JP2016151447A - 中性子測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中性子測定装置において、中性子の測定精度の向上を図る。
【解決手段】中性子検出器2と計測器3とを有し、中性子検出器2として、中性子を減速する減速材21A,21B,21C,21D,21Eと、中性子を受けて発光するシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eからの光を導く導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを一組とするシンチレーション検出部を設け、このシンチレーション検出部を複数積層した球形状とし、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eをフッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状とし、球における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、球殻形状をなすシンチレータを有する中性子測定装置に関するものである。
従来の中性子測定装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された中性子測定装置は、中性子検出器として、中性子を減速する減速材と、中性子を受けて発光するシンチレータと、シンチレータからの光を導く導光体とを一組とするシンチレーション検出部を設け、このシンチレーション検出部を複数積層して球形状とするものである。
特開2014−173883号公報
上述した従来の中性子測定装置にて、シンチレータは、LiFコンバータとZnSシンチレータの粉末混合した混合物から構成されている。そのため、この粉末状の混合物を有機溶媒中に分散させ、これを球体の外周面に薄く塗布した後、有機溶媒を蒸発乾固することで、所定厚さのシンチレータとしている。そのため、粉末状の混合物が分散した有機溶媒を球体の外周面に塗布するとき、厚さにムラが生じるおそれがあり、シンチレータによる高い測定精度を確保することが困難となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、中性子の測定精度の向上を図る中性子測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の中性子測定装置は、中性子を検出する中性子検出器を有する中性子測定装置であって、前記中性子検出器は、中性子を減速する減速材と、中性子を受けて発光するシンチレータと、前記シンチレータからの光を導く導光体とを一組とするシンチレーション検出部を有し、前記シンチレーション検出部が複数積層されることで球形状をなし、前記シンチレータは、フッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状をなし、球における2つの極点を結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置される、ことを特徴とするものである。
従って、シンチレータをフッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状とすることから、この帯形状をなすシンチレータを事前に製造し、球における経線に沿って配置することで容易にシンチレーション検出部を構成することができる。その結果、シンチレータを所定の厚さに設定することができ、中性子の測定精度を向上することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、長手方向における一方の一端部に薄肉部が設けられ、複数の前記シンチレータにおける前記薄肉部同士が前記極点で重ねて配置されることを特徴としている。
従って、シンチレータにおける一方の端部に薄肉部を設け、薄肉部同士を極点で重ねることで、極点で複数重なったシンチレータの厚さと重なっていないシンチレータの厚さとを容易に近似させることができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、長手方向における一方の端部に向けて厚さが徐々に薄くなることを特徴としている。
従って、シンチレータの厚さを長手方向における一方の端部に向けて徐々に薄くなるようにしたことで、シンチレータを容易に製作することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、2つの極点を結ぶ経線に沿って2個のシンチレータ本体が直列に配置されることを特徴としている。
従って、2つの極点を結ぶ経線に沿うシンチレータを2個のシンチレータ本体から構成することで、シンチレータを容易に製作することができると共に、シンチレータを球における経線に沿って容易に配置することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、長手方向に同じ幅を有する帯形状をなすことを特徴としている。
従って、シンチレータの幅を長手方向に同じ幅に設定することで、製造コストを低減することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、フッ化物結晶の小片が透明な樹脂中に分散された帯形状をなすことを特徴としている。
従って、シンチレータを透明とすることで、シンチレーション光を効率良く集めることができる領域を大きくすることができ、中性子の測定精度を向上することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記導光体は、前記シンチレータに対応するように、前記球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されることを特徴としている。
従って、中性子がシンチレーション検出部を透過するとき、シンチレータの光を導光体により適正に取得して測定精度を向上することができる。
本発明の中性子測定装置によれば、シンチレータをフッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状として経線に沿って配置するので、シンチレータを所定の厚さに設定することができ、中性子の測定精度を向上することができる。
図1は、本実施形態の中性子測定装置における中性子検出器を表す概略図である。 図2は、中性子検出器におけるシンチレータの配置を表す概略図である。 図3は、波長シフトファイバの装着方法を表す正面図である。 図4は、波長シフトファイバの装着状態を表す平面図である。 図5は、シンチレータの装着状態を表す平面図である。 図6は、シンチレータの装着状態を表す断面(図5のVI−VI断面)図である。 図7は、シンチレータを表す平面図である。 図8は、シンチレータを表す側面図である。 図9は、中性子測定装置による中性子測定方法を表す平面図である。 図10は、中性子測定装置による中性子測定結果を表すグラフである。 図11は、中性子測定装置による中性子測定方法を表す平面図である。 図12は、中性子測定装置による中性子測定結果を表すグラフである。 図13は、本実施形態の中性子測定装置を表す概略構成図である。 図14は、中性子測定装置による中性子測定結果を表すグラフである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る中性子検出装置の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図13は、本実施形態の中性子測定装置を表す概略構成図である。
本実施形態において、図13に示すように、中性子測定装置(中性子スペクトロメータ)1は、中性子スペクトルを測定する装置である。この中性子測定装置1は、例えば、中性子の測定、中性子エネルギスペクトルの測定などに用いられ、特に、相互に異なる中性子エネルギをそれぞれ測定することができる。また、中性子測定装置1は、例えば、原子力発電プラントにおける放射化評価技術として採用することができる。
本実施形態の中性子測定装置1は、中性子検出器2と、計測器3とを有している。
中性子検出器2は、中性子を検出するシンチレーション検出器である。この中性子検出器2は、減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを有している。
減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eは、中性子を減速する部材であり、例えば、ポリエチレン、パラフィン、エポキシ樹脂、アクリル、プラスティック、カドミウムなどから構成される。シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、中性子を受けて発光(蛍光)する部材であり、例えば、Liガラスシンチレータ、LiIシンチレータ、LiCaAlFシンチレータ、リチウム化合物、あるいは、ほう素化合物とZnS(Ag)シンチレータとの混合物などから構成される。導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、対応するシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eからの蛍光を導く部材であり、例えば、波長シフトファイバ、採光機能付与型光ファイバ、中空光ファイバ、ライトガイドなどから構成される。
また、中性子検出器2は、対応する減速材21,21A,21B,21C,21D,21E、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22E、導光体23A,23B,23C,23D,23Eのうちの各一つを一組のシンチレーション検出部としている。即ち、第1シンチレーション検出部21A,22A,23A、第2シンチレーション検出部21B,22B,23B、第3シンチレーション検出部21C,22C,23C、第4シンチレーション検出部21D,22D,23D、第5シンチレーション検出部21E,22E,23Eが設けられている。そして、中性子検出器2は、この第1シンチレーション検出部21A,22A,23A、第2シンチレーション検出部21B,22B,23B、第3シンチレーション検出部21C,22C,23C、第4シンチレーション検出部21D,22D,23D、第5シンチレーション検出部21E,22E,23Eが中心側から積層して構成される曲面多層構造となっている。
球殻の中心部にコア減速材21が配置され、このコア減速材21の外側に第1シンチレータ22A、第1導光体23A、第1減速材21Aが順に積層されて第1シンチレーション検出部が構成される。この第1シンチレーション検出部は、第1導光体23Aの外側に第2シンチレータ22B、第2導光体23B、第2減速材21Bが順に積層されて第2シンチレーション検出部が構成される。この第2シンチレーション検出部は、第2導光体23Bの外側に第3シンチレータ22C、第3導光体23C、第3減速材21Cが順に積層されて第3シンチレーション検出部が構成される。この第3シンチレーション検出部は、第3導光体23Cの外側に第4シンチレータ22D、第4導光体23D、第4減速材21Dが順に積層されて第4シンチレーション検出部が構成される。この第4シンチレーション検出部は、第4導光体23Dの外側に第5シンチレータ22E、第5導光体23E、第5減速材21Eが順に積層されて第5シンチレーション検出部が構成される。このように中性子検出器2は、5つのシンチレーション検出部が球状に積層されることで、全体として球殻多層構造を有する球体となっている。
この中性子検出器2の製造工程では、まず、バルク状のコア減速材21が中性子検出器2の芯として配置される。次に、コア減速材21の外周面に第1シンチレータ22Aが配置され、第1シンチレータ22Aの外周面に第1導光体23Aが配置され、第1導光体23Aの外周面に第1減速材21Aが配置されることで、第1シンチレーション検出部が製造される。続いて、この第1シンチレーション検出部の外周面に第2シンチレータ22Bが配置され、第2シンチレータ22Bの外周面に第2導光体23Bが配置され、第2導光体23Bの外周面に第2減速材21Bが配置されることで、第2シンチレーション検出部が製造される。
その後、同様に、外周側に向けて、第3シンチレーション検出部(第3シンチレータ22C、第3導光体23C、第3減速材21C)、第4シンチレーション検出部(第4シンチレータ22D、第4導光体23D、第4減速材21D)、第5シンチレーション検出部(第5シンチレータ22E、第5導光体23E、第5減速材21E)が順に配置される。この工程により、コア減速材21の外周側に5層のシンチレーション検出部が積層され、球殻多層構造を有する中性子検出器2が構成される。
また、中性子検出器2は、最外層に光遮断層24が設けられている。この光遮断層24は、例えば、遮光膜などからなり、第5減速材21Eの外周面を覆って配置される。この構成により、光遮断層24が外部からの光を遮断するため、外部からの光とシンチレーション検出部の蛍光との混同による誤検出が低減され、中性子の検出精度が向上する。
中性子検出器2は、5層のシンチレーション検出部における導光体(波長シフトファイバ)23A,23B,23C,23D,23Eの出力側端部が外部に引き出され、計測器3に接続されている。
計測器3は、中性子検出器2の出力信号に基づいて所定のデータを取得するための機器である。この計測器3は、高感度な光電変換素子(例えば、PMT(Photomultiplier Tube)、APD(アバランシェ・フォトダイオード)、Si−PM(シリコン・Photomultiplier))31A,31B,31C,31D,31Eと、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eと、計数回路33A,33B,33C,33D,33Eと、データ処理系34とを有している。
PMT31A,31B,31C,31D,31Eは、中性子検出器2の出力信号(導光体23A,23B,23C,23D,23Eからの蛍光)を電気信号に変換して増幅する光電子増倍管であり、対応する中性子検出器2の導光体23A,23B,23C,23D,23Eにそれぞれ接続されている。波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eは、PMT31A,31B,31C,31D,31Eの出力信号の波形を整形する回路であり、対応するPMT31A,31B,31C,31D,31Eにそれぞれ接続されている。計数回路33A,33B,33C,33D,33Eは、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eの出力信号を計数する回路であり、対応する波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eにそれぞれ接続されている。データ処理系34は、計数回路33A,33B,33C,33D,33Eの出力信号に基づいて所定のデータ(例えば、中性子の測定データ、中性子エネルギスペクトルの測定データなど)を生成する装置であり、各計数回路33A,33B,33C,33D,33Eに接続されている。
本実施形態の中性子測定装置1は、中性子検出器2が5組のシンチレーション検出部を有するため、これに対応して、計測器3が5組の計測部(PMT31A,31B,31C,31D,31E、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32E、計数回路33A,33B,33C,33D,33E)を有している。そして、これらの計測部が、対応するシンチレーション検出部に接続されている。
中性子測定装置1は、中性子検出器2に入射した中性子が中性子検出器2の最外層からコアに向かって5層のシンチレーション検出部を透過する。このとき、中性子が減速材21A,21B,21C,21D,21Eで減速するため、より大きなエネルギを有する中性子ほどコア側に到達し、小さなエネルギを有する中性子は、途中の減速材21A,21B,21C,21D,21Eで減速して消滅する。また、中性子がシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを透過すると、そのシンチレータが発光する。そして、これらの発光した蛍光が各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eに対応する導光体23A,23B,23C,23D,23Eにより集光されて計測器3に取得される。従って、計測器3は、各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの蛍光を計数してデータ処理することにより、中性子検出器2に入射した中性子の特性を測定することができる。
ここで、本実施形態の中性子測定装置1について説明する。図1は、本実施形態の中性子測定装置における中性子検出器を表す概略図、図2は、中性子検出器におけるシンチレータの配置を表す概略図、図3は、波長シフトファイバの装着方法を表す正面図、図4は、波長シフトファイバの装着状態を表す平面図である。
なお、図1は、光遮断層24と第5減速材21Eを省略し、第4減速材21Dに対する第5導光体23Eと第5シンチレータ22Eの配置構成が明確に表れるように記載している。また、図2は、光遮断層24と第5減速材21Eと第5導光体23Eを省略し、第4減速材21Dに対する第5シンチレータ22Eの配置構成が明確に表れるように記載している。また、図3及び図4は、導光体としての波長シフトファイバの配索構成を説明するものであり、全ての導光体23A,23B,23C,23D,23Eに対してほぼ共通である。そして、以下の説明では、第4減速材21Dに対する第5導光体23Eと第5シンチレータ22Eの配置についてのみ説明するが、他のシンチレータ22A,22B,22C,22Dと導光体23A,23B,23C,23Dについても、同様の構成となっている。
本実施形態の中性子測定装置1にて、中性子検出器2は、前述したように、減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを有し、そのうちの一組がシンチレーション検出部を構成し、中心側から積層された球殻多層構造となっている。そして、図1及び図2に示すように、シンチレータ22Eは、第4減速材21Dの外表面で、球(球殻多層構造)における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。
シンチレータ22Eは、その1つが2つの極点(北極点N、南極点S)を最短で結ぶ2つの経線に挟まれた所定の領域に設けられている。そのため、シンチレータ22Eは、2つの極点の位置で最短幅に規定され、赤道の位置で最長幅に規定されている。そして、シンチレータ22Eは、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数(本実施形態では、8つ)配置されている。
導光体23Eは、シンチレータ22Eに対応するように、経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。この導光体23Eは、波長シフトファイバであり、シンチレータ22Eの外周面に重なるように複数(本実施形態では、4本で8つ)配置され、1つの極点、つまり、南極点Sにまとめられ、集合部23aとして外部に取り出されるように構成されている。この導光体23Eは、波長シフトファイバであることから、その長手方向に対してどの位置でも同じ幅(外径)であり、この幅は、シンチレータ22Eにおける赤道での最短幅と同じ幅となっている。
この場合、シンチレータ22E及び導光体23Eは、極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数帯状に配置され、シンチレータ22Eの外周面に導光体23Eが重なるように配置されるが、その内外に配置される減速材21D,21Eは、球の全面に球殻状に配置されている。
そして、導光体23Eが波長シフトファイバであることから、減速材21Dの外周面に導光体23Eの幅(外径)に応じた溝(図示省略)を形成し、この溝に沿ってシンチレータ22Eと導光体23Eを配置することが望ましい。
また、導光体23E(波長シフトファイバ)は、図3に示すように、南極点Sから北極点Nに向けて経線方向に配置されると共に、この北極点Nから南極点Sに向けて経線方向に配置され、2つの端部が南極点Sでまとめられ、集合部23aとして外部に取り出される。この場合、導光体23Eは4本の波長シフトファイバが必要となる。
このとき、導光体23E(波長シフトファイバ)は、図4に示すように、北極点Nで複数(本実施形態では、4本)の波長シフトファイバが交差することとなる。そして、4本の導光体23E(波長シフトファイバ)は、北極点Nの1点で重なるように交差している。
なお、全ての減速材21A,21B,21C,21D,21Eとシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eが、説明した減速材21D、シンチレータ22Eと導光体23Eとほぼ同様の構成となっている。そして、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、各シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で一致した位置に配置されている。つまり、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、減速材21A,21B,21C,21D,21Eを介して同位置で積層されている。
但し、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの配置構成は、この構成に限定されるものではない。例えば、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを、各シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で相違する位置に配置してもよい。即ち、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの各組を緯線方向に所定距離(所定角度)だけずらして配置してもよい。この場合、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの全組を緯線方向に所定距離(所定角度)だけ全てをずらしてもよく、一部の組をずらしてもよい。
ところで、一般的に、シンチレータは、LiFとZnSの混合粉末を有機溶媒中に分散し、この有機溶媒を球体の外周面に薄く塗布した後、有機溶媒を蒸発乾固することで、所定厚さのシンチレータを形成している。そのため、シンチレータは、その厚さが不均一となり、高い測定精度を確保することが困難となる。
そこで、本実施形態の中性子測定装置1にて、図1及び図2に示すように、シンチレータ22E(22A,22B,22C,22D)は、フッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状をなすものとしている。そして、このシンチレータ22E、2つの極点(北極点N、南極点S)を結ぶ経線に沿って2個のシンチレータ本体22Ea,22Ebが直列に配置されるものとなっている。
図5は、シンチレータの装着状態を表す平面図、図6は、シンチレータの装着状態を表す断面(図5のVI−VI断面)図、図7は、シンチレータを表す平面図、図8は、シンチレータを表す側面図である。
シンチレータ22Eにおいて、図7及び図8に示すように、シンチレータ本体22Ea,22Ebは、長手方向の一端部に薄肉部が設けられている。具体的に、シンチレータ本体22Ea,22Ebは、長手方向における一端部101から他端部102に向けて厚さが徐々に薄くなるように構成されており、他端部102が薄肉部となる。即ち、シンチレータ本体22Ea,22Ebは、一端部101の厚さt1に対して他端部102の厚さt2が薄く(t1>t2)設定されている。そして、シンチレータ本体22Ea,22Ebは、その幅が長手方向に沿って同じ幅に設定されている。
この場合、一端部側から他端部に向けて厚さが徐々に薄くなるシート111を製造し、このシート111を所定の幅Wで切断することで、1個のシンチレータ本体22Ea,22Ebを製作することが望ましい。
そして、このシンチレータ22Ea,22Ebは、LiCAF(フッ化物結晶)の小片(球径が0.1〜0.3mm程度)を透明な樹脂中に分散させ、この樹脂を成形型を用いてシート111を製造し、このシート111を所定幅Wで切断することで、1個の帯形状をなすシンチレータ本体22Ea,22Ebを製作する。
本実施形態の中性子測定装置1は、図5及び図6に示すように、複数のシンチレータ本体22Ea,22Ebの他端部(薄肉部)102が、2つの極点(北極点N、南極点S)で重ねて配置されている。複数のシンチレータ本体22Ea,22Ebは、緯線方向に均等間隔にある経線に沿って8個配置されており、45度間隔で配置されている。そして、一対のシンチレータ本体22Ea,22Ebは、経線に沿って直列に配置され、一端部(厚肉部)101同士が赤道の位置で重ならずに端面同士が接触し、他端部(薄肉部)102が、2つの極点(北極点N、南極点S)で他のシンチレータ本体22Ea,22Ebと幅Wの範囲で重ねられている。
なお、上述の説明では、シンチレータ本体22Ea,22Ebを長手方向における一端部101から他端部102に向けて厚さが徐々に薄くなるように構成することで、他端部102を薄肉部としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、シンチレータ本体を一端部から他端部に向けて長手方向に厚さが一定となる帯形状とし、一端部に段付き部を設けて薄肉部を形成してもよい。この場合、複数のシンチレータ本体は、薄肉部が2つの極点(北極点N、南極点S)で重なるものとなる。また、シンチレータ本体22Ea,22Ebの幅を長手方向に沿って同じ幅に設定したが、シンチレータ本体を長手方向における一端部から他端部に向けて厚さが徐々に薄くすると共に、一端部から他端部に向けて幅が徐々に狭くしてもよい。
図9及び図11は、中性子測定装置による中性子測定方法を表す平面図、図10及び図12は、中性子測定装置による中性子測定結果を表すグラフである。ここで、図9は、中性子測定装置1の平面視であり、放射線源121に対して2つの極点(北極点N、南極点S)を通る鉛直回転軸線O1を中心として中性子測定装置1を反時計回り方向に1回転したときに中性子を測定する測定方法を説明するものであり、図10は、その測定結果である。また、図11は、中性子測定装置1の平面視であり、放射線源121に対して2つの極点(北極点N、南極点S)を通る鉛直回転軸線O1に直交して接道を通る水平回転軸線O2を中心として中性子測定装置1を1回転したときに中性子を測定する測定方法を説明するものであり、図12は、その測定結果である。
図10及び図12にて、×は、従来(特許文献1)の中性子測定装置による測定結果を表し、○は、本実施形態の中性子測定装置1による測定結果を表している。この図10及び図12のグラフは、複数の測定結果の平均値に対して個々の測定結果のばらつきを表すものである。図10及び図12に示すように、×で表す従来(特許文献1)の中性子測定値は、平均値に対して大きくばらついているが、○で表す本実施形態の中性子測定値は、平均値に対してほとんどばらついていないことがわかる。
また、図14は、中性子測定装置による中性子測定結果を表すグラフである。図14に示すグラフは、シンチレータ22A(再内層),22B,22C,22D,22E(再外層)における感度を表すものであり、600秒間におけるカウント数を表している。図14にように、従来(特許文献1)では、シンチレータが不透明であったが、本実施形態では、フッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された透明のシンチレータを使用するため、シンチレータの厚みを増加させても、均一にシンチレーション光を集光できる。そのため、中性子に対する感度を容易に増加させることができる。即ち、本実施形態の中性子測定装置1によるカウント数○は、従来(特許文献1)の中性子測定装置によるカウント数●に対して、30〜40倍増加している。
このように本実施形態の中性子測定装置にあっては、中性子検出器2と計測器3とを有し、中性子検出器2として、中性子を減速する減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eと、中性子を受けて発光するシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eからの光を導く導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを一組とするシンチレーション検出部を設け、このシンチレーション検出部を複数積層した球形状とし、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eをフッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状とし、球における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置している。
従って、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eをフッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状とすることから、この帯形状をなすシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを事前に製作し、球における経線に沿って貼り付けて配置することで、容易にシンチレーション検出部を構成することができる。その結果、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを所定の厚さに設定することができ、中性子の測定精度を向上することができる。
本実施形態の中性子測定装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの長手方向における一方の一端部102に薄肉部を設け、複数のシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eにおける薄肉部同士を極点N,Sで重ねて配置している。従って極点N,Sで複数重なったシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの厚さと、重なっていないシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの厚さとを容易に近似させることができる。
本実施形態の中性子測定装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの長手方向における一端部102に向けて厚さを徐々に薄くしている。従って、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを容易に製作することができる。
本実施形態の中性子測定装置では、2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿って2個のシンチレータ本体22Ea,22Ebを直列に配置することでシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを構成している。従って、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを2分割することで共用化が可能となり、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを容易に製作することができると共に、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを球における経線に沿って容易に配置することができる。
本実施形態の中性子測定装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを長手方向に同じ幅の帯形状としている。従って、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの製造コストを低減することができる。
本実施形態の中性子測定装置では、フッ化物結晶の小片を透明な樹脂中に分散した帯形状としてシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを構成している。従って、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを透明とすることで、シンチレーション光を効率良く集めることができる領域を大きくすることができ、中性子の測定精度を向上することができる。
即ち、本実施形態では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eとして、フレキシブル透明樹脂型Li含有シンチレータを適用する。このシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、透明であるため、シンチレーション光を効率よく集めることが可能な体積を大きく取ることができ、中性子感度を高めることが可能である。
また、本実施形態では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの体積(厚さ)を場所に応じて変化させることで、中性子に対する応答の等方性を達成することができる。そして、フレキシブル透明樹脂型のシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、長手方向における一端部102側の薄肉部同士が極点N,Sで重ねて配置されることで、全体として、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの厚さを均一とすることができる。
そして、本実施形態のフレキシブル透明樹脂型Li含有のシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、型枠成形であることから、幅を太くする(細くする)、または、厚さを厚くする(薄くする)という加工を容易に行うことができ、また、容易に製作することができ、更に、フレキシブルであるために球面に容易に巻き付けることができる。
本実施形態の中性子測定装置では、導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eに対応するように、球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。従って、中性子がシンチレーション検出部を透過するとき、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの光を導光体23A,23B,23C,23D,23Eにより適正に取得して測定精度を向上することができる。
1 中性子測定装置
2 中性子検出器
3 計測器
21A,21B,21C,21D,21E 減速材
22A,22B,22C,22D,22E シンチレータ
22Ea,22Eb シンチレータ本体
23A,23B,23C,23D,23E 導光体
24 光遮断層
31A,31B,31C,31D,31E PMT
32A,32B,32C,32D,32E 波形整形回路
33A,33B,33C,33D,33E 計数回路
34 データ処理系
101 一端部(厚肉部)
102 他端部(薄肉部)
N 北極点(極点)
S 南極点(極点)

Claims (7)

  1. 中性子を検出する中性子検出器を有する中性子測定装置であって、
    前記中性子検出器は、中性子を減速する減速材と、中性子を受けて発光するシンチレータと、前記シンチレータからの光を導く導光体とを一組とするシンチレーション検出部を有し、前記シンチレーション検出部が複数積層されることで球形状をなし、
    前記シンチレータは、フッ化物結晶の小片が樹脂中に分散された帯形状をなし、球における2つの極点を結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置される、
    ことを特徴とする中性子測定装置。
  2. 前記シンチレータは、長手方向における一方の端部に薄肉部が設けられ、複数の前記シンチレータにおける前記薄肉部同士が前記極点で重ねて配置されることを特徴とする請求項1に記載の中性子測定装置。
  3. 前記シンチレータは、長手方向における一方の端部に向けて厚さが徐々に薄くなることを特徴とする請求項2に記載の中性子測定装置。
  4. 前記シンチレータは、2つの極点を結ぶ経線に沿って2個のシンチレータ本体が直列に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の中性子測定装置。
  5. 前記シンチレータは、長手方向に同じ幅を有する帯形状をなすことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の中性子測定装置。
  6. 前記シンチレータは、フッ化物結晶の小片が透明な樹脂中に分散された帯形状をなすことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の中性子測定装置。
  7. 前記導光体は、前記シンチレータに対応するように、前記球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の中性子測定装置。
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