JP2016149023A - 情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム Download PDF

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文宏 丸山
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Abstract

【課題】時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索できる情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムを提供する。
【解決手段】情報管理装置は、表示部と、生成部と、格納部とを有する。表示部は、文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する。生成部は、表示された第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する。格納部は、生成した第2のサービスプロセスに含まれるプロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムに関する。
製造業では生産性を向上させるために、様々な業務改善手法が提案されている。また、製造業も含めたあらゆる活動を対象とした業務改善手法として、例えば、階層構造を用いて様々な活動を定義し、活動に紐付けられた情報を検索できるプロセスハンドブック(Process Handbook)が提案されている。近年、サービス業においても生産性を向上させるために、プロセスハンドブックを適用する動きがある。また、画像情報から検出した物体の動作状態を格文法の格フレームで表し、予め定めた規則に基づいて動作を検出することが提案されている。
特開2009−199516号公報
しかしながら、サービス業では、一連の活動としてプロセスフローに情報を紐付けたい場合や、ある活動を繰り返し行う場合があるが、活動に紐付けられた情報のみでは、プロセスフローの情報や活動の繰り返しを表すことが困難である。また、格文法を用いてプロセスフロー、すなわち時系列のプロセスを扱うことは困難である。これらのことから、プロセスフローの情報や活動の繰り返し、すなわち時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索することが困難である。
一つの側面では、本発明は、時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索できる情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムを提供することにある。
一つの態様では、情報管理装置は、表示部と、生成部と、格納部とを有する。表示部は、文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する。生成部は、表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する。格納部は、生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する。
時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索できる。
図1は、実施例の情報管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、顧客側の各プロセスの意味の一例を説明する図である。 図3は、提供者側の各プロセスの意味の一例を説明する図である。 図4は、文法記憶部の一例を示す図である。 図5は、文法記憶部の一例を示す図である。 図6は、プロセス情報データベースの一例を示す図である。 図7は、接着プロセス記憶部の一例を示す図である。 図8は、部分文法の表示画面の一例を示す図である。 図9は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図10は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図11は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図12は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図13は、接着プロセスの一例を示す図である。 図14は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図15は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図16は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図17は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図18は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図19は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図20は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図21は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図22は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図23は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図24は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図25は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。 図26は、特殊化サービスプロセス文法生成処理の一例を示すフローチャートである。 図27は、情報格納処理の一例を示すフローチャートである。 図28は、検索処理の一例を示すフローチャートである。 図29は、情報管理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の情報管理装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す情報管理装置100は、文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する。なお、文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスは、以下の説明では、一般化サービスプロセス文法とも表現する。情報管理装置100は、表示された第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する。すなわち、情報管理装置100は、選択されたサービスに含まれるプロセスを含む第2のサービスプロセスを生成する。なお、第2のサービスプロセスは、以下の説明では、特殊化サービスプロセス文法(以下、部分文法ともいう)とも表現する。情報管理装置100は、生成した第2のサービスプロセスを文法記憶部に格納する。
情報管理装置100は、生成した第2のサービスプロセスに含まれるプロセスに情報を対応づけてプロセス情報データベース(以下、データベースをDBと表す)に格納する。すなわち、情報管理装置100は、例えば、様々なサービス業におけるプロセスフローの情報を、それぞれのサービスを表す特殊化サービスプロセス文法に対応づけてプロセス情報DBに格納する。情報管理装置100は、例えば、サービスを受ける顧客側の「ニーズの認識」について、Xサービスは「検索ニーズの認識」、Yサービスは「ヘアカットニーズの認識」といった情報を、それぞれのサービスを表す部分文法に対応づけてプロセス情報DBに格納する。
情報管理装置100は、第1のサービスプロセスに含まれるプロセスを特定する文字列を用いてプロセス情報DBを検索する。情報管理装置100は、例えば、第1のサービスプロセスに含まれるプロセスを特定する文字列(サービスプロセス文法の語彙)として「recognize(ニーズの認識)」を用いて、プロセス情報DBを検索する。情報管理装置100は、検索結果として、例えば、「検索ニーズの認識」と「ヘアカットニーズの認識」とに対応づけて格納された情報を、検索結果として表示する。これにより、情報管理装置100は、一般的な語彙を用いて時系列のプロセスを含む様々なサービスの情報を検索できる。
なお、第1のサービスプロセス、すなわち一般化サービスプロセス文法は、サービスのプロセスを一般化し、なるべく一般的な語彙でサービスプロセスを表現したものである。一般化サービスプロセス文法は、顧客側の行動を表すプロセスと、提供者側のオペレーションを表すプロセスとを有する。また、顧客側のプロセスと提供者側のプロセスとは、文脈自由文法で記述され、両者のプロセスの間には接着する部分が存在する。また、個々のサービスのプロセスは、一般化サービスプロセスの文法を特殊化した部分文法で記述される。
ここで、文脈自由文法について説明する。文脈自由文法は、言語学や情報工学で用いられる文法であり、全ての生成規則が「V→w」の形式で表わされる。当該生成規則では、Vは非終端記号を示し、例えば、文、名詞句、動詞句といったものを示す。また、当該生成規則では、wは、終端記号と非終端記号とから構成される文字列を示す。終端記号とは、例えば、単語等を示す。当該生成規則では、Vが現れたら、当該Vをwに置き換えることができる。
文脈自由文法は、開始記号Sと呼ばれる特別な変数からスタートし、最終的には終端記号の列、すなわち文法的に正しい文に展開することができる。例えば、3種類の変数x、y、zを用いた文法的に正しい四則演算の数式を生成する文脈自由文法は、下記の式(1)として表すことができる。
S → x|y|z|S+S|S−S|S*S|S/S|(S) …(1)
式(1)では、論理和(|)を用いて、8つの生成規則を一挙に表現している。すなわち、式(1)では、「x」、「y」、「z」、「S+S」、「S−S」、「S*S」、「S/S」、「(S)」の8つの生成規則を論理和で接続している。
また、文脈自由文法をサービスプロセスに適用する場合には、記号の並びで構成される文字列について、左から右への順で時系列のプロセスを表す。一般化サービスプロセスを文脈自由文法で定義する場合には、例えば「Scustomer」は顧客側プロセスの開始記号(変数)を示す。また、例えば、大文字で始まる文字列は、非終端記号(変数)を示し、全て小文字の文字列は終端記号を示す。また、εは、空の文字列を示す。さらに、例えば「Scustomer」と「Sprovider」のように、同じ記号(プロセス名)が顧客側と提供者側の双方で使用される場合には、下付きの「customer」または「provider」を付けることで区別する。
次に、情報管理装置100の構成について説明する。図1に示すように、情報管理装置100は、表示部111と、操作部112と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、表示制御装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
表示部111は、各種情報を表示するための表示デバイスである。表示部111は、例えば、表示デバイスとして液晶ディスプレイ等によって実現される。表示部111は、制御部130から入力された文法の表示画面、検索結果の表示画面等の各種画面を表示する。
操作部112は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。操作部112は、例えば、入力デバイスとして、キーボードやマウス等によって実現される。操作部112は、ユーザによって入力された操作を操作情報として制御部130に出力する。なお、操作部112は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現されるようにしてもよく、表示部111の表示デバイスと、操作部112の入力デバイスとは、一体化されるようにしてもよい。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、文法記憶部121と、プロセス情報DB122と、接着プロセス記憶部123とを有する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
文法記憶部121は、一般化サービスプロセス文法および特殊化サービスプロセス文法を記憶する。なお、以下の説明では、一般化サービスプロセス文法と特殊化サービスプロセス文法とを区別しない場合には、文法と表現する。また、以下の説明では、各記号をプロセスとも表現する。
ここで、一般化サービスプロセス文法の一例を示す。まず、顧客側のプロセスは次の様に示すことができる。
Scustomer → recognize Explore_provider Explore_item Consume
Settlecustomer Attitude | recognize Explore_item
Explore_provider Consume Settlecustomer Attitude
Explore_provider → select_provider | select_provider visit_provider |
abandon_provider | browse_provider Explore_provider |
search_provider Explore_provider |
get_estimate Explore_provider |ε
Explore_item → select_item | abandon_item |
browse_item Explore_item | search_item Explore_item |
get_estimate Explore_item |
samplecustomer Explore_item |ε
Consume → Procure Appreciate |
Procure Appreciate Explore_item Consume |
Procure Appreciate Explore_provider Consume |
Procure Appreciate Explore_provider Explore_item Consume |
Procure Appreciate Explore_item Explore_provider Consume |ε
Procure → reserve | pay | place_order |
contractcustomer | request | reserve Procure | pay Procure | place_order Procure | contractcustomer Procure |
request Procure
Appreciate → receive_item Evaluate | preparecustomer receive_item
Evaluate | receive_item Evaluate Appreciate |
preparecustomer receive_item Evaluate Appreciate |
Evaluate
Evaluate → satisfied | fair | dissatisfied | unsuitable | reject |
check Evaluate | inquire Evaluate | request Evaluate |
disputecustomer Evaluate
Settlecustomer → pay | disposecustomer | returncustomer |
obtain_refund | feedback | Evaluate |
pay Settlecustomer | disposecustomer
Settlecustomer | returncustomer Settlecustomer |
obtain_refund Settlecustomer |
feedback Settlecustomer
Attitude → loyal | disloyal | neutral | support Attitude |
dissuade Attitude |ε
「Scustomer」のトップレベルの生成規則に現れる記号の意味は、「recognize」は自分自身のニーズを認識すること、「Explore_provider」はサービス提供者を選択すること、「Explore_item」はサービスアイテムを選択することを示す。また、「Consume」はサービスアイテムを消費すること、「Settlecustomer」は顧客側から決着、つまり後始末や精算を付けること、「Attitude」はサービスの提供を受けた後の態度を示す。すなわち、各記号(プロセス)は、多様なサービスの共通部分を示す枠組みとも言える。なお、顧客側プロセスは、基本的に顧客がコントロールするが、全てコントロールできる訳ではなく、例えば、選択したサービス提供者によって、その後の顧客側プロセスが制約を受ける場合がある。
また、「Consume」の3番目の規則の「Explore_provider」において提供者を変更できるのは、前の提供者に対する支払いが終了している場合である。なお、「Consume」の4番目の規則は、例えば、フードコートで複数の店舗からメニューを選択するような場合に相当する。また、「Appreciate」の5番目の規則は、「receive_item」がなく「Evaluate」のみであるが、これは、例えば賃貸住宅のように、最初にサービスアイテムの提供を受けて、支払いを繰り返す場合である。また、「Explore_provider」の右辺には、左辺の「Explore_provider」が含まれるが、これは、「Explore_provider」を繰り返すことを示す。なお、他の記号、つまりプロセスの意味は図2に示す。図2は、顧客側の各プロセスの意味の一例を説明する図である。図2は、顧客側の生成規則に現れる記号、すなわちプロセスの意味の一覧であり、トップレベルの生成規則に現れる記号の下位の階層の意味を含む。
次に、提供者側のプロセスは次の様に示すことができる。
Sprovider → Arouse Engage Greet Propose Provide Settleprovider
Behavioral_review | Arouse Propose Engage Greet Provide
Settleprovider Behavioral_review
Arouse → promote |ε
Engage → publicize | advertise | contact | give_estimate |
publicize Engage | advertise Engage | contact Engage |
give_estimate Engage |ε
Greet → welcome |ε
Propose → advertise | recommend | give_estimate | sampleprovider |
advertise Propose | recommend Propose |
give_estimate Propose | sampleprovider Propose |ε
Provide → Close-deal Deliver | Close-deal Deliver Propose Provide |
Close-deal Deliver Engage Greet Provide |
Close-deal Deliver Engage Greet Propose Provide |
Close-deal Deliver Propose Engage Greet Provide |ε
Close-deal → accept_reservation | receive_payment | accept_order |
contractprovider | respond |
accept_reservation Close-deal |
receive_payment Close-deal | accept_order Close-deal |
contractprovider Close-deal | respond Close-deal |ε
Deliver → prepareprovider fulfill Assist |
prepareprovider fulfill Assist Deliver
Assist → redo | respond | instruct | offer | observe |
disputeprovider |respond Assist | instruct Assist |
offer Assist | observe Assist | disputeprovider Assist |ε
Settleprovider → receive_payment | disposeprovider | returnprovider |
refund | survey | observe | farewell |
bill Settleprovider | receive_payment Settleprovider |
disposeprovider Settleprovider |
returnprovider Settleprovider |
refund Settleprovider | survey Settleprovider |
observe Settleprovider | farewell Settleprovider
Behavioral_review → research | analyze |
research Behavioral_review |
analyze Behavioral_review |ε
「Sprovider」のトップレベルの生成規則に現れる記号の意味は、「Arouse」はニーズを喚起すること、「Engage」は顧客との関係を構築すること、「Greet」は顧客を出迎えること、「Propose」はサービスアイテムを提案することを示す。また、「Provide」はサービスアイテムを提供すること、「Settleprovider」は提供者側から決着、つまり後始末や精算を付けること、「Behavioral_review」は顧客の事後の態度を振り返ることを示す。なお、「Settleprovider」の生成規則の右辺に単独の「bill」がないのは、「Settleprovider」プロセスが「bill」では終わらないことを示す。また、他の記号、つまりプロセスの意味は図3に示す。図3は、提供者側の各プロセスの意味の一例を説明する図である。図3は、提供者側の生成規則に現れる記号、すなわちプロセスの意味の一覧であり、トップレベルの生成規則に現れる記号の下位の階層の意味を含む。
文法記憶部121は、生成規則を記憶する生成規則部121aと、各表示記号の情報を記憶する記号部121bとを有する。図4は、文法記憶部の一例を示す図である。図4に示すように、生成規則部121aは、例えば、2つのセルを組として、記号部IDと、他のセルの組を示すポインタとを用いて生成規則を記憶する。図4の例では、セルの組121cは、文法の左辺を示し、セル121c1とセル121c2とを有する。セル121c1には、文脈自由文法の開始記号Sに対応する記号部ID「0」が格納される。セル121c2には、文法の右辺の先頭を示すポインタが格納される。図4の例では、セル121c2のポインタは、セル121d1を示す。
セルの組121dおよび121eは、左辺が共通な規則のリストを示す。図4の例は、規則が2つの場合である。セルの組121dは、1番目の規則を示し、セル121d1とセル121d2とを有する。セル121d1には、1番目の規則の右辺の先頭の記号を示すポインタが格納される。図4の例では、セル121d1のポインタは、セル121f1を示す。セル121d2には、2番目の規則を示すポインタが格納される。セルの組121eは、2番目の規則を示し、セル121e1とセル121e2とを有する。セル121e1には、2番目の規則の右辺の先頭の記号を示すポインタが格納される。図4の例では、セル121e1のポインタは、セル121i1を示す。セル121e2には、3番目の規則がないため、例えばNULLが格納される。
セルの組121f、121gおよび121hは、1番目の規則の右辺を示す。セルの組121fは、1番目の規則の先頭の記号、つまり1番目の記号を示し、セル121f1とセル121f2とを有する。セル121f1には、例えば、記号部ID「2」が格納される。セル121f2には、2番目の記号を示すポインタが格納される。セルの組121gは、1番目の規則の2番目の記号を示し、セル121g1とセル121g2とを有する。セル121g1には、例えば、記号部ID「3」が格納される。セル121g2には、3番目の記号を示すポインタが格納される。
セルの組121hは、1番目の規則の3番目の記号を示し、セル121h1とセル121h2とを有する。セル121h1には、例えば、記号部ID「4」が格納される。セル121h2には、4番目の記号を示すポインタが格納される。なお、図4の例では、4番目の記号に対応するセルの組以降は省略しているが、セルの組121hと同様に記号部IDとポインタとを有する。
セルの組121iおよび121jは、2番目の規則の右辺を示す。セルの組121iは、2番目の規則の先頭の記号、つまり1番目の記号を示し、セル121i1とセル121i2とを有する。セル121i1には、例えば、記号部ID「2」が格納される。セル121i2には、2番目の記号を示すポインタが格納される。セルの組121jは、2番目の規則の2番目の記号を示し、セル121j1とセル121j2とを有する。セル121j1には、例えば、記号部ID「4」が格納される。セル121j2には、3番目の記号を示すポインタが格納される。なお、図4の例では、3番目の記号に対応するセルの組以降は省略しているが、セルの組121jと同様に記号部IDとポインタとを有する。
図5は、文法記憶部の一例を示す図である。図5に示すように、記号部121bは、「記号部ID」、「表示記号」、「終端/非終端の別」、「顧客側/提供者側の別」といった項目を有する。記号部121bは、例えば、表示記号ごとに1レコードとして記憶する。
「記号部ID」は、文脈自由文法の記号、すなわち文法の表示記号を識別する。「表示記号」は、文脈自由文法の記号、すなわち文法を表示する記号を示す。表示記号は、例えば、顧客側の開始記号であれば「Scustomer」となり、提供者側の開始記号であれば「Sprovider」となる。また、表示記号は、例えば、ニーズの認識を示す「recognize」、提供者の選択を示す「Explore_provider」といった記号がある。「終端/非終端の別」は、当該表示記号が終端記号であるか、非終端記号であるかを示す。「顧客側/提供者側の別」は、当該表示記号が顧客側であるか、提供者側であるかを示す。
図1の説明に戻って、プロセス情報DB122は、ユーザにより入力された情報を、選択された文法のプロセスに対応づけて記憶する。図6は、プロセス情報データベースの一例を示す図である。図6に示すように、プロセス情報DB122は、「プロセス情報ID」、「タイトル」、「種別」、「プロセス」、「サービス」、「概要」、「詳細情報」、「登録者」、「登録日」、「最終更新日」といった項目を有する。
「プロセス情報ID」は、サービスプロセスの情報を識別する。「タイトル」は、情報のタイトルを示す。タイトルは、例えば「検索サービス(顧客側)」といったものが挙げられる。「種別」は、情報の種別を示す。種別は、例えば、施策、評価基準、知見、ノウハウ、アイデアといったものが挙げられる。「プロセス」は、情報を紐付ける記号、すなわちプロセスの記号部IDを示す。「サービス」は、情報が生成されたサービスに対応する特殊化サービスプロセス文法を示す。「概要」は、情報の概要をテキストで示す。概要は、例えば、「顧客側の検索ニーズの認識」といった内容が挙げられる。「詳細情報」は、詳細情報を記憶する記憶領域へのポインタを示す。「登録者」は、情報を登録したユーザを示す。「登録日」は、情報を登録した年月日を示す。「最終更新日」は、情報が更新された年月日を示す。
図1の説明に戻って、接着プロセス記憶部123は、顧客側のプロセスと、提供者側のプロセスとが時間的に接着する、すなわち同期している場合における各プロセスを対応づけて接着情報として記憶する。図7は、接着プロセス記憶部の一例を示す図である。図7に示すように、接着プロセス記憶部123は、「接着ID」、「始動プロセス」、「対応プロセス」といった項目を有する。
「接着ID」は、プロセス間の接着を識別する。「始動プロセス」は、働きかける側のプロセスの記号部IDを示す。「対応プロセス」は、働きかけられる側のプロセスの記号部IDを示す。図7の1行目の例では、記号部ID「102」が提供者側の記号「Arouse」で示されるニーズを喚起するプロセスとし、記号部ID「2」が顧客側の記号「recognize」で示される自分自身のニーズを認識するプロセスとする。このとき、1行目の例では、「Arouse」と「recognize」とが接着されることを示す。すなわち、記号部ID「102」と「2」との接着は、顧客と提供者とが接触し、提供者から顧客に対してニーズが喚起され、顧客はニーズを認識することを示す。言い換えると、記号部ID「102」と「2」との接着は、顧客と提供者が接触し、価値が共創されることを示す。
プロセスの接着は次の様に示すことができる。
Arouse⇒recognize
browse_provider⇒Engage
get_estimate(Explore_provider)⇒give_estimate(Engage)
Engage⇒select_provider
visit_provider⇒welcome
browse_item⇒Propose
search_item⇒Propose
get_estimate(Explore_item)⇒give_estimate(Propose)
samplecustomer⇒sampleprovider
Propose⇒select_item
reserve⇒accept_reservation
pay⇒receive_payment
place_order⇒accept_order
contractcustomer⇔contractprovider
request(Procure)⇒respond(Close-deal)
fulfill⇒receive_item
inquire⇒Assist
request(Evaluate)⇒respond(Assist)
Evaluate(Appreciate)⇒observe(Assist)
reject⇒redo
disputecustomer⇒disputeprovider
bill⇒pay(Settlecustomer
pay(Settlecustomer)⇒receive_payment
returncustomer⇒returnprovider
refund⇒obtain_refund
feedback⇔survey
Evaluate(Settlecustomer)⇒observe(Settleprovider
Attitude⇒Behavioral_review
プロセスの接着では、二重矢印(⇒)はプロセス間の接着を示す。つまり、二重矢印の左側のプロセス(行動/オペレーション)は、顧客または提供者が始動するプロセスを示す。プロセスを始動することは、二重矢印の右側のプロセス(行動/オペレーション)を要求する、または、誘発しようとすることである。また、プロセスの接着では、両方向の二重矢印(⇔)はどちらから始動することもあり得ることを示す。さらに、上述の説明では、同じ名前のプロセスであっても、その上位プロセス、すなわち当該プロセスが右辺に現れる生成規則の左辺のプロセスによって区別する必要がある場合には、括弧内にその上位プロセスを表示して区別している。
図1の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、生成部131と、格納部132と、検索部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
生成部131は、一般化サービスプロセス文法から特殊化サービスプロセス文法、すなわち部分文法を生成する。生成部131は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から特殊化サービスプロセス文法を生成する旨の指示を受け付けると、一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる。
また、生成部131は、一般化サービスプロセス文法のうち、部分文法を生成する対象のサービスに該当しない生成規則があるか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。生成部131は、対象のサービスに該当しない生成規則があることを受け付けた場合には、対象のサービスに該当しない生成規則の選択を受け付ける。生成部131は、選択された生成規則を一般化サービスプロセス文法から除去することで部分文法を生成する。生成部131は、対象のサービスに該当しない生成規則がないことを受け付けた場合、すなわち、いくつかの生成規則が除去されて文法が簡単化され、これ以上除去する生成規則がない場合には、生成した部分文法を文法記憶部121に格納する。
ここで、図8を用いて、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法の表示画面の一例について説明する。図8は、部分文法の表示画面の一例を示す図である。図8の表示画面21は、ユーザにより選択された検索サービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法の表示画面の一例である。表示画面21の部分文法は、上述の一般化サービスプロセス文法に比べて短くなっている。
生成部131は、選択された生成規則を除去する場合に、非終端記号Xの生成規則が「X→v」と「X→vX」とを含み、当該サービスでは、プロセスXの中で文字列vは最後にだけ現れると言える場合には、「X→v」を残して「X→vX」を除去する。また、生成部131は、反対に、プロセスXが文字列vで終わらないと言える場合には、「X→vX」を残して「X→v」を除去する。なお、この場合には、「X→vX」だけではプロセスが停止しなくなるため、プロセスXには他の生成規則も残っている状態である。
次に、生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号があるか否かを判定する。生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号がない場合には、対象のサービスに該当しない生成規則があるか否かの判定に戻る。なお、生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号がない場合であっても、後述する文法を簡単化する手法が適用できる場合には、適用して文法を簡単化してもよい。
生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号がある場合には、当該非終端記号を右辺、つまり、1つだけとなった生成規則の右辺で置き換える。また、生成部131は、文法を簡単化する。生成部131は、ある非終端記号に対応する右辺、つまり全ての生成規則の右辺が終端記号のケース「X→v1|v2|…|vn」では、当該非終端記号Xを「v1|v2|…|vn」で置き換える。
生成部131は、ある非終端記号に対応する生成規則が「X→v」と「X→wX」との2つだけのケースでは、当該サービスで文字列vと文字列wとが繰り返さないと言える場合には、「X→v」だけを残してプロセスXを文字列vに置き換える。生成部131は、当該サービスで文字列vと文字列wとが繰り返す可能性がある場合には、非終端記号であるプロセスXを「w*v」(文字列wが0個以上並び、最後に文字列vがある)で置き換える。生成部131は、「w*v」の特別な形として、「X→wX|ε」であれば、プロセスXを「w*」(文字列wの0個以上の並び)で置き換える。生成部131は、「w*v」の特別な形として、「X→w|wX」であれば、プロセスXを「w+」(文字列wの1個以上の並び)で置き換える。また、生成部131は、ある非終端記号に対応する生成規則が3つで、「X→w|wX|ε」であれば、プロセスXを「w*」(文字列wの0個以上の並び)で置き換える。
また、生成部131は、生成規則が「X→v1|v2|…|vn|wX(v1,v2,…,vnは終端記号)」という形なら、プロセスXを「w*(v1|v2|…|vn)」で置き換える。さらに、生成部131は、生成規則が「X→v1|v2|…|vn|w1X|w2X|…|wmX(w1,w2,…,wmは終端記号)」という形なら、プロセスXを「(w1|w2|…|wm)*(v1|v2|…|vn)」で置き換える。
また、生成部131は、当該サービスに関する情報を用いて、「(w1|w2|…|wm)*」をさらに限定してもよい。生成部131は、例えば、w1、w2、…、wmに対応するプロセスがそれぞれ1回だけ実行され、しかもこの順番で実行されると言える場合には、「(w1|w2|…|wm)*」を「w1 w2 … wm」と限定することができる。また、生成部131は、「v1*(v1|v2)」という文字列では、文字列v1に対応するプロセスが1回だけ実行されると言えれば、「v1|(v1 v2)」と限定することができる。これは、「v1 v2?」とも表せる。なお、「?」は文字列v2がオプショナルであることを示す。
ここで、図9および10を用いて、文法を簡単化した状態の顧客側の部分文法の表示画面の一例について説明する。図9および10は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。図9の表示画面22は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。表示画面22の部分文法は、図8の表示画面21の部分文法に比べてさらに短くなっている。図10の表示画面23は、表示画面22の部分文法を全て組み合わせた部分文法である。
生成部131は、提供者側の部分文法についても、顧客側と同様に生成する。図11を用いて、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法の表示画面の一例について説明する。図11は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。図11の表示画面24は、ユーザにより選択された検索サービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法の表示画面の一例である。表示画面24の部分文法は、上述の一般化サービスプロセス文法に比べて短くなっている。
図12を用いて、文法を簡単化した状態の提供者側の部分文法の表示画面の一例について説明する。図12は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。図12の表示画面25は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。表示画面25の部分文法は、図11の表示画面24の部分文法に比べてさらに短くなっている。
次に、図13を用いて、検索サービスにおける顧客側プロセスと提供者側プロセスとの接着について説明する。図13は、接着プロセスの一例を示す図である。図13に示すように、顧客側プロセス26と提供者側プロセス27とは、図中の矢印で対応するプロセスが接着している。例えば、顧客側プロセス26の「visit_provider」は、提供者側プロセス27の「welcome」と接着している、すなわち、当該接着は、顧客がサービス提供者を訪問し、サービス提供者が顧客を歓迎することを意味している。図13中の他の矢印も、それぞれ接着を表している。
ここで、他のサービスの事例について説明する。図14から図19は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。
図14から図19に示す表示画面28〜33は、ヘアカットサービスの事例における部分文法の表示画面の一例である。図14に示す表示画面28は、ユーザにより選択されたヘアカットサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法の表示画面の一例である。ここで、「Procure」の右辺に「request Procure」がないのは、希望の髪型を伝えるというリクエストが「Procure」の最後と言えるからである。また、「Procure」の右辺に単独の「pay」が無いのは、「pay」が「Procure」の最初である、つまり最後ではないと言えるからである。これらは、対象のサービスに該当しない生成規則を除去するものである。
図15に示す表示画面29は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。ここで、チケット購入を表す「pay」が1回だけだと言えるのであれば、図16に示す表示画面30のように、「pay*」を「pay」に特殊化、すなわち簡単化することができる。
図17に示す表示画面31は、ユーザにより選択されたヘアカットサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法の表示画面の一例である。ここで、「Close-deal」の右辺に「respond Close-deal」がないのは、希望の髪型を承るというリクエストへの応対が「Close-deal」の最後だと言えるからである。また、右辺に単独の「receive_payment」がないのは、「receive_payment」が「Close-deal」の最初である、つまり最後ではないと言えるからである。これらは、対象のサービスに該当しない生成規則を除去するものである。
図18に示す表示画面32は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。ここで、チケット販売を表す「receive_payment」が1回だけだと言えるのであれば、図19に示す表示画面33のように、「receive_payment*」を「receive_payment」に特殊化、すなわち簡単化することができる。
さらに、他のサービスの事例について説明する。図20から図25は、部分文法の表示画面の他の一例を示す図である。
図20から図25に示す表示画面34〜39は、典型的なレストランのサービスの事例における部分文法の表示画面の一例である。図20に示す表示画面34は、ユーザにより選択された典型的なレストランのサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法の表示画面の一例である。ここで、「Procure」の右辺に「request Procure」がないのは、料理についての希望を伝えるというリクエストが「Procure」の最後と言えるからである。これは、対象のサービスに該当しない生成規則を除去するものである。
図21に示す表示画面35は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の顧客側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。ここで、発注、つまり料理の注文を表す「place_order」が1回だけだと言えるのであれば、図22に示す表示画面36のように、「place_order* (place_order | request)」を「place_order | place_order request」、または、「place_order request?」に特殊化、すなわち簡単化することができる。
図23に示す表示画面37は、ユーザにより選択された典型的なレストランのサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法の表示画面の一例である。ここで、「Close-deal」の右辺に「respond Close-deal」がないのは、料理についての希望を承るというリクエストへの応対が「Close-deal」の最後だと言えるからである。また、「Settleprovider」の右辺に単独の「receive_payment」がないのは、「receive_payment」が「Settleprovider」の最後ではない、つまり最後に「disposeprovider」があると言えるからである。これらは、対象のサービスに該当しない生成規則を除去するものである。
図24に示す表示画面38は、対象のサービスに該当しない生成規則を除去した状態の提供者側の部分文法に対して、文法の簡単化を行った状態の部分文法の表示画面の一例である。ここで、注文を受け付けることを表す「accept_order」が1回だけだと言えるのであれば、図25に示す表示画面39のように、「accept_order* (accept_order | respond)」を「accept_order | accept_order respond」、または、「accept_order respond?)」に特殊化、すなわち簡単化することができる。また、「bill」、「receive_payment」、「farewell」はそれぞれ1回ずつで、「bill」、「receive_payment」、「farewell」の順だと言えれば、「(bill | receive_payment | farewell)*」は、「bill receive_payment farewell」に特殊化できる。
また、生成部131は、サービスについて顧客側と提供者側との部分文法が生成された後に文法記憶部121を参照し、サービスごとに顧客側の部分文法と提供者側の部分文法との接着プロセスを抽出する。生成部131は、抽出した接着プロセスについて、始動プロセスと対応プロセスとを対応づけて接着情報を生成し、生成した接着情報を接着プロセス記憶部123に格納する。
図1の説明に戻って、格納部132は、特殊化または一般化サービスプロセス文法のプロセスに対応づけて情報を格納する。格納部132は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から情報を格納する旨の指示を受け付けると、特殊化または一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる。なお、格納部132は、具体的なサービスの情報を格納する場合には、特殊化サービスプロセス文法を表示部111に表示させ、一般的に想定される情報を格納する場合には、一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる。
格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了しないことを受け付けた場合には、情報を登録するプロセスの選択を受け付ける。格納部132は、選択されたプロセスに対応する情報の入力を受け付ける。格納部132は、入力された情報を選択されたプロセスに対応づけてプロセス情報DB122に格納する。格納部132は、入力された情報をプロセス情報DB122に格納すると、情報を登録するプロセスの選択を終了するか否かを受け付ける状態に戻る。格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了することを受け付けた場合には、情報を格納する処理を終了する。
検索部133は、プロセスを検索キーとして受け付けて、当該検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する。検索部133は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から情報を検索する旨の指示を受け付けると、特殊化または一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる。なお、検索部133は、具体的なサービスの情報を検索する場合には、特殊化サービスプロセス文法を表示部111に表示させ、一般的に想定される情報を検索する場合には、一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる。
検索部133は、表示させた文法のプロセスのうち、検索するプロセス、つまり検索キーの選択を受け付ける。検索部133は、検索キーの選択を受け付けると、検索キーを拡張するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。検索部133は、検索キーを拡張することを受け付けた場合には、接着情報を使用するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。
検索部133は、接着情報を使用することを受け付けた場合には、接着プロセス記憶部123を参照し、接着情報を用いて検索キーを拡張する。検索部133は、接着情報を使用しないことを受け付けた場合には、検索キーのプロセスの上位のプロセスである検索キーを用いて検索キーを拡張する。すなわち、検索部133は、より一般的なキーを用いて検索する。検索部133は、拡張した検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する。なお、検索部133は、検索キーを拡張しないことを受け付けた場合には、検索キーを拡張せずに、当該検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する。
検索部133は、検索結果の数が所定値以下であるか否かを判定する。なお、所定値は、任意の数値とすることができ、例えば、1、2、3、4、5、10等とすることができる。検索部133は、検索結果の数が所定値以下である場合には、検索結果を表示するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。検索部133は、検索結果を表示することを受け付けた場合には、表示部111に検索結果を表示させる。検索部133は、検索結果を表示しないことを受け付けた場合には、検索キーを拡張するか否かを受け付ける状態に戻る。
検索部133は、検索結果の数が所定値より大きい場合には、検索結果をプロセスの類似性で絞り込むか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける。検索部133は、検索結果をプロセスの類似性で絞り込むことを受け付けた場合には、検索結果をプロセスの類似性で絞り込んで、絞り込んだ検索結果を表示部111に表示させる。検索部133は、検索結果をプロセスの類似性で絞り込まないことを受け付けた場合には、検索結果をプロセスの類似性で絞り込まずに検索結果を表示部111に表示させる。
次に、実施例の情報管理装置の動作について説明する。まず、サービスについて、特殊化サービスプロセス文法、すなわち部分文法を生成する特殊化サービスプロセス文法生成処理について説明する。図26は、特殊化サービスプロセス文法生成処理の一例を示すフローチャートである。
生成部131は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から特殊化サービスプロセス文法を生成する旨の指示を受け付けると、一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる(ステップS1)。生成部131は、一般化サービスプロセス文法のうち、部分文法を生成する対象のサービスに該当しない生成規則があるか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS2)。生成部131は、対象のサービスに該当しない生成規則があることを受け付けた場合には(ステップS2:肯定)、対象のサービスに該当しない生成規則の選択を受け付ける(ステップS3)。
生成部131は、選択された生成規則を一般化サービスプロセス文法から除去することで部分文法を生成する(ステップS4)。生成部131は、部分文法について生成規則が1つだけの非終端記号があるか否かを判定する(ステップS5)。生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号がない場合には(ステップS5:否定)、ステップS2に戻る。生成部131は、生成規則が1つだけの非終端記号がある場合には(ステップS5:肯定)、当該非終端記号を当該生成規則の右辺で置き換えて部分文法を簡単化して(ステップS6)、ステップS2に戻る。また、生成部131は、部分文法について、その他にも上述の置き換えることができる場合に該当する場合には、置き換えを行うことで、部分文法を簡単化する。
生成部131は、対象のサービスに該当しない生成規則がないことを受け付けた場合には(ステップS2:否定)、生成した部分文法を文法記憶部121に格納し(ステップS7)、特殊化サービスプロセス文法生成処理を終了する。これにより、情報管理装置100は、様々なサービスに対応する特殊化サービスプロセス文法を生成できる。
次に、特殊化または一般化サービスプロセス文法に情報を対応づけて格納する情報格納処理について説明する。図27は、情報格納処理の一例を示すフローチャートである。
格納部132は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から情報を格納する旨の指示を受け付けると、特殊化または一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる(ステップS11)。格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS12)。格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了しないことを受け付けた場合には(ステップS12:否定)、情報を登録するプロセスの選択を受け付ける(ステップS13)。
格納部132は、選択されたプロセスに対応する情報の入力を受け付ける(ステップS14)。格納部132は、入力された情報を選択されたプロセスに対応づけてプロセス情報DB122に格納する(ステップS15)。格納部132は、入力された情報をプロセス情報DB122に格納すると、ステップS12に戻る。格納部132は、情報を登録するプロセスの選択を終了することを受け付けた場合には(ステップS12:肯定)、情報格納処理を終了する。これにより、情報管理装置100は、特殊化または一般化サービスプロセス文法のプロセスに情報を対応づけて格納することができる。
続いて、検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する検索処理について説明する。図28は、検索処理の一例を示すフローチャートである。
検索部133は、例えば、ユーザの操作に基づき操作部112から情報を検索する旨の指示を受け付けると、特殊化または一般化サービスプロセス文法を表示部111に表示させる(ステップS21)。検索部133は、表示させた文法のプロセスのうち、検索するプロセスである検索キーの選択を受け付ける(ステップS22)。検索部133は、検索キーの選択を受け付けると、検索キーを拡張するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS23)。検索部133は、検索キーを拡張することを受け付けた場合には(ステップS23:肯定)、接着情報を使用するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS24)。
検索部133は、接着情報を使用することを受け付けた場合には(ステップS24:肯定)、接着プロセス記憶部123を参照し、接着情報を用いて検索キーを拡張する(ステップS25)。検索部133は、接着情報を使用しないことを受け付けた場合には(ステップS24:否定)、検索キーのプロセスの上位のプロセスである検索キーを用いて検索キーを拡張する(ステップS26)。検索部133は、拡張した検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する(ステップS27)。また、検索部133は、検索キーを拡張しないことを受け付けた場合には(ステップS23:否定)、検索キーを拡張せずに、当該検索キーを用いてプロセス情報DB122を検索する(ステップS27)。
検索部133は、検索結果の数が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS28)。検索部133は、検索結果の数が所定値以下である場合には(ステップS28:肯定)、ユーザに検索結果の数を通知して、検索結果を表示するか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS29)。検索部133は、検索結果を表示することを受け付けた場合には(ステップS29:肯定)、表示部111に検索結果を表示させる(ステップS32)。検索部133は、検索結果を表示しないことを受け付けた場合には(ステップS29:否定)、ステップS23に戻る。
検索部133は、検索結果の数が所定値より大きい場合には(ステップS28:否定)、検索結果をプロセスの類似性で絞り込むか否かを、ユーザから入力された操作情報に基づいて受け付ける(ステップS30)。検索部133は、検索結果をプロセスの類似性で絞り込むことを受け付けた場合には(ステップS30:肯定)、検索結果をプロセスの類似性で絞り込んで(ステップS31)、絞り込んだ検索結果を表示部111に表示させる(ステップS32)。検索部133は、検索結果をプロセスの類似性で絞り込まないことを受け付けた場合には(ステップS30:否定)、検索結果をプロセスの類似性で絞り込まずに検索結果を表示部111に表示させる(ステップS32)。これにより、情報管理装置100は、一般的な語彙を用いて時系列のプロセスを含む様々なサービスの情報を検索できる。
このように、情報管理装置100は、文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する。また、情報管理装置100は、表示された第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する。また、情報管理装置100は、生成した第2のサービスプロセスに含まれるプロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する。その結果、時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索できる。すなわち、情報管理装置100は、サービスの業種や業態が異なる場合であっても、それぞれの情報を相互に共有や再利用を行うことができる。言い換えると、情報管理装置100は、類似サービスに関する総合的な情報を活用してサービスのイノベーションやレベルアップを可能とすることができる。また、情報管理装置100は、一般化サービスプロセス文法の語彙によって、業種や業態によって異なる用語を繋ぐことができる。また、情報管理装置100は、文法の類似性によって、離れているように見える業種や業態が、プロセスの観点からは実は近いことを教示することができる。さらに、情報管理装置100は、一般化サービスプロセスとういう共通の観点から様々なサービスを体系的に比較、分析することができる。
また、情報管理装置100は、表示された第1のサービスプロセスの生成規則をユーザに選択させて、第2のサービスプロセスを生成する。その結果、サービスに応じた第2のサービスプロセスを生成できる。
また、情報管理装置100は、第2のサービスプロセスを、サービスの顧客側および提供者側のそれぞれについて生成する。その結果、顧客と提供者との接触を、顧客側と提供者側との双方で表現できるので、顧客と提供者とが接触して共創される価値に関する情報を検索できる。
また、情報管理装置100は、プロセスの繰り返しを含む第2のサービスプロセスを生成する。その結果、第2のサービスプロセスは、繰り返しを含むプロセスフローの特徴も利用して、サービスのプロセスをより詳細に記述できる。
また、情報管理装置100では、情報は、施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち、1つ以上の情報である。その結果、サービスの業種や業態が異なる場合であっても、それぞれの施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち1つ以上の情報を、相互に共有や再利用を行うことができる。
また、情報管理装置100は、さらに、第1のサービスプロセスに含まれるプロセスを特定する文字列を用いて記憶部を検索する検索部を有する。その結果、サービスのプロセスを上位概念化した語句を用いてサービスを検索できる。
また、情報管理装置100は、表示された第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する生成規則のみを含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する。その結果、時系列のプロセスを含むサービスの情報を検索できる。
なお、上記実施例では、情報管理装置100をユーザが操作する形態として説明したが、これに限定されない。例えば、情報管理装置100をサーバやクラウド上の機能として設けるようにしてもよい。この場合には、ユーザはネットワークを介して端末装置から情報管理装置100にアクセスし、特殊化サービスプロセス文法の生成、文法のプロセスへの情報の紐付け、一般化サービスプロセス文法の語彙を用いた情報の検索を行うようにしてもよい。すなわち、ユーザの操作する端末装置は、情報管理装置100の表示部111および操作部112と同様の機能を有する。なお、情報管理装置100をサーバやクラウド上の機能として設ける場合には、情報管理装置100にネットワークと通信するための通信部を有する構成とすることができる。
また、上記実施例では、対象のサービスに該当しない生成規則を除去して部分文法を生成したが、これに限定されない。例えば、対象のサービスに該当する生成規則をユーザに選択させて部分文法を生成するようにしてもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、生成部131、格納部132および検索部133における文法を表示させる処理を表示制御部として分割してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図29は、情報管理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図29に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図1に示した生成部131、格納部132および検索部133の各処理部と同様の機能を有する情報管理プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、文法記憶部121、プロセス情報DB122、接着プロセス記憶部123、および、情報管理プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、図1に示した操作部112と同様の機能を有しユーザから操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、図1に示した表示部111と同様の機能を有しユーザに対して表示画面および各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば通信部であり、図示しないネットワークと接続され、各種装置と各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した生成部131、格納部132および検索部133として機能させることができる。
なお、上記の表示制御プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの情報管理プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから情報管理プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する表示部と、
表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する生成部と、
生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する格納部と、
を有することを特徴とする情報管理装置。
(付記2)前記生成部は、表示された前記第1のサービスプロセスの前記生成規則をユーザに選択させて、前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記1に記載の情報管理装置。
(付記3)前記生成部は、前記第2のサービスプロセスを、サービスの顧客側および提供者側のそれぞれについて生成することを特徴とする付記1または2に記載の情報管理装置。
(付記4)前記生成部は、前記プロセスの繰り返しを含む前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(付記5)前記情報は、施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち、1つ以上の情報であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(付記6)前記情報管理装置は、
さらに、前記第1のサービスプロセスに含まれる前記プロセスを特定する文字列を用いて前記記憶部を検索する検索部、
を有することを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(付記7)前記生成部は、表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則のみを含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記1〜6のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(付記8)文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示し、
表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成し、
生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報管理方法。
(付記9)前記生成する処理は、表示された前記第1のサービスプロセスの前記生成規則をユーザに選択させて、前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記8に記載の情報管理方法。
(付記10)前記生成する処理は、前記第2のサービスプロセスを、サービスの顧客側および提供者側のそれぞれについて生成することを特徴とする付記8または9に記載の情報管理方法。
(付記11)前記生成する処理は、前記プロセスの繰り返しを含む前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記8〜10のいずれか1つに記載の情報管理方法。
(付記12)前記情報は、施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち、1つ以上の情報であることを特徴とする付記8〜11のいずれか1つに記載の情報管理方法。
(付記13)さらに、前記第1のサービスプロセスに含まれる前記プロセスを特定する文字列を用いて前記記憶部を検索する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記8〜12のいずれか1つに記載の情報管理方法。
(付記14)前記生成する処理は、表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則のみを含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記8〜13のいずれか1つに記載の情報管理方法。
(付記15)文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示し、
表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成し、
生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
(付記16)前記生成する処理は、表示された前記第1のサービスプロセスの前記生成規則をユーザに選択させて、前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記15に記載の情報管理プログラム。
(付記17)前記生成する処理は、前記第2のサービスプロセスを、サービスの顧客側および提供者側のそれぞれについて生成することを特徴とする付記15または16に記載の情報管理プログラム。
(付記18)前記生成する処理は、前記プロセスの繰り返しを含む前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記15〜17のいずれか1つに記載の情報管理プログラム。
(付記19)前記情報は、施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち、1つ以上の情報であることを特徴とする付記15〜18のいずれか1つに記載の情報管理プログラム。
(付記20)さらに、前記第1のサービスプロセスに含まれる前記プロセスを特定する文字列を用いて前記記憶部を検索する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記15〜19のいずれか1つに記載の情報管理プログラム。
(付記21)前記生成する処理は、表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則のみを含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする付記15〜20のいずれか1つに記載の情報管理プログラム。
100 情報管理装置
111 表示部
112 操作部
120 記憶部
121 文法記憶部
122 プロセス情報データベース
123 接着プロセス記憶部
130 制御部
131 生成部
132 格納部
133 検索部

Claims (9)

  1. 文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示する表示部と、
    表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成する生成部と、
    生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する格納部と、
    を有することを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記生成部は、表示された前記第1のサービスプロセスの前記生成規則をユーザに選択させて、前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記生成部は、前記第2のサービスプロセスを、サービスの顧客側および提供者側のそれぞれについて生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報管理装置。
  4. 前記生成部は、前記プロセスの繰り返しを含む前記第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報管理装置。
  5. 前記情報は、施策、評価基準、知見、ノウハウおよびアイデアのうち、1つ以上の情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報管理装置。
  6. 前記情報管理装置は、
    さらに、前記第1のサービスプロセスに含まれる前記プロセスを特定する文字列を用いて前記記憶部を検索する検索部、
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報管理装置。
  7. 前記生成部は、表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則のみを含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の情報管理装置。
  8. 文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示し、
    表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成し、
    生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報管理方法。
  9. 文脈自由文法でサービスのプロセスが定義された第1のサービスプロセスを表示し、
    表示された前記第1のサービスプロセスの生成規則のうち、選択されたサービスに該当する前記生成規則を含み且つ該サービスに対応する第2のサービスプロセスを生成し、
    生成した前記第2のサービスプロセスに含まれる前記プロセスに情報を対応づけて記憶部に格納する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
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