JP2015078953A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015078953A
JP2015078953A JP2013217397A JP2013217397A JP2015078953A JP 2015078953 A JP2015078953 A JP 2015078953A JP 2013217397 A JP2013217397 A JP 2013217397A JP 2013217397 A JP2013217397 A JP 2013217397A JP 2015078953 A JP2015078953 A JP 2015078953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
irradiation
scanning
light receiving
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013217397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6314418B2 (ja
Inventor
謙太 東
Kenta Azuma
謙太 東
尾崎 憲幸
Noriyuki Ozaki
憲幸 尾崎
木村 禎祐
Sadasuke Kimura
禎祐 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013217397A priority Critical patent/JP6314418B2/ja
Publication of JP2015078953A publication Critical patent/JP2015078953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6314418B2 publication Critical patent/JP6314418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】レーダ装置の検出結果の検出精度が低下するのを抑制する【解決手段】レーダ装置1では、まず光源2が、レーザ光を照射し、一次元スキャナ3が、光源2から照射されたレーザ光である照射光を走査方向に沿って走査する。そして、複数の画素26を二次元行列状に配列することで構成された光検出部5が、複数の画素26のそれぞれについて、光源2から照射されたレーザ光の反射光を検出する。さらに処理部6は、光源2がレーザ光を照射してから光検出部5の画素26が反射光を検出するまでの飛行時間を測定する。また光源2は、走査方向に対して垂直な方向に沿った長さが、走査方向に沿った長さよりも長くなるように矩形状に成形されたレーザ光を照射する。【選択図】図1

Description

本発明は、光を照射しその反射光を受光することにより、光を反射した物体に関する情報を取得するレーダ装置に関する。
従来、光を照射し、物体で反射した光を検出することによって、光を反射した物体に関する情報(例えば、物体までの距離)を取得するレーダ装置において、照射光がレーダ装置内を通過するときの光軸(以下、照射光軸という)と、反射光がレーダ装置内を通過するときの光軸(以下、反射光軸という)とが一致している同軸光学系を採用したものが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
しかし、同軸光学系を採用したレーダ装置では、レーダ装置内を通過する照射光がレーダ装置の内部で反射することにより発生する内部散乱光の影響により、レーダ装置から近い物体までの距離を測定することができないことがある。
上記のような内部散乱光の影響を回避するために、照射光軸と反射光軸とを異ならせる異軸光学系を採用したレーダ装置が知られている(例えば、非特許文献2を参照)。
第19回画像センシングシンポジウムOS2-03 OPTICS EXPRESS, Vol. 20, No. 11, pp. 11863-11881
しかし、異軸光学系を採用した場合であっても、太陽光などの背景光がレーダ装置内に入射した場合の影響を回避することができない。背景光がレーダ装置内に入射する状況下において物体を精度よく検出するためには、一箇所で光を複数回照射し、反射光を検出した結果を積算する必要がある。
しかし、照射光の走査周期および照射周期等によっては一箇所で複数回の光照射を行えない場合があり、このような場合には反射光の検出結果を十分に蓄積することができず、光を反射した物体に関する検出結果の検出精度が低下するおそれがあった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、レーダ装置の検出結果の検出精度が低下するのを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のレーダ装置は、光照射手段と、走査手段と、反射光検出手段と、時間測定手段とを備える。
本発明のレーダ装置では、まず光照射手段が、光を照射し、走査手段が、光照射手段から照射された光である照射光を、予め設定された照射光走査方向に沿って走査する。そして、複数の受光部を二次元行列状に配列することで構成された反射光検出手段が、複数の受光部のそれぞれについて、光照射手段から照射された光の反射光を検出する。さらに時間測定手段は、光照射手段が光を照射してから反射光検出手段の受光部が反射光を検出するまでの時間である飛行時間を測定する。また光照射手段は、照射光走査方向に対して垂直な方向に沿った長さが、照射光走査方向に沿った長さよりも長くなるように成形された光を照射する。
このように構成されたレーダ装置では、複数の受光部が二次元行列状に配列されている受光面に反射光が照射される。そして、この反射光は、照射光走査方向に沿った照射光の走査に対応して反射光が受光面において走査される方向を反射光走査方向として、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿った長さが、反射光走査方向に沿った長さよりも長くなる。
このため、光照射手段による1回の光照射で、反射光走査方向に沿って1個の受光部に反射光を照射させるとともに、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿った複数の受光部に向けて同時に反射光を照射させること(すなわち、1個の受光部のみに向けて反射光を照射する場合よりも多くの受光部に反射光を照射させること)が可能となる。
例えば、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿ってN(Nは2以上の整数)個の受光部が受光面に配置されている場合に、本発明のレーダ装置では、光照射手段による1回の光照射で、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿ったN個の受光部に反射光を照射することが可能である。一方、1個の受光部のみに向けて反射光を照射する場合において、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿ったN個の受光部に反射光を照射するためには、N回の光照射が必要である。そして本発明のレーダ装置では、光照射手段によりN回の光照射を行わせることで、反射光走査方向に対して垂直な方向に沿ったN個の受光部のそれぞれについて、反射光をN回照射することができる。
このため、本発明のレーダ装置によれば、一定時間内で1個の受光部に反射光を照射させる回数を増加させることができ、一定時間内において1個の受光部について蓄積することができる検出結果の数を増加させることができる。これにより、本発明のレーダ装置は、反射光を検出することにより得られたレーダ装置の検出結果の検出精度が低下するのを抑制することができる。
レーダ装置1の構成を示すブロック図である。 レーダ装置1の斜視図と、所定走査角度範囲および走査周期を示す図である。 光源2から照射されたレーザ光の経路を示す図である。 画素26の概略構成を示す平面図である。 受光素子51とリードアウトサーキット52の構成を示す回路図である。 画素データ処理部31の構成を示すブロック図である。 ヒストグラムの一例を示すイメージ図である。 レーダ装置1と光切断法とを比較する図表である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
レーダ装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、光源2、一次元スキャナ3、走査制御部4、光検出部5および処理部6を備える。
光源2は、例えば半導体レーザダイオードで構成されており、パルスレーザ光をレーダ波として照射する。
一次元スキャナ3は、不図示の駆動源から駆動力の供給を受けて、ミラー11(図3を参照)を回転軸12(図3を参照)を中心にして振動させることにより、光源2から照射されたレーザ光の一次元走査を所定走査角度範囲R1(図3を参照)で行う。なお、一次元スキャナ3の走査機構は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)またはマイクロモータ等により構成される。
走査制御部4は、一次元スキャナ3の走査角度を検出し、この検出結果に基づいて、光源2によるレーザ光照射と、一次元スキャナ3によるレーザ光走査を制御する。また走査制御部4は、レーダ装置1が搭載された車両の走行速度(以下、車速という)を示す車速信号を車速センサから入力し、車速に応じて、光源2と一次元スキャナ3を制御する。なお、走査制御部4による光源2と一次元スキャナ3の制御についての詳細は後述する。
光検出部5は、二次元画素アレイ21とデコーダ22を備える。二次元画素アレイ21は、複数の画素26を二次元行列状に配列することで構成されている。画素26は、その受光面にレーザ光が入射すると、検出信号を出力する。なお、画素26の回路構成は後述する。
デコーダ22は、レーザ光の検出のために用いる画素26を選択するための回路である。デコーダ22は、複数の画素26により構成される行列の列毎に設けられた選択制御線CLを備える。選択制御線CLは、対応する列に配置されている画素26の全てに接続される。デコーダ22は、選択制御線CLに選択制御電圧VSELを印加することにより、画素26を列単位で選択する。
処理部6は、光源2がパルスレーザ光を照射した時刻と、反射レーザ光を光検出部5が検出した時刻との差に基づいて、レーザ光を反射した物体までの距離を計測するための処理を行う。
処理部6は、複数の画素データ処理部31を備える。画素データ処理部31は、複数の画素26により構成される行列の行毎に設けられている。画素データ処理部31は、対応する行に配列されている複数の画素26のそれぞれからの検出信号を入力する。なお、画素データ処理部31の構成とデータ処理についての詳細は後述する。
図2(a)に示すように、レーダ装置1は、走査方向SD1に対して垂直な方向が長手方向となる矩形状に成形されたレーザ光を照射する(スキャン光SLを参照)。またレーダ装置1は、本実施形態では例えばパルス幅が4nsであり発光周期が4μsであるパルスレーザ光を照射する。
本実施形態の所定走査角度範囲R1は、図2(b)に示すように、−27°〜+27°である。また、本実施形態の走査周期は50msであり、40msで−27°から+27°まで走査した後に、10msで+27°から−27°に戻る。
また図3に示すように、光源2は、コリメートレンズ41を介して一次元スキャナ3へ向けてレーザ光を照射する(光L1を参照)。そして、一次元スキャナ3に到達したレーザ光は、ミラー11で反射することにより、ミラー11の走査角度に応じた方向に向けてレーダ波として照射される(光L2を参照)。その後、車両の前方に向けて照射されたレーザ光が、車両前方に位置する物体(以下、前方物体ともいう)に到達すると(スキャン光SLを参照)、レーザ光がこの前方物体で反射する。そして、反射したレーザ光(以下、反射光ともいう)は、受光レンズ42を通過した後に、二次元画素アレイ21に到達する(光L3を参照)。
なお、上述のようにレーザ光は矩形状に成形されている。このため、二次元画素アレイ21の受光面RP上には、反射光の走査方向SD2に対して垂直な方向が長手方向となる矩形状に成形された反射光が到達する(反射光RLを参照)。
そして、矩形状に成形された反射光の長手方向長さが、矩形状に形成されている受光面RPの短手方向長さよりも長くなるように、レーダ装置1から照射される照射光の長手方向長さが設定されている。
また図4に示すように、画素26は、4個の受光素子51と、4個の受光素子51のそれぞれに対応して設けられたリードアウトサーキット(Read Out Circuit)52とを備える。なお本実施形態の受光素子51は、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)である。SPADは、ガイガーモードで動作するアバランシェフォトダイオードであり、単一光子の入射を検出することができる。SPADのアノードとカソードの間には、降伏電圧以上となるように予め設定された逆電圧VSPADが印加される(図5を参照)。この状態でSPADの受光部56に光子が入射すると、SPADでアバランシェ電流が発生する。このためSPADは、光子が入射すると、その入射を検知したことを示す信号を出力することができる。
またリードアウトサーキット52は、レーザ光が受光素子51に入射することにより受光素子51が出力する信号をデジタルパルス信号に変換する回路である。なお、リードアウトサーキット52の回路構成は後述する。
また4個の受光素子51は、その受光部56が列方向に2個配置されるとともに行方向に2個配置されるようにして二次元行列状に配列されている。さらに、4個のリードアウトサーキット52は、対応する受光素子51に対して、行方向D1に沿って隣接するように配置されている。但しリードアウトサーキット52は、同じ行に配列されている2個のリードアウトサーキット52の間に、行方向D1に沿って2個の受光素子51が配置されるようにして配置される。すなわち、4個の受光素子51は画素26の中央部に配置され、4個のリードアウトサーキット52は画素26の周辺部に配置されている。
なお本実施形態では、レーダ装置1は、1個の画素26において4個の受光素子51が配置されている領域E1を反射光が走査方向SD2に沿って走査する時間内に、例えば16回のパルスレーザ光の発光を行う。
また図5に示すように、リードアウトサーキット52は、クエンチ抵抗61、デジタル変換器62、インバータ63、バッファ64およびセレクタ65を備える。
クエンチ抵抗61はNチャネル型MOSFET(以下、N型トランジスタという)である。クエンチ抵抗61を構成するN型トランジスタのドレインは、受光素子51を構成するSPADのアノードに接続され、ソースはセレクタ65を介して接地される。また、N型トランジスタのゲートには、N型トランジスタをクエンチ抵抗として作用させるために予め設定されたクエンチ電圧VQCHが印加される。
デジタル変換器62は、抵抗71とN型トランジスタ72を備える。N型トランジスタ72のドレインは抵抗71を介して電源電圧VDDが印加され、ソースは接地される。また、N型トランジスタ72のゲートは、SPADのアノードとクエンチ抵抗61との接続点CP1に接続される。
インバータ63は、Pチャネル型MOSFET(以下、P型トランジスタという)73とN型トランジスタ74を備える。P型トランジスタ73のドレインは電源電圧VDDが印加され、ソースはN型トランジスタ74のドレインに接続される。P型トランジスタ73のゲートとN型トランジスタ74のゲートは、N型トランジスタ72のドレインと抵抗71との接続点CP2に接続される。N型トランジスタ74のソースは接地される。
バッファ64は、インピーダンス変換のための回路である。そしてバッファ64の入力端子は、P型トランジスタ73のソースとN型トランジスタ74のドレインとの接続点CP3に接続される。
セレクタ65はN型トランジスタである。セレクタ65を構成するN型トランジスタのドレインは、クエンチ抵抗61を構成するN型トランジスタのソースに接続され、ソースは接地される。また、N型トランジスタのゲートはデコーダ22に接続されている。セレクタ65は、デコーダ22から選択制御電圧VSELが印加されるとオン状態になる。
次に、このように構成されたリードアウトサーキット52の動作を説明する。
まず、セレクタ65がオン状態である場合に逆電圧VSPADがSPADに印加されることにより、受光素子51が動作可能状態となる。一方、セレクタ65がオフ状態である場合には、逆電圧VSPADがSPADに印加されず、受光素子51の動作が禁止される。
そして、セレクタ65がオン状態であるときに、受光素子51に反射光が入射してアバランシェ電流が発生すると、クエンチ抵抗61にアバランシェ電流が流れ、接続点CP1の電圧が上昇する。そして、接続点CP1の電圧がN型トランジスタ72のオン電圧より高くなると、N型トランジスタ72がオン状態となり、接続点CP2の電圧が電源電圧VDDから0Vに変化する。
これにより、P型トランジスタ73がオフ状態からオン状態に変化するとともにN型トランジスタ74がオン状態からオフ状態に変化するため、接続点CP3の電圧が0Vから電源電圧VDDに変化する。
これにより、バッファ64の出力端子の電圧VOUTがハイレベルになる。
その後、接続点CP1における電圧上昇が継続すると、SPADのアノードとカソードの間に印加されている電圧が降伏電圧より小さくなり、アバランシェ電流が止まる。これにより、接続点CP1の電圧が低下してN型トランジスタ72がオフ状態となり、バッファ64の出力端子の電圧VOUTがローレベルになる。
このように、リードアウトサーキット52は、反射光が入射してアバランシェ電流が発生することによりN型トランジスタ72がオン状態になってから、アバランシェ電流が止まってN型トランジスタ72がオフ状態になるまでの間ハイレベルになるデジタルパルス信号を出力する。
また図6に示すように、画素データ処理部31は、パルス整形部81、測定開始判定部82、時間計測部83、ヒストグラム作成部84、距離決定部85およびデータ記憶部86を備える。
パルス整形部81は、画素26を構成する複数の受光素子51のそれぞれに対応して設けられた複数のD型フリップフロップ回路91と、複数のD型フリップフロップ91のそれぞれに対応して設けられた複数の遅延回路92とを備える。
そしてD型フリップフロップ回路91は、入力端子Dとクロック端子CLKと出力端子Qとリセット端子CLRを備える。そして、入力端子Dにはハイレベルが印加される。またクロック端子CLKには、対応する受光素子51の上記デジタルパルス信号がリードアウトサーキット52を介して入力する。このためD型フリップフロップ回路91は、上記デジタルパルス信号がクロック端子CLKに入力したタイミングで、出力端子Qから、ハイレベルの信号の出力を開始する。
またリセット端子CLRには、出力端子Qから出力された信号が遅延回路92を介して入力する。遅延回路92は、入力した信号を、予め設定された遅延時間だけ遅延させて出力する。このため、リセット端子CLRには、出力端子Qからハイレベルの信号が出力されてから上記遅延時間が経過した後に、ハイレベルの信号が入力する。そして、ハイレベルの信号がリセット端子CLRに入力すると、D型フリップフロップ回路91は、ハイレベルの信号の出力を停止する。すなわちD型フリップフロップ回路91は、対応する受光素子51の上記デジタルパルス信号が入力すると、上記遅延時間継続してハイレベルとなるパルス信号を出力する。以下、このパルス信号を受光検出信号という。
測定開始判定部82は、入力数判定回路93と、複数のD型フリップフロップ回路94と、加算回路95とを備える。
入力数判定回路93は、パルス整形部81を構成するD型フリップフロップ回路91のそれぞれからの受光検出信号を入力する。そして入力数判定回路93は、入力した受光検出信号の数が予め設定された測定開始判定値(本実施形態では2)以上である場合に、予め設定された一定時間継続してハイレベルとなるパルス信号を出力する。以下、このパルス信号を測定開始検出信号という。
D型フリップフロップ回路94は、パルス整形部81を構成する複数のD型フリップフロップ回路91のそれぞれに対応して設けられている。なお図6では、図示の簡略化のために、1個のD型フリップフロップ回路94を示す。
D型フリップフロップ回路94は、入力端子Dとクロック端子CLKと出力端子Qを備える。そして入力端子Dには、対応するD型フリップフロップ回路91の上記受光検出信号が入力する。またクロック端子CLKには、入力数判定回路93の上記測定開始検出信号が入力する。このためD型フリップフロップ回路94は、上記測定開始検出信号がクロック端子CLKに入力したタイミングで上記受光検出信号が入力端子Dに入力している場合に、ハイレベルの信号を出力する。
加算回路95は、測定開始判定部82を構成する複数のD型フリップフロップ回路94のそれぞれについて、出力端子Qから出力される信号を入力する。そして加算回路95は、入力した信号のうち、ハイレベルになっている信号の数を計り、その計数値を示すデジタル信号を出力する。以下、上記計数値を示す信号を受光数信号という。
なお図6では、受光素子51の数が4個であるため、上記計数値は0,1,2,3,4の何れかである。0〜4の整数値をデジタルで表すためには3ビット必要であるため、加算回路95は、上記計数値を示すデジタル信号を出力するために3本の信号出力線を備えている。
時間計測部83は、TDC(Time to Digital Converter)96と、複数のD型フリップフロップ回路97と、遅延回路98と、データ生成部99を備える。
TDC96は、入力数判定回路93から上記測定開始検出信号を入力する。そしてTDC96は、光源2がパルスレーザ光を照射してから、上記測定開始検出信号が入力するまでの時間を計測し、計測した時間を示すデジタル信号を出力する。なお、本実施形態のTDC96は、11ビットのデジタル信号を出力するために、11本の信号出力線を備えている。以下、TDC96が出力するデジタル信号を時間計測信号という。
D型フリップフロップ回路97は、加算回路95が備える複数の信号出力線のそれぞれに対応して設けられている。なお図4では、図示の簡略化のために、1個のD型フリップフロップ回路97を示す。
D型フリップフロップ回路97は、入力端子Dとクロック端子CLKと出力端子Qを備える。そして入力端子Dには、対応する信号出力線からの信号が入力する。またクロック端子CLKには、入力数判定回路93から出力された上記測定開始検出信号が遅延回路98を介して入力する。遅延回路98は、入力した信号を、予め設定された遅延時間だけ遅延させて出力する。なお、遅延回路98の遅延時間は、加算回路95からの信号がD型フリップフロップ回路97に入力した直後に上記測定開始検出信号がD型フリップフロップ回路97に入力するように設定されている。
したがって、D型フリップフロップ回路97は、上記測定開始検出信号が入力した場合に、加算回路95による計数結果を示すデジタル信号(受光数信号)を出力する。
データ生成部99は、TDC96から時間計測信号を入力するとともに、D型フリップフロップ回路97から受光数信号を入力する。そしてデータ生成部99は、時間計測信号と、受光数信号を対応付けたデータを生成して出力する。
ヒストグラム作成部84は、1個の画素26の受光面上を反射光が走査方向SD2に沿って走査する時間(以下、単位走査時間という)毎に、データ生成部99から入力したデータを集計して、ヒストグラムを作成する。
このヒストグラムは、図7に示すように、TDC96により計測された時間を横軸とし、画素26の受光素子51が受光を検出した数を単位走査時間内で積算した値(以下、受光積算値という)を縦軸としたものである。
距離決定部85は、ヒストグラム作成部84が作成したヒストグラムを用いて、車両前方に位置する物体(前方物体)までの距離を決定する。具体的には、まず、ヒストグラムからピークを抽出する(図7では、ピークPK1,PK2,PK3が抽出される)。その後、最も高いピーク(図7ではピークPK1)の受光積算値と、その他のピーク(図7ではピークPK2,PK3)の受光積算値との差が、予め設定された決定判定値以上である場合に、最も高いピークに対応する時間に基づいて距離を算出する。そして、この算出距離が、前方物体までの距離であると決定し、前方物体までの距離を示す距離データを出力する。
また距離決定部85は、ヒストグラムにおけるピーク以外の部分(図7の背景光BGを参照)を背景光として、この部分の受光積算値に基づいて、背景光の照度を算出する。そして距離決定部85は、背景光の照度と許可判定値との間の対応関係が予め設定された許可判定値テーブルを参照して、許可判定値を決定する。許可判定値テーブルでは、背景光の照度が大きくなるほど、許可判定値が大きくなるように設定されている。
さらに距離決定部85は、最も高いピーク(図7ではピークPK1)の受光積算値が許可判定値以上であるか否かを判断する。ここで、最も高いピークの受光積算値が許可判定値未満である場合には、物体が存在しないとして出力を行う。
データ記憶部86は、データ生成部99が出力したデータ(時間計測信号が示す時間と、受光数信号が示す計数値とを対応付けたデータ)を、距離決定部85が距離を決定するまでの間、一時的に記憶する。
また走査制御部4は、二次元画素アレイ21の受光面RP(図3を参照)において4個の受光素子51が配置されている領域E1(図4を参照)を反射光が走査方向SD2に沿って走査しているときには、上記領域E1以外の領域を反射光が走査しているときよりも、走査方向SD2に沿って走査する走査速度を遅くする。
また走査制御部4は、車速に応じて、光源2の発光強度を変更する。具体的に走査制御部4は、車速が小さい場合には発光強度を下げ、車速が大きい場合には発光強度を上げる。
また走査制御部4は、車速に応じて、一次元スキャナ3の所定走査角度範囲R1を変更する。具体的に走査制御部4は、車速が小さい場合には所定走査角度範囲R1を大きくし、車速が大きい場合には所定走査角度範囲R1を小さくする。
また光検出部5は、走査制御部4から一次元スキャナ3の走査角度を示す走査角度情報を取得し、この走査角度情報に基づいて、二次元画素アレイ21の受光面RP上において反射光が照射される列を決定する。その後、光検出部5は、決定した列に対応した選択制御線CLに選択制御電圧VSELを印加する。
このように構成されたレーダ装置1は、光源2と、一次元スキャナ3と、光検出部5と、処理部6とを備える。
レーダ装置1では、まず光源2が、レーザ光を照射し、一次元スキャナ3が、光源2から照射されたレーザ光である照射光を走査方向SD1に沿って走査する。そして、複数の画素26を二次元行列状に配列することで構成された光検出部5が、複数の画素26のそれぞれについて、光源2から照射されたレーザ光の反射光を検出する。さらに処理部6は、光源2がレーザ光を照射してから光検出部5の画素26が反射光を検出するまでの飛行時間を測定する。また光源2は、走査方向SD1に対して垂直な方向に沿った長さが、走査方向SD1に沿った長さよりも長くなるように矩形状に成形されたレーザ光を照射する。
このように構成されたレーダ装置1では、複数の画素26が二次元行列状に配列されている受光面RPに反射光が照射される。そして、この反射光は、走査方向SD1に沿った照射光の走査に対応して反射光が受光面RPにおいて走査される走査方向SD2に対して垂直な方向に沿った長さが、走査方向SD2に沿った長さよりも長くなる。
このため、光源2による1回のレーザ光照射で、走査方向SD2に沿って1個の画素26に反射光を照射させるとともに、走査方向SD2に対して垂直な方向に沿った複数の画素26に向けて同時に反射光を照射させること(すなわち、1個の画素26のみに向けて反射光を照射する場合よりも多くの画素26に反射光を照射させること)が可能となる。
例えば、走査方向SD2に対して垂直な方向に沿ってN(Nは2以上の整数)個の画素26が受光面RPに配置されている場合に、レーダ装置1では、光源2による1回のレーザ光照射で、走査方向SD2に対して垂直な方向に沿ったN個の画素26に反射光を照射することが可能である。一方、1個の画素26のみに向けて反射光を照射する場合において、走査方向SD2に対して垂直な方向に沿ったN個の画素26に反射光を照射するためには、N回のレーザ光照射が必要である。そしてレーダ装置1では、光源2によりN回の光照射を行わせることで、走査方向SD2に対して垂直な方向に沿ったN個の画素26のそれぞれについて、反射光をN回照射することができる。
このため、レーダ装置1によれば、一定時間内で1個の画素26に反射光を照射させる回数を増加させることができ、一定時間内において1個の画素26について蓄積することができる検出結果の数を増加させることができる。これによりレーダ装置1は、反射光を検出することにより得られたレーダ装置1の検出結果の検出精度が低下するのを抑制することができる。
また光検出部5は、反射光が照射される画素26の動作を、対応する選択制御線CLに選択制御電圧VSELを印加することにより許可する一方、反射光が照射されない画素26の動作を、対応する選択制御線CLに選択制御電圧VSELを印加しないことにより禁止する。これにより、反射光が照射されない画素26において誤検出に起因して出力される検出信号が、光検出部5の検出結果に及ぼす影響を低減することができる。
また光源2は、1個の画素26上を反射光が走査方向SD2に沿って走査する単位走査時間内に複数回(本実施形態では16回)、レーザ光を照射する。このため処理部6では、ヒストグラム作成部84が、単位走査時間内でヒストグラムを作成することができる。このため、時間計測部83からヒストグラム作成部84へ出力されるデータは、単位走査時間が経過する毎に破棄することが可能である。すなわち、データ記憶部86の記憶容量は、二次元行列状に構成されている二次元画素アレイ21の1列分のデータを、単位走査時間内のパルスレーザ発光回数(積算回数)分記憶することができる程度でよい。
また画素26は、複数(本実施形態では4個)の受光素子51を備える。これにより、複数(例えば2個)の受光素子51で同時に光を検出したときに、画素26で反射光を検出したという検出方法を採用することができる。これにより、画素26の誤検出を低減することができる。複数の受光素子51が同時に誤検出する可能性は低いからである。
また画素26は、受光素子51からの信号を読み出すリードアウトサーキット52を備え、4個の受光素子51はそれぞれ、隣接する受光素子51との間にリードアウトサーキット52が位置しないようにして配置される。これにより、反射光が、少なくとも2つの受光素子51に同時に入射する可能性を高めることができる。
一次元スキャナ3は、受光面RPにおいて受光素子51が配置されている領域E1に反射光が照射されるときには、受光素子51が配置されていない領域に反射光が照射されるときよりも、走査速度を遅くする。これにより、単位走査時間内で、反射光が受光素子51に照射される回数を増加させることができる。
またデータ生成部99は、光源2がレーザ光を照射する毎に、TDC96が測定した時間計測信号と、D型フリップフロップ回路97から出力された受光数信号とを対応付けたデータを取得する。そしてヒストグラム作成部84は、データ生成部99により取得したTDC分解能時間ごとの受光数信号をレーザ光の発光回数分だけ積算し、ヒストグラムを作成する。さらに距離決定部85は、ヒストグラム作成部84が作成したヒストグラムに基づいて、光源2により照射されたレーザ光を反射した物体までの距離を決定する。このように複数回レーザ光を照射した結果を積算しヒストグラムを作成すると、作成したヒストグラムにおいて、反射光に基づいて検出された受光数信号の度数は、その他の受光数信号の度数よりも高くなる。これは、反射光に基づいて検出される時間計測信号は、複数回の照射にわたってほぼ一定の値になるのに対して、背景光に基づいて検出される時間計測信号はランダムに変化するからである。このため、距離の決定において、背景光の影響を低減することができる。
また、SPADの特性上、光が入射しない場合でも応答する可能性や、光が入射しても応答しない可能性がある。このような特性が検出結果に及ぼす影響を低減するためにも、複数回の照射で得られたTDC分解能時間ごとの受光数信号を用いて、ヒストグラムを作成する必要がある。
また距離決定部85は、ヒストグラムから、度数が最も大きいピークである最大ピークを抽出し、最大ピークの度数(受光積算値)と、ヒストグラムにおけるその他の部分の度数との差が、予め設定された決定判定値以上である場合に、最大ピークに対応する飛行時間に基づいて、距離を決定する。これにより、決定判定値以上であるか否かという簡便な方法で、反射光に基づいて検出された飛行時間であるか否かを判断することができる。
また距離決定部85は、最大ピークの度数が予め設定された許可判定値未満である場合に、距離の決定を禁止し、許可判定値は、背景光の照度との間で正の相関を有するように設定される。なお、「背景光の照度と許可判定値との間で正の相関を有する」とは、背景光の照度の増大に伴い連続的に許可判定値が増大することだけではなく、背景光の照度の増大に伴い段階的に許可判定値が減少することも含む。これにより、背景光の照度が大きいほど、反射光に基づいて検出された飛行時間であると判断されるための最大ピークの度数が大きくなる。このため、背景光の照度が大きくなることに起因して、背景光に基づいて検出された飛行時間が、反射光に基づいて検出された飛行時間であると判断される事態の発生を抑制することができる。
また光源2は、車速に応じて、レーザ光の強度を、車速とレーザ光の強度との間で正の相関を有するように変更する。なお、「車速とレーザ光の強度との間で正の相関を有する」とは、車速の増大に伴い連続的にレーザ光の強度が増大することだけではなく、車速の増大に伴い段階的にレーザ光の強度が減少することも含む。これにより、車速が小さく、車両の周辺に歩行者が存在する可能性を考慮する必要がある状況ではレーザ光の強度が小さくなり、強度の大きいレーザ光が歩行者に照射されるという事態を回避することができる。また、車速が大きく、一般に前方の車両の存在をできるだけ早く検知する必要がある状況ではレーザ光の強度が大きくなり、遠くの車両を検知することができる。
また一次元スキャナ3は、車速に応じて、所定走査角度範囲R1を、車速と所定走査角度範囲R1との間で負の相関を有するように変更する。なお、「車速と所定走査角度範囲R1との間で負の相関を有する」とは、車速の増大に伴い連続的に所定走査角度範囲R1が減少することだけではなく、車速の増大に伴い段階的に所定走査角度範囲R1が減少することも含む。これにより、車速が小さく、車両の周辺に歩行者が存在する可能性を考慮する必要がある状況では所定走査角度範囲R1が大きくなり、周辺の歩行者を可能な限り早く検知することができる。また、車速が大きく、一般に前方の車両を検知する必要がある状況では所定走査角度範囲R1が小さくなり、前方に車両が存在しない可能性が高い領域を走査範囲から除外することができるため、遠くの車両を可能な限り早く検知することができる。
以上説明した実施形態において、光源2は本発明における光照射手段、一次元スキャナ3は本発明における走査手段、光検出部5は本発明における反射光検出手段、処理部6は本発明における時間測定手段、画素26は本発明における受光部、リードアウトサーキット52は本発明における読出回路、データ生成部99は本発明における情報取得手段、ヒストグラム作成部84は本発明におけるヒストグラム作成手段、距離決定部85は本発明における距離決定手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、決定判定値が一定値であるものを示した。しかし、決定判定値は、最も高いピーク(図7ではピークPK1)に対応する飛行時間との間で負の相関を有するように設定されるようにしてもよい。なお、「飛行時間と決定判定値との間で負の相関を有する」とは、飛行時間の増大に伴い連続的に決定判定値が減少することだけではなく、飛行時間の増大に伴い段階的に決定判定値が減少することも含む。例えば、決定判定値が、飛行時間(すなわち距離)に反比例したり、飛行時間(すなわち距離)の2乗に反比例したりするようにしてもよい。これにより、レーダ装置付近に位置する前方物体についての誤検出を低減することができるとともに、レーダ装置の遠方に位置する前方物体についての検出確率を向上させることができる。
また上記実施形態では、最も高いピーク(図7ではピークPK1)の受光積算値と、その他のピーク(図7ではピークPK2,PK3)の受光積算値との差が、決定判定値以上である場合に、最も高いピークに対応する時間に基づいて距離を算出するものを示した。しかし、上記の差が決定判定値未満である場合にであっても、過去の距離決定結果(例えば、走査の1周期前から現時点までの結果)を参照して、同じ距離に物体が存在していた場合には、最も高いピークに対応する時間に基づいて距離を算出するようにしてもよい。
また上記実施形態では、複数の画素26を二次元行列状に配列することで構成されている二次元画素アレイ21における1個の画素26を反射光が走査方向SD2に沿って走査する時間(単位走査時間)内に、複数回(本実施形態では16回)のパルスレーザ光の発光を行うものを示した。この場合には、上述のように、二次元行列状に構成されている二次元画素アレイ21の1列分のデータを、単位走査時間内のパルスレーザ発光回数(積算回数)分記憶することができる記憶容量が必要である。
これに対し、一次元スキャナ3の走査速度が速く、単位走査時間内で例えば1回のパルスレーザ光の発光を行う場合には、ヒストグラム作成部84がヒストグラムを作成するためには、積算回数×走査周期の時間が必要である。このため、この積算回数×走査周期の時間が経過するまで、時間計測部83からヒストグラム作成部84へ出力されるデータを破棄することができない。すなわち、二次元行列状に構成されている二次元画素アレイ21の全列分のデータを、積算回数分記憶することができる記憶容量が必要である。
このためレーダ装置1は、一次元スキャナ3の走査速度が速く、単位走査時間内でのパルスレーザ光の発光回数が少ない場合には、二次元画素アレイ21の受光面RP上において反射光が照射される列を間引くように、インターレース方式で照射光を走査するようにするとよい。これにより、間引かれた列分のデータを記憶する必要がなくなり、データ記憶部86における記憶容量の増大を抑制することができる。
また上記実施形態において、背景光の影響を除去するために、パルスレーザ光の波長に対応したバンドパスフィルタを備えるようにしてもよい。
また上記実施形態において、リードアウトサーキット52を構成する要素の一部(例えばインバータ63およびバッファ64)を、配線で延長することにより、二次元画素アレイ21の受光面RPの外側に設置するようにしてもよい。また、配線で延長することにより信号の遅延が大きくなり、画素データ処理部31に接続されている同一の行の画素26間でも、画素26と画素データ処理部31との間を伝達する信号の伝達時間の差が大きくなるおそれがある。このため、同一の行の画素26間での上記伝達時間の差を補正する機構を設けるようにしてもよい。
また上記実施形態において、リードアウトサーキット52を構成する要素の一部を、貫通ビア(Through Silicon Via)または裏面照射(Back Side Illumination)等により、二次元画素アレイ21の受光面RPの裏側に設置するようにしてもよい。
また上記実施形態では、矩形状に成形されたレーザ光を照射するものを示したが、楕円状に成形されたレーザ光を照射するようにしてもよい。
また、上記実施形態におけるレーダ装置1の構成は、図8に示すように、光切断法に類似している。しかし、レーダ装置1と光切断法とでは、測距方式が違うために回路構成が異なる。また光切断法では、領域全体のメモリが必要となる。
1…レーダ装置、2…光源、3…一次元スキャナ、4…走査制御部、5…光検出部、6…処理部、26…画素

Claims (16)

  1. 光を照射する光照射手段(2)と、
    前記光照射手段から照射された光である照射光を、予め設定された照射光走査方向に沿って走査する走査手段(3)と、
    複数の受光部を二次元行列状に配列することで構成され、複数の前記受光部(26)のそれぞれについて、前記光照射手段から照射された光の反射光を検出する反射光検出手段(5)と、
    前記光照射手段が光を照射してから前記反射光検出手段の前記受光部が前記反射光を検出するまでの時間である飛行時間を測定する時間測定手段(6)とを備え、
    前記光照射手段は、
    前記照射光走査方向に対して垂直な方向に沿った長さが、前記照射光走査方向に沿った長さよりも長くなるように成形された光を照射する
    ことを特徴とするレーダ装置(1)。
  2. 前記光照射手段は、
    前記照射光走査方向に沿った前記照射光の走査に対応して、前記反射光が、複数の前記受光部が二次元行列状に配列されている受光面において走査される方向を、反射光走査方向として、
    前記反射光走査方向に沿って1個の前記受光部に前記反射光が照射されるとともに、前記反射光走査方向に対して垂直な方向に沿って複数個の前記受光部に前記反射光が照射されるように、前記照射光を照射する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記反射光検出手段は、
    複数の前記受光部のうち、前記反射光が照射される前記受光部の動作を許可する一方、前記反射光が照射されない前記受光部の動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記光照射手段は、
    前記照射光走査方向に沿った前記照射光の走査に対応して、前記反射光が、複数の前記受光部が二次元行列状に配列されている受光面において走査される方向を、反射光走査方向として、
    1個の前記受光部上を前記反射光が前記反射光走査方向に沿って走査する時間内に複数回、前記照射光を照射する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のレーダ装置。
  5. 前記光照射手段は、
    前記照射光走査方向に沿った前記照射光の走査に対応して、前記反射光が、複数の前記受光部が二次元行列状に配列されている受光面において走査される方向を、反射光走査方向として、
    前記受光面において前記反射光が照射される前記受光部が、前記反射光走査方向に沿って間引かれるように、前記照射光をインターレース方式で走査する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のレーダ装置。
  6. 前記受光部は、複数の受光素子(51)を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のレーダ装置。
  7. 前記受光部は、
    前記受光素子から検出信号を読み出す読出回路(52)を備え、
    複数の前記受光素子はそれぞれ、隣接する前記受光素子との間に前記読出回路が位置しないようにして配置される
    ことを特徴とする請求項6に記載のレーダ装置。
  8. 前記受光素子は、アバランシェフォトダイオードであり、ガイガーモードで動作する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のレーダ装置。
  9. 前記走査手段は、
    複数の前記受光部が二次元行列状に配列されている受光面において前記受光素子が配置されている領域に前記反射光が照射されるときには、前記受光素子が配置されていない領域に前記反射光が照射されるときよりも、前記照射光走査方向に沿って走査する走査速度を遅くする
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1項に記載のレーダ装置。
  10. 前記光照射手段が光を照射する毎に、前記時間測定手段が測定した前記飛行時間を示す飛行時間情報を取得する情報取得手段(99)と、
    前記光照射手段による複数回の照射で前記情報取得手段により取得された複数の前記飛行時間情報を用いて、前記飛行時間のヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段(84)と、
    前記ヒストグラム作成手段が作成した前記ヒストグラムに基づいて、前記光照射手段により照射された光を反射した物体までの距離を決定する距離決定手段(85)とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のレーダ装置。
  11. 前記距離決定手段は、
    前記ヒストグラムから、度数が最も大きいピークである最大ピークを抽出し、前記最大ピークの度数と、前記ヒストグラムにおけるその他の部分の度数との差が、予め設定された決定判定値以上である場合に、前記最大ピークに対応する前記飛行時間に基づいて、前記距離を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載のレーダ装置。
  12. 前記距離決定手段は、
    前記最大ピークの度数が予め設定された許可判定値未満である場合に、前記距離の決定を禁止し、
    前記許可判定値は、背景光の照度との間で正の相関を有するように設定される
    ことを特徴とする請求項11に記載のレーダ装置。
  13. 前記決定判定値は、
    前記最大ピークに対応する前記飛行時間との間で負の相関を有するように設定される
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載のレーダ装置。
  14. 前記距離決定手段は、
    前記最大ピークの度数と、前記ヒストグラムにおけるその他の部分の度数との差が、前記決定判定値未満である場合には、さらに前記距離決定手段による過去の距離決定結果を参照して、前記最大ピークに対応する前記飛行時間に基づいて、前記距離を決定するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項11〜請求項13の何れか1項に記載のレーダ装置。
  15. 当該レーダ装置は車両に搭載され、
    前記光照射手段は、前記車両の走行速度に応じて、前記照射光の強度を、前記走行速度と前記強度との間で正の相関を有するように変更する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14の何れか1項に記載のレーダ装置。
  16. 当該レーダ装置は車両に搭載され、
    前記走査手段は、前記車両の走行速度に応じて、前記照射光走査方向に沿って走査する走査範囲を、前記走行速度と前記走査範囲との間で負の相関を有するように変更する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15の何れか1項に記載のレーダ装置。
JP2013217397A 2013-10-18 2013-10-18 レーダ装置 Active JP6314418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217397A JP6314418B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217397A JP6314418B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015078953A true JP2015078953A (ja) 2015-04-23
JP6314418B2 JP6314418B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=53010472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013217397A Active JP6314418B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6314418B2 (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151458A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社デンソー 演算装置
JP2016211881A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社デンソー 光飛行時間測定装置及び光学的測距装置
JP2016223902A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 シャープ株式会社 光センサおよび電子機器
JP2018044923A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 光検出器、及び距離測定装置
JP2018059898A (ja) * 2016-08-04 2018-04-12 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
WO2018190276A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 株式会社デンソー 光計測装置
JP2018179974A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社デンソー 光計測装置
WO2018221048A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 シャープ株式会社 3次元画像素子および光レーダー装置
CN109521414A (zh) * 2019-01-16 2019-03-26 安徽惟允电子科技有限公司 一种高方向分辨激光告警方法
JP2019053051A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. ライダー装置及びライダー装置を動作させる方法
WO2019065174A1 (ja) 2017-09-29 2019-04-04 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 時間計測デバイスおよび時間計測装置
JP2019518200A (ja) * 2016-04-15 2019-06-27 クアルコム,インコーポレイテッド Lidarレシーバのためのアクティブ領域選択
WO2019245034A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 株式会社デンソー 測距装置
JP2020003446A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社デンソー 光測距装置
WO2020017180A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 浜松ホトニクス株式会社 光検出装置、半導体光検出素子、及び半導体光検出素子の駆動方法
WO2020031881A1 (ja) * 2018-08-09 2020-02-13 株式会社デンソー 光測距装置
JP2020073889A (ja) * 2019-12-04 2020-05-14 株式会社東芝 光検出器およびこれを用いたライダー装置
JP2020079756A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社リコー 距離情報取得装置および距離情報取得方法
WO2020121736A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置及び測距装置
JP2020148644A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 光検出器及び距離測定装置
WO2020184325A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 計測装置、測距装置および計測方法
CN111727381A (zh) * 2017-12-18 2020-09-29 罗伯特·博世有限公司 用于多维感测对象的多脉冲激光雷达系统
JP2021148477A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 株式会社東芝 光検出器及び距離計測装置
JP2022036806A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 株式会社東芝 受光装置及び電子装置
US11675064B2 (en) 2017-05-31 2023-06-13 Sharp Kabushiki Kaisha Optical radar apparatus
US11762151B2 (en) 2018-11-07 2023-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Optical radar device

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9992477B2 (en) 2015-09-24 2018-06-05 Ouster, Inc. Optical system for collecting distance information within a field

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10170221A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Mitsubishi Electric Corp 車両用距離測定装置
JP2001050723A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Minolta Co Ltd 距離測定装置
JP2002323561A (ja) * 2001-03-05 2002-11-08 Sick Ag 距離プロフィール定量装置
JP2002328166A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nikon Corp 測距装置および方法
JP2005077379A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Denso Corp レーダ装置
JP2008096112A (ja) * 2006-10-05 2008-04-24 Denso Corp レーダ装置
JP2010091377A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Toyota Motor Corp 光学式測距装置及び方法
JP2012060012A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Toyota Central R&D Labs Inc 光検出器
US20120153120A1 (en) * 2010-11-30 2012-06-21 Stmicroelectronics (Research & Development) Limited Proximity sensor and associated method, computer readable medium and firmware
WO2012085151A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Borowski Andre 2d/3d real-time imager and corresponding imaging methods
JP2013206903A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Hamamatsu Photonics Kk 距離センサ及び距離画像センサ

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10170221A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Mitsubishi Electric Corp 車両用距離測定装置
JP2001050723A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Minolta Co Ltd 距離測定装置
JP2002323561A (ja) * 2001-03-05 2002-11-08 Sick Ag 距離プロフィール定量装置
JP2002328166A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nikon Corp 測距装置および方法
JP2005077379A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Denso Corp レーダ装置
JP2008096112A (ja) * 2006-10-05 2008-04-24 Denso Corp レーダ装置
JP2010091377A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Toyota Motor Corp 光学式測距装置及び方法
JP2012060012A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Toyota Central R&D Labs Inc 光検出器
US20120153120A1 (en) * 2010-11-30 2012-06-21 Stmicroelectronics (Research & Development) Limited Proximity sensor and associated method, computer readable medium and firmware
WO2012085151A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Borowski Andre 2d/3d real-time imager and corresponding imaging methods
JP2013206903A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Hamamatsu Photonics Kk 距離センサ及び距離画像センサ

Cited By (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151458A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社デンソー 演算装置
JP2016211881A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社デンソー 光飛行時間測定装置及び光学的測距装置
JP2016223902A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 シャープ株式会社 光センサおよび電子機器
JP2019518200A (ja) * 2016-04-15 2019-06-27 クアルコム,インコーポレイテッド Lidarレシーバのためのアクティブ領域選択
JP2018059898A (ja) * 2016-08-04 2018-04-12 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
US20180081040A1 (en) * 2016-09-16 2018-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Determination of photodetector elements used for measurement
US11994624B2 (en) 2016-09-16 2024-05-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Photodetector
JP2018044923A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 光検出器、及び距離測定装置
US11635497B2 (en) 2016-09-16 2023-04-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Determination of photodetector elements used for measurement
WO2018190276A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 株式会社デンソー 光計測装置
JP2018179974A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社デンソー 光計測装置
JP2020101569A (ja) * 2017-04-10 2020-07-02 株式会社デンソー 光計測装置
WO2018221048A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 シャープ株式会社 3次元画像素子および光レーダー装置
US11675064B2 (en) 2017-05-31 2023-06-13 Sharp Kabushiki Kaisha Optical radar apparatus
US11520050B2 (en) 2017-05-31 2022-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Three-dimensional image element and optical radar device comprising an optical conversion unit to convert scanned pulse light into fan-like pulse light
JP2019053051A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. ライダー装置及びライダー装置を動作させる方法
JP7140601B2 (ja) 2017-09-13 2022-09-21 三星電子株式会社 ライダー装置及びライダー装置を動作させる方法
US11340340B2 (en) 2017-09-13 2022-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. LiDAR apparatus and operating method thereof
CN110462425A (zh) * 2017-09-29 2019-11-15 索尼半导体解决方案公司 时间测量器件和时间测量单元
WO2019065174A1 (ja) 2017-09-29 2019-04-04 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 時間計測デバイスおよび時間計測装置
EP3968046A2 (en) 2017-09-29 2022-03-16 Sony Semiconductor Solutions Corporation Time measurement device and time measurement unit
JPWO2019065174A1 (ja) * 2017-09-29 2020-02-06 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 時間計測デバイスおよび時間計測装置
US11092677B2 (en) 2017-09-29 2021-08-17 Sony Semiconductor Solutions Corporation Time measurement device and time measurement unit
JP2021507268A (ja) * 2017-12-18 2021-02-22 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 物体を多次元捕捉するためのマルチパルスlidarシステム
US11940535B2 (en) 2017-12-18 2024-03-26 Robert Bosch Gmbh Multi-pulse LIDAR system for multi-dimensional detection of objects
CN111727381A (zh) * 2017-12-18 2020-09-29 罗伯特·博世有限公司 用于多维感测对象的多脉冲激光雷达系统
WO2019245034A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 株式会社デンソー 測距装置
JP2019219345A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 株式会社デンソー 測距装置
JP2020003446A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社デンソー 光測距装置
WO2020009011A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社デンソー 光測距装置
WO2020017180A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 浜松ホトニクス株式会社 光検出装置、半導体光検出素子、及び半導体光検出素子の駆動方法
US12046612B2 (en) 2018-07-18 2024-07-23 Hamamatsu Photonics K.K. Semiconductor photodetection device having a plurality of avalanche photodiodes
JPWO2020017180A1 (ja) * 2018-07-18 2021-08-05 浜松ホトニクス株式会社 光検出装置、半導体光検出素子、及び半導体光検出素子の駆動方法
CN112424633B (zh) * 2018-07-18 2024-06-21 浜松光子学株式会社 光检测装置、半导体光检测元件及半导体光检测元件的驱动方法
US12021100B2 (en) 2018-07-18 2024-06-25 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetection device, semiconductor photodetection element, and method for driving semiconductor photodetection element
CN112424633A (zh) * 2018-07-18 2021-02-26 浜松光子学株式会社 光检测装置、半导体光检测元件及半导体光检测元件的驱动方法
WO2020031881A1 (ja) * 2018-08-09 2020-02-13 株式会社デンソー 光測距装置
JP2020026969A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社デンソー 光測距装置
US11762151B2 (en) 2018-11-07 2023-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Optical radar device
JP2020079756A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社リコー 距離情報取得装置および距離情報取得方法
JP7176364B2 (ja) 2018-11-13 2022-11-22 株式会社リコー 距離情報取得装置および距離情報取得方法
WO2020121736A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置及び測距装置
CN112997097A (zh) * 2018-12-11 2021-06-18 索尼半导体解决方案公司 光检测设备和距离测量设备
CN109521414A (zh) * 2019-01-16 2019-03-26 安徽惟允电子科技有限公司 一种高方向分辨激光告警方法
WO2020184325A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 計測装置、測距装置および計測方法
JP7337517B2 (ja) 2019-03-14 2023-09-04 株式会社東芝 光検出器及び距離測定装置
US11774562B2 (en) 2019-03-14 2023-10-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Light detector and distance measuring device comprising plural sets of light detection elements with plural selection circuits
CN111766593A (zh) * 2019-03-14 2020-10-13 株式会社东芝 光检测器以及距离测定装置
JP2020148644A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 光検出器及び距離測定装置
JP2020073889A (ja) * 2019-12-04 2020-05-14 株式会社東芝 光検出器およびこれを用いたライダー装置
JP7434002B2 (ja) 2020-03-17 2024-02-20 株式会社東芝 光検出器及び距離計測装置
JP2021148477A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 株式会社東芝 光検出器及び距離計測装置
JP2022036806A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 株式会社東芝 受光装置及び電子装置
JP7476033B2 (ja) 2020-08-24 2024-04-30 株式会社東芝 受光装置及び電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6314418B2 (ja) 2018-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314418B2 (ja) レーダ装置
JP6236758B2 (ja) 光学的測距装置
US10775507B2 (en) Adaptive transmission power control for a LIDAR
CN110121658B (zh) Lidar系统
CN109521435B (zh) 距离计测装置
JP6443132B2 (ja) 演算装置
JP6609980B2 (ja) 光飛行時間測定装置及び光学的測距装置
JP6225411B2 (ja) 光学的測距装置
JP6665873B2 (ja) 光検出器
JP2019002760A (ja) 距離計測装置
JP6020547B2 (ja) 画像取得装置及び方法
JP2016176750A (ja) 光学的測距装置
US11340109B2 (en) Array of single-photon avalanche diode (SPAD) microcells and operating the same
JP6481405B2 (ja) 演算装置
JP2016145776A (ja) レーザ受信装置
CN112219131B (zh) 光学测距装置及其方法
JP2015161683A (ja) 光電センサ及び監視領域内の物体検出方法
JP7013925B2 (ja) 光学的測距装置およびその方法
US20200088853A1 (en) Distance measuring device and distance measuring method
JP6911825B2 (ja) 光測距装置
JP6735515B2 (ja) 固体撮像装置
US11822014B2 (en) Apparatus and method for controlling system timing within a LIDAR system
US20200355806A1 (en) Electronic apparatus and distance measuring method
JP2016045161A (ja) 付着物検知機能付き測距装置
US20200300978A1 (en) Dynamic range improvements in lidar applications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6314418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250