JP2016153111A - 電気集塵機 - Google Patents

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成樹 東海林
Shigeki Shoji
成樹 東海林
加藤 誠司
Seiji Kato
誠司 加藤
山本 友繁
Tomoshige Yamamoto
友繁 山本
石川 尚弘
Naohiro Ishikawa
尚弘 石川
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Abstract

【課題】限られた領域の中でより放電電極および接地電極を効率よく配置し、安定した放電を実現する。
【解決手段】イオン化部3は、処理流体の流れ方向Xに対して直交方向に長さ方向を有する放電電極5と、放電電極5の周囲に、放電電極5と平行に3つ以上配置した接地電極6とで構成される放電ユニットを複数備え、複数の放電ユニットの各放電電極5を平行に配置し、1つの放電ユニット内の放電電極5の中心から1つの接地電極6の外周に向かうに2つの接線のなす角度φ1は、放電ユニット内の放電電極5の中心から隣接する2つの接地電極6の外周に向かう2つの接線のなす角度のうち最小である角度φ2以下であり、1つの放電ユニット内の放電電極5と接地電極間6の距離Laは、1つの放電ユニット内の放電電極5と、1つの放電ユニットと隣接する他の放電ユニット内の放電電極5間の距離Lb以下である。
【選択図】図2

Description

この発明は、気体中の塵埃を帯電させ、帯電した塵埃を捕捉集塵する電気集塵機に関するものである。
電気集塵機は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により気体中に浮遊する微粒子からなる塵埃を帯電させるイオン化部を備えている。
この種のイオン化部を備えた従来の電気集塵機としては、例えば特許文献1に開示されているように先端が鋭角な放電電極あるいはワイヤ放電電極と平行に接地平板電極を配置し、高電圧を放電電極に印加させて電極間にコロナ放電を発生させて空気中の微粒子を帯電させるイオン化部を備え、当該イオン化部の下流側に帯電した微粒子を捕集するコレクタ部または集塵フィルタを備えたものなどが知られている。
上述した特許文献1に記載の従来の電気集塵機では、イオン化部の前後における圧力損失は少ない。しかし、イオン化部において放電電極から放電する方向によって接地電極までの距離が異なることから、電界強度が一様でなく、陽電荷の充満する荷電空間は電界強度の強い部分に限られるため狭くなる。そのため塵埃に対する荷電量が少なく、集塵効果の向上が望めないという問題があった。
この問題を解決する方法として、特許文献1には、イオン化部において放電電極と平行に配置していた接地平板電極に替えて、放射状の金網を接地電極として用いる技術が開示されている。また特許文献2には、気流方向に放電ユニットを並べて配置して荷電量を増やす技術が開示されている。特許文献2に開示された技術は、一つの放電ユニットでは十分な荷電量が得られない場合、複数の放電ユニットを用いて荷電量を増加させる仕組みである。
特開平06−182255号公報 特開昭60−209273号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、放電電極から接地電極に向かって略半円形に電界強度が一様な荷電帯が形成され、一様なコロナ放電が発生するが、円筒状に加工された金網は空気の流れに対して障害となり、イオン化部の前後で圧力損失が大きくなると共に接地電極への塵の付着が多くなるという課題があった。
また、上述した特許文献2に記載された技術では、イオン化部における放電電極同士を接近させて配置すると互いの電位の影響により放電電流が減少し、塵埃に対する荷電量が減少する。そのため、放電電極同士の間隔は十分な距離をとる必要があり、イオン化部の長さが気流方向に長くなり、電気集塵機の装置サイズが大きくなるという課題があった。また、イオン化部の長さが長くなると圧力損失が大きくなり、接地電極に塵埃が付着するという課題があった。
圧力損失が大きくなると送風機による気体の送風量が低下し、集塵処理可能な風量が少なくなる、あるいは送風機の負荷が増え、集塵に必要となる電力が増大するという問題も生じる。また、イオン化部の接地電極への塵埃の付着は、イオン化部の荷電能力の低下を招き、集塵効率が低下する、あるいはメンテナンス周期が短くなるという問題を生じさせる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、限られた領域の中でより放電電極および接地電極を効率よく配置し、安定した放電を実現することを目的とする。また、限られた領域内で放電電極および接地電極を効率よく配置して圧力損失を低減し、接地電極への塵埃の付着を抑制することを目的とする。
この発明に係る電気集塵機は、処理流体中の塵埃を帯電させる帯電部と、帯電した塵埃を捕集する集塵部とを備え、帯電部は、処理気体の流れ方向に対して直交方向に長さ方向を有する放電電極と、放電電極の周囲に、放電電極と平行に3つ以上配置した接地電極とで構成される放電ユニットを複数備え、複数の放電ユニットの各放電電極を平行に配置し、1つの放電ユニット内の放電電極の中心から1つの接地電極の外周に向かう2つの接線のなす角度は、1つの放電ユニット内の放電電極の中心から隣接する2つの接地電極の外周に向かう2つの接線のなす角度のうち最小である角度以下であり、1つの放電ユニット内の放電電極と接地電極間の距離は、1つの放電ユニット内の放電電極と、1つの放電ユニットと隣接する他の放電ユニット内の放電電極間の距離以下であるようにしたものである。
この発明によれば、限られた領域内で放電電極および接地電極を効率よく配置することができ、安定した放電を実現し、装置サイズを増大化させることなく集塵効率を向上させることができる。また、限られた領域内に塵埃のイオン化に十分な放電を実現する放電電極および接地電極を配置した場合にも、圧力損失を抑制し、接地電極への塵埃の付着を抑制することができる。
実施の形態1に係る電気集塵機の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る電気集塵機のイオン化部の放電電極と接地電極の配置を上方から見た図、および実施の形態1に対する比較例を示した図である。 実施の形態1に係る電気集塵機のイオン化部の放電電極と接地電極の配置を上方から見た図である。 実施の形態2に係る電気集塵機のイオン化部の放電電極と接地電極の配置を上方から見た図である。 実施の形態3に係る電気集塵機の放電ユニットの配置例を示す図である。 実施の形態3に係る電気集塵機の放電ユニットの配置を示す図であって、同一形状の放電ユニットを結合して得られた領域を示す図である。 実施の形態3に係る電気集塵機の放電ユニットの配置を示す図であって、同一形状の放電ユニットを結合して得られた領域を示す図である。 実施の形態3に係る電気集塵機の放電ユニットの配置を示す図であって、異なる形状の放電ユニットを結合して得られた領域を示す図である。 実施の形態4に係る電気集塵機の放電ユニットの配置を示す図であって、気流の圧力損失を抑制する配置を示す図である。 実施の形態5に係る電気集塵機のイオン化部の放電電極の形状を示す図である。 実施の形態1から実施の形態5に係る電気集塵機のイオン化部の接地電極の結束を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電気集塵機1の構成を示す斜視図である。
電気集塵機1は、流路2内に塵埃を帯電させる帯電部であるイオン化部3および集塵部4を有している。図1の例では、流路2内を矢印X方向に処理対象物となる空気などの処理気体が流れる。イオン化部3には、複数の放電電極5と接地電極6が配置されている。電圧印加部7は放電電極5に高電圧を印加し、放電電極5と接地電極6との間に電位差を与えてコロナ放電などによる放電場を生成する。放電電極5と接地電極6との間に生じた放電場中に処理気体を通過させることにより、処理気体中の塵埃をイオン化して帯電させる。集塵部4は、矢印X方向においてイオン化部3の下流側に位置し、イオン化部3でイオン化された塵埃を吸着する機能を有する。当該集塵部4としては、電荷を有するフィルタ、電圧を印加した平行平板フィルタなど、目的に合わせて適用することが可能である。なお、図1では電荷を有するフィルタを配置した例を示している。
この発明は、イオン化部3における放電電極5および接地電極6の配置に特徴を有している。以下ではイオン化部3の詳細な構成について説明する。
まず、イオン化部3を構成する場合に、接地電極6を全て細い棒状の電極で構成してイオン化に十分な放電を行う放電場を形成することが可能であれば、放電電極5の長手方向に直交する方向(図1における矢印X方向)に流れる処理気体の気流の圧力損失が抑制することができる。また、接地電極6への塵埃の付着を抑制し、集塵効率を向上させることができる。以下では、処理気体の気流の圧力損失を抑制し、接地電極6への塵埃の付着を抑制し、集塵効率を向上させるイオン化部3の構成を示す。
放電電極5は、例えば線電極で構成し、処理気体の流れる方向(図1における矢印X方向)に直交する方向に、流路2内に立設する。接地電極6は、例えば細い棒状の電極で構成し、放電電極5を囲むように、且つ放電電極5の長手方向に平行に流路2内に立設する。1本の放電電極5の周囲に少なくとも3本以上の接地電極6を配置して1つの放電ユニットを構成する。なお、ある放電ユニットの放電電極5と、他の放電ユニットの放電電極5は平行に配置させるものとする。
上記では、放電電極5を線電極で構成し、接地電極を細い棒状の電極で構成する例を示した。ここでは、線電極の直径は細い棒状の電極の直径以下であるもの、すなわち、放電電極5の直径は接地電極6の直径以下であるものとする。
塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を形成するための放電電極5と接地電極6の配置条件について図2および図3を参照しながら説明する。
図2(a)および図3は、実施の形態1に係る電気集塵機1のイオン化部3の放電電極5と接地電極6の配置を上方から見た図である。図2(b)は、実施の形態1に対する比較例を示した図である。図2では1本の放電電極5に対して4本の接地電極6を配置して1つの放電ユニットを構成する場合を示し、2つの放電ユニットを示している。また、図2(a)と図2(b)では接地電極6の直径が異なっている。図3では1本の放電電極5に対して3本の接地電極6を配置して1つの放電ユニットを構成する場合を示し、2つの放電ユニットを示している。
まず、1つの放電ユニットについて説明する。図2(a)において、放電ユニット8は、1本の放電電極5aを中心とし、当該放電電極5aを囲むように、4本の接地電極6a,6b,6c,6dが配置されて構成される。また、接地電極6a,6b,6c,6dの長手方向は、放電電極5aの長手方向と平行となるように配置される。同様に、放電ユニット9は、1本の放電電極5bを中心とし、当該放電電極5bを囲むように、且つ放電電極と接地電極の長手方向が互いに平行となるように、4本の接地電極6c,6d,6e,6fが配置されて構成される。
なお、複数の放電ユニットを配置する場合、複数の放電ユニット8で接地電極6を共有してもよい。図2(a)は、放電ユニット8,9が接地電極6c,6dを共有する例を示している。
限られた領域内で、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を形成するには、より多くの放電電極を配置することが望ましい。しかし、放電電極5同士を近接させ過ぎる、あるいは接地電極6同士を近接させ過ぎると、互いの電位の影響により放電電流が減少し、十分な放電を行う放電場が形成されない。そこで、放電電極5と接地電極6間の距離、放電電極5間の距離および接地電極6間の距離の関係を以下のように規定する。ここで、2つの電極間の距離とは、当該2つの電極の表面間の距離のうち、最も短い距離を意味している。
図2(a)を例に説明する。放電電極5aと放電場を形成する接地電極6b間の距離Laを、隣接する放電電極5a,5b間の距離L0以下とする。放電電極5aと、接地電極6a,6c,6d間の距離についても同様に距離L0以下とする。
さらに、イオン化部3の一つの放電ユニットの放電電極5の位置に浮遊する塵埃が、当該放電ユニットを通過する際に、どの方向に移動したとしても、接地電極6に衝突する確率よりも、衝突せずに通過する確率を大きくするために、放電電極5と接地電極6を以下の条件を満たす配置とする。
まず、放電電極5aの中心から接地電極6a,6b,6c,6dの外周面にそれぞれ接する2本の接線t6a´、t6a´´、接線t6b´、t6b´´、接線t6c´、t6c´´、接線t6d´、t6d´´を作成する。次に、接地電極6cの接線t6c´,t6c´´がなす角度φ1を求める。さらに接地電極6cと隣り合う接地電極6aの接線t6a´´と接地電極6cの接線t6c´とのなす角度φ2と、隣り合う接地電極6dの接線t6d´と接地電極6cの接線t6c´´とのなす角度φ3とを求める。ここでφ2<φ3であることから、隣り合う接地電極それぞれの接線がなす最小角度がφ2となる。ここで、1本の接地電極の2つの接線がなす角度φ1を、隣り合う接地電極それぞれの接線がなす最小角度φ2以下とする。
上述した条件は、以下の式(1)および式(2)で表される。
La≦L0 (1)
φ1≦φ2 (2)
上記式(1)および式(2)を満たす配置とすることにより、各接地電極の直径および接地電極同士の角度を適切に配置することができ、圧力損失を抑制し、接地電極6への塵埃の付着を抑制することができる。
図2(a)で示した放電ユニット9においても上述した式(1)および式(2)の条件を満たすように放電電極5bおよび接地電極6c,6d,6e,6fが配置されている。一方、図2(b)には、図2(a)に示した接地電極6よりも直径の大きい接地電極6´を配置した場合を比較例として示している。図2(b)で示した放電ユニット8´,放電ユニット9´の放電電極5および接地電極6´の配置では、上述した式(1)の条件を満たすが、φ1>φ2であり、式(2)の条件を満たさない。
次に、図3を参照しながら、1本の放電電極5の周囲に3本の接地電極6を配置した構成について説明する。放電ユニット10は、1本の放電電極5aを中心とし、当該放電電極5aを囲むように、且つ放電電極と接地電極の長手方向が互いに平行となるように、3本の接地電極6g,6h,6iが配置されて構成される。
放電電極5aと接地電極6h間の距離Laは、隣接する放電電極5a,5b間の距離L0以下であることから、上述した式(1)を満たす。また、放電電極5aの中心から接地電極6gの外周面にそれぞれ接するように引いた2本の接線t6g´、t6g´´が互いになす角度φ1は、接地電極6gと隣接する接地電極6hの接線t6h´´と接地電極6gの接線t6g´とのなす角度φ2、あるいは接地電極6gと隣接する接地電極6iの接線t6i´と接地電極6gの接線t6g´´とのなす角度φ2よりも小さいことから、上述した式(2)を満たす。
よって、図3で示した放電電極5および接地電極6の配置は、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を形成することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、放電電極5と接地電極6間の距離Laを隣接する接地電極間の距離L0以下とし、放電電極5と放電場を形成する接地電極6について、放電電極5の中心から接地電極6の外周に接する2つの接線のなす角度φ1は、2の接線が隣り合う接地電極の接線とのなす角度の最小角度(φ2)以下とするように構成したので、限られた領域の中で放電電極の位置に浮遊する塵埃が、当該放電ユニットを通過する際に、どの方向に移動したとしても、接地電極6に衝突する確率よりも、衝突せずに通過する確率を大きくすることができる。これにより、放電電流の低下を抑制し、且つコンパクトなイオン化部を設計することができる。
また、この実施の形態1によれば、接地電極6を細い棒状としたことにより、接地電極の配置数を多くしつつ、処理気体の気流の圧力損失を低減し、接地電極への塵埃の付着を抑制することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2では、上述した式(1)および式(2)に加えて、さらにイオン化に十分な放電を行う放電場の形成を実現するための放電電極5および接地電極6の配置を示す。
図4は、実施の形態2に係る電気集塵機1のイオン化部3の放電電極5と接地電極6の配置を上方から見た図である。
図4では、1本の放電電極5に対して3本の接地電極6を配置して1つの放電ユニットを構成する場合を示している。
図4(a)に示す放電ユニット10は、放電電極5aおよび接地電極6j,6k,6lが実施の形態1で示した式(1)および式(2)の条件を満たして配置されて構成される。さらに、放電電極5aの中心と、接地電極6j,6k,6lのそれぞれの中心を結ぶ直線11,12,13において、放電電極5aの外周面上の点から接地電極6j,6k,6lの外周面上の点とを結ぶ線分の距離をL1,L2,L3とする。当該距離L1,L2,L3は、以下の式(3)に示す条件を満たすものとする。
L1=L2=L3 (3)
なお、上述した式(3)の条件を満たすことは、放電電極5aから3本の接地電極6j,6k,6lまで距離それぞれが等距離であることを示す。式(1)および式(2)に加えて式(3)の条件を満たす配置とすることにより、放電電極5aから3本の接地電極6j,6k,6lまでの距離が均等となるように配置され、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場が形成される。
図4(b)に示す放電ユニット10は、放電電極5aおよび接地電極6j´,6k´,6l´が、式(1)から式(3)の条件を満たして配置され、さらに以下に示す条件を満たして配置されている。直線11と直線12のなす角をφ1、直線12と直線13のなす角をφ2、直線13と直線11のなす角をφ3とする。当該角度φ1,φ2,φ3は、以下の式(4)に示す条件を満たすものとする。
φ1=φ2=φ3 (4)
なお、上述した式(3),(4)の条件を満たすことは、放電電極5aから3本の接地電極6j´,6k´,6l´までの距離が等距離であり、放電電極5aを中心として3本の接地電極6j´,6k´,6l´が等間隔に位置することを示す。式(1),(2),(3)に加えて式(4)の条件を満たす配置とすることにより、放電電極5aを中心として3本の接地電極6j´,6k´,6l´が均等に配置され、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場が形成される。
以上のように、実施の形態2によれば、上述した実施の形態1の構成に加えて、放電場を形成する放電電極5の中心と各接地電極6の中心を結ぶ直線において、放電電極5の外周に位置する点から各接地電極6の外周に位置する点までの距離を全て同一に構成したので、限られた領域内で電極同士の電気的な影響を低減し、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を実現する放電電極および接地電極の配置を行うことができ、放電電流の低下を抑制することができる。また、限られた領域の中で効率的に放電電極および接地電極を配置することができ、イオン化部をコンパクトに構成することができる。
さらに、実施の形態2において、放電場を形成する放電電極5の中心と各接地電極6の中心を結ぶ各直線同士のなす角が等角となるように構成したので、放電電極を中心として各接地電極が均等に配置され、塵埃のイオン化に十分な放電を実現する放電場を形成することができる。これにより放電電流の低下を抑制することができる。また、限られた領域の中で効率的に放電電極および接地電極を配置することができ、イオン化部をコンパクトに構成することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1および実施の形態2で示した放電電極と接地電極との配置を適用した放電ユニットを複数結合し、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を効率的に形成する点について説明する。
まず、図5および図6に同一形状の放電ユニットを結合して複数の放電場を有する領域を形成する構成を示す。図5は、実施の形態3に係る電気集塵機1の放電ユニットの配置例を示す図である。なお図5では、1本の放電電極5に対して6本の接地電極15が六角形の頂点に位置するように配置して一つの放電ユニットを構成した場合を例に示している。接地電極15は、実施の形態1および実施の形態2で示した接地電極6と同一の構成であるが、説明の都合上、符号を変えて用いている。
図5(a)はイオン化部3内に放電ユニットを1行10列に結合して配置する場合、図5(b)はイオン化部3内に放電ユニットを3行10列に結合して配置する場合を示している。
イオン化部3内に配置するm行n列の放電ユニットの具体的な行数および列数は、イオン化部3の領域の形状や大きさに応じて適宜設定可能である。
次に、図5(a)および図5(b)で示した結合した放電ユニットについて、図6に詳細を示す。
図6は実施の形態3の電気集塵機1の放電ユニットの配置を示す図であり、同一形状の放電ユニットを結合して得られた領域を示す図である。図6(a)は図5(a)で示した結合した放電ユニットの一部を示す図であり、図6(b)は図5(b)で示した結合した放電ユニットの一部を示す図であり、図6(c)は図5(b)で示した結合した放電ユニットの一部を示す斜視図である。
図6(a)および図6(b)はイオン化部3に配置された放電電極5と接地電極15を上方から見た図であり、1本の放電電極5に対して6本の接地電極15a,15b,15c,15d,15e,15fを配置して1つの放電ユニット16を構成している。また、図6(a)および図6(b)で示した放電電極5および接地電極15は、実施の形態1および実施の形態2で示した式(1),式(2),式(3),式(4)の条件を満たして配置されているものとする。
図6(a)では、図示した矢印A方向に隣り合う放電ユニットで2本の接地電極15を共有させて、放電ユニットを1行10列に結合し、複数の放電場を有する領域14を形成している。具体的には、接地電極15dと接地電極15eの2本を矢印A方向に隣り合う放電ユニット16a,16bで共有することにより、当該放電ユニット16aと放電ユニット16bを隙間なく矢印A方向に結合している。
次に図6(b)では、図示した矢印A方向に隣り合う放電ユニット、矢印B方向に隣り合う放電ユニットおよび矢印C方向に隣り合う放電ユニットでそれぞれ2本の接地電極15を共有し、放電ユニットを3行10列に結合し、領域14を形成している。具体的には、例えば矢印A方向に隣り合う放電ユニット16c,16dで2本の接地電極15dと接地電極15eを共有し、矢印B方向に隣り合う放電ユニット16c,16eで2本の接地電極15cと接地電極15dを共有し、矢印C方向に隣り合う放電ユニット16c,16fで2本の接地電極15eと接地電極15fを共有している。さらに、上述した配置とすることにより、放電ユニット16d,16eにおいても2本の接地電極15dと接地電極15gを共有し、放電ユニット16d,16fにおいても2本の接地電極15e,15hを共有する。これにより、複数の放電ユニットが隙間なく結合される。
このように、1本の放電電極5に対して6本の接地電極15が六角形の頂点に位置するように配置された六角形形状の同一形状の放電ユニット16を複数結合する場合に、矢印A方向、矢印B方向および矢印C方向に隣り合う放電ユニットで2本の接地電極を共有するように、各放電ユニット16を結合するように構成したので、各放電ユニットを隙間なく配置して領域14を形成することができる。
図6(c)は、放電ユニット16cを示す斜視図である。
放電ユニット16cが、隣り合う放電ユニット16d,16e,16fとそれぞれ接地電極15c,15d,15e,15fを共有するため、2本の接地電極15c,15dで形成される仮想的な平面17a、2本の接地電極15d,15eで形成される仮想的な平面17b、2本の接地電極15e,15fで形成される仮想的な平面17cを、隣り合う放電ユニットで共有することを示している。
図6で示した構成以外にも、1本の放電電極に対して4本の接地電極が四角形の頂点に位置するように配置された各同一形状の四角形形状の放電ユニットの結合、あるいは1本の放電電極に対して3本の接地電極が各同一形状の三角形の頂点に位置するように配置された三角形状の放電ユニットの結合においても、隣り合う放電ユニットで2本の接地電極を共有するように各放電ユニットを結合するように構成することが可能である。
また、図7に示すように同一形状の放電ユニットを結合してもよい。図7は実施の形態3の電気集塵機1の放電ユニットの配置を示す図であり、同一形状の放電ユニットを結合して得られた領域を示す図である。
図7(a)および図7(b)は、1本の放電電極5に対して5本の接地電極15を配置して1つの放電ユニット16を構成している。また、図7(a)および図7(b)で示した放電電極5および接地電極15は、実施の形態1および実施の形態2で示した式(1),式(2),式(3),式(4)の条件を満たして配置されているものとする。
図7(a)では、隣り合う放電ユニット16e,16fで1本の接地電極15iを共有している。図7(b)では、隣り合う放電ユニット16e,16fで1本の接地電極15iを共有し、隣り合う放電ユニット16g,16hで1本の接地電極15jを共有している。さらに、隣り合う放電ユニット16e,16gで2本の接地電極15k,15lを共有し、隣り合う放電ユニット16f,16hで2本の接地電極15m,15nを共有している。
このように、隣り合う放電ユニットで1本の接地電極を共有するように各放電ユニット16を結合する、あるいは1本の接地電極を共有する結合と2本の接地電極を共有する結合とを組み合わせて各放電ユニット16を結合するように構成すると、効率的に放電ユニット16を配置することができる。
さらに、図8に示すように、異なる形状の放電ユニットを結合して複数の放電場を有する領域を形成してもよい。
まず、図8(a)の例では、1本の放電電極5に対して4本の接地電極18を配置して構成された3つの放電ユニット19a,19b,19cと、1本の放電電極5に対して3本の接地電極18を配置して構成された1つの放電ユニット19dとを結合して領域20aを形成している。接地電極18aは、放電ユニット19aと放電ユニット19bとで共有され、接地電極18bは、放電ユニット19bと放電ユニット19cとで共有され、接地電極18cは、放電ユニット19cと放電ユニット19aとで共有されている。さらに、放電ユニット19dの接地電極18a,18b,18cは、各放電ユニット19a,19b,19cとそれぞれ共有されている。図8(a)で示した放電電極5と接地電極18は、実施の形態1および実施の形態2で示した式(1),式(2),式(3),式(4)の条件を満たして配置されているものとする。
図8(a)のように配置することにより、4本の接地電極18が四角形の頂点に位置するように配置された四角形形状の放電ユニット19a,19b,19cと、3本の接地電極18が三角形の頂点に位置するように配置された三角形形状の放電ユニット19dとのように、異なる形状の放電ユニットを結合することができ、各放電ユニットを隙間なく配置して領域20aを形成することができる。これにより、イオン化部3内の領域を有効的に放電場として用いることができる。
さらに、図8(b)に示すように、図8(a)で示した構成にさらに放電ユニット19e、19f、19gを追加して結合して構成することも可能である。図8(b)で示した放電ユニットの結合においても、隣り合う放電ユニットで2本の接地電極を共有するように結合して構成している。なお、図8(b)で示した放電電極と接地電極は、実施の形態1で示した式(1),式(2)の条件を満たして配置されているものとする。
次に、図8(c)の例では、1本の放電電極5に対して8本の接地電極18を配置して構成された4つの放電ユニット19h,19i,19j,19kと、1本の放電電極5に対して4本の接地電極18を配置して構成された1つの放電ユニット19lとを結合して領域20bを形成している。接地電極18d,18eは、放電ユニット19hと放電ユニット19iとで共有され、接地電極18f,18gは、放電ユニット19iと放電ユニット19jとで共有され、接地電極18h,18iは、放電ユニット19jと放電ユニット19kとで共有され、接地電極18j,18kは、放電ユニット19kと放電ユニット19hとで共有されている。さらに、接地電極18e,18f,18h,18kは、放電ユニット19lと、放電ユニット19h,19i,19j,19kそれぞれとで共有されている。図8(c)で示した放電電極5と接地電極18は、実施の形態1および実施の形態2で示した式(1),式(2),式(3),式(4)の条件を満たして配置されているものとする。
図8(c)のように配置することにより、8本の接地電極18が八角形の頂点に位置するように配置された八角形形状の放電ユニット19h,19i,19j,19kと、4本の接地電極18が四角形の頂点に位置するように配置された四角形形状の放電ユニット19lとのように、異なる形状の放電ユニットを結合することができ、各放電ユニットを隙間なく配置して領域20bを形成することができる。これにより、イオン化部3内の領域を有効的に放電場として用いることができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、同一形状の放電ユニットを結合して放電場を形成する場合に、隣り合う放電ユニットで2本の接地電極15を共有するように複数の放電ユニットを配置するように構成したので、放電ユニットを結合して得られる領域内を有効的に放電場として用いることができる。これにより、イオン化部3をコンパクトに設計することができる。
また、この実施の形態3によれば、異なる形状の放電ユニットを結合して放電場を形成する場合に、放電ユニット間で接地電極18を共有させて各放電ユニット間を隙間なく配置するように構成したので、放電ユニットを結合して得られる領域内を有効的に放電場として用いることができる。これにより、イオン化部3をコンパクトに設計することができる。
また、この実施の形態3によれば、同一形状の放電ユニットを結合して放電場を形成するように構成したので、放電効果が各放電ユニット間でばらつくことなく、領域内で均一な放電効果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態1および実施の形態2で示した放電電極と接地電極との配置を適用した放電ユニットを複数結合し、塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を効率的に形成する構成であって、さらに気流の圧力損失を抑制する構成を示す。
図9は、イオン化部3に配置された放電電極5と接地電極18を上方から見た図である。図9で示した放電電極5および接地電極18は、実施の形態1および実施の形態2で示した式(1),式(2),式(3)の条件を満たして配置されているものとする。
図9の例では、1本の放電電極5に対して5本の接地電極18を配置して構成された2つの放電ユニット19m,19nを結合して領域20cを形成している。接地電極18lは、放電ユニット19m,19nで共有されている。さらに、七角形の頂点のうち、図示した矢印X方向に流れる処理気体と相対する位置の頂点を除いた5つの頂点に5本の接地電極18を配置している。当該配置とすることにより、矢印X方向の処理気体の気流の圧力損失を抑制することができる。さらに、図9で示した2つの放電電極5を結ぶ直線Dよりも処理気体の気流の下流側に3つの接地電極18を配置するように構成したので、放電ユニット19m,19nにおいてイオン化に十分な放電を行う放電場を形成することができる。
なお、図9では同一形状の放電ユニット19m,19nを結合する例を示したが、異種形状の放電ユニット同士を結合して構成してもよい。さらに、図9では1つの接地電極を2つの放電ユニットで共有する例を示したが、共有する接地電極の数は1つに限定されるものではない。
以上のように、この実施の形態4によれば、同一形状の放電ユニット、あるいは異種形状の放電ユニットを結合する場合に、流れる気体と相対する位置の頂点に接地電極18を配置せず、且つ2つの放電電極5を結ぶ直線Dよりも処理気体の気流の下流側に接地電極18を配置するように構成したので、気流の圧力損失を抑制し、且つ塵埃のイオン化に十分な放電を行う放電場を形成することができる。
実施の形態5.
上述した実施の形態1から実施の形態4では、放電電極を線電極とした場合を例に説明を行ったが、この実施の形態5では、凸部を備えた放電電極の構成を示す。
図10は、実施の形態5による電気集塵機1のイオン化部3を構成する放電電極21の形状を示す図である。図10では、1本の放電電極21に対して3本の接地電極6を配置する場合を例として示している。
図10(a)で示した放電電極21は、外周面に3本の凸部21a,21b,21cを有している。凸部21a,21b,21cは、それぞれ接地電極6の配置方向に向けて突出し、放電電極21の長手方向に連続して突出する形状を有している。
なお、凸部は、凸部21a,21b,21cのように放電電極21の長手方向に連続して突出させて形成する構成に限定されることなく、図10(b)に示すように、各接地電極6側に向けて複数の針部21d,21e,21fが突出するように形成してもよい。針部の形状も、図10(b)に示す山型形状に突出する針部21d,21e,21fであってもよいし、図10(c)に示す棒形状に突出する針部21g,21h,21iであってもよい。
さらに図10(d)および図10(e)に示すように、1枚の板状部材を加工して放電電極22の形成および凸部の形成を行ってもよい。図10(d)は、放電電極22を構成する1枚の金属板にコ字状の切り込みを入れて矩形の凸部22a,22b,22cを形成し、折り込み位置23で当該凸部22a,22b,22cを接地電極6の配置方向である3方向に向けて折り曲げる。図10(e)は、放電電極22を構成する1枚の金属板に切り込みを入れて山型の針部22d,22e,22fとして凸部を形成し、折り込み位置23で当該針部22d,22e,22fを接地電極6の配置方向である3方向に向けて折り曲げる。このように1つの部材で放電電極22および凸部22a,22b,22cまたは針部22d,22e,22fを構成することにより、凸部を容易に形成することができる。
なお、図10(d)では1枚の金属板にコ字状の切り込みを入れて矩形の凸部を形成する例を示したが、コ字状の切り込みに変えて直線状の切り込みのみを入れて、金属板を折り込み位置23で接地電極6の配置方向である3方向に向けて折り曲げることにより凸部を形成してもよい。当該構成を採用した場合、図10(d)でコ字状に切り抜かれた4つの領域にも、凸部が形成される。
なお、図10(a)から図10(e)に示すように、放電電極21,22に凸部を設けた場合、実施の形態1で示した距離Laは、放電電極の外周面上の点から接地電極の最も突出した点までの距離とする。
例えば、図10(a)において、放電電極21から接地電極6までの距離Laは、放電電極21の凸部21a,21b,21cの先端部21a´,21b´,21c´から接地電極6の外周面上の点のうち最短となる点までの距離となる。図10(e)の場合には、放電電極22の針部22d,22e,22fの先端部22d´,22e´,22f´から接地電極6の外周面上の点のうち最短となる点までの距離が、放電電極22から接地電極6までの距離Laとなる。
以上のように、この実施の形態5によれば、放電電極21の外周面に接地電極6の配置方向に向けて突出する凸部21a,21b,21c,22a,22b,22cあるいは針部21d,21e,21f,21g,21h,21i,22d,22e,22fとして凸部を形成するように構成したので、イオン化部3において安定した放電を実現することができる。
また、この実施の形態5によれば、一枚の板状部材から放電電極21および凸部22a,22b,22cまたは針部22d,22e,22fとしての凸部を立設するように構成したので、容易に凸部を形成することができる。
なお、上述した実施の形態1から実施の形態5において、電圧印加部7には、通常直流電圧が印加されるが、パルス電圧との組み合わせなど適宜変更可能である。なお、電圧の極性は放電電極の形状や目的に応じて選択可能である。
また、上述した実施の形態1から実施の形態5では、細い棒状の接地電極を立設する場合を示したが、接地電極の補強を目的として、図11に示すように複数の接地電極6を結束部材24を用いて結束するように構成してもよい。結束部材24は、絶縁部材や金属部材で構成される。結束部材24による接地電極6の補強は、処理気体の気流の圧力損失や電気的影響に大きな影響を与えない範囲で行うものとする。なお、図11では、結束部材24を1箇所設ける構成を示したが、処理気体の気流の圧力損失や電気的特性が小さい場合には、結束部材24を複数個所設けて接地電極6を結束させてもよい。
このように、結束部材24による接地電極6の結束が、図1で示した流路2内の矢印X方向への処理気体の気流の圧力損失が増加しない範囲および結束部材24と接地電極6との間の電気的特性への影響が生じない範囲であれば、実施の形態1から実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態1から実施の形態5では、複数の放電ユニットでイオン化部3を構成する場合を示したが、1つの放電ユニットでイオン化部3を構成する場合には、放電電極間の距離についての制約(式(1)の条件)が解除されるのみであり、十分な放電を得ると共に、圧力損失を低減できるとの効果を得ることができる。
また、実施の形態3および実施の形態4で示したように複数の放電ユニットを結合させる場合には、三角形状の放電ユニット、四角形形状の放電ユニット、あるいは六角形形状の放電ユニット結合させることにより、限られたイオン化部3の領域内により効率よく放電ユニットを配置させることができる。また、正三角形、正四角形、正六角形の放電ユニットを結合させることにより、空間を有効に使用しながら、イオン化効率を上げることができる。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 電気集塵機
2 流路
3 イオン化部
4 集塵部
5,21,22 放電電極
6,15,18 接地電極
7 電圧印加部
8,8´,9,9´,10,16,19 放電ユニット
14,20 領域
17a,17b,17c 仮想的な平面
21a,21b,21c,22a,22b,22c 凸部
21a´,21b´,21c´,22d´,22e´,22f´ 先端部
21d,21e,21f,21g,21h,21i,22d,22e,22f 針部
23 折り込み位置
24 結束部材

Claims (8)

  1. 処理気体中の塵埃を帯電させる帯電部と、帯電した塵埃を捕集する集塵部とを備えた電気集塵機において、
    前記帯電部は、前記処理気体の流れ方向に対して直交方向に長さ方向を有する放電電極と、前記放電電極の周囲に、前記放電電極と平行に3つ以上配置した接地電極とで構成される放電ユニットを複数備え、
    前記複数の放電ユニットの各放電電極を平行に配置し、
    前記1つの放電ユニット内の前記放電電極の中心から1つの前記接地電極の外周に向かう2つの接線のなす角度は、前記1つの放電ユニット内の前記放電電極の中心から隣接する2つの前記接地電極の外周に向かう2つの接線のなす角度のうち最小である角度以下であり、
    前記1つの放電ユニット内の前記放電電極と前記接地電極間の距離は、前記1つの放電ユニット内の前記放電電極と、前記1つの放電ユニットと隣接する他の放電ユニット内の放電電極間の距離以下であることを特徴とする電気集塵機。
  2. 前記放電電極は線電極であり、当該放電電極の直径は、前記接地電極の直径以下であることを特徴とする請求項1記載の電気集塵機。
  3. 前記3つ以上の接地電極は、前記放電ユニットを構成する前記放電電極から等距離に配置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気集塵機。
  4. 前記3つ以上の接地電極は、前記放電ユニットを構成する前記放電電極を中心として等角度に配置することを特徴とする請求項3記載の電気集塵機。
  5. 前記複数の放電ユニットは、隣り合う放電ユニットで前記接地電極を共有することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の電気集塵機。
  6. 前記複数の放電ユニットは、隣り合う放電ユニットで2つの前記接地電極を共有することを特徴とする請求項5記載の電気集塵機。
  7. 前記複数の放電ユニットは、各放電ユニットを構成する接地電極の数を同一とし、且つ各放電ユニットを構成する接地電極の配置位置を同一形状の頂点位置とすることを特徴とする請求項5または請求項6記載の電気集塵機。
  8. 前記放電電極は、前記接地電極の配置方向に突出する凸部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項3から請求項7のうちのいずれか1項記載の電気集塵機。
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