋回台32と、この旋回台32の枢支板部32aに第1関節部33を介して支持された下部アーム34と、この下部アーム34の上端部分に第2関節部35を介して支持された上部アーム36と、この上部アーム36の先端側に装備されたハンド回転機構及びハンド機構(図示略)と、旋回台32を回転駆動可能な旋回台駆動機構(図示略)と、第1関節部33に装備されて下部アーム34を揺動駆動する第1サーボモータ37(電動モータ)を含む第1回転駆動機構と、第1関節部33に装備された第1アシスト機構40と、第2関節部35に装備されて上部アーム36を揺動駆動する第2サーボモータ38(電動モータ)を含む第2回転駆動機構と、第2関節部35に装備された第2アシスト機構50とを備えている。
第1サーボモータ37は枢支板部32aに固定されて第1回転軸33aを回転駆動可能である。第1回転軸33aは枢支板部32aを含む軸支持機構に回転自在に支持され、下部アーム34の下端部分が第1回転軸33aに固定され、下部アーム34は第1回転軸33aを中心として揺動駆動される。第2電動モータ38は下部アーム34の上端部分の枢支板部34aに固定されて第2回転軸35aを回転駆動可能である。第2回転軸35aは枢支板部34aを含む軸支持機構に回転自在に支持され、上部アーム36の基端部分が第2回転軸35aに固定され、上部アーム36は第2回転軸35aを中心として揺動駆動される。
図10、図11に示すように、第1アシスト機構40は、下部アーム34を所定のホームポジション(例えば、下方へ最大限傾けた位置)から上方へ設定角度(本実施例では、約120°)揺動駆動する際に、即ち、第1回転軸33aを予め設定した設定回転位置から例えば正転方向(図11の矢印Fの方向)へ設定角度(本実施例では、約120°)回転させる際に、第1サーボモータ37の負荷を軽減するアシストトルクを発生するものである。
第1アシスト機構40は、第1,第2永久磁石42,44のサイズと数および第1,第2磁石保持部材41d〜41f,44d〜44fのサイズと数を除いて、前記実施例1のアシスト機構10と同様の構成であるので簡単に説明する。
第1アシスト機構40は、枢支板部32aに固定された第1支持部材41と、この第1支持部材41に保持された部分円筒形の2つの第1永久磁石42と、第1回転軸33a及び下部アーム34の基端部分に固定された第2支持部材43と、この第2支持部材43に保持された部分円筒形の2つの第2永久磁石44と、磁路形成部材41g,44gとを備えている。
第1支持部材41は、非磁性材料製の第1環状基板(図示略)と、磁性材料製の環状部材41bと、この環状部材41bと一体形成されて第1環状基板の外面に当接された環状板部(図示略)と、2つの第1永久磁石42a,42bの間において環状部材41bに固定された非磁性材料製の1つの第1磁石保持部材41dと、第1永久磁石42aに対して第1磁石保持部材41dと反対側の端部近傍部において環状部材41bに固定された非磁性材料製の1つの第1磁石保持部材41eと、第1永久磁石42bに対して第1磁石保持部材41dと反対側の端部近傍部において環状部材41bに固定された非磁性材料製の1つの第1磁石保持部材41fとを備えている。
2つの第1永久磁石42a,42bは、円周3等分位置の2つの位置に配置され、第1永久磁石42の第1回転軸33aの軸心Gに対する開角は80°〜100°(本実施例では100°)である。2つの第1永久磁石42a,42bの磁界の方向は逆向きに設定されている。
第1永久磁石42aの一端から第1永久磁石42bの一端までは周方向に例えば20°離隔し、第1永久磁石42aの他端から第1永久磁石42bの他端までは周方向に例えば140°離隔している。第1磁石保持部材41d〜41fは開角20°に対応する部分円筒形であり、夫々ボルト45により環状部材41bに固定されている。第1磁石保持部材41d,41eにより第1永久磁石42aが環状部材41bに固定され、第1磁石保持部材41d,41fにより第1永久磁石42bが環状部材41bに固定されている。
第1磁石保持部材41e,41fの間において、第1環状部材41bの内周側には部分円筒形の第1磁路形成部材41gが装着され、ボルト46で第1環状部材41bに固定されている。即ち、第1回転軸33aの軸心Gに対して第1,第2永久磁石42,44の反対側において、1対の第1永久磁石42a,42bの周方向端部同士間のうちの、第1回転軸33aが回転する際に第2永久磁石44と対向する部分に、部分円筒形の第1磁路形成部材41gが組み込まれている。
第2支持部材43は、非磁性材料製の第2環状基板(図示略)と、第1,第2永久磁石42,44の内周側において第1回転軸33aに固定された磁性材料製の筒部材43bと、この筒部材43bと一体形成されて第2環状基板の外面に当接した環状板部(図示略)と、2つの第2永久磁石44a,44bの間において筒部材43bに固定された非磁性材料製の1つの第2磁石保持部材43dと、第2永久磁石44aに対して第2磁石保持部材43dと反対側の端部近傍部において環状部材43bに固定された非磁性材料製の1つの第1磁石保持部材43eと、第2永久磁石44bに対して第2磁石保持部材43dと反対側の端部近傍部において環状部材43bに固定された非磁性材料製の1つの第2磁石保持部材43fとを備えている。
2つの第2永久磁石44a,44bは、円周3等分位置の2つの位置に配置され、第2永久磁石44の前記軸心Gに対する開角は80°〜100°(本実施例では100°)である。
第2永久磁石44aの一端から第2永久磁石44bの一端までは周方向に例えば20°離隔し、第2永久磁石44aの他端から第2永久磁石44bの他端までは周方向に例えば140°離隔している。2つの第2永久磁石44a,44bの磁界の方向は逆向きに設定されている。第2磁石保持部材43d〜43fは開角20°に対応する部分円筒形であり、夫々ボルト47により筒部材43bに固定されている。第2磁石保持部材44d,44eにより第2永久磁石44aが筒部材43bに固定され、第2磁石保持部材44d,44fにより第2永久磁石44bが筒部材43bに固定されている。
下部アーム34がホームポジションにあるとき、相対向する各組の第1,第2永久磁石42a,44a;42b,44bの磁界の方向は逆向きである。
第2磁石保持部材44e,44fの間において、筒部材43bの外周側には部分円筒形の第2磁路形成部材43gが装着され、ボルト48により筒部材43bに固定されている。即ち、第1回転軸33aの軸心Gに対して第1,第2永久磁石42,44の反対側において、1対の第2永久磁石44a,44bの周方向端部同士間のうちの、第1回転軸33aが回転する際に第1永久磁石42と対向する部分に、部分円筒形の第2磁路形成部材43gが組み込まれている。
図10、図12に示すように、第2アシスト機構50は、第2サーボモータ38により上部アーム36を所定の回転停止位置から正転方向と逆転方向の少なくとも一方へ設定角度(本実施例では、約45°)揺動駆動する際に、即ち、第2回転軸35aを予め設定した設定回転位置から正転方向と逆転方向の少なくとも一方へ設定角度(本実施例では、約45°)回転させる際に、第2サーボモータ38の負荷を軽減するアシストトルクを発生するものである。
第2シスト機構50は、第1,第2永久磁石52,54のサイズと数及び第1,第2磁石保持部材51c,53cのサイズと数を除いて、前記実施例1のアシスト機構10と同様の構成であるので簡単に説明する。第2アシスト機構50は、枢支板部34aに固定された第1支持部材51と、この第1支持部材51に保持された部分円筒形の6つの第1永久磁石52と、第2回転軸35a及び上部アーム36の基端部分に固定された第2支持部材53と、この第2支持部材53に保持された部分円筒形の6つの第2永久磁石54とを備えている。
第1支持部材51は、非磁性材料製の第1環状基板(図示略)と、磁性材料製の環状部材51bと、この環状部材51bと一体形成されて第1環状基板の外面に当接した環状板部(図示略)と、隣接する6対の第1永久磁石52の間に夫々装着された非磁性材料製の6つの第1磁石保持部材51cとを備えている。尚、第1磁石保持部材51cはボルト55で環状部材51bに固定されている。
6つの第1永久磁石52a〜52fは、円周6等分位置に配置され、第1永久磁石52の回転軸35aの軸心Hに対する開角は40〜45°(本実施例では45°)であり、隣接する第1永久磁石52の石端部から端部までは例えば15°離隔している。
第2支持部材53は、非磁性材料製の第2環状基板(図示略)と、回転軸35aに外嵌して固定された筒部材53bと、この筒部材53bと一体形成されて第2環状基板の外面に固定された環状板部(図示略)と、6つの第2永久磁石54の間において筒部材53bに夫々固定された非磁性材料製の6つの第2磁石保持部材53cとを備えている。尚、第2磁石保持部材53cはボルト56で筒部材53bに固定されている。
6つの第2永久磁石54a〜54fは円周6等分位置に配置され、第2永久磁石54の軸心Hに対する開角は40°〜45°(本実施例では45°)である。尚、前記上部アーム36が所定の回転停止位置(予め設定された設定回転位置)にあるとき、相対向する各組第1,第2永久磁石52a,54a;52b,54b;52c,54c;52d,54d;52e,54e;52f,54fの磁界の方向は逆向きになっている。
以上説明した第1,第2アシスト機構40,50の作用について説明する。
多関節ロボット30の下部アーム34がホームポジションにあるとき、第1アシスト機構40において、第1,第2永久磁石42a,44a;42b,44bが相対向しているが、各組の第1,第2永久磁石42a,44a;42b,44bの磁界の方向が逆向きになっているため、アシストトルクは発生しない。
第1サーボモータ37により第1回転軸33aを設定回転位置から正転方向(例えば、図11の矢印Fの方向)へ回転駆動して下部アーム34を上方へ揺動させていくと、第1永久磁石42aと第2永久磁石44a間に作用する反発力と、第1永久磁石42aと第2永久磁石44b間に作用する吸引力によって第1サーボモータ37の負荷を軽減するようなアシストトルクが発生する。それ故、第1サーボモータ37の小型化を図ると共に下部アーム34の揺動動作の高速化を図ることができる。
尚、第1回転軸33aが設定回転位置から回転するとき、回転角度の増大に応じて第1永久磁石42aと第2永久磁石44a間に作用する反発力が減少し、第1永久磁石42aと第2永久磁石44b間に作用する吸引力が増大するが、上記の反発力の減少よりも吸引力の増大が大きいため、回転角度の増大に応じてアシストトルクが大きくなるものと推定される。
第1回転軸33aが120°回転し、下部アーム34が最下位置から上方へ120°揺動すると、第1永久磁石42bと第2永久磁石44aが対向する状態になり、アシストトルクは発生しないが、下部アーム24をその位置に保持する保持力は発生する。尚、下部アーム34がホームポジションに復帰する際には、下部アーム34とその付属物の重量に起因する重力が作用するため、上方へ揺動する場合のように第1サーボモータ37の負荷は大きくならない。また、第1,第2磁路形成部材41g,43gを組み込んだので、第1,第2永久磁石42,44と同平面内に閉ループ状の磁路を形成し、アシストトルクを強化する上で有利である。
下部アーム34に対して上部アーム36が所定の回転停止位置にある状態から、第2電動モータ38で第2回転軸35aを回転させて、上部アーム36を正転方向へ揺動させる際にも、逆転方向へ揺動させる際にも、実施例1のアシスト機構10と同様に複数の第1,第2永久磁石42,44の反発力と吸引力により第2電動モータ38の負荷を軽減するようなアシストトルクが発生する。
そのため、上部アーム36の揺動動作の高速化を図ることが可能になる。第2回転軸35aが45°回転すると、相対向する各組の第1,第2永久磁石52,54の磁界の方向が同方向となり、吸引力が作用するため、アシストトルクは発生しなくなり、その回転位置に第2回転軸35aを保持する保持力が作用するようになる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)前記アシスト機構10,40,50において、第1,第2永久磁石のサイズ、形状を異ならせてもよい。第1,第2永久磁石の形状は部分円筒形に限るものではなく、種々の形状の永久磁石を採用可能である。
2)前記アシスト機構40において、アシストトルクを強化するために、第1磁路形成部材41gの代わりに、第1永久磁石42aと同じ極性の部分円筒形の永久磁石を組み込んでもよい。
3)1つの回転軸駆動装置に1組のアシスト機構を組み込むとは限らず、軸心方向に位置を異ならせて複数組のアシスト機構を組み込み、それら複数組のアシスト機構で協働して同時に又は順々にアシストトルクを発生させることも可能である。
4)多関節ロボットの関節部以外の部分の回転軸駆動装置にアシスト機構を組み込むことも可能である。また、インデクサー装置や多関節ロボット以外の種々の機械装置の種々の回転軸駆動装置にアシスト機構を組み込むことも可能である。アシスト機構を組み込むことで、動作の高速化を図ることも可能である。特に、大型の駆動モータを必要とする場合、駆動モータを大型化するだけでは、動作の高速化を図ることが困難になるが、本発明のアシスト機構を組み込むことで、動作の高速化を図ることが可能になる。
5)その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で、本発明を実施することが可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は、種々の機械装置の種々の回転軸駆動装置に回転軸を回転させる際の負荷を軽減可能なアシスト機構を組み込んだ回転軸駆動装置を提供する。
1 インデクサー装置
2 テーブルユニット
2a,2b,33,35 回転軸
2d,2e 腕部
3 軸支持機構
5 回転駆動機構
10,40,50 アシスト機構
11,41,51 第1支持部材
12,43,53 第2支持部材
13,42,52 第1永久磁石
14,44,54 第2永久磁石
11a 第1環状基板
11b,41b,51b 環状部材
11d,41d,51c 第1磁石保持部材
12a 第2環状基板
12b,43b,53b 筒部材
12d,43d,53c 第2磁石保持部材
30 多関節ロボット
33,35 回転軸
34,36 アーム部材
37,38 電動サーボモータ
41g,43g 磁路形成部材

Claims (9)

  1. 回転軸と、この回転軸を回転自在に支持する軸支持機構と、前記回転軸を正転方向と逆転方向に回転駆動可能な回転駆動手段と、前記回転軸によりこの回転軸を中心として揺動駆動される被駆動部材とを有する回転軸駆動装置において、
    前記軸支持機構に固定され且つ前記回転軸の外周側に配設された環状の第1支持部材と、
    前記回転軸に固定され且つ前記回転軸の外周側に配設された環状の第2支持部材と、
    前記第1支持部材に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第1永久磁石と、
    前記複数の第1永久磁石の内周側において前記第2支持部材に周方向に間欠的に並べて保持され且つ磁界の方向を回転軸の軸心と直交方向に向けた複数の第2永久磁石とを備えたアシスト機構を設け、
    前記複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石は、前記軸心と直交方向に接近状態で対向可能に配設され、
    前記アシスト機構は、前記回転駆動手段により前記回転軸を予め設定された設定回転位置から正転方向と逆転方向の少なくとも一方に設定角度回転させる際に、前記複数の第1永久磁石と複数の第2永久磁石の磁力により回転駆動手段の負荷を軽減するアシストトルクを発生させるように構成されたことを特徴とする回転軸駆動装置。
  2. 複数の第1,第2永久磁石において、周方向に隣接する各対の永久磁石の磁界の方向は逆向きに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転軸駆動装置。
  3. 前記第1支持部材は、前記複数の第1,第2永久磁石の前記軸心方向一端側に配設された非磁性材料製の第1環状基板と、前記第1,第2永久磁石の外周側に位置する磁性材料製の環状部材と、隣接する1又は複数対の第1永久磁石の間に装着された非磁性材料製の1又は複数の第1磁石保持部材とを有し、
    前記第2支持部材は、前記複数の第1,第2永久磁石の前記軸心方向他端側に配設された非磁性材料製の第2環状基板と、前記第1,第2永久磁石の内周側に配設され且つ前記回転軸に外嵌状に固定された磁性材料製の筒部材と、隣接する1又は複数対の第2永久磁石の間に装着された非磁性材料製の1又は複数の第2磁石保持部材とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
  4. 前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向4等分位置に配設された4つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が50〜60度の部分円筒形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
  5. 前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向6等分位置に配設された6つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が40〜45度の部分円筒形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
  6. 前記複数の第1,第2永久磁石は、夫々、周方向の3等分位置のうちの2位置に配設された2つの永久磁石であり、第1,第2永久磁石の各々は回転軸の軸心に対する開角が80〜100度の部分円筒形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
  7. 前記軸心に対して前記第1,第2永久磁石と反対側において、前記1対の永久磁石の周方向端部同士間のうちの、前記回転軸が回転する際に第2永久磁石と対向する部分に、部分円筒形の第1磁路形成部材が組み込まれ、
    前記軸心に対して前記第1,第2永久磁石と反対側において、前記2対の永久磁石の周方向端部同士間のうちの、前記回転軸が回転する際に第1永久磁石と対向する部分に、部分円筒形の第2磁路形成部材が組み込まれたことを特徴とする請求項6に記載の回転軸駆動装置。
  8. 前記回転軸は、ロボットの関節部に装備された回転軸であり、前記被駆動部材は前記ロボットのアーム部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
  9. 前記回転軸は、インデクサー装置の枢支軸であり、前記被駆動部材はインデクサー装置のテーブルユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸駆動装置。
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