JP2016146253A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】単位燃料電池と環状シール材との間からのガス漏れを抑制できる燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】実施形態の燃料電池スタックは、複数の単位燃料電池と、これらの単位燃料電池間に配置される環状シール材とを有する。環状シール材は、環状部分の厚さを幅方向に変化させたものである。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は燃料電池スタックに関する。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、高温で作動することから種々の燃料を改質せずに利用できるとともに、電気エネルギーへの変換効率が高いことから、将来の分散電源の1つとして期待されている。SOFCは、積層構造の違いにより平板構造と円筒構造とに大別される。平板構造のSOFCは、積層数を増やすことにより起電力を大きくできることから、高出力化技術の1つとして期待されている。
平板構造のSOFCは、例えば、環状シール材を介して複数の単位燃料電池を積層するとともに、これらを積層方向の両側から締付部によって締め付けることにより製造されている。通常、締付部は、平板構造のSOFCにおける外縁部付近に設けられている。
しかし、外縁部付近に締付部が設けられている場合、環状シール材の内縁部側の面圧が低下しやすくなる。面圧が低下した部分があると、単位燃料電池と環状シール材との間から発電に利用されるガスが漏れやすく、電気エネルギーへの変換効率が低下しやすい。
特開2012−133892号公報 特開2012−129148号公報 特開2011−228171号公報 特開2010−251015号公報
本発明が解決しようとする課題は、単位燃料電池と環状シール材との間からのガス漏れを抑制できる燃料電池スタックを提供することである。
実施形態の燃料電池スタックは、複数の単位燃料電池と、これらの単位燃料電池間に配置される環状シール材とを有する。環状シール材は、環状部分の厚さを幅方向に変化させたものである。
本発明に係る燃料電池スタックによれば、環状部分における面圧の部分的な低下を抑制でき、単位燃料電池と環状シール材との間からのガス漏れを抑制することができる。
第1の実施形態の燃料電池スタックを示した側面図である。 第1の実施形態の燃料電池スタックに使用される単位燃料電池とこれに積層される環状シール材とを示した平面図である。 図2のA−A線における断面図であって、単位燃料電池と環状シール材とを分離して示した断面図である。 第2の実施形態の燃料電池スタックに使用される単位燃料電池とこれに積層される環状シール材とを分離して示した断面図である。 実施例の燃料電池スタックにおける環状シール材の面圧分布を示す図である。
以下、実施形態の燃料電池スタックについて説明する。
実施形態の燃料電池スタックは、複数の単位燃料電池と、これらの単位燃料電池間に配置される環状シール材とを有する。環状シール材は、環状部分の厚さを幅方向に変化させたものである。
ここで、幅方向とは環状シール材の環状部分(線状部分)における内縁部と外縁部とを結ぶ方向であり、幅方向の内側は内縁部側であり、幅方向の外側は外縁部側である。また、環状部分の厚さは、燃料電池スタックに組み込まれる前の環状シール材を観察したときに変化していればよく、燃料電池スタックに組み込まれた環状シール材を観察したときには変化していなくてもよい。
実施形態の燃料電池スタックによれば、環状シール材の環状部分の厚さを幅方向に変化させることにより、環状部分における面圧の部分的な低下、特に、幅方向における面圧の部分的な低下を抑制できる。これにより、単位燃料電池と環状シール材との間からのガス漏れを抑制できる。
特に、環状部分の厚さを幅方向の外側に向けて減少させることにより、燃料電池スタックの外縁部付近を締付部により締め付けるものにおいて、内縁部側における面圧の低下を抑制できる。これにより、単位燃料電池と環状シール材との間からのガス漏れを抑制できる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の燃料電池スタックを模式的に示した側面図である。図2は、第1の実施形態の燃料電池スタックに使用される単位燃料電池とこれに積層される環状シール材とを示した平面図である。図3は、図2のA−A線における断面図であって、単位燃料電池と環状シール材とを分離して示した断面図である。
図1に示されるように、燃料電池スタック10においては、複数の単位燃料電池11が環状シール材12を介して積層されて積層体13を構成している。なお、積層体13の最上部については、環状シール材12を介して平板状セパレータ14が積層されている。
積層体13の一方の主面側(図中、上側)には、第1の絶縁シート15を介して第1のエンドプレート16が積層されている。また、積層体13の他方の主面側(図中、下側)には、第2の絶縁シート17を介して第2のエンドプレート18が積層されている。そして、積層体13、第1の絶縁シート15、第1のエンドプレート16、第2の絶縁シート17、および第2のエンドプレート18により、被締付部21が構成されている。
被締付部21は、締付部22により積層方向の両側から締め付けられている。締付部22は、例えば、ボルト23およびナット24から構成されている。ボルト23と被締付部21との間には第1のワッシャ25が配置され、ナット24と被締付部21との間には第2のワッシャ26が配置されている。
図2に示されるように、単位燃料電池11には、主として発電に使用されるセル31が収容されている。セル31は、単位燃料電池11に設けられた開口部32から一部が露出されている。開口部32は、例えば、四角形状に設けられている。
単位燃料電池11には、燃料ガスや空気をセル31に供給するためのガス孔33が設けられている。ガス孔33は、単位燃料電池11を貫通するように設けられている。ガス孔33は、例えば、四角形状の開口部32の各辺の外側に1個ずつ設けられ、開口部32を挟んで対向する1組が燃料ガスの流路として用いられ、他の1組が空気の流路として用いられる。
単位燃料電池11には、さらに、締付部22が挿入される締付孔34が設けられている。締付孔34は、単位燃料電池11を貫通するように設けられている。締付孔34は、例えば、ガス孔33よりも外側の位置において、全体として略円形状となるように、かつ互いの間隔が略等間隔となるように12個が設けられている。
環状シール材12は、単位燃料電池11の開口部32やガス孔33からのガス漏れを抑制するために設けられている。環状シール材12は、単位燃料電池11の開口部32に沿って設けられる環状部分35を有する。環状部分35は、基本的には単位燃料電池11の開口部32に沿って一定の幅に設けられているが、単位燃料電池11のガス孔33が設けられている部分については、この単位燃料電池11のガス孔33を含めるように幅が広く設けられている。なお、環状シール材12についても、例えば、単位燃料電池11の開口部32やガス孔33と同様の位置および大きさに、開口部32やガス孔33が設けられている。
図3に示されるように、単位燃料電池11は、セル31を収容するための凹部41が設けられた凹状セパレータ42を有する。凹状セパレータ42には、凹部41の外縁部よりも外側の位置にガス孔33および図示しない締付孔34が設けられている。
凹状セパレータ42の凹部41が設けられた主面側には、金属薄板43が積層されている。金属薄板43には、セル31の一部を露出させる開口部32が設けられている。また、金属薄板43には、凹状セパレータ42における凹部41の外縁部よりも外側の位置にガス孔33および図示しない締付孔34が設けられている。
セル31は、セル本体51、第1の集電体52、および第2の集電体53を有する。セル本体51は、固体電解質体、燃料極、および空気極を有する。燃料極は、固体電解質体の一方の主面側に設けられ、空気極は、固体電解質体の他方の主面側に設けられる。凹状セパレータ42の各ガス孔33は、燃料極に燃料ガスを供給するように、または空気極に空気を供給するように所定の形状に形成されている。
固体電解質体は、例えば、ZrO系セラミック、LaGaO系セラミック、BaCeO系セラミック、SrCeO系セラミック、SrZrO系セラミック、CaZrO系セラミックからなる。
燃料極は、例えば、Ni、Fe等の金属と、ZrO系セラミック、CeO系セラミック等のセラミックとの混合物、または、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh、Ni、Fe等の金属からなる。空気極は、例えば、各種の金属、金属酸化物等からなる。
本実施形態における環状シール材12は、環状部分35の厚さを幅方向に変化させたものであり、特に、外縁部の厚さを内縁部の厚さよりも薄くし、かつ幅方向の外側に向けて厚さを連続的に減少させたものである。
環状部分35の厚さを幅方向に変化させることにより、環状シール材12を介して単位燃料電池11を積層したとき、その厚さの違いによる潰れの違いを利用して、環状部分35の幅方向における面圧の部分的な低下を抑制できる。これにより、単位燃料電池11と環状シール材12との間からのガス漏れを抑制できる。
特に、環状部分35の厚さを幅方向の外側に向けて減少させることにより、燃料電池スタック10の外縁部付近が締付部22により締め付けられるものにおいて、環状部分35の内縁部側における面圧の低下を抑制できる。また、環状部分35の厚さを連続的に減少させることにより、環状部分35における面圧をきめ細かく調整できる。
この環状部分35の厚さの最大値と最小値は、一定厚さの場合の潰れ量の差で決まる。すなわち、最大潰れ量=厚さの最大値、最小潰れ量=厚さの最小値となるように傾斜を与えれば、潰れ量は内縁、外縁で等しくなる。但し、潰れ量はスタックの層数(被締付側の剛性)とボルトの本数・トルク(締付側の剛性)等によって変動するので、比や最大値、最小値で一律に表すことはできない。あえて定量化する場合は、以下に示す例1、例2が挙げられる。
例1)層数5、ボルトM20−12本、トルク37N・mの場合に最大厚さ0.68mm、最小厚さ0.55mm
例2)層数20、ボルトM20−12本、トルク59N・mの場合に最大厚さ0.74mm、最小厚さ0.55mm
この例1、例2は、有限要素解析(接触、熱応力解析)で求めたものである。
また、環状部分35は、燃料電池スタック10としたとき、環状部分35の幅方向におけるいずれの位置においても面圧が27MPa以上となることが好ましい。
さらに、環状部分35は、燃料電池スタック10としたとき、環状部分35の幅方向における面圧の最大値(P)と最小値(P)との差(P−P)が0MPaに近いほど好ましい。最大値と最小値に差があっても最小値が27MPa以上、ボルト応力が65MPa以下であれば良い。
環状部分35の厚さは、例えば、厚さを幅方向に一定にしたときの面圧または潰れ量に基づいて調整することが好ましく、特に、厚さを幅方向に一定にしたものについて有限要素法(FEM)により得られる面圧または潰れ量に基づいて調整することが好ましい。具体的には、面圧が高くなる部分を薄くし、面圧が低くなる部分を厚くすることが好ましい。また、潰れ量が多くなる部分を薄くし、潰れ量が少なくなる部分を厚くすることが好ましい。
環状シール材12は、単一の層からなるものでもよいし、複数の層からなるものでもよい。複数の層からなる場合、各層は、同一の材料からなるものでもよいし、異なる材料からなるものでもよい。環状シール材12は、例えば、金型等を使用して原料を所定の形状に成形する方法により製造できる。また、環状シール材12は、例えば、原料をシートに成形した後、このシートを所定の大きさに切断して積層する方法により製造できる。
環状シール材12の材料としては、面圧によって潰れることでシール性を得られる材料が好ましく、スタックを構成する材料よりも柔らかく、潰れることでシールできればヤング率97MPa以外でも使用可能である。シール材は、例えば、燃料電池用ガスケット材料(バーミキュライト(蛭石)、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂、ゴム)が挙げられる。
以上、第1の実施形態の燃料電池スタック10について説明したが、環状部分35の厚さを連続的に減少させる方法としては、図示するように環状部分35の一方の主面側のみに傾斜部を設ける方法が代表的な方法として挙げられるが、環状部分35の両方の主面側に傾斜部を設ける方法を採用してもよい。また、環状部分35の厚さを連続的に減少させる方法としては、図示するように直線状に減少させる方法が代表的な方法として挙げられるが、曲線状に減少させる方法を採用してもよい。直線状に減少させるときの直線の傾き、曲線状に減少させるときの曲線の曲率は、幅方向の途中で変化させてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の燃料電池スタックについて説明する。
図4は、第2の実施形態の燃料電池スタック10に使用される単位燃料電池11とこれに積層される環状シール材12aとを分離して示した断面図である。なお、第2の実施形態の燃料電池スタック10は、環状シール材12aの環状部分35の断面形状が異なることを除いて第1の実施形態の燃料電池スタック10と同様であることから、環状シール材12aの環状部分35の断面形状についてのみ説明し、他の部分については説明を省略する。
第2の実施形態における環状シール材12aは、環状部分35の厚さを幅方向の外側に向けて断続的に減少させたものであり、環状部分35の一方の主面側に段差部を設けたものである。環状部分35の厚さを断続的に減少させた場合でも、環状部分35の幅方向における面圧の部分的な低下を抑制できる。これにより、単位燃料電池11と環状シール材12aとの間からのガス漏れを低減できる。
環状部分35の厚さを幅方向の外側に向けて断続的に減少させる方法としては、一方の主面側に段差部を設ける方法が代表的な方法として挙げられるが、両方の主面側に段差部を設ける方法を採用してもよい。この際、段差部の個数や各段差部の高さは、必要に応じて適宜決定できる。
第2の実施形態における環状シール材12aは、原料をシートに成形した後、このシートを所定の大きさに切断して積層する方法により製造できる。例えば、内縁部の大きさが同一で、外縁部の大きさが順次小さくなるような複数のシートを積層することにより、一方の主面側に段差部を有する環状シール材12aを製造できる。第2の実施形態における環状シール材12aは、このような方法により容易に段差部を形成できることから生産性に優れるために好ましい。
以上、第1、第2の実施形態の燃料電池スタック10について説明したが、環状部分35の厚さは必要に応じて幅方向の外側に向けて増加させてもよい。また、環状部分35の厚さは、幅方向の外側に向けて単に減少または増加させるだけでなく、必要に応じて減少と増加とを組み合わせてもよい。
さらに、環状部分35は、厚さが連続的に変化する部分と、厚さが一定の部分とを幅方向に有するものでもよい。また、厚さが幅方向に変化する部分は、環状部分35の周方向の全体に設けられることが好ましいが、必要に応じて周方向の一部に厚さが一定の部分を設けることができる。
以下、実施形態の燃料電池スタックについて、実施例を参照して具体的に説明する。
なお、実施形態の燃料電池スタックは、これらの実施例によって限定されない
(実施例1)
図1〜3に示すような燃料電池スタック10を製造した。すなわち、環状シール材12を介して単位燃料電池11を積層し、最上部に環状シール材12を介して平板状セパレータ14を積層して積層体13とした。この積層体13の一方の主面側に第1の絶縁シート15を介して第1のエンドプレート16を積層し、他方の主面側に第2の絶縁シート17を介して第2のエンドプレート18を積層することにより被締付部21とした。この被締付部21の外縁部付近をボルト23およびナット24から構成される締付部22により積層方向の両側から締め付けて燃料電池スタック10とした。なお、ボルト23と被締付部21との間には第1のワッシャ25を配置し、ナット24と被締付部21との間には第2のワッシャ26を配置した。
燃料電池スタック10の外形は200mm×200mmの四角形状とした。締付孔34は、燃料電池スタック10の外縁部付近に、全体として略円形状となるように、かつ略等間隔になるように12個設けた。なお、締付孔34の直径は21mmとした。凹状セパレータ42、金属薄板43、平板状セパレータ14、第1のエンドプレート16、第2のエンドプレート18は、ステンレス鋼(SUS310S)からなるものとした。ボルト23およびナット24には、ニッケル合金(Alloy718)からなるねじの呼びがM20であるものを使用した。
環状シール材12は、ヤング率が97MPaの材料からなるものとした。環状部分35の幅(内縁部から外縁部までの長さ)は、ガス孔33が設けられている位置で50mmである。環状部分35の厚さは、内縁部の厚さを0.68mm、外縁部の厚さを0.55mmとし、一方の主面側に直線状の傾斜部を設ける方法により外縁部側に向けて連続的に減少させた。なお、環状部分35の厚さは、単位燃料電池11に環状シール材12を積層する前の厚さであり、環状シール材12が潰れる前の厚さである。
(比較例1)
環状シール材の厚さを0.55mmで幅方向に一定にした以外は、実施例1の燃料電池スタックと同様とした。
図5は、実施例1および比較例1の燃料電池スタックにおける環状シール材の面圧分布を示した図であり、特に、図2のA−A線で示されるように環状部分のうちガス孔が設けられている部分における内縁部から外縁部までの面圧分布を示した図である。図中、距離は、内縁部から外縁部へと向かう距離を示す。なお、面圧分布は、有限要素解析により求めた。
図5に示されるように、実施例1の燃料電池スタックによれば、環状シール材の環状部分における面圧を幅方向の全体で20MPa以上にでき、かつ面圧を幅方向の全体でほぼ一定にできる。一方、比較例1の燃料電池スタックは、外縁部側では面圧を20MPa以上にできるが、内縁部側では面圧が20MPa未満になる。
なお、図5において実施例1、比較例1がガス孔周囲において面圧が示されていないのは、環状シール材が潰れてガス孔部分にはみ出し、面圧が得られないからである。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…燃料電池スタック、11…単位燃料電池、12,12a…環状シール材、13…積層体、14…平板状セパレータ、15…第1の絶縁シート、16…第1のエンドプレート、17…第2の絶縁シート、18…第2のエンドプレート、21…被締付部、22…締付部、23…ボルト、24…ナット、25…第1のワッシャ、26…第2のワッシャ、31…セル、32…開口部、33…ガス孔、34…締付孔、35…環状部分、41…凹部、42…凹状セパレータ、51…セル本体、52…第1の集電体、53…第2の集電体。

Claims (7)

  1. 複数の単位燃料電池と、
    前記単位燃料電池間に配置され、環状部分の厚さを幅方向に変化させた環状シール材と、
    を有することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記環状部分の厚さを幅方向の外側に向けて減少させたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池スタック。
  3. 前記環状部分の厚さを幅方向の外側に向けて連続的に減少させたことを特徴とする請求項2記載の燃料電池スタック。
  4. 前記環状部分の厚さを幅方向の外側に向けて断続的に減少させたことを特徴とする請求項2記載の燃料電池スタック。
  5. 前記環状部分の幅方向における面圧の最大値(P)と最小値(P)との差(P−P)がゼロに近いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の燃料電池スタック。
  6. 前記環状部分の厚さは、厚さを幅方向に一定にしたときの面圧または潰れ量に基づいて調整したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の燃料電池スタック。
  7. 前記単位燃料電池が前記環状シール材を介して積層された被締付部と、
    前記被締付部を積層方向の両側から締め付ける締付部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の燃料電池スタック。
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