JP2016151458A - 演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、自装置から物体までの距離を適切に算出する。【解決手段】レーダー装置は、光源からレーザー光を発光させ、そのレーザー光が物体で反射した反射光を受光素子により受光させ、横軸を時間とすると共に縦軸を受光積算値とし、反射光の受光を検出した受光素子の個数である計数値を時間ビン上に加算してヒストグラムを生成する。検出時間(800ns)の半分の時間ビン上の受光積算値を初期値(一定値)に設定した上で、検出時間の前半時間(0〜400ns)で計数値を時間ビン上に正加算し、後半時間(400〜800ns)で計数値を時間ビン上に負加算する。【選択図】図10

Description

本発明は、ヒストグラムを生成して物理量を算出する演算装置に関する。
従来より、ヒストグラムを生成して物理量を算出する演算装置が供されている。この種の演算装置は、時間計測の繰り返しにより所定の検出時間で得られた計測値を時間ビン上に加算し、例えば横軸を時間とすると共に縦軸を計測値の積算である積算値としてヒストグラムを生成する。そして、演算装置は、その生成したヒストグラムに基づいて物理量を算出する。
IEEE Journal of Solid-State Circuits (Impact Factor: 3.06). 01/2014; 49(1):315-330.,
しかしながら、ヒストグラムを生成して物理量を算出する構成では、検出時間が長くなると、必要となる時間ビンの個数が増大する。その結果、ヒストグラムのデータ量が増大し、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量が増大するという問題がある。一方、時間計測の回数を低減することで、必要となる時間ビンの個数を低減することができ、メモリ容量を低減することができるが、時間分解能が低下する。その結果、物理量を算出する精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、物理量を適切に算出することができる演算装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、ヒストグラム生成手段は、時間計測の繰り返しにより所定の検出時間で得られた計測値を時間ビン上に加算し、時間と、計測値の積算である積算値とに基づいてヒストグラムを生成する。物理量算出手段は、ヒストグラム生成手段により生成されたヒストグラムに基づいて物理量を算出する。ここで、ヒストグラム生成手段は、検出時間の一部である所定時間の時間ビン上の積算値を初期値に設定した上で、検出時間のうち所定時間とそれぞれ等しく且つ互いに異なる第1の時間及び第2の時間のうち一方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に正加算し、他方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に負加算する。物理量算出手段は、ヒストグラム生成手段により生成されたヒストグラムにおいて初期値からの積算値の変化量を特定して物理量を算出する。
即ち、時間計測の繰り返しにより所定の検出時間で得られた計測値を、その検出時間の全てに相当する個数の時間ビン上に加算するのではなく、その検出時間の一部(例えば半分)に相当する個数の時間ビン上に正加算及び負加算するようにした。これにより、ヒストグラムを生成する際の時間ビンの個数を低減し、ヒストグラムのデータ量を低減しつつ、時間計測の回数を維持し、時間分解能を維持する(時間分解能の低下を回避する)ことができる。その結果、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、物理量を適切に算出することができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 レーザー光の走査範囲を示す図 レーザー光の経路を示す図 レーザー光の走査周期を示す図 画素の構成を示す図 受光素子及びリードアウト回路の構成を示す図 画素データ処理部の構成を示す機能ブロック図 ヒストグラム生成処理を示すフローチャート 距離算出処理を示すフローチャート ヒストグラムの推移を示す図 本発明の第2の実施形態のヒストグラム生成処理を示すフローチャート 距離算出処理を示すフローチャート ヒストグラムの推移を示す図 本発明の第3の実施形態のヒストグラムの推移を示す図 本発明の第4の実施形態のヒストグラム生成処理を示すフローチャート 一定値補正処理を示すフローチャート ヒストグラムの推移を示す図 ヒストグラムの推移を示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明を車両に搭載可能なレーダー装置に適用した第1の実施形態について図1から図10を参照して説明する。レーダー装置(演算装置に相当)は、車両に搭載されている状態で自装置から車両周囲の物体(ターゲット)までの距離(物理量)を算出する(測距する)。レーダー装置が車両に搭載される態様はどのような態様でも良い。例えばレーダー装置が車両の前方部に搭載される態様では車両の前方が物体の検出エリアとなり、レーダー装置が車両の後方部に搭載される態様では車両の後方が物体の検出エリアとなる。車両周囲の物体は、例えば歩行者、先行車両、後続車両、壁等である。尚、本実施形態では、車両の前方が物体の検出エリアであり、前方の歩行者や先行車両を検出の対象とする場合を説明する。
レーダー装置1は、図1に示すように、光源2(発光手段に相当)と、一次元スキャナ3と、走査制御部4と、光検出部5と、データ処理部6とを有する。光源2は、例えば半導体レーザーダイオードで構成されており、パルスレーザー光(以下、レーザー光と称する)をレーダー波として発光する(照射する)。光源2から発光されるレーザー光は、図2に示すように、走査方向SD1に対して垂直方向が長手方向となる矩形状に成形されている(スキャン光SL)。又、光源2から発光されるレーザー光は、例えばパルス幅が4nsであり、発光周期が4μsである。
一次元スキャナ3は、図3に示すように、回転軸7を振動中心としてミラー8を振動可能に構成されている。一次元スキャナ3は、駆動源(図示せず)から駆動指令を入力すると、回転軸7を振動中心としてミラー8を振動させ、光源2から発光されたレーザー光の一次元走査を所定の走査角度の範囲R1で行う。尚、一次元スキャナ3の走査機構は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)やマイクロモーター等により構成されている。一次元スキャナ3における走査角度の範囲R1は、図4に示すように、例えば−27°〜+27°である。又、走査周期は、例えば50msであり、40msの時間で−27°から+27°まで走査し、10msの時間で+27°から−27°まで戻る。
光源2から発光されたレーザー光は、コリメートレンズ9を通過して一次元スキャナ3に到達する(光L1)。一次元スキャナ3に到達したレーザー光は、ミラー8で反射し、ミラー8の走査角度に応じた方向に向かって照射光として照射され(光L2)、車両周囲の物体に到達すると、物体で反射する。そして、その物体で反射したレーザー光は、反射光として受光レンズ10を通過して光検出部5の二次元画素アレイ11に到達する(光L3)。尚、上述したようにレーザー光は矩形状に成形されているので、二次元画素アレイ11の受光面RP上には、反射光の走査方向SD2に対して垂直方向が長手方向となる矩形状に成形された反射光が到達する(反射光RL)。又、矩形状に成形された反射光の長手方向の長さが、矩形状に形成されている受光面RPの短手方向の長さよりも長くなるように、光源2から発光されるレーザー光の長手方向の長さが設定されている。
走査制御部4は、一次元スキャナ3の走査角度を検出し、その検出した走査角度に基づいて光源2からのレーザー光の発光を制御すると共に、一次元スキャナ3によるレーザー光の走査を制御する。又、走査制御部4は、レーダー装置1を搭載している車両の走行速度(車速)を示す車速信号(車速パルス)を車速センサから入力し、その入力した車速信号により車速を特定する。そして、走査制御部4は、その特定した車速に応じて光源2及び一次元スキャナ3のそれぞれの動作を制御する。
具体的には、走査制御部4は、車速に応じて光源2からの発光強度を変更し、車速が相対的に遅いときには発光強度を相対的に低減させ、車速が相対的に速いときには発光強度を相対的に増大させる。又、走査制御部4は、車速に応じて一次元スキャナ3の走査角度の範囲R1を変更し、車速が相対的に遅いときには走査角度の範囲R1を相対的に広く設定し、車速が相対的に速いときには走査角度の範囲R1を相対的に狭く設定する。車速が相対的に遅ければ、車両周囲に歩行者が存在する可能性が高く、周辺の歩行者の存在を考慮する必要がある。このとき、発光強度を相対的に低減させることで、強度が高いレーザー光の歩行者への照射を回避することができ、走査角度の範囲R1を相対的に広く設定することで、歩行者の存在を速やかに検出することができる。一方、車速が相対的に速ければ、先行車両の存在を考慮する必要がある。このとき、発光強度を相対的に増大させることで、遠方の先行車両を検出することができ、走査角度の範囲R1を相対的に狭く設定することで、先行車両が存在しない可能性が高い領域を走査範囲から除外し、遠方の先行車両を速やかに検出することができる。
光検出部5は、二次元画素アレイ11と、デコーダ12とを有する。二次元画素アレイ11は、複数の画素13を二次元行列状に配列して構成されている。デコーダ12は、二次元行列状に配列されている複数の画素13の列毎に選択制御線14を接続しておいる。デコーダ12は、一次元スキャナ3の走査角度を示す走査角度情報を走査制御部4から入力し、その入力した走査角度情報に基づいて二次元画素アレイ11の受光面RP上において反射光が照射される画素13の列を特定する。そして、デコーダ12は、その特定した列に対応する選択制御線14に選択制御電圧VSELを印加することで、レーザー光を検出するために用いる画素13を列単位で選択する。尚、このように対応する選択制御線14に選択制御電圧VSELを印加することで、反射光が照射される画素13の動作を許可し、一方、対応する選択制御線14に選択制御電圧VSELを印加しないことで、反射光が照射される画素13の動作を禁止することで、反射光が照射されない画素13からの検出信号の出力を抑制することができる。
データ処理部6は、後述するように光源2からレーザー光が発光された時刻と画素13に反射光が受光(入射)された時刻との差である時間(飛行時間)に基づいて自装置から車両周囲の物体までの距離を算出する。データ処理部6は、二次元行列状に配列されている複数の画素13の行毎に複数の画素データ処理部15を有する。複数の画素データ処理部15は、それぞれ複数の画素13の行毎に信号出力線16を接続しており、それぞれの対応する行に配列されている複数の画素13から検出信号を入力する。
画素13は、図5に示すように、4個の受光素子17(受光手段に相当)と、4個の受光素子17に対応する4個のリードアウト回路(ROC(Read Out Circuit))18とを有する。本実施形態の受光素子17は、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)である。SPADは、そのアノードとカソードとの間に降伏電圧(ブレークダウン電圧)以上の逆バイアス電圧が印加されてガイガーモードで動作するアバランシェフォトダイオードであり、単一光子の受光を検出可能である。尚、このように画素13が複数の受光素子17を有することで、複数のうちの幾つかの受光素子17に反射光が同時に受光されたことを、画素13に反射光が受光されたという検出方法を採用することができる。即ち、複数の受光素子17が同時に誤検出する可能性は極めて低いので、このような検出方法を採用することで、画素13の誤検出を低減することができる。
4個の受光素子17は、それぞれの受光部19が列方向に2個配置されると共に行方向に2個配置されるように二次元行列状に配列されている。4個のリードアウト回路18は、それぞれ対応する受光素子17に対して行方向D1に隣接して画素13の端部側に配置されている。即ち、画素13は、4個の受光素子17が中央部側に配置されていると共に4個のリードアウト回路18が端部側に配置されて構成されている。このような構成により、少なくとも2つの受光素子17に反射光が同時に受光される可能性を高めている。尚、光源2は、4個の受光素子17が配置されている領域E1を反射光が走査方向SD2に沿って走査する時間内に例えば16回のレーザー光の発光を行う。又、走査制御部4は、反射光が二次元画素アレイ11の受光面RPにおいて走査方向SD2に沿って走査する走査速度を、領域E1では相対的に遅く設定し、領域E1以外では相対的に速く設定することで、反射光が受光素子17に受光される回数を増加させている。
受光素子17及びリードアウト回路18は、電気的に図6に示すように接続されている。受光素子17は、そのアノードとカソードとの間に降伏電圧(ブレークダウン電圧)以上の逆バイアス電圧VSPADが印加されている状態で受光部19に光子が入射する(受光される)と、アバランシェ電流を発生する。リードアウト回路18は、クエンチ抵抗20と、デジタル変換器21と、インバータ22と、バッファ23と、セレクタ24とを有する。クエンチ抵抗20は、Nチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、N型トランジスタ)であり、そのドレインが受光素子17のアノードに接続され、そのソースがセレクタ24を介して接地されている。又、クエンチ抵抗20を構成するN型トランジスタのゲートには当該N型トランジスタをクエンチ抵抗として作用させるために予め設定されているクエンチ電圧VQCHが印加される。
デジタル変換器21は、抵抗25とN型トランジスタ26とを有する。N型トランジスタ26は、そのドレインが抵抗25を介して電源電圧VDDに接続され、そのソースが接地されている。又、N型トランジスタ26のゲートには受光素子17のアノードとクエンチ抵抗20との接続点CP1の電圧が印加される。
インバータ22は、Pチャネル型MOSFET(P型トランジスタ)27とN型トランジスタ28とを有する。P型トランジスタ27は、そのドレインが電源電圧VDDに接続され、そのソースがN型トランジスタ28のドレインに接続されている。N型トランジスタ28は、そのドレインがP型トランジスタ27のソースに接続され、そのソースが接地されている。P型トランジスタ27のゲート及びN型トランジスタ28のゲートにはそれぞれ抵抗25とN型トランジスタ26のドレインとの接続点CP2の電圧が印加される。インバータ22の出力信号(P型トランジスタ27のソースとN型トランジスタ28のドレインとの接続点CP3の電圧)は、バッファ23に入力される。
バッファ23は、インピーダンス変換のための回路であり、インバータ22から出力信号を入力すると、その入力した出力信号をインピーダンス変換して出力する。セレクタ24は、N型トランジスタであり、そのドレインがクエンチ抵抗20を構成するN型トランジスタのソースに接続され、そのソースが接地されている。又、セレクタ24は、上記したようにデコーダ12に接続されており、N型トランジスタのゲートにデコーダ12から選択制御電圧VSELが印加されると、オフ状態からオン状態に変化する。
リードアウト回路18は以下のように動作する。まず、デコーダ12からセレクタ24に選択制御電圧VSELが印加されており、セレクタ24がオン状態であるときには、逆バイアス電圧VSPADが受光素子17に印加され、受光素子17の動作が許可される(動作可能状態になる)。一方、デコーダ12からセレクタ24に選択制御電圧VSELが印加されておらず、セレクタ24がオフ状態であるときには、逆バイアス電圧VSPADが受光素子17に印加されず、受光素子17の動作が禁止される(動作不可能状態になる)。
セレクタ24がオン状態であるときに、受光素子17に反射光が受光されてアバランシェ電流が発生すると、クエンチ抵抗20にアバランシェ電流が流れ、接続点CP1の電圧が上昇する。接続点CP1の電圧がN型トランジスタ26のオン電圧よりも高くなると、N型トランジスタ26がオン状態になり、接続点CP2の電圧が電源電圧VDDから0Vに変化する。そして、接続点CP2の電圧が電源電圧VDDから0Vに変化すると、P型トランジスタ27がオフ状態からオン状態に変化すると共にN型トランジスタ28がオン状態からオフ状態に変化し、接続点CP3の電圧が0Vから電源電圧VDDに変化する。その結果、バッファ23の出力信号(出力端子の電圧VOUT)がハイレベルになる。その後、接続点CP1の電圧が上昇し続けると、受光素子17のアノードとカソードとの間に印加されている電圧が降伏電圧よりも小さくなり、アバランシェ電流が止まり、接続点CP1の電圧が低下する。接続点CP1の電圧がN型トランジスタ26のオン電圧よりも低くなると、N型トランジスタ26がオフ状態になり、バッファ23の出力信号がローレベルになる。
このようにリードアウト回路18は、受光素子17に反射光が受光されると、アバランシェ電流が発生してN型トランジスタ26がオン状態になったタイミングからアバランシェ電流が止まってN型トランジスタ26がオフ状態になるタイミングまでの時間でデジタルパルス信号を上記した検出信号として出力する。
画素データ処理部15は、図7に示すように、パルス整形部29と、受光数特定部30(受光数特定手段に相当)と、時間計測部31(時間計測手段に相当)と、ヒストグラム生成部32(ヒストグラム生成手段に相当)と、距離算出部33(物理量算出手段に相当)と、データ記憶部34とを有する。
パルス整形部29は、複数の受光素子17に対応する複数のD型フリップフロップ回路35と、複数のD型フリップフロップ回路35に対応する複数の遅延回路36とを有する。D型フリップフロップ回路35は、その入力端子Dにハイレベルが印加されると共に、対応するリードアウト回路18から検出信号として出力されたデジタルパルス信号をクロック端子CLKに入力する。即ち、D型フリップフロップ回路35は、デジタルパルス信号をクロック端子CLKに入力したタイミングで出力端子Qからのハイレベルのパルス信号の出力を開始する。
又、D型フリップフロップ回路35は、出力端子Qから出力されたハイレベルのパルス信号を遅延回路36を介してリセット端子CLRに入力する。遅延回路36は、ハイレベルのパルス信号を入力すると、その入力したハイレベルのパルス信号を予め設定されている遅延時間だけ遅延させて出力する。即ち、D型フリップフロップ回路35は、出力端子Qからのハイレベルのパルス信号の出力を開始した後では、そのハイレベルのパルス信号を出力したタイミングから遅延時間が経過し、ハイレベルのパルス信号をリセット端子CLRに入力したタイミングで出力端子Qからのハイレベルのパルス信号の出力を終了する。このようにしてD型フリップフロップ回路35は、対応するリードアウト回路18からデジタルパルス信号をクロック端子CLKに入力すると、ハイレベルのパルス信号を遅延時間だけ継続して受光検出信号として出力する。
受光数特定部30は、入力数判定回路37と、複数のD型フリップフロップ回路38と、加算回路(ADD)39とを有する。入力数判定回路37は、複数のD型フリップフロップ回路35のそれぞれから受光検出信号を入力可能であり、その入力した受光検出信号の数(信号数)が予め設定されている測定開始判定値以上である場合に、予め設定されているハイレベルのパルス信号を一定時間だけ継続して測定開始検出信号として出力する。本実施形態では、1個の画素13が4個の受光素子17を有しているので、入力数判定回路37は、例えば測定開始判定値を「2」に設定しており、入力した受光検出信号の数が「2」以上である場合に、ハイレベルのパルス信号を一定時間だけ継続して測定開始検出信号として出力する。
複数のD型フリップフロップ回路38は、それぞれ複数のD型フリップフロップ回路35に対応する。尚、図7では、図示を簡略化してD型フリップフロップ回路38を1個のみ示している。D型フリップフロップ回路38は、それぞれ対応するD型フリップフロップ回路35から受光検出信号を入力端子Dに入力すると共に、入力数判定回路37から測定開始検出信号をクロック端子CLKに入力する。即ち、D型フリップフロップ回路38は、測定開始検出信号をクロック端子CLKに入力したタイミングで受光検出信号を入力端子Dに入力している場合に、出力端子Qからハイレベルのパルス信号を出力する。
加算回路39は、複数のD型フリップフロップ回路38のそれぞれから入力するハイレベルのパルス信号の数を計数し(カウントし)、その計数した計数値(時間計測により得られた計測値)を反射光の受光を検出した受光素子17の個数(受光数)として特定し、その計数した計数値を示すデジタル信号を受光数信号として出力する。本実施形態では、1個の画素13が4個の受光素子17を有しているので、加算回路39は、計数値として「0」、「1」、「2」、「3」、「4」の何れかを示す受光数信号を出力する。尚、加算回路39は、「0」〜「4」の数値をデジタルで表記するには3ビットが必要であるので、デジタル信号を3本の信号出力線により出力する。
時間計測部31は、TDC(Time to Digital Converter)40と、複数のD型フリップフロップ回路41と、遅延回路42と、データ生成回路43とを有する。TDC40は、入力数判定回路37から測定開始検出信号を入力する。TDC40は、光源2からレーザー光が発光されたタイミングから測定開始検出信号を入力するタイミングまでの時間(発光から受光までの時間、飛行時間)を計測し、その計測した時間を示すデジタル信号を時間計測信号として出力する。本実施形態では、TDC40は、11ビットのデジタル信号を11本の信号出力線により出力する。
D型フリップフロップ回路41は、加算回路39がデジタル信号を出力する3本の信号出力線に対応する。尚、図7では、図示を簡略化してD型フリップフロップ回路41を1個のみ示している。D型フリップフロップ回路41は、それぞれ対応する信号出力線からの信号を入力端子Dに入力すると共に、入力数判定回路37から測定開始検出信号を遅延回路42を介して入力する。遅延回路42は、測定開始検出信号を入力すると、その入力した測定開始検出信号を予め設定されている遅延時間だけ遅延させて出力する。尚、遅延回路42の遅延時間は、加算回路39からの信号がD型フリップフロップ回路41に入力された直後に測定開始検出信号がD型フリップフロップ回路41に入力されるように設定されている。即ち、D型フリップフロップ回路41は、入力数判定回路37から測定開始検出信号を入力すると、加算回路39から入力されている受光数信号を出力する。データ生成回路43は、TDC40から時間計測信号を入力すると共に、D型フリップフロップ回路41から受光数信号を入力すると、時間計測信号により示される時間と受光数信号により示される計数値とを対応付けたデータを生成して出力する。
ヒストグラム生成部32は、1つの画素13の受光面上を反射光が走査方向SD2に沿って走査する時間(単位走査時間)毎に、データ生成回路43から入力したデータを集計してヒストグラムを生成する。即ち、ヒストグラム生成部32は、横軸を時間とし、縦軸を受光積算値とし、データ生成回路43から入力したデータの計数値を時間ビン上に加算することで、TDC40の分解能時間毎の計数値をレーザー光の発光回数分だけ積算してヒストグラムを生成する。距離算出部33は、ヒストグラム生成部32により生成されたヒストグラムに基づいて自装置から車両周囲の物体までの距離を算出する。データ記憶部34は、データ生成回路43からヒストグラム生成部32に出力されたデータを、距離算出部33が自装置から車両周囲の物体までの距離を算出するまでの時間で一時的に記憶する。尚、ヒストグラム生成部32は、ヒストグラムを単位走査時間内で生成するので、データ生成回路43から入力するデータを単位走査時間が経過する毎に破棄する。即ち、データ記憶部34は、二次元画素アレイ11の1列分の画像13のデータを、単位走査時間内のレーザー発光回数(積算回数)分だけ記憶可能な記憶容量を有する構成であれば良い。
次に、上記した構成の作用について、図8から図10を参照して説明する。ヒストグラム生成部32は、図8に示すヒストグラム生成処理を行うことでヒストグラムを生成し、距離算出部33は、図9に示す距離算出処理を行うことで自装置から車両周囲の物体までの距離を算出する。以下、ヒストグラム生成処理及び距離算出処理について説明する。
(1)ヒストグラム生成処理
ヒストグラム生成部32は、横軸を時間とし、その時間の最大値をビン最大値(maxbin)として設定すると共に、縦軸を計数値の積算である受光積算値とし、その受光積算値の最大値を積算最大値(maxnum)として設定する。ヒストグラム生成部32は、ヒストグラム生成処理を開始すると、受光積算値を一定値に設定する(A1)。具体的には、ヒストグラム生成部32は、積算最大値の半分の値(1/2を乗じた値)を計算し、その計算した値を時間(0)から時間(maxbin-1)までの時間(所定時間)の受光積算値として設定する(hist[0:maxbin-1]=maxnum/2)。この場合、ヒストグラム生成部32は、一定値を初期値とする。
次いで、ヒストグラム生成部32は、ヒストグラム生成処理の終了指令が発生したか否かを判定する(A2)。ヒストグラム生成部32は、例えば計測時間が予め設定されている検出時間に到達しておらず、ヒストグラム生成処理の終了指令が発生していないと判定すると(A2:NO)、データ生成回路43からデータ(時間計測信号により示される時間(T)、受光数信号により示される計数値(D))を入力したか否かを判定する(A3)。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力したと判定すると(A3:YES)、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えているか否かを判定する(T<maxbin?)(A4)。
ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えていないと判定すると(A4:NO)、係数Aを「1」に設定する(A=1)(A5)。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの計数値と係数A(この場合はA=1)とを乗算し、そのタイミングでの受光積算値に当該乗算した値を加算し、その加算した値を新たな受光積算値として設定し(hist[T]+=A*d)(A6)、ステップA2に戻る。
一方、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えていると判定すると(A4:YES)、その時間からビン最大値の時間を減算し(T=T-maxbin)(A7)、係数Aを「−1」に設定する(A=-1)(A8)。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの計数値と係数A(この場合はA=−1)とを乗算し、そのタイミングでの受光積算値に当該乗算した値を加算し、その加算した値を新たな受光積算値として設定し(A6)、ステップA2に戻る。尚、ヒストグラム生成部32は、例えば計測時間が検出時間に到達し、ヒストグラム生成処理の終了指令が発生したと判定すると(A2:YES)、ヒストグラム生成処理を終了する。
以上の処理により、ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えるまでは、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えると、先頭の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。
(2)距離算出処理
距離算出部33は、距離算出処理を開始すると、時間決定値(dist)、検出最大値(max)、判定対象時間(t)を初期化する(B1)。具体的には、距離算出部33は、時間決定値を「0」に設定し、検出最大値を判定対象時間(0)での受光積算値から初期値を減算した値の絶対値に設定し、判定対象時間を「1」に設定する(dist=0,max=abs(hist[0]-maxnum/2),t=1)。
距離算出部33は、判定対象時間での受光積算値から初期値を減算した値が検出最大値を超えているか否かを判定する(max<hist[t]-maxnum/2?)(B2)。距離算出部33は、判定対象時間での受光積算値から初期値を減算した値が検出最大値を超えていると判定すると(B2:YES)、その判定対象時間を時間決定値として設定し、判定対象時間での受光積算値から初期値を減算した値を検出最大値として設定する(dist=t,max=hist[t]-maxnum/2)(B3)。
一方、距離算出部33は、判定対象時間での受光積算値から初期値を減算した値が検出最大値を超えていないと判定すると(B2:NO)、初期値から判定対象時間での受光積算値を減算した値が検出最大値を超えているか否かを判定する(max<maxnum/2-hist[t]?)(B4)。距離算出部33は、初期値から判定対象時間での受光積算値を減算した値が検出最大値を超えていると判定すると(B4:YES)、その判定対象時間をビン最大値の時間に加算した値を時間決定値として設定し、初期値から判定対象時間での受光積算値を減算した値を検出最大値として設定する(dist=maxbin+t,max=maxnum/2-hist[t])(B5)。
次いで、距離算出部33は、判定対象時間をインクリメントし(t+=1)(B6)、判定対象時間がビン最大値の時間に到達したか否かを判定する(t=maxbin?)(B7)。距離算出部33は、判定対象時間がビン最大値の時間に到達していないと判定すると(B7:NO)、ステップB2、B4に戻る。距離算出部33は、判定対象時間がビン最大値の時間に到達したと判定すると(B7:YES)、時間決定値及び検出最大値を出力し(B8)、距離算出処理を終了する。
以上の処理により、距離算出部33は、ヒストグラムにおいて受光積算値の最頻値である最大値及び最小値を特定し、最大値から初期値を減算した値の絶対値と最小値から初期値を減算した値の絶対値とを比較し、そのうち絶対値が大きい方に対応する時間を時間決定値として特定する。そして、距離算出部33は、その特定した時間決定値を用いて自装置から車両周囲の物体までの距離を算出する。具体的には、外乱光(背景光)による影響がなければ発光から受光までの時間と自装置から車両周囲の物体までの距離とが比例関係にあるので、距離算出部33は、時間決定値の時間をta、光の速度をC(C≒30万km/s)、自装置から車両周囲の物体までの距離をDとすると、以下の計算式によりDを計算する。
D=(ta×C)/2
距離算出部33は、例えば時間決定値の時間が100nsであれば自装置から車両周囲の物体までの距離を15mとして計算する。距離算出部33は、同様にして、例えば時間決定値の時間が200nsであれば自装置から車両周囲の物体までの距離を30mとして計算し、時間決定値の時間が400nsであれば、自装置から車両周囲の物体までの距離を60mとして計算する。
図10は、ヒストグラム生成部32が生成するヒストグラムの推移を示している。図10では検出時間が800nsであり、ビン最大値の時間が400ns(所定時間)である場合を例示している。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間が400nsを超えるまでは、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。即ち、ヒストグラム生成部32は、800nsの検出時間のうち前半時間である0〜400ns(第1の時間、第1の半分時間)では、計数値を正加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間が400nsを超えると、先頭の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。即ち、ヒストグラム生成部32は、800nsの検出時間のうち後半時間である400〜800ns(第2の時間、第2の半分時間)では、計数値を負加算して受光積算値を設定する。
尚、距離算出部33は、絶対値を予め設定されている算出判定値と比較し、絶対値が算出判定値以上であれば距離を算出し、絶対値が算出判定値以上でなければ(算出判定値未満であれば)距離を算出しない(物体を検出しない)ようにしても良い。又、距離算出部33は、初期値との差の絶対値が予め設定されている算出判定値以上の受光積算値が複数であるときには、その複数の受光積算値に対応する時間のうち最小の時間を特定して距離を算出しても良い。この場合、距離算出部33は、算出判定値を一定値としても良いし、ヒストグラムにおける受光積算値の最大値又は最小値以外の部分での初期値からの変化量を外乱光として認識することで算出判定値を可変値としても良い。距離算出部33は、算出判定値を可変値とする場合には、外乱光の部分の初期値からの変化量が相対的に大きいときには算出判定値を大きく設定し、相対的に小さいときには算出判定値を小さく設定すれば良い。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、次に示す作用効果を得ることができる。レーダー装置1において、横軸を時間とすると共に縦軸を受光積算値とし、検出時間の半分の時間ビン上の受光積算値を初期値に設定した上で、検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に正加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に負加算するようにした。これにより、ヒストグラムを生成する際の時間ビンの個数を低減し、ヒストグラムのデータ量を低減しつつ、時間計測の回数を維持し、時間分解能を維持する(時間分解能の低下を回避する)ことができる。その結果、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、自装置から車両周囲の物体までの距離を適切に算出することができる。
又、計数値の正加算と負加算とを同じ時間ビンに行うことで、外乱光を差分しながら計数値を積算することができ、外乱光の影響を受けず飽和せずに距離を適切に算出することができる。尚、上記した第1の実施形態では、検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に正加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に負加算したが、正加算と負加算の順序を逆にしても良く、検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に負加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に正加算しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図11から図13を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、計数値を正加算する時間ビンの方向と負加算する時間ビンの方向とを同じ方向とした構成であるが、第2の実施形態は、計数値を正加算する時間ビンの方向と負加算する時間ビンの方向とを異なる方向とした構成である。
ヒストグラム生成部32は、第1の実施形態で説明したヒストグラム生成処理においてステップA7に代わりステップA11を行う。即ち、ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43から入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えていると判定すると(A4:YES)、その時間をビン最大値の2倍の時間から減算し(T=maxbin*2-T)(A11)、係数Aを「−1」に設定する(A=-1)(A8)。
又、距離算出部33は、第1の実施形態で説明した距離算出処理においてステップB5に代わりステップB11を行う。即ち、距離算出部33は、初期値から判定対象時間での受光積算値を減算した値が検出最大値を超えていると判定すると(B4:YES)、その判定対象時間をビン最大値の2倍の時間から減算した値を時間決定値として設定し、初期値から判定対象時間での受光積算値を減算した値を検出最大値として設定する(dist=maxbin*2-t,max=maxnum/2-hist[t])(B11)。
図13は、ヒストグラム生成部32が生成するヒストグラムの推移を示している。図13でも検出時間が800nsであり、ビン最大値の時間が400nsである場合を例示している。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間が400nsを超えるまでは、第1の実施形態と同様に、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間が400nsを超えると、第1の実施形態とは異なり、先頭の時間ビンまで戻らずに折り返し、その入力したデータの計数値を末尾の時間ビンから先頭の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができ、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、自装置から車両周囲の物体までの距離を適切に算出することができる。尚、上記した第2の実施形態でも、正加算と負加算の順序を逆にしても良く、検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に負加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に正加算しても良い。又、第1の実施形態では前半時間での受光積算値が最大値となる時間ビンと後半時間での受光積算値が最小値となる時間ビンとが重なると(ビン最大値の時間差があると)、距離を適切に算出することができなくなるが、第2の実施形態によれば、そのような事態を回避することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図14を参照して説明する。尚、上記した第1及び第2の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1及び第2の実施形態は、計数値の負加算を開始する時間ビンの位置をそれぞれ先頭の時間ビン及び末尾の時間ビンの位置とした構成であるが、第3の実施形態は、計数値の負加算を開始する時間ビンの位置を途中の時間ビンの位置とした構成である。
図14は、ヒストグラム生成部32が生成するヒストグラムの推移を示している。図14でも検出時間が800nsであり、ビン最大値の時間が400nsである場合を例示している。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間が400nsを超えるまでは、第1及び第2の実施形態と同様に、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間が400nsを超えると、第1及び第2の実施形態とは異なり、先頭の時間ビンではなく途中の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を途中の時間ビンから末尾の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定し、更に先頭の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから途中の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。この場合、ヒストグラム生成部32は、末尾の時間ビンから戻る時間ビンの位置を、距離算出部33が前回の距離算出処理において算出した時間決定値に基づいて決定する。即ち、ヒストグラム生成部32は、末尾の時間ビンから戻る時間ビンの位置を、前回の距離算出処理において算出した時間決定値がヒストグラムにおいて中央付近の時間ビンとなるように決定する。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができ、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、自装置から車両周囲の物体までの距離を適切に算出することができる。尚、上記した第3の実施形態でも、正加算と負加算の順序を逆にしても良く、検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に負加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に正加算しても良い。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図15から図18を参照して説明する。尚、上記した第1から第3の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第4の実施形態は、外乱光の影響を考慮することで一定値を補正し、その一定値を補正した補正値(外的要因を排除した値)を初期値とする。
ヒストグラム生成部32は、第1の実施形態で説明したヒストグラム生成処理において受光積算値を一定値に設定すると(A1)、一定値補正処理に移行する。ヒストグラム生成部32は、一定値補正処理を開始すると、光源2からの発光を禁止した状態でヒストグラム生成処理と同等の処理を行う(A22〜A28)。この場合、ヒストグラム生成部32は、係数Aの正負をヒストグラム生成処理とは逆の順序で設定する。即ち、ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43から入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えていないと判定すると(A24:NO)、係数Aを「−1」に設定し(A=-1)(A25)、一方、その入力したデータの時間がビン最大値の時間を超えていると判定すると(A24:YES)、その時間からビン最大値の時間を減算し(T=T-maxbin)(A27)、係数Aを「1」に設定する(A=1)(A28)。そして、ヒストグラム生成部32は、一定値補正処理を終了すると、光源2からの発光を許可した状態で第1の実施形態で説明したステップA2からA8を行う。
図17及び図18は、ヒストグラム生成部32が生成するヒストグラムの推移を示している。図17及び図18でも検出時間が800nsであり、ビン最大値の時間が400nsである場合を例示している。ヒストグラム生成部32は、最初に光源2からの発光を禁止した状態で計数値の負加算及び正加算を行う。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間が400nsを超えるまでは、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間が400nsを超えると、先頭の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。これにより、ヒストグラム生成部32は、最初に設定した一定値を補正することで(補正値を設定することで)、外乱光の影響を考慮したヒストグラムを生成する。
そして、ヒストグラム生成部32は、その状態から光源2からの発光を許可した状態で計数値の正加算及び負加算を行う。ヒストグラム生成部32は、データ生成回路43からデータを入力すると、その入力したデータの時間が400nsを超えるまでは、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで正加算して受光積算値を設定する。そして、ヒストグラム生成部32は、その入力したデータの時間が400nsを超えると、先頭の時間ビンまで戻り、その入力したデータの計数値を先頭の時間ビンから末尾の時間ビンまで負加算して受光積算値を設定する。
以上に説明したように第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができ、ヒストグラムを記憶させるためのメモリ容量の増大を抑制しつつ、自装置から車両周囲の物体までの距離を適切に算出することができる。又、最初に光源2からの発光を禁止した状態で計数値の負加算及び正加算を行うことで、外乱光の影響を排除することができ、自装置から車両周囲の物体までの距離を算出する精度を高めることができる。尚、上記した第4の実施形態でも、正加算と負加算の順序を逆にしても良く、光源2からの発光を禁止した状態で検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に正加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に負加算し、光源2からの発光を許可した状態で検出時間の前半時間で計数値を時間ビン上に負加算し、後半時間で計数値を時間ビン上に正加算しても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
本実施形態では、車両に搭載されているレーダー装置1から車両周囲の物体までの距離を算出する構成を例示したが、時間計測の繰り返しにより所定の検出時間で得られた計測値を時間ビン上に加算してヒストグラムを生成し、その生成したヒストグラムに基づいて物理量を算出する構成であれば、車両以外の用途に適用しても良い。
本実施形態では、横軸を時間とする共に縦軸を受光積算値としてヒストグラムを生成する構成を例示したが、横軸と縦軸とを交換しても良く、縦軸を時間とする共に横軸を受光積算値としてヒストグラムを生成しても良い。
本実施形態では、検出時間の半分の時間ビン上の受光積算値を初期値に設定した上で、検出時間の半分で計数値の正加算と負加算とを切り換える(折り返す)構成を例示したが、検出時間の任意の部分で計数値の正加算と負加算とを切り換えても良い。即ち、検出時間を4等分し、検出時間の4分の1の時間ビン上の受光積算値を初期値に設定した上で、検出時間のうち最初の4分の1の時間で計数値を正加算し、検出時間のうち次の4分の1の時間で計数値を負加算し、検出時間のうち残りの4分の2の時間で従来の方法を適用しても良い。例えば検出時間が800nsであれば、200nsの時間ビン上の受光積算値を初期値に設定した上で、0〜200nsで計数値を正加算して受光積算値を設定し、200〜400nsで計数値を負加算して受光積算値を設定し、400〜800nsで従来の方法を適用しても良い。又、0〜400nsで従来の方法を適用し、400〜800nsで本発明を適用しても良い。又、0〜200ns及び600〜800nsで従来の方法を適用し、200〜600nsで本発明を適用しても良い。このような構成でも、ヒストグラムを生成する際の時間ビンの個数を低減し、ヒストグラムのデータ量を低減しつつ、時間計測の回数を維持し、時間分解能を維持することができる。即ち、検出期間の全体でなくとも少なくとも一部で本発明を適用することで、上記した作用効果を得ることができる。
一次元スキャナ3の走査速度が速く、単位走査時間内でのレーザー光の発光回数が少ない場合には、二次元画素アレイ11の受光面RP上において反射光が照射される列を間引くように、インターレース方式で走査する構成としても良い。反射光が照射される列を間引くことで、間引かれた列分のデータを記憶する必要がなくなり、データ記憶部34における記憶容量の増大を抑制することができる。
絶対値が算出判定値未満であっても、過去に算出した距離(例えば走査の1周期前から現在のタイミングまでの結果)を参照し、同じ距離に物体が存在していると判定すれば、距離を算出するようにしても良い。
リードアウト回路18を構成する要素の一部(例えばインバータ22及びバッファ23)を配線で延長し、二次元画素アレイ11の受光面RPの外側に設置される構成としても良い。この場合、配線で延長すると信号の遅延が大きくなり、画素データ処理部15に接続されている同一行の画素13同士の間でも画素13と画素データ処理部15との間を伝達する信号の伝達時間の差が大きくなる可能性があるので、同一行の画素13同士の間での伝達時間の差を補正する機構を設けても良い。更に、リードアウト回路18を構成する要素の一部を、貫通ビア又は裏面照射等により、二次元画素アレイ11の受光面RPの裏側に設置しても良い。
図面中、1はレーダー装置(演算装置)、2は光源(発光手段)、17は受光素子(受光手段)、30は受光数特定部(受光数特定手段)、31は時間計測部(時間計測手段)、32はヒストグラム生成部(ヒストグラム生成手段)、33は距離算出部(物理量算出手段)である。

Claims (13)

  1. 時間計測の繰り返しにより所定の検出時間で得られた計測値を時間ビン上に加算し、時間と、前記計測値の積算である積算値とに基づいてヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段(32)と、
    前記ヒストグラム生成手段により生成されたヒストグラムに基づいて物理量を算出する物理量算出手段(33)と、を備え、
    前記ヒストグラム生成手段は、前記検出時間の一部である所定時間の時間ビン上の積算値を初期値に設定した上で、前記検出時間のうち前記所定時間とそれぞれ等しく且つ互いに異なる第1の時間及び第2の時間のうち一方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に正加算し、他方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に負加算し、
    前記物理量算出手段は、前記ヒストグラム生成手段により生成されたヒストグラムにおいて初期値からの積算値の変化量を特定して物理量を算出することを特徴とする演算装置(1)。
  2. 請求項1に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、計測値を正加算する時間ビンの方向と負加算する時間ビンの方向とを同じ方向とすることを特徴とする演算装置。
  3. 請求項1に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、計測値を正加算する時間ビンの方向と負加算する時間ビンの方向とを異なる方向とすることを特徴とする演算装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、計測値の正加算又は負加算を開始する時間ビンの位置を、前記物理量算出手段により算出された前回の物理量に基づいて決定することを特徴とする演算装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、計測値を積算可能な最大値である積算最大値の半分の値を一定値として計算し、その計算した一定値を初期値とすることを特徴とする演算装置。
  6. 請求項1から4の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、計測値を積算可能な最大値である積算最大値の半分の値を一定値として計算し、その一定値から外的要因を排除した値を補正値として計算し、その計算した補正値を初期値とすることを特徴とする演算装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、横軸を時間とすると共に縦軸を積算値としてヒストグラムを生成することを特徴とする演算装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記ヒストグラム生成手段は、前記検出時間の半分である所定時間の時間ビン上の積算値を初期値に設定した上で、前記検出時間のうち前記所定時間とそれぞれ等しく且つ互いに異なる第1の半分時間及び第2の半分時間のうち一方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に正加算し、他方の時間で計測値を当該所定時間の時間ビン上に負加算することを特徴とする演算装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記物理量算出手段は、初期値からの積算値の変化量が最頻である最頻値を特定し、その特定した最頻値に対応する時間を特定して物理量を算出することを特徴とする演算装置。
  10. 請求項9に記載した演算装置において、
    前記物理量算出手段は、積算値の最大値と初期値との差及び積算値の最小値と初期値との差をそれぞれ計算し、その計算した値のうち絶対値が大きい方に対応する時間を、最頻値に対応する時間として特定して物理量を算出することを特徴とする演算装置。
  11. 請求項10に記載した演算装置において、
    前記物理量算出手段は、絶対値が算出判定値以上であることを条件として物理量を算出することを特徴とする演算装置。
  12. 請求項1から8の何れか一項に記載した演算装置において、
    前記物理量算出手段は、初期値との差の絶対値が算出判定値以上である積算値が複数のときには、その複数の積算値に対応する時間のうち最小の時間を特定して物理量を算出することを特徴とする演算装置。
  13. 請求項1から12の何れか一項に記載した演算装置において、
    パルス光を発光する発光手段(2)と、
    前記発光手段から発光されたパルス光が物体で反射した反射光を受光する受光手段(17)と、
    前記受光手段に反射光が受光されたタイミングを特定すると共に、反射光の受光を検出した前記受光手段の個数を受光数として特定する受光数特定手段(30)と、
    前記発光手段からパルス光が発光されたタイミングから前記受光手段に反射光が受光されたタイミングまでの時間を飛行時間として計測する時間計測手段(31)と、を備え、
    前記ヒストグラム生成手段は、前記時間計測手段により計測された飛行時間と、前記受光数特定手段により特定された受光数の積算である受光積算値とに基づいてヒストグラムを生成し、
    前記物理量算出手段は、自装置から装置周囲の物体までの距離を物理量として算出することを特徴とする演算装置。
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