JP2016152073A - 電池パック及び締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでネジ部材による締付力を持続できる電池パック及び締結構造を提供する。【解決手段】電池パック1は、筐体2内に一又は複数の電池モジュール3を収容してなり、筐体2は、ネジ部材15によって本体部11にカバー部12を締結することによって構成され、本体部11には、ネジ部材15の軸部16が螺合するネジ孔22が形成されていると共に、本体部11の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜23が設けられ、カバー部12には、ネジ部材15の軸部16が挿通する挿通孔24が形成されていると共に、カバー部12の表面には、少なくともネジ部材15の座面17aが接触する部位に、電着塗装によって形成された電着塗装膜25が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、電池パック及び締結構造に関する。
従来の電池パックとして、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来の電池パックは、電池モジュールを配置するスロットが筐体内において高さ方向に複数設けられている。複数の電池モジュールは、電池セルにおいて電極が位置する第1面同士、及び第1面と反対の第2面同士が高さ方向に並ぶようにスロットに収容されている。
特開2013−171796号公報
上述のような電池パック用の筐体は、有底の本体部に対してカバー部をネジ部材で締結して構成される場合がある。一方、本体部の表面及びカバー部の表面には、防錆を目的として、エポキシ樹脂などを含む防錆材料が噴霧塗装される場合がある。
噴霧塗装は、コスト面での利点があるが、表面張力の影響により、例えばネジ孔の開口端などで塗装膜に盛り上がり部分(膜厚が他の部位よりも大きくなる部分)が生じる問題がある。この塗装膜の盛り上がり部分にネジ部材を締結すると、締結力の持続によって盛り上がり部分が徐々に潰れていき、ネジ部材の締付力が経時的に低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、低コストでネジ部材による締付力を持続できる電池パック及び締結構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、一側面に係る電池パックは、筐体内に一又は複数の電池モジュールを収容してなる電池パックであって、筐体は、ネジ部材によって本体部にカバー部を締結することによって構成され、本体部には、ネジ部材の軸部が螺合するネジ孔が形成されていると共に、本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられ、カバー部には、ネジ部材の軸部が挿通する挿通孔が形成されていると共に、カバー部の表面には、少なくともネジ部材の座面が接触する部位に、電着塗装によって形成された電着塗装膜が設けられている。
この電池パックでは、カバー部の表面において、少なくともネジ部材の座面が接触する部位に電着塗装膜が設けられている。電着塗装で形成された塗装膜は、噴霧塗装で形成された塗装膜に比べて平坦度が高く、挿通孔の開口端周りに塗装膜の盛り上がり部分が形成されることを抑制できる。このため、ネジ部材を締結した後の電着塗装膜の膜厚の経時的な変化が抑えられるので、ネジ部材の締付力を持続させることが可能となる。一方、この電池パックでは、ネジ部材の座面が当たらない本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられている。本体部の塗装を安価な噴霧塗装とすることで、電池パックの低コスト化が図られる。
また、挿通孔は、ネジ孔の開口端周りに形成された噴霧塗装膜の盛り上がり部分よりも大径となっていてもよい。この場合、ネジ孔の開口端周りの噴霧塗装膜にカバー部が当たることを回避できる。したがって、本体部とカバー部との間で噴霧塗装膜の盛り上がり部分が経時的に潰れてしまうことを防止でき、ネジ部材の締付力をより確実に持続させることができる。
また、ネジ部材における軸部の基端側には、噴霧塗装膜の盛り上がり部分よりも大径の大径化部が設けられていてもよい。この場合、ネジ孔よりも挿通孔を大径とした場合でも、挿通孔に対するネジ部材の位置決めを容易に実施できる。
また、大径化部の厚さは、噴霧塗装膜の盛り上がり部分に接触しない厚さとなっていてもよい。この場合、ネジ孔の開口端周りの噴霧塗装膜に大径化部が当たることを回避できる。また、電池パックに振動が加わった場合でもネジ部材が緩むことを抑制できる。
また、一側面に係る締結構造は、ネジ部材によって本体部にカバー部を締結する締結構造であって、本体部には、ネジ部材の軸部が螺合するネジ孔が形成されていると共に、本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられ、カバー部には、ネジ部材の軸部が挿通する挿通孔が形成されていると共に、カバー部の表面には、少なくともネジ部材の座面が接触する部位に、電着塗装によって形成された電着塗装膜が設けられている。
この締結構造では、カバー部の表面において、少なくともネジ部材の座面が接触する部位に電着塗装膜が設けられている。電着塗装で形成された塗装膜は、噴霧塗装で形成された膜に比べて平坦度が高く、挿通孔の開口端周りに塗装膜の盛り上がり部分が形成されることを抑制できる。このため、ネジ部材を締結した後の電着塗装膜の膜厚の経時的な変化が抑えられるので、ネジ部材の締付力を持続させることが可能となる。一方、この締結構造では、ネジ部材の座面が当たらない本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられている。本体部の塗装を安価な噴霧塗装とすることで、締結構造の低コスト化が図られる。
この電池パック及び締結構造によれば、低コストでネジ部材による締付力を持続できる。
電池パックの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示した電池パックの筐体における本体部とカバー部材との締結構造を示す断面図である。 比較例に係る締結構造を示す要部拡大断面図である。 実施例に係る締結構造を示す要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、電池パック及び締結構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、電池パックの一実施形態を示す斜視図である。同図に示すように、電池パック1は、筐体2内に一又は複数の電池モジュール3を収容し、例えば車両のバッテリーとして構成されている。電池モジュール3は、複数の電池セル4を互いに電気的に接続してなる。本実施形態では、筐体2内に2×2のマトリクス状に設けられたスロット(不図示)に電池モジュール3がそれぞれ配置されている。電池セル4は、リチウムイオン二次電池などの蓄電池、或いは電気二重層キャパシタなどである。電池セル4は、電解液が注入されたケース内に、負極とセパレータと正極とを積層してなる電極組立体を収容することによって構成されている。
筐体2は、本体部11と、本体部11の開口部分20を塞ぐ平板状のカバー部12とを有し、全体として略直方体形状をなしている。筐体2を形成する材料、すなわち、本体部11及びカバー部12を形成する材料としては、例えば鉄(SS400)などの金属材料が挙げられる。
本体部11は、ベース板13と、ベース板13の4辺にそれぞれ設けられた側板14とを有している。ベース板13と側板14とは、それぞれ矩形の平板部材からなり、ベース板13の縁部に側板14の縁部を溶接することによって本体部11が形成されている。カバー部12は、ベース板13と同形状をなす矩形の平板部材からなる。カバー部12は、ボルトなどのネジ部材15によって側板14における開口部分20側の端面に固定され、開口部分20を塞いでいる。
続いて、筐体2における本体部11とカバー部12との締結構造について詳細に説明する。
図2は、本体部とカバー部との締結構造を示す断面図である。同図に示すように、締結構造21において、本体部11には、ネジ部材15の軸部16が螺合するネジ孔22が形成されている。ネジ孔22は、本体部11の外面11a(側板14の端面:図1参照)側から本体部11の厚さ方向に断面円形状に形成されている。また、本体部11の外面11a、及びネジ孔22の内面22aには、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜23が形成されている。噴霧塗装としては、例えばスプレー方式が挙げられる。噴霧塗装膜23の形成材料としては、例えばエポキシ樹脂を含有する防錆材料や、ポリウレタン樹脂を含有する防錆材料などが挙げられる。また、噴霧塗装膜23の厚さは、例えば10μm〜40μmとなっている。
カバー部12には、ネジ部材15の軸部16が挿通する挿通孔24が形成されている。挿通孔24は、カバー部12の内面12aから外面12bに至るように、カバー部12の厚さ方向に貫通して断面円形状に形成されている。カバー部12の内面12a、外面12b、及び挿通孔24の内面24aには、電着塗装によって形成された電着塗装膜25が形成されている。電着塗装の方式としては、例えばカチオン電着方式が挙げられる。電着塗装膜25の形成材料としては、例えばエポキシ樹脂を含有する防錆材料が挙げられる。また、電着塗装膜25の厚さは、例えば10μm〜40μmとなっている。
挿通孔24の内径は、ネジ孔22の内径よりも大径となっている。より具体的には、挿通孔24の内径は、ネジ孔22の開口端22b周りに形成された噴霧塗装膜23の盛り上がり部分R(図4参照)の径よりも大径に形成されている。噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rについては後述する。なお、ネジ孔22の内径とは、図2に示すように、内面22aに形成された噴霧塗装膜23の厚さを考慮した内径W1を指しており、挿通孔24の内径とは、内面24aに形成された電着塗装膜25の厚さを考慮した内径W2を指している。
ネジ部材15は、例えば鉄等の金属材料によって形成され、軸部16と、頭部17と、を有している。軸部16の先端側は、ネジ孔22の内径と略同等の外径となっており、周面にはネジ孔22に螺合するネジ溝16aが形成されている。また、軸部16の基端側には、先端側よりも大径の大径化部18が設けられている。大径化部18の外径W3は、噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rの外径W4(図4参照)よりも大径で、かつ挿通孔24の内径W2よりも小径となっている。
大径化部18の厚さ(軸部16の長手方向の長さ)Tは、大径化部18が盛り上がり部分Rに接触しない範囲で適宜設定される。すなわち、大径化部18の厚さTは、大径化部18がネジ部材15の座面17aの位置から形成される場合には、カバー部12の厚さ、内面12aにおける電着塗装膜25の厚さ、及び外面12bにおける電着塗装膜25の厚さの合計から、噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rの高さを引いた値未満の厚さとなっている。ここでの盛り上がり部分Rの高さは、本体部11の外面11aにおける噴霧塗装膜23の平坦部分と、平坦部分の法線方向(軸部16の長手方向)についてのネジ孔22の開口端22b周りに形成された盛り上がり部分Rの頂点部分との間隔である。
以上の締結構造21では、ネジ孔22と挿通孔24とを位置合わせした状態でネジ孔22及び挿通孔24にネジ部材15を通し、軸部16のネジ溝16aをネジ孔22に螺合することで、本体部11に対してカバー部12が強固に固定される。この状態において、ネジ部材15の座面17aは、挿通孔24における外面12b側の開口端24bの周りで電着塗装膜25が形成されたカバー部12の外面12bに突き当たり、軸部16の大径化部18は、噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rに接触しないように挿通孔24内に位置している。
続いて、上述した電池パック1の締結構造21の作用効果について説明する。
図3は、比較例に係る締結構造を示す要部拡大断面図である。同図に示すように、比較例に係る締結構造121は、本体部111の表面(外面111a及びネジ孔122の内面122a)に噴霧塗装膜123が形成されている点は実施例と同様であるが、カバー部112の表面(内面112a、外面112b、及び挿通孔124の内面124a)に、電着塗装膜ではなく、噴霧塗装膜123が形成されている点で実施例と相違する。また、挿通孔124の内径がネジ孔122の内径に対して実質的に大径化されておらず、ネジ部材115の軸部116に大径化部が設けられていない点も実施例と相違する。
この締結構造121では、本体部111の表面の塗装及びカバー部112の表面の塗装にいずれも噴霧塗装が用いられている。噴霧塗装は、コスト面での利点があるが、表面張力の影響により、ネジ孔122の開口端122bや挿通孔24の開口端124b,124cなど、断面形状が角となる部位で噴霧塗装膜123に盛り上がり部分(膜厚が他の部位よりも大きくなる部分)Rが環状に生じることがある。
このため、締結構造121では、図3に示すように、ネジ部材115の座面117aが挿通孔124における外面112b側の開口端124cに形成された盛り上がり部分Rに突き当たった状態になることが考えられる。また、挿通孔124における内面112a側の開口端124b周りに形成された盛り上がり部分Rと、ネジ孔122の開口端122b周りに形成された盛り上がり部分Rとが当たり、本体部111とカバー部112との間に隙間が形成され易くなることも考えられる。
これらの盛り上がり部分Rは、ネジ部材115の締結時にある程度潰れる。しかしながら、締結後もネジ部材115の締結力が盛り上がり部分Rに局所的に付加されるため、締結力が持続的に付加されることで盛り上がり部分Rが徐々に潰れていくこととなる。ネジ部材115の締結後に盛り上がり部分Rが潰れていくと、ネジ部材115による締付力が経時的に低下し、ネジ部材115が緩む要因となる。
これに対し、図4は、実施例に係る締結構造を示す要部拡大断面図である。同図に示すように、締結構造21では、カバー部12の表面(内面12a、外面12b、及び挿通孔24の内面24a)に電着塗装膜25が形成されている。電着塗装で形成された塗装膜は、噴霧塗装で形成された塗装膜に比べて平坦度が高く、挿通孔24の開口端24b,24c周りに塗装膜の盛り上がり部分Rが形成されることを抑制できる。
このため、締結構造21では、図4に示すように、ネジ部材15の座面17aと電着塗装膜25とが面と面で接触するため、電着塗装膜25に局所的な締結力が付加されにくく、ネジ部材15を締結した後の電着塗装膜25の膜厚の経時的な変化が抑えられる。したがって、ネジ部材15の締付力を持続させることが可能となり、ネジ部材15の緩みの発生を好適に抑制できる。一方で、締結構造21では、ネジ部材15の座面17aが当たらない本体部11の表面(外面11a及びネジ孔22の内面22a)には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜23が設けられている。本体部11の塗装を電着塗装に比べて安価な噴霧塗装とすることで、電池パック1の低コスト化が図られる。
また、締結構造21では、挿通孔24の内径W2がネジ孔22の開口端22b周りに形成された噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rの外径W4よりも大径となっている。これにより、当該盛り上がり部分Rが挿通孔24内に位置し、カバー部12及び電着塗装膜25がネジ孔22の開口端22b周りに形成された噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rに当たることを回避できる。したがって、本体部11とカバー部12との間で噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rが経時的に潰れてしまうことを防止できるので、ネジ部材15の締付力をより確実に持続させることができる。また、噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rを除去する必要もないので、コストの増加も回避できる。
また、締結構造21では、ネジ部材15における軸部16の基端側には、噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rの外径W4よりも大径となる外径W3を有する大径化部18が設けられている。これにより、ネジ孔22よりも挿通孔24を大径とした場合でも、挿通孔24に対するネジ部材15の位置決めを容易に実施できる。なお、大径化部18の周面は、カバー部12における挿通孔24の内面24a(内面24aに形成された電着塗装膜25)に接触していてもよい。
また、締結構造21では、大径化部18の厚さTが盛り上がり部分Rに接触しない範囲で設定されている。これにより、大径化部18がネジ孔22の開口端22b周りに形成された噴霧塗装膜23の盛り上がり部分Rに当たることを防止できる。盛り上がり部分Rから僅かに離間する程度まで大径化部18の厚さTを厚くする場合、電池パック1に振動が加わった場合でもネジ部材15が緩むことを抑制できる。また、カバー部12が本体部11に対してずれた場合に、カバー部12における挿通孔24の内面24aと大径化部18の周面とが当たる面積が大きくなるので、ネジ部材15の破損を防止できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、ネジ部材15における軸部16の大径化部18は、座面17aと接するように設けられているが、大径化部18は、座面17aから離間していてもよい。また、大径化部18は必ずしも設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、本体部11のネジ孔22の内面22aに噴霧塗装膜23が形成されているが、マスキングなどを施すことにより、ネジ孔22の内面22aに噴霧塗装膜23を形成しないようにしてもよい。ネジ孔22は、貫通孔であってもよい。さらに、上記実施形態では、電着塗装膜25は、カバー部12の外面12bの全体に形成されているが、電着塗装膜25は、少なくともネジ部材15の座面17aに接触する部位に形成されていればよい。
1…電池パック、2…筐体、3…電池モジュール、11…本体部、12…カバー部、15…ネジ部材、16…軸部、17a…座面、18…大径化部、21…締結構造、22…ネジ孔、22b…開口端、23…噴霧塗装膜、24…挿通孔、25…電着塗装膜、R…盛り上がり部分。

Claims (5)

  1. 筐体内に一又は複数の電池モジュールを収容してなる電池パックであって、
    前記筐体は、ネジ部材によって本体部にカバー部を締結することによって構成され、
    前記本体部には、前記ネジ部材の軸部が螺合するネジ孔が形成されていると共に、前記本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられ、
    前記カバー部には、前記ネジ部材の軸部が挿通する挿通孔が形成されていると共に、前記カバー部の表面には、少なくとも前記ネジ部材の座面が接触する部位に、電着塗装によって形成された電着塗装膜が設けられている電池パック。
  2. 前記挿通孔は、前記ネジ孔の開口端周りに形成された前記噴霧塗装膜の盛り上がり部分よりも大径となっている請求項1記載の電池パック。
  3. 前記ネジ部材における前記軸部の基端側には、前記噴霧塗装膜の盛り上がり部分よりも大径の大径化部が設けられている請求項2記載の電池パック。
  4. 前記大径化部の厚さは、前記噴霧塗装膜の盛り上がり部分に接触しない厚さとなっている請求項3記載の電池パック。
  5. ネジ部材によって本体部にカバー部を締結する締結構造であって、
    前記本体部には、前記ネジ部材の軸部が螺合するネジ孔が形成されていると共に、前記本体部の表面には、噴霧塗装によって形成された噴霧塗装膜が設けられ、
    前記カバー部には、前記ネジ部材の軸部が挿通する挿通孔が形成されていると共に、前記カバー部の表面には、少なくとも前記ネジ部材の座面が接触する部位に、電着塗装によって形成された電着塗装膜が設けられている締結構造。
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