JP2016150667A - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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弘達 北畠
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智仁 大野
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Abstract

【課題】EV走行での減速時における振動や歯打ち音あるいはギヤノイズを低下させる。
【解決手段】エンジンの運転を止めて前記第2モータの動力で走行している際に前記第1モータの回転数が予め定めた所定回転数にまで低下した場合に、前記第1モータに通電して第1モータの回転数を前記第2モータの回転方向で前記所定回転数より高回転数にする第1制御(ステップS3)と、第1制御による前記第1モータの回転数の増大に合わせて前記第2モータのトルクを補正する第2制御と、前記ハイブリッド車が停止した後に前記第1モータの回転数をゼロにする第3制御とを行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンとモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車を対象とする制御装置に関し、特にエンジンが出力した駆動力を出力側とモータ側とに分割する動力分割機構を備えているハブイリッド車を制御する装置に関するものである。
この種のハイブリッド車では、エンジンを停止してモータによって走行することが可能である。モータとして、主としてエンジン回転数を制御するためのモータと、主としてモータとして動作して走行トルクを出力するモータとの二つのモータを備えているハイブリッド車では、モータ走行している場合には一方のモータが特には機能していないので、そのモータを利用して振動や歯打ち音を抑制する制御が可能である。特許文献1には、エンジンの始動時にモータによる負トルクをエンジンの負荷として作用させることにより、動力分割機構における歯車の歯面に所定の面圧が作用し、いわゆる歯打ち音を抑制できることが記載されている。また、特許文献2に記載された装置では、電動機ノイズあるいはギヤノイズなどのノイズが大きくなる運転領域に入った場合、共振によるノイズの増大を回避もしくは抑制するために、エンジンあるいは電動機の動作点を変更している。
特開2012−091645号公報 特開2008−143348号公報
エンジンが出力した駆動力を出力側と第1モータ側とに分割する一方、第1モータで発電した電力を第2モータに供給して第2モータの駆動力を出力トルクに加えるように構成されたハイブリッド車では、第2モータのトルクが直接、駆動トルクとなるので、エンジンを停止したいわゆるモータ走行(EV走行)を第2モータによって行うことができる。その場合、エンジンの回転は止められ、第1モータは動力分割機構などの伝動機構のギヤ比に応じた回転数で回転する。EV走行状態から車両が停止する場合、車速の低下に伴って第1モータや動力分割機構などの回転数が低下する。第1モータや動力分割機構を含む伝動機構の共振回転数は、通常、ハイブリッド車が走行している際の回転数より低い回転数に設定されているので、発進時あるいはエンジン起動時や減速時に伝動機構の回転数が共振回転数を含む所定の回転数域に入る場合がある。発進あるいはエンジン起動などの場合には、特許文献1や特許文献2に記載されているように、その回転数域を迅速に通過するようにモータ回転数を制御することにより、共振によるノイズを抑制することができる。しかしながら、前述した第2モータを駆動力源として走行している状態で次第に減速して停止する場合、第1モータや動力分割機構の回転数は、第2モータの回転数あるいは車速と前述したギヤ比で決まる回転数になるから、前述した特許文献1や特許文献2に記載されている制御を行うことができず、共振が生じてノイズが増大したり、振動によってドライバビリティが損なわれたりする可能性があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、モータ走行時の振動やそれに起因するノイズを防止もしくは抑制することのできるハイブリッド車の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンが出力した動力を動力分割機構によって第1モータ側と出力側とに分割し、第2モータが出力する動力を前記出力側に分割された動力に加減するように構成されたハイブリッド車の制御装置において、前記エンジンの運転を止めて前記第2モータの動力で走行している際に前記第1モータの回転数が予め定めた所定回転数にまで低下した場合に、前記第1モータに通電して第1モータの回転数を前記第2モータの回転方向で前記所定回転数より高回転数にする第1制御と、前記第1制御による前記第1モータの回転数の増大に合わせて前記第2モータのトルクを補正する第2制御と、前記ハイブリッド車が停止した後に前記第1モータの回転数をゼロにする第3制御とを行うように構成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、第2モータの駆動力で走行している状態では第1モータは動力分割機構を含む動力の伝達機構のギヤ比に応じた回転数で回転している。減速するなどのことによって第1モータや動力分割機構などの回転数が低下し、第1モータの回転数が前記所定の回転数にまで低下すると、第1モータの回転数が前記第2モータの回転方向で前記所定回転数より高回転数に増大させられる。したがって、所定回転数として共振回転数あるいはこれに近い回転数を設定しておくことにより、共振やそれに起因する歯打ち音などのノイズを低減することができる。また、第1モータの回転数を増大させるのに合わせて第2モータのトルクを補正するので、運転者の意図に関わらず加減速度が生じるなどの事態を抑制でき、振動が抑制されることと併せて、ドライバビリティの悪化を防止もしくは抑制することができる。さらに、ハイブリッド車が停止した後に第1モータの回転をゼロにするので、停車時に共振が生じることを防止もしくは抑制することができる。
この発明に係る制御装置で実行される第1モータの制御の一例を説明するためのフローチャートである。 この発明に係る制御装置で実行される第2モータの制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す制御を行った場合の車速、第1モータのトルクおよび回転数の変化を示すタイムチャートである。 EV走行での減速中にこの発明に係る制御装置による制御を実行した場合の動力分割機構の動作状態を順に示す共線図である。
この発明に係る制御装置によって制御されるハイブリッド車は、エンジンと発電機能のある二つのモータ(モータ・ジェネレータ)と、エンジンが出力した動力を第1のモータと出力側とに分割する動力分割機構とを備えている。その一例は、前掲の特許文献1に記載されたハイブリッド車や米国特許出願公開第2012/0029748号に記載されているパワートレーンを備えているハイブリッド車である。そのハイブリッド車における動力分割機構は、シングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成され、サンギヤに第1モータが連結されるとともに、キャリヤにエンジンが連結され、リングギヤが出力部材となっている。リングギヤは、所定の減速ギヤ列を介してデファレンシャルギヤに連結され、そのギヤ列におけるいずれかのギヤに第2モータが連結されている。
エンジンが出力してキャリヤに伝達される動力は、リングギヤ(出力側)とサンギヤ(第1モータ側)とに分割される。第1モータは、発電機として機能することによりサンギヤに反力トルクを与え、その反力トルクを前記遊星歯車機構におけるギヤ比に応じて増大させたトルクがリングギヤに付与される。第1モータによって発電された電力は第2モータに供給されて第2モータがモータとして機能し、第2モータが出力するトルクが出力トルクに加算される。すなわち、エンジンの出力した動力の一部は動力分割機構を介して出力ギヤから出力され、他の一部は電力に一旦変換された後に機械的な動力に再変換されて、前記出力ギヤから出力される動力に加算される。第1モータは上記のように発電機として機能して反力トルクを発生するので、その反力トルクによってエンジン回転数が制御され、エンジン回転数は燃費の良好な回転数に制御される。
第2モータは上述したように走行のための駆動トルクを直接出力するから、第2モータを単独で駆動することにより、第2モータによる走行が可能である。第2モータが出力する動力で走行する走行形態がEV走行であり、その場合、エンジンには燃料が供給されず、運転が停止される。図4の(a)にはこのEV走行状態を、動力分割機構を構成している遊星歯車機構の共線図として示してある。図4の(a)において、符号Sはサンギヤ、MG1はサンギヤに連結されている第1モータ、Cはキャリヤ、Engはキャリヤに連結されているエンジン、Rはリングギヤ、OutはリングギヤRと一体の出力ギヤ、MG2は第2モータをそれぞれ示している。ハイブリッド車に対する走行抵抗が図4の(a)に下向きの矢印で示すように作用し、これに対抗する駆動トルクを図4の(a)に上向きの矢印で示すように第2モータMG2が出力し、ハイブリッド車が前進走行する。この状態では、エンジンEngおよびキャリヤCが停止しており、そのためサンギヤSおよび第1モータMG1がリングギヤRや第2モータMG2とは反対方向(負回転方向)に回転している。第1モータMG1はいわゆるフリー状態であって、正および負のいずれのトルクも出力しておらず、その回転数は動力分割機構を構成している遊星歯車機構のギヤ比およびリングギヤRの回転数に応じた回転数となる。
EV走行中の車速ごとの動作状態は、リングギヤRの回転数を示す点とサンギヤSの回転数を示す点とを結んだ動作線Lを、車速の変化に応じて、キャリヤCの回転数がゼロの点である交点を中心に回転させた線で表される。したがって、図4の(a)に示す状態から車速が低下すると、リングギヤRの回転数が低下することに合わせて、サンギヤSの負回転方向回転数が次第に低下する。したがって、EV走行の状態でハイブリッド車が停車する場合、第1モータMG1の回転数が共振域に入ることがある。ここで共振域は、第1モータMG1がコギングトルクやトルクリプルなどによる反力トルクを要因とする振動であって、第1モータMG1と動力分割機構などとの間に弾性係数、イナーシャモーメント、反力トルクの大きさなどによって決まる振動域である。第1モータMG1の回転数が共振域に入ると、振動が大きくなり、またそれに伴って歯打ち音などのギヤノイズが大きくなる。そこで、この発明に係る制御装置は、EV走行状態で停止に向けて車速が低下する場合、第1モータMG1および第2モータMG2を以下に説明するように制御する。
図1および図2はその制御を説明するためのフローチャートであって,ハイブリッド車が走行している場合に実行される。図1において、制御ルーチンがスタートした後、先ず、EV走行中か否かが判断される(ステップS1)。この判断は、エンジンEngや各モータMG1,MG2の制御の内容あるいはこれらに対する指令信号などに基づいて行うことができる。否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなく、スタートに戻る。EV走行中であることによりステップS1で肯定的に判断された場合には、第1モータMG1の回転数の絶対値と予め定めた振動回避回転数との差が閾値aより小さいか否かが判断される(ステップS2)。第1モータMG1の回転数はセンサによって検出することができる。振動回避回転数は、共振域を規定している最大回転数であり、共振域は動力分割機構などの伝動機構の構成に応じて決まるから、実験などによって共振域を求め、その最大回転数を振動回避回転数とすることができる。さらに、閾値aは、「0」あるいは「0」に近い値であって、要は、第1モータMG1の回転数が、共振域を規定している最大回転数を下回ったか否かを判定する予め定めた値である。
ステップS2で否定的に判断された場合には、ステップS1に戻って走行状態(走行モード)がEV走行か否かが判断される。これとは反対にステップS2で肯定的に判断された場合には、第1モータMG1の回転数を正回転側に増大させる制御が実行され、またスラグFが「1」に設定される(ステップS3)。第1モータMG1の回転数を正回転方向に増大させると、エンジンEngの回転数を引き上げることになり、またリングギヤRやこれに連結されている出力ギヤのトルクを低下させることになるから、このような回転数やトルクの変化に起因してショックが生じないように、第1モータMG1の回転数の増大勾配は予め定めた勾配(変化率)に設定されている。また、フラグFは、第1モータMG1の回転数の制御に伴う第2モータMG2の制御の実行および停止を指示するフラグであり、その第2モータMG2の制御は後述する。
ステップS3で第1モータMG1の回転数を増大させた後、その絶対値と前述した振動回避回転数との差が閾値bを超えたか否かが判断される(ステップS4)。この閾値bは、第1モータMG1の回転数が前述した共振域を高回転数側に外れたことを判定するためのものであり、前述した閾値aより大きい値である。すなわち、これらの閾値a,bの間に所定のヒステリシスが設定され、ハンチングが生じないようになっている。こうして第1モータMG1の回転数を共振の生じない回転数に増大させた後、フラグFをゼロリセット(ステップS5)し、図1に示すルーチンを終了する。
図2に示す第2モータMG2の制御について説明する。EV走行中の減速は、第2モータMG2を発電機として機能させ、発電に伴う負トルクを減速トルクとして作用させる。一方、第1モータMG1の回転数を上記のように正回転方向に増大させることに伴って慣性トルクが発生し、その慣性トルクが負トルク(減速トルク)として作用する。すなわち、第1モータMG1の回転数を上記のように制御することにより減速度が増大することになる。このような減速度の増大を抑制するために、第2モータMG2のトルクを制御する。図2において、先ず、フラグFが「1」か否かが判断される(ステップS11)。フラグFが「0」であることによりステップS11で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなく図2のルーチンを一旦終了する。フラグFが「1」に設定されていることによりステップS11で肯定的に判断された場合には、第1モータMG1の回転数の変化量ΔNが求められる(ステップS12)。例えば、図2のルーチンを予め定めた一定時間ごとに繰り返し実行するとともに、その一定時間ごとに第1モータMG1の回転数を読み込んで記憶し、前回値Nn-1 と今回値Nn との差として変化量ΔNを算出すればよい。
ついで、第1モータMG1の回転数の変化量ΔNに基づいて第2モータMG2のトルクの補正量を求める(ステップS13)。第1モータMG1の回転数を正回転方向に増大させることに伴う慣性トルクは、その変化量ΔNとイナーシャモーメントとの積として求めることができる。そのイナーシャモーメントはパワートレーンの構成に基づいて予め求めておくことができる。そして、第1モータMG1の回転数の変化に起因する慣性トルクと第2モータMG2のトルク補正分とが等しくなるように、第2モータMG2のトルクを求める。こうして算出されるトルク変化量が第2モータMG2のトルク補正量である。そして、その補正量の絶対値を第2モータMG2の現在のトルクから減算することにより第2モータMG2のトルクが算出され、第2モータMG2のトルクが制御される(ステップS14)。ハイブリッド車がEV走行状態で減速し、第2モータMG2が回生トルク(負のトルク)を発生しているので、そのトルクを低下させて回生トルクを減じ、第1モータMG1の回転数の増大に伴う負のトルクの増大分を相殺する。その後、図2のルーチンを一旦終了する。
上述した制御を行った場合の車速、第1モータMG1のトルク、第1モータMG1の回転数の変化を図3にタイムチャートで示してある。EV走行中に減速要求があって車速が次第に低下し、それに併せて第1モータMG1の回転数が低下する。第1モータMG1の回転数が前述した振動回避回転数の上限値程度もしくはそれ以下に低下すると(t1 時点)、前述したステップS2で肯定的な判断が成立する。それに伴って第1モータMG1のトルクが増大させられ、第1モータMG1の回転数が次第に増大する。第1モータMG1の回転数が振動回避回転数の上限値を超え、両者の回転数の差が前述した閾値bを超えると(t2 時点)、第1モータMG1のトルクの増大制御が中止され、第1モータMG1のトルクが低下させられる。
したがって、この発明の制御装置による上記の制御によれば、EV走行中に停車に向けて減速している過程で、第1モータMG1の回転数が共振回転数に近づくと、振動回避回転数域から抜けるように第1モータMG1の回転数が正回転方向に増大させられる。その結果、共振あるいはこれに近い大きい振動が回避され、また歯打ち音などの騒音が防止もしくは抑制される。
この発明に係る制御装置は、EV走行状態での減速時に第1モータMG1の回転数が共振を生じる回転数にならないように第1モータMG1の回転数を制御する。この制御は、車両が停止するまで継続することが好ましく、車速あるいはリングギヤRの回転数が「0」になるまで、あるいは所定の判断基準値より小さくなるまで、第1モータMG1の回転数を増大させる制御を継続する。そして、車速あるいはリングギヤRの回転数が「0」になり、あるいは所定の判断基準値より小さくなった場合に、第1モータMG1の回転を止める。
図4には、減速時から停車して第1モータMG1の回転を止めるまでの第1モータMG1の回転数の回転数の変化を共線図で示してある。図4の(a)は前述したように、EV走行中あるいは減速時の動作状態を示している。減速に伴って第1モータMG1の回転数が振動回避回転数の上限値を下回ることによりその回転数の増大制御を行った状態を図4の(b)に示してある。この状態では、第1モータMG1の回転数が正回転方向に増大し、かつエンジンEngの回転数が正回転方向に引き上げられている。こうして、第1モータMG1の回転数が振動回避回転数域より高回転数に維持された状態でハイブリッド車が停車した状態を図4の(c)に示してある。ハイブリッド車が停車する過程においても、第1モータMG1の回転数が振動回避回転数域より高回転数に維持されるから、共振による振動の増大や歯打ち音の増大などが防止もしくは抑制される。そして、ハイブリッド車が停車した後、第1モータMG1の回転が止められ、図4の(d)に示すように、各モータMG1,MG2、エンジンEng、動力分割機構を構成している各回転要素の回転が止まる。その場合、ハイブリッド車は既に停車しているので、第1モータMG1を迅速に止めることができる。したがって、その回転数の低下の過程で第1モータMG1の回転数が振動回避回転数域に入るとしても短時間でその回転数域を抜け出るので、振動や歯打ち音などが悪化することを防止もしくは抑制することができる。
ここで上述した実施例における制御とこの発明との関係を簡単に説明すると、前述した図1に示すステップS3の制御がこの発明における第1制御に相当し、図2に示すステップS13の制御がこの発明における第2制御に相当し、図4の(c)から(d)の状態に第1モータMG1の回転数を変化させる制御がこの発明における第3制御に相当する。

Claims (1)

  1. エンジンが出力した動力を動力分割機構によって第1モータ側と出力側とに分割し、第2モータが出力する動力を前記出力側に分割された動力に加減するように構成されたハイブリッド車の制御装置において、
    前記エンジンの運転を止めて前記第2モータの動力で走行している際に前記第1モータの回転数が予め定めた所定回転数にまで低下した場合に、前記第1モータに通電して第1モータの回転数を前記第2モータの回転方向で前記所定回転数より高回転数にする第1制御と、
    前記第1制御による前記第1モータの回転数の増大に合わせて前記第2モータのトルクを補正する第2制御と、
    前記ハイブリッド車が停止した後に前記第1モータの回転数をゼロにする第3制御と
    を行うように構成されていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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