JP2016150153A - 運動情報測定装置、情報取得方法、及び情報取得プログラム - Google Patents

運動情報測定装置、情報取得方法、及び情報取得プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自装置で測定することのできない情報を記録可能にして商品価値を高めることのできる運動情報測定装置、情報取得方法、および情報取得プログラムを提供する。【解決手段】利用者の動きに応じた情報を検出する体動検出部1を有する運動情報測定装置10−1は、体動検出部1により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部3と、通信部3による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別部と、判別部により判別された他装置から、通信部3を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、運動情報測定装置、情報取得方法、及び情報取得プログラムに関する。
近年、加速度センサ及び角速度センサ等の体の動きを検出する動き検出センサを用いることにより、活動量(歩数、歩行距離、消費カロリー等の人の活動の大きさを示す情報)を測定することのできる運動情報測定装置の開発が盛んである。
運動情報測定装置は、利用者に運動情報を提示することで、利用者の健康管理意欲を増進するものであり、毎日継続的に使用することが望まれる。このため、電池持ちがよいことが重要になる。
運動情報測定装置を長時間に渡って使用し続けられるようにする方法としては様々なものがある。例えば、特許文献1には、ユーザの歩行状態が安定していると判断した場合、あるいは、電池残量が設定した値を下回った場合に、歩数計測部への電源供給を停止することで省電力モードに移行し、時刻情報と移動距離から歩数を算出する歩数計測装置が開示されている。
特許文献2には、無線通信状態が悪い場合にデータの送信を繰り返して無駄に電力消費するのを抑制したり、電池容量が所定値以下の場合にメインメモリから不揮発性メモリに送信未了のセンシングデータを書き込むことで、センシングデータが消去されないようにしたりするセンサノードが開示されている。
特許文献3には、電池残量が閾値を下回った場合に、計測間隔、計測時間、または送信間隔を変更する生体情報計測システムが開示されている。
特開2010−72956号公報 特開2007−184754号公報 特開2004−230152号公報
特許文献1、3に記載の技術は、電池残量が設定した値を下回った場合に、活動量や生体情報の計測方法を変更することで消費電力を抑えるものである。しかしながら、電池残量が無くなってしまった場合には、活動量や生体情報を記録することができなくなる。
また、特許文献2に記載の技術は、電池残量が所定値以下になった場合、それまで測定したデータが消去されてしまわないようにデータを退避させるものである。しかし、電池残量が無くなってしまった場合には、運動情報を計測することができなくなる。
ここでは、電池残量がない場合に運動情報等が測定できなくなる点を課題に挙げた。しかし、電池残量の有無に関わらず、運動情報測定装置によって測定できなかった情報は、通常は装置に記録することはできない。このように測定不能な情報を疑似的にでも装置に記録できるようになれば、運動情報測定装置の価値を高めることができる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自装置で測定することのできない情報を記録可能にして商品価値を高めることのできる運動情報測定装置、情報取得方法、および情報取得プログラムを提供することを目的とする。
本発明の運動情報測定装置は、利用者の動きに応じた情報を検出する検出部を有する運動情報測定装置であって、前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別部と、前記判別部により判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得部と、を備えるものである。
本発明の情報取得方法は、利用者の動きに応じた情報を検出する検出部と、前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、を有する運動情報測定装置の情報取得方法であって、前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別ステップと、前記判別ステップにより判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得ステップと、を備えるものである。
本発明の情報取得プログラムは、コンピュータに前記情報取得方法の各ステップを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、自装置で測定することのできない情報を記録可能にして商品価値を高めることのできる運動情報測定装置、情報取得方法、および情報取得プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するためのシステム100の概略構成を示す図である。 図1の運動情報測定装置10の制御部2によって実現される機能ブロックを示す図である。 記憶部5に記憶される通信履歴の一例を示す図である。 運動情報の補間方法の一例を示す図である。 システム100における運動情報測定装置10の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのシステム100の概略構成を示す図である。システム100は、複数(図1の例では、3台)の運動情報測定装置10−1〜10−3を備える。運動情報測定装置10−1〜10−3は、それぞれ、利用者の体に装着(利用者の衣服のポケットや利用者の所持するバッグにしまわれている状態も含む)されて使用されるものであり、具体例としては歩数計や活動量計やスポーツウォッチ等である。
本実施形態においては、利用者A、利用者B、利用者Cが運動情報測定装置10−1、10−2、10−3をそれぞれ所持して山登り等のグループ行動を行う場合を想定している。
このシステム100では、例えば、利用者Aの運動情報測定装置10−1の電池残量が低下した際に、運動情報測定装置10−1が運動情報の測定を停止すると共に、他の運動情報測定装置から運動情報を取得し、取得した運動情報を運動情報測定装置10−1の利用者の運動情報として記憶する。以下、運動情報測定装置10−1〜10−3を個々に区別する必要がない場合、単に運動情報測定装置10と記載する。
運動情報測定装置10は、体動検出部1と、全体を統括制御する制御部2と、通信部3と、操作部4と、フラッシュメモリやROM(Read Only Memory)等の記憶媒体を含む記憶部5と、電池残量検出部6と、各種情報を表示するための表示部7と、を備える。
体動検出部1は、運動情報測定装置10が装着された利用者の体の部位の動きに応じた情報(加速度、角速度等)を検出する。体動検出部1は、加速度センサ及び角速度センサ等の各種モーションセンサと、各種モーションセンサから出力された信号を処理する信号処理部とを含む。体動検出部1は、少なくとも1つのモーションセンサとこのモーションセンサからの信号を処理する信号処理部を含んでいればよい。体動検出部1は、利用者の動きに応じた情報を検出する検出部として機能する。
制御部2は、記憶部5のROMに記憶されたプログラムを実行するプロセッサを主体に構成される。
通信部3は、他の運動情報測定装置10(以下、他装置10という)と近距離無線通信を行うためのインターフェースである。近距離無線通信とは、インターネット等のネットワークを介さずに装置間で直接通信を行える通信規格に準拠した通信のことを言う。このインターフェースとしては、ANT(PAN(Personal Area Network)向けの規格)に準拠した通信インターフェース、ブルートゥース(登録商標)に準拠した通信インターフェース等が用いられる。
操作部4は、制御部2に各種指示を入力するためのデバイスであり、ボタンやタッチパネル等により構成される。
記憶部5は、体動検出部1によって検出された検出情報を記憶したり、通信部3を介して受信した情報を記憶したり、運動情報測定装置10の動作に必要な情報を記憶したりする。
電池残量検出部6は、図示せぬ運動情報測定装置10の二次電池の電池残量を検出する。電池残量検出部6は、電池残量の検出結果を制御部2に出力する。
図2は、図1の運動情報測定装置10の記憶部5に記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより制御部2によって実現される機能ブロックを示す図である。
図2に示すように、制御部2は、運動情報測定部21と、電源供給制御部22と、判別部23と、情報取得部24と、補間部25と、を備える。
運動情報測定部21は、体動検出部1により検出される検出情報に基づいて利用者の運動情報を測定する。この運動情報には、利用者の活動量(歩数、歩行距離、消費カロリー等)及び移動速度等が含まれる。移動速度は、例えば、歩行速度、走行速度等の移動の速さを示す情報である。運動情報としては少なくとも歩数を含む活動量が含まれていればよい。運動情報測定部21により測定された運動情報は記憶部5に記憶される。
電源供給制御部22は、電池残量検出部6により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、体動検出部1への電源供給を停止して消費電力の低減を図る。
判別部23は、通信部3による他装置10との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置10を判別する。
運動情報測定装置10の通信部3の通信可能範囲に他装置10が入ると、運動情報測定装置10の通信部3と他装置10の通信部3の間で通信が確立される。
判別部23は、通信部3によって他装置10との通信が確立されている間は、所定間隔で通信相手の他装置10のID(識別情報)を取得する。そして、判別部23は、取得したIDを取得時点での時刻と対応付けて記憶部5に記憶する。
これにより、記憶部5には、例えば、図3に示す通信履歴のテーブルが記憶される。このテーブルは、運動情報測定装置10が、どの時刻にどの他装置10と通信を行っていたかを示すテーブルである。
図3の例では、時刻10:00、時刻10:05、時刻10:10において、001、002、003のIDを持つ他装置10と通信が行われたことを示す通信履歴が記憶されている。
判別部23は、図3に示すテーブルにおいて、任意時刻からこの任意時刻よりも所定時間(例えば30分)前の時刻までの間の各時刻に対応して共通に記憶されているIDを判別する。ここで判別されたIDは、自装置の利用者と所定時間一緒に行動(グループ行動)をしている利用者に装着された他装置10のIDである。このように、判別部23は、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置10のIDを通信履歴のテーブルに基づいて判別することができる。
情報取得部24は、電池残量検出部6により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、判別部23により同一行動を行っていると判別された他装置10(判別された他装置10が複数ある場合には、複数の他装置10のいずれかの装置)から、この他装置10によって測定された運動情報を取得する。
補間部25は、体動検出部1への電源供給の停止期間において測定できなかった運動情報を、情報取得部24により取得された運動情報を用いて補間する。
具体的には、図4に示すように、自装置(例えば、運動情報測定装置10−1)が運動情報31を測定しており、他装置10(例えば、運動情報測定装置10−2)が運動情報32を測定しているとする。
時刻T1のタイミングで運動情報測定装置10−1の電池残量が閾値未満となると、体動検出部1への電源供給が停止される。このため、運動情報測定装置10−1では、時刻T1以降の運動情報については測定することができない。
運動情報測定装置10−1の情報取得部24は、グループ行動をしていると判別された運動情報測定装置10−2において時刻T1以降に測定された運動情報33を任意のタイミングで取得する。そして、運動情報測定装置10−1の補間部25は、情報取得部24により取得された運動情報33を、自装置の利用者の時刻T1以降の運動情報として記憶することで、運動情報の補間を行う。
運動情報が例えば歩行距離であれば、運動情報測定装置10−1の補間部25は、運動情報測定装置10−2から取得した歩行距離の情報をそのまま自装置の情報として記憶することで、運動情報の補間を行うことができる。
運動情報が例えば歩数の場合は、利用者Bの歩数をそのまま利用者Aの歩数として記憶してしまうと、利用者Aと利用者Bの歩幅が同じとは限らないため、正確な情報とはならない可能性がある。
したがって、この場合、補間部25は、判別部23により判別された他装置10の利用者の身体情報である歩幅情報を、通信部3を介して他装置10から取得する。補間部25は、情報取得部24により取得された歩数情報を、自装置の利用者の歩幅情報と他装置10の利用者の歩幅情報との比に基づいて補正して、自装置の利用者の歩数情報に換算する。補間部25は、換算して得た歩数情報を、時刻T1以降の自装置の利用者の歩数情報として記憶する。
以上のように構成されたシステム100の動作を説明する。
図5は、システム100における運動情報測定装置10の動作例を説明するためのフローチャートである。以下では、運動情報測定装置10−1を装着する利用者A、運動情報測定装置10−2を装着する利用者B、運動情報測定装置10‐3を装着する利用者Cが、一緒に山登りをしており、利用者Aの装着する運動情報測定装置10−1の電池残量が低下した場合の処理について説明する。
まず、運動情報測定装置10−1〜10−3の判別部23は、定期的に、近距離無線通信により通信が確立されている他装置10のID(識別情報)を他装置10から取得し記憶部5に時刻と対応付けて記憶する。これにより、図3に示す通信履歴のテーブルが各運動情報測定装置10の記憶部5に記憶されていく。
運動情報測定装置10−1の電池残量検出部6は、自装置の電池残量を検出する(ステップS1)。運動情報測定部21は、体動検出部1により検出される検出情報に基づいて、利用者の運動情報を測定する(ステップS2)。なお、図示していないが、運動情報測定装置10−2、10−3においても、ステップS1、S2の処理が行われている。
運動情報測定装置10−1の電源供給制御部22は、電池残量検出部6により検出された電池残量が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS3)。電池残量が閾値未満ではないと判定された場合(ステップS3:NO)はステップS1に処理が戻り、電池残量検出及び運動情報測定の処理が繰り返される。
運動情報測定装置10−1の電源供給制御部22は、自装置の電池残量が閾値未満であると判定した場合(ステップS3:YES)、体動検出部1への電源供給を停止する(ステップS4)。
そして、判別部23は、ステップS4の処理がなされてから所定期間経過した時点で、記憶部5に記憶されている通信履歴のテーブルに基づいて、この所定期間において自装置の利用者とグループ行動を行っていた利用者に装着されている他装置10を判別する(ステップS5)。
具体的には、判別部23は、この所定期間中の各時刻に共通に記憶されているIDを持つ他装置10を、自装置の利用者とグループ行動を行っていた利用者に装着されている他装置10として判別する。
運動情報測定装置10−1の情報取得部24は、ステップS5で判別された他装置10(例えば、運動情報測定装置10−2)に、通信部3を介して、この所定期間において測定された運動情報の送信を要求する(ステップS6)。
運動情報測定装置10−2の制御部2は、運動情報測定装置10−1からの要求に基づいて、要求された運動情報を記憶部5から読み出し(ステップS7)、読みだした運動情報を、通信部3を介して運動情報測定装置10−1に送信する(ステップS8)。
運動情報測定装置10−1の補間部25は、運動情報測定装置10−2から送信されてきた運動情報を取得し、取得した運動情報を用いて、自装置の上記所定期間における利用者の運動情報を補間する(ステップS9)。
例えば、運動情報測定装置10−2から取得する運動情報が歩数であれば、運動情報測定装置10−1の補間部25は、記憶部5に記憶されている自装置の利用者の歩幅情報と、運動情報測定装置10−2から通信部3を介して取得した運動情報測定装置10−2の利用者の歩幅情報との比較により、運動情報測定装置10−1から取得した歩数情報を、運動情報測定装置10−1の利用者の歩数情報に換算する。
具体的には、運動情報測定装置10−2の利用者の歩幅情報が60cmであり、運動情報測定装置10−2から取得される歩数情報が1000歩であり、運動情報測定装置10−1の利用者の歩幅情報が50cmである場合、運動情報測定装置10−1の補間部25は、1000×60/50の演算によって1000歩を1200歩に換算する。
また、運動情報測定装置10−2から取得する運動情報が歩行距離の情報であれば、運動情報測定装置10−1の補間部25は、取得した歩行距離の情報を、そのまま、上記所定期間における利用者の歩行距離の情報として記憶する。
ステップS9の処理の後は、所定期間経過後に再びステップS5の処理がなされ、この所定期間中に自装置の利用者とグループ行動をしていた利用者の他装置10が判別される。そして、ステップS6において、この判別された他装置10に、この所定期間中に測定された運動情報の送信要求がなされる。以降は、運動情報測定装置10−1の電池残量が閾値以上に復活するまで、ステップS5〜ステップS9の処理が繰り返される。
以上のように、運動情報測定装置10によれば、電池残量が閾値未満となった場合には体動検出部1への電源供給が停止されるため、消費電力を減らして装置の電源がオフになるのを防ぐことができる。また、体動検出部1の動作が停止し、運動情報の測定ができなくなった場合でも、自装置と同一行動をとっている他装置10から、この測定ができなくなった期間における運動情報を取得して、自装置の運動情報として記憶することができる。このため、運動情報を途切れることなく継続的に記憶しておくことができる。
運動情報測定装置10が他装置10から取得した運動情報は、自装置の利用者と同一行動をしている利用者の運動情報である。このため、自装置の補間部25によって生成された運動情報の信頼性は高い。これまでは、電池残量が少なくなって運動情報の測定が停止されてしまうと、測定が停止されて以降は、運動をしているにも関わらず、運動情報が記憶されなくなり、運動をしなかったことになってしまっていた。
運動情報測定装置10によれば、このような事態が発生するのを防ぐことができ、利用者の運動に対するモチベーションが低下するのを防ぐことができ、運動情報測定装置10の利用促進を図ることができる。
また、運動情報測定装置10では、補間部25が、利用者同士の身体情報の差に応じて運動情報を補正してデータ補間を行うため、体動検出部1の停止期間中の運動情報の信頼性をより高めることができる。
また、運動情報測定装置10によれば、電池残量が閾値未満となった場合でも、通信部3は動作しており、定期的に他装置10から運動情報を取得して自装置の情報として記憶していくことができる。このため、電池残量が閾値未満となった運動情報測定装置10の所持者は、ある程度の間隔で運動情報が更新されていくのを表示部7などで確認することができる。したがって、電池残量が少ない状況であっても、自身の運動状態を容易に把握することができる。
情報取得部24は、判別部23によって判別された他装置10が複数存在する場合には、自装置の利用者の身体情報(身長、体重、歩幅)に最も近い身体情報を記憶している他装置10を探索し、探索した他装置10から運動情報を取得する構成としてもよい。この構成によれば、運動情報が例えば歩数情報の場合に、補間部25による換算処理を省略しても、補間される運動情報の信頼性を高くすることができる。換算処理を省略できることで、消費電力を削減することができる。
また、情報取得部24は、判別部23によって判別された他装置10が複数存在する場合には、電池残量の最も多い他装置10を探索し、探索した他装置10から運動情報を取得する構成としてもよい。電池残量の多い他装置10から運動情報を取得する構成とすることで、運動情報の取得を確実に行うことができる。
図5の動作例では、所定期間毎にステップS5,6の処理が行われるものとしたが、ステップS4の処理がなされてからは、利用者が操作部4を操作して任意のタイミングでステップS5以降の処理を開始できるようにしてもよい。
また、ステップS3の判定がYESになったときに、電源供給制御部22は、その時点での時刻(以下、電源オフ時刻という)を記憶部5にさせた後、各部への電源供給を停止(つまり運動情報測定装置10の電源をオフ)してもよい。
この場合は、運動情報測定装置10−1が充電された後に電源がオンされると、判別部23が、電源オフ時刻から所定時間前の時刻までの期間における通信履歴に基づいて、運動情報測定装置10−1の利用者とグループ行動を行っていた利用者に装着されている他装置10を判別する。
そして、情報取得部24は、判別部23によって判別された他装置10が通信部3の通信可能範囲にある場合には、この他装置10に対し、電源オフ時刻以降に測定された運動情報の送信を要求し、要求に応じて送信されてきた運動情報を取得する。このようにすることで、ステップS3の閾値をぎりぎりまで低い値にすることができ、運動情報測定装置10−1における運動情報の測定を可能な限り長く行うことができる。
運動情報測定装置10は、電池残量の低下により計測できなくなった運動情報を他装置10から取得するだけでなく、電池残量が十分にあった場合でも自装置では測定することのできない情報を他装置10から取得し、自装置の情報として記憶することも可能である。
例えば、運動情報測定装置10は高度情報を計測する機能を備えていないが、他装置10は高度情報を計測する機能を備えている場合を例にする。
この場合、運動情報測定装置10の判別部23は、過去の通信履歴に基づいて、同一行動をとっている利用者に装着された他装置10を判別し、情報取得部24は、判別された他装置10から、自装置では測定できない情報である高度情報を取得して自装置の情報として記憶する。この一連の処理を運動情報測定装置10の起動中は定期的に行うことで、高度情報を計測できない運動情報測定装置10であっても、高度情報をログとして記憶することができる。このような構成により、運動情報測定装置10の商品価値を高めることができる。
コンピュータを、運動情報測定装置10の運動情報測定部21、電源供給制御部22、判別部23、情報取得部24、及び補間部25として機能させるためのプログラム、又は、コンピュータに制御部2が行う各処理を実行させるためのプログラムは、当該プログラムをコンピュータが読取可能な一時的でない(non−transitory)記録媒体に記録されて提供可能である。
このような「コンピュータ読取可能な記録媒体」は、たとえば、CD−ROM(Compact Disc−ROM)等の光学媒体や、メモリカード等の磁気記録媒体等を含む。また、このようなプログラムを、ネットワークを介したダウンロードによって提供することもできる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された運動情報測定装置は、利用者の動きに応じた情報を検出する検出部を有する運動情報測定装置であって、前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別部と、前記判別部により判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得部と、を備えるものである。
開示された運動情報測定装置は、電池残量を検出する電池残量検出部と、前記電池残量検出部により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、前記検出部への電源供給を停止する電源供給制御部と、を備え、前記情報取得部は、前記検出部への電源供給の停止期間において前記判別部により判別された他装置によって測定された運動情報を前記他装置から取得し、前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報を、前記情報取得部により取得された運動情報を用いて補間する補間部を更に備えるものである。
開示された運動情報測定装置は、前記補間部は、前記判別部により判別された他装置の利用者の身体情報を前記通信部を介して前記他装置から取得し、取得した身体情報と自装置の利用者の身体情報に基づいて前記他装置によって測定された運動情報を自装置の利用者の運動情報に換算し、換算して得た運動情報を、前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報として記憶するものである。
開示された運動情報測定装置は、前記電源供給制御部は、前記電池残量検出部により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、前記通信部への電源供給は継続し、前記情報取得部は、前記検出部への電源供給の停止期間において、定期的に、前記判別部により判別された他装置によって測定された運動情報を前記他装置から取得するものである。
開示された運動情報測定装置は、前記情報取得部は、前記判別部により判別された他装置のうち、自装置の利用者の身体情報に最も近い身体情報が記憶されている他装置から運動情報を取得し、前記補間部は、前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報を、前記情報取得部により取得された運動情報で置き換えるものである。
開示された運動情報測定方法は、利用者の動きに応じた情報を検出する検出部と、前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、を有する運動情報測定装置の情報取得方法であって、前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別ステップと、前記判別ステップにより判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得ステップと、を備えるものである。
開示されたプログラムは、コンピュータに前記情報取得方法の各ステップを実行させるためのプログラムである。
10−1〜10−3 運動情報測定装置
1 体動検出部
2 制御部
3 通信部
6 電池残量検出部
21 運動情報測定部
22 電源供給制御部
23 判別部
24 情報取得部
25 補間部

Claims (7)

  1. 利用者の動きに応じた情報を検出する検出部を有する運動情報測定装置であって、
    前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、
    利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、
    前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別部と、
    前記判別部により判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得部と、を備える運動情報測定装置。
  2. 請求項1記載の運動情報測定装置であって、
    電池残量を検出する電池残量検出部と、
    前記電池残量検出部により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、前記検出部への電源供給を停止する電源供給制御部と、を備え、
    前記情報取得部は、前記検出部への電源供給の停止期間において前記判別部により判別された他装置によって測定された運動情報を前記他装置から取得し、
    前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報を、前記情報取得部により取得された運動情報を用いて補間する補間部を更に備える運動情報測定装置。
  3. 請求項2記載の運動情報測定装置であって、
    前記補間部は、前記判別部により判別された他装置の利用者の身体情報を前記通信部を介して前記他装置から取得し、取得した身体情報と自装置の利用者の身体情報に基づいて前記他装置によって測定された運動情報を自装置の利用者の運動情報に換算し、換算して得た運動情報を、前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報として記憶する運動情報測定装置。
  4. 請求項2又は3記載の運動情報測定装置であって、
    前記電源供給制御部は、前記電池残量検出部により検出された電池残量が閾値未満になった場合に、前記通信部への電源供給は継続し、
    前記情報取得部は、前記検出部への電源供給の停止期間において、定期的に、前記判別部により判別された他装置によって測定された運動情報を前記他装置から取得する運動情報測定装置。
  5. 請求項2記載の運動情報測定装置であって、
    前記情報取得部は、前記判別部により判別された他装置のうち、自装置の利用者の身体情報に最も近い身体情報が記憶されている他装置から運動情報を取得し、
    前記補間部は、前記検出部への電源供給の停止期間における運動情報を、前記情報取得部により取得された運動情報で置き換える運動情報測定装置。
  6. 利用者の動きに応じた情報を検出する検出部と、前記検出部により検出される情報に基づいて利用者の運動情報を測定する運動情報測定部と、利用者の運動情報を測定する機能を有する他装置と近距離無線通信を行うための通信部と、を有する運動情報測定装置の情報取得方法であって、
    前記通信部による他装置との通信履歴に基づいて、自装置の利用者とグループ行動を行う利用者に装着された他装置を判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにより判別された他装置から、前記通信部を介して、自装置で測定不能な情報を取得する情報取得ステップと、を備える情報取得方法。
  7. コンピュータに請求項6記載の情報取得方法の各ステップを実行させるための情報取得プログラム。
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