JP2016149648A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】チャネルの切り替えが行われることによる通信に関する品質の劣化を防ぐこと。
【解決手段】動作中に他のチャネルへ移る期間がある第1の動作モードと、動作中にその期間がない第2の動作モードとの、いずれかで動作できる通信装置は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるかを判定し、その判定の結果に基づいて、第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択し、選択された動作モードでデータ通信を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信制御技術に関する。
IEEE802.11規格に代表される無線LANによる無線通信システムが広く利用されるようになっている。無線LANでは、多くの場合、アクセスポイント(以下、「AP」と呼ぶ。)と呼ばれる基地局が、無線ネットワークを制御する。APの電波到達範囲内に存在するとともに無線接続状態であるステーション(以下、「STA」と呼ぶ。)と、そのAPとによって無線ネットワークが構成される。APとSTAとは、同じ無線チャネルを用いて通信を行う。
近年、無線LANの高速化を図ったIEEE802.11n規格の機器が広く利用されている。IEEE802.11n規格では、通信の高速化のため、従来の20MHzの周波数帯域幅で動作するモード(以下、「HT20モード」と呼ぶ。)だけでなく、2倍の40MHzのチャネルモード(以下、「HT40モード」と呼ぶ。)がサポートされる。しかし、HT40モードが用いられる場合、IEEE802.11n規格に対応しない従来の無線装置がキャリアセンスできないため、フレームの衝突が頻発することがある。特に、2.4GHz帯は、5GHz帯と比較して、無線チャネルが重なり合っているため、周囲のBSSの影響を受けやすい。これに対して、特許文献1には、例えば、APが接続するインターネット網の回線速度が遅い場合に、高速に通信する必要がないので周囲の無線ネットワークへの干渉が少ないHT20モードでAPが動作する技術が記載されている。なお、特許文献1では、インターネット網側の回線速度が速い場合には、網側の回線の速さを活かすためにAPがHT40モードで動作することも記載されている。また、特許文献2には、周囲の無線ネットワークとの干渉の有無に応じて、無線チャネルのチャネル幅を決定する方法が記載されている。
一方で、IEEE802.11n規格では、2.4GHz帯のHT40モードで動作するSTAに対するOBSS(Overlapping Basic Service Set)スキャンが規定されている。OBSSスキャンは、HT40モードで動作しているSTAが、定期的に周囲のネットワークを検索するものである。具体的には、OBSSスキャンは、周囲の、802.11n規格に非対応の無線ネットワーク及びHT40モードを許容しない無線ネットワークを発見するために行われる。STAは、これらの無線ネットワークが発見された場合には、参加している無線ネットワークのAPに対してレポートを送信する。そして、APは、必要に応じてHT40モードをサポートした無線ネットワークから、HT20モードのみをサポートした無線ネットワークへの切り替えを行う。このOBSSスキャンは、2.4GHz帯においてHT40モードで動作するSTAにとっては実装が必須とされている。
一方で、無線LANを利用した映像ストリーミング通信としてWi−Fi Displayがある。Wi−Fi DisplayはWi−Fi Allianceが規格化した無線ダイレクトストリーミング技術である。Wi−Fi Displayは、映像ストリーミングを送信する側の装置をSourceと呼び、映像ストリーミングを受信する側の装置はSinkと呼ぶ。Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングは、主にSource側で表示されている画面と同じ画面を、Sink側に表示する、すなわちミラーリングするために用いられる。
Wi−Fi Displayでは、無線リンクレイヤ接続にWi−Fi DirectまたはTDLSのいずれかを使用する。Wi−Fi Directは、SinkとSourceのうちいずれか一方が、APのような基地局として動作するP2P Group Owner(以下、「GO」と呼ぶ。)となる。そして、SinkとSourceのうちのもう一方がSTAのような端末局として動作するP2P Client(以下、「Client」と呼ぶ。)となり、SinkとSourceとの間でダイレクトに映像ストリーミングが送受信される。TDLSを使う場合には、ダイレクトリンクを確立することにより、APを介さずに映像ストリーミングを送受信することができる。
特開2013−102341号公報 特開2010−273349号公報
しかし、Sink又はSourceが、Wi−Fi Displayで映像伝送中に、参加中の無線ネットワークが用いる無線チャネル以外の無線チャネルへ一定期間だけ移ると、その期間、参加中の無線ネットワークにおけるデータの送受信ができなくなる。しかしながら、上述の通り、Sink及びSourceが、2.4GHz帯のHT40モードで動作するためにはOBSSスキャンを行う必要がある。そして、OBSS Scanは、隣接した無線チャネルの無線ネットワークを探索する必要があることから、異なる無線チャネルに一時的に移動することになる。そのため、映像ストリーミングが送受信されている場合にOBSSスキャンが実行されると、そのスキャンの間、映像データの送受信ができないため、Sink側において映像が乱れる場合があるという課題があった。また、この課題は、WiFi Displayに限らず、例えばリアルタイム性が求められる大容量データの送受信中にチャネルの切り替えが行われることによって、そのデータのリアルタイム性が損なわれる場合があるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、チャネルの切り替えが行われることによる通信に関する品質の劣化を防ぐ技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による通信装置は、動作中に他のチャネルへ移る期間がある第1の動作モードと、動作中に前記期間がない第2の動作モードとの、いずれかで動作できる通信装置であって、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるかを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する選択手段と、選択された動作モードでデータ通信を行う通信手段と、を有する。
本発明によれば、チャネルの切り替えが行われることによる通信に関する品質の劣化を防ぐことができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 Sinkの第1の機能構成例を示すブロック図。 チャネル幅を決定する処理の第1の例を示すフローチャート。 無線通信システムにおいて実行される処理の流れの第1の例を示すシーケンス図。 Wi−Fi Display Information elementの構成例を示す図。 HT Capabilities Information elementの構成例を示す図。 無線通信システムにおいて実行される処理の流れの第2の例を示すシーケンス図。 HT Operation elementの構成例を示す図。 Sinkの第2の機能構成例を示すブロック図。 チャネル幅を決定する処理の第2の例を示すフローチャート。 Wi−Fi Display Information elementの別の構成例を示す図。 OBSS Scan Parameters IEの構成例を示す図。 Sourceの機能構成例を示すブロック図。 チャネル幅を決定する処理の第3の例で用いられる表を示す図。 無線通信システムにおいて実行される処理の流れの第3の例を示すシーケンス図。 Sinkの第3の機能構成例を示すブロック図。 無線通信システムにおいて実行される処理の流れの第4の例を示すシーケンス図。 チャネル幅を決定する処理の第4の例で用いられる表を示す図。 Wi−Fi Display Information elementの別の構成例を示す図。
以下、添付図面を用いて本発明に係る各実施形態について説明する。なお、以下では、Wi−Fi Display規格に準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、これに限られない。また、通信装置の動作モードがHT20モードとHT40モードとのいずれかを選択可能であるものとするが、これにも限られない。すなわち、動作中にチャネルの移動を伴う動作モードと、動作中にチャネルの移動を伴わない動作モードとのいずれかを選択可能である場合に、以下の議論を適用しうる。なお、これ以外の動作モードが用いられてもよく、すなわち、動作中に通信が維持されない期間がある動作モードと、そのような期間がない動作モードとのいずれかが選択可能である場合に、以下の議論が適用されてもよい。
(無線通信システムの構成)
図1は、以下の各実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。本無線通信システムは、例えば、Sink101、Source102、及び無線ネットワーク103を含んで構成される。Sink101は、Wi−Fi Display規格に準拠したSinkとして機能する通信装置である。Sink101はSource102から映像ストリームを受信し、その映像ストリームを再生する。Source102は、Wi−Fi Display規格に準拠したSourceとして機能する通信装置である。Sink101と、Source102とは、互いを通信の相手装置として通信を行う。Source102は、Source102の不図示の画面に表示されている映像と同じ映像を、映像ストリームとして、Sink101に送信する。無線ネットワーク103は、Sink101及びSource102が参加するP2P Groupである。Sink101及びSource102は、Wi−Fi Directによって接続してP2P Groupを構成し、映像ストリーミング配信に係るデータ通信を行う。
<<実施形態1>>
本実施形態では、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミング中であるか否かに応じて、OBSSスキャンが生じるHT40モードと、OBSSスキャンが生じないHT20モードとのいずれでネットワークが動作するかが決定される。これにより、例えば、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングが行われている場合はHT20モードで、OBSSスキャンが生じないようにすることで、映像ストリーミングの映像の乱れが発生することを防ぐことができる。一方で、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングが行われていない場合は、HT40モードで高速通信を行うことができる。
なお、以下の手法は、Wi−Fi Displayに限らず、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるか否かに応じて、HT20モードとHT40モードとのいずれが用いられるかを決定するようにすることができる。すなわち、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われる場合は、チャネルの変更(OBSSスキャン)を伴わないHT20モードが選択され、一定期間にわたる連続的なデータ通信が行われない場合は、高速通信が可能なHT40モードが選択される。なお、単位時間当たりに送受信されるデータ量が所定量以下である場合は、一定期間にわたる連続的なデータ通信が行われるか否かによらず、HT20モードが選択されてもよい。
(Sinkの構成)
図2は、Sink101の機能構成例を示すブロック図である。Sink101は、例えば、その機能構成として、無線LAN制御部201、ストリーミング制御部202、WiFi Display管理部203、チャネル幅選択制御部204、UI制御部205、表示部206、及び記憶部207を有する。なお、Sink101は、ハードウェアとして、例えば、1つ以上のプロセッサ(又はCPU)と、ROMやRAM等のメモリ又は記憶装置とを有する。そして、メモリ又は記憶装置に記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより、上述の各機能の少なくとも一部が実現されうる。
無線LAN制御部201は、他の無線LANを用いる通信装置との間で無線信号の送受信を行う。無線LAN制御部201は、例えば、無線通信を行うためのアンテナを含んで構成される。なお、無線LAN制御部201は、後述のチャネル幅選択制御部204が決定したHT20モードとHT40モードとの少なくともいずれかで通信するための制御を行う。なお、HT20モードはチャネルの切り替えが生じないが低速の通信モードであり、HT40モードはOBSS(Overlapping Basic Service Set)スキャンによるチャネルの切り替えが生じるが高速の通信モードである。ストリーミング制御部202は、無線LAN制御部201がSource102から受信した映像フレームを順次デコードし、表示部206に表示できる形式にする処理を行う。
Wi−Fi Display管理部203は、無線LAN制御部201を制御することにより、P2Pの接続及びコネクションの管理を行う。また、Wi−Fi Display管理部203は、ストリーミング制御部202を制御することにより、実際に映像のストリーミングの再生、停止、中断等の処理を実行する。Wi−Fi Display管理部203は、Source102がWi−Fi DisplayのSourceとして動作するために無線LAN制御部201の制御を実行する。Source102がWi−Fi Displayを用いずにアクセスポイントに接続する場合や、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングを伴わないP2P接続をする場合、Wi−Fi Display管理部203はこれらの制御に関与しない。この場合は、Wi−Fi Display管理部203は、Wi−Fi Displayが無効なモードとして動作する。
チャネル幅選択制御部204は、Source102とP2P接続をする際に、HT20モードで動作するか、又はHT40モードで動作するかを決定するための判断を行う。なお、チャネル幅選択制御部204が実行する処理の詳細については、図3を用いて後述する。
UI制御部205は、例えば、不図示のSink101のユーザがSink101を操作するためのボタンやキーボードを含んで構成され、操作を受け付けた結果を通信装置内の制御信号として形成するための処理を行う。表示部206は、例えば、Sink101のディスプレイであり、例えばSource102から受信したストリーミング映像を受け付けて表示するための処理を行う。記憶部207は、Sink101が動作するために必要なROM、RAM又は他の記憶装置等である。
(チャネル幅決定処理)
図3は、Sink101のチャネル幅選択制御部204がP2P接続する際のチャネル幅を決定する処理の例を示すフローチャートである。本処理は、Wi−Fi DirectにおけるGroup Owner Negotiationが完了し、Sink101の役割がGO(P2P Group Owner)又はClient(P2P Client)に決定された後に行われる処理である。Sink101のチャネル幅選択制御部204は、決定された役割(GO又はClient)における動作として、HT20モードで動作するか、又は、HT40モードで動作するかを決定する。
本処理では、チャネル幅選択制御部204は、まず、Sink101においてWi−Fi Displayが有効であるかどうかを判定する(S301)。これは、Wi−Fi Display管理部203が、無線LAN制御部201を制御してWi−Fi Displayによる映像ストリーミングを実行している場合には、Wi−Fi Displayが有効であると判定される。一方で、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングが実行されていない場合には、チャネル幅選択制御部204は、Wi−Fi Displayが無効であると判定する。
そして、チャネル幅選択制御部204は、Wi−Fi Displayが有効であると判定した場合(S301でYES)は、HT20モードで動作すると決定する(S302)。そして、無線LAN制御部201は、Sink101がGOである場合にはHT20モードで無線ネットワークを生成し、Sink101がClientである場合にはHT20モードで無線ネットワークに参加する。
一方で、チャネル幅選択制御部204は、Wi−Fi Displayが無効であると判定した場合(S301でNO)は、HT40モードで動作すると決定する(S303)。そして、無線LAN制御部201は、Sink101がGOである場合にはHT40モードで無線ネットワークを生成し、Sink101がClientである場合にはHT40モードで無線ネットワークに参加する。
上述のように、Sink101は、HT40モードで動作する場合には、OBSSスキャンを定期的に実行する必要がある。しかしながら、以上の処理により、Sink101はWi−Fi Displayが有効な場合にはHT20モードで動作するため、OBSSスキャンを実行する必要がない。このため、Sink101が、OBSSスキャンで他の無線チャネルに一時的に移動することによって、映像ストリーミングを受信できなくなる期間において生じ得る映像の乱れを防ぐことができる。
(無線通信システムにおける処理の流れ)
続いて、本実施形態に係る無線通信システムにおける処理の流れについて図4を用いて説明する。図4は、Wi−Fi Displayにより、Source102の画面をSink101でミラーリングするための一連の処理の流れの例を示すシーケンス図である。図4では、Sink101が、P2PのClientの役割で動作する。
まず、Sink101のユーザがSink101を操作することによって、Wi−Fi DisplayによるSource102からのミラーリングを開始する。これによって、Sink101におけるWi−Fi Displayが有効となる(S401)。また、Source102においても、ユーザがWi−Fi Displayによる接続を開始する。
Wi−Fi Displayが有効となると、Sink101及びSource102は、Wi−Fi Displayの規格に従って互いを発見するためにDevice Discoveryを行う(S402)。これは、Wi−Fi Direct規格のP2P Device Discoveryを拡張したものである。Device Discoveryでは、P2P Device Discoveryで交換される情報に加えて、さらに、映像ストリーミングをするために必要なパラメータ情報等が付加的に送受信される。このパラメータ情報等は、Wi−Fi Display Information element(以下、「WFD IE」と呼ぶ。)として送受信される。
図5は、Wi−Fi Displayで規定されるWFD IEを示す。例えば、WFD IEの情報要素であるOUIが0x50−0x6F−0x9Aであり、OUI Typeが0x0Aである場合、Sink101及びSource102は、Wi−Fi Displayによる端末の探索が開始されたと判定することができる。
Sink101及びSource102は、Device Discoveryで互いを発見すると、Wi−Fi Displayの規格に従って、Group Formationを行い、どちらがGOの役割を決定するかどうかを決定する(S403)。なお、Group Formationでは、ClientがGOに接続するための無線パラメータ交換をも実行される。図4では、Sink101がClientとなり、Source102がGOとなるものとする。Sink101がGOとなり、Source102がClientとなる場合については、図7で説明する。
Group Formationが完了すると、GOの役割に決まったSource102は、GOの役割を起動する(S404)。Source102は、例えば、Beaconの送信を開始し(S405)、無線ネットワーク103を生成する。このとき、無線ネットワーク103は、2.4GHz帯の周波数を用いてHT40モードのネットワークとして動作する。また、このときのBeaconには、IEEE802.11nで規定されるOBSS Scan Paramters Information Element(以下、「OBSS Scan IE」と呼ぶ。)が付与される。OBSS Scan IEがBeaconに付与された無線ネットワークにHT40モードのClientとして参加した装置は、OBSSスキャンを定期的に実行する必要がある。
Sink101は、Group Formationが完了すると、無線ネットワーク103に参加する前にチャネル幅選択処理を行う(S406)。チャネル幅選択処理は、図3を用いて説明した処理である。このとき、Wi−Fi Displayを有効としているため、チャネル幅はHT20モードと決定される。
Sink101は、チャネル幅を選択すると、無線ネットワーク103に参加するために、Association Requestを送信する。このとき、Association Requestの情報要素として、HT Capabilities Information element(以下、「HT Cap IE」と呼ぶ。)が付与される。このときのHT Cap IEは、チャネル幅選択処理の結果としてHT20モードで無線ネットワークに参加することを示す値に設定される。
図6は、HT Cap IEの構成例を示す図である。HT20モードとして無線ネットワークに参加する場合は、HT Cap IEのHT Capabilities InfoのSupported Channel Width Setが0に設定される。一方で、HT40モードとして無線ネットワークに参加する場合は、Supported Channel Width Setは1に設定される。S407では、Sink101は、S406でHT20モードを選択しているため、Supported Channel Widthを0に設定する。
Sink101がAssociation Requestを送信すると、Source102は、その応答として、Association Responseを送信する(S408)。また、Sink101及びSource102は、Association Responseの後に、WPA2−PSK AES方式の鍵交換を行ってもよい(不図示)。
Sink101及びSource102は、無線ネットワーク103を確立すると、Wi−Fi Displayの規格に従って、WFD Capability Negotiationを行う(S409)。この処理は、Wi−Fi Displayとして動作するSinkとSourceとの能力交換によって、Sink101及びSource102の互いにとって適した解像度、フレームレートなどを決定するための処理である。
Sink101及びSource102は、WFD Capability Negotiationを行うと、Wi−Fi Display規格に従ってWFD Session Establishmentを行う(S410)。WFD Session Establishmentでは、映像ストリーミングを開始するためのセッションが確立される。そして、Sourceが映像フレームの送信を開始するためのトリガとなるフレームであるRTSP M7(PLAY)メッセージが送信されて、映像ストリーミングが開始される。
Source102は、WFD Session Establishmentを完了すると、Sink101に対して映像フレームをRTPで送信する(S411)。これは、Wi−Fi Displayの仕様に従ったフレームで送信される。Sink101は、RTPフレームを受信すると、デコード、逆多重化を行い、受信した映像をSink101上に表示する。
Sink101は、この場合、映像フレームを受信している間にOBSSスキャンを実行することはない。これは、S407において無線ネットワーク103にHT20モードで参加しているためである。そのため、OBSSスキャンを行うことによって一時的に他の無線チャネルに移動することがなくなり、その間に映像フレームが送信できなくなってしまうことを防ぐことができる。これによって、映像の乱れを防ぐことができる。
Sink101は、映像のストリーミングを終了すると、Source102に対してRTSP Teardownを送信する(S412)。これは、Sink101またはSource102において、ユーザがミラーリングの停止を指示した場合、又は所定の映像のストリーミングが完了した場合等に行われる。RTSP Teardownにより、映像のストリーミングが終了される。なお、ここでは、Sink101は、Wi−Fi Displayによるミラーリングを停止して、P2Pの接続を維持する場合について説明するが、これに限られない。例えば、Sink101は、映像ストリーミングが完了した後、IEEE802.11で規定されるDeauthenticationによって無線ネットワーク103から離脱してもよい。Sink101は、RTSP Teardownを送信すると、Wi−Fi Displayによるミラーリングが終了するため、Wi−Fi Displayを無効にする(S413)。
Sink101は、Wi−Fi Displayを無効にすると、再びチャネル幅選択処理を行う(S414)。このときは、Wi−Fi Displayは有効ではないため、Sink101は、HT40モードにすると決定する。Sink101は、HT40モードにすると決定すると、現在はHT20モードで接続しているため、HT40モードで無線ネットワーク103に参加し直すためにReassociation Requestを送信する(S415)。このとき、HT Cap IEのSupported Channel Width Setは、1に設定される。Source102は、Reassociation Requestを受信すると、その応答としてReassociation Responseを送信する(S416)。これにより、Sink101及びSource102は、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングをしていない場合には、より高速な通信ができるHT40モードで通信することができる。
図7は、Sink101がP2PのGOの役割で動作する場合の無線通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。S701〜S703は、図4のS401〜S403と同様であるので、説明を省略する。ただし、S703の処理の結果、Sink101がGOの役割で、Source102がClientの役割で、それぞれ動作するように決定されたものとする。
Sink101は、GOの役割で動作することを決定すると、チャネル幅選択処理を行う(S704)。Sink101は、S701でWi−Fi Displayが有効に設定されているため、ここではチャネル幅をHT20モードと決定する。Sink101は、チャネル幅を決定すると、HT20モードとしてGOの役割で起動して、無線ネットワーク103を生成する(S705)。そして、Sink101は、定期的にBeaconを送信する(S706)。このときのBeaconは、HT40モードで動作する能力があることを示すように、HT Cap IEのSupported Channel Width Setが1に設定される。ただし、Beaconに含めるHT Operation elementは、チャネル幅選択処理の結果として無線ネットワーク103がHT20モードで動作していることを示すように設定される。
図8は、HT Operation elementの構成例を示す図である。HT20モードで動作していることを示すためには、例えば、HT Operation elementのHT Operation InformationのSecondary Channel Offsetが0に設定される。また、STA Channel Widthも0に設定される。これにより、Sink101は、HT40モードの能力を持ってはいるが、現在、無線ネットワーク103はHT20モードで稼働していることを示すことができる。
Sink101がGOとして起動し、Beaconを送信し始めると、Source102は、Association Requestを送信する(S707)。Sink101はAssociation Requestを受信すると、その応答としてAssociation Responseを送信する(S708)。この後、Sink101及びSource102との間においてWPA2−AESで鍵交換が行われる(不図示)。
S709〜S714はS409〜S414と同様であるので説明を省略する。Sink101は、S714のチャネル幅選択処理においてHT40モードと決定すると、Beaconで、無線ネットワーク103がHT40モードであることを示す。すなわち、例えば、HT Operation elementのSecondary Channel Offsetが1または3に設定されることにより、無線ネットワーク103がHT40モードで動作していることが示される。
以上のように、Sink101は、Wi−Fi Displayを起動している場合に、無線ネットワーク103をHT20モードで動作させることにより、ClientであるSource102がOBSSスキャンをする必要がなくなる。これによって、Source102がOBSSスキャンすることによって、Source102が一時的に映像フレームを送信できなくなり、Sink101において映像再生が乱れることを防ぐことができる。
Wi−Fi Displayのようにリアルタイムで映像を送信している場合には、一時的に映像フレームの送受信ができなくなってしまうと、その間はSinkにおいて映像が表示されないため、ユーザエクスペリエンスを大きく低下させてしまう場合がある。そのため、上述の処理によってHT20モードで動作することで、帯域幅が小さくなってしまうが、大きな映像の乱れを防ぐことができる。
一方で、Wi−Fi Displayによる映像ストリーミングが終了した場合等には帯域幅の大きいHT40モードを使用することによって、高速通信を行うことができる。例えば、大きなファイル転送等では、帯域幅の大きなHT40モードでデータを送信することによって、OBSSスキャンによって一時的にファイルの転送が停止しても、全体として短時間でのファイル転送の完了を期待できる。
本実施形態では、Sink101がチャネル幅を決定する処理を行うものとして説明したが、Sourceがこの処理を行ってもよい。例えば、図4と図7において、それぞれS411とS711の映像フレームの送信の方向が変わるだけである。
<<実施形態2>>
本実施形態では、映像の許容遅延時間に応じて、無線ネットワークをHT20モードとHT40モードとのいずれで動作させるかが決定される。実施形態1と同様の点については説明を省略する。本実施形態は、Sink101の機能ブロックとチャネル幅選択処理とが、実施形態1と異なる。これらについて、それぞれ図9及び図10を用いて説明する。
図9は、本実施形態に係るSink101の機能構成例を示すブロック図である。901〜903及び905〜907については、図2の201〜203及び205〜207と同様であるため、説明を省略する。チャネル幅選択制御部904は、実施形態1のチャネル幅選択制御部204と同様にチャネル幅を選択する処理を行うが、このときの処理は、図3に示される処理ではなく、図10に示される処理である。
バッファリング制御部908は、無線LAN制御部901が受信したデータのうち、映像フレームを一時的に蓄積(バッファリング)するためのメモリなどのハードウェア及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。ストリーミング制御部902は、バッファリング制御部908から映像フレームを取得して、デコードする処理を行う。映像フレームは、バッファリング制御部908で一時的に蓄積された上で、ストリーミング制御部902によってデコード処理が施され、デコード結果が表示部906に渡される。これにより、Sink101は、受信したストリーミング映像を表示することができる。
ストリーミング映像は、無線LANが一時的に混雑した場合、又はSource側の処理負荷が一時的に変わって送信するタイミングがずれた場合などに、一部のフレームが遅延して到達する場合がある。しかしながら、このような場合であっても、バッファリング制御部908を設けることによって、Sink101は、バッファリングしている映像フレームの分だけ、映像を途切れさせることなく再生を継続することができる。バッファリングする映像フレーム数を増やせば増やすほど、映像フレームの受信遅延による映像の途切れを抑制することができる。その一方で、バッファのサイズを増やすと、Source側で表示されている映像がバッファリングされる分だけ遅れて表示されることになるため、リアルタイム性が落ちる場合がある。このため、バッファのサイズは、必要に応じて変更されてもよい。すなわち、リアルタイム性と、映像の途切れの抑制とのいずれを優先するかに応じて、バッファのサイズが変更されうる。なお、この優先度の設定は、Sink101のユーザによる操作で行われてもよいし、例えばSource102からの指示により、又は、送受信されるデータ(例えばデータの属性)に応じて定められうる。これについて、一部の例を後述する。
続いて、図10を用いて、チャネル幅選択処理の流れについて説明する。本実施形態では、チャネル幅選択制御部904は、まず、実施形態1と同様に、Wi−Fi Displayが有効であるかを判定する(S1001)。このとき、チャネル幅選択制御部904は、Wi−Fi Displayが無効である場合(S1001でNO)、HT40モードを選択する(S1007)。また、この場合、映像ストリーミングを行わないため、バッファサイズの制御は行わない。
一方で、チャネル幅選択制御部904は、Wi−Fi Displayが有効であった場合(S1001でYES)、次に、Source102から送信される映像の許容遅延時間と、OBSSスキャンにかかる時間とを比較する(S1002)。本実施形態では、Source102は、WFD IEを拡張することによって、Sink101に映像の許容遅延時間を通知するものとする。拡張したWFD IEの構成例を図11に示す。図11のWFD IEは、実施形態1におけるWFD IEに、WFD Contents Minimum Delay Timeが追加された構成となっている。この情報は、Source102から送信される映像が表示されるまでの許容遅延時間を含む。
例えば、Source102がリアルタイム性の高いゲームなどの映像をSink101に送信する場合は、WFD Contents Minimum Delay Timeは、100msecと指定されうる。一方で、Source102がリアルタイム性の低い映画などの映像データをSink101に送信する場合には、WFD Contents Minimum Delay Timeは、1000msecと指定されうる。ここでは、WFD Contents Minimum Delay Timeは、Sink101側でバッファを設けることを前提にして、50ミリ秒以上の値であるとする。
Source102は、Device Discovery又はGroup Formation等で送信するProbe Request、Probe Response、Action Frame、Beaconなどに、拡張したWFD IEを付与する。Sink101は、その拡張したWFD IEが付与された信号を受信することによって、Source102が送信する映像の許容遅延時間を知ることができる。また、OBSSスキャンにかかる時間はGOの役割を担った無線LAN装置が送信するBeaconに付与されるOBSS Scan Parameters elementの情報を用いて判断されうる。
図12に、OBSS Scan Parameters IEの構成例を示す。OBSS Scan Parameters IEは、IEEE802.11nの仕様に従うものである。OBSS Scan Parameters IEには、スキャンの時間に関する情報が含められる。OBSS Scan Parameters IEに含まれる情報のうち、本実施形態では、S1002の判定処理に関係する情報要素について説明する。
OBSS Scan Passive Total Per Channelには、各チャネルをパッシブ・スキャンするための最小の合計時間を示す情報が含まれる。OBSS Scan Active Total Per Channelには、各チャネルをアクティブ・スキャンするための最小の合計時間を示す情報が含まれる。BSS Channel Width Trigger Scan IntervalにはOBSS Scanが実行される間隔を示す情報が含まれる。
1つのチャネルをOBSSスキャンするのにかかる時間は、(OBSS Scan Passive Total Per Channel + OBSS Scan Active Total Per Channel)×1.024ミリ秒である。この時間がスキャンするチャネルの数だけかかる。すなわち、OBSSスキャンに要する合計時間は上述の時間にスキャンするチャネル数を乗じた長さとなる。したがって、Sink101は、そのバッファのサイズとして、このOBSSスキャンに要する合計時間分のフレームを保持できるだけのサイズを確保する。なお、Sink101は、さらに、デコード処理、又はOBSSスキャン以外の要因による無線でのパケットロスが発生した場合等のために、バッファサイズをさらに余裕をとってもよい。すなわち、スキャン分の時間に等しい所定時間又はそのスキャン分の時間を超える所定時間を、許容遅延時間との比較対象の時間としてもよい。ここでは、その余裕分として、50ミリ秒だけ確保されるものとする。このとき、チャネル幅選択制御部904は、S1002において、許容遅延時間と、OBSSスキャンに要する合計時間+50ミリ秒との比較をする。
ここで、チャネル幅選択制御部904は、許容遅延時間の方が小さいと判断した場合(S1002でYES)、OBSSスキャンをした場合に映像の乱れを軽減しながら許容遅延時間を満たすことができないため、HT20モードを選択する(S1003)。そして、バッファリング制御部908は、バッファサイズを50ミリ秒分の映像フレームと設定する(S1004)。
一方で、許容遅延時間の方が大きい場合、OBSSスキャンにかかる時間分だけバッファサイズを大きくすることで、映像の乱れを防ぎながら許容遅延時間を守ることができる。このため、チャネル幅選択制御部904は、許容遅延時間の方が大きいと判定した場合(S1002でNO)、HT40モードを選択する(S1005)。そして、バッファリング制御部908は、バッファサイズを50ミリ秒+OBSSスキャンにかかる時間と設定する。
以上により、Source102がClientの場合にOBSSスキャンしたとしても、その間はバッファに格納された映像フレームをSink101が再生することにより、映像の乱れが発生する可能性を抑制することができる。一方で、Sink101がClientの場合でも、同様に、OBSSスキャン中はバッファに格納された映像フレームをSink101が再生することにより、映像の乱れが発生する可能性を抑制することができる。
以上により、本実施形態では、連続的なデータ通信が行われる場合に、映像許容遅延時間に応じて、HT20モードとHT40モードとのいずれかが選択される。これにより、遅延が許されない場合には、OBSSスキャンで一時的に映像の乱れを防ぐためにバッファサイズを大きくするのではなく、HT20モードで動作することで映像の遅延を少なくする。一方で、遅延が許される場合には、HT40モードで接続することによって帯域幅を広くして、より高画質な映像を送信するようにする。そして、OBSSスキャンにかかる時間の分以上にバッファサイズを設けることによって、OBSSスキャン中にフレームが受信でいなくても映像が乱れることなく再生することができる。
なお、Sink101は、映像許容遅延時間を、Source102から取得するのではなく、受信した映像フレームから判断するようにしてもよい。または、Sink101のユーザが、Sink101に対して、映像許容遅延時間を設定できるようにしてもよい。いずれにせよ、Sink101は、映像許容遅延時間を取得して、それをもとにHT20モードかHT40モードかを決定するようにしてもよい。
なお、本実施形態であっても、映像のみならず、任意の連続的なデータ通信について、許容遅延時間に基づいて、HT20モードとHT40モードとのいずれかが選択されるようにしてもよい。
<<実施形態3>>
本実施形態では、映像の種別に応じてHT20モードにするかHT40モードにするかが決定される。実施形態1又は2と同様である点については説明を省略する。上述の各実施形態では、Sink101が、チャネル幅の判定処理を行ったが、本実施形態では、Source102が当該処理を行う。
図13は、本実施形態に係るSource102の機能構成例を示すブロック図である。1301、1303、1305〜1307は実施形態1の図2の201、203、205〜207と同様であるため説明を省略する。Source102は、ハードウェアとして、例えば、1つ以上のプロセッサ(又はCPU)と、ROMやRAM等のメモリ又は記憶装置とを有する。そして、メモリ又は記憶装置に記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより、図13の各機能の少なくとも一部が実現されうる。
ストリーミング制御部1302は、Source102がSink101に映像ストリーミングをするための制御を行う。例えば、ストリーミング制御部1302は、映像をエンコード及びパケット化することによって生成される各映像フレームを、無線LAN制御部1301に送信する。チャネル幅選択制御部1304は、無線ネットワーク103にHT20モードで参加するか、HT40モードで参加するかを決定するための判定を行う。本実施形態では、チャネル幅選択制御部1304は、図14に示す表に基づいて、モードを決定する。
チャネル幅選択制御部1304は、表示部1306に表示している映像種別、すなわちSink101に送信する映像種別からチャネル幅を決定する。例えば、実施形態2と同様に、リアルタイム性が求められないような場合にはHT40モードで動作して帯域幅を広くして高画質な映像を送信できるようにする。その代わりに、Sink101が大きめのバッファを設けることで、OBSSスキャンが発生し、映像フレームが一時的に受信できない場合でも、バッファに格納された映像フレームを再生することで映像の乱れを防ぐことができる。一方で、リアルタイム性が求められるような場合には、HT20モードで動作することにより、OBSSスキャンが行われないようにして、バッファサイズを小さくしてもOBSSスキャンによる映像の乱れが発生しないようにすることができる。
本実施形態において、映像種別は、記録済み映像再生、録画中画面、メニュー画面の3種類であるものとする。記録済み映像再生は、記憶部1307に記憶されている映像データを再生するものであり、リアルタイム性は求められないものとする。したがって、チャネル幅選択制御部1304は、表示部1306に表示している(すなわち、Sink101へ送信する)映像種別が記録済み映像再生である場合は、HT40モードで動作することを決定する。録画中画面は、撮像制御部1310で録画している動画を表示するものであり、リアルタイム性が求められるものとする。カメラで録画している映像をリアルタイムにSink101で確認したいような場合が、これに該当する。したがって、チャネル幅選択制御部1304は、表示部1306に表示している(すなわち、Sink101へ送信する)映像種別が録画中画面である場合は、HT20モードで動作することを決定する。メニュー画面は、記録済み映像を再生するか、又は録画を開始するかを、ユーザが選択できるようなメニュー画面である。ユーザがUI制御部1305を操作した時に、すぐに反応して画面が切り替わることを可能とするために、メニュー画面はリアルタイム性が求められるものとする。そのため、チャネル幅選択制御部1304は、表示部1306に表示している(すなわち、Sink101へ送信する)映像種別がメニュー画面である場合は、HT20モードで動作することを決定する。
映像種別判断部1308は、図14に示すような映像種別のうち、現在、いずれの映像種別の映像を表示しているかを判断する。映像種別判断部1308は、Source102で表示している映像が変化した場合に、映像種別を判断してチャネル幅選択制御部1304に通知し、チャネル幅(動作モード)を選択する。なお、撮像制御部1310は、レンズや撮像素子など、動画を録画するためのハードウェアおよびソフトウェアを含んで構成される。
続いて、本実施形態に係る無線通信システムにおける処理の流れについて図15を用いて説明する。図15は、Wi−Fi Displayにより、Source102の画面をSink101でミラーリングするための一連の処理の流れの例を示すシーケンス図である。図15では、Source102が、P2PのGOの役割で動作する。
まず、Wi−Fi Displayを開始する前に、Source102において、メニュー画面が表示されているものとする(S1501)。S1502〜S1504はS401〜S403と同様であるため説明を省略する。Source102は、S1504で役割を決定すると、無線ネットワーク103を生成する前に、チャネル幅選択処理を実行する(S1505)。このとき、Source102は、メニュー画面を表示しているため、図14に示されるように、HT20モードを選択する。
Source102は、HT20モードを選択すると、無線ネットワーク103をHT20モードで稼働する無線ネットワークとして生成してGOとして起動し(S1506)、定期的にBeaconを送信する(S1507)。このときのBeaconではHT Cap IEのSupported Channel Width Setは、40MHzをサポートすることを示す、1が設定されている。また、HT Operation elementのSecondary Channel Offsetは、実際に20MHzで稼働していることを示す、0が設定されている。
GOが起動してミラーリングが開始されてからの処理はS1507〜S1510であるが、これは上述の各実施形態と同様であるため、説明を省略する。WFD Capability NegotiationとWFD Session Establishmentは、図示していないが、上述の各実施形態と同様に実行される。
次に、Source102のユーザがメニュー画面から録画済み映像の再生の開始を選択したとする(S1511)。すると、Source102は、映像種別が変更となるため、チャネル幅選択処理を実行する(S1512)。図14より、Source102は、記録済み映像の再生中は、HT40モードを選択する。Source102は、HT40モードを選択すると、802.11nで規定されているNotify Channel Width Action frameをSink101に送信する。これにより、Source102は、HT40モードでの動作を開始したことをSink101に通知する(S1513)。また、Source102は、Beaconの送信においてもHT Operation elementのSecondary Channel Offsetを1または3に設定することで、HT40モードで稼働していることを報知する。
HT40モードにするとSink101がOBSSスキャンを開始して、その間映像フレームを受信できずに映像が乱れてしまう場合がある。このため、これを防ぐために、Source102は、バッファサイズ拡大要求をSink101に送信する。Sink101はバッファサイズ拡大要求を受信したことに応じて、バッファサイズを拡大する(S1515)。
HT40モードでは信号帯域幅が大きくなり、高画質の映像を送りやすくなる。このため、Source102は、Wi−Fi Displayで規定されているAV Format Changeを送信し、より高画質なデータを送信することをSink101に通知する(S1516)。これは高画質な映像を送信したい場合に行われるもので、必ずしも送信されなくてもよい。その後、Source102は、映像フレームをRTPデータとして引き続き送信する(S1517)。次に、Source102のユーザがSource102を操作し、録画を開始したとする(S1518)。すると、Source102は、映像種別が変更となるため、チャネル幅選択処理を実行する(S1519)。図14より、Source102は、録画中は、HT20モードを選択する。
Source102は、HT20モードを選択すると、802.11nで規定されているNotify Channel Width Action frameをSink101に送信する。これにより、Source102は、HT20モードでの動作を開始したことをSink101に通知する(S1520)。また、Source102は、Beaconの送信においても、HT Operation elementのSecondary Channel Offsetを0に設定することで、HT20モードで稼働していることを報知する。
HT20モードにすると、Sink101がOBSSスキャンを開始して、その間映像フレームを受信できずに映像が乱れることはない。このため、Source102は、リアルタイム性を優先してバッファサイズ縮小要求をSink101に送信する(S1521)。Sink101は、バッファサイズ拡大要求を受信すると、バッファサイズを拡大する(S1522)。HT20モードになり信号帯域幅が小さくなるため、高画質の映像では帯域幅が足りない場合には、Source102は、Wi−Fi Displayで規定されているAV Format Changeを送信する。これにより、Source102は、画質を下げたデータを送信することをSink101に通知する(S1523)。これは上述した通り、必ずしも送信されなくてもよい。その後、Source102は、映像フレームをRTPデータとして、引き続きSink101へと送信する(S1524)。
本実施形態では、Source102は、送信される映像種別に応じてHT20モードとHT40モードとを動的に選択する。そして、Source102は、リアルタイム性が要求される場合にはSink101のバッファサイズを小さくし、HT20モードで動作することにより、OBSSスキャンによる映像の乱れを防ぐ。一方で、Source102は、リアルタイム性が要求されない場合にはSink101のバッファサイズを大きくしてHT40モードで動作する。これにより、Sink101が、OBSSスキャン中の映像フレームが一時的に受信できなくなることを防ぎ、映像が乱れてしまうことを防ぐことができる。
なお、図15の説明では、Wi−Fi Displayが起動されている際の、送信される映像種別に応じて、動作モードがHT20モードとHT40モードとのいずれかから選択される例について説明したが、これに限られない。例えば、連続的なデータ通信が行われる場合であれば、その通信されるデータの種別に応じて、動作モードが選択されるようにすることができる。
<<実施形態4>>
本実施形態では、映像の種別に応じてHT20モードにするかHT40モードにするかを決定するが、実施形態3と異なり、Sink101がチャネル幅選択処理を実行する。他の実施形態と同様の点については説明を省略する。図16は、本実施形態におけるSink101の機能構成例を示すブロック図である。図16の1601、1602、1603、1605〜1607、及び1608は、それぞれ、図2、9及び13の1301、202、1303、1305〜1307、908と同様であるため、説明を省略する。
チャネル幅選択制御部1604は、無線ネットワーク103にHT20モードで参加するか、HT40モードで参加するかを決定するための判定を行う。本実施形態では、チャネル幅選択制御部1304は、図18に示す表に基づいて、動作モードを決定する。映像種別は、Source102からの、図19で示される、拡張されたWFD IEの情報を用いて決定される。拡張されたWFD IEの情報については詳細な説明は後述する。
チャネル幅選択制御部1604は、映像種別がHighQualityの場合には、リアルタイム性よりも画質の方が重要であるため、信号帯域幅の大きいHT40モードを選択する。そして、バッファリング制御部1608は、OBSSスキャンで映像フレームが受信できなくなった場合に一時的に映像が乱れることを防ぐため、OBSSスキャンにかかる時間以上のバッファサイズを持つようにする。一方で、チャネル幅選択制御部1604は、映像種別がRealtimeの場合はリアルタイム性が重要であるため、信号帯域幅が小さいが、OBSSスキャンをしないで済むHT20モードを選択する。そして、バッファリング制御部1608は、バッファサイズを小さくする。
続いて、本実施形態に係る無線通信システムにおける処理の流れについて図17を用いて説明する。図17はWi−Fi Displayにより、Source102の画面をSink101でミラーリングするための一連の処理の流れを示すシーケンス図である。図17では、Sink101が、P2PのGOの役割で動作する。なお、図17の初期状態として、Source102では、リアルタイム性が重要であるメニュー画面が表示されているものとする。
S1701〜S1703は、図15のS1502〜S1504と同様であるため、説明を省略する。Source102は、GOを起動すると(S1704)、Beaconを送信する(S1705)が、このとき、図19に示す拡張されたWFD IEの情報がBeaconに付与される(S1705)。図19に示す拡張WFD IEは、Wi−Fi Displayで規定されているWFD IEに、WFD Contents InformationとしてWFD Contents Categoryが追加されたものである。この追加された情報は、送信される映像の種別を表わすものである。リアルタイム性が要求される場合には、この情報に、Realtimeとして1が設定される。リアルタイム性よりも高画質が要求される場合は、この情報に、HighQualityとして2が設定される。なお、この情報には、それら以外の値は設定されないものとする。
S1705の時点では、メニュー画面が表示されているため、Beaconの拡張WFD IEのWFD Contents CategoryではRealtimeが指定される。Sink101は、そのBeaconを受信すると、チャネル幅選択処理を実行する(S1706)。Sink101は、図18に示した通り、Realtimeの場合には、HT20モードを選択する。S1707〜S1709は図15のS1508〜S1510と同様であるため、説明を省略する。
次に、Source102のユーザが、メニュー画面から録画済み映像の再生の開始を選択したとする(S1710)。Source102は、録画済み映像の再生は、リアルタイム性よりも高画質を優先するため、拡張WFD IEのWFD Contents CategoryをHighQualityにする(S1711)。Sink101は、この設定がされたBeaconを受信すると、チャネル幅選択処理を行う(S1712)。Sink101は、図18に基づいて、HighQualityの場合はHT40モードを選択する。そして、Sink101は、HT40モードで再接続をするために、S415と同様にReassociation Requestを送信する(S1713)。すると、Reassociation Responseが、Source102からSink101へ送信される(S1714)。さらに、Sink101は、OBSSスキャン中に映像の乱れが発生することを防ぐために、バッファサイズを大きくする(S1715)。このとき、Sink101は、実施形態2と同様にOBSSスキャンにかかる時間を見積って、バッファサイズを決めることができる。
HT40モードで接続した後は信号帯域幅が大きくなるため、高画質なデータの送信が容易になる。このため、Sink101は、より高画質な映像を送信することを要求する(S1716)。Source102は、その要求を受信すると、より高画質な映像を送ることを通知し(S1717)、実際に高画質な映像データをRTPとして送信する(S1718)。
次に、Source102のユーザがSource102を操作し、録画を開始したとする(S1719)。録画を開始すると、画質よりもリアルタイム性が重視されることとなる。そのため、Source102は、拡張WFD IEのWFD Contents CategoryをRealtimeとしてBeaconの送信を開始する(S1720)。Sink101は、受信したBeaconにおいて、WFD Contents Categoryに変更があると、S1706及びS1712と同様に、チャネル幅選択処理を実行する(S1721)。図18に示すようにRealtimeの場合はHT20モードが選択されるため、Sink101は、HT20モードを通知するためにReassociation Requestを送信する(S1722)。Source102は、それを受信すると、Reassociation Responseを返す(S1723)。
Sink101は、HT20モードにするとOBSSスキャンをする必要がなくなるため、バッファサイズを小さくする(S1724)。そして、Sink101は、信号帯域幅が小さくなった分、画質を落として送信してもらうための要求をSource102に送信する(S1725)。すると、Source102は、AV Format Changeを送信し、画質を下げたデータを送信することをSink101に通知する(S1726)。その後、Source102は、映像フレームをRTPデータとして引き続き送信する(S1727)。
本実施形態では、送信される映像種別に応じてHT20モードとHT40モードとのいずれかがSink101によって動的に選択される。Sink101は、リアルタイム性が要求される場合にはバッファサイズを小さくし、HT20モードで動作することにより、OBSSスキャンによる映像の乱れを防ぐ。一方で、Sink101は、リアルタイム性が要求されない場合にはバッファサイズを大きくしてHT40モードで動作することで、OBSSスキャン中の映像フレームが一時的に受信できなくなり、映像が乱れてしまうことを防ぐ。
<<その他の実施形態>>
また上述の各実施形態では、Wi−Fi Displayを例に説明したが、Wi−Fi Displayではなく、他の方法により映像ストリーミングが配信される場合に、上述の閣議論を適用することもできる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:Sink、102:Source、103:無線ネットワーク、201:無線LAN制御部、202:ストリーミング制御部、203:Wi−Fi Display管理制御部、204:チャネル幅選択制御部、205:UI制御部、206:表示部、207:記憶部、908:バッファリング制御部、1308:映像種別判断部、1309:撮像制御部

Claims (15)

  1. 動作中に他のチャネルへ移る期間がある第1の動作モードと、動作中に前記期間がない第2の動作モードとの、いずれかで動作できる通信装置であって、
    一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるかを判定する判定手段と、
    前記判定の結果に基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する選択手段と、
    選択された動作モードでデータ通信を行う通信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記選択手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定された場合に、前記第2の動作モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記選択手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定されなかった場合に、前記第1の動作モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記判定手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定した場合、さらに、当該連続的なデータ通信における許容遅延時間が、前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に関する時間を超えるか否かを判定し、
    前記選択手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定されたか否か、及び、前記許容遅延時間が前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に関する時間を超えるか否かに基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記選択手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定され、かつ、前記許容遅延時間が前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に関する時間を超える場合、前記第1の動作モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記選択手段は、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定され、かつ、前記許容遅延時間が前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に関する時間を超えない場合、前記第2の動作モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の通信装置。
  7. 前記許容遅延時間は、前記データ通信の相手の装置から通知される、
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記許容遅延時間は、前記データ通信において通信されるデータから判定される、
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に関する時間は、前記第1の動作モードにおいて前記他のチャネルへ移っている前記期間に等しい又は当該期間を超える所定時間である、
    ことを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記選択手段は、前記判定手段が一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われると判定した場合、当該連続的なデータ通信において通信されるデータの種別に基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記種別は、リアルタイム性が求められる種別を含み、
    前記選択手段は、リアルタイム性が求められる種別のデータに対しては、前記第2の動作モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記種別の情報は、前記データ通信の相手の装置から通知される、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の通信装置。
  13. 前記第1の動作モードは、前記第2の動作モードより高速通信が可能な動作モードである、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 動作中に他のチャネルへ移る期間がある第1の動作モードと、動作中に前記期間がない第2の動作モードとの、いずれかで動作できる通信装置の制御方法であって、
    判定手段が、一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるかを判定する判定工程と、
    選択手段が、前記判定の結果に基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する選択工程と、
    通信手段が、選択された動作モードでデータ通信を行う通信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. 動作中に他のチャネルへ移る期間がある第1の動作モードと、動作中に前記期間がない第2の動作モードとの、いずれかで動作できる通信装置に備えられたコンピュータに、
    一定期間にわたって連続的にデータ通信が行われるかを判定する判定工程と、
    前記判定の結果に基づいて、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとのいずれで動作するかを選択する選択工程と、
    選択された動作モードでデータ通信を行う通信工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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