JP2016147844A - ネットワーク共重合体架橋組成物ならびにそれを含有する製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の構造を持つ重合可能なエチレン不飽和モノマーの混合物をフリーラジカル重合、及び同時に架橋化することによって製造するネットワーク組成物の提供。【解決手段】少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマーであって、[CH2=C(R3)C(O)OXa(C2H4O)b(C3H6O)c(C4H8O)d]pP(OY)q(OZ)r〔R3はH又はC1−6のアルキル;XはC0−9のアルキル、アリール又はアルカリルのジラジカル連結基;a〜dは各々独立に0〜100の整数、q及びrは各々独立に0〜2の整数、pは1〜3の整数;p+q+r=3;Y及びZはH又は金属イオン〕、及び少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマーから選択されるものを含む架橋共重合体。【選択図】なし

Description

本出願は2009年12月23日出願の米国特許仮出願番号61/289,782号の優先権を主張し、参照によりその内容をここに組み入れる。
本発明は、ネットワーク共重合体組成物、その調製プロセス、ならびにそれを含有する製品に関する。
ネットワーク共重合体組成物は、さまざまな物理的性質を示し得る。重合体は、有機置換基の性質によって親水性、親油性および疎水性であるように改変し得る。
昨今、ネットワーク組成物が特定の構造を持つ重合可能なエチレン不飽和モノマーの混合物をフリーラジカル重合化触媒の存在下において同時に重合化および架橋化することによって製造され、パーソナルケア(ヘアコンディショナー、スキンケアおよびカラー化粧品)、繊維処理、硬質表面改質剤、農業補助剤などを含む様々な用途において有用性を示した。これらの組成物は以下において詳細に記載され、請求される。さらに、それらの製品の製造方法もまた以下に示され、請求される。
本発明によると、
i)[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、aは0から約100であり、bは0から約100であり、cは0から約100であり、dは0から約100であり、qは0から約2であり、rは0から約2であり、pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
ならびに
CH=C(R)C(O)OXa’(CO)b’(CO)c’(CO)d’−SO−Y
〔式中、RはHもしくは1から6個までの炭素原子のアルカリであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリールもしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、a’は0から約100であり、b’は0から約100であり、c’は0から約100であり、d’は0から約100であり、YはHもしくは金属イオンである〕
からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)、
(ii)アクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、アクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンからなる群より選択される、(I)と共重合可能である一つもしくはそれ以上の追加のモノマー(II)
(iii)(I)および(II)と共重合可能な架橋剤(III)
の反応産物を含有するネットワーク共重合体組成物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品が提供される。
本発明の他の態様は、架橋剤(III)が
[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、aは0から約100であり、bは0から約100であり、cは0から約100であり、dは0から約100であり、qは0から約2であり、rは2もしくは3であり、pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)であるような上述の反応産物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品を指向する。そして本発明のさらに他の態様は、モノマー(I)がCH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)(ONa)、CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)、CH=CHC(O)O(CO)P(O)(OH)(OH)、CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)ならびにその組み合わせからなる群より選択され、前記追加のモノマー(II)が、CH=CHC(O)OH、CH=C(CH)C(O)O(CHならびにそれらの組み合わせからなる群より選択され、そして、前記架橋剤(III)がCH=CHC(O)O(CO)C(O)OCH=CH、[CH=C(CH)COCHCC、[CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択されるような上述の反応産物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品を指向する。
さらなる実施態様はまた本発明の一部分であって、以下の発明の詳細な記載において記載される。
本発明は、
i)[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
aは0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
bは0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
cは0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
dは0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
qは0から約2であり、
rは0から約2であり、
pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、
そしてYはHもしくは金属イオンである〕
ならびに
CH=C(R)C(O)OXa’(CO)b’(CO)c’(CO)d’−SO−Y)
〔式中、RはHもしくは1から6個までの炭素原子のアルカリであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリールもしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
a’は0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
b’は0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
c’は0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
d’は0から約100、1から約100、好ましくは0から約40、そしてより好ましくは0から約15であり、
YおよびZはHもしくは金属イオンである〕
からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)、
(ii)アクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、アクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンからなる群より選択される、(I)と共重合可能である一つもしくはそれ以上の追加のモノマー(II)
(iii)(I)および(II)と共重合可能な架橋剤(III)
の反応産物を含有するネットワーク組成物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品を提供する。
本発明の一実施態様において、上述のネットワーク組成物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品は、モノマーの全重量の約0.5から約50重量パーセントの、好ましくは任意のアクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、またはアクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンのようなモノマーである、(i)と重合可能である一つもしくはそれ以上の追加のモノマーを含む。任意の有機アクリラートもしくは有機メタクリラートは組成物中においてコモノマーとして利用し得る。そのようなモノマーの例は、アクリル酸およびメタクリル酸、またはメチル、エチル、ブチル、アミル、2−エチルヘキシル、シクロヘキシル、ビニル、アリル、ヒドロキシエチル、パーフルオロエチル、イソボルニル、フェノキシエチル、テトラエチレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、ポリオキシアルキレンのような誘導体を含むがそれらには限定されない。
本発明のさらに他の態様によると、架橋剤が少なくとも二つの不飽和基を含有する多官能性ビニリデンモノマーである上述のネットワーク組成物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品が提供される。ネットワーク組成物の多官能性ビニリデンモノマーの例は、ブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼン、アリルアクリラート、ポリアルキレングリコールジアクリラートおよびジメタクリラートからなる群より選択される。他の架橋剤は、ジアリルエステルおよびジメタリルエステルならびに参照によりそのすべてをここに組み入れる米国特許第4,509,949号に列挙され、記載される他の架橋剤を含む。
本発明のさらに他の態様において、上述のネットワーク組成物を含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用の製品がモノマーの全重量に基づいて約40から約99、好ましくは50から約85、より好ましくは約60から約75重量パーセントの少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン性不飽和モノマー(I)、モノマーの全重量に基づいて約0.5から約50、好ましくは約5から約40、より好ましくは約10から約30重量パーセントの追加のモノマー、そして、モノマーの全重量に基づいて約0.1から約10の、好ましくは約2から約8の、より好ましくは約3から約6重量パーセントの前記架橋剤を含有している。
アクリラート架橋とポリエーテル置換基の両方は、水および他のヒドロキシル溶媒と水素結合可能で、いずれか一方の含量を増加させることができ、すべての他の組成変数を一定にでき、そして生じる架橋ネットワーク重合体の水膨潤性を高める傾向にある。本発明の架橋ネットワーク共重合体の組成変数をほとんど制限なしに変更する事は可能であるが、ある組成物が水膨潤性でかつ油膨潤性である一方で別の組成物は水膨潤性のみもしくは油膨潤性のみであり、そして、ある組成物がここで示されるいずれの溶媒とも膨潤性でない。架橋ネットワークに存在する架橋の量は、流体であるネットワークによって示される膨潤度に関連して特徴づけられる。
本発明のネットワークを含有する農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品の架橋構造は、その元の容量から膨潤した容量へと、その元の容量の1.01から5000倍の係数で、より好ましくは2から1000倍の係数で、そしてさらにより好ましくは5から500倍の係数で膨潤するのを可能にするのに効果的である。ネットワークの元の容量は、例えば本発明のシリコーン組成物から流体成分のすべてを抽出するかまたは蒸発させることによって元の容量、すなわち流体の非存在下の共重合体ネットワークの容量のみを残すことによって測定できる。
本発明のさらに他の態様によると、本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品のネットワーク組成物は下記のモノマー(I)の反応産物を含有し、そして2もしくは3と等しい下付文字pを持ち、そして追加の架橋剤を必要としない。すなわち、農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品は、少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)
[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ) (I)
〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、aは0から約100であり、bは0から約100であり、cは0から約100であり、dは0から約100であり、qは0から約2であり、rは2もしくは3であり、pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
と、
(ii) (I)と共重合可能である、アクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、アクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンからなる群より選択される一つもしくはそれ以上の追加のモノマー(II)
を含有するネットワーク組成物を含有して提供される。2もしくは3のp値を持つモノマー(I)が本質的に2もしくは3の二重結合を持つポリ非飽和分子であり、そしてそれゆえに架橋剤として作用するので本発明のこの態様におけるモノマー(I)とモノマー(II)との反応には、追加の架橋剤をまったく必要としない。
本発明の一実施態様において、本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品のネットワーク組成物は、典型的にクリーム状である固体であり、ここで共重合体のネットワークは流体に固体の特性を可逆的に付与するために流体をゲル化する手段として作用する。安静時において、ネットワーク重合体組成物は固体ゲル物質の性質を示す。本発明のシリコーン組成物は高い安定性と離水への抵抗性を示し、すなわち流体が組成物より流れるのが少ないか全くないという傾向を示し、そして、成分としてシリコーン組成物を含有するパーソナルケア組成物に対して高い安定性と離水への抵抗性を与える。この高い安定性と離水への抵抗性は、そのようなシリコーン組成物およびパーソナルケア組成物の延長された寿命を伴い持続する。しかしながら、シリコーン組成物を、例えば指の間で組成物をこすることによるようなせん断力に供することによって流体はネットワークより離れ得、そしてシリコーン物質の流体成分の改善された触感特性を提供する。
水(もしくは非水性ヒドロキシル溶媒のような水等価物)、シロキサン、直鎖もしくは環状または親油性の流体(油膨潤剤、油膨潤性)が膨潤剤として使用できる。本発明の組成物の流体成分としての利用に好適である親油性の流体は、例えば約20℃から約50℃の室温近くで、そして約1気圧において流体であり、そして例えば、シリコーン流体、炭化水素流体、エステル、アルコール、脂肪アルコール、グリコールおよび有機油を含む化合物または二つもしくはそれ以上の化合物の混合物である。好ましい実施態様において、本発明の組成物の流体成分は、25℃において約1000cStの未満の、好ましくは約500cSt未満の、より好ましくは約250cSt未満の、そしてもっとも好ましくは約100cSt未満の粘度を示す。
本発明の他の実施態様において、ポリアクリラートシロキサン共重合体ネットワークは、さまざまな流体成分に対して不溶性であるが流体によって膨潤可能である架橋ネットワークである。架橋ネットワークに存在する架橋量は、流体中のネットワークによって示される膨潤度に関連して特徴づけられる。他の好ましい実施態様において、ネットワークの架橋構造は水によってその元の容量から膨潤した容量へと、その元の容量の1.01から5000倍の係数で、より好ましくは2から1000倍の係数で、そしてさらにより好ましくは5から500倍の係数で膨潤するのを可能にするのに効果的である。ネットワークの元の容量は、例えば本発明のシリコーン組成物から流体成分のすべてを抽出するかまたは蒸発させることによって元の容量、すなわち流体の非存在下のポリアクリラートシロキサン共重合体ネットワークの容量のみを残すことによって測定できる。他の好ましい実施態様において、ネットワークの架橋構造は親油性の流体によってその元の容量から膨潤した容量へと、その元の容量の1.01から5000倍の係数で、より好ましくは2から1000倍の係数で、そしてさらにより好ましくは5から500倍の係数で膨潤するのを可能にするのに効果的である。ネットワークの元の容量は、例えば本発明のシリコーン組成物から流体成分のすべてを抽出するかまたは蒸発させることによって元の容量、すなわち流体の非存在下のポリアクリラートシロキサン共重合体ネットワークの容量のみを残すことによって測定できる。
他の好ましい実施態様において、本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品中のネットワークの架橋構造は、例えばデカメチルシクロペンタンシロキサンのような低分子量シリコーン流体によってその元の容量から膨潤した容量へと、その元の容量の1.01から5000倍の係数で、より好ましくは2から1000倍の係数で、そしてさらにより好ましくは5から500倍の係数で膨潤するのを可能にするのに効果的である。ネットワークの元の容量は、例えば本発明のシリコーン組成物から流体成分のすべてを抽出するかまたは蒸発させることによって元の容量、すなわち流体の非存在下のポリアクリラートシロキサン共重合体ネットワークの容量のみを残すことによって測定できる。
本発明の他の実施態様において、本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品の流体成分は皮膚軟化剤化合物を含有できる。好適な皮膚軟化剤化合物は、皮膚軟化の性質、すなわち皮膚に塗布されたときに潤滑剤として作用して剥離を減少させ、そして、皮膚の外観を向上させるために皮膚表面もしくは皮膚の角質層に留まるような性質をもたらす任意の流体を含み得る。皮膚軟化剤化合物は周知され、そして、例えばイソドデカン、イソヘキサデカンおよび水添ポリイソブテンのような炭化水素、例えばホホバのような有機ワックス、例えばシクロペンタシロキサン、ジメチコンおよびビス−フェニルプロピルジメチコンのようなシリコーン流体、例えばオクチルドデシルネオペンタノアートおよびオレイルオレアートのようなエステル、ならびに例えばオレイルアルコールおよびイソミリスチルアルコールのような脂肪酸およびアルコールを例として含む。
本発明のさらに他の態様によると、農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品は、CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)(ONa)、CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)、CH=CHC(O)O(CO)P(O)(OH)(OH)およびCH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)、CH=CHC(O)OHおよびCH=C(CH)C(O)O(CHならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される追加のモノマー(II)、そして、CH=CHC(O)O(CO)C(O)OCH=CH、CH=C(CH)COCHCC、[CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される架橋剤(III)の反応産物を含有するネットワーク組成物を含有して提供される。
本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品において使用可能な溶媒の例は、シリコーン流体、水、アルコール、エステル、炭化水素流体もしくは有機油を含むがそれらには限定されない。本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品に使用されるネットワーク組成物の製造において使用可能な触媒の例は、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなどの過酸化物のようなフリーラジカル触媒を含むがそれらには限定されない。それは例えばジイソプロピルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシドのようなジアルキルペルオキシド、t−ブチル水素ペルオキシド、t−アミル水素ペルオキシド、クミル水素ペルオキシドなどのアルキル水素ペルオキシド、アセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシドのようなジアシルペルオキシド、エチルペルオキシベンゾアート、パバラートペルオキシドのようなペルオキシエステル、2−アゾビス(イソブチルニトリル)、1−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)のようなアゾ化合物など、ならびに他のフリーラジカル生成触媒のような有機過酸化物触媒である。
本発明の農業用、パーソナルケア用またはホームケア用製品に使用されるネットワーク重合体組成物は、組成物の粘度および触感を調整するために、低せん断力もしくは高せん断力においてさらに加工され得る。これは例えば組成物を中程度から高いせん断力へと供する事によって達成できる。任意選択で一つもしくはそれ以上の流体が、せん断の前にシリコーン組成物へと添加され得る。本発明のネットワーク重合体組成物は、重合体それ自身と溶媒とを含有するゲル状であっても良い。そらはまた、溶媒の一部もしくはすべてを除去するために加工され得る(すなわち蒸発され得る)。
ここでの明細書および請求項において、以下の用語および表現は示されるように理解されるべきである。
表現「炭化水素ラジカル」は、一つもしくはそれ以上の水素原子が除去された任意の炭化水素基を意味し、アルキル、アルケニル、アルキニル、環状アルキル、環状アルケニル、環状アルキニル、アリール、アラルキルおよびアレニルを包含し、そしてヘテロ原子を含んでいても良い。
用語「アルキル」は、任意の一価の、飽和した直鎖の、分岐のもしくは環状の炭化水素基を意味し、用語「アルケニル」は、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素二重結合を含有する任意の一価の、直鎖の、分岐のもしくは環状の炭化水素基であって、ここで基の結合の位置が炭素−炭素二重結合においてもしくは基内のどこかのいずれでもあり得るものを意味し;術語「アルキニル」は、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素三重結合を含有し、そして任意選択でひとつもしくはそれ以上の炭素−炭素二重結合を含有する、任意の一価の、直鎖の、分岐のもしくは環状の炭化水素基であって、ここで基の結合の位置が炭素−炭素三重結合において、炭素−炭素二重結合において、もしくは基内のどこかのいずれでもあり得るものを意味する。アルキルの例は、メチル、エチル、プロピルおよびイソブチルを含む。アルケニルの例は、ビニル、プロペニル、アリル、メタリル、エチリデニルノルボルナン、エチリデンノルボルニル、エチリデニルノボルネンおよびエチリデンノルボルネニルを含む。アルキニルの例はアセチレニル、プロパルギルおよびメチルアセチレニルを含む。
「環状アルキル」、「環状アルケニル」および「環状アルキニル」という表現は、二環式構造、三環式構造およびより高次の環状構造、ならびにアルキル基、アルケニル基、および/もしくはアルケニル基でさらに置換された上述の環状構造を含む。代表的例は、ノルボルニル、ノルボルネニル、エチルノルボルニル、エチルノルボルネニル、シクロヘキシル、エチルシクロヘキシル、エチルシクロヘキセニル、シクロヘキシルシクロヘキシルおよびシクロドデカトリエニルを含む。
用語「アリール」は任意の一価の芳香族炭化水素基を意味し;用語「アラルキル」は(ここで定義されるような)任意のアルキル基であってその中の一つもしくはそれ以上の水素原子が同種の、および/もしくは異なる(ここで定義されるような)同じ数のアリール基によって置換されるものを意味し;用語「アレニル」は(ここで定義されるような)任意のアリール基であって、その中のひとつもしくはそれ以上の水素原子が同じ数の同種の、および/もしくは異なる(ここで定義されるような)アルキル基によって置換されるものを意味する。アリールの例はフェニルおよびナフタフェニルを含む。アラルキルの例はベンジルおよびフェネチルを含む。アレニルの例はトリルおよびキシリルを含む。
実施例以外において、もしくは他に示されていなければ、物質の量、反応条件、時間、物質の定量化された性質などを表す、明細書および請求項に述べられるすべての数字は、表現において用語「約」が使用されていてもされていなくても、すべての場合において用語「約」によって修飾されていると理解されるべきである。
ここで列挙される任意の数値範囲は、その範囲中のすべてのサブ範囲(sub−range)とそのような範囲もしくはサブ範囲のさまざまな終点の任意の組み合わせとを含むことは理解されよう。ここで使われるように、化学量論的な下付き文字の整数値は、分子種を指し、そして化学量論的な下付き文字の非整数値は、分子量平均基準、数平均基準、またはモル分率基準の分子種の混合物を指す。本発明の化合物の混合物の場合、純粋化合物のものと対照的に、混合物の化学量論的下付き文字が、整数もしくは非整数であり得る下付き文字の平均値を持つということは、容易に明らかである。
構造的、構成的ならびに/または機能的に関連した化合物、物質もしくは基質の群に属するとして、明細書に明確にもしくは暗に開示される、ならびに/または請求項に引用される任意の化合物、物質もしくは基質は、その群の個々の要素およびそれらのすべての組み合わせを含むことはまた理解されるべきである。
用語「架橋重合体」は、モノマーより構築され、それらのモノマーが末端以外の多くの部位において一緒に結合し、そして結果として大きなサイズの分子が生成し、そしてその物質が、どんな溶媒にも溶解不能である注入不能かまたはゲル状であるような重合体分子を意味する。架橋は一つの重合体鎖を他のものと連結する結合である。それらは共有結合もしくはイオン結合であり得る。「重合体鎖」は合成重合体もしくは天然重合体を指し得る。合成重合体において、架橋は、重合体の物理的性質における差別化を促進するための架橋の使用を指し得る。
本発明における共重合体は「非架橋」であり、それはそれらのモノマーがその末端部において互いに結合しないことを意味するか、または重合体間の結合が非常に少ないために共重合体が液体であるかもしくは少なくとも一つの溶媒において溶解し得るということを意味する。
本開示において、一つもしくはそれ以上の他の基質、成分もしくは材料成分との最初の接触、その場での生成、調合もしくは混合の直前において存在する基質、成分もしくは材料成分に対して参照が行われる。反応産物、生じる混合物などとして同定される基質、成分もしくは材料成分は、当業者(例えば化学者)の通常の常識および通常の能力によってこの開示に従って実施されるならば、接触、その場での生成、調合もしくは混合操作における化学反応もしくは化成を通じ、固有性、性質、特徴を得るであろう。化学反応物もしくは開始物質の化学産物もしくは最終物質への化成は、その起こる速度に無関係に常に進むプロセスである。従って、そのような化成プロセスの最中において、当業者に知られる分析技術によって検出することが簡単であっても難しくても、開始および最終物質の混合物ならびに中間物は、その反応速度の期間に依存して存在し得るであろう。
明細書もしくはその請求項において、単数形もしくは複数形の化学名もしくは式によって参照される反応物および成分は、化学名もしくは式によって参照される他の基質(例えば他の反応物もしくは溶媒)との接触する前に存在する時に同定されるであろう。生じる混合物、溶液もしくは反応媒体において起こる予備的および/もしくは過渡的な化学変化、化成もしくは反応は、もし存在するなら、中間体種、マスターバッチなどと認識され、そしてそれらは反応産物もしくは最終物質の用途と異なる用途を持つであろう。他の後続の変化、化成もしくは反応は、本開示に基づいて求められる条件下において特定の反応物および/もしくは成分をもたらすことにより起こり得る。これらの他の後続の変化、化成もしくは反応において、一緒にもたらされる反応物、材料成分もしくは成分は、反応産物もしくは最終物質を同定するかもしくは指すであろう。
開始物質の反応産物として本発明の産物を記載する際、引用される開始種が参照され、そして合成手順の開始混合物へと追加の物質が添加される事は注目すべきである。これらの添加物質は反応性でも非反応性でもあり得る。本発明を特徴づけることは、反応産物が、少なくとも開示されるように列挙される成分反応により得られるということである。非反応性の成分もまた、希釈物として、または反応産物として調製される組成物の性質と関係の無い追加の性質を与えるために反応混合物へと添加できる。このような例として、非反応性の成分例えば顔料を追加で含有する反応産物組成物を製造する反応の前に、最中にまたは後において、顔料のような微細に分割された固形物を反応混合物へと分散できる。追加の反応性分もまた添加でき、そのような成分は、開始反応物と反応できるか、または反応産物と反応できる。語句「反応産物」は、非反応性成分の添加を含むのと同様にそれらの可能性も含むことが意図される。
例えばシランカップリング剤のようなカップリング剤、例えば活性化剤、遅延剤および促進剤を含む硬化助剤、オイルのような加工助剤、可塑剤、粘着樹脂、シリカ、他の充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、抗酸化剤およびオゾン劣化防止剤、素練り促進剤、例えばカーボンブラックのような強化物質などを含む他の任意選択の材料成分を本発明の組成物へと添加できる。そのような添加剤は意図する使用に基づいて選択され、そしてそのような選択は当業者の知識の範囲内であり、当業者に知られるそのような添加剤の必要とされる量においてである。
本発明の他の実施態様は、ここに開示される発明の明細書もしくは実施例の考察より当業者には明白である。明細書および実施例は例示目的のみであると見なされることが意図され、そして、本発明の真の範囲および精神は以下の請求項によって定義される。
本発明の組成物は商業的には、肥料を含む農業用組成物において、化粧品およびパーソナルケア製品において、ホームケア用洗剤において、ワックスなどのコート剤組成物において、水処理装置ならびに他の製品において、解乳化剤として使用できる。
ここで用いられるとき、用語「非水性ヒドロキシル有機化合物」という用語は、室温、例えば約25℃で約1気圧において液体である、アルコール、グリコール、多価アルコール、および高分子グリコール、ならびにそれらの混合物で例示されるヒドロキシル含有有機化合物を意味する。この非水性有機ヒドロキシル溶媒は、室温、例えば約25℃で約1気圧において液体であるアルコール、グリコール、多価アルコール、および高分子グリコール、そしてそれらの混合物を含有するヒドロキシル含有有機化合物からなる群より選択される。非水性ヒドロキシル有機溶媒は、好ましくはエチレングリコール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、イソブチレングリコール、メチルプロパンジオール、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン共重合体、およびそれらの混合物からなる群より選択される。
本開示において、一つもしくはそれ以上の他の基質、成分もしくは材料成分との最初の接触、その場での生成、調合もしくは混合の直前において存在する基質、成分もしくは材料成分に対して参照が行われる。反応産物、生じる混合物などとして同定される基質、成分もしくは材料成分は、当業者(例えば化学者)の通常の常識および通常の能力によってこの開示に従って実施されるならば、接触、その場での生成、調合もしくは混合操作における化学反応もしくは化成を通じ、固有性、性質、特徴を得るであろう。化学反応物もしくは開始物質の化学産物もしくは最終物質への化成は、その起こる速度に無関係に常に進むプロセスである。従って、そのような化成プロセスの最中において、当業者に知られる分析技術によって検出することが簡単であっても難しくても、開始および最終物質の混合物ならびに中間物は、その反応速度の期間に依存して存在し得るであろう。
明細書もしくはその請求項において、単数形もしくは複数形の化学名もしくは式によって参照される反応物および成分は、化学名もしくは式によって参照される他の基質(例えば他の反応物もしくは溶媒)との接触する前に存在する時に同定されるであろう。生じる混合物、溶液もしくは反応媒体において起こる予備的および/もしくは過渡的な化学変化、化成もしくは反応は、もし存在するなら、中間体種、マスターバッチなどと認識され、そしてそれらは反応産物もしくは最終物質の用途と異なる用途を持つであろう。他の後続の変化、化成もしくは反応は、本開示に基づいて求められる条件下において特定の反応物および/もしくは成分をもたらすことにより起こり得る。これらの他の後続の変化、化成もしくは反応において、一緒にもたらされる反応物、材料成分もしくは成分は、反応産物もしくは最終物質を同定するかもしくは指すであろう。
開始物質の反応産物として本発明の産物を記載する際、引用される開始種が参照され、そして合成手順の開始混合物へと追加の物質が添加される事は注目すべきである。これらの添加物質は反応性でも非反応性でもあり得る。本発明を特徴づけることは、反応産物が、少なくとも開示されるように列挙される成分反応により得られるということである。非反応性の成分もまた、希釈物として、または反応産物として調製される組成物の性質と関係の無い追加の性質を与えるために反応混合物へと添加できる。このような例として、非反応性の成分例えば顔料を追加で含有する反応産物組成物を製造する反応の前に、最中にまたは後において、顔料のような微細に分割された固形物を反応混合物へと分散できる。追加の反応性分もまた添加でき、そのような成分は、開始反応物と反応できるか、または反応産物と反応できる。語句「反応産物」は、非反応性成分の添加を含むのと同様にそれらの可能性も含むことが意図される。
例えばシランカップリング剤のようなカップリング剤、例えば活性化剤、遅延剤および促進剤を含む硬化助剤、オイルのような加工助剤、可塑剤、粘着樹脂、シリカ、他の充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、抗酸化剤およびオゾン劣化防止剤、素練り促進剤、例えばカーボンブラックのような強化物質などを含む他の任意選択の材料成分を本発明の組成物へと添加できる。そのような添加剤は意図する使用に基づいて選択され、そしてそのような選択は当業者の知識の範囲内であり、当業者に知られるそのような添加剤の必要とされる量においてである。
本発明の他の実施態様は、ここに開示される発明の明細書もしくは実施例の考察より当業者には明白である。明細書および実施例は例示目的のみであると見なされることが意図され、そして、本発明の真の範囲および精神は以下の請求項によって定義される。
本発明の実施態様のための用途
A.農業での使用
農薬−農業、園芸、芝生、観賞植物および林業
多くの農薬の用途は、葉の表面での湿潤と展着とをもたらすためにスプレー用混合物への補助剤の添加を必要とする。この補助剤は、多くの場合界面活性剤であり、これは、湿らすことが困難な葉の表面でのスプレー小滴の保持力を増大する、展着を高めてスプレーされる範囲を改善する、または植物外皮への除草剤の浸透力を与えることができるなどの種々の機能を果たし得る。この補助剤は、タンク脇で入れる添加物(tank−side additive)として供されるか、または農薬配合物の成分として使われる。
農薬の典型的な用途は、農業、園芸、芝生、観賞植物、家庭および庭、獣医、そして林業への適用を含む。
本発明の農薬組成物はまた、少なくとも一つの農薬を含み、ここで、本発明のネットワーク組成物は、濃縮物として、またはタンク混合物に希釈されて、最終の使用濃度が0.005%と2%との間に達するのに充分な量で存在する。農薬組成物は、任意選択で、賦形剤、共界面活性剤、溶媒、泡制御剤、付着助剤、漂流飛散抑制剤、生物製剤、微量栄養素、肥料などを含んでもよい。農薬という用語は、有害生物を駆除するのに使用される任意の化合物を意味し、例えば殺鼠剤、殺虫剤、殺ダニ剤、防かび剤、および除草剤である。用いる事のできる農薬の説明的な例は、成長調整剤、光合成阻害剤、色素阻害剤、有糸分裂かく乱物質、脂質生合成阻害剤、細胞壁阻害剤、および細胞膜かく乱物質を含むが、これらに限定されない。本発明の組成物に採用される農薬の量は、採用される農薬の種類によって変化する。本発明の組成物と共に使用されてよい農薬成分のより具体的な例は、フェノキシ酢酸、フェノキシプロピオン酸、フェノキシ酪酸、安息香酸、トリアジンおよびs−トリアジン、置換尿素、ウラシル、ベンタゾン、デスメジファム、メタゾール、フェンメジファム、ピリダート、アミトロール、クロマゾン、フルリドン、ノルフルラゾン、ジニトロアニリン、イソプロパリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、トリフルラリン、グリホサート、スルホニル尿素、イミダゾリノン、クレトジム、ジクロホップ−メチル、フェノキサプロップ−エチル、フルアジホップ−p−ブチル、ハロキシホップ−メチル、キザロホップ、セトキシジム、ジクロベニル、イソキサベン、そしてビピリジリウムの化合物のような除草剤と成長調整剤とであるが、これらに限定されない。
本発明と共に使用され得る防カビ剤組成物は、アリジモルフ、トリデモルフ、ドデモルフ、ジメトモルフ;フルシラゾール、アザコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、フルコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾールなど;イマザリル、チオファネート、ベノミル、カルベンダジム、クロロチアロニル、ジクロラン、トリフロキシストロビン、フロキシストロビン、ジモキシストロビン、アゾキシストロビン、フルカラニル、プロクロラズ、フルスルファミド、ファモキサドン、カプタン、マンネブ、マンコゼブ、ドジシン、ドジンおよびメタラキシルを含むが、これらに限定されない。
本発明の組成物と共に使用されてよい殺虫剤、殺幼虫剤、殺ダニ剤、および殺卵剤の化合物は、バチルスチューリンゲンシス、スピノサド、アバメクチン、ドラメクチン、レピメクチン、ピレスリン、カルバリル、プリミカルブ、アルジカルブ、メトミル、アミトラズ、ホウ酸、クロルジメホルム、ノバルロン、ビストリフルロン、トリフルムロン、ジフルベンズロン、イミダクロプリド、ダイアジノン、アセフェート、エンドスルファン、ケレバン、ジメトエート、アジンホスエチル、アジンホスメチル、イゾキサチオン、クロルピリホス、クロフェンテジン、ラムダシハロトリン、ペルメトリン、ビフェントリン、シペルメトリンなどであるが、これらに限定されない。
肥料および微量栄養素
肥料および微量栄養素は硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸アンモニウム、尿素、尿素硝酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、硫酸カリウム、第一リン酸アンモニウム、リン酸尿素、硝酸カルシウム、ホウ酸、ホウ酸のカリウムおよびナトリウム塩、リン酸、水酸化マグネシウム、炭酸マンガン、多硫化カルシウム、硫酸銅、硫酸マンガン、硫酸鉄、硫酸カルシウム、モリブデン酸ナトリウム、塩化カルシウムを含むがそれらには限定されない。
農薬もしくは肥料は液体もしくは固体であって良い。固体であるなら、適用前に、溶媒、もしくは本発明の有機修飾ジシロキサンに可溶性である事が好ましく、そしてシリコーンが溶媒として作用しても良いし、またはそのような可溶性のための界面活性剤、または追加の界面活性剤がこの作用を実施しても良い。
農業用賦形剤
当分野で既知である緩衝剤、防腐剤、および他の標準的な賦形剤はまた、組成物に含まれてよい。
溶媒はまた、本発明の組成物に含まれてよい。これらの溶媒は、室温で液体状態である。例は、水、アルコール、芳香族溶媒、油(すなわち、鉱油、植物油、シリコーン油、など)、植物油の低級アルキルエステル、脂肪酸、ケトン、グリコール、ポリエチレングリコール、ジオール、パラフィンなどを含む。特定の溶媒は、参照によりここに組み込まれる米国特許第5,674,832号に例示されるように、2,2,4−トリメチル、1,3−ペンタンジオールおよびそれらのアルコキシ化された誘導体(特にエトキシ化された誘導体)であるか、またはn−メチルピロリドンである。
共界面活性剤
ここで有用な共界面活性剤は、非イオン性、カチオン性、アニオン性、両性、両性イオン性、重合体の界面活性剤もしくはそれらの任意の組み合わせを含む。界面活性剤は典型的には、炭化水素系、シリコーン系もしくはフッ化炭素系である。
さらに、参照によりここに組み入れる米国特許第5,558,806号に記載されるような超拡散と緩衝しないような短鎖疎水性物質を持つような他の共界面活性剤もまた有用である。また、上述の組成物は、塩化アルキル、ヨウ化アルキルおよび臭化アルキル類似体、ならびにHCl、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ジベレリン酸などとの酸対としても有用である。当業者なら、溶解性を向上させ、そして非イオン性およびアニオン性共界面活性剤との潜在的な相互作用の可能性をもたらす四級化の利点を理解するであろう。
有用な界面活性剤は、アルコキシラート、特にエトキシラートであって、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびそれらの混合物の共重合体を含むブロックコポリマーを含有するもの;アルキルアリールアルコキシラート、特にエトキシラートもしくはプロポキシラートならびにそれらの誘導体であって、アルキルフェノールエトキシラートを含むもの;アリールアリールアルコキシラート、特にエトキシラートもしくはプロポキシラートならびにそれらの誘導体;アミンアルコキシラート、特にアミンエトキシラート;脂肪酸アルコキシラート;脂肪アルコールアルコキシラート;アルキルスルホナート;アルキルベンゼンおよびアルキルナフタレンスルホナート;硫酸化脂肪アルコール、アミンもしくは酸アミド;イセチオン酸ナトリウムの酸エステル;スルホコハク酸ナトリウムのエステル;硫酸化もしくはスルホン酸化脂肪酸エステル;石油スルホナート;N−アシルサルコシン;アルキルポリグリコシド;アルキルエトキシ化アミンなどを含む。
具体例は、アルキルアセチレンジオール(SURFONYL−Air Products)、ピリロドン系界面活性剤(例えばSURFADONE−LP100−ISP)、2−エチルヘキシルサルファート、イソデシルアルコールエトキシラート(例えばRHODASURF DA 530−Rhodia)、エチレンジアミンアルコキシラート(TETRONICS−BASF)、エチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(PLURONICS−BASF)、ジェミニ型界面活性剤(Rhodia)およびジフェニルエーテルジェミニ型界面活性剤(例えばDOWFAX−Dow Chemical)を含む。
好ましい界面活性剤は、エチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(EO/PO);アミンエトキシラート;アルキルポリグリコシド;オキソトリデシルアルコールエトキシラートなどを含む。
好ましい実施態様において、本発明の農薬組成物はさらに一つもしくはそれ以上の農薬成分を含む。好適な農薬成分は、除草剤、殺虫剤、成長調整剤、防カビ剤、殺ダニ剤、ダニ駆除剤、肥料、生物製剤、植物栄養剤、微量栄養素、殺生物剤、パラフィンミネラルオイル、メチル化種油(すなわち、大豆メチルもしくはキャノーラメチル)、(大豆油およびキャノーラ油のような)植物油、ChoiceO(Loveland Industries、Greeley、CO)およびQuest(Helena Chemical、Collierville、TN)のような水質調製剤、SurroundO(Englehard Corp)のような改質粘度、泡制御剤、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、付着助剤、漂流飛散抑制剤および水を含むがそれらには限定されない。
好適な農薬組成物は、一つもしくはそれ以上の上述の成分を本発明の有機修飾ジシロキサンと、タンク混合としてもしくは缶中配合としてのいずれか一方による混合のような当分野に既知の方法による混合によって作製される。用語「タンク混合」は、少なくとも一つの農薬を水もしくは油のようなスプレー媒体へと使用時に添加することを意味する。「缶中」配合は、少なくとも一つの農薬成分を含有する配合物もしくは濃縮物を指す。「缶中」配合は使用時に典型的にはタンク混合で使用濃度へと希釈されても良いし、または希釈せずに用いられても良い。
B.コート剤
典型的なコート配合物は、乳化、成分の相溶化、平滑化、流れおよび表面欠陥の減少の目的のために湿潤剤もしくは界面活性剤を必要とする。さらに、それらの添加剤は、硬化したもしくは乾燥したフィルムに、耐摩耗性、ブロッキング防止、親水性および疎水性の性質のような改善をもたらす。コート剤配合物は溶剤型コート剤、水溶型コート剤および粉状コート剤として存在し得る。
コート剤組成物は、建築コート、自動車コートおよびコイルコートのようなOEM産物コート;工場整備コートおよび船舶コートのような特別な目的のコートとして利用され得る。典型的な樹脂の型は、ポリエステル、アルキド、アクリルおよびエポキシを含む。
C.パーソナルケア
本発明の非架橋コポリマー組成物は、ローションおよびクリームのようなパーソナルケア用エマルションで利用されてよい。一般的に知られているように、エマルションは、少なくとも二つの不混和相を含有し、このうちの一つは連続で、他の一つは不連続である。さらにエマルションは、種々の粘度を有する液体または固体であってよい。
シリコーン相を含有する非水性エマルションは、米国特許第6,060,546号および第6,271,295号に記載されており、これらの開示は参照によりこれに添えて明確にここに組み入れられる。
ここで用いられるとき、用語「非水性ヒドロキシル有機化合物」という用語は、室温、例えば約25℃で約1気圧において液体である、アルコール、グリコール、多価アルコール、および高分子グリコール、ならびにそれらの混合物で例示されるヒドロキシル含有有機化合物を意味する。この非水性有機ヒドロキシル溶媒は、室温、例えば約25℃で約1気圧において液体であるアルコール、グリコール、多価アルコール、および高分子グリコール、そしてそれらの混合物を含有するヒドロキシル含有有機化合物からなる群より選択される。非水性ヒドロキシル有機溶媒は、好ましくはエチレングリコール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、イソブチレングリコール、メチルプロパンジオール、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン共重合体、およびそれらの混合物からなる群より選択される。
シリコーンのみの相、シリコーン相を含有する無水混合物、シリコーン相を含有する含水混合物、油中水型エマルション、水中油型エマルション、または二つの非水性エマルションのどちらかとしてか、またはそれらについての変形であっても、いったん望ましい形態が達成されると、生じる物質は、改良された付着性と良好な触感特性とを有する通常はクリームかローションである。それを、ヘアケア、スキンケア、制汗剤、日焼け止め剤、化粧品、カラー化粧品、防虫剤、ビタミン担体、ホルモン担体、芳香剤担体などのための配合物に混合できる。
本発明の共重合体と、それらから誘導された本発明のシリコーン組成物が使用されてよいパーソナルケアの用途は、脱臭剤、制汗剤、制汗/脱臭剤、髭剃り製品、スキンローション、保湿剤、収斂用化粧水、入浴製品、クレンジング製品、例えばシャンプー、コンディショナー、ムース、整髪用ジェル、ヘアースプレー、毛髪染料、ヘアカラー製品、毛髪脱色剤、ウェーブ製品、毛髪ストレイトナーなどのヘアケア製品、例えばマニキュア液、マニキュア除光液、爪用クリーム、爪用ローション、あま皮軟化剤などのマニキュア製品、例えば日焼け止め剤、防虫剤、および老化防止製品などの保護クリーム、例えば口紅、ファンデーション、おしろい、アイライナー、アイシャドウ、ほお紅、メーキャップ、マスカラなどのカラー化粧品、そしてシリコーン成分が汎用的に添加された別のパーソナルケア配合物、ならびに皮膚に塗布される医薬組成物の局所の投与に適したドラッグデリバリーシステムをも含むが、これらに限定されない。
好ましい実施態様において、本発明のパーソナルケア組成物は、一つもしくはそれ以上のパーソナルケア成分をさらに含有する。適切なパーソナルケア成分は、例えば、皮膚軟化剤、保湿剤、湿潤剤、例えばオキシ塩化ビスマスおよび二酸化チタンでコーティングされた雲母などの真珠光沢のある顔料を含む顔料、着色剤、芳香剤、殺生物剤、防腐剤、酸化防止剤、抗菌剤、抗真菌剤、制汗剤、皮膚の老廃細胞削剥用化粧品、ホルモン、酵素、医薬化合物、ビタミン、塩、電解質、アルコール、ポリオール、紫外線吸収剤、植物抽出物、界面活性剤、シリコーン油、有機油、ワックス、塗膜形成要素、例えばヒュームドシリカまたは含水ケイ酸などの増粘剤、例えばタルク、カオリン、デンプン、加工デンプン、雲母、ナイロンなどの微粒子充填剤、例えばベントナイトおよび有機修飾された粘土などの粘土を含む。
好適なパーソナルケア組成物は、例えば一つもしくはそれ以上の上述の成分を本発明の組成物と混合するような当分野に既知の方法で混合するすることによって作製される。好適なパーソナルケア組成物は、単一の相の形態であるか、またはエマルションの形態であってよく、シリコーン相が不連続相または連続相である、水中油型エマルション、油中水型エマルション、および無水エマルション、ならびに、例えば水中油滴の油中型エマルションおよび油中水滴の水中型エマルションのような多重エマルションの形態をも含む。
一つの有用な実施態様において、制汗剤組成物は、本発明の共重合体ならびに一つもしくはそれ以上の活性制汗剤を含有する。好適な制汗剤は、例えば米国食品医薬品局による1993年10月10日付の市販のヒト用制汗薬製品に関する一般薬基準に列挙されているカテゴリーIの活性制汗成分を含み、これは、例えばハロゲン化アルミニウム、ヒドロキシハロゲン化アルミニウムであり、例えば塩化アルミニウム水和物(aluminum chlorohydrate)、およびそれらのオキシハロゲン化ジルコニルおよびヒドロキシハロゲン化ジルコニルとの錯体または混合物であり、これらは、例えば塩化アルミニウムジルコニウム水和物や、例えばアルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックスグリシンのようなアルミニウムジルコニウムグリシン錯体などである。
他の有用な実施態様において、スキンケア組成物は、本発明の組成物と、例えばシリコーン油または有機油のようなビヒクルとを含有する。スキンケア組成物は、任意選択で、例えばトリグリセリドエステル、ワックスエステル、脂肪酸のアルキルエステル、脂肪酸のアルケニルエステル、または多価アルコールエステルのような皮膚軟化剤と、顔料、例えばビタミンA、ビタミンC、およびビタミンEのようなビタミン、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、オキシベンゾン、オクチルメトキシシンナマート、ブチルメトキシジベンゾイルムエタン、パラアミノ安息香酸、およびオクチルジメチルパラアミノ安息香酸のような日焼け止め(sunscreen)または日焼け防止(sunblock)の化合物などのスキンケア組成物において汎用的に使用される一つもしくはそれ以上の既知の成分とをさらに含んでよい。
他の有用な実施態様において、例えば口紅、メーキャップ、またはマスカラ組成物のようなカラー化粧品組成物は、本発明の組成物、ならびに顔料、水溶性染料または脂溶性染料のような着色剤を含有する。
他の有用な実施態様において、本発明の組成物は、芳香性物質と併せて利用される。これらの芳香性物質は、芳香性化合物、カプセル化された芳香性化合物、または希釈せずにそのままか、カプセル化された芳香放散化合物であってよい。特に、本発明の組成物と相溶性がよいのは、米国特許第6,046,156号;第6,054,547号;第6,075,111号;第6,077,923号;第6,083,901号;および第6,153,578号に開示されるような芳香放散ケイ素含有化合物であり;これらのすべてを参照によりこれに添えてここに具体的に組み入れる。
本発明の組成物の用途は、パーソナルケア組成物に限定されず、本発明の組成物で処理されたワックス、光沢剤、および繊維のような別の製品もまた意図される。
D.ホームケア
ホームケアの用途は、洗濯洗剤および繊維柔軟剤、食器用洗剤、木材用および家具用光沢剤、床磨き剤、浴槽およびタイルの洗浄剤、便器洗浄剤、硬表面洗浄剤、窓用洗浄剤、曇り止め剤、配水管洗浄剤、自動食器洗浄機用洗剤および水切り剤、カーペット用洗浄剤、予洗染み抜き剤、さび洗浄剤および湯あか除去剤を含む。
E.水処理
本発明の非架橋共重合体を含有する組成物は、商業用および工業用の開放再循環冷却水塔、閉鎖冷却水装置、冷却水導管、熱交換器、凝縮器、非循環型冷却装置、殺菌機、空気清浄機、熱交換装置、空調設備/増湿装置/除湿機、静水調理器具、安全水および/または防火水の貯蔵装置、水を使った有害ガスの浄化装置、廃水圧入井、ろ過および清澄器を含む流入水浄化装置、排水処理、排水処理タンク、導管、ろ過池、蒸解がま、清澄器、溜池、沈砂池、用水路、悪臭防止、イオン交換樹脂床、膜ろ過、逆浸透、精密ろ過および限外ろ過、冷却塔用途における生物膜の除去促進、熱交換器およびプロセス水装置などを含む用途に有用である。
F.パルプおよび紙
本発明の組成物は、板紙用消泡剤、インク除去剤、およびパルプ化工程用の湿潤剤のようなパルプおよび紙の用途において有用である。
合成例
実施例1:ネットワーク重合体組成物Iの調製
表Iの混合物1〜4がネットワーク重合体組成物Iを調製するのに使用された。混合物1は2リットルのIRAミキサーへと配置された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は窒素雰囲気下で55℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。混合物2および混合物3は5分間にわたって添加された。2時間後、混合物は25℃に冷やされた。混合物4はその後に添加され、そして混合物は30分間混合され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。
Figure 2016147844
実施例2:ネットワーク重合体組成物IIの調製
表II中の混合物1〜4がネットワーク重合体組成物IIを調製するのに使用された。混合物1は2リットルのIRAミキサーへと配置された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は窒素雰囲気下で55℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。混合物2および混合物3は5分間にわたって添加された。2時間後、混合物は25℃に冷やされた。混合物4はその後に添加され、そして混合物は30分間混合され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。
Figure 2016147844
実施例3:ネットワーク重合体組成物IIIの調製
表IIIの部分1〜3がネットワーク重合体IIIを調製するのに用いられた。部分1中の成分が配置され、窒素雰囲気下で混合された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は50℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。部分2および部分3は50℃で部分1へと添加された。混合物はおおよそ3時間55℃で加熱され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。
Figure 2016147844
実施例4:ネットワーク重合体組成物IVの調製
表IVの部分1〜3がネットワーク重合体IVを調製するのに用いられた。部分1中の成分が配置され、窒素雰囲気下で混合された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は50℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。部分2および部分3は50℃で部分1へと添加された。混合物はおおよそ3時間55℃で加熱され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。
Figure 2016147844
実施例5:ネットワーク重合体組成物Vの調製
表Vの部分1〜3がネットワーク重合体Vを調製するのに用いられた。部分1中の成分が配置され、窒素雰囲気下で混合された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は50℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。部分2および部分3は50℃で部分1へと添加された。混合物はおおよそ3時間55℃で加熱され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。
Figure 2016147844
実施例6:水相増粘剤としてのネットワーク重合体組成物Iの使用
実施例6の水性増粘組成物は、以下の手順に沿って表VI中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。実施例1に沿って調製されたネットワーク重合体組成物Iは、オーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間脱イオン水と混合された。生じた物質の粘度(24時間後に測定)は表VIに列挙される。
Figure 2016147844
実施例7:水相増粘剤としてのネットワーク重合体組成物IIの使用
実施例7の水性増粘組成物は、以下の手順に沿って表VII中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。実施例2に沿って調製されたネットワーク重合体組成物IIは、オーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間脱イオン水と混合された。生じた物質の粘度(24時間後に測定)は表VIIに列挙される。
Figure 2016147844
実施例8:水相増粘剤としてのネットワーク重合体組成物III、IVおよびVの使用
実施例8の水性増粘組成物は、以下の手順に沿って表VIII中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。ネットワーク重合体組成物III、IVおよびVはそれぞれ実施例3、4、5に沿って調製された。成分はオーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間混合された。生じた物質の粘度(24時間後に測定)は表VIIIに列挙される。
Figure 2016147844
実施例9:水相増粘剤としてのネットワーク重合体組成物IIの使用
実施例9の水性増粘組成物は、以下の手順に沿って表IX中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。実施例2に沿って調製されたネットワーク重合体組成物IIは、オーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間脱イオン水と混合された。生じた物質の粘度(24時間後に測定)は表IXに列挙される。
Figure 2016147844
実施例10:水相増粘剤としてのネットワーク重合体組成物IIの使用
実施例10の水性増粘組成物は、以下の手順に沿って表X中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。実施例2に沿って調製されたネットワーク重合体組成物IIは、オーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間脱イオン水と混合された。pHはグリコール酸によって調整された。生じた物質の粘度(24時間後に測定)は表Xに列挙される。ネットワーク重合体組成物IIは、pH4〜9の範囲において水性溶液の効果的な増粘をもたらす。
Figure 2016147844
実施例11:保湿剤組成物中でのネットワーク重合体組成物I〜Vの使用
実施例11の保湿剤組成物は、以下の手順に沿って表XI中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。ネットワーク重合体組成物I〜Vは、実施例1〜5に沿って調製された。成分はオーバーヘッドミキサーを用いて700rpm、10分間混合された。パネルテストは、サンプル11−2〜11−5が皮膚に塗布されたとき、比較例11と比較して有意により低い粘着性で、より軽く、そしてよりクッション感の高い感触をもたらすことを示した。
Figure 2016147844
実施例12:日焼け止めローション組成物中でのネットワーク重合体組成物Iの使用
実施例12中の日焼け止めローション組成物は、以下の手順に沿って表XII中に列挙された成分を混ぜることによって作製された。(1)部分Aはすべての成分をオーバーヘッドミキサーを用いて700rpmで均一になるまで混合することによって作製された。(2)部分Bは別のコンテナで混合され、そして部分Aへと添加された。(3)混合物はその後、均一になるまで混合された。安定な水中油型エマルションが調製された。サンプル12は比較例12と比べより軽く、より絹のような感触をもたらした。
Figure 2016147844
実施例13:カラー化粧品組成物中でのネットワーク重合体組成物Iの使用
実施例13中のカラー化粧品組成物は、表XIII中に列挙された成分を混ぜ、オーバヘッドミキサーを用いて均一になるまで混合する事によって作製された。パネルテストは、サンプル13が皮膚に塗布されたとき、比較例11と比較してより良い伸展性とより良い感触をもたらすことを示した。
Figure 2016147844
実施例14:リンスオフヘアコンディショナー組成物中でのネットワーク重合体組成物Iの使用
実施例14中のリンスオフヘアコンディショナー組成物および比較例14は、以下の手順に沿って表XIV中に列挙された成分を混ぜる事によって作製された。(1)部分Aは成分を混ぜ、60℃で均一になるまで混合することによって作製された。(2)部分Bは別のコンテナで混合され、そして部分Aへと添加された。(3)混合物はその後、均一になるまで混合された。パネルテストは、ネットワーク重合体組成物Iが髪の柔軟性と滑らかさを向上させる事を示した。
Figure 2016147844
実施例15:ネットワーク重合体組成物XVの調製
表XVの混合物1〜4がネットワーク重合体組成物Iを調製するのに使用された。混合物1は2リットルのミキサーへと配置された。窒素がシステムから酸素を除去するのに30分間バブリングされた。混合物は窒素雰囲気下で55℃まで加熱され、そしてその温度で維持された。混合物2および混合物3は5分間にわたって添加された。2時間後、混合物は25℃に冷やされた。混合物4はその後に添加され、そして混合物は30分間混合され、オフホワイトのやわらかい固体をもたらした。そのやわらかい固体はその後にアセトンと1:4の重量比で30分間混合された。混合物は30分間沈降させられた。液相はその後デカントされた。固体はバキュームオーブン中で80℃において2時間乾燥され、そしてコーヒーミルで粉砕されて白い粉を得た。
Figure 2016147844
実施例16:保湿剤組成物中でのネットワーク重合体組成物XVの使用
実施例16の保湿剤組成物は、以下の手順に沿って表XVI中に相対量で示されて列挙された成分を混ぜることによって作製された。ネットワーク重合体組成物XVは、実施例15に沿って調製された。成分はスピードミキサーを用いて3000rpm、2分間混合された。パネルテストは、サンプル16が皮膚に塗布されたとき、比較例16−1と比較してより低い擦り込んだ後の粘着性で、そしてよりクッション感の高い感触をもたらすことを示した。比較例16−2は安定な混合物ではなかった。
Figure 2016147844
結果
結果の要約
実施例1〜5、15は6つの合成例を示し、それぞれが異なる構造を表わす。実施例6〜10はこれらの重合体ネットワーク組成物が異なる個体濃度もしくはpHにおいて水をいかに増粘するかを示した。実施例11は本発明の重合体ネットワーク組成物が保湿剤組成物の触感を、ベンチマーク製品であるHispagel2000と比較して有意に向上させることを示した。実施例12において、重合体ネットワーク組成物はより軽く、より絹のような感触を日焼け止めローションにもたらすことと水中油型エマルションを作成可能であることとを示した。実施例13は、重合体がカラー化粧品配合物中において親水性の顔料が分散する事を助けることを示した。実施例14は、重合体ネットワーク組成物がリンスオフヘアコンディショナー配合物中に混合されたとき、髪に対して柔軟性と滑らかさをもたらすことが可能である事を示した。実施例15は本構造とシリコーンゲルとの間の相乗効果を示した。
ここで列挙される任意の数値範囲は、その範囲中のすべてのサブ範囲(sub−range)とそのような範囲もしくはサブ範囲のさまざまな終点の任意の組み合わせとを含むことは理解されよう。
構造的、構成的ならびに/または機能的に関連した化合物、物質もしくは基質の群に属するとして、明細書に明確にもしくは暗に開示される、ならびに/または請求項に引用される任意の化合物、物質もしくは基質は、その群の個々の要素およびそれらのすべての組み合わせを含むことはまた理解されるべきである。
本発明の他の実施態様は、ここに開示される発明の明細書もしくは実施例の考察より当業者には明白である。明細書および実施例は例示目的のみであると見なされることが意図され、そして、本発明の真の範囲および精神は以下の請求項によって定義される。

Claims (19)

  1. i)[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
    〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
    aは0から約100であり、
    bは0から約100であり、
    cは0から約100であり、
    dは0から約100であり、
    qは0から約2であり、
    rは0から約2であり、
    pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、
    そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
    ならびに
    CH=C(R)C(O)OXa’(CO)b’(CO)c’(CO)d’−SO−Y
    〔式中、RはHもしくは1から6個までの炭素原子のアルカリであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリールもしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
    a’は0から約100であり、
    b’は0から約100であり、
    c’は0から約100であり、
    d’は0から約100であり、
    YはHもしくは金属イオンである〕
    からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)、
    (ii)アクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、アクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンからなる群より選択される、(I)と共重合可能である一つもしくはそれ以上の追加のモノマー(II)、ならびに
    (iii)(I)および(II)と共重合可能な架橋剤(III)
    の架橋した反応産物を含有するホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  2. 前記架橋剤が少なくとも2つの不飽和基を含有する多官能性ビニリデンモノマーである、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  3. 前記多官能性ビニリデンが、ブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼン、アリルアクリラート、ポリアルキレングリコールジアクリラートおよびジメタクリラート、ジアリルエステルおよびジメタリルエステルからなる群より選択される請求項2に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  4. 前記組成物がモノマーの全重量に基づいて約40から約99の前記少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン性不飽和モノマー(I)、モノマーの全重量に基づいて約0.5から約50重量パーセントの前記追加のモノマー、そして、モノマーの全重量に基づいて約0.1から約10重量パーセントの前記架橋剤を含有する、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  5. a、b、c、d、a’、b’、c’、およびd’がそれぞれ独立して0から約50である、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  6. a、b、c、d、a’、b’、c’、およびd’がそれぞれ独立して0から約15である、請求項5に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  7. 前記組成物が溶媒により膨潤され固体、半固体もしくはクリーム状の組成物を生成する、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  8. 前記溶媒が水である、請求項7に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  9. 前記架橋剤(III)が
    [CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
    〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
    aは0から約100であり、
    bは0から約100であり、
    cは0から約100であり、
    dは0から約100であり、
    qは0から約2であり、
    rは2もしくは3であり、
    pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、
    そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
    からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)である、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  10. 前記モノマー(I)がCH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)(ONa)、CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)、CH=CHC(O)O(CO)P(O)(OH)(OH)およびCH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)からなる群より選択され、前記追加のモノマー(II)が、CH=CHC(O)OHおよびCH=C(CH)C(O)O(CHからなる群より選択され、そして、前記架橋剤(III)がCH=CHC(O)O(CO)C(O)OCH=CH、[CH=C(CH)COCHCCおよび[CH=C(CH)C(O)O(CO)P(O)(OH)からなる群より選択される、請求項1に記載のホームケア用、農業用、コート用、もしくはパーソナルケア用の製品組成物。
  11. 前記パーソナルケア用の組成が、スプレー製品、スティック製品およびロールオン製品を含む脱臭剤、制汗剤、制汗/脱臭剤、ひげそり用製品、スキンローション、保湿剤、引き締め化粧水、バス用品、クレンジング製品、シャンプー、コンディショナー、シャンプー/コンディショナーの複合品、ムース、スタイリングジェル、ヘアスプレー、ヘアダイ、ヘアーカラー製品、ヘアー脱色剤、カール用品、ヘアアイロン、マニキュア液、マニキュア落とし、爪用クリームおよびローション、角質軟化材、日焼け止め剤、防虫剤、老化防止製品、口紅、ファンデーション、フェースパウダー、アイライナー、アイシャドウ、頬紅、メーキャップ、マスカラ、保湿用剤、ファンデーション、ボディーアンドハンド用剤、スキンケア剤、フェースアンドネック用剤、トニック、包帯、整髪助剤、エアロゾル固定剤、香料用剤、ひげそり後用品、化粧用剤、ソフトフォーカス用剤、昼夜兼用スキンケア用剤、非着色系ヘアー用剤、日焼け用剤、合成および非合成固形せっけん、ハンドリキッド、毛穴パック、パーソナルケアのための不繊用品、ベビーローション、ベビーバスおよびシャンプー用品、ベビーコンディショナー、髭剃り用剤、きゅうりスライス、スキンパッド、化粧落とし、顔面クレンジング製品、コールドクリーム、日焼け止め製品、ムース、スプリッツ、ペーストマスクおよび泥、フェースマスク、コロンおよび化粧水、ヘアキューティクルコート、シャワージェル、フェースアンドボディー洗剤、パーソナルケア洗い流し製品、ジェル、泡風呂、洗浄クレンザー、収斂剤、ネイルコンディショナー、アイシャドースティック、顔面もしくは眼用のパウダー、リップバーム、リップグロス、ヘアケアポンプスプレーおよび他の非エアロゾルスプレー、縮毛制御ジェル、ヘアリーブインコンディショナー、ヘアポマード、もつれ毛ほぐし製品、ヘア固定剤、ヘアブリーチ製品、スキンローション、髭剃り前および電気髭剃り前、無水クリームおよびローション、オイル/水、水/オイル、多重ならびにマクロおよびミクロエマルション、耐水クリームおよびローション、坑にきび用剤、口腔洗浄剤、マッサージオイル、練り歯磨き、クリアジェルおよびスティック、軟膏基剤、局部創傷治癒製品、エアロゾルタルク、バリアスプレー、ビタミンおよび老化防止用剤、ハーブ抽出物用剤、バスソルト、バスおよびボディーミルク、ヘアスタイリング助剤、ヘアの、眼の、爪の、および皮膚の軟固体用剤、制御放出のパーソナルケア製品、ヘアコンディションミスト、スキンケアモイスチャーミスト、スキン拭き取り、スキン毛穴拭き取り、毛穴クリーナー、しみ取り、皮膚の老廃細胞削剥用化粧品、皮膚落屑エンハンサー、スキンウェットティッシュおよびクロス、脱毛用剤、パーソナルケア滑剤、ネイルカラー用剤、日焼け止め、化粧品、ヘアケア用製品、スキンケア用製品、練り歯磨き、皮膚へ塗布するための医薬組成物の局部投与のためのドラッグデリバリーシステム、ならびに上述の用途の少なくとも一つを含む組み合わせからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物を含有してなるパーソナルケア用製品。
  12. 皮膚軟化剤、保湿剤、湿潤剤、顔料、着色剤、芳香剤、殺生物剤、防腐剤、酸化防止剤、抗菌剤、抗真菌剤、制汗剤、皮膚の老廃細胞削剥用化粧品、ホルモン、酵素、医薬化合物、ビタミン、塩、電解質、アルコール、ポリオール、紫外線吸収剤、植物抽出物、界面活性剤、シリコーン油、有機油、ワックス、塗膜形成要素、増粘剤、微粒子充填剤、粘土ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるパーソナルケア材料成分をさらに含有する、請求項11に記載のパーソナルケア用製品。
  13. 界面活性剤、乳化剤、溶媒、皮膚軟化剤、保湿剤、湿潤剤、顔料、着色剤、芳香剤、殺生物剤、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、抗菌剤、抗真菌剤、制汗剤、皮膚の老廃細胞削剥用化粧品、ホルモン、酵素、医薬化合物、ビタミン、アルファヒドロキシ酸、ベータヒドロキシ酸、レチノール、ニコチンアミド、皮膚美白剤、塩、電解質、アルコール、ポリオール、紫外線吸収剤、植物抽出物、有機油、ワックス、塗膜形成要素、増粘剤、微粒子充填剤、粘土、可塑剤、湿潤剤、密封用剤、感覚エンハンサー、エステル、樹脂、塗膜形成要素、塗膜形成老廃細胞削剥用剤、高屈折率材料からなる群より選択される少なくとも一つの添加剤をさらに含有する、請求項12に記載のパーソナルケア製品組成物。
  14. 賦形剤、共界面活性剤、溶媒、泡制御剤、付着助剤、漂流飛散抑制剤、生物製剤、微量栄養素、肥料からなる群より選択される少なくとも一つの化合物をさらに含有する、請求項1に記載の農薬製品組成物。
  15. フェノキシ酢酸、フェノキシプロピオン酸、フェノキシ酪酸、安息香酸、トリアジンおよびs−トリアジン、置換尿素、ウラシル、ベンタゾン、デスメジファム、メタゾール、フェンメジファム、ピリダート、アミトロール、クロマゾン、フルリドン、ノルフルラゾン、ジニトロアニリン、イソプロパリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、トリフルラリン、グリホサート、スルホニル尿素、イミダゾリノン、クレトジム、ジクロホップ−メチル、フェノキサプロップ−エチル、フルアジホップ−p−ブチル、ハロキシホップ−メチル、キザロホップ、セトキシジム、ジクロベニル、イソキサベン、そしてビピリジリウムの化合物からなる群より選択される化合物と、
    任意選択で、アリジモルフ、トリデモルフ、ドデモルフ、ジメトモルフ;フルシラゾール、アザコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、フルコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾールなど;イマザリル、チオファネート、ベノミル、カルベンダジム、クロロチアロニル、ジクロラン、トリフロキシストロビン、フロキシストロビン、ジモキシストロビン、アゾキシストロビン、フルカラニル、プロクロラズ、フルスルファミド、ファモキサドン、カプタン、マンネブ、マンコゼブ、ドジシン、ドジンおよびメタラキシルからなる群より選択される少なくとも一つの防カビ剤組成物と、
    そして任意選択で、バチルスチューリンゲンシス、スピノサド、アバメクチン、ドラメクチン、レピメクチン、ピレスリン、カルバリル、プリミカルブ、アルジカルブ、メトミル、アミトラズ、ホウ酸、クロルジメホルム、ノバルロン、ビストリフルロン、トリフルムロン、ジフルベンズロン、イミダクロプリド、ダイアジノン、アセフェート、エンドスルファン、ケレバン、ジメトエート、アジンホスエチル、アジンホスメチル、イゾキサチオン、クロルピリホス、クロフェンテジン、ラムダシハロトリン、ペルメトリン、ビフェントリン、シペルメトリンからなる群より選択される少なくとも一つの殺虫剤、殺幼虫剤、殺ダニ剤および殺卵剤とをさらに含有する請求項14に記載の農薬製品組成物。
  16. 硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸アンモニウム、尿素、尿素硝酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、硫酸カリウム、第一リン酸アンモニウム、リン酸尿素、硝酸カルシウム、ホウ酸、ホウ酸のカリウムおよびナトリウム塩、リン酸、水酸化マグネシウム、炭酸マンガン、多硫化カルシウム、硫酸銅、硫酸マンガン、硫酸鉄、硫酸カルシウム、モリブデン酸ナトリウムおよび塩化カルシウムからなる群より選択される少なくとも一つの化合物をさらに含有する請求項1に記載の肥料製品組成物。
  17. 前記ホームケア用ケアの組成が洗濯洗剤および繊維柔軟剤、食器用洗剤、木材用および家具用光沢剤、床磨き剤、浴槽およびタイルの洗浄剤、便器洗浄剤、硬表面洗浄剤、窓用洗浄剤、曇り止め剤、配水管洗浄剤、自動食器洗浄機用洗剤および水切り剤、カーペット用洗浄剤、予洗染み抜き剤、さび洗浄剤および湯あか除去剤からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物を含有するホームケア用ケア製品。
  18. i)[CH=C(R)C(O)OX(CO)(CO)(CO)P(O)(OY)(OZ)
    〔式中、RはHもしくは1から約6個の炭素原子のアルキルであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリール、もしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
    aは0から約100であり、
    bは0から約100であり、
    cは0から約100であり、
    dは0から約100であり、
    qは0から約2であり、
    rは0から約2であり、
    pは1から約3であり、但しp+q+r=3という制限があり、
    そしてYおよびZはHもしくは金属イオンである〕
    ならびに
    CH=C(R)C(O)OXa’(CO)b’(CO)c’(CO)d’−SO−Y
    〔式中、RはHもしくは1から6個までの炭素原子のアルカリであり、Xは0から約9個の炭素原子のアルキル、アリールもしくはアルカリルのジラジカル連結基であり、
    a’は0から約100であり、
    b’は0から約100であり、
    c’は0から約100であり、
    d’は0から約100であり、
    YはHもしくは金属イオンである〕
    からなる群より選択される少なくとも一つのアニオン性の重合可能なエチレン不飽和モノマー(I)、
    (ii)アクリル酸/アクリラート、メタクリル酸/メタクリラート、アクリルアミド、ビニルアセタートおよびスチレンからなる群より選択される、(I)と共重合可能である一つもしくはそれ以上の追加のモノマー(II)、ならびに
    (iii)(I)および(II)と共重合可能な架橋剤(III)
    の架橋した反応産物を含有するパルプおよび紙製品の製造のための組成物。
  19. パルプおよび紙パルプおよび紙が板紙用消泡剤、インク除去剤、およびパルプ化工程用の湿潤剤からなる群より選択される、パルプおよび紙パルプおよび紙製品の製造のための組成物。
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