JP2016149819A - スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子のオン故障時において適正なる保護を実現することを可能とする。
【解決手段】インバータ11は、上アーム及び下アームに設けられ直列接続体をなす複数のスイッチング素子21〜26と、スイッチング素子21〜26にそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイールダイオード31〜36とを有する。ドライブユニット41〜46は、上下アームのスイッチング素子21〜26のいずれかの側でフリーホイールダイオード31〜36に順方向電流が流れる期間において、そのフリーホイールダイオード31〜36が逆接続されているスイッチング素子21〜26をオフ状態にする。制御装置14は、コイルに流れる電流の実際値と電流指令値とが乖離していることに基づいて、スイッチング素子21〜26がオン故障している旨を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング素子の駆動装置に関するものである。
交流モータに接続される電力変換回路として、上アーム及び下アームに設けられ直列接続体をなす複数のスイッチング素子を備え、そのスイッチング素子をスイッチング動作させて電力変換を実施する構成が知られている。またこうした電力変換回路におけるスイッチング素子の故障判定手法として、上下アームのスイッチング素子の短絡発生時において、短絡電流を検出するとともに、その短絡電流が所定の閾値を超えた際に短絡発生とみなして、スイッチング素子の保護動作(シャットダウン)を実施する技術が知られている。
特開2012−253202号公報
しかしながら、上記のように短絡発生時における短絡電流に基づいて故障判定を実施する場合には、スイッチング素子の保護を図るために短絡判定を瞬時に行うことが必要であり、誤動作等の懸念が生じる。特に、損失低減のために半導体スイッチング素子を薄化した場合には、短絡耐量が低下する。そのため、短絡判定及び保護動作を一層迅速に行うことが要求されると考えられる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、スイッチング素子のオン故障時において適正なる保護を実現することを可能とするスイッチング素子の駆動装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
本発明におけるスイッチング素子の駆動装置は、上アーム及び下アームに設けられ直列接続体をなす複数のスイッチング素子(21〜26)と、前記複数のスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイールダイオード(31〜36)とを有し、交流モータ(10)に電気的に接続された電力変換回路(11)に適用され、前記交流モータのコイルに流れる電流を所定の電流指令値に制御すべく前記複数のスイッチング素子をオンオフさせるものである。そして、上下アームのスイッチング素子のいずれかの側で前記フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間において、当該フリーホイールダイオードが逆接続されている前記スイッチング素子をオフ状態にするスイッチ制御手段と、前記コイルに流れる電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることに基づいて、前記スイッチング素子がオン故障している旨を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
交流モータのコイルに流れる電流を所定の電流指令値に制御すべく複数のスイッチング素子のオンオフを制御する場合において、上下アームのいずれかのスイッチング素子をオンする期間では、そのスイッチング素子を通じてコイルに電流が流れ、続いてそのスイッチング素子をオフする期間では、対向側のアームのフリーホイールダイオードを通じてコイルに電流(フリーホイールダイオードの順方向電流)が流れる。この場合、スイッチング素子が断続的にオンオフされることで電流の増加及び減少が生じ、それに伴いコイルに流れる電流が指令値に制御される。
ここで、例えば上アームスイッチング素子のオンオフによりコイルに正の出力電流が流れている際に、その上アームスイッチング素子のオン中にオン故障が生じた場合を考える。かかる場合、上記構成によれば、上アームスイッチング素子のオフによりフリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間では、そのフリーホイールダイオードが逆接続されているスイッチング素子(ここでは下アームスイッチング素子)がオフ状態にされている。そのため、上アームスイッチング素子がオン故障していても上下アームの短絡が生じることが抑制される。また、上アームスイッチング素子がオン故障している状態では、正常時とは異なりオフ時における出力電流の減少が生じないため、電流の実際値と電流指令値との乖離が生じ、その電流の乖離に基づいて、スイッチング素子のオン故障が発生していると判定できる。このとき、上下アームの短絡が生じる前にスイッチング素子のオン故障の発生を判定でき、スイッチング素子のオン故障時において適正なる保護を実現することが可能となる。
実施形態におけるシステム構成図。 (a)は、W相の上下アームの構成を示す図、(b)は、W相の上下アームの動作を説明するための図。 (a)は、W相の上下アームの構成を示す図、(b)は、W相の上下アームの動作を説明するための図。 フリーホイールダイオードの順方向電流Ifと電圧降下量Vfとの関係を示す図。 電流ベクトルの大きさ、位相角の乖離を説明するための図。 短絡電流が流れる場合と流れない場合との電流波形の違いを示す図。 電流検出値の乖離を説明するための図。 オン故障判定に関する模擬実験の結果を示すタイムチャート。 電流検出値の乖離を説明するための図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、車載主機として回転機を備える車両(例えば、ハイブリッド車両や電気自動車)に適用した実施形態について説明する。
図1において、MG10(モータジェネレータ)は車載主機としての3相交流モータ(多相回転機)であり、図示しない駆動輪に連結されている。詳しくは、MG10は、U相コイル10u、V相コイル10v及びW相コイル10wを有するステータと、永久磁石を有してかつ駆動輪に機械的に連結される図示しないロータとを備える永久磁石同期モータ(例えば、SPMSMやIPMSM)である。なお、これらコイル10u,10v,10wは、それぞれの一端同士が中性点で接続されることによりY結線されている。
MG10は、電力変換回路としてのインバータ11を介して直流電源としての高電圧バッテリ12に接続されている。高電圧バッテリ12の出力電圧は、例えば百V以上である。高電圧バッテリ12としては、例えば、リチウムイオン蓄電池やニッケル水素蓄電池を用いることができる。なお、インバータ11と高電圧バッテリ12との間には、インバータ11の入力電圧を平滑化する平滑コンデンサ13が設けられている。
インバータ11は、MG10の相ごとに2つずつ直列接続された複数のスイッチング素子21〜26を備えている。つまり、インバータ11は、スイッチング素子21,22の直列接続体と、スイッチング素子23,24の直列接続体と、スイッチング素子25,26の直列接続体とを備えている。これら各直列接続体の接続点は、U相コイル10u、V相コイル10v及びW相コイル10wの一端にそれぞれ接続されている。
本実施形態では、スイッチング素子21〜26として、ダイオード内蔵型の逆導通IGBT(RC−IGBT)が用いられている。スイッチング素子21〜26には、それぞれフリーホイールダイオード31〜36が逆並列に接続されている。この場合、逆導通IGBTは、IGBT素子とダイオード素子とが同一チップ上に設けられ、かつ、IGBT素子のエミッタとダイオード素子のアノードとが接続されるとともに、IGBT素子のコレクタとダイオード素子のカソードとが接続される構造を有している。
制御装置14は、低電圧バッテリ15を電源とし、マイコンを主体として構成されている。制御装置14は、MG10の制御量(例えばトルクや回転速度)をその指令値に制御すべく、インバータ11を操作する。詳しくは、制御装置14は、インバータ11を構成するスイッチング素子21〜26を操作すべく、MG10のV相,W相の電流Iv,Iwを検出する電流センサ17a,17bや、MG10の回転角(電気角θe)を検出する回転角センサ18(例えばレゾルバ)等の検出値を取り込む。そして、制御装置14は、上記各種センサの検出値等に基づく周知の正弦波PWM制御等によってスイッチング素子21〜26ごとにハイロー2値の操作信号S1〜S6を生成し、その操作信号S1〜S6をドライブユニット41〜46に出力することで、各スイッチング素子21〜26のオンオフを操作する。こうしたスイッチング素子21〜26の操作により、MG10のコイルに流れる電流が所定の電流指令値に制御される。
上アーム(高電位側)のスイッチング素子21,23,25に対する操作信号S1,S3,S5と、対応する下アーム(低電位側)のスイッチング素子22,24,26に対する操作信号S2,S4,S6とは、互いに相補的な信号(論理が反転した信号)となっている。
ちなみに、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ15を備える低電圧システムとは互いに電気的に絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース16を介して行われる。
駆動回路としてのドライブユニット41〜46は、1チップ化された半導体集積回路であるドライブICを備える構成を有しており、各スイッチング素子21〜26にそれぞれ設けられ、制御装置14から出力される操作信号S1〜S6に基づいて各スイッチング素子21〜26をオン動作及びオフ動作させる。すなわち、ドライブユニット41〜46は、操作信号S1〜S6の立ち上がりに応じて各スイッチング素子21〜26をオン動作させるとともに、操作信号S1〜S6の立ち下がりに応じて各スイッチング素子21〜26をオフ動作させる。
また、ドライブユニット41〜46は、スイッチング素子21〜26のオン時及びオフ時におけるサージ電圧抑制を図るべく、ゲートの充放電処理を実施するものとなっている。すなわち、スイッチング素子21〜26のオン時には、スイッチング素子21〜26のゲートの充電電流を所定値に制御することで、ゲート充電処理を実施する。また、スイッチング素子21〜26のオフ時には、スイッチング素子21〜26のゲートの放電電流を所定値に制御することで、ゲート放電処理を実施する。このとき、ゲート放電処理として、例えばスイッチング素子21〜26のオン状態での通電電流に基づいて、放電電流を可変に設定する構成であってもよい。こうして放電電流を可変にすることで、都度のサージ電圧の大きさに応じてスイッチング素子21〜26の遮断速度を適宜調整することが可能となる。
インバータ11の基本動作について説明する。ここでは、図2(a)、(b)を用い、W相のコイル10wに正の向き(高電圧バッテリ12からコイル10wに向かう方向)の電流を流す場合を例にして、スイッチング素子25,26のスイッチング動作について説明する。図2(b)では、上アームのスイッチング素子25に対する操作信号S5と下アームのスイッチング素子26に対する操作信号S6とを示すとともに、各スイッチング素子25,26のスイッチング動作に伴う出力電流の変化を示しており、これら各操作信号S5,S6は互いに相補的にオンする。なお、図2(b)では、図2(a)のA1のように上アームのスイッチング素子25を介して出力電流が流れる期間を「IGBT」として示し、図2(a)のA2のように下アームのフリーホイールダイオード36を介して出力電流が流れる期間を「FWD」として示している。
図2(a)、(b)において、上アームのスイッチング素子25のオン期間では、そのスイッチング素子25を介してA1のように出力電流が流れ、出力電流が徐々に増加する(IGBT期間)。そして上アームのスイッチング素子25がオフされ、かつ下アームのスイッチング素子26がオンされると、フリーホイールダイオード36を介してA2のようにコイル10wの出力電流が継続的に流れ、その際、出力電流が徐々に減少する(FWD期間)。つまり、FWD期間では、フリーホイールダイオード36に順方向電流(還流電流)が流れ、それに伴い出力電流が減少する。
ここで、上アームのスイッチング素子25でオン故障が発生した場合を考える。かかる場合、オン故障の発生後に、上アームのスイッチング素子25をオフし、下アームのスイッチング素子26をオンすると、上下アームでの短絡が生じ、短絡電流に起因するスイッチング素子の破損のおそれが生じる。ゆえに、従来技術では、出力電流が短絡閾値を上回るか否かに基づいて短絡発生の有無を判定し、短絡発生時には通電をシャットダウンする等の保護処理を実施するようにしている。
また、W相のコイル10wに負の向き(コイル10wから高電圧バッテリ12に向かう方向)の電流を流す場合には、図3(a)、(b)に示すように、下アームのスイッチング素子26のオン期間でスイッチング素子26を介してA3のように出力電流が流れ、出力電流が徐々に増加する(IGBT期間)。そして下アームのスイッチング素子26がオフされ、かつ上アームのスイッチング素子25がオンされると、フリーホイールダイオード35を介してA4のようにコイル10wの出力電流が継続的に流れ、その際、出力電流が徐々に減少する(FWD期間)。つまり、FWD期間では、フリーホイールダイオード35に順方向電流(還流電流)が流れ、それに伴い出力電流が減少する。
従来技術では、やはり下アームのスイッチング素子26でオン故障が発生した場合に、出力電流が短絡閾値を上回るか否かに基づいて短絡発生の有無を判定し、短絡発生時には通電をシャットダウンする等の保護処理を実施するようにしている。
スイッチング素子21〜26を確実に保護するには、いち早く短絡電流を検出し、さらにいち早く保護処理を実施する必要がある。しかしながら、短絡の発生後において、短絡判定には電流変化を待たなくてはならず、また、保護処理を実施する上で応答性には限界がある。また特に、スイッチング素子において薄膜化等により短絡耐量が低下されている場合には、短絡判定や保護処理を実施する上での時間的な余裕がより少なくなると考えられる。
そこで本実施形態では、上下アームのスイッチング素子21〜26のいずれかの側でフリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間(図2,図3のFWD期間)において、そのフリーホイールダイオードが逆接続されているスイッチング素子を強制的にオフ状態にするとともに、コイル10u,10v,10wに流れる電流の実際値と電流指令値とが乖離していることに基づいて、スイッチング素子がオン故障している旨を判定することとしている。かかる場合、上下アームのいずれか一方のスイッチング素子がオン故障していても、そのスイッチング素子のオフ後に上下アームの短絡が生じることが抑制される。また、一方のスイッチング素子がオン故障している状態では、正常時とは異なりオフ時における出力電流の減少が生じないため、電流の実際値と電流指令値との乖離が生じ、その電流の乖離に基づいて、スイッチング素子のオン故障が発生していると判定できる。このとき、上下アームの短絡が生じる前にスイッチング素子のオン故障の発生を判定することが可能となっている。
なお、スイッチング素子21〜26とこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオード31〜36とを同一チップ上に備える逆導通IGBT(RC−IGBT)では、図4に示すように、フリーホイールダイオード31〜36に順方向電流Ifが流れる状況下において、スイッチング素子21〜26のゲートに電圧が印加される場合、電圧が印加されない場合と比較してフリーホイールダイオード31〜36における電圧降下量Vfが大きくなる。電圧降下量Vfが大きくなると、フリーホイールダイオードにおける電力損失が増大する。このため、上下アームのスイッチング素子のいずれかの側でフリーホイールダイオード31〜36に順方向電流Ifが流れる期間(図2,図3のFWD期間)においては、フリーホイールダイオード31〜36での電力損失を抑制すべく、電流フィードバック制御を行うこととしている。
電流フィードバック制御は、フリーホイールダイオード31〜36に順方向電流が流れる期間において、その順方向電流が流れるフリーホイールダイオード31〜36と同一チップ上に備えられたスイッチング素子21〜26のゲート電荷が充電されることを禁止する制御である。これにより、順方向電流が流れるフリーホイールダイオード31〜36と同一チップ上に備えられたスイッチング素子21〜26の操作信号が無効化される。
本実施形態では、各ドライブユニット41〜46が電流フィードバック制御の機能を有しており、各ドライブユニット41〜46において操作信号S1〜S6を無効化することでスイッチング素子21〜26を強制的にオフ状態にするようにしている。具体的には、各ドライブユニット41〜46において、自ユニットに接続されたフリーホイールダイオードに順方向電流が流れているか否かを判定する。この処理は、例えばスイッチング素子21〜26のセンス電圧に基づいて実施される。そして、順方向電流が流れていると判定された場合に、電流フィードバック制御として、自ユニットに入力された操作信号を強制的にオフ操作指令に変更する処理を行う。これにより、ゲート電荷の充電が禁止され、スイッチング素子がオフ状態で維持される。
次に、スイッチング素子21〜26のオン故障の判定手順について説明する。このスイッチング素子21〜26のオン故障判定は、制御装置14において、各コイル10u,10v,10wの相電流の電流検出値(実電流)と電流指令値とが乖離していることに基づいて実施される。
詳しくは、制御装置14は、各相の電流指令値に基づいて電流指令ベクトルを算出するとともに、電流センサ17a,17bにより検出された各相の電流検出値に基づいて実際の電流ベクトルを算出し、それら電流指令ベクトルと実際の電流ベクトルとに基づいて、各スイッチング素子21〜26のオン故障の有無を判定する。
電流ベクトルの算出方法の一例を以下に示す。制御装置14は、電流センサ17a,17bにより検出されたV相電流Iv及びW相電流Iwと、回転角センサ18により検出された電気角θeとに基づいて、3相固定座標系におけるU相電流Iu,V相電流Iv,W相電流Iwを2相回転座標系(dq座標系)におけるd軸電流Idr及びq軸電流Iqrに変換する。ここで、2相回転座標系とは、3相固定座標系における相電流の基本波成分の変動角速度と同じ角速度で回転する座標系のことである。なお、U相電流Iuは、キルヒホッフの法則に基づき、V相電流Iv及びW相電流Iwから算出されればよい。
また、制御装置14は、三平方の定理によりd軸電流Idr及びq軸電流Iqrから実際の電流ベクトルの大きさである電流振幅Iarを算出するとともに、逆三角関数により2相回転座標系におけるq軸と電流ベクトルとのなす角度(通電位相角βr)を算出する。また一方で、制御装置14は、各相の電流指令値と、それに対応する電気角とに基づいて、電流指令ベクトルを算出する。そして、制御装置14は、電流指令ベクトルに対する実際の電流ベクトルの乖離量に基づいて、スイッチング素子21〜26のオン故障の有無を判定する。
具体的には、図5(a)に示すように、電流指令ベクトルI*の電流振幅(大きさ)を基準にして所定幅の正常範囲K1を定めておく。そして、制御装置14は、実際の電流ベクトルの電流振幅Iarが正常範囲K1に入っているか否かを判定し、入っていなければ、各コイル10u,10v,10wの相電流の電流検出値(実電流)と電流指令値とが所定以上乖離しているとし、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定する。
又は、図5(b)に示すように、電流指令ベクトルI*の通電位相角を基準にして所定幅の正常範囲K2を定めておく。そして、制御装置14は、実際の電流ベクトルの通電位相角βrが正常範囲K2に入っているか否かを判定し、入っていなければ、各コイル10u,10v,10wの相電流の電流検出値(実電流)と電流指令値とが所定以上乖離しているとし、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定する。
電流ベクトルの乖離が生じた場合には、制御装置14は、その電流ベクトルの乖離が所定時間継続した際にオン故障の旨を判定するとよい。また、通電対象となるコイル(すなわち各コイルの通電の向き)が切り替わるタイミングまでに、オン故障の旨を判定するとよい。なお、電流振幅Iarが正常範囲K1に入っていないこと、及び通電位相角βrが正常範囲K2に入っていないことの両方に基づいて、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定することも可能である。
制御装置14は、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じていると判定した場合に、直ちにスイッチング素子21〜26のシャットダウンを実施する。この場合、制御装置14は、スイッチング素子21〜26の通常オフ時と同程度のサージ電圧抑制を想定した遮断速度(通常遮断速度)でスイッチング素子21〜26をオフさせる。本実施形態のシステムでは、スイッチング素子21〜26のオン故障が発生した状態でも、上下アームにおける短絡が生じることはなく、仕様範囲(正常動作を想定した電流範囲)を超えるような短絡電流は生じない。つまり、図6(a)に示すように、上下アームの短絡が生じると数千A程度の短絡電流が流れるのに対し、本実施形態の構成では上下アームの短絡が回避できるため、図6(b)に示すように、スイッチング素子21〜26のオン故障が発生しても電流が数百A程度に抑えられる。そのため、短絡電流が流れる場合を想定して特殊な遮断処理が実施される必要は無く、遮断処理の複雑化を招くといった不都合は生じない。
また、上記の電流ベクトルによる判定手法に代えて、電流センサ17a,17bにより検出された各相の電流検出値と電流指令値とを直接比較することに基づいて、各スイッチング素子21〜26のオン故障の有無を判定することも可能である。これを図7を用いて説明する。図7には、MG10における各相電流Iu〜Iwの推移を示している。各相電流Iu〜Iwは、それぞれ360°を1周期として正弦波状に変動し、相ごとには120°ずつ位相がずらされている。図7では、電流指令値を破線で示し、電流検出値を実線で示しており、各スイッチング素子21〜26が正常状態でスイッチング動作しているタイミングt1以前においては、電流指令値に対して電流検出値(実電流)の位相及び振幅が一致する。また、タイミングt1において、スイッチング素子21〜26のいずれかでオン故障が生じると、電流指令値に対して電流検出値(実電流)の位相及び振幅が不一致となる。
ここで、制御装置14は、いずれかの相電流について電流指令値の振幅と電流検出値の振幅とを算出し、電流指令値の振幅に対して電流検出値の振幅が所定値以上乖離している場合に、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定する。このとき、いずれかのスイッチング素子21〜26でオン故障が生じている場合には、図7(a)のt1後に示すように、電流検出値の振幅が、電流指令値の振幅を基準にして定められた所定幅の正常範囲K3から外れる。これにより、スイッチング素子21〜26のオン故障が判定される。
又は、制御装置14は、いずれかの相電流について電流指令値の位相と電流検出値の位相とを算出し、電流指令値の位相に対して電流検出値の位相が所定値以上乖離している場合に、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定する。このとき、いずれかのスイッチング素子21〜26でオン故障が生じている場合には、図7(b)のt1後に示すように、電流検出値の位相が、電流指令値の位相を基準にして定められた所定幅の正常範囲K4から外れる。これにより、スイッチング素子21〜26のオン故障が判定される。
なお、電流指令値の振幅に対して電流検出値の振幅が所定値以上乖離していること、及び電流指令値の位相に対して電流検出値の位相が所定値以上乖離していることの両方に基づいて、スイッチング素子21〜26のオン故障が生じている旨を判定することも可能である。
図8は、オン故障判定に関する模擬実験の結果を示すタイムチャートである。図8では、上から順に、W相上アームのスイッチング素子のオン故障タイミング、各相の電流検出値、W相上アームのゲート入力、W相下アームのゲート入力、W相上アームのIGBT電流、W相上アームのFWD電流、W相下アームのFWD電流、W相下アームのIGBT電流を示している。なお、図8では、オン故障の判定後にもスイッチング素子のオンオフが継続されるものとしている。
図8において、タイミングt11〜t12は正の向きでW相電流が流れる期間であり、タイミングt12〜t13は負の向きでW相電流が流れる期間である。タイミングt11〜t12の期間では、W相上アームのゲート入力が所定のオンオフ比でオンオフされ、その際、W相下アームのゲート入力は0Vに保持されている(図中の変動分はノイズである)。このとき、W相上アームのゲート入力に応じて、W相上アームのIGBT電流とW相下アームのFWD電流とが相補的に流れ、これにより電流検出値が正弦波状に変化している。W相下アームでは、タイミングt11〜t12の期間に、フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間が存在する。
また、タイミングt12〜t13の期間では、W相下アームのゲート入力が所定のオンオフ比でオンオフされ、その際、W相上アームのゲート入力は0Vに保持されている(図中の変動分はノイズである)。このとき、W相下アームのゲート入力に応じて、W相下アームのIGBT電流とW相上アームのFWD電流とが相補的に流れ、これにより電流検出値が正弦波状に変化している。W相上アームでは、タイミングt12〜t13の期間に、フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間が存在する。
そして、タイミングt14においてW相上アームのスイッチング素子でオン故障が生じると、それ以降、電流検出値の振幅及び位相にずれが生じることからオン故障発生の旨が判定される(図のX参照)。このとき、W相上アームのスイッチング素子がオン故障している状態では、正常時とは異なりW相下アームのFWD電流が流れないため、W相上アームのIGBT電流の減少が生じないものとなっている。したがって、電流検出値の変化波形にずれが生じ、オン故障の判定が可能となっている。
なお、W相上アームのスイッチング素子がオン故障した時点では、上下アームでの短絡が生じないため、W相電流が過剰に上昇することが回避されている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
フリーホイールダイオード31〜36に順方向電流が流れる期間において、そのフリーホイールダイオード31〜36が逆接続されているスイッチング素子21〜26をオフ状態にする構成とした。また、こうした構成に加え、コイル10u,10v,10wに流れる電流の実際値である電流検出値と電流指令値とが乖離していることに基づいて、スイッチング素子21〜26がオン故障している旨を判定する構成とした。これにより、上下アームの短絡が生じる前にスイッチング素子21〜26のオン故障の発生を判定でき、スイッチング素子21〜26のオン故障時において適正なる保護を実現することが可能となる。
なお、従来技術のように、スイッチング素子のオン故障が生じた場合に、上下アームの短絡に伴う短絡電流が流れたことに基づいてスイッチング素子のオン故障を判定する手法では、スイッチング素子の保護のためには短絡発生後における短絡電流をいち早く検出する必要があり、具体的には短絡電流が流れ始めてから200ns以内に、短絡電流の検出を行う必要がある。この場合、誤動作の発生が懸念される。これに対して上記構成では、従来技術と比較してオン故障判定に必要な時間を十分に確保でき、誤動作の防止が可能となる。
また、本実施形態は上下アームの短絡動作をさせない構成であるため、スイッチング素子21〜26の短絡耐量が低下していても、そのスイッチング素子21〜26の適正なる保護を実現できる。
上下アームの短絡発生に伴う短絡電流を検出する従来方式では、短絡電流(通常使用レベル以上の大電流)が流れるため、スイッチング素子のオフ時には通常時とは異なる遮断速度の調整が必要となる。また、電圧クランプ後遮断や、耐圧違いによる遮断順序の変更等の処置が必要になることも考えられる。これに対し本実施形態では、スイッチング素子21〜26のオン故障時に、通常のスイッチング素子21〜26のオンオフ時と同様の遮断速度(通常遮断速度)により、オン状態のスイッチング素子21〜26をオフさせる構成とした。つまり本実施形態の方式では、短絡電流が流れることがないため、通常動作と同様の遮断処理を実施すればよく、スイッチング素子21〜26のオン故障を想定した上でも、構成の煩雑化を招くことを抑制できる。
電流検出値に基づき算出した実際の電流ベクトルと電流指令値に基づき算出した電流指令ベクトルとの比較により、電流検出値と電流指令値とが乖離していることの判定を実施する構成とした。この場合、スイッチング素子21〜26のオン故障に伴う相電流のずれをいち早く検知する上で好適なる構成を実現できる。
又は、各相の電流検出値及び電流指令値における電流振幅及び位相の少なくともいずれかの比較により、スイッチング素子21〜26のオン故障を判定する構成にした場合には、電流検出値の座標変換により電流ベクトルを算出する処理を実施しなくてもよく、演算処理の簡素化を図りつつ所望のオン故障判定を実現できる。
本実施形態では、スイッチング素子21〜26としてダイオード内蔵型の逆導通IGBT(RC−IGBT)を用いた上で、上述の電流フィードバック制御を実施する構成とした。これにより、フリーホイールダイオード31〜36における電圧降下量の増大が回避され、ひいてはフリーホイールダイオード31〜36の電力損失の増大が抑制される。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・電流検出値の振幅に基づいてスイッチング素子21〜26のオン故障を判定する構成において、電流波形のゼロクロス点からの半周期の期間における電流検出値の推移に基づいてオン故障判定を実施する構成としてもよい。すなわち、コイル10u,10v,10wに流れる電流は正弦波状に交流変化する。かかる場合、図9に示すように、電流の向きが正負反転するゼロクロス点からの半周期の期間TAにおいて、交流変化の振幅中心Cからの電流検出値の振幅が減少傾向となる期間(図のTB)が、1/4周期(交流周期の1/4)よりも短い場合に、電流検出値と電流指令値とが乖離している旨を判定する。
ここで、こうした電流乖離判定をドライブユニット41〜46が実施する構成が考えられる。この場合、制御装置14は、ドライブユニット41〜46に対して既述の操作信号S1〜S6に加え、MG10の電気周期の情報を送信する。また、ドライブユニット41〜46は、例えばスイッチング素子21〜26のセンス電流を電流検出値として取得する。そして、ドライブユニット41〜46は、電気周期の情報に基づいて、スイッチング素子21〜26に電流が流れ始めるタイミングをゼロクロス点として決め、そのゼロクロス点からの半周期の期間において、電流検出値と電流指令値とが乖離していることの判定を実施する。
かかる構成では、ドライブユニット41〜46において故障判定が実施されるため、制御装置14での演算負荷の軽減を図ることができる。またこの場合、スイッチング素子21〜26の故障判定に際して、制御装置14とドライブユニット41〜46との間の信号伝達の遅延を伴うことなく故障判定を実施できるため、故障発生からその判定までの時間を短縮することが可能となる。ただし、ゼロクロス点を基準とする電流検出値の推移に基づき実施される故障判定の処理を、制御装置14において実施することも可能である。
上記のようにドライブユニット41〜46において故障判定が実施される場合には、その故障判定の結果に基づいてドライブユニット41〜46がスイッチング素子のシャットダウン処理(保護処理)を実施してもよい。この場合、少なくともオン故障の該当スイッチング素子についてドライブユニット41〜46がシャットダウン処理を実施し、それ以外のスイッチング素子については制御装置14がシャットダウン処理を実施する構成でもよい。又は、各ドライブユニット41〜46における相互の信号伝達を可能として、各ドライブユニット41〜46が個々にシャットダウン処理を実施する構成でもよい。
・上記実施形態では、電流フィードバック制御の実行主体をドライブユニット41〜46としたがこれに限らない。例えば、制御装置14を実行主体としてもよい。この場合、電流センサ17a,17bの出力値から算出される相電流に基づき電流フィードバック制御を行えばよい。具体的には、制御装置14は、各スイッチング素子21〜26の操作状態と、上記相電流とに基づいてフリーホイールダイオード31〜36に順方向電流が流れるか否かを判断する。また、制御装置14は、順方向電流が流れると判断された場合に、順方向電流が流れると判断されたフリーホイールダイオード31〜36に対応するスイッチング素子21〜26について操作信号S1〜S6を強制的にオフ操作指令に変更する処理を行う。かかる場合には、上下アームの各操作信号が互いに相補的な信号として出力される構成に代えて、上下アームの各操作信号のいずれかのみがハイレベルとなる操作信号が出力されることとなる。
・電力変換回路における複数のスイッチング素子は、ダイオード内蔵型の逆導通IGBT(RC−IGBT)に限定されない。要は、複数のスイッチング素子とそれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードとを有する構成であれば、他のスイッチング素子であってもよい。
・本発明の適用対象となる電力変換回路は、インバータ11に限らず、DCDCコンバータであってもよい。また、電力変換回路は、車両に搭載される電力変換回路に限らず、車両以外の移動体に搭載されるもの、あるいは定置装置に搭載されるものであってもよい。
10…MG(交流モータ)、11…インバータ(電力変換回路)、14…制御装置、21〜26…スイッチング素子、31〜36…フリーホイールダイオード、41〜46…ドライバユニット。

Claims (7)

  1. 上アーム及び下アームに設けられ直列接続体をなす複数のスイッチング素子(21〜26)と、前記複数のスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイールダイオード(31〜36)とを有し、交流モータ(10)に電気的に接続された電力変換回路(11)に適用され、前記交流モータのコイルに流れる電流を所定の電流指令値に制御すべく前記複数のスイッチング素子をオンオフさせるスイッチング素子の駆動装置(14,41〜46)であって、
    上下アームのスイッチング素子のいずれかの側で前記フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる期間において、当該フリーホイールダイオードが逆接続されている前記スイッチング素子をオフ状態にするスイッチ制御手段と、
    前記コイルに流れる電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることに基づいて、前記スイッチング素子がオン故障している旨を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチング素子の駆動装置。
  2. 前記コイルの通電のための前記スイッチング素子のオンオフに際し、前記スイッチング素子のオフ時の遮断速度を通常遮断速度とし、その通常遮断速度で前記スイッチング素子をオフさせる駆動装置であって、
    前記判定手段により前記スイッチング素子がオン故障している旨判定された場合に、前記通常遮断速度により、オン状態の前記スイッチング素子をオフさせる請求項1に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記コイルに流れる電流を電流検出手段(17a,17b)により検出し、その電流検出値を用いた座標変換により電流ベクトルを算出する駆動装置であって、
    前記判定手段は、前記電流検出値に基づき算出した実際の電流ベクトルと前記電流指令値に基づき算出した電流指令ベクトルとの比較により、前記電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることの判定を実施する請求項1又は2に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  4. 前記判定手段は、前記実際の電流ベクトル及び前記電流指令ベクトルにおける大きさ及び位相の少なくともいずれかに基づいて、前記電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることの判定を実施する請求項3に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  5. 前記コイルに流れる電流を電流検出手段(17a,17b)により検出し、その電流検出値を取得する駆動装置であって、
    前記判定手段は、前記電流検出値及び前記電流指令値における電流振幅及び位相の少なくともいずれかの比較により、前記電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることの判定を実施する請求項1又は2に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  6. 前記コイルに流れる電流を電流検出手段(17a,17b,41〜46)により検出し、その電流検出値を取得する駆動装置であって、
    前記判定手段は、前記コイルに流れる電流の正弦波状の交流変化に際し当該電流の向きが正負反転するゼロクロス点からの半周期の期間において、前記交流変化の振幅中心からの前記電流検出値の振幅が減少傾向となる期間が1/4周期よりも短い場合に、前記コイルに流れる電流の実際値と前記電流指令値とが乖離している旨を判定する請求項1又は2に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  7. 前記複数のスイッチング素子をオンオフさせる操作信号を生成し出力する制御部(14)と、前記複数のスイッチング素子に各々設けられ、前記制御部から出力される前記操作信号に基づいて前記スイッチング素子をオン動作及びオフ動作させる駆動回路(41〜46)とを備え、
    前記制御部は、前記交流モータの電気周期を前記駆動回路に出力し、
    前記駆動回路は、前記交流モータの電気周期に基づいて、前記スイッチング素子に電流が流れ始めるタイミングを前記ゼロクロス点とし、そのゼロクロス点からの半周期の期間において、前記判定手段として前記電流の実際値と前記電流指令値とが乖離していることの判定を実施する請求項6に記載のスイッチング素子の駆動装置。
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