JP2016145784A - 液面検出装置 - Google Patents

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Masanori Iketani
昌紀 池谷
孝弘 中村
Takahiro Nakamura
孝弘 中村
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Abstract

【課題】 磁気センサの検出基準位置が磁石の回転軸上からずれることを抑制する技術を提供する。
【解決手段】 燃料液面検出装置20は、フロートと、フロートが取り付けられており、フロートの上下方向の運動を回転運動に変換するアーム部材24と、アーム部材24に固定されており、アーム部材24の回転に伴って回転する磁石26と、磁石26の回転を検出する磁気センサ42と、磁石26を回転軸回りに案内する案内部34を有し、アーム部材24を回転可能に保持する本体32と、磁気センサ42を収容するとともに本体32に覆われており、磁気センサ42の検出基準位置を磁石6の回転軸X上に配置するための位置決め部46aを有する内側部材46と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本明細書に開示の技術は、液体の液面を検出する液面検出装置(例えば、自動車等の燃料タンク内に貯留される燃料量を検出する装置)に関する。
特許文献1に、燃料の液位を検出する燃料レベルゲージが開示されている。燃料レベルゲージは、フロートの上下運動を回転運動に変換するアームと、アームと共に回転する磁石の磁束密度に比例する電圧を出力する磁電変換素子と、磁石を回転軸回りに回転可能に支持するハウジングと、を備える。磁電変換素子は、第一成形工程で成形される樹脂製の被覆部で覆われている。被覆部は、第二成形工程で成形される樹脂製のハウジングで覆われている。
特開2011−203022号公報
上記の燃料レベルゲージでは磁電変換素子に相当する磁石の回転に伴う磁気の変化を検出する磁気センサには、磁石の回軸上に配置されるべき検出基準位置が存在する。検出基準位置が磁石の回転軸上からずれると、磁気の変化を適切に検出することができず、液体の液面を適切に検出することができない場合がある。
本明細書では、磁気センサの検出基準位置が磁石の回転軸上からずれることを抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される液面検出装置は、フロートと、アームと、磁石と、磁気センサと、本体と、内側部材と、を備える。アームには、フロートが取り付けられている。アームは、フロートの上下方向の運動を回転運動に変換する。磁石は、アームに固定されており、アームの回転に伴って回転する。磁気センサは、磁石の回転を検出する。本体は、磁石を回転軸回りに案内する案内部を有する。本体は、アームを回転可能に保持する。本体は、樹脂製である。内側部材は、磁気センサを収容するとともに本体に覆われている。内側部材は、磁気センサの検出基準位置を磁石の回転軸上に配置するための第1位置決め部を有する内側部材と、を備える。
上記の液面検出装置では、磁気センサは、第1位置決め部によって検出基準位置が磁石の回転軸上に配置されるように本体に対して位置決めされる。この構成によれば、磁気センサの検出基準位置を、磁石の回転軸上に配置することができる。
本明細書で開示される別の液面検出装置は、フロートと、アームと、磁石と、磁気センサと、本体と、内側部材と、を備える。アームには、フロートが取り付けられている。アームは、フロートの上下方向の運動を回転運動に変換する。磁石は、アームに固定されている。磁石は、アームの回転に伴って回転する。磁気センサは、磁石の回転を検出する。本体は、磁石を回転軸回りに案内する案内部を有する。本体は、アームを回転可能に保持する。内側部材は、磁気センサを収容するとともに本体に覆われている。内側部材は、磁石の回転軸回りにアームの回転軸方向に沿った外周面を有する突起部を有する。
上記の液面検出装置によれば、内側部材を磁石の回転軸に対して位置決めする際に内側部材を支持する部品の磁石の回転軸上に凹部を形成しておけば、突起部を凹部に挿入することによって、磁気センサの検出基準位置を磁石の回転軸上に配置することができる。
燃料供給システムの構成を示す。 第1実施例の磁気センサユニットの縦断面を示す。 第1実施例の磁気センサユニットの平面図を示す。 第1実施例の内側部材を成形するための成形型の縦断面図を示す。 第1実施例の本体を成形するための成形型の縦断面図を示す。 第2実施例の磁気センサユニットの縦断面を示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)液面検出装置では、本体は、内側部材の全面を覆っていてもよい。この構成によれば、磁気センサを内側部材と本体とで液体から保護することができる。
(特徴2)液面検出装置では、第1位置決め部は、内側部材から突出しており、磁石の回転軸上に中心軸を有する柱形状の外周面を有していてもよい。この構成によれば、第1位置決め部を利用して、容易に検出基準位置を磁石の回転軸上に配置することができる。
(特徴3)液面検出装置では、第1位置決め部とともに内側部材の磁石の回転方向の位置決めをする第2位置決め部を備えていてもよい。この構成によれば、磁気センサが磁石の回転方向にずれることを抑制することができる。
(特徴4)液面検出装置では、第1位置決め部と第2位置決め部とは、互いに離間する位置で、内側部材の表面から突出していてもよい。この構成によれば、内側部材に第1位置決め部と第2位置決め部とを容易に配置することができる。
(第1実施例)
図1に示すように、燃料供給システム1は、自動車に搭載される燃料タンク4内の燃料を、図示省略した内燃機関に供給するためのシステムである。本実施例では、燃料はガソリンとアルコール(例えばエタノール)を含有している。燃料供給システム1は、燃料メータ60と、燃料ポンプモジュール10と、を備える。燃料メータ60は、図示省略された自動車の表示装置に用いられる。燃料ポンプモジュール10は、燃料タンク4に配置される。燃料メータ60と燃料ポンプモジュール10は、複数のライン52、54、56によって電気的に接続されている。
燃料ポンプモジュール10は、燃料ポンプユニット12と、燃料液面検出装置20と、を備える。燃料ポンプユニット12は、燃料タンク4に収容される。燃料ポンプユニット12は、燃料タンク4の開口を閉塞するセットプレート6に取付けられている。燃料ポンプユニット12は、燃料タンク4内の燃料を、燃料ポンプユニット12内に吸入し昇圧して、燃料ポンプユニット12外に吐出する。燃料ポンプユニット12から吐出された燃料は、吐出ポート14から、図示省略された内燃機関に供給される。
燃料液面検出装置20は、フロート22と、フロート22が取り付けられたアーム部材24と、アーム部材24の回転角を検出する磁気センサユニット30と、を備える。フロート22は、燃料タンク4内の燃料に浮かんでおり、燃料の液位に応じて上下方向に運動する。フロート22は、アーム部材24の先端に回転自在に取り付けられている。アーム部材24の基端は、磁気センサユニット30に対して、回転可能に支持されている。このため、燃料タンク4内の燃料の液位に応じてフロート22が上下動すると、それによってアーム部材24が燃料ポンプユニット12に対して揺動回転する。
アーム部材24は、フロート取付部分24aと、基部分24bと、を備える。フロート取付部分24aは、例えばステンレス等の燃料に対する耐性を有する金属で作製されている。フロート取付部分24aの先端には、フロート22が取付けられている。フロート取付部分24aの基端には、基部分24bが固定されている。
基部分24bは、燃料に対する耐性を有する樹脂(例えばポリフェニレンサルファイド樹脂(以下では、「PPS」と呼ぶ))で作製されている。基部分24bは、フロート取付部分24aとは異なる材料で作製されている。具体的には、基部分24bは、フロート取付部分24aと比較して、軽い材料、即ち密度(単位体積当りの質量)が小さい材料で作製されている。また、フロート取付部分24aは、基部分24bと比較して、剛性が高い材料で作製されている。
基部分24bは、平板状に形成されている。基部分24bは、基端よりも先端側の支点部24cにおいて、磁気センサユニット30に回転可能に支持されている。
支点部24cは、円板形状を有する。アーム部材24の回転軸Xは、支点部24cの中心を通る。図1,図2に示すように、支点部24cには、磁石26が固定されている。このため、アーム部材24の回転軸Xは、磁石26の回転軸でもある。磁石26は、例えば、基部分24bを成形する際に、インサート成形することによって、基部分24b内に配置される。磁石26は、永久磁石である。磁石26は、円板形状を有する。磁石26の中心は、支点部24cの回転軸X上に配置される。磁石26は、一方の半円部分にN極を有し、他方の半円部分にS極を有する。磁石26は、アーム部材24の揺動回転に従って、回転軸X回りを回転する。この結果、磁石26によって発生される磁界の向きは、アーム部材24の揺動回転に従って変動する。
磁気センサユニット30は、アーム部材24を回動自在に支持している。図2は、磁気センサユニット30及び支点部24cの断面図を示し、図1の回転軸Xを通る上下方向の断面を表す断面図である。図2に示すように、磁気センサユニット30は、本体32と、内側部材46と、支持板50と、磁気センサ42と、リード線45,47と、を備える。
本体32は、アルコールの透過性が低い材料(本実施例ではPPS)によって作製されている。PPSは、後述するエポキシ樹脂よりもアルコールの透過性が低い。本体32は、アーム部材24の支点部24cのうち、磁石26が収容されている部分を受け入れる案内部34を有する。案内部34は、円筒形状を有している。案内部34の中空部分には、磁石26が配置される。本体32は、案内部34に磁石26が配置されている状態で、案内部34のフランジ36に、アーム部材24の支点部24cが摺動可能に係合することによって、アーム部材24を回動自在に支持している。案内部34は、アーム部材24の回転を回転可能に支持して、磁石26を回転軸X回りに案内する。案内部34の中心軸は、回転軸Xと一致する。なお、案内部34と支点部24cとの間には、アーム部材24をスムーズに回転させるために若干の隙間が設けられている。このため、厳密には、案内部34の中心軸は、回転軸Xに対して若干のずれが生じる場合がある。本実施例では、案内部34と支点部24cとの間の隙間を考慮せずに、案内部34の中心軸が回転軸Xと一致しているものとして説明を続ける。なお、「回転軸X上に配置する」構成は、回転軸Xから案内部34と支点部24cとの隙間分ずれている構成も含む。
内側部材46は、ガソリンの透過性が低い材料(本実施例ではエポキシ樹脂)によって作製されている。内側部材46は、本体32とは異なる材料によって作製されている。エポキシ樹脂は、PPSよりもガソリンの透過性が低い。内側部材46は、本体32を成形する際に、本体32の成形型内に配置される、いわゆるインサート成形が行われることによって、アーム部材24側の表面が本体32に覆われる。内側部材46のアーム部材24と反対側の面、即ち、燃料ポンプユニット12側の面には、2個の位置決め部46a,46bが配置されている。
位置決め部46a,46bは、内側部材46のアーム部材24と反対側の面から突出している。位置決め部46aは、回転軸Xを中心軸とする円柱形状を有する。位置決め部46bは、位置決め部46aから鉛直上方に離間して配置されている。位置決め部46bは、位置決め部46aと同一形状を有する。なお、位置決め部46bは、位置決め部46aと異なる形状、例えば多角柱形状、筒形状を有していてもよい。
内側部材46のアーム部材24と反対側の面、即ち、燃料ポンプユニット12側の面には、支持板50が配置されている。支持板50は、本体32と同一材料で作製されている。支持板50は平板形状を有する。支持板50の一方の面は、内側部材46に接触している。支持板50の一方の面には、2個の凹部50cが配置されている。凹部50cは、支持板50の一方の面から内側部材46と反対側に凹んでいる。凹部50cには、位置決め部46a,46bが嵌合している。
支持板50の他方の面には、2個の位置決め部50a,50bが配置されている。位置決め部50a,50bは、内側部材46と反対側の面から突出している。位置決め部50aは、回転軸Xを中心軸とする円柱形状を有する。位置決め部50bは、位置決め部50aから鉛直上方に離間して配置されている。位置決め部50bは、位置決め部50aと同一形状を有する。位置決め部50bの中心軸は、位置決め部46bの中心軸と同軸上に位置する。なお、位置決め部50bは、位置決め部46aと異なる形状、例えば多角柱形状、筒形状を有していてもよい。
燃料ポンプユニット12には、位置決め部50a,50bを受け入れる凹部が形成されている。燃料ポンプユニット12の凹部に位置決め部50a,50bを挿入することによって、燃料ポンプユニット12の適切な位置に磁気センサユニット30を取り付けることができる。
図3は、磁気センサユニット30の平面図を示す。なお、図3では、本体32によって覆われている内側部材46と、磁気センサ42と、リード線45,47と、2個の位置決め部46a,46bとが、破線で示されている。図2,図3に示すように、内側部材46は略直方体形状を有する。
磁気センサ42は、アーム部材24の回転運動を検出し、その検出結果に基づいて燃料タンク4内に貯留される燃料液面高さに応じたアナログ量を表す信号を、燃料メータ60に出力する(図1参照)。アナログ量を表す信号は、例えば、アナログ電圧信号、PWM(Pulse width modulationの略)による信号、CAN(Controller Area Networkの略)やLAN(Local Area Networkの略)等のデジタル通信を用いて送信される信号等である。磁気センサ42は、アーム部材24の回転角を検出する磁気式のセンサであって、例えば、ホールICを利用した公知のセンサを用いることができる。磁気センサ42は、磁気センサ42の四隅のそれぞれに配置されるホール素子を有する。磁気センサ42は、4個のホール素子から等しい距離に位置する検出基準位置Yを有する。磁気センサ42は、検出基準位置Yを磁気センサ42に対して垂直に通過する回転軸回りに回転する磁石の磁界の向きを検出する。なお、磁石の回転軸が検出基準位置Yから離間するほど、磁気センサ42の検出精度は低下する。
磁気センサ42は、その表面全体が内側部材46によって覆われている。磁気センサ42から、3本のリード線45が延びている。3本のリード線45の上端部は、3本のリード線47の下端部にそれぞれ接続されている。3本のリード線47の上端部のそれぞれは、電源ライン52、出力ライン54及びグランドライン56の端子48に接続されている。電源ライン52、出力ライン54及びグランドライン56は、セットプレート6を貫通して燃料メータ60に接続されている。リード線45,47及び端子48は、導電性が高い導体(本実施例では銅)によって作製されている。
リード線45は、内側部材46によって覆われている。また、リード線47のリード線45側の端部は、内側部材46によって覆われている。リード線47は、リード線47とリード線45との接続位置から磁気センサ42とは離間する方向に延びており、内側部材46と本体32とを貫通して、本体32の外部に露出している。
燃料メータ60は、CPU64と、表示器62と、を有している。CPU64は、電源ライン52を介して、燃料液面検出装置20、詳細には磁気センサ42に電源を供給する。CPU64には、出力ライン54を介して、磁気センサ42から出力される信号が入力される。CPU64は、磁気センサ42から入力される信号を用いて、燃料タンク4内に貯留される燃料量を特定し、その特定した燃料量を表示器62に表示する。CPU64と表示器62とは、従来公知の燃料メータにおけるそれぞれと同様に構成することができる。なお、CPU64では、グランドライン56は接地されている。
(内側部材46の成形方法)
図4を参照して、内側部材46の成形方法を説明する。内側部材46は、成形型FD1を用いた樹脂成形によって成形される。成形型FD1は、上型UD1と下型LD1とを備える。下型LD1と上型UD1とによって、内側部材46を成形するための空間であるキャビティCV1が画定される。キャビティCV1は、凹部DE1,DE2を有する。凹部DE1,DE2は、下型LD1に配置されている。凹部DE1は、磁気センサ42の検出基準位置Yを通過する中心軸を有する円柱形状を有する。凹部DE1は、中心軸回りに自転するドリルを用いて、下型LD1の表面を切削することによって形成される。凹部DE2は、凹部DE1から離間する位置に配置される。凹部DE2は、凹部DE1と同一の形状を有する。凹部DE2は、凹部DE1と同様に形成される。下型LD1には、さらに、磁気センサ42及びリード線47の位置決めが形成されている。各位置決めは、切削によって形成されている。この構成では、磁気センサ42の位置決めに対して、凹部DE1を精度よく配置することができる。このため、凹部DE1を検出基準位置Yに対して精度よく配置することができる。
成形方法としては、最初に、上型UD1を下型LD1から外す。次いで、磁気センサ42を下型LD1に配置するとともに、磁気センサ42から伸びるリード線45に接触させるようにリード線47を配置する。磁気センサ42とリード線47とは、下型LD1の位置決めに合わせて配置される。この結果、磁気センサ42の検出基準位置Yは、凹部DE1の中心軸上に配置される。
次いで、上型UD1を下型LD1上に載置し、キャビティCV1内に溶湯を注入する。溶湯が凝固して内側部材46が形成されると、上型UD1を下型LD1から外して、下型LD1から内側部材46を取り出す。これにより、磁気センサ42の検出基準位置Yを通過する中心軸を有する位置決め部46aを有する内側部材46を成形することができる。
(支持板50の成形方法)
支持板50も内側部材46と同様に、成形型を用いた樹脂成形によって成形されている。支持板50の成形型のキャビティも、切削加工によって形成される。この成形型を用いれば、位置決め部50aと凹部50cとが同軸上に配置された支持板50を成形することができる。
(本体32の成形方法)
図5を参照して、本体32の成形方法を説明する。本体32は、成形型FD2を用いた樹脂成形によって成形される。成形型FD2は、上型UD2と下型LD2とを備える。下型LD2と上型UD2とによって、本体32を成形するための空間であるキャビティCV2が画定される。キャビティCV2は、凹部DE3,DE4を有する。凹部DE3,DE4は、下型LD2に配置されている。凹部DE3は、成形後の案内部34の中心軸、即ち、回転軸Xと一致する中心軸を有する円柱形状を有する。凹部DE3は、回転軸X回りを回転するドリルを用いて、下型LD2の表面を切削することによって形成される。凹部DE4は、凹部DE3から離間する位置に配置される。凹部DE4は、凹部DE3と同一の形状を有する。凹部DE4は、凹部DE3と同様に形成される。この構成によれば、凹部DE3を回転軸Xに対して精度よく配置することができる。
成形方法としては、最初に、上型UD2を下型LD2から外す。次いで、内側部材46とは別体で成形された支持板50を下型LD1に配置する。支持板50の2個の位置決め部50aは、それぞれ凹部DE3,DE4に挿入される。次いで、内側部材46を支持板50に載置する。内側部材46の2個の位置決め部46a,46bは、それぞれ、凹部50cに挿入される。これにより、内側部材46に収容されている磁気センサ42の検出基準位置Yを成形後の案内部34の中心軸上に配置することができる。
次いで、上型UD2を下型LD2上に載置し、キャビティCV2内に溶湯を注入する。溶湯が凝固して本体32が形成されると、上型UD2を下型LD2から外して、下型LD1から本体32を取り出す。これにより、磁気センサ42の検出基準位置Yを通過する中心軸を有する案内部34を有する本体32を成形することができる。なお、支持板50は、本体32と同一の樹脂材料で作製されているため、本体32の成形中に支持板50の表面近傍が成形型FD2内で溶融する。このため、本体32と支持板50との界面は不鮮明になる。
(液量検出方法)
次いで、液量検出方法について説明する。CPU64は、自動車の運転中(即ち、エンジンの駆動中)、磁気センサ42に電力を供給している。磁気センサ42は、磁石26の磁界の向きに応じた信号を出力する。燃料タンク4内の燃料の液面の高さが変化すると、フロート22が上下方向に移動し、フロート22の上下方向の移動に従ってアーム部材24が回転する。磁石26は、アーム部材24の回転に伴って自転する。この結果、磁石26の磁界の向きは、アーム部材24の回転、即ち、燃料タンク4内の燃料の液面の高さに応じて変動する。このため、磁気センサ42から出力される信号は、燃料タンク4内の燃料の液面の高さに相関する。
CPU64は、磁気センサ42から出力される信号が入力されると、燃料タンク4内に貯留される燃料量を特定し、その特定した燃料量を表示器62に表示する。具体的には、CPU64は、CPU64に格納されている磁気センサ42から出力される信号と燃料量との関係を示すデータベース又は関数を用いて、燃料量を特定する。データベース又は関数は、実験又はシミュレーションを実行することによって、予め特定され、CPU64に格納されている。
上記の燃料液面検出装置20では、磁気センサ42の検出基準位置Yが回転軸X上に配置される。この結果、磁気センサ42は、フロート22の上下運動に伴う磁石26の回転を適切に検知することができる。
(第2実施例)
図6を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。第2実施例の燃料液面検出装置20は、内側部材146の構成が、第1実施例の内側部材46の構成と異なる。内側部材146は、内側部材46と支持板50とが一体的に成形された形状を有する。即ち、内側部材146は、2個の位置決め部150a,150bを有する。2個の位置決め部150a,150bは、それぞれ、位置決め部50a,50bと同様の構成を有する。この構成では、本体32を成形するための成形型FD2の凹部DE3,DE4に位置決め部150aを挿入する。これにより、磁気センサ42の検出基準位置Yを、回転軸X上に配置することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
例えば、位置決め部46a,46bは、円柱形状に限られない。例えば、位置決め部46a,46bは、多角柱形状、筒形状等であってもよい。位置決め部50a,50b,150a,150bも同様である。一般的には、位置決め部46a,46b,50a,50b,150a,150bは、回転軸Xを中心軸とする柱形状の外周面を有していればよい。
上記の実施例では、磁気センサ40は、燃料タンク4内に貯留される燃料液面高さに応じたアナログ量に関する信号を、燃料メータ60に出力する。そして、燃料メータ60のCPU64は、磁気センサ40から出力されるアナログ量を表す信号を用いて、燃料量を特定する。しかしながら、磁気センサ40は、燃料タンク4内に貯留される燃料液面高さに応じたアナログ量を燃料量に変換し、燃料量に応じた信号を、CPU64に出力してもよい。磁気センサ40は、上記の実施例のCPU64と同様の手法で、アナログ量を燃料量に変換してもよい。CPU64は、磁気センサ40から入力された燃料量に応じた信号から燃料量を特定し、その特定した燃料量を表示器62に表示してもよい。
また、例えば、本明細書の「液量検出装置」は、燃料タンク4内の燃料量を検出する燃料液面検出装置20以外に、例えば、貯水タンク内の貯水量等を検出する装置であってもよい。
また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
20:燃料液面検出装置、22:フロート、24:アーム部材、24a:フロート取付部分、24b:基部分、24c:支点部、26:磁石、30:磁気センサユニット、32:本体、34:案内部、36:フランジ、42:磁気センサ、46:内側部材、46a,46b:位置決め部、50:支持板、50a,50b:位置決め部、50c:凹部、X:回転軸、Y:検出基準位置

Claims (6)

  1. フロートと、
    前記フロートが取り付けられており、前記フロートの上下方向の運動を回転運動に変換するアームと、
    前記アームに固定されており、前記アームの回転に伴って回転する磁石と、
    前記磁石の回転を検出する磁気センサと、
    前記磁石を回転軸回りに案内する案内部を有し、前記アームを回転可能に保持する本体と、
    前記磁気センサを収容するとともに前記本体に覆われており、前記磁気センサの検出基準位置を前記磁石の前記回転軸上に配置するための第1位置決め部を有する内側部材と、を備える、液面検出装置。
  2. 前記本体は、前記内側部材の全面を覆っている、請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記第1位置決め部は、前記内側部材から突出しており、前記磁石の前記回転軸上に中心軸を有する柱形状の外周面を有する、請求項1又は2に記載の液面検出装置。
  4. 前記内側部材は、前記第1位置決め部とともに前記内側部材の前記磁石の回転方向の位置決めをする第2位置決め部を、さらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の液面検出装置。
  5. 前記第1位置決め部と前記第2位置決め部とは、互いに離間する位置で、前記内側部材の表面から突出している、請求項4に記載の液面検出装置。
  6. フロートと、
    前記フロートが取り付けられており、前記フロートの上下方向の運動を回転運動に変換するアームと、
    前記アームに固定されており、前記アームの回転に伴って回転する磁石と、
    前記磁石の回転を検出する磁気センサと、
    前記磁石を回転軸回りに案内する案内部を有し、前記アームを回転可能に保持する本体と、
    前記磁気センサを収容するとともに前記本体に覆われており、前記磁石の前記回転軸回りに前記アームの回転軸方向に沿った外周面を有する突起部を有する内側部材と、を備える、液面検出装置。
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