JP2016150605A - 車両用シートの荷重推定装置 - Google Patents

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Yuji Nishiyama
優治 西山
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Keita Iwasaki
圭太 岩崎
正太郎 井上
Shotaro Inoue
正太郎 井上
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Abstract

【課題】車両の乗員の体重に対応する荷重を簡単な構成で高精度に推定する。【解決手段】質量センサによりドライバが着座した座席シートで荷重を取得し(110)、取得した荷重からドライバの体重を推定する(112)。次に、座席シートの傾斜角度、上下位置及び前後位置を示す情報を取得し(114〜118)、その情報から補正量を求め(120)、荷重から推定したドライバの体重に、補正量を加算する補正を行い、ドライバの推定体重Wtを求める(122)。これにより、簡単な構成で高精度にドライバの体重を推定できる。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用シートの荷重推定装置に関する。
乗員保護装置のエアバッグの展開及び非展開を乗員の体重に応じて制御するために、車両用シートの前後方向の位置と、車両用シートに設けた荷重センサによる荷重とに基づいて着座した乗員の体重を推定する荷重推定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、車両用シートの前後左右の平面4か所に設けた各荷重センサにより各荷重が検出され、かつ各荷重センサの位置が、車両用シートの車両前後方向の移動量で補正され、補正された各荷重センサの位置で重心位置が求められる。求められた重心位置、検出された荷重の総和及び荷重分布に基づいて着座姿勢が推定される。その推定された着座姿勢に応じた補正係数を用いて検出された荷重の総和が補正されて車両用シートに着座した乗員の体重が推定される。
特開2004−77232号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、重心位置、荷重の総和及び荷重分布に基づいて着座姿勢を求めてから乗員の体重を推定する複雑な演算を実行しているので、簡単に乗員の体重を推定するには改善の余地がある。また、着座姿勢に応じた補正係数を用いて荷重の総和を補正して乗員の体重を推定するので、低精度で乗員の体重が推定される場合があり、高精度に乗員の体重を推定するには改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両用シートに着座した乗員の体重を簡単な構成で高精度に推定できる車両用シートの荷重推定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る車両用シートの荷重推定装置は、車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による前記荷重を示す情報を取得する荷重情報取得部と、前記車両用シートのリクライニング角度を示す情報を取得する角度情報取得部と、前記荷重を示す情報に基づいて、前記車両用シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求める荷重演算部と、前記リクライニング角度を示す情報に基づいて、前記リクライニング角度が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する補正部と、を備えている。
本発明によれば、荷重情報取得部は、車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による荷重を示す情報を取得する。また、角度情報取得部は、座席シートのリクライニング角度を示す情報を取得する。荷重演算部は、荷重情報取得部により取得された荷重を示す情報に基づいて、車両用シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求める。補正部は、車両用シートのリクライニング角度を示す情報に基づいて、リクライニング角度が大きくなるにしたがって荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する。
以上説明したように本発明によれば、車両用シートに着座した乗員の体重を簡単な構成で高精度に推定できることができる、という効果がある。
実施形態に係る座席シート制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 座席シートの一例を示す平面図である。 ドライバが着座した状態の座席シートの構成の一例を示すイメージ図である。 座席シートの前後位置に対する補正量の関係の一例を示す特性図である。 座席シートの上下位置に対する補正量の関係の一例を示す特性図である。 座席シートの傾斜角度に対する補正量の関係の一例を示す特性図である。 座席シート制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 体重推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1には本実施形態に係る座席シート制御装置10の構成の一例が示されている。なお、座席シート制御装置10は本発明に係る荷重推定装置の一例である。
座席シート制御装置10は車両に搭載され、乗員が着座する車両用シートとしての座席シートの位置を制御する装置である。なお、以下の説明では、車両の乗員の一例として、運転者(以下、ドライバという)が着座する座席シートについて説明する。また、本実施形態に係る座席シート制御装置10は、座席シートに着座したドライバの体重を推定する機能を有している(詳細は後述)。
座席シート制御装置10は、座席シートECU12、質量センサ30、座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、座席シート前後駆動部36及び座席シートの位置操作部38を含んでいる。
座席シートECU12は、座席シートの位置を制御すると共に、座席シートに着座したドライバの体重を推定する。座席シートECU12は、CPU14、RAM16、制御プログラム20を記憶する不揮発性の記憶部としてのROM18、外部の装置との通信を行う入出力インタフェース部(I/O)26を備え、これらがバス28を介して互いに接続される。また、I/O26には、座席シートの位置情報24を記憶する位置記憶部22が接続される。さらに、I/O26には、質量センサ30、座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、座席シート前後駆動部36及び座席シートの位置調整のためにドライバが操作指示するための座席シートの位置操作部38が接続される。
座席シート傾斜駆動部32は、座席シートを傾斜させてリクライニング位置へ移動させるためのモータ32M及び傾斜角度センサ32Sを含んでいる。また、座席シート上下駆動部34は、座席シートを上下移動させるためのモータ34M及び上下位置センサ34Sを含んでいる。また、座席シート前後駆動部36は、座席シートを前後移動させるためのモータ36M及び前後位置センサ36Sを含んでいる。
なお、座席シート傾斜駆動部32のモータ32Mが、回転数及び回転角度を出力可能な場合には、モータ32Mが傾斜角度センサ32Sを兼ねることができる。同様に、座席シート上下駆動部34のモータ34Mが、回転数及び回転角度を出力可能な場合には、モータ34Mが上下位置センサ34Sを兼ねることができる。また、座席シート前後駆動部36のモータ36Mが、回転数及び回転角度を出力可能な場合には、モータ36Mが前後位置センサ36Sを兼ねることができる。
座席シートECU12は、制御プログラム20がROM18から読み出されてRAM16に展開され、RAM16に展開された制御プログラム20がCPU14によって実行されることで、座席シートの位置を制御すると共に、座席シートに着座したドライバの体重を推定する制御部として機能する。
なお、座席シートECU12のI/O26には、座席シートECU12で保持する情報を授受するために表示装置またはエアバック装置等の他装置40と接続することができる。
図2にはドライバが着座する座席シートの平面図の一例が示されている。ドライバが着座する座席シートは、座面部42及び背面部44を備えており、座席シートの座面部42の下方(図3も参照)には荷重を検出するための質量センサ30が取り付けられる。
本実施形態では、質量センサ30を4か所に設けた一例を説明する。具体的には、質量センサ30は、座面部42の右側前方における荷重を検出するための質量センサ30RF及び座面部42の左側前方における荷重を検出するための質量センサ30LFを含んでいる。また、質量センサ30は、座面部42の右側後方における荷重を検出するための質量センサ30RB及び座面部42の左側後方における荷重を検出するための質量センサ30LBを含んでいる。なお、質量センサ30は4か所に設けることに限定されるものではない。例えば、1か所または3か所以上に設けてもよい。
図3にはドライバが着座した状態の座席シートの構成の一例が示されている。図3に示すように、座席シートには座席シートの背面部44を所定方向(矢印ZR方向)に傾斜させるために、座席シート傾斜駆動部32のモータ32Mが取り付けられる。モータ32Mの回転軸(図示省略)は傾斜角度センサ32Sに連結される。従って、座席シートの背面部44がモータ32Mの回転により傾斜され、その傾斜角度(リクライニング角度)を傾斜角度センサ32Sにより検出できる。
また、座席シートには座席シートを車両上下方向(矢印ZU方向)に移動させるために、座席シート上下駆動部34のモータ34Mが取り付けられる。モータ34Mの回転軸(図示省略)は上下位置センサ34Sに連結される。従って、座席シートがモータ34Mの回転により車両上下方向に移動され、その移動量(リフト量)を上下位置センサ34Sにより検出できる。また、座席シートには座席シートを車両前後方向(矢印ZF方向)に移動させるために、座席シート前後駆動部36のモータ36Mが取り付けられる。モータ36Mの回転軸(図示省略)は前後位置センサ36Sに連結される。従って、座席シートがモータ36Mの回転により車両前後方向に移動され、その移動量(スライド量)を前後位置センサ36Sにより検出できる。
これら座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、及び座席シート前後駆動部36の各々により移動された座席シートの位置情報24は、位置記憶部22に記憶される(詳細は後述)。
なお、座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、及び座席シート前後駆動部36の各々は図3に示した構成に限定されるものではなく、座席シートの傾斜角度及び移動量を検出する公知の他の構成を採用してもよい。
また、以下の説明では、座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、及び座席シート前後駆動部36の各々が独立した構成、または各々が個別に駆動する場合を説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、座席シート傾斜駆動部32、座席シート上下駆動部34、及び座席シート前後駆動部36の各々を組み合わせて連動してもよい。一例として、座席シートの車両上下方向(矢印ZU方向)の移動に連動して、座席シートの背面部44が所定方向(矢印ZR方向)に傾斜されるようにしてもよい。
ところで、座席シートに設けた質量センサ30で検出した荷重は、ドライバの体重に対応する。本実施形態では、次の(1)式を用いて座面部42の下方の質量センサ30で検出した荷重からドライバの体重に対応する荷重Msを演算する。
Ms=k1・M1+k2・M2+k3・M3+k4・M4 ・・・(1)
ただし、
M1:質量センサ30RFの検出値(座面部の右側前方における荷重)
M2:質量センサ30LFの検出値(座面部の左側前方における荷重)
M3:質量センサ30RBの検出値(座面部の右側後方における荷重)
M4:質量センサ30LBの検出値(座面部の左側後方における荷重)
k1〜k4:係数
とする。
ところが、座席シートの位置に応じて質量センサ30で検出した荷重と、ドライバの体重との対応が変化する場合がある。つまり、座席シートの位置が移動された場合には、質量センサ30で検出した荷重と、ドライバの体重に対応すると推定される荷重とに、座席シートの位置に応じて所定の傾向の対応になる場合がある。例えば、座席シートの前後位置が車両後方に移動されるに従って、ドライバの体重に対応すると推定される荷重が大きくなる傾向になる。また、座席シートの上下位置が車両下方に移動されるに従って、つまり座席シートの上下位置が低くなるに従って質量センサ30で検出した荷重が小さくなる傾向になる。具体的には、座面部42の前方(質量センサ30RF、30LF)における荷重が小さくなる傾向になる場合がある。また、座席シートの傾斜角度が大きくなるに従って、つまり座席シートの背面部44の上部が車両後方に倒されるに従って質量センサ30で検出した荷重が小さくなる傾向になる場合がある。具体的には、座面部42の前方(質量センサ30RF、30LF)における荷重が小さくなる傾向になる。
そこで、本実施形態では、ドライバが着座した座席シートの位置に応じて、質量センサ30で検出した荷重を補正する。
図4には、横軸に座席シートの前後位置が対応され、縦軸に荷重を補正する補正量が対応されて、座席シートの前後位置に対する補正量の関係が示されている。なお、図4では、座席シートの前後位置について、座席シートが車両前方から車両後方に向う方向を正方向としている。また、座席シートの前後位置は、座席シートの前後方向の移動範囲における車両前方の端部位置を0としている。図5には、横軸に座席シートの上下位置が対応され、縦軸に荷重を補正する補正量が対応されて、座席シートの上下位置に対する補正量の関係が示されている。なお、図5では、座席シートの上下位置について、座席シートが車両上方から車両下方に向う方向を正方向としている。また、座席シートの上下位置は、座席シートの上下方向の移動範囲における車両上方の端部位置を0としている。図6には、横軸に座席シートの傾斜角度が対応され、縦軸に荷重を補正する補正量が対応されて、座席シートの傾斜角度に対する補正量の関係が示されている。なお、図6では、座席シートの傾斜角度について、座席シートの背面部44が車両前方から車両後方に向う回転方向を正方向としている。また、座席シートの傾斜角度は、座席シートを傾斜可能な傾斜範囲における車両前方の端部位置を0としている。
具体的には、座席シートの前後位置h1、座席シートの上下位置h2及び座席シートの傾斜角度h3の各々について、次の(2)式を用いて質量センサ30で検出した荷重Msを補正する補正量hsを求める。そして、次の(3)式を用いて荷重Msに補正量hsを加算する補正を行った結果を、ドライバの推定体重Wtとする。
hs=j1・h1+j2・h2+j3・h3+Ct ・・・(2)
ただし、
h1:座席シートの前後位置
h2:座席シートの上下位置
h3:座席シートの傾斜角度
j1〜j3:補正係数
Ct:定数
とする。
Wt=Ms+hs ・・・(3)
上記(2)式における補正係数j1〜j3及び定数Ctは、予め実施する実験により求めることができる。また、上記(1)式、(2)式及び(3)式は、ROM18に予め記憶されている。
次に、本実施形態の作用として、座席シート制御装置10で実行される制御処理について、図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明する。ドライバにより座席シートの位置操作部38が操作されると、座席シート制御装置10のCPU14は図7に示す制御処理を実行する。
まず、CPU14は、ステップ100で、位置操作部38の出力情報を読み取ることにより座席シートの移動指示を示す情報を取得する。つまり、ドライバは、位置操作部38を操作して座席シートを位置調整する指示を行う。ステップ100では、この位置操作部38の出力情報を座席シートの移動指示を示す情報として取得される。座席シートの移動指示は、座席シートの前後位置、上下位置及び傾斜角度の少なくとも1つの移動指示である。
次に、CPU14は、ステップ102で、ステップ100で取得した座席シートの移動指示を示す情報に応じて座席シートを移動するモータを制御する。つまり、座席シートの前後位置の移動指示では、座席シート前後駆動部36のモータ36Mの回転が制御され、座席シートが車両前後方向(図3に示す矢印ZF方向)に移動される。また、座席シートの上下位置の移動指示では、座席シート上下駆動部34のモータ34Mの回転が制御され、座席シートが車両上下方向(図3に示す矢印ZU方向)に移動される。また、座席シートの傾斜角度の移動指示では、座席シート傾斜駆動部32のモータ32Mの回転が制御され、座席シートの背面部44を所定方向(図3に示す矢印ZR方向)に傾斜される。
次のステップ104では、座席シートの位置情報(傾斜角度、上下位置及び前後位置を示す情報)が取得され、取得された座席シートの位置情報は、次のステップ106において位置情報24として位置記憶部22に記憶される。つまり、前後位置センサ36Sの値が読み取られことで、座席シートの前後位置情報が取得され、上下位置センサ34Sの値が読み取られることで、座席シートの上下位置情報が取得される。また、傾斜角度センサ32Sの値が読み取られることで、座席シートの背面部44の傾斜角度情報が取得される。取得された座席シートの前後位置情報、上下位置情報及び傾斜角度情報は、位置情報24として位置記憶部22に記憶される。
次に、CPU14は、ステップ108で、ドライバの体重推定処理を実行する。
図8には、ドライバの体重推定処理の流れの一例が示されている。
ステップ110では、質量センサ30の値(荷重)が取得される。つまり、CPU14は、質量センサ30RF,30RB,30LF,30LBの各々の値を読み取る。なお、質量センサ30の値は、メモリに記憶された情報を読み取ることにより取得してもよい。例えば、図7に示すステップ106において、質量センサ30の値を取得し、位置記憶部22に記憶してもよい。この場合、ステップ110では、位置記憶部22に記憶された質量センサ30の値を取得すればよい。
次のステップ112では、質量センサ30の値を用いてドライバの体重が推定される。つまり、上記(1)式を用いて座面部42の下方の質量センサ30で検出した荷重からドライバの体重に対応する荷重Msが演算される。
次に、ステップ114では座席シートの傾斜角度h3が取得され、ステップ116では座席シートの上下位置h2が取得され、ステップ118では座席シートの前後位置h1が取得される。次のステップ120では、取得された座席シートの傾斜角度h3、上下位置h2及び前後位置h1を用いて補正量hsが演算される。つまり、上記(2)式を用いて座席シートの位置に応じた補正量hsが演算される。
次のステップ122では、ステップ112で推定した体重を、ステップ120で求めた補正量に応じて補正する処理が実行される。つまり、上記(3)式を用いて、荷重Msに座席シートの位置に応じた補正量hsを加算する演算が実行され、演算結果がドライバの推定体重Wtとされる。
次に、CPUは、ステップ124において、ステップ122で求めた推定体重Wtを他装置40へ出力する。なお、ステップ124では、推定体重Wtを示す情報を要求する他装置40からの出力要請に応じて推定体重Wtを出力するために、ステップ122で求めた推定体重WtをRAM16または位置記憶部22に記憶してもよい。
なお、図7に示す座席シート制御装置10で実行される体重推定処理のステップ108及び図8に示す処理ルーチンが実行されることで、つまり、制御プログラム20がROM18から読み出されてRAM16に展開され、RAM16に展開された制御プログラム20がCPU14によって実行されることで、座席シートECU12は、本発明に係る荷重推定装置の一例として機能する。
また、図8に示す座席シート制御装置10で実行される制御処理におけるステップ110の処理が実行されることで、座席シートECU12は、本発明に係る荷重情報取得部の一例として機能する。また、ステップ116,118の処理が実行されることで、座席シートECU12は、移動量情報取得部の一例として機能し、ステップ114の処理が実行されることで、傾斜角度情報取得部の一例として機能する。また、ステップ112の処理が実行されることで、座席シートECU12は、荷重演算部の一例として機能する。また、ステップ120,122の処理が実行されることで、座席シートECU12は、補正部の一例として機能する。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバが着座した座席シートにおける荷重を、座席シートの位置に基づき求めた補正量で補正してドライバの体重を推定するので、ドライバの体重を簡単な構成で高精度に推定できる。
また、本実施形態では、ドライバが着座した座席シートにおける荷重に、座席シートの位置に基づき求めた補正量を加算することでドライバの体重を推定するので、ドライバの体重を推定する演算を単純化することができる。
上記実施形態では、座席シートの位置情報として、傾斜角度、上下位置及び前後位置を示す情報を取得して補正量を求める場合を説明したが、少なくとも座席シートの傾斜角度を示す情報から補正量を求めてもよい。
上記実施形態では、質量センサ30で検出された荷重から荷重Msを求め、座席シートの位置に応じた補正量hsを求めて推定体重Wtを求める場合を説明したが、座席シートの初期位置における初期補正量を考慮して荷重Msを求めてもよい。例えば、座席シートの予め定めた例えば標準的な位置である初期位置(傾斜角度、上下位置及び前後位置)における予め定めた初期補正量を荷重Msに付与した後に補正してもよい。一例として、荷重Msに、予め定めた座席シートの初期の前後位置における補正量hx、座席シートの初期の上下位置における補正量hy、及び座席シートの初期の傾斜角度における補正量hzを、荷重Msに加算し、初期荷重Msfとする。座席シートの位置に応じた補正量hsは、初期位置からの移動量に応じて変化するように補正量hsfを求める。そして、初期荷重Msfに補正量hsfを加算することで、推定体重Wtを求める。このようにするこよにより、予め定めた初期位置からの移動量に応じて荷重を補正でき、ドライバの体重を容易に推定することができる。
また、上記実施形態では、座席シートの位置情報として、傾斜角度、上下位置及び前後位置の3種類の位置を示す情報を用いた場合を説明したが、座席シートの位置情報は上記3種類の位置を示す情報に限定されるものではない。例えば、座席シートの座面と車両のフロアとの間で、ドライバの脚部を支える部材(所謂オットマン)の位置または角度を示す情報を追加してもよい。この場合、ドライバの脚部を支える部材がドライバの脚部を支える方向に位置または角度が大きくなるに従って、質量センサ30で検出した荷重が小さくなる傾向になる場合がある。このため、ドライバの脚部を支える部材がドライバの脚部を支える方向に位置または角度が大きくなるに従って推定体重が大きくなる補正量を求め、補正すればよい。
また、上記実施形態では、ドライバが着座する座席シートの位置をモータの駆動により移動させる場合を説明したが、モータの駆動による座席シートの移動に限定するものではない。例えば、ドライバの手動操作により座席シートを移動させる場合にも本発明は適用可能である。ドライバの手動操作により座席シートを移動させる場合、座席シートの傾斜角度、上下位置及び前後位置を示す情報を座席シートの位置情報として取得して補正量を求めればよい。
また、上記実施形態では、ドライバの操作により座席シートの位置が移動された場合に、ドライバの体重を推定する場合を説明したが、ドライバの体重を推定する時期を限定するものではない。例えば、ドライバの体重を推定する処理は、常時行ってもよく、定期的なタイミングまたはドライバの体重を示す情報が要求されたタイミングで行ってもよい。
また、上記実施形態では、ドライバが着座する座席シートの位置をモータの駆動により移動させる場合を説明したが、モータの駆動による座席シートの移動に限定するものではない。例えば、ドライバの手動操作により座席シートを移動させる場合にも本発明は適用可能である。ドライバの手動操作により座席シートを移動させる場合、座席シートの傾斜角度、上下位置及び前後位置を示す情報を座席シートの位置情報として取得して補正量を求めればよい。
また、上記実施形態では、車両の乗員の一例として、ドライバが着座する座席シートの位置に基づく補正量を用いてドライバの体重を推定する場合を説明したが、ドライバ以外の車両の乗員の体重を推定してもよい。
なお、本実施の形態では、図7及び図8に示すフローチャートによるプログラムを実行することにより行われる処理を説明したが、プログラムの処理をハードウエアで実現してもよい。
また、上記実施形態における処理は、プログラムとして記憶媒体等に記憶して流通するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の事項を開示する。
(項1)
車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による前記荷重を示す情報を取得する荷重情報取得部と、
前記車両用シートのリクライニング角度を示す情報を取得する角度情報取得部と、
前記荷重を示す情報に基づいて、前記車両用シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求める荷重演算部と、
前記リクライニング角度を示す情報に基づいて、前記リクライニング角度が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する補正部と、
を備えた車両用シートの荷重推定装置。
(項2)
前記車両用シートの移動量を示す情報を取得する移動量情報取得部をさらに備え、
前記補正部は、前記車両前後方向の移動量を示す情報に基づいて、前記移動量が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるようにさらに補正する
項1に記載の車両用シートの荷重推定装置。
(項3)
前記移動量情報取得部は、前記車両用シートの車両前後方向の移動量及び前記車両用シートの車両上下方向の移動量の少なくとも一方の移動量を示す情報を取得する
項2に記載の車両用シートの荷重推定装置。
(項4)
車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による前記荷重を示す情報を取得し、
前記車両用シートのリクライニング角度を示す情報を取得し、
前記荷重を示す情報に基づいて、前記座席シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求め、
前記リクライニング角度を示す情報に基づいて、前記リクライニング角度が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する
ことを含む車両用シートの荷重推定方法。
(項5)
コンピュータに、
前記コンピュータが、
車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による前記荷重を示す情報を取得し、
前記車両用シートのリクライニング角度を示す情報を取得し、
前記荷重を示す情報に基づいて、前記座席シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求め、
前記リクライニング角度を示す情報に基づいて、前記リクライニング角度が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する
ことを含む処理を実行させるための車両用シートの荷重推定プログラム。
10 座席シート制御装置(荷重推定装置)
12 座席シートECU
14 CPU
16 RAM
18 ROM
20 制御プログラム
22 位置記憶部
24 位置情報
30 質量センサ
32 座席シート傾斜駆動部
34 座席シート上下駆動部
36 座席シート前後駆動部
38 位置操作部
42 座面部
44 背面部
Wt 推定体重
Ms 荷重
hs 補正量

Claims (1)

  1. 車両の乗員が車両用シートに着座した場合の荷重を検出可能に設けられた荷重検出部による前記荷重を示す情報を取得する荷重情報取得部と、
    前記車両用シートのリクライニング角度を示す情報を取得する角度情報取得部と、
    前記荷重を示す情報に基づいて、前記車両用シートに着座した乗員の体重に対応する荷重を求める荷重演算部と、
    前記リクライニング角度を示す情報に基づいて、前記リクライニング角度が大きくなるにしたがって前記荷重演算部で演算された荷重が大きくなるように補正する補正部と、
    を備えた車両用シートの荷重推定装置。
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