JP2016145923A - トナー補給装置、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造を有し、安定してトナーを現像装置に補給することができるトナー補給装置を提供する。
【解決手段】トナーを撹拌する撹拌部材322の回転動作と連動する連動部4を備える。連動部4にはトナーが通過する貫通部が設けられている。連動部4は、撹拌部材322と接触していないときは少なくとも一部が撹拌部材322の回転領域内R1に位置する第1位置P1に移動し、撹拌部材322に押されたとき少なくとも先端部が撹拌部材322の回転領域R1の外側でトナー供給口31の下方の領域に入る位置である第2位置P2に移動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式で用いられるトナーを補給するトナー補給装置、トナー補給装置を用いた現像装置及び現像装置を用いた画像形成性装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体に形成された静電潜像に対して現像剤であるトナーを供給する現像装置を備えている。また、画像形成装置には、トナーを収容したトナー収容容器から現像装置にトナーを補給するトナー補給装置も備えられている。
画像形成装置では、トナーが収容されたトナー収容容器を着脱可能に備えており、トナー補給装置は、トナー収容容器の下部に配置され、トナー収容容器からトナーの供給を受ける。トナー補給装置は、現像装置で消費された分量のトナーを現像装置に補給し、現像装置内のトナー濃度を一定に維持している。トナー補給装置は、トナー収容容器から供給されたトナーを貯留するトナー貯留部を備えており、トナー貯留部内のトナー量が所定残量以下となると、トナー収容容器からトナーが供給される。
トナーは、トナー収容容器から自重で落下し、トナー補給装置の上部に設けられたトナー供給口からトナー貯留部に供給される。そして、トナー貯留部には、トナーを撹拌する撹拌部を備えており、撹拌部で撹拌することでトナーが固まるのを抑制し、現像装置へのトナーの補給を円滑に行うことが可能となっている。
トナー貯留部はその形状から、撹拌部によって撹拌できない領域が存在するが、そのような領域は、撹拌部よりも上方にあるため、通常使用時には、撹拌部が到達しなくても当該領域のトナーは自重で落下し、撹拌部が撹拌する領域まで移動する。
カラー印刷が可能な画像形成装置において、消費量の少ない色のトナー補給装置や長期間にわたって画像形成を行われていないトナー補給装置では、撹拌部が到達できない領域でトナーが淀み、トナー収容容器からのトナーの供給量が減少するおそれがある。トナー供給量が減少すると、現像装置のトナー濃度の維持が困難になり、高画質を維持することが困難になる。
そこで、特許文献1に記載の現像装置では、トナーが供給される部分の下部にトナーに振動を付与する振動部材を設け、トナーの補給(落下)を補助している。
また、同様に特許文献2に記載の現像装置では、トナーが供給される部分に振動板が設け、トナーを撹拌する撹拌器の支持軸に振動板弾き部材を取り付け、撹拌器が回転するときに、振動板弾き部材で振動板を振動させ、トナーのかたまりを下方に落下させている。
特開2013−186371号公報 特開平11−305532号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置では、振動部材は、振動板と振動モーターを用いた振動装置とを組み合わせた構成であり、振動部材自体の構成が複雑であるとともに大型化しやすく、振動部材を配置するためのスペースが必要になり小型化が困難である。また、振動装置に電力を供給する必要があり、消費電力が多くなる。
また、特許文献2に記載の現像装置では、振動板の端部を折り曲げて、振動板弾き部材を引っ掛けるように構成されているが、この引っ掛ける部分にトナーが溜まりやすく、トナーの流動を妨げる要因になりやすい。
そこで本発明は、簡単な構造を有し、安定してトナーを現像装置に補給することが可能であるトナー補給装置を提供することを目的とする。
また本発明は、トナー補給装置を有する現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナーを貯留するトナー貯留部の上部に設けられたトナー供給口と、前記トナー貯留部の内側に軸支され回転しながら前記トナーを撹拌する撹拌部材と、前記トナー貯留部の内壁であり前記トナー供給口の直下に設けられるとともに前記撹拌部材に前記トナーを誘導する誘導壁部と、前記撹拌部材の回転動作と連動する連動部とを備え、前記連動部は、前記トナーが通過する貫通部が設けられており、前記連動部は、前記撹拌部材と接触していないときは少なくとも一部が前記撹拌部材の回転領域内に位置する第1位置に移動し、前記撹拌部材に押されたとき少なくとも先端部が前記撹拌部材の回転領域の外側で前記トナー供給口の下方の領域に入る位置である第2位置に移動するトナー補給装置を提供する。
この構成によると、撹拌部材が連動部を押すことで、撹拌部材が到達できない領域内の第2位置まで連動部が移動するため、撹拌部材の駆動だけでは、固まってしまうトナーを崩すことが可能である。これにより、使用頻度が低下しても、現像装置にトナーを確実に補給で、現像装置のトナー濃度を維持することが可能である。
上記構成において、前記連動部は、前記第2位置に移動したとき先端が前記誘導壁部に接触するようになっていてもよい。
上記構成において、前記移動部の先端は、前記誘導壁部に接触した後、前記誘導壁部に沿って摺動するようになっていてもよい。
上記構成において、前記移動部の先端は、前記誘導壁部と接触した後、変形するようになっていてもよい。
上記構成において、前記連動部が前記誘導壁部に対して交差する方向に移動するものとしてもよい。
上記構成において、前記連動部は、前記第2位置で前記撹拌部材と離間した後、前記第1位置に戻す方向に弾性力を付勢する弾性部を備えていてもよい。
上記構成において、前記連動部は、線材を曲げて成形していてもよい。
上記構成において、前記連動部が第1位置と第2位置との間を回動可能なように前記トナー貯留部に軸支されていてもよい。
上記構成において、前記トナー貯留部が上部を覆うとともに前記トナー供給口を備えた蓋部を有しており、前記連動部が前記蓋部に軸支されていてもよい。
本発明のトナー補給装置によれば、簡単な構造で、安定してトナーを現像装置に補給することができる。
また本発明の現像装置及び画像形成装置によれば安定して高画質を得ることができる。
本発明にかかる画像形成装置の一例を示す図である。 本発明にかかるトナー補給装置の一例を垂直な面で切断したときの斜視図である。 図2に示すトナー補給装置を同じ面で切断したときの断面図である。 連動部の斜視図である。 本発明にかかるトナー補給装置の連結部がトナー架橋を崩した状態を示す断面図である。 本発明にかかるトナー供給装置に用いられる連動部の他の例の斜視図である。 本発明にかかるトナー供給装置に用いられる連動部の他の例の斜視図である。 本発明にかかるトナー供給装置の他の例の断面図である。 図8に用いている連動部の斜視図である。
本発明にかかる画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1は本発明にかかる画像形成装置の一例を示す図である。なお、以下の説明において、上下左右或いは時計回り反時計回り等方向を示す説明を行う場合があるが、特に記載しない限り図1を基準とする。
図1に示す画像形成装置1は、タンデム型カラーデジタル複写機で、原稿画像を読み取るイメージリーダー部Irと、読み取った画像を記録シート等の転写材に印刷するプリンター部Prと、使用者が印刷条件等を入力したり、装置の稼働状況や使用者の入力結果を表示したりする操作表示部Mtと、プリンター部Pr、イメージリーダー部Ir及び操作表示部Mtを制御する制御部Ctとを含む。
イメージリーダー部Irは、原稿ガラス板(不図示)の上に載置された原稿を、スキャナーを移動して読み取るものであり、公知の構成を有している。イメージリーダー部Irは、原稿画像を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に色分解し、不図示のCCD等のイメージセンサーを用いて電気信号に変換して、R・G・Bの画像データを得る。
イメージリーダー部Irで得られた色別(R、G、B)の画像データは、制御部Ctで各種処理が行われた後、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換され、制御部Ctに設けられた記録部(メモリー)に格納される。制御部Ct内のメモリーに格納された各再現色の画像データは、位置ずれ補正のための補正を受けたのち、記録シート供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、発光ダイオードの駆動信号となる。
プリンター部Prは電子写真方式により記録シート等の記録媒体上に画像を形成する。プリンター部Prは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに基づいて作像する、作像部17Y、17M、17C、17K(以下、「作像部17」と総称する場合がある)を備えている。作像部17の構成は、全て同じであり、時計回りに回転する感光体ドラム18Y、18M、18C、18K(以下「感光体18」と総称する場合がある)を中心として、その周囲に帯電器、露光部、現像装置19Y、19M、19C、19K(以下、「現像装置19」と総称する場合がある)、転写ローラ、クリーニング部がそれぞれ設けられている。
作像部17の動作について説明する。帯電器と露光部によって感光体ドラム18の表面に位置ずれ補正された各再現色の画像データに基づいた静電潜像が形成される。現像装置19から感光体ドラム18の表面に現像剤(トナー)を供給することで、静電潜像をトナー像として可視像化する。感光体ドラム18に形成されたトナー像は、感光体ドラム18と転写ローラとの間を通過する中間転写ベルト11に1次転写される。そして、感光体ドラム18に残ったトナーはクリーニング部によって掻き取られる。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と、テンションローラ13と、従動ローラ14との間に張架されている。テンションローラ13が不図示の付勢部材(例えば、ばね)で上方に付勢されることで、中間転写ベルト11に張力が与えられている。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって反時計回りに回転する。駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで2次転写ローラ15が圧接している。また、従動ローラと対向する位置には、中間転写ベルト11に残留したトナーを掻き取るクリーニングブレード16が中間転写ベルト11に圧接している。
中間転写ベルト11の下方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の作像部17Y、17M、17C、17Kが順に所定間隔をあけて配置されている。プリンター部Prでは、作像部17Y、17M、17C、17Kからイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を中間転写ベルト11に正確に重ねて転写(1次転写)することで、中間転写ベルト11の表面には、カラーのトナー像が生成される。そして、1次転写されたトナー像は、転写材(記録用紙)に転写(2次転写)される。
転写材は、給紙カセット51から供給されるものであり、給紙ローラ52によって最上のものから順に搬送路(破線A)に引き出され、レジストローラ53に搬送される。そして、レジストローラ53は、中間転写ベルト11の回転と同期させ、転写材を駆動ローラ12と2次転写ローラ15とのニップ部に送る。転写材が駆動ローラ12と2次転写ローラ15とのニップ部を通過するとき、転写材は中間転写ベルト11と接触し、中間転写ベルト11のトナー像が転写材に転写(2次転写)される。トナー像が転写された転写材は、その後、定着部55に搬送される。定着部55において、加熱・加圧することでトナー像が転写材に定着される。そして、トナー像が定着された転写材は装置外部へ排出される。一方、中間転写ベルト11上の転写されずに残った残留トナーは、クリーニングブレード16で回収され廃トナーボックスに蓄えられる。
作像部17の各現像装置19は、各色トナーを貯留しているトナーホッパー(トナー貯留部)30Y、30M、30C、30K(以下、「トナーホッパー30」と総称する場合がある)と筒状のジョイント39を介して接続されている。現像装置19内のトナー濃度が低下すると、後述のトナー補給装置によって、トナーホッパー30から現像装置19にトナーが補給される。トナーホッパー30の上方には、トナーボトル20Y、20M、20C、20K(以下、「トナーボトル20」と総称することがある)が着脱自在に設けられている。
トナーホッパー30内のトナー残量が少なくなると、トナーボトル20からトナーホッパー30にトナーが供給される。トナーボトル20は、内部に収容されているトナーがなくなると、トナーが充填されているトナーボトル20と交換される。トナーボトル20としては、例えば、円筒状のボトルの内周面に螺旋状の突条が形成されたものが挙げられる。トナーボトル20を回転させることで、トナーボトル20内のトナーが、トナーボトル20の端部に設けられた排出口200(後述の図3参照)から落下排出される。排出口200から排出されたトナーは、トナーホッパー30に流入する。
次に本発明の要部であるトナー補給装置について図面を参照して説明する。図2は本発明にかかるトナー補給装置の一例を垂直な面で切断したときの斜視図であり、図3は図2に示すトナー補給装置を同じ面で切断したときの断面図である。なお、説明の便宜上、図2では、トナーボトル20を取り付けるトナーホルダー201及び蓋部303を省略しており、図3では、トナー量検知部33を省略して図示している。
プリンター部Prでは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の再現色ごとに、トナー補給装置3Y、3M、3C、3K(以下、「トナー補給装置3」と総称する場合がある)を備えている。
図2、図3に示すように、トナー補給装置3は、トナーホッパー30と、トナー供給口31と、撹拌部32と、トナー量検知部33と、トナー搬送部34と、連動部4とを有している。
トナーホッパー30は、一対の対向する平面状の側面300と、対向する側面を連結するとともに一部が後述の誘導壁部301を構成する底部302と、上部を覆う蓋部303とを備えている。なお、一対の側面300は平行であるとともに、一対の側面300のそれぞれと、底部302とは直交するように設けられているが、これに限定されるものではなく、供給されたトナーを貯留できる構成を広く採用することができる。
蓋部303はトナーボトル20を取り付けるためのボトルホルダー201と一体に形成されている。そして、蓋部303のトナーボトル20の排出口200の直下には、排出口200から落下排出されたトナーを受け入れるトナー供給口31が設けられている。つまり、トナーボトル20を回転させたとき、排出口200から落下排出されたトナーはそのままトナー供給口31からトナーホッパー30に供給される。トナー排出口200とトナー供給口31は連通しており、トナーが外部に漏れない或いは漏れにくい構造となっている。
なお、製造、組立の便宜上或いは装置小型化のため、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色用のトナーホッパー30は、一体的に連結した構成を有している。また、同様に、蓋部303と連結したボトルホルダー201もイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用が一体的に連結した構成を有している。そして、プリンター部Prでは、駆動部の構成を簡単にし、駆動制御を簡略化する目的で、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーボトル20Y、20M、20C、20Kのそれぞれは1つの回転機構で回転するようになっている。
トナーホッパー30のトナー供給口31の直下には、トナーホッパー30の内部の下部に設けられた撹拌部32に向けて傾斜した誘導壁部301が形成されている。トナーホッパー30では、トナー供給口31から供給されたトナーは誘導壁部301に落下し、その自重で誘導壁部301を滑り落ち撹拌部32の後述する撹拌羽根322が回転する領域に流入する。このように、トナーを撹拌部32に直接落下させないようにすることで、トナーの落下のエネルギーで撹拌部32の動作が悪くなったり、故障や破損等の不具合が発生したりするのを抑制している。
撹拌部32は、回転軸321と、撹拌羽根322(撹拌部材)とを備えている。回転軸321はトナーホッパー30の対向する側面300と直交するとともに、側面300に対して回転可能に設けられている。撹拌羽根322は回転軸321に固定されている。そして、回転軸321はトナーホッパー30の外部に突出しているとともに、不図示の駆動装置(例えば、モータ)によって回転力が加えられるようになっている。そして、回転軸321が回転することで、撹拌羽根322がトナーホッパー30の内部で回転する。これにより、回転羽根322は、回転軸321から撹拌羽根322の最も離れた位置までの距離を半径とした回転体(例えば、円柱形状)の範囲(回転領域R1とする)内のトナーを撹拌する。
なお、トナーホッパー30の底部302は、円環形状を切断した内面を有しており、撹拌羽根322の接触が抑制される。撹拌羽根322が回転しトナーを撹拌することで、トナーホッパー30内に貯留されているトナーが固まるのを抑制している。
トナー量検知部33は、検知板331と、偏心カム332と、検知センサー333とを備えている。検知板331は一対の腕部を平板部で接続した平面視略「コ」字状を有しており、両端部がトナーホッパー30の側面300に揺動可能に取り付けられる。検知板331の取付方法として、トナー補給装置3では、ピン334を用いているが、これに限定されるものではなく、検知板331が揺動可能に支持される構成を広く採用することが可能である。偏心カム332は撹拌部32の回転軸321に固定されており、偏心した状態で回転軸321と同期して回転する。検知板331は偏心カム332と当接するように設けられており、検知板331は偏心カム332と当接しているとき、回転軸321の回転に従って、ピン334を中心に上下動を繰り返す。
検知センサー333は、検知板331を検知するものであり、トナーホッパー30の外側に設けられている。検知センサー333としては、ここでは、フォトインタラプタを用いているが、これに限定されるものではなく、検知板331を検知できる構成のものを広く採用することができる。
トナーホッパー30に貯留されているトナーの残量が所定量以下になると、検知板331は、偏心カム332と当接し、回転軸の回転に合わせて上下に移動する。検知センサー333は、検知板331の上下動を検知する。検知センサー333は検知板331が偏心カム332に押されて上下動するときに、検知と非検知を繰り返す位置に設けられている。そして、一定期間(例えば、撹拌部32が撹拌動作を行う期間)に、検知と非検知を一定回数繰り返すと、検知板331が偏心カム332により上下動されていることであり、トナーホッパー30のトナー残量が所定量以下になっていると判断できる。
トナー搬送部34は、搬送パイプ340と、搬送スクリュー343とを備えている。搬送パイプ340はトナーホッパー30の底部302の撹拌部32と近接した位置に一体成型された円環部である。トナーホッパー30に貯留されているトナーは、撹拌部32で撹拌された後、搬送パイプ340を通過し、ジョイント39に流入する。そのため、搬送パイプ340は、トナーホッパー30の内部と連通するための第1開口341と、ジョイント49と連通する第2開口342とを備えている。第1開口341は搬送パイプ340から上方に向けて開口しており、第2開口342は下方に向けて開口している。
搬送スクリュー343が搬送パイプ340の内部に回転可能に配置されている。搬送スクリュー343は搬送パイプ340の内径と略同じ又は少し小さい外径のらせん状の羽根を備えており、回転することでらせん状の羽根がトナーを軸方向に移動させる構成となっている。そして搬送スクリュー343は、第1開口341から流入したトナーを、軸方向に離れた第2開口342に搬送する。第2開口342に搬送されたトナーは自重で第2開口342と接続しているジョイント39に流入し、ジョイント39を通過した後、現像装置19に流入する。
作像部17において、現像装置19内のトナー濃度が所定値以下になると、感光体18に生成されるトナー像の濃度が低下し、転写材に定着される最終画像の品質低下の原因となる。そこで、現像装置19は再現色ごとにトナー補給装置3と連携しており、現像装置19は、トナー濃度が所定量よりも低くくなると、トナー補給要求を行う。トナー補給装置3はトナー補給要求に応じて、対応する現像装置19にトナーの補給を行う。
トナー補給装置3、現像装置19の内部に備えられたトナー濃度を検知するトナー濃度センサー(不図示)から、現像装置19のトナー濃度が所定値以下になったことが検知される。このとき、トナー補給装置3では搬送スクリュー343が回転し、トナーホッパー30に貯留されているトナーが、第1開口341、搬送パイプ340、第2開口342及びジョイント39を通って現像装置19に補給される。なお、搬送スクリュー343が回転するときには、トナーのかたまりが搬送されるのを抑制するため、撹拌羽根322も回転して、トナーを撹拌する。また、撹拌羽根322の回転方向は、トナーを第1開口341に向けて押す方向であるため、トナーホッパー30内に貯留されているトナーを効率よく第1開口341に送る(流動させる)役割も果たす。
また、トナー補給装置3は、トナー量検知部33でトナーホッパー30内のトナー残量を検知している。トナーホッパー30のトナー残量が所定量以下になったことが検知されると、トナーボトル20を回転させて、トナーボトル20の排出口200からトナーを落下排出させ、トナー供給口20からトナーをトナーホッパー30の内部に供給する。
トナー補給装置3では、例えば、トナー供給口31の直下の誘導壁部301の近傍で、撹拌羽根322が届かない部分があり、その部分ではトナーが固まって堆積しやすい。そして、トナーがさらに付着すると、トナー供給口31を塞ぐようなトナーの固まり(トナー架橋)が形成される。トナー架橋が形成されると、トナーの流れが悪くなり(トナーが淀み)、トナーホッパー30へのトナーの供給が悪化する。
上述のような、トナー架橋は様々な原因で発生していると考えられるが、定着時の消費電力を抑制するための低融点トナーの利用や小型化のためにトナーホッパー30の高さを抑えることで誘導壁部301の傾斜が緩くなり撹拌部32で撹拌できない領域の増加も原因の一つと考えられる。また、上述のように、トナーボトル20の回転駆動部を共通化していることも、トナー架橋が形成されやすい原因と推測される。
例えば、画像形成装置1がモノクロ出力を主に使用されている場合、ブラック(K)のトナーの消費量は多いが、カラートナー(YMC)の消費量が少なくなる。そのため、ブラック(K)のトナー補給装置3Kが現像装置19Kにトナー補給を行う頻度に比べ、その他のトナー補給装置から対応する現像装置へのトナー補給の頻度は低い。
画像形成装置1では、多くの駆動部を有しているため、多少の振動が発生する。この振動は、トナーホッパー30にも伝達される。トナーホッパー30内に貯留されているトナーは振動を受けることで隙間が小さくなる。上述の例では、ブラック(K)は補給の頻度が高く、トナーホッパー30Kでのトナーの流動の頻度が高いため、トナーホッパー30Kでトナーの嵩密度が高くなりにくい。一方で、他の再現色ではトナーの補給の頻度が低く、トナーホッパー30Y、30M、30Cでのトナーがあまり流動しないので、振動によってトナーの嵩密度が高い状態(トナーが締まった状態)になりやすい。
そして、トナーボトル20Y、20M、20C、20Kが1つの駆動機構で駆動されているため、ブラック(K)のトナー補給装置3Kのトナーホッパー30K内のトナー残留量が所定量以下になって、ブラック(K)のトナーボトル20Kを回転駆動させると、他の色のトナーボトル20Y、20M、20Cも回転される。すなわち、ブラック(K)以外の色のトナーホッパー30Y、39M、30Cでは、振動によって締まったトナーにさらにトナーが追加される。このように、振動でトナーが締まる、締まったトナーにさらにトナーが供給されることが繰り返されることで、トナーホッパー30内のトナーは凝集した状態になる。
上述のように、内部に振動で締まったトナーが貯留しているトナーホッパー30からトナーを補給する場合、回転領域R1にあるトナーは、撹拌羽根322の回転によって撹拌されるときに崩され搬送部34に供給される。一方、回転領域R1の外部でトナー供給口31の下方の領域である領域(非撹拌領域R2とする)で凝集したトナーは、凝集力が弱い場合(凝集されている期間が短い場合)、自重によって崩れ回転領域R1に流れる。一方で、凝集力が強い場合(長期間にわたって凝集されている場合)、自重では崩れにくい。この崩れにくい部分の凝集したトナーがトナー架橋となる。
上述のトナー架橋は、トナーが凝集しているだけであるため、切欠きを設け、力の平衡を崩すことで、崩すことが可能である。そこで、トナー補給装置3は、トナー架橋を崩す、或いは、トナー架橋が形成されるのを抑制するため、連動部4を備えている。連動部について図面を参照して説明する。図4は連動部の斜視図である。連動部4は、ピアノ線等の弾性変形可能な線材を折り曲げて成形している。連動部4は、移動部41と、支持部42と、弾性部43と、固定部44とを備えている(図2、図4参照)。支持部42、弾性部43及び固定部44は、それぞれ対をなすように2個ずつ設けられている。
移動部41は直線上に形成された摺動部411と、摺動部411の両端に連設された一対の変形部412とを備えており、「コ」字状に形成されている。支持部42は、直線状の部材であり、変形部412に接続している。変形部412は、支持部42の先端から支持部42に対して所定の角度(ここでは、90度)方向に屈曲するように延びている。
弾性部43は、線材をコイル状に巻いて形成されており、一方の端部が支持部42と一体に形成されており、他方の端部が固定部44と一体に形成されている。固定部44は、直線状に形成されている。支持部42と固定部44とは、弾性部43を介して接続されており、一定の角度(ここでは、90度)となるように設けられている。
固定部44が蓋部303の下面に固定されることで、連動部4はトナーホッパー30の内部に配置される。固定部44を蓋部303の下面に固定したことで、支持部42が蓋部303から下方に延びるとともに、蓋部303に隣接した弾性部43を中心として揺動可能となる。
次に、連動部4の動作によるトナー架橋を崩す方法について図面を参照して詳しく説明する。図5は本発明にかかるトナー補給装置の連結部がトナー架橋を崩した状態を示す断面図である。
連動部4は動作していないとき、図3に示すような第1位置P1に移動している。詳しく説明すると、図3に示すように、連動部4が第1位置P1にあるとき、支持部42の一部が、撹拌部32の回転領域R1内に収まるとともに、移動部41の変形部412が、誘導壁部301に向かって延びる。第1位置P1にあるとき、連動部4は撹拌羽根322と接触しておらず、連動部4はいずれの部分も変形していない。すなわち、連動部4が第1位置P1にあるとき、弾性部43は原点位置である。
第1位置P1にあるとき、支持部42の一部が撹拌部32の回転領域R1の内部に収まっている。この状態で、図3に示すように、撹拌羽根322が図3に示すように反時計回りに回転すると、撹拌羽根322が回転の途中で支持部42と接触する。撹拌羽根322は回転とともに支持部42を押しつつ支持部42に対して摺動する。このとき、支持部42が蓋部303に隣接した弾性部43を中心に回動し、移動部41の摺動部411が非撹拌領域R2に突入するとともに、誘導壁部301に接近する。
支持部42がさらに回動すると、摺動部411が接触した後、変形部412が変形するとともに摺動部411が誘導壁部301上方に摺動する。支柱部42は撹拌羽根322と直交する位置に移動したとき、支持部42が第1位置P1にあったときより最も離れる。このときの連動部4の位置を第2位置P2とする(図5参照)。撹拌羽根322がさらに回転すると、支持部42は弾性部43の弾性力(基準位置に戻ろうとする弾性力)によって第1位置P1に戻る
このように、連動部4の移動部41の摺動部411が誘導壁部301を摺動することで、誘導壁部301とトナー架橋とが圧着している部分を切断するので、誘導壁部301がトナー架橋を保持する力が減少し、トナー架橋を支えている力の平衡が崩れ、トナー架橋が崩れる。そして、上述のとおり、撹拌部32はトナー補給部30が現像装置19にトナーを補給するときに駆動するものであり、そのときに連動部4も作動する。そして、トナーホッパー30内のトナー残量が所定量以下に減少し、トナーボトル20からトナーが供給される場合でも、トナー架橋が崩されているので、トナーホッパー30に効率よくトナーを供給できる。
連動部4は線材を折り曲げて形成している。この構成とすることで、連動部4は第1位置P1と第2位置P2の間のいずれの位置にあっても、移動部41と移動部41と連接された支持部42とで半包囲される部分は、トナーが通過できる貫通部40である。つまり、連動部4は、トナーが通過できる貫通部40を有しており、この構成とすることで、トナー供給口31から供給され誘導壁部301に沿って流れるトナーの流動抵抗を減らすことができる。また、トナー架橋が崩れたときも同様に、崩れたトナー架橋が連動部4に引っ掛かりにくい。これにより、トナーの流れを妨げにくく、トナーを効率よく流動させることができる。また、線材を折り曲げて形成していることで、連動部4の位置にかかわらずトナーの流れ方向の投影面積を小さくすることができる。これにより、トナーの流れの邪魔になりにくく、また、回転領域R1がトナーに埋まっているときでも、弾性部43の弾性復元力で速やかに第1位置P1に戻ることが可能である。
なお、本実施形態にかかる連動部4では、コイル状に形成されたねじりばねである弾性部43を備えているが、連動部4を弾性変形可能な線材で形成しているので、コイル状の弾性部を省略し、支持部42及び固定部44を弾性変形(曲げや角度の変化)させ、その弾性力で復元するようにしてもよい。また、固定部44を省略し、弾性部43のようなコイル状の部分を回転可能に支持し、移動部41、支持部42の自重で第1位置P1に戻るように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、移動部41の摺動部411を誘導壁部301に接触させ、さらに摺動させる構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、移動部41の一部(例えば、摺動部411)を誘導壁部301に接触させる又はトナー供給口31の下方に形成される被撹拌領域R2に進入させて、トナー架橋に切り込みを入れるようにしてもよい。トナー架橋はトナーが凝集しているものであるため、トナー架橋に切込みを形成ことで、崩すことも可能である。トナー架橋を確実に崩すため、移動部41の摺動部411を誘導壁部301上を摺動させることが好ましい。
以上のことから、低融点トナーを用い、偏平したトナーホッパー30を採用するとともに、トナーボトル20を同期回転させる駆動機構を備えていても、トナーホッパーでのトナー架橋(トナー淀み)を抑制することができる。これにより、上述のような構成を有する画像形成装置であっても、転写材に定着される画像の品質の低下を抑制することが可能である。
なお、本実施形態のトナー補給装置3では、図中反時計回りに撹拌羽根322が回転し、支持部42を撹拌羽根322で押しているが、同様の構成で、移動部41、支持部42の角度を調整することで、撹拌羽根322が逆回転した場合でも連動部4を撹拌羽根322で押すことが可能となる。例えば、撹拌羽根322が逆回転したとき、撹拌羽根322が支持部42に対して摺動するとともに、支持部42を押しのけるような角度で当たるように、連動部4を配置することで、回転方向にかかわらず上述の動作が可能になる。
(第2実施形態)
本発明にかかるトナー補給装置の他の例について図面を参照して説明する。図6は本発明にかかるトナー供給装置に用いられる連動部の他の例の斜視図である。本実施形態のトナー補給装置は、連動部4Aの構成が異なる以外、第1実施形態で示したトナー補給装置と同じ構成を有している。そのため、実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図6に示す連動部4Aは、長方形状の移動部41aと、移動部41aの長手方向両端から延びる一対の支持部42aと、支持部42aの移動部41aと反対側の端部から屈曲して設けられた保持部45aとを備えている。移動部41aは、中央に開口を有する形状を有している。支持部42aは平板状の部材である。保持部45aは、弾性部と固定部とを兼ねる部分であり、先端側を固定する。
連動部4Aは、保持部45aの先端部分を蓋部303の下面に固定する。固定方法は、蓋部303に嵌め込むものであってもよいし、ねじ等の緊締具を用いた固定方法であってもよい。保持部45aは、支持部42a側と固定された先端側とが弾性的にねじれることでねじりばね(弾性部)の役割を果たす。すなわち、支持部42aが撹拌羽根322に押されると、保持部45aがねじれることで、支持部42aが揺動する。そして、撹拌羽根322による押す力が取り除かれると、保持部45aがねじれた状態から元に戻ろうとする弾性復元力で、支持部42aは元の位置(連動部4における第1位置P1)に戻る。
そして、支持部42aの揺動によって、移動部41aのトナー流れ方向、換言すると、トナー供給口31に対する角度が変化する。そして、支持部42aの面に沿う方向に揺動するため、移動部41aは揺動位置によってトナーの流れ方向の投影面積(すなわち、トナーの流動抵抗が変化する)。そのため、移動部41aはトナーを効率よく流すため(トナーの流動抵抗を減らすため)、中央部にトナーが通過できる、すなわち、貫通開口である貫通部40aを設けている。支持部42aの間の部分も貫通部40aとなっている。また、移動部41aは、支持部42aよりも幅広に形成されており、その幅広の部分が、誘導壁部301に接触したときに変形し、誘導壁部301を摺動する。
以上構成にすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。なお、移動部41aが誘導壁部301を摺動しない構成とする場合、移動部41aを平板ではなく、一対の支持部42aの先端を連結する線材として形成してもよい。このように形成することで、移動部の流動抵抗を抑制することが可能である。
また、支持部42aと保持部45aとは板材を折り曲げるだけで形成可能であるため、製造が簡単である。また、保持部45aの取付部分に面積が有るのでしっかり取り付けることができるとともに、取り付けも簡単である。
(第3実施形態)
本発明にかかるトナー供給装置のさらに他の例について図面を参照して説明する。図7は本発明にかかるトナー供給装置に用いられる連動部の他の例の斜視図である。本実施形態のトナー補給装置は、連動部4Bの構成が異なる以外、第1実施形態で示したトナー補給装置と同じ構成を有している。そのため、実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図7に示す連動部4Bは、板状の保持部45bと、複数個(ここでは4個)の移動部41bとを備えている。保持部45bは先端部分が弾性的にねじれる平板状の部材であり、先端部分を蓋部303に固定する。そして、移動部41bも保持部45bと同様板状の部材であり、移動部41bの平面がねじれ方向と重なるように、保持部45bの長手方向に配列されている。移動部41bの間には隙間が形成されており、この隙間部分が貫通部40bとなっている。
図7に示す連動部4Bは、保持部45bの両端部を固定し、中間部分がねじれることで、弾性変形する構成となっている。そして、撹拌羽根322が回転したとき、撹拌羽根322が4個の移動部41bのそれぞれを押すことで、移動部41bに加えられた力によって保持部45bの中間部分がねじれる(弾性変形する)。すなわち、移動部41bは保持部45bのねじれの中心を軸として回動し、その先端が非撹拌領域R2に進入する。これにより、非撹拌領域R2のトナー架橋は、4個の移動部41bによって4カ所切り込みが形成される。また、移動部41bは、平板の主面方向に揺動する構成であるため、連動部4Bの停止位置にかかわらず、トナーの流動方向に対する投影面積は厚みになる。そのため、トナーの流動抵抗になりにくい。
なお、本実施形態の移動部41bは、平板形状を有しているとともに、揺動方向が平面方向で、変形が困難であるため、移動部41bは、誘導壁部301上を摺動しない(接触までは有り)ように構成されている。また、移動部41bの先端部分を線材等で連結して間隔がずれたり、移動部41bがねじれたりしないように形成されていてもよい。これにより、移動部41bのトナーの流動抵抗の増加を抑制することが可能である。
なお、本実施形態において、複数の移動部41bを線材で形成し、その先端を線材で連結するような構成としてもよい。この構成とすることで、移動部41bの先端を誘導壁部301に対して摺動させることも可能である。
(第4実施形態)
本発明にかかるトナー供給装置のさらに他の例について図面を参照して説明する。図8は本発明にかかるトナー供給装置の他の例の断面図であり、図9は図8に用いている連動部の斜視図である。本実施形態のトナー補給装置は、連動部4Cの構成が異なる以外、第1実施形態で示したトナー補給装置と同じ構成を有している。そのため、実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図8に示すように、連動部4Cは、トナーホッパー30の回転領域R1内に、横方向(誘導壁部301と交差する方向)に直線的に摺動する部材である。連動部4Cは、突出部47cが平面視「コ」字状を有しており、その両端部から外側に向けて一対の支持部46cが突出した形状を有している。連動部4Cの支持部46cと突出部47cとは線材を折り曲げた一体成型体である。そして、連動部4Cは突出部47cの平面視で中央部分には隙間が形成されており、その隙間が、トナーが通過できる貫通部40cとなっている。また、支持部46cは、側面300に回転しないように尚且つ摺動可能なように取り付けられている。支持部46cは、不図示の弾性部材(例えば、ばね)によって、誘導壁部301から遠ざかる方向に付勢されている。
連動部4Cは、支持部46cが回転領域R1に位置するように配置されており、撹拌羽根322が回転することで、支持部46cと接触する。そして、撹拌羽根322は回転するときに、支持部46cを押す。これにより、支持部46cは誘導壁部301と交差する方向に移動し、突出部47cが非撹拌領域R2に突入する。これにより、非撹拌領域R2に形成されているトナー架橋に突出部47cによって切り込みが形成される。
そして、支持部46cは、弾性部材の弾性力で元の位置に戻るように付勢されており、撹拌羽根322がさらに回転すると、連動部4Cは元の位置(第1位置P1)に戻る。このような構成の連動部4Cを備えることで、連動部4Cが蓋部303に取り付ける構成でないので、トナーホッパー30から蓋部303を外すとき或いは嵌めるときに連動部4Cが破損したり変形したりするのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、突出部47cが非撹拌領域R2に突入する構成を示しているが、これに限定されるものではなく、誘導壁部301に接触し、その後、誘導壁部301を摺動するように構成されていてもよい。このとき、突出部47cは、連動部4の移動部41と同様、摺動部と変形部で「コ」字状に形成されているものを挙げることができるが、これに限定されない。また、本実施形態において、連動部4Cは水平に動くものとしているが、これに限定されるものではなく、誘導壁部301に対する連動部4C(突出部47c)の移動方向の角度は、撹拌羽根322に押されて直線移動できるような角度を広く採用することが可能である。なお、本実施形態にかかる連動部4Cは、撹拌羽根322の回転方向に依存しており、回転方向に押されるように配置されるものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
1 画像形成装置
3 トナー補給装置
4、4A、4B、4C 連動部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 テンションローラ
14 従動ローラ
15 2次転写ローラ
16 クリーニングベルト
17(17Y、17M、17C、17K) 作像部
18(18Y、18M、18C、18K) 感光体ドラム
19(19Y、19M、19C、19K) 現像装置
20(20Y、20M、20C、20K) トナーボトル
30(30Y、30M、30C、30K) トナーホッパー
31 トナー供給口
32 撹拌部
33 トナー量検知部
34 トナー搬送部
39 ジョイント
41、41a、41b 移動部
42、42a 支持部
43 弾性部
44 固定部
45a、45b 保持部
46c 支持部
47c 突出部
300 側面
301 誘導壁部
302 底部
321 回転軸
322 回転羽根(撹拌部材)
331 検知板
332 偏心カム
333 検知センサー
334 ピン
340 搬送パイプ
341 第1開口
342 第2開口
343 搬送スクリュー
411 摺動部
412 変形部

Claims (11)

  1. トナーを貯留するトナー貯留部の上部に設けられたトナー供給口と、
    前記トナー貯留部の内側に軸支され回転しながら前記トナーを撹拌する撹拌部材と、
    前記トナー貯留部の内壁であり前記トナー供給口の直下に設けられるとともに前記撹拌部材に前記トナーを誘導する誘導壁部と、
    前記撹拌部材の回転動作と連動する連動部とを備え、
    前記連動部は、前記トナーが通過する貫通部が設けられており、
    前記連動部は、前記撹拌部材と接触していないときは少なくとも一部が前記撹拌部材の回転領域内に位置する第1位置に移動し、前記撹拌部材に押されたとき少なくとも先端部が前記撹拌部材の回転領域の外側で前記トナー供給口の下方の領域に入る位置である第2位置に移動するトナー補給装置。
  2. 前記連動部は、前記第2位置に移動したとき先端が前記誘導壁部に接触する請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記移動部の先端は、前記誘導壁部に接触した後、前記誘導壁部に沿って摺動する請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記移動部の先端は、前記誘導壁部と接触した後、変形する請求項2又は請求項3に記載のトナー補給装置。
  5. 前記連動部が前記誘導壁部に対して交差する方向に移動する請求項1から請求項4のいずれかに記載のトナー補給装置。
  6. 前記連動部は、前記第2位置で前記撹拌部材と離間した後、前記第1位置に戻す方向に弾性力を付勢する弾性部を備えている請求項1から請求項5のいずれかに記載のトナー補給装置。
  7. 前記連動部は、線材を曲げて成形している請求項1から請求項6のいずれかに記載のトナー補給装置。
  8. 前記連動部が第1位置と第2位置との間を回動可能なように前記トナー貯留部に軸支された請求項1から請求項7のいずれかに記載のトナー補給装置。
  9. 前記トナー貯留部が上部を覆うとともに前記トナー供給口を備えた蓋部を有しており、
    前記連動部が前記蓋部に軸支されている請求項8に記載のトナー補給装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のトナー補給装置と、
    前記トナー補給装置から供給されたトナーを像担持体に供給する現像部とを備えた現像装置。
  11. 請求項10に記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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