JP2017130080A - 印刷制御プログラムおよび印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アプリケーションからの印刷指示に応じて印刷処理を行う過程で、スクリプト言語を用いる処理を高速化する印刷制御プログラムを提供する。
【解決手段】印刷制御プログラムは、印刷設定の指示を受け付けS210、受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成するS220UI処理200と、所定のスクリプト言語を解釈してプリントチケットに対する処理を行うS400スクリプト言語処理400と、スクリプト言語処理による処理後のプリントチケットに基づいて印刷設定の情報に基づく設定処理S510を行うとともに、印刷対象の印刷処理S510を行うネイティブコード処理500と、を実行する。
【選択図】図2
【解決手段】印刷制御プログラムは、印刷設定の指示を受け付けS210、受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成するS220UI処理200と、所定のスクリプト言語を解釈してプリントチケットに対する処理を行うS400スクリプト言語処理400と、スクリプト言語処理による処理後のプリントチケットに基づいて印刷設定の情報に基づく設定処理S510を行うとともに、印刷対象の印刷処理S510を行うネイティブコード処理500と、を実行する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷制御プログラムおよび印刷制御装置に関する。
オペレーティングシステム(以下、OS)としての、Microsoft(登録商標)社が提供するWindows(登録商標)において動作するVersion4プリンタードライバー(以下、V4プリンタードライバー)が知られている。また、XPS(XML Paper Specification)仕様で記述されたXPSファイルを処理するXPSプリンタードライバーが開示されている(特許文献1参照)。
V4プリンタードライバーは、アプリケーションからの印刷指示に応じて印刷処理を行う過程で、Microsoft社が定めたアーキテクチャー上、スクリプト言語を用いて処理を行う段階を有している。スクリプト言語の性質上、処理に比較的多くの時間を要する。ユーザーは印刷の高速化を望むため、前記アーキテクチャーによる制約の下でも、処理時間の短縮に向けた工夫が必要である。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷の高速化に寄与する印刷制御プログラムおよび印刷制御装置を提供する。
本発明の態様の1つは、印刷制御プログラムであって、印刷設定の指示を受け付け、当該受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成する設定情報生成機能と、所定のスクリプト言語を解釈して前記プリントチケットに対する処理を行う第1言語機能と、前記第1言語機能による処理後の前記プリントチケットに基づいて印刷対象の印刷処理を行う第2言語機能と、をコンピューターに実現させ、前記第2言語機能が前記印刷設定の情報に基づく設定処理を行う。
当該構成によれば、前記印刷設定の情報に基づく設定処理を、スクリプト言語を解釈して処理を行う第1言語機能ではなく、第2言語機能が担当する。これにより第1言語機能の負担が減り、印刷制御プログラムによる処理時間を短縮することができる。
本発明の態様の1つは、前記第2言語機能は、前記コンピューターにとってのネイティブコードを解釈して処理を行うとしてもよい。
当該構成によれば、第2言語機能は、コンピューターにとってのネイティブコードつまり機械語を解釈して処理を行うため、このような第2言語機能が前記設定処理を担当することで、処理時間が確実に短くなる。
当該構成によれば、第2言語機能は、コンピューターにとってのネイティブコードつまり機械語を解釈して処理を行うため、このような第2言語機能が前記設定処理を担当することで、処理時間が確実に短くなる。
本発明の態様の1つは、前記第1言語機能は、前記プリントチケットに含まれている前記印刷設定の情報を所定の保存領域に保存した上で、前記プリントチケットの変換処理を行い、当該処理後の前記プリントチケットに前記保存した前記印刷設定の情報を含ませるとしてもよい。
当該構成によれば、第1言語機能がプリントチケットの変換処理を行う過程で、前記印刷設定の情報が改変されたりその一部が失われたりすることを防止できる。
当該構成によれば、第1言語機能がプリントチケットの変換処理を行う過程で、前記印刷設定の情報が改変されたりその一部が失われたりすることを防止できる。
本発明の態様の1つは、前記印刷設定の情報に基づく設定処理とは、前記印刷設定の情報に含まれる複数の項目間の競合を排して印刷設定を確定する処理である。
当該構成によれば、第1言語機能をこのような設定処理の負担から解放する(代わりに、第2言語機能に当該設定処理を担当させる)ことで、処理時間を短縮することができる。
当該構成によれば、第1言語機能をこのような設定処理の負担から解放する(代わりに、第2言語機能に当該設定処理を担当させる)ことで、処理時間を短縮することができる。
本発明の態様の1つは、印刷制御プログラムは、前記印刷対象を表現する印刷対象データを生成するアプリケーションへ前記生成したプリントチケットを提供し、前記アプリケーションから前記印刷対象データと前記プリントチケットとを取得するとしてもよい。
当該構成によれば、印刷制御プログラムは、アプリケーションへ前記生成したプリントチケットを提供した後、印刷指示(印刷対象データとプリントチケットとを含む指示)を得て、第1言語機能や第2言語機能による各処理を行うことができる。
当該構成によれば、印刷制御プログラムは、アプリケーションへ前記生成したプリントチケットを提供した後、印刷指示(印刷対象データとプリントチケットとを含む指示)を得て、第1言語機能や第2言語機能による各処理を行うことができる。
本発明の技術的思想は、印刷制御プログラム以外によっても実現される。例えば、当該プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体や、当該プログラムと協働して処理を実行するコンピューター等のハードウェア(印刷制御装置)、印刷制御装置が実行する工程を含んだ方法(印刷制御方法)等をそれぞれ発明として捉えることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態にかかる印刷制御装置10の構成を例示するブロック図である。印刷制御装置10は、例えば、RAM、ROM、CPU等を備えるICやその他の記憶媒体等による制御部20を備える。制御部20では、CPUが、ROMやその他の記憶媒体に記録されたプログラム(例えば、アプリケーション13やプリンタードライバー12等)に従った処理をOS11の下で実行することができる。OS11が管理する環境下に、V4プリンタードライバーの一種であるプリンタードライバー(以下、ドライバー)12がインストールされている。ドライバー12は、本発明にかかる印刷制御プログラムの一例に該当する。OS11は、V4プリンタードライバーが動作可能なOS(Windows)である。
図1は、本実施形態にかかる印刷制御装置10の構成を例示するブロック図である。印刷制御装置10は、例えば、RAM、ROM、CPU等を備えるICやその他の記憶媒体等による制御部20を備える。制御部20では、CPUが、ROMやその他の記憶媒体に記録されたプログラム(例えば、アプリケーション13やプリンタードライバー12等)に従った処理をOS11の下で実行することができる。OS11が管理する環境下に、V4プリンタードライバーの一種であるプリンタードライバー(以下、ドライバー)12がインストールされている。ドライバー12は、本発明にかかる印刷制御プログラムの一例に該当する。OS11は、V4プリンタードライバーが動作可能なOS(Windows)である。
印刷制御装置10は、図示しないインターフェースを備えており、印刷制御装置10には当該インターフェースを介して入力部50と表示部51とプリンター52とが接続される。入力部50はユーザーの入力操作を受け付けるための手段であり、マウス、キーボード、タッチパネル、各種入力キー等が該当し得る。表示部51は、制御部20が出力する信号に応じて任意の画像を表示するディスプレイである。なお、前記タッチパネルは、表示部51に表示される。プリンター52は、ドライバー12によって駆動制御される印刷装置であり、制御部20が出力するレンダリング後の印刷データに基づいて印刷を実行する。
印刷制御装置10は、例えば、PC(パーソナルコンピューター)、タブレット型端末、スマートフォン等といった、プリンター52に対する制御装置となり得る様々な装置によって実現される。印刷制御装置10に含まれる構成の一部(少なくとも制御部20を含む構成)を指して、本発明にかかる印刷制御装置と把握してもよい。また、印刷制御装置10、入力部50、表示部51およびプリンター52は、それぞれが独立した製品であってもよいし、一体的に構成された一製品であってもよい。例えば、入力部50および表示部51は、印刷制御装置10に含まれる構成であってもよい。あるいは、印刷制御装置10、入力部50および表示部51はいずれも、プリンター52の一部であるとしてもよい。この場合、プリンター52を、印刷制御装置と称することができる。
アプリケーション13は、入力部50による操作内容を受け付けて、ドキュメントやCGや写真等を要素として含み得る印刷対象を表現する印刷対象データ(画像ファイル)を生成するためのソフトウェアである。ドライバー12は、ユーザーインターフェース(UI)モジュール12a、第1言語処理モジュール12b、第2言語処理モジュール12c等を有する。
UIモジュール12aは、表示部51へのUI画面の表示制御、入力部50の操作による当該UI画面を通じた入力の受け付け、当該UI画面を通じた入力に従った情報処理等を行うためのモジュールである。UIモジュール12aに従って制御部20が実現する機能の一部に、設定情報生成機能が含まれる。また、このようなUIモジュール12aは、設定情報生成部に該当する。
第1言語処理モジュール12bは、所定のスクリプト言語を解釈して処理を行うためのモジュールである。当該スクリプト言語としては、例えば、JavaScriptが挙げられる。第1言語処理モジュール12bに従って制御部20が実現する機能を、第1言語機能と呼ぶ。また、このような第1言語処理モジュール12bは、第1言語処理部に該当する。
第2言語処理モジュール12cは、ネイティブコード、つまり制御部20(制御部20のCPU)がOS11の下で直接解釈できる機械語で処理を行うためのモジュールである。第2言語処理モジュール12cに従って制御部20が実現する機能を、第2言語機能と呼ぶ。また、このような第2言語処理モジュール12cは、第2言語処理部に該当する。
図2は、制御部20が実行する印刷制御処理をフローチャートにより示している。図2において、アプリケーション処理100は、アプリケーション13による処理を示し、UI処理200は、UIモジュール12aによる処理を示し、OS処理300は、OS11による処理を示し、スクリプト言語処理400は、第1言語処理モジュール12bによる処理を示し、ネイティブコード処理500は、第2言語処理モジュール12cによる処理を示す。
アプリケーション13は、ドライバー12のUIモジュール12aに対して、UI起動指示を送る(ステップS110)。具体的には、印刷制御装置10において、アプリケーション13が起動している状態で、ユーザーがドライバー12のUI画面を表示するめの所定操作を入力部50により行った場合に、当該操作に応じてUI起動指示が送られる。
UIモジュール12aは、UI起動指示を契機として、UI画面を表示部51に表示させ、UI画面を介して印刷設定の指示を受け付ける(ステップS210)。ユーザーは、表示部51に表示されたUI画面に対する入力により、印刷設定の複数の項目に関して任意に指示をすることができる。ユーザーは、例えば、用紙サイズ、用紙種類、紙面への割り付け方法、カラーまたはモノクロ印刷、片面または両面印刷…等の様々な項目について設定を行うことができる。UIモジュール12aは、このようにUI画面上で各項目について指示された結果(印刷設定情報)を、一時的にバイナリーデータとして保持する。ユーザーが、UI画面を閉じた(例えば、UI画面に含まれる“OKボタン”を操作してUI画面を閉じた)タイミングでステップS210が終了する。
次に、UIモジュール12aは、プリントチケット(PrintTicket)に、ステップS210の受け付けにより取得した印刷設定情報を埋め込む処理を行う(ステップS220)。PrintTicketは、ドライバー12が有する複数の機能に関する設定を記述したXML形式のファイルである。上述したように、ステップS210の時点では印刷設定情報はバイナリーデータである。そこで、UIモジュール12aは、印刷設定情報をPrintTicketに埋め込むために、バイナリーデータをテキストデータに変換するエンコーダー(例えば、Base64エンコーダー)を用いて、印刷設定情報を変換する。そして、当該変換後の印刷設定情報を、PrintTicket内に埋め込む。このようなステップS210,S220は、印刷設定の指示を受け付け、当該受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成する処理であると言える。
図3は、UIモジュール12aが生成したPrintTicket30の一例を示している。PrintTicket30を構成する記述のうち、一部の記述40が前記バイナリーデータからテキストデータへの変換を経て埋め込まれた印刷設定情報に該当する。
UIモジュール12aは、ステップS220までの処理により生成したPrintTicketを、アプリケーション13へ提供する(ステップS230)。
アプリケーション13は、PrintTicketを取得し(ステップS120)、これに応じてOS11へ印刷指示を送る(ステップS130)。アプリケーション13は、印刷対象データおよび前記取得したPrintTicketと共に印刷指示を送る。この結果、OS11を介して、ドライバー12が印刷対象データおよびPrintTicketを取得できる。
アプリケーション13は、PrintTicketを取得し(ステップS120)、これに応じてOS11へ印刷指示を送る(ステップS130)。アプリケーション13は、印刷対象データおよび前記取得したPrintTicketと共に印刷指示を送る。この結果、OS11を介して、ドライバー12が印刷対象データおよびPrintTicketを取得できる。
前記印刷指示を契機として、OS11は、印刷に関する所定指示を第1言語処理モジュール12bへ送り(ステップS310)、第1言語処理モジュール12bはOS11からの当該指示に対して応答する(ステップS400)。このようなOS11と第1言語処理モジュール12bとの間でのやり取り(ステップS310,S400)は、Microsoft社が定めたアーキテクチャー上、必ず発生する処理であり複数回続く。ステップS310,S400の中では、OS11から第1言語処理モジュール12bへPrintTicketが送られ、また、第1言語処理モジュール12bがOS11からの指示に応じて処理したPrintTicketがOS11へ返される(このようなやり取りが複数回続く)。また、第1言語処理モジュール12bは、XML形式のPrintTicketをDevmodeと呼ばれるバイナリー形式のデータに変換する機能と、DevmodeをXML形式のPrintTicketに変換する機能とを有している。Devmodeは、OS11が保存等するために必要な、Microsoft社が定義する特定のデータ構造である。第1言語処理モジュール12bは、ステップS310,S400の中でOS11との間でPrintTicketをやり取りするために、前記変換を繰り返し実行する。
ここで、第1言語処理モジュール12bは、PrintTicketに含まれている印刷設定情報に基づく設定処理を実行可能であり、従来、第1言語処理モジュール12bは、OS11からの指示に応じて当該設定処理を実行していた。この設定処理は、印刷設定情報に含まれる複数の項目間の競合を排して印刷設定を確定する処理であり、Validate処理とも呼ぶ。ユーザーがUI画面を通じて任意に指示した印刷設定の複数の項目の中には、競合する(両立させられない)組み合わせが存在し得る。例えば、用紙種類の項目で“写真用紙”が指示され、片面または両面印刷を選択する項目で“両面印刷”が指示されている場合等である。写真用紙は、裏面への印刷ができない媒体であるため、写真用紙と両面印刷は競合する。設定処理(Validate処理)では、このような競合を排し(例えば、ユーザーの指示による両面印刷という現在の設定を片面印刷に変更し)、印刷設定情報を整合が取れた内容にして確定させる。本実施形態では、このような設定処理(Validate処理)を、第1言語処理モジュール12bは実行せず、後述するように第2言語処理モジュール12cが実行する。
本実施形態では、第1言語処理モジュール12bは、ステップS400において、PrintTicketに含まれている印刷設定情報の一次退避および埋込(ステップS410)を行う。先ず、一次退避とは、PrintTicketに含まれている印刷設定情報を、制御部20における所定の保存領域に保存する処理を言う。このような一時退避をした後で、第1言語処理モジュール12bは、OS11からの指示に応答して前記アーキテクチャーに則った所定の処理(PrintTicketの変換(XML形式のPrintTicket→Devmodeへの変換、Devmode→XML形式のPrintTicketへの変換)を含んだ処理)を進める。そして、OS11からの当指示に応じた処理後のPrintTicketに、前記所定の保存領域に保存(一次退避)しておいた印刷設定情報を再び含ませる(埋込)。
本実施形態では、PrintTicketに含まれる印刷設定情報に基づく設定処理(Validate処理)を、第1言語処理モジュール12bではなく、第2言語処理モジュール12cが実行する。そのためには、印刷設定情報が、改変や喪失されることなく第2言語処理モジュール12cへ正確に伝わる必要がある。上述のOS11と第1言語処理モジュール12bとの間でのやり取り(ステップS310,S400)の中では、PrintTicketに対する変換が繰り返し必要とされるが、このような変換処理の過程でPrintTicketに含まれる印刷設定情報の一部が意図せずに改変されたり、喪失したりする可能性がある。このような改変や喪失のおそれを鑑みて、本実施形態では、PrintTicketに含まれる印刷設定情報について、前記一次退避および埋込(ステップS410)を行う。これにより、上述のOS11と第1言語処理モジュール12bとの間でのやり取り(ステップS310,S400)の間は、印刷設定情報は確実に保持され、その後に、正確な印刷設定情報を第2言語処理モジュール12cへ提供することが可能となる。
次に、OS11は、第2言語処理モジュール12cに対して印刷指示を送る(ステップS320)。このときOS11は、印刷対象データやPrintTicket(ステップS400を経たPrintTicket)等を含ませたXPSファイルと共に印刷指示を送る。XPSファイルは、第2言語処理モジュール12cが解釈可能な形式のデータである。
印刷指示を受けた第2言語処理モジュール12cは、XPSファイル内のPrintTicketに含まれる印刷設定情報に基づいて、設定処理(Validate処理)を行う(ステップS510)。第2言語処理モジュール12cは、テキストデータである印刷設定情報をバイナリーデータにデコードした上で、印刷設定情報の内容を認識し、設定処理(Validate処理)を行う。この結果、印刷設定情報は、複数の項目間に競合が無い状態となり、その内容が確定する。
次に、第2言語処理モジュール12cは、PrintTicketに基づいて印刷対象の印刷処理を行う(ステップS520)。この場合、XPSファイルに含まれている印刷対象データに対するレンダリングにより、例えば、ビットマップデータ化、色変換処理、ハーフトーン処理、並べ替え処理等を実行し、印刷対象データからプリンター52が解釈可能な(印刷を実行可能な)印刷データを生成する。このような印刷データの生成に際して、PrintTicketにおける各種情報を反映させる。つまり、用紙サイズ、割り付け方法、カラーまたはモノクロ印刷…等といった各種印刷設定に従って前記レンダリングを実行して、プリンター52へ送信するための印刷データを生成する。このように印刷データを生成し、当該印刷データや印刷設定情報を示すコマンドをプリンター52へ送信してプリンター52を駆動させる(プリンター52に印刷を実行させる)ステップが、印刷処理である。
このように本実施形態によれば、印刷制御装置10は、印刷設定の指示を受け付け、印刷設定情報を含んだPrintTicketを生成するUIモジュール12aと、所定のスクリプト言語を解釈してPrintTicketに対する処理を行う第1言語処理モジュール12bと、第1言語処理モジュール12bによる処理後のPrintTicketに基づいて印刷対象の印刷処理を行う第2言語処理モジュール12cとを有し、印刷設定情報に基づく設定処理(Validate処理)を、第1言語処理モジュール12bではなく、第2言語処理モジュール12cが実行する。これにより、スクリプト言語を用いるために処理が比較的遅い第1言語処理モジュール12bの負担が軽減され、ドライバー12による処理時間が短縮される(印刷が高速化される)。特に、第2言語処理モジュール12cは、ネイティブコードを解釈して高速に処理可能なモジュールであるため、このような第2言語処理モジュール12cが第1言語処理モジュール12bの代わりに設定処理(Validate処理)を受け持つことで、印刷の高速化が確実なものとなる。
ドライバー12がサポートする機能(印刷設定の項目数や項目毎の選択肢)がドライバー12のアップデート等により増えれば増える程、上述した設定処理(Validate処理)は複雑化するため、これをスクリプト言語を用いて処理する第1言語処理モジュール12bに実行させる場合は、ドライバー12のパフォーマンスが大きく低下し得る。しかし、本実施形態のように、第2言語処理モジュール12cが第1言語処理モジュール12bの代わりに設定処理(Validate処理)を実行することで、ドライバー12がサポートする機能が増加しても、このようなパフォーマンスの低下を抑制することができる。
10…印刷制御装置、11…OS、12…プリンタードライバー、12a…UIモジュール、12b…第1言語処理モジュール、12c…第2言語処理モジュール、13…アプリケーション、20…制御部、30…PrintTicket、50…入力部、51…表示部、52…プリンター
Claims (6)
- 印刷制御プログラムであって、
印刷設定の指示を受け付け、当該受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成する設定情報生成機能と、
所定のスクリプト言語を解釈して前記プリントチケットに対する処理を行う第1言語機能と、
前記第1言語機能による処理後の前記プリントチケットに基づいて印刷対象の印刷処理を行う第2言語機能と、をコンピューターに実現させ、
前記第2言語機能が前記印刷設定の情報に基づく設定処理を行うことを特徴とする印刷制御プログラム。 - 前記第2言語機能は、前記コンピューターにとってのネイティブコードを解釈して処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御プログラム。
- 前記第1言語機能は、前記プリントチケットに含まれている前記印刷設定の情報を所定の保存領域に保存した上で、前記プリントチケットの変換処理を行い、当該処理後の前記プリントチケットに前記保存した前記印刷設定の情報を含ませる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御プログラム。
- 前記印刷設定の情報に基づく設定処理とは、前記印刷設定の情報に含まれる複数の項目間の競合を排して印刷設定を確定する処理であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷制御プログラム。
- 前記印刷対象を表現する印刷対象データを生成するアプリケーションへ前記生成したプリントチケットを提供し、前記アプリケーションから前記印刷対象データと前記プリントチケットとを取得することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷制御プログラム。
- 印刷設定の指示を受け付け、当該受け付けた印刷設定の情報を含んだプリントチケットを生成する設定情報生成部と、
所定のスクリプト言語を解釈して前記プリントチケットに対する処理を行う第1言語処理部と、
前記第1言語処理部による処理後の前記プリントチケットに基づいて印刷対象の印刷処理を行う第2言語処理部と、を備え、
前記第2言語処理部が前記印刷設定の情報に基づく設定処理を行うことを特徴とする印刷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016009475A JP2017130080A (ja) | 2016-01-21 | 2016-01-21 | 印刷制御プログラムおよび印刷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019207461A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム |
JP7350026B2 (ja) | 2021-03-25 | 2023-09-25 | 本田技研工業株式会社 | 制御装置及び車両 |
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