JP2016152012A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷設定UIで表示していない機能の禁則にも対応した印刷設定UIを提供することを目的とする。
【解決手段】デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能がデバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定手段と、判定手段による判定の結果に応じて、デバイスアプリケーションで設定を変更すればよいか、又はデバイスアプリケーション以外のアプリケーションで設定変更すればよいか、を表示する表示制御手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、コンピュータ上で作成した文書や図といったファイルをアプリケーションから印刷する際には、プリンタードライバーを使って描画データをページ記述言語に変換しプリンターに送信するのが一般的である。ちなみに、ページ記述言語をPage Description Language又はPDLとも言う。またそのとき、用紙の種類や両面、カラー、給紙方法といった印刷設定は、アプリケーションが持つ印刷設定用のユーザインターフェースか、プリンタードライバーが提供する印刷設定用のユーザインターフェースを使って設定が行われる。またユーザインターフェースをUIとも言うことがある。
ところで、近年、タブレット型コンピュータの普及により、タブレット型コンピュータで操作し易いWindows(登録商標) 8又はWindows 8.1がリリースされている。Windows 8又はWindows 8.1では、従来のデスクトップUI環境に加えて、「スタート画面」と呼ばれるタッチで操作し易いタッチパネルUI環境が追加されている。2つのUI環境は排他的にクライアントコンピュータのディスプレイに表示される。また、それぞれのUI環境では、UI環境に特化した、デスクトップアプリケーションとWindows Storeアプリケーション(以下、ストアアプリとも呼ぶ)という二種類のアプリケーションが動作する。プリンタードライバーが提供する印刷設定用のUIもそれぞれのUI環境に応じて切り替えられる。
他にもWindows 8又はWindows 8.1では、V4プリンタードライバーと呼ばれる新しいアーキテクチャで動作するプリンタードライバーが導入されている。V4プリンタードライバーは、V3プリンタードライバーのアーキテクチャとして提供されていたXPSプリンタードライバーの後継となるアーキテクチャであり、XPS文書を利用した印刷パスが利用されている。ここで、XPSは、XML Paper Specificationの略である。
このXPS印刷パスにおいて、印刷物の体裁を決定するために利用されるものがPrintCapabilitiesと呼ばれるXML形式で記述された印刷機能情報と、PrintTicketと呼ばれるXML形式で記述された印刷設定情報とである。V4プリンタードライバーは、GPD(Generic Printer Description)と呼ばれる印刷設定定義ファイルを同梱している。このGPDを含んだプリンタードライバーをOS(Operating System)にインストールすることで、ユーザに対してPrintCapabilitiesやPrintTicketを利用した印刷設定変更機能を提供することができる。
この印刷設定変更機能には、デバイスが同時に実行できない印刷設定を制御する「禁則」と呼ばれる機能が備わっている。例えば、「はがき」の用紙サイズに対して「両面印刷」ができないデバイスに対応したプリンタードライバーの場合、プリンタードライバーはユーザに対してこれらの設定を同時に設定させない制御を行う必要がある。
そして、従来のプリンタードライバーにおいて、デバイスが同時に実行できない印刷設定を印刷設定用UIで制御するプリンタードライバーがある(特許文献1)。
特開2010−244317号公報
しかしながら、従来のプリンタードライバーはデスクトップアプリケーション用の印刷設定UIとストアアプリ用の印刷設定UIとを持っており、両方の印刷設定UIで設定できる機能が同一とは限らない。そのため、ストアアプリ用の印刷設定UIでは設定できない機能(例えば、機能A)がPrintCapabilitiesやPrintTicketに記述されていることがある。このとき、機能Aと機能Bとが「禁則」の関係にあり、機能Aと機能Bとが同時に設定できない場合において、ストアアプリ用の印刷設定UIでは機能Bを設定しようとしても設定することができないという問題があった。
また特許文献1では禁則が発生した場合に印刷設定を変更するためのUI画面を表示するが、印刷設定UIで設定できる機能しか表示していないため、印刷設定UIで表示していない機能の禁則には対応できないという問題があった。
本発明は、印刷設定UIで表示していない機能の禁則にも対応した印刷設定UIを提供することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に応じて、前記デバイスアプリケーションで設定を変更すればよいか、又は他のアプリケーションで設定変更すればよいか、を表示する表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、印刷設定UIで表示していない機能の禁則にも対応した印刷設定UIを提供することができる。
印刷処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 クライアントコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 クライアントコンピュータのソフトウェア構成の一例を示す図である。 ソフトウェアモジュール間でやり取りされるデータの一例を示す図である。 印刷処理の概要を説明するフローチャートである。 プリンタードライバーの印刷設定画面の一例を示す図である。 デバイスアプリの印刷設定画面の一例を示す図である。 実施形態1のデバイスアプリの呼び出し処理の一例を示すフローチャートである。 メッセージの一例を示す図である。 実施形態2のデバイスアプリの呼び出し処理の一例を示すフローチャートである。 コントロール生成表の一例を示す図である。 印刷設定UIの一例を示す図である。 実施形態3のデバイスアプリの呼び出し処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、印刷処理システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の印刷処理システムは、1又は複数のクライアントコンピュータ100(例えば、ユーザ毎)、1又は複数のサーバー2000(例えば、階毎に設置)、1又は複数のプリンター2500(例えば、階毎に設置)で構成される。更に、クライアントコンピュータ100、サーバー2000、プリンター2500がネットワーク3000を介して接続される構成となっている。ネットワーク3000にはPAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)等の小規模から大規模までのネットワークがあり、これらの機器が全てのネットワークに接続されている。なお、クラウド等、サーバーやプリンターがインターネットを越えて接続されていてもよい。
図2は、クライアントコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。CPU101は、主記憶装置102のROM1021、RAM1022又は補助記憶装置105に格納されたプログラムに従って、クライアントコンピュータ100全体の制御を行う。デバイスアプリ1052やプリンタードライバー1053のプログラムは、補助記憶装置105に記憶されており、RAM1022にロードされCPU101によって実行される。このことによって、デバイスアプリ1052やプリンタードライバー1053の機能が実現される。RAM1022は、CPU101が各種処理を行う際のワークエリアとしても使用される。補助記憶装置105には、アプリケーション(アプリ)1051やデバイスアプリケーション(デバイスアプリ)1052、プリンタードライバー(ドライバー)1053、オペレーティングシステム(OS)1054等の各種プログラムが格納される。キーボード108やマウス・タッチパネル等に代表されるポインティングデバイス(マウス)109等の入力機器は、入力I/F103を通じてクライアントコンピュータ100に接続される。出力I/F104にはモニター110等の出力デバイスが接続され、CPU101の指示に従いモニター上にユーザインターフェース(UI)を表示する。これらの入力・出力機器からユーザからのCPU101への操作を受け付ける。通信I/F106は、ネットワーク3000に接続されており、クライアントコンピュータ100の外部機器、例えば、図1のサーバー2000やプリンター2500との通信が可能である。上記のモジュールは、共通データシステムバス107で接続され、各モジュール間でデータのやり取りが可能である。アプリやドライバー等のプログラムは、不図示のCD−ROMやUSBメモリーを介して補助記憶装置105に追加可能である。更に、前記プログラムは、ネットワーク3000を経由して補助記憶装置105に追加することも可能である。なお、特に断らない限り、本実施形態の機能が実行されるのであれば、機器の構成に係わらず本実施形態を適用できる。単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであってもよい。
CPU101が主記憶装置102、又は補助記憶装置105等に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することにより後述するクライアントコンピュータ100のソフトウェア構成及びフローチャートの処理が実現される。後述するCPU101の処理に利用されるデータ等は、主記憶装置102、又は補助記憶装置105等に記憶されている。
デバイスアプリケーションとは、クライアントコンピュータと接続されたデバイス(例えば、プリンタやデジタルカメラ等)を制御するためのアプリケーションである。クライアントコンピュータは、情報処理装置の一例である。
図3は、クライアントコンピュータのソフトウェア構成の一例を示す図である。ソフトウェアの基本構成は、アプリ1051、印刷システム10540、プリンタードライバー1053、システムスプーラー10541、デバイスアプリ1052である。これらのソフトウェアモジュールのプログラムは、補助記憶装置105に格納されており、ユーザの要求や、他のシステムの要求に応じて、補助記憶装置105からRAM1022にロードされ、CPU101で実行される。アプリ1051は、ワードプロセッサやブラウザ等の一般的なアプリケーションである。アプリ1051は、モニター110上にUIを表示し、ポインティングデバイス109やキーボード108等の入力機器によってユーザの印刷要求を受け付ける。ユーザの印刷要求を受けて、アプリ1051は、印刷システム10540へ印刷要求を出す。印刷システム10540は、OS1054のサブシステムである。印刷システム10540は、アプリ1051とプリンタードライバー1053との中間に位置し、印刷処理における共通処理の実行を行う。印刷システム10540のより具体的な実行処理としては、以下の処理がある。印刷対象プリンターの選択や、選択されたプリンタードライバー1053を用いた設定情報の生成及びプリンターが一般に解釈可能な標準文書データのPage Description Language(PDL)への変換等である。プリンタードライバー1053は、印刷出力先のプリンターに依存する処理を受け持つモジュールである。プリンタードライバー1053は、大きくわけて2つのサブモジュールで構成されている。一つは、設定関連の情報を作成するコンフィグモジュール10530であり、プリンター2500で実現可能な設定情報の作成処理を行う。もう一つは、グラフィックスフィルタ10531である。グラフィックスフィルタ10531は、アプリ1051より印刷システム10540経由で、設定情報を含むプリンターが一般に解釈可能な標準文書データを受け取り、プリンター2500で解釈可能なPDLに変換する。変換されたPDLは、OS1054のサブシステムであるシステムスプーラー10541に受け渡され、プリンター2500へ送信される。
デバイスアプリ1052は、プリンタードライバー1053の補助アプリである。デバイスアプリ1052は、プリンタードライバー1053と同様にプリンター2500に対応したソフトウェアで、設定一覧と各プリンタードライバー固有の設定項目とを解釈できる。デバイスアプリ1052は、詳細設定生成部304と、詳細設定表示部305と、詳細設定解析部306と、禁則判断部307とで構成される。
図4は、ソフトウェアモジュール間でやり取りされるデータの一例を示す図である。これらのデータは、拡張可能なマーク付け言語(XML)の形式で記載されている。
図4は設定一覧450の一例である。設定一覧には、プリンター2500で実現可能な設定項目とその選択肢とが記載されている。設定項目としては、パブリックな設定項目400と、プライベートな設定項目401との2種類が存在する。パブリックな設定項目400は、標準的な設定として規定され、仕様が一般に公開されている。そのため一般的なアプリ1051の印刷設定UIや、印刷システムが提供する標準印刷設定UIより設定可能である。プライベートな設定項目401は、プリンター2500のベンダーが独自に規定した項目である。一般的なアプリ1051は、プライベートな設定項目401の仕様がわからない。プライベートな設定項目401を設定するためには、プリンター2500のベンダーが提供するプリンタードライバー1053や、その関連モジュールであるデバイスアプリ1052を用いる必要がある。
ここで、図5のフローチャートを用いて、印刷処理の概要を説明する。本処理は、まずユーザの印刷要求を受けてアプリ1051が印刷システム10540へ印刷要求を出すことにより開始される(S500)。
S501において、印刷システム10540は、現在設置されているプリンタードライバー1053の情報を基に、印刷可能なプリンターの一覧を示すUIをモニター110上に表示する。
S502において、印刷システム10540は、プリンターの一覧を示すUI上でユーザによる出力プリンターの選択を受けて、該当のプリンタードライバー1053のプログラムを補助記憶装置105からRAM1022にロードする。そして、CPU101が、プリンタードライバー1053のプログラムを実行する。
S503において、印刷システム10540は、プリンタードライバー1053に設定可能な項目の一覧(以下、設定一覧310)と現在設定されている情報(以下、設定情報311)との生成を依頼する。これらの情報はコンフィグモジュール10530の設定生成部300で生成される。印刷システム10540は、生成された設定一覧310と現在の設定情報311とを基に図6の印刷設定画面601を構成し、モニター110に表示する。
次にS504において、印刷システム10540は、印刷設定画面601に対するユーザからの操作を受け付ける。
S505において、印刷システム10540は、印刷設定画面601の「More Settings」リンク602が押下されたかの判定を行う。
「More Settings」リンク602が押下されたと判断した場合、S506において、印刷システム10540は、デバイスアプリ1052を呼び出す。このときの、S506の処理に関しては後述する。「More Settings」リンク602が押下されていないと判断した場合、印刷システム10540は、S507へ進む。
S507において、印刷システム10540は、印刷設定画面601の戻るボタン603の押下を受けてプリンタードライバー1053へ現在の設定情報311を受け渡す。
S508において、プリンタードライバー1053のコンフィグモジュール10530は、設定解析部301を用いて設定情報311の検証を行う。
S509において、設定解析部301は、検証の結果を基に、全ての設定値が有効か判断を行い、有効な場合は印刷設定画面601を閉じてS510に処理を移行する。全ての設定が有効でなかった場合は、S504に移り、印刷システム10540は、ユーザの操作を受け付ける。
S510において、印刷システム10540は、印刷対象の標準文書を作成し、設定情報311を付加する。ここでの標準文書とはプリンターが一般に解釈可能なもの、例えばPDLを指す。そして、印刷システム10540は、設定情報311を含む標準文書データをグラフィックスフィルタ10531へ出力する。
S511において、グラフィックスフィルタ10531は、受け取った標準文書データを、標準文書データ解析部302を用いて解析する。そして、グラフィックスフィルタ10531は、解析の結果に基づき、出力データ生成部303を用いて、プリンター2500で解釈可能なPDLに変換する。
S512において、グラフィックスフィルタ10531は、変換されたPDLをOS1054のサブシステムであるシステムスプーラー10541に受け渡す。そして、システムスプーラー10541がPDLをプリンター2500に送信する。以上の処理を行うことで、印刷処理が実行される。
ここから、デバイスアプリ1052の表示処理に関して説明するが、その前にデバイスアプリ1052の画面に関する説明を行う。本実施形態で対象とするデバイスアプリ1052は、図7(A)の印刷設定画面701を持つ。また、デバイスアプリ1052には機器にパラメーターをインプットする項目が存在しており、各項目のことをここでは設定項目と呼んでいる。設定項目には、図7(A)の例では部数を設定する設定項目703や印刷の向きを設定する設定項目704がある。この設定項目に入力されているパラメーターを、ここでは設定値と呼んでいる。図7(A)の例では、設定項目702の場合「はがき」というパラメーターが設定値である。ユーザは設定項目にテキストの入力や、スピンボタンを操作することで数値を入力することもできるが、設定を一覧で表示させ、選択することで値を入力することもできる。
デバイスアプリ1052の呼び出し処理に関して図8のフローチャートを用いて説明を行う。なお、フローチャートのデバイスアプリ1052のプログラムは、クライアントコンピュータ100の補助記憶装置105に格納されており、RAM1022に読み出されCPU101によって実行される。また、特に断らない限り本実施形態のフローチャートの主体はデバイスアプリ1052である。
S801において、デバイスアプリ1052は、印刷システム10540を介してプリンタードライバー1053から設定一覧310と設定情報311とを取得する。
S802において、詳細設定生成部304は、取得した設定一覧310と設定情報311とを基に、図7(A)の印刷設定画面701を生成する。詳細設定表示部305は、印刷設定画面701をモニター110に表示する。
次にS803において、デバイスアプリ1052は、表示した印刷設定画面701に従った入力を受け付ける。
そして、S804において、デバイスアプリ1052は、詳細設定解析部306を用いて、印刷設定画面701の戻るボタン710が押下された否かを判断する。
S804で戻るボタン710が押下されたと判断した場合、S805において、印刷システム10540は、現在の印刷設定画面701で設定されている各設定項目の設定値を設定情報311に保存する。
一方、S804において、戻るボタン710が押下されていないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S806に進む。
S806において、禁則判断部307は、ユーザにより設定された設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値があるか否かを判断する。例えば、ユーザにより図7(A)のページ集約の設定項目705が図7(B)のページ集約の設定項目7100のように操作されるとページ集約が有効になり、ページ集約の設定値7110として「2in1」が設定される。禁則判断部307は、このページ集約における設定値7110の「2in1」と同時に設定することができない設定項目又は設定値があるか否かを判断する。
S806で同時に設定することができない設定項目又は設定値がないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S807に進む。S807において、詳細設定表示部305は、ユーザにより設定された設定値を印刷設定画面701に反映し、モニター110に表示する。
一方、S806で、同時に設定することができない設定項目又は設定値があると判断した場合、デバイスアプリ1052は、S808に進む。S808において、デバイスアプリ1052は、ユーザにより設定された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値がデバイスアプリ1052でサポートしている機能か否かを判断する。本実施形態ではユーザにより設定された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値がコントロール生成表等に含まれていればデバイスアプリ1052でサポートしている機能とする。しかし、デバイスアプリでサポートしている機能か否かが判断できればどのような方法で判断してもよい。ここで、コントロール生成表は、デバイスアプリ1052の画面(UI)のテキストボックスやボタン等のウィジェット(コントロール)を生成するための定義データであり、主記憶装置102又は補助記憶装置105等に予め設定され、記憶されている。
S808で同時に設定することができない設定項目又は設定値がデバイスアプリ1052でサポートしている機能であると判断した場合、デバイスアプリ1052は、S809に進む。S809において、デバイスアプリ1052は、デバイスアプリ1052内の設定項目又は設定値により設定することができない旨のメッセージ1001を表示する。本実施形態におけるメッセージ1001の一例を図9(A)に示す。
一方、S808で、同時に設定することができない設定項目又は設定値がデバイスアプリ1052でサポートしている機能でないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S810に進む。S810において、デバイスアプリ1052は、他アプリケーションの設定項目又は設定値により設定することができない旨のメッセージ1010を表示する。本実施形態におけるメッセージ1010の一例を図9(B)に示す。
S809やS810の処理は、表示制御の処理の一例である。
本実施形態の処理等によれば、デバイスアプリ1052は、ユーザにより設定された設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値があるか否かを判断し、表示するメッセージを変えることができる。
これにより、ユーザは設定したい設定項目の設定値を設定できない場合にデバイスアプリ1052で設定変更すればよいか、他のアプリケーションで設定変更すればよいかが分かるのでユーザの利便性が向上するという効果がある。
<実施形態2>
実施形態2では図10のフローチャートを使って、同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することができる印刷設定UIを一時的に生成する処理について説明する。なお、特に断らない限りこのフローチャートの処理の主体はデバイスアプリ1052である。
図10のS901〜S909までの処理は図8のS801〜S809の処理と同じため説明は省略する。
S908で、同時に設定することができない設定項目又は設定値がデバイスアプリ1052でサポートしている機能でないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S910に進む。S910において、デバイスアプリ1052は、ユーザにより設定された設定項目の設定値と禁則の関係にある設定項目と設定値のDisplayNameを設定一覧310から取得する。例えば、ユーザにより設定された設定項目の設定値と禁則の関係にある設定項目(Feature)が「JobMixedPaperSizePrint」だった場合、デバイスアプリ1052は、DisplayNameとして「サイズ/向き混在」410を取得する(図4参照)。また、ユーザにより設定された設定項目の設定値と禁則の関係にある設定値(Option)が「A4_A3」だった場合、デバイスアプリ1052は、DisplayNameとして「A4/A3」411を取得する(図4参照)。
S911において、詳細設定生成部304は、S910の処理で取得されたDisplayNameと図11のコントロール生成表1201とを用いて、図12のような印刷設定UI1301を生成する。なお、本実施形態ではコントロール生成表1201にDisplayName用のコントロール1205が定義されている。
この印刷設定UI1301はユーザにより設定された設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することができるコントロール1302を持つ。
本実施形態の処理等によれば、デバイスアプリは同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することができる印刷設定UIを一時的に生成することができる。
これにより、ユーザは同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することで、ユーザが設定したい設定項目又は設定値を設定することができるため、操作性が向上するという効果がある。
<実施形態3>
実施形態3では図13のフローチャートを使って、デバイスアプリ1052におけるサポートしていない設定項目又は設定値を印刷設定UI生成時に丸める処理について説明する。なお、特に断らない限りこのフローチャートの処理の主体はデバイスアプリ1052である。丸めるとは、数値を一定の規則に従って、近似値で表現することである。
S1101において、デバイスアプリ1052は、印刷システム10540を介してプリンタードライバー1053から設定一覧310と設定情報311とを取得する。
次にS1102において、デバイスアプリ1052は、設定情報311の中にコントロール生成表1201では定義されていない設定項目が含まれているか否かを判断する。
S1102で、設定情報311の中にコントロール生成表1201では定義されていない設定項目が含まれていないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1106に進む。
一方、S1102で、設定情報311の中にコントロール生成表1201では定義されていない設定項目が含まれていると判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1103に進む。S1103において、デバイスアプリ1052は、コントロール生成表1201では定義されていない設定情報311の設定項目の設定値を変更する。本実施形態では、デバイスアプリ1052は、設定項目を無効にするような設定値に変更するが、設定値を変更するのであればどのような設定値でもよい。
S1104において、禁則判断部307は、S1103で変更した設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値があるか否かを判断する。
S1104で、同時に設定することができない設定項目又は設定値があると判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1103に戻る。
一方、S1104で、同時に設定することができない設定項目又は設定値がないと判断した場合、S1105に進む。S1105において、デバイスアプリ1052は、S1103で変更した設定項目の設定値を設定情報311に保存する。
S1106において、詳細設定生成部304は、設定一覧310と設定情報311とを基に図7(A)の印刷設定画面701を生成し、詳細設定表示部305によってモニター110に表示される。
次にS1107において、デバイスアプリ1052は、表示した印刷設定画面701に従った入力を受け付ける。
そして、S1108において、デバイスアプリ1052は、詳細設定解析部306を用いて、印刷設定画面701の戻るボタン710が押下された否かを判断する。
S1108で、戻るボタン710が押下されたと判断した場合、S1109において、印刷システム10540は、現在の印刷設定画面701で設定されている各設定項目の設定値を設定情報311に保存する。
一方、S1108で、戻るボタン710が押下されていないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1110に進む。
S1110において、禁則判断部307は、ユーザにより設定された設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値があるか否かを判断する。
S1110で、同時に設定することができない設定項目又は設定値がないと判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1111に進む。
S1111において、詳細設定表示部305は、ユーザにより設定された設定値を印刷設定画面701に反映し、モニター110に表示する。
一方、S1110で、同時に設定することができない設定項目又は設定値があると判断した場合、デバイスアプリ1052は、S1112に進む。
S1112において、デバイスアプリ1052は、デバイスアプリ1052内の設定項目又は設定値により設定することができない旨のメッセージ1001を表示する。メッセージ1001の一例を図9(A)に示す。
本実施形態の処理等によれば、デバイスアプリはデバイスアプリでサポートしていない設定項目又は設定値があった場合には印刷設定UI生成時にその設定項目又は設定値を丸めることができる。
これにより、ユーザはデバイスアプリでサポートしていない設定項目又は設定値により設定したい設定項目の設定値を設定できないということがなくなるのでユーザの利便性が向上するという効果がある。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態の処理等によれば、印刷設定UIで表示していない機能により禁則しているか否かを判断して、ユーザに通知する内容を変えることができる。
これにより、ユーザは設定したい設定項目の設定値を設定できない場合にデバイスアプリで設定変更すればよいか、他のアプリケーションで設定変更すればよいかが分かるのでユーザの利便性が向上するという効果がある。
よって、印刷設定UIで表示していない機能の禁則にも対応した印刷設定UIを提供することができる。
100 クライアントコンピュータ、101 CPU、102 主記憶装置、105 補助記憶装置

Claims (13)

  1. デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果に応じて、前記デバイスアプリケーションで設定を変更すればよいか、又は他のアプリケーションで設定変更すればよいか、を表示する表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記判定手段により前記設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能であると判定された場合、前記デバイスアプリケーションで設定変更すればよいことを表示し、前記判定手段により前記設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能でないと判定された場合、他のアプリケーションで設定変更すればよいことを表示する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、どのアプリケーションで設定変更すればよいかと共に、どの設定項目又は設定値を変更すればよいかを表示する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションの画面のコントロールが定義されているコントロール生成表に含まれているか否かに応じて、前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。
  5. デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能でないと判定された場合、前記変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することができる一時的な印刷設定画面を生成し、表示する表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記判定手段により前記設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能でないと判定された場合、前記変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値のDisplayNameをプリンタードライバーから取得した設定一覧のDisplayNameから取得し、前記DisplayNameを含む前記一時的な印刷設定画面を生成し、表示する請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記取得したDisplayNameと、前記デバイスアプリケーションの画面のDisplayName用のコントロールが定義されているコントロール生成表と、に基づいて、前記一時的な印刷設定画面を生成し、表示する請求項6記載の情報処理装置。
  8. プリンタードライバーから取得した設定情報にデバイスアプリケーションの画面のコントロールが定義されているコントロール生成表にはない設定項目が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記設定情報に前記コントロール生成表にはない設定項目が含まれていると判定された場合、前記コントロール生成表にはない設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値がなくなるまで前記コントロール生成表にはない設定項目の設定値を変更する変更手段と、
    前記変更手段により変更された設定値を前記設定情報に保存する保存手段と、
    前記設定情報に基づいてデバイスアプリケーションの印刷設定画面を生成し、表示する表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記プリンタードライバーから取得した設定一覧と、前記設定情報と、に基づいて前記印刷設定画面を生成し、表示する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果に応じて、前記デバイスアプリケーションで設定を変更すればよいか、又は他のアプリケーションで設定変更すればよいか、を表示する表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    デバイスアプリケーションの印刷設定画面を介して変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記設定項目又は設定値に関する機能が前記デバイスアプリケーションでサポートしている機能でないと判定された場合、前記変更された設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値を変更することができる一時的な印刷設定画面を生成し、表示する表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    プリンタードライバーから取得した設定情報にデバイスアプリケーションの画面のコントロールが定義されているコントロール生成表にはない設定項目が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記設定情報に前記コントロール生成表にはない設定項目が含まれていると判定された場合、前記コントロール生成表にはない設定項目の設定値と同時に設定することができない設定項目又は設定値がなくなるまで前記コントロール生成表にはない設定項目の設定値を変更する変更ステップと、
    前記変更ステップにより変更された設定値を前記設定情報に保存する保存ステップと、
    前記設定情報に基づいてデバイスアプリケーションの印刷設定画面を生成し、表示する表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至9何れか1項記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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