JP2017085246A - 通信装置およびその制御方法、通信システムとプログラム - Google Patents

通信装置およびその制御方法、通信システムとプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】転送するコンテンツに応じてプロトコルを使い分けるとき、プロトコルの切り替えがオーバヘッドとなり、快適な通信ができない可能性がある。【解決手段】送信先と内との間で複数のデータの送信サービスを利用できる場合には、送信するデータが動画の場合、動画をまず静止画に変換して静止画に適したサービスで送信し、その静止画に対して再生指示を送信先装置から受信したなら、動画を動画に適したサービスで送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、通信システムとプログラムに関する。
近年、デジタルカメラやプリンタなどの電子機器に無線LANステーション機能を搭載し、電子機器を通信装置として、無線LANに接続して使用するケースが増えてきている。また、Wi−Fi AllianceによりWi−Fi Direct(登録商標)という規格が制定された。Wi−Fi Directでは、各電子機器が無線LANアクセスポイントまたは無線LANステーションのいずれとして動作するかを決定するプロトコルが規定されている。前記プロトコルを実行することにより、電子機器のどちらが無線LANアクセスポイントになり、どちらが無線LANステーションになるかを自動的に決定できるので、ユーザの利便性が向上している。また、アプリケーションレイヤにおいて他装置が提供しているサービスの内容を検索する機能(サービスディスカバリ機能)が、Wi−Fi Directのオプション機能として規定されている。本サービスディスカバリ機能によれば、接続処理実行前に、接続相手となる電子機器が提供しているサービスの情報を知ることができ、ユーザの利便性が向上する。
また、Wi−Fi AllianceによりMiracast(登録商標)という規格が制定された。Miracastでは、動画送信を無線で実現するディスプレイ転送技術が規定されている。前記ディスプレイ転送技術を実行することにより、デジタルカメラなどの電子機器からテレビなどにディスプレイをミラーリングすることができ、ユーザの利便性が向上する。
また、ネットワークを介して複数の機器を接続し、画像、動画、音声などのコンテンツデータを共有して利用するUPnP(Universal Plug And Play)をベースにしたDLNA(Digital Living Network Alliance)なども注目されている。DLNAでは、テレビなどのデジタルメディアプレーヤ(DMP:Digital Media Player)と称されるコンテンツ再生装置が規定されている。DMPは、ネットワーク上のデジタルカメラなどのデジタルメディアサーバ(DMS:Digital Media Server)からコンテンツデータ、及びコンテンツデータに関する情報(メタデータ)を取得することができる。また、テレビなどのデジタルメディアレンダラ(DMR:Digital Media Renderer)と称されるコンテンツ再生装置も規定されている。DMRは、デジタルメディアコントローラ(DMC:Digital Media Controller)の設定に基づき、DMSからコンテンツデータを取得することができる。
例えば、特許文献1では、それぞれ異なる通信プロトコルによる通信機能を備えるホスト装置と通信装置との間に介在して、通信プロトコルを変換するプロトコル変換装置を用いることによって、接続を容易にする。
特開2007−13880号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、プロトコル変換装置を介在させることで、ホスト装置と通信装置との間の通信を可能にすることを目的としており、互いの装置が共通の複数のプロトコルに対応している場合について言及されていない。互いの装置が複数のプロトコルに対応している場合、送受信するコンテンツに応じてプロトコルを使い分けることで利便性は上がる。しかしながら、プロトコルの切り替えがオーバヘッドとなり、快適な通信ができない可能性がある。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、プロトコルの切り替えのオーバヘッドを抑制しつつ、コンテンツに適したプロトコルを用いてコンテンツを転送することが可能な通信装置、通信装置の制御方法及び通信システムとプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は以下の構成を有する。
無線通信により、第一のタイプのデータの送信に適している第一の送信サービスを提供する第一のサービス提供手段と、
無線通信により、第二のタイプのデータの送信に適している第二の送信サービスを提供する第二のサービス提供手段と、
前記第一のタイプのデータを前記第一の送信サービスで送信し、前記第二のタイプのデータを前記第二の送信サービスで送信する制御手段と
を有する。
本発明によれば、プロトコルの切り替えによるオーバヘッドを抑制しつつ、コンテンツに適したプロトコルを用いて当該コンテンツを転送することが可能となる。
装置を構成するブロック図 装置内のソフトウェア機能ブロック図 本実施形態のネットワーク構成を例示する図 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート 本実施形態の通信装置の表示部に表示される画面を例示する図 本実施形態に適用される通信装置間のシーケンス図 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート 本実施形態のサービス装置の表示部に表示される画面を例示する図 本実施形態2の通信装置の処理を示すフローチャート
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
[実施形態1]
<ハードウェア構成>
本実施形態に好適な事例におけるハードウェア構成について説明する。図1は本発明を適用できる実施形態に係る、後述のデジタルカメラやテレビなどの各装置の構成の一例を表すブロック図である。101は装置全体を示す。なお装置101は通信機能を有する点で共通することから、通信装置101と呼ぶ場合もある。制御部102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。制御部102は、1つ又は複数のCPUやMPU等のプロセッサを含む。制御部102は、他の装置との間で通信パラメータの設定制御も行う。記憶部103は、制御部102が実行する制御プログラムと、通信パラメータ等の各種情報を記憶する。また、記憶部103には、通信装置で生成された、又は、外部装置から受信した、画像データやファイル等を記憶してもよい。記憶部103は、ROM,RAM,HDD,フラッシュメモリ等の各種メモリによって構成される。尚、後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。
無線部104は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信を行って無線通信機能を提供する。表示部105は、各種表示を行う表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。表示部105は視覚情報および音情報の少なくともどちらか一方を出力する機能を備えるものである。アンテナ制御部107は、アンテナ108を制御して無線通信による信号を送受信する。操作部109は、ユーザが各種入力等を行い、通信装置を操作する。操作部109は、各種ボタンやタッチパネル等によって構成される。サービス提供部110は、通信機器が備えるアプリケーションレイヤのサービスを提供する機能を備えている。例えば、本通信機器がプリンタである場合は、印刷機能を提供し、デジタルカメラである場合は撮像機能を提供する。尚、図1は一例であり、通信装置101は図1に示すハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。
<ソフトウェア機能ブロック>
図2は、通信装置101による後述の通信制御機能を実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。201はソフトウェア機能ブロック全体を示す。Discovery制御部202は、通信相手となる通信装置を検索する検索処理を動作させる。GO Negotiation制御部203は、Wi−Fi Directプロトコル仕様に基づいた制御を行い、通信装置間でどちらが無線LANアクセスポイントになり、どちらが無線LANステーションになるかといった無線レイヤにおける役割を決定する。Wi−Fi Directにおいては、無線LANアクセスポイント機能を実施する通信装置をP2Pグループオーナー(以下、GO)、無線LANステーション機能を実施する通信装置をP2Pクライアント(以下、CL)と称する。通信装置101がGOまたは無線LANアクセスポイントとなる場合は、後述の無線LANアクセスポイント機能制御部211が起動され、CLまたは無線LANステーションとなる場合は、後述の無線LANステーション機能制御部210が起動される。このGO NegotiationのプロトコルはWi−Fi Direct仕様で決定されている。Wi−Fi Directでは、GOが構築したネットワークをP2Pグループと称する。本実施形態でもネットワークのことをP2Pグループと記載する場合がある。本実施形態においては、これらは同一の意味で記載されている。なお、本実施形態では、P2Pグループオーナー(GO)、P2Pクライアント(CL)および役割が未決定の通信装置群をまとめて、P2Pデバイスと称する。なおP2Pとはピアツーピアの略式の表記であり、サーバ−クライアントと異なり、2つのステーションが対等な通信であることを示す。
DHCPクライアント制御部204は、GO Negotiation制御部203により、自通信装置の役割が無線LANステーションと決定されたときに起動される。DHCPサーバ制御部205は、GO Negotiation制御部203により自通信装置の役割が無線LANアクセスポイントと決定されたときに起動される。
WPSエンローリ制御部206は、無線LANの通信のために必要な通信パラメ―タを、他のWPSレジストラ装置より受信する。WPSエンローリ制御部206は、DHCPクライアント制御部204と同様に、自通信装置の役割が無線LANステーションのときに動作する。WPSレジストラ制御部207は、無線LANの通信のために必要な通信パラメータを他のWPSエンローリ装置に提供する。WPSレジストラ制御部207は、DHCPサーバ制御部205と同様に、自通信装置の役割が無線LANアクセスポイントのときに動作する。尚、WPSレジストラによって提供される通信パラメータは、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式等のパラメータである。
無線LANパケット受信部208および無線LANパケット送信部209は、上位レイヤの通信プロトコルを含むあらゆるパケットの送受信をつかさどる。無線LANステーション機能制御部210は、自通信装置が無線LANステーションとして動作するときの認証・暗号処理等を実施し、無線LANアクセスポイントとして動作する装置が構築した無線ネットワークに参加する。無線LANアクセスポイント機能制御部211は、自通信装置が無線LANアクセスポイント機能として動作するときに無線ネットワークを構築し、認証・暗号処理および通信相手装置の管理等を実施する。無線LANステーション機能制御部210および無線LANアクセスポイント機能制御部211は、どちらか一方の機能もしくは同時に動作することが可能である。
パケットルーティング制御部212は、無線LANアクセスポイント機能制御部211が動作しているときに、通信パケットをブリッジおよびルーティングする。データ記憶部213は、ソフトウェアそのものおよび、無線LANパラメータや、前述のDHCPアドレステーブルおよびARPテーブル等の各種テーブルを記憶保持している。
サービスディスカバリ制御部214は、Wi−Fi Direct特有のサービスディスカバリ機能をつかさどる。サービスディスカバリ機能は、IEEE802.11uで定められたアクションフレームを送受信することにより、相手通信装置の保有しているサービス情報をやりとりする。具体的にはSD Queryを送信し、SD Responseを返答として受信する。もしくは、相手装置からのSD Queryを受信し、応答としてSD Responseを送信する。
P2P Invitation機能制御部215は、Wi−Fi Direct規格で定められたInvitation機能を制御する。Invitation機能についてはWi−Fi Direct仕様に定められているため詳細は割愛するが、GO機器もしくはCL機器のいずれに役割の決まっていないP2PデバイスをP2Pクライアントとして接続を促す機能である。
サービス提供部216は、アプリケーションレイヤのサービスを提供する。ここでのアプリケーションレイヤとは、OSI参照モデルにおける第5層以上の上位レイヤにおけるサービス提供層のことをさす。すなわち、サービス提供部216は、例えば、印刷機能(印刷サービス)や画像ストリーミング機能(動画像ストリーミングサービス)や、ファイル転送機能(ファイル転送サービス)などを提供する。すなわち例えばMiracastやDLNAなどによる送信サービスを提供する。
アプリケーションレイヤにおけるサービス利用部217は、サーバとして機能する装置のアプリケーションレイヤのサービス提供部216によって提供されるサービスを受け、そのサービスを利用する。すなわち、印刷サービス提供装置へ印刷データを送信する機能や、ストリーミングサービスやファイル転送サービスを受けて受信した動画像データをデジタルディスプレイに送信する機能などを司る。
なお、図2に示す全ての機能ブロックはソフトウェアによって提供されるものに限らず、ハードウェアによって提供されるようにしてもよい。そして、図2に示す各機能ブロックは、相互関係を有するものである。また、図2に示す各機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
<システム概略>
図3は、デジタルカメラ301とテレビ302から構成される通信システムであるネットワーク300を示した図である。これら全ての装置は、先に説明した図1、図2の構成を有している。それに加えて、サービス提供部216で提供する機能、たとえばデジタルカメラやテレビとしての機能を果たすための構成を有している。たとえば、デジタルカメラであれば、画像を撮影してデジタル画像データを記録または出力する機能をさらに有する。またテレビであれば、入力された画像データに従って、画面上に画像を表示する機能を更に有する。ここで本例では、デジタルカメラ301とテレビ302は、MiracastとDLNAという2種類のアプリケーションレイヤのプロトコルを利用でき、テレビ302は、それぞれのプロトコルを用いてデジタルカメラ301が提供するストリーミングサービスまたはコンテンツ配信サービスを利用して画像を表示できる。デジタルカメラ301とテレビ302のアプリケーションレイヤにおけるそれぞれの通信プロトコルに関して説明する。
<Miracast>
Miracastを用いて、デジタルカメラ301が、表示部105に表示されるUI画面をストリーミングデータに変換し、WI−FI Directを介してテレビ302に送信することが可能である。テレビ302は、取得したストリーミングデータを表示部105に表示することができる。すなわち、デジタルカメラ301のサービス提供部216によりMiracastを用いた画像のストリーミング配信を提供し、テレビ302のサービス受益部217により、そのストリーミング配信を受信して表示する。この際、デジタルカメラ301で表示するコンテンツデータが静止画であっても動画であっても、表示する時間に応じてデータ転送量は増加する。すなわち、コンテンツデータが静止画である場合は、コンテンツデータは比較的小量なので、コンテンツデータを転送するよりも、Miracastで転送した方が一般的に通信トラフィックが増大してしまうという問題が生じる。一方、コンテンツデータが動画である場合は、コンテンツデータは比較的大量なので、Miracastではそのコンテンツデータをストリーミングデータに変換して転送することから、シームレスな動画再生が可能となる。以上述べた様に、Miracastは動画などのコンテンツの転送には向いているが、静止画などのコンテンツの転送には向いていない。
<DLNA>
DLNAは、デジタルカメラ301がDMSまたはDMCとなり、テレビ302がDMRまたはDMPとなることで、デジタルカメラ301に格納されている所望のコンテンツデータを、テレビ302に取得させることが可能となる。テレビ302は、取得したコンテンツデータを表示部105に表示すること等ができる。すなわち、デジタルカメラ301のサービス提供部216によりDLNAを用いたコンテンツデータを提供し、テレビ302のサービス受益部217により、そのコンテンツデータを受信して表示等を行う。この際、静止画などの小量のコンテンツデータであれば、転送にかかる時間は比較的短くなる。すなわち、転送後に転送されたコンテンツデータを再生する場合でも、コンテンツデータの再生指示を開始してから、テレビ302のディスプレイ上にコンテンツデータを再生するまでのレスポンスが短い。一方、動画などの大量のコンテンツデータであれば、転送にかかる時間は比較的長くなる。すなわち、転送後に転送されたコンテンツデータを再生する場合、コンテンツデータの再生指示を開始してから、テレビ302のディスプレイ上でコンテンツデータを再生するまでのレスポンスが長い。以上述べた様に、DLNAは静止画などの小量のコンテンツデータの転送には向いているが、動画などの大量のコンテンツデータの転送には向いていない。
<通信概要>
次に図4を参照して、本実施形態におけるデジタルカメラ301がテレビ302と通信を行う場合のデジタルカメラ301での処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、デジタルカメラ301の制御部102が入力信号やプログラムに従い、デジタルカメラ301の各部を制御することにより実現される。なお、特に言及しない限り、デジタルカメラ301の処理を占める他のフローチャートも同様である。図4の手順は、たとえばメニュー画面から接続相手の選択等の項目が選択されると実行される。
<接続装置種別選択>
ステップS401において、制御部102は表示部105に接続相手装置の種別を選択させる選択画面を表示し、デジタルカメラ301のユーザに接続相手装置の種別を選択させる。図5(a)にデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。デジタルカメラ301のユーザは、接続相手装置の種類として、カメラ501、携帯電話502、PC503、プリンタ504、Webサービス505、テレビ506などを選択することができる。ここでは、デジタルカメラ301のユーザが、テレビ506を選択したものとする。制御部102はデジタルカメラ301のユーザによって接続相手装置の種別を選択されたと判断したら、処理をステップS402に進める。
<サービス装置の検索>
ステップS402において、制御部102はステップS401で選択された接続相手装置の種別に対応したサービス装置の検索処理を実行し、処理をステップS403に進める。図5(b)に、ステップS402においてデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。なおここでいうサービス装置とは、選択された装置種別に対応した装置のうち、デジタルカメラ301と共通のアプリケーションプロトコルをサポートする装置のことであって、サービス提供側のみならずサービス受益側の装置も含む。
図6は、接続相手としてテレビ506が選択された場合に、デジタルカメラ301とTV_A、TV_B、TV_C間の動作シーケンスを示す模式図である。F605〜F609はTV_Aと接続する場合の、F610〜F612はTV_Bと接続する場合のシーケンスを示す。デジタルカメラ301はサービスを利用するために、当該サービスに対応している通信装置を検索するための問い合わせ信号すなわちサービス検索要求をネットワークに送信する(F601)。問い合わせは、たとえばS401で選択された装置種別およびデジタルカメラ301がサポートするプロトコル(すなわちサービス)を特定する識別情報を含む。サービス検索要求を受信したサービス装置は、サービス利用装置に検出応答(あるいは検索応答)信号を送信する(F602、F603、F604)。なお、検索応答を返す装置は、該当する装置種別であり、かつ該当するプロトコルをサポートする装置のみであってもよい。F602、F603、F604の検出応答信号には、TV_A、TV_B、TV_Cのそれぞれがどのサービスに対応しているかの情報も含まれている。また、本実施形態では、サービスに対応している通信装置を検索するための問い合わせであるサービス検索要求を一度送信し、それに対応して受信した検出応答を解析することにより、発見したサービス装置がどのサービスに対応しているかを取得しているが、サービス毎に通信装置を検索するための問い合わせ信号を送信する様にしても良い。このようにステップS402においては、デジタルカメラ301は選択された種類の装置(この例ではテレビ)にサービス検索要求を送信し、サービス検索要求に該当する装置によりサービス検索要求に応じて送信される検出応答を受信することで、指定したサービスをサポートする装置を特定することができる。
ステップS403において、制御部102はステップS402においてサービス装置を発見したかを判定する。ステップS403の判定は、たとえば検出応答があれば発見したものと判定してもよい。サービス装置を発見していないと判定した場合は、制御部102は処理をステップS404に進める。サービス装置を発見したと判定した場合は、制御部102は処理をステップS405に進める。
ステップ404において、制御部102は表示部105にサービス装置を発見できなかった旨のエラー画面を表示し、処理を終了する。図5(c)にステップS404でデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。なお、本実施形態では、サービスに対応している通信装置を検索するための問い合わせ信号を一度しか送信していないが、複数回送信する様にし、所定の時間経過後にエラー画面を表示する様にしても良い。また、エラー画面表示後に、デジタルカメラ301のユーザの操作を受け付け、再度検索するように指示された場合は、処理をステップS402に戻す様にしても良い。
ステップS405において、制御部102は表示部105にステップS402で発見したサービス装置の一覧を表示し、処理をステップS406に進める。一覧は、受信した検出応答に含まれた送信元の装置の識別情報や、対応するサービス(あるいはプロトコル)を示す情報等に基づいて表示される。一覧には、たとえば装置の識別情報とサポートするサービス(あるいはプロトコル)が含まれる。図5(d)にステップS405でデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図5(d)では接続相手装置の種別がテレビであり、対応したサービスをDLNAとMiracastとしており、DLNAに対応している装置として、TV_A511とTV_B512、Miracastに対応している装置として、TV_AとTV_Cが発見された場合の例を示している。また、本実施形態では、デジタルカメラ301の表示部105に対応したサービスも表示しているが、表示しなくても良い。
<サービス装置との接続>
ステップS406において、制御部102は、ステップS405において表示部105に表示したサービス装置の一覧から、デジタルカメラ301のユーザに、接続するサービス装置を選択させる。なおこのとき利用するサービスも合わせて指定させてもよい。デジタルカメラ301のユーザによって、接続するサービス装置が選択されると、制御部102は処理をステップS407に進める。図9(a)にステップS406で選択されたテレビ302の表示部105に表示されるUI画面を例示する。本実施形態では、テレビ302の表示部105に、接続要求があった旨のメッセージを表示するようにしているが、表示せずに許可するようにしても良い。また、デジタルカメラ301から検索するようにしているが、テレビ302から検索するようにしても良い。
ステップS407において、制御部102はステップS406において選択されたサービス装置に対して無線接続処理を行う。本例では、図9(a)で「はい」が選択されるとステップS407が実行される。「いいえ」であれば、そのまま終了するか、あるいは接続を拒絶された旨をデジタルカメラ301に表示する。図5(e)に、無線接続を行う場合にデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図5(e)では接続するサービス装置としてTV_Aが選択された場合の例を示している。無線接続処理が完了すると、制御部102は処理をステップS408に進める。
ステップS408において、制御部102はサービス接続処理を行う。サービス接続処理の詳細については後述する。サービス接続処理が完了すると、制御部102は処理をステップS409に進める。例えばサービスが画像転送であれば、デジタルカメラ301による画像データの送信先となるサービス装置との間で、データ送信などのサービスの実行に先立ってアプリケーションレイヤにおいて提供可能なサービス(あるいはプロトコル)で接続される。
ステップS409において、制御部102はサービス処理を行う。サービス処理の詳細については後述する。サービス処理が完了すると、制御部102は処理を終了する。
<サービス接続処理の詳細>
次に図7を参照して、図4のステップS408のサービス接続処理について詳細を説明する。図7は本実施形態におけるデジタルカメラ301のサービス接続処理の動作を示すフローチャートである。
ステップS701において、制御部103は接続するサービス提供装置と接続可能なサービス数を取得する。例えば、図5(d)においてTV_Aと接続する場合は、接続可能なサービスとしてDLNAとMiracastに対応しているため、サービス数として2が取得される。TV_Bと接続する場合は、接続可能なサービスとしてDLNAのみに対応しているため、1が取得される。同様にTV_Cと接続する場合は、接続可能なサービスとしてMiracastのみに対応しているため、1が取得される。接続可能なサービス数の取得が完了すると、制御部103は処理をステップS702に進める。
ステップS702において、制御部103は接続可能なサービスの数だけ、サービス接続処理を実行する。ステップS702前後の6角形のボックスは、接続可能なサービスの数だけステップS702を繰り返すことを示している。ステップS702では、例えば、図5(d)においてTV_Aと接続する場合は、接続可能なサービスとしてDLNAとMiracastに対応しているため、DLNAの接続処理と、Miracastの接続処理を実行する。TV_Bと接続する場合は、接続可能なサービスとしてDLNAに対応しているため、DLNAの接続処理を実行する。接続可能なサービス全ての接続処理を完了すると、制御部103は処理を終了する。
図6を参照して、デジタルカメラ301とTV_A、TV_B間の動作シーケンスについて説明する。まず初めに、デジタルカメラ301とTV_Aが接続する場合の動作シーケンスについて説明する。例えば、デジタルカメラ301とTV_AがDLNAとMiracastの2つのサービスに対応している場合、デジタルカメラ301とTV_Aは第一のサービス接続処理を実行する(F606)。次にデジタルカメラ301とTV_Aは第二のサービス接続処理を実行する(F607)。なお、この時の第一のサービス接続処理がDLNAの接続処理であっても、Miracastの接続処理であっても良い。また、本実施例では第一のサービス接続処理と第二のサービス接続処理を順番に行っているが、同時に行っても良い。サービス接続処理とはたとえば、それぞれのサービスを提供する送信側装置のサービス提供部216と受信側装置のサービス受益部217との間で、アプリケーションレイヤのコネクションを確立することなどを含む。
次に、デジタルカメラ301とTV_Bが接続する場合の動作シーケンスについて説明する。例えば、デジタルカメラ301はDLNAとMiracastに対応しているが、TV_BはDLNAのみ対応している場合、デジタルカメラ301とTV_Bは第一のサービス接続処理を実行する(F611)。なお、この時の第一のサービス接続処理とは、DLNAの接続処理である。図6においてF605及びF610は図4のステップS407に相当する。
<サービス処理の詳細>
次に図8を参照して、図4のステップS409のサービス処理について詳細を説明する。図8は本実施例におけるデジタルカメラ301のサービス処理の動作を示すフローチャートである。
ステップS801において、制御部103は転送するコンテンツを選択する。デジタルカメラ301のユーザに選択させても良いし、ステップS401を開始する前に表示していたコンテンツを選択しても良い。コンテンツの選択が完了すると、制御部103は選択されたコンテンツの種類に応じたユーザーインターフェイスを表示し、処理をステップS802に進める。図5(f)、図5(g)にデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図5(f)において、コンテンツ514は静止画である。画像送りボタン515、516を選択することで、別のコンテンツを表示させることができる。また、終了ボタン517を選択することで、サービス処理を終了させることもできる。図5(g)において、コンテンツ521は動画である。その他のボタンに関しては図5(f)と同様であるため、説明を省略する。
ステップ802において、制御部103はサービス機器と複数のサービスで接続中かを判定する。判定はステップS701で取得したサービス数を用いて行うことができる。例えば、TV_Aと接続している場合は、DLNAとMiracastの2つのサービスで接続処理を行っているため、複数のサービスと接続中であると判定される。TV_Bと接続している場合は、DLNAのみの1つのサービスで接続処理を行っているため、複数のサービスと接続中ではないと判定される。制御部103は、サービス機器と複数のサービスで接続中であると判定した場合、処理をステップS803に進め、複数のサービスで接続中でないと判定した場合、処理をステップS809に進める。
ステップS803において、制御部103は、ステップS801で選択した転送するコンテンツのファイルタイプを取得する。コンテンツのタイプは例えば静止画や動画などを含む。図5(f)のコンテンツが表示されているときには、コンテンツのファイルタイプとして静止画が取得される。図5(g)のコンテンツが表示されているときには、コンテンツのファイルタイプとして動画が取得される。本実施形態では、コンテンツのファイルタイプを静止画や動画としているが、JPEGやMP4、RAWなどの、アプリケーションに対応したファイル形式を示す情報であっても良い。ファイルタイプの取得が完了すると、制御部103は処理をステップS804に進める。
ステップS804において、制御部103は転送するコンテンツのファイルタイプが第一のサービスに適しているかを判定する。本実施形態では、第一のサービスをDLNAによるファイル転送として話を進める。先述した通り、DLNAは静止画の転送には適しているが、動画の転送には適していない。従って、転送するコンテンツが静止画の場合は、第一のサービスに適していると判定され、転送するコンテンツが動画の場合は、第一のサービスに適していないと判定される。制御部103は、転送するコンテンツのファイルタイプが第一のサービスに適していると判定した場合、処理をステップS806に進め、適していないと判定した場合、処理をステップS805に進める。
ステップS805において、制御部103は転送するコンテンツを、第一のサービスに適しているファイルタイプに変換する。本実施形態では、例えば図5(g)に表示されているコンテンツ521のファイルタイプは動画だが、コンテンツ521のファイルタイプが静止画となるように、コンテンツの変換を行う。なお、コンテンツ521のコンテンツデータ内に格納されている静止画を元に、ファイルタイプが静止画となるようなコンテンツデータを作成する場合でも、本実施形態では変換と呼ぶ。コンテンツの変換が完了すると、制御部103は処理をステップS806に進める。なお、ファイルの変換が不可能または困難な場合には、選択されたプロトコルと選択されたコンテンツとが不整合であるとして転送できない旨を表示し、転送をスキップしてステップS807に進んでもよい。
ステップS806において、制御部103はステップS801もしくは後述するステップS810で選択したコンテンツをそのまま、もしくはステップS805で変換したコンテンツを第一のサービスで転送する。コンテンツ転送が完了すると、制御部103は処理をステップS807に進める。図9(b)、図9(c)にテレビ302の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図9(b)は、静止画のコンテンツを取得した場合の画面の一例である。図9(c)は、動画のコンテンツを静止画のコンテンツとして取得した場合の画面の一例である。図9(c)の例では、取得した静止画の中央に動画を示すアイコンが表示されており、テレビ302のユーザが、現在表示しているコンテンツが、動画である事が容易に分かる様にしている。しかし、デジタルカメラ301の表示部105でも現在表示しているコンテンツか静止画か動画かを判別できるため、必ずしも必要ではない。
ステップS807において、制御部103はコンテンツ再生指示がされたかを判定する。なお本実施形態では、動画のコンテンツの場合のみ再生指示がされるものとして説明するが、例えば、静止画において現在表示している画像よりも大きい画素数の画像を読み込んで表示する場合においても、再生指示と呼ぶ。再生指示ができる静止画については、たとえば図5(f)のUI画面に再生指示用のボタンなどが表示され、その操作により再生が指示される。制御部103は、コンテンツの再生指示がされたと判定すれば、処理をステップS808に進め、コンテンツ再生指示がされていないと判断した場合は、処理をステップS810に進める。
ステップS808において、制御部103はステップS807で再生指示されたコンテンツを、第二のサービスすなわち本例ではMiracastで転送する。図5(h)、図5(i)にデジタルカメラ301の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図5(h)は、第一のサービスから第二のサービスに切り替える際に表示される画面の一例である。本実施形態では、サービス切り替え中である旨をデジタルカメラ301のユーザに通知するために、図5(h)の様な画面としたが、通知しなくても良い。図5(i)は、第二のサービスに切り替えた後、動画コンテンツの再生中に表示される画面の一例である。本実施形態では、テレビ302に転送する動画コンテンツを、デジタルカメラ301の表示部105に表示しているが、表示しなくても良い。また、第一のサービスから第二のサービスに遷移する方法に関しては、デジタルカメラ301からテレビ302に切り替え要求を送付して、その要求にレスポンスがあれば切り替える様にしても良いし、第一のサービスの終了した後に、第二のサービスを開始しても良い。また、第一のサービスを切断して、第二のサービスを接続する様にしても良い。またその他の方法でも良い。図9(d)、図9(e)にテレビ302の表示部105に表示されるUI画面を例示する。図9(d)は、第一のサービスから第二のサービスに切り替える際に表示される画面の一例である。本実施例では、サービス切り替え中である旨をテレビ302のユーザに通知するために、図9(d)の様な画面としたが、通知しなくても良い。図9(e)は、第二のサービスに切り替えた後、動画コンテンツの再生中に表示される画面の一例である。第二のサービスで転送が完了すると、制御部103は処理をステップS810に進める。
ステップS809において、制御部103はステップS801もしくは後述するステップS810で選択したコンテンツを、選択されたサービス装置が提供する唯一つのサービスで転送する。転送が完了すると、制御部103は処理をステップS810に進める。
ステップS810において、制御部103は他のコンテンツが選択されたかを判定する。本実施形態では、図5(f)において、画像送りボタン515、516が選択された場合は、現在表示されている静止画514の前もしくは後ろの画像が選択されたと判定する。制御部103は、他のコンテンツが選択されたと判定したら、処理をステップS802に進め、他のコンテンツが選択されていないと判定したら、処理をステップS811に進める。
ステップS811において、制御部103は終了するかを判定する。図5(f)において、終了ボタン517が選択された場合は、終了すると判定する。制御部103は、終了すると判定されたら処理を終了し、終了しないと判定されたら処理をステップS810に進める。
以上のように、本実施形態によれば、デジタルカメラなどの通信装置において、プロトコルの切り替え回数を抑制しつつ、転送するコンテンツのファイルタイプの転送に最適なプロトコルを用いて相手装置に転送することが可能となる。特に動画と静止画に適したサービスを利用できる場合には、動画を送信する際にまず動画を静止画に変換して送信し、その後に動画を送信する。その場合、静止画および動画それぞれに適したサービスを用いて送信を行う。また静止画の送信時には、静止画を、それに適したサービスで送信する。そのため、動画については、動画を送信する前にまずデータ量の小さな静止画で利用者の内容確認を促し、その後に動画の再生指示に応じて初めて動画の送信を行うことで、サービスの切り替えは1コンテンツについて一度であり、オーバーヘッドは小さい。
なお、図8の例では、第一のサービスはDLNA、第二のサービスはMiracastとしたが、第一のサービスを静止画に適したサービス(あるいはプロトコル)とし、第二のサービスを動画に適したサービス(あるいはプロトコル)とするならば、DLNAやMiracastではない他のサービス(プロトコル)を用いてもよい。
また、第一の転送サービスと、前記第二の転送サービスとを切り替えるときに、予め切り替え信号を送信側装置から受信側装置へと送付しておいてもよい。
さらに、第一の転送サービスと、前記第二の転送サービスとを切り替えるときに、現在接続中の転送サービスを切断してもよい。たとえば、図8では、ステップS808に先んじて、DLNAのコネクションを切断しておく。
また前記第一の転送サービスと、前記第二の転送サービスを同時に繋いでおいてもよいが、これは図6、図8に示したとおりである。
[実施形態2]
以下、第二の実施形態におけるデジタルカメラ301と、テレビ302との間の通信について説明する。
<通信概要>
図1、図2、図3、図4に関しては、既に実施形態1で説明した通りなので、説明を省略する。
<サービス処理の詳細>
図10を参照して、図4のステップS409のサービス処理について詳細を説明する。図10は本実施例におけるデジタルカメラ301のサービス処理の動作を示すフローチャートであり、第1実施形態の図8に代わるものである。
ステップS1001において、制御部103はコンテンツ取得要求を受信する。コンテンツ取得要求は、テレビ301から要求されるものである。図9(f)、図9(g)にテレビ302の表示部105に表示されるUI画面を例示する。テレビ302は、画像送りボタン901、902が選択された場合や、動画再生ボタン903が選択された場合に、コンテンツ取得要求を、デジタルカメラ301に送信する。制御部103は、コンテンツ取得要求の受信を完了したら、処理をステップS1002に進める。なお、受信側のテレビにおいてこれから受信するコンテンツを表示することはできない。そこで、たとえばデジタルカメラ301が提供できるコンテンツのリストをテレビ302に送信しておき、テレビ302ではそのうち再生可能なコンテンツについて取得要求が指示できるようユーザーインターフェイス画面を表示してもよい。たとえば動画に適したMiracast機能を有するならば、図9(g)のような動画のためのユーザーインターフェイス画面を表示し、静止画に適したDLNA機能のみを有するならば、図9(f)のような静止画用のユーザーインターフェイスを表示する。あるいは、画像なしでコンテンツ取得要求のためのボタンを表示してもよい。コンテンツのリストにはたとえばファイル名とファイルタイプとを含み、さらに表示のための適当な静止画像を含んでもよい。
ステップS1002において、制御部103はテレビ302と複数のサービスで接続中かを判定する。制御部103は、複数のサービスで接続中であると判定した場合は処理をステップS1003に進め、複数のサービスで接続中ではないと判定した場合は処理をステップS1005に進める。なお、本実施形態では、複数のサービスで接続していない場合には第一のサービスでコンテンツを送信することになるが、この接続先の機器が提供するサービスをここでは第一のサービスと呼んでいる。たとえばDLNAやMiracastのいずれか一方をサポートするのであるなら、そのサポートするサービスを、それが何であれ第一のサービスと呼んでいる。
ステップS1003において、制御部103は取得要求のあったコンテンツのファイルタイプを取得する。制御部103はコンテンツのファイルタイプの取得が完了したら、処理をステップS1004に進める。
ステップS1004において、制御部103はステップS1003で取得したファイルタイプが、第一のサービスに適しているかを判定する。制御部103は、転送するコンテンツのファイルタイプが第一のサービスに適していると判定した場合、処理をステップS1005に進め、適していないと判定した場合、処理をステップS1006に進める。
ステップS1005において、制御部103はステップS1001で取得要求されたコンテンツを第一のサービスで転送する。第一のサービスで転送が完了すると、制御部103は処理をステップS1007に進める。
ステップS1006において、制御部103はステップS1001で取得要求されたコンテンツを第二のサービスで転送する。第二のサービスで転送が完了すると、制御部103は処理をステップS1007に進める。
ステップS1007において、制御部103は終了されたかを判定する。制御部103は、終了されたと判定した場合は、処理を終了する。終了されていないと判定した場合は、処理をステップS1001に進める。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、第1実施形態、第2実施形態とも、サービスの種類はせいぜい2種類として説明したが、3種類以上のサービスが提供できる場合もあり得る。その場合には、そのうちから選択されたコンテンツに適したサービス(あるいはプロトコル)を選択してそれを用いてデータを送信するように構成してよい。
また、図8のステップS801に続けて図10のステップS1002から実行するように構成してもよい。逆に図10のステップS1001に続けて図8のステップS802から実行するように構成してもよい。
以上の構成により、複数のサービスによりコンテンツデータの転送を行うことができるのであれば、そのうちから送信するコンテンツ種類に適したサービス(あるいはプロトコル)を用いて転送できる。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102:制御部、104:無線部、105:表示部、215:P2Pインヴィテーション機能制御部、216:アプリケーションレイヤサービス提供部、217:アプリケーションレイヤサービス受益部

Claims (13)

  1. 無線通信により、第一のタイプのデータの送信に適している第一の送信サービスを提供する第一のサービス提供手段と、
    無線通信により、第二のタイプのデータの送信に適している第二の送信サービスを提供する第二のサービス提供手段と、
    前記第一のタイプのデータを前記第一の送信サービスで送信し、前記第二のタイプのデータを前記第二の送信サービスで送信する制御手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第二のタイプのデータを前記第一のタイプのデータに変換する変換手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記第二のタイプのデータを前記変換手段で変換した前記第一のタイプのデータを前記第一の送信サービスで送信し、再生指示に応じて前記第二のタイプのデータを前記第二の送信サービスで送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記再生指示は、送信先の装置から受信するか、または前記通信装置で入力されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 指定されたタイプの装置を、無線通信により接続された装置の中から送信先の装置として検索し、前記送信先の装置から、共通の送信サービスの種類を取得する手段を更に有し、
    前記第一の送信サービス及び第二の送信サービスが前記取得した送信サービスの種類に含まれている場合に、前記第二のタイプのデータを前記変換手段により変換し、前記制御手段により送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記第一のサービス提供手段および前記第二のサービス提供手段による送信サービスの提供に先立って、送信先の装置との間で、前記第一の送信サービスの接続および前記第二の送信サービスの接続を確立しておくことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は無線通信機能を有するデジタルカメラを含み、
    送信先の装置は無線通信機能を有するテレビまたはプリンタを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記制御手段により前記第一の送信サービスと前記第二の送信サービスとを切り替えるときに、送信先の装置に予め切り替え信号を送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段により前記第一の送信サービスと前記第二の送信サービスとを切り替えるときに、現在接続中の送信サービスを切断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記第一の送信サービスと、前記第二の送信サービスとを同時に繋いでおくことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記第一のタイプが静止画であり、前記第二のタイプが動画であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 請求項10に記載の通信装置である第一の通信装置と、
    前記通信装置と無線通信で接続され、前記第一の送信サービスまたは前記第二の送信サービスにより送信されるデータを受信して再生する第二の通信装置と
    を含むことを特徴とする通信システム。
  12. 請求項1乃至10の何れか一項に記載された通信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 無線通信により、第一のタイプのデータの送信に適している第一の送信サービスを提供する第一のサービス提供手段と、無線通信により、第二のタイプのデータの送信に適している第二の送信サービスを提供する第二のサービス提供手段とを有する通信装置において、
    前記第一のタイプのデータを前記第一の送信サービスで送信し、前記第二のタイプのデータを前記第二の送信サービスで送信する制御工程と
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
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