JP2016144495A - 高所作業用安全帯のフック - Google Patents

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Hiroaki Fukui
弘明 福井
博隆 福井
Hirotaka Fukui
博隆 福井
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Abstract

【課題】固定用構造物への係止およびそれからの取り外しが円滑に行えるフックを提供する。
【解決手段】ストッパ6が、ピン9のまわりに、フック開口を閉じる閉位置と開く開位置の間で旋回する。ハンドル10が、ピン11のまわりに最外側位置と最内側位置の間で旋回する。ハンドルのガイド溝12と、ガイド溝内に突出するストッパのガイドピンによって、ハンドルとストッパが連結される。ストッパが閉位置をとりかつハンドルが第1の位置をとるとき、ガイドピン13がガイド溝の第1の部分12aに位置し、ストッパが閉位置にロックされる。第1のバネ14がストッパを閉位置に向けて付勢し、第2のバネ15がハンドルを最外側位置に向けて付勢する。ストッパのロック位置から、ハンドルが最内側位置まで旋回させられるとき、ガイドピンがガイド溝の第1の部分から第2の部分12bに進入し、ストッパが開位置まで旋回させられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高所作業現場において使用される高所作業用安全帯、特に、その命綱の先端に備えられ、命綱を高所作業現場の固定用構造物に係止するために使用されるフックに関するものである。
従来の高所作業用安全帯のフックとしては、例えば、特許文献1、2に記載されたものがある。これらのフックは、いずれも、鉤状のフック本体と、フック本体基部の内側縁側および外側縁側にそれぞれ取り付けられたストッパ(開閉キャップ)およびハンドル(安全装置)を備えている。
この場合、ストッパは、その一端において第1のピンによってフック本体基部に取り付けられて第1のピンのまわりに旋回可能とされ、フック本体基部からフック本体先端までのび、フック開口を閉じる閉位置と、閉位置からフック本体の内側に押し込まれてフック本体基部および先端間を開く(フック開口を開く)開位置をとり、ハンドルは、その一端において第2のピンによってフック本体中間部に取り付けられて、第2のピンのまわりに、フック本体から最も遠ざかる第1の位置とフック本体に最も近づく第2の位置との間で旋回可能とされ、ハンドルの他端はフック本体基部までのびている。
さらに、特許文献1に記載のフックにおいては、ハンドルの他端側に形成されたガイド溝と、ガイド溝に挿通されかつストッパに固定されたガイドピンとによって、ハンドルおよびストッパが連結されている。ガイド溝は、ハンドルの長手方向にのびる円弧状の第1の部分と、第1の部分の一端からハンドルの幅方向にのびる第2の部分とから構成されている。
そして、ストッパが閉位置をとりかつハンドルが第1の位置をとるとき、ガイドピンがガイド溝の第2の部分に位置し、ストッパが閉位置にロックされるようになっており、ストッパおよびフック本体間にストッパを常時閉位置に向けて付勢する第1のバネが配置され、ハンドルおよびフック本体間にハンドルを常時第1の位置に向けて付勢する第2のバネが配置されている。
一方、特許文献2に記載のフックにおいては、ストッパとハンドルがロック部材を介して連結されている。この場合、ストッパの他端とロック部材の一端とが第3のピンによって旋回可能に連結され、また、ロック部材の他端側には、ロック部材の長手方向にのびる円弧状の第1の部分と、第1の部分の一端からロック部材の幅方向にのびる第2の部分とからなるガイド溝が設けられている。
さらに、ロック部材の他端とハンドルの他端が重ね合わされ、ハンドルに、ロック部材のガイド溝内に突出するガイドピン(第3ピン)が設けられることで、ロック部材とハンドルが連結されている。
そして、ストッパが閉位置をとりかつハンドルが第1の位置をとるとき、ガイドピンがロック部材のガイド溝の第2の部分に位置し、ストッパが閉位置にロックされるようになっており、さらに、第2のピンのまわりにバネが取り付けられ、このバネによって、ストッパが常時閉位置に向けて付勢され、かつ、ロック部材が常時ハンドルを第1の位置に位置させる向きに付勢されている。
これらの従来のフックでは、常時は、ハンドルおよびストッパがそれぞれ第1の位置および閉位置をとり、ストッパは閉位置にロックされてフック開口は閉じている。そして、フックの使用時には、まず、ハンドルとストッパの中間部分とを手で握り、ハンドルおよびストッパをそれぞれ第2の位置側および開位置側に旋回させてロックを解除し、次いで、ハンドルとストッパの中間部分とを手で握った状態でハンドルおよびストッパをそれぞれ第2の位置および開位置まで旋回させて、フック開口を開くようになっている。
しかしながら、この構成においては、図4(B)に示すように、フック開口19が開いた状態で、使用者の手指(人差し指、中指等)20がストッパ21の中間部分に掛かっており、フックを固定用構造物22(図4(B)では、固定用構造物として足場のパイプが描いてある)に係止しまた固定用構造物22から取り外す際に、使用者の手指20がフック開口19の一部を塞いで邪魔になるという問題がある。
この問題は、例えば、フックが固定用構造物としての足場のパイプ専用として製作され、フック開口がパイプ径に合わせた寸法に設計されている場合に特に顕著となっている。
実開平5−62270号公報 特許3287918号公報
したがって、本発明の課題は、固定用構造物への係止およびそれからの取り外しが円滑に行えるフックを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、高所作業用安全帯の命綱の先端に備えられ、前記命綱を前記高所作業現場の固定用構造物に係止するためのフックであって、命綱連結用開口を備えた基端部と、前記基端部からのびる中間部と、前記中間部の先端に接続された逆U字状の先端部とからなる鉤形状を有するフック本体と、ベース部分および前記ベース部分からのびる腕部分からなるレバー形状を有し、前記フック本体の内側縁側に配置されるとともに、前記ベース部分が第1のピンによって前記フック本体の前記中間部の前記基端部側に取り付けられて前記第1のピンのまわりに旋回可能とされたストッパと、を備え、前記ストッパは、前記腕部分が前記フック本体の前記中間部から前記フック本体の先端までのびる閉位置と、前記腕部分が前記閉位置から内向きに押し込まれて前記フック本体の前記基端部および先端間を開く開位置とをとり、さらに、レバー形状を有し、前記フック本体の外側縁側に配置されるとともに、一端が第2のピンによって前記フック本体の前記中間部の前記先端部側に取り付けられて、前記第2のピンのまわりに、前記フック本体から最も遠ざかる第1の位置と、前記フック本体に最も近づく第2の位置との間で旋回可能とされたハンドルを備え、前記ハンドルの他端側には、前記ハンドルの幅方向にのびる第1の部分と、前記第1の部分の前記第1のピンから遠い方の端に接続し、前記遠い方の端から前記第1のピンから遠ざかる向きに前記ハンドルの長さ方向にのびる第2の部分とからなるガイド溝が形成され、前記ストッパの前記ベース部分と前記ハンドルが部分的に重なるとともに、前記ストッパの前記ベース部分には、前記ハンドルの前記ガイド溝内に突出するガイドピンが設けられ、前記ストッパが前記閉位置をとりかつ前記ハンドルが前記第1の位置をとるとき、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第1の部分内に位置することによって前記ストッパが前記閉位置にロックされ、このとき、前記第1のピンから前記ガイドピンに向かってのびる直線が、前記フック本体の基端部から前記先端部に向かってのびる前記フック本体の中心軸に対して鈍角をなしており、さらに、前記フック本体および前記ストッパ間に配置され、前記ストッパを前記閉位置に向けて付勢する第1のバネと、前記フック本体および前記ハンドル間に配置され、前記ハンドルを前記第1の位置に向けて付勢する第2のバネと、を備え、前記ストッパがロックされた位置から、前記ハンドルが前記第2の位置まで旋回せしめられるとき、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第1の部分から前記第2の部分に進入してロックが解除された後、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第2の部分に沿って移動し、それによって前記ストッパが前記開位置まで旋回せしめられるものであることを特徴とするフックを構成したものである。
上記構成において、好ましくは、前記フック本体は平板状に形成され、前記ストッパは、対向する細長い一対の第1の壁と、前記一対の第1の壁の一側縁同士を接続する第2の壁とからなっていて、断面がコ字状であり、前記ストッパの前記ベース部分が前記フック本体の前記中間部に外側から嵌め込まれた状態で前記第1のピンによって前記フック本体に取り付けられ、前記ハンドルは、対向する細長い一対の側壁と、前記一対の側壁の一側縁同士を接続する接続壁とからなっていて、断面がコ字状であり、前記ハンドルが前記フック本体に外側から嵌め込まれた状態で前記第2のピンによって前記フック本体に取り付けられ、前記ハンドルの前記一対の側壁のそれぞれに前記ガイド溝が設けられ、前記ハンドルが部分的に前記フック本体および前記ストッパの前記ベース部分間に挿入される配置または前記ストッパの前記ベース部分の上に重なる配置で、前記ストッパの前記一対の第1の壁にそれぞれ、関係する前記ガイド溝内に突出する前記ガイドピンが設けられている。
また好ましくは、前記ハンドルの前記ガイド溝の前記第2の部分は、前記第1のピン側に凹となる弧状に形成されている。
本発明によれば、フック本体の内側縁側および外側縁側にそれぞれストッパおよびハンドルが配置され、ストッパが、フック本体の中間部の基端部側において、第1のピンのまわりに、フック開口を閉じる閉位置と開く開位置の間で旋回可能に取り付けられ、ハンドルが、フック本体の中間部の先端部側において、第2のピンのまわりに、フック本体から最も遠ざかる第1の位置とフック本体に最も近づく第2の位置の間で旋回可能に取り付けられる。さらに、ハンドルのガイド溝と、ガイド溝内に突出するストッパのガイドピンによって、ハンドルとストッパが連結される。
さらに、ストッパが第1のバネによって閉位置に向けて付勢されるとともに、ハンドルが第2のバネによって第1の位置に向けて付勢され、そして、ストッパが閉位置をとりかつハンドルが第1の位置をとるとき、ガイドピンがガイド溝の第1の部分に位置し、ストッパが閉位置にロックされる。このとき、第1のピンからガイドピンに向かってのびる直線が、フック本体の基端部から先端部に向かってのびるフック本体の中心軸に対して鈍角をなしている。
こうして、常時は、ハンドルおよびストッパがそれぞれ第1の位置および閉位置をとり、ストッパは閉位置にロックされてフック開口は閉じている。
そして、フックの使用時には、ハンドルとフック本体の基端部とを手で握ってハンドルを第2の位置側に旋回させると、まず、ガイドピンがガイド溝の第2の部分に進入してストッパのロックが解除され、続いてガイドピンが当該第2の部分に沿って移動し、それに伴ってストッパが開位置側に旋回し、ハンドルが第2の位置に達したとき、ストッパが開位置に到達してフック開口が開く。
本発明によれば、フック本体の基端部とハンドルを手で握り、ストッパに手指を掛けることなくハンドルの操作だけで、ストッパのロックを解除して、ストッパを閉位置から開位置まで旋回させることができ、フックの固定用構造物への係止または固定用構造物からの取り外しの際に、使用者の手指がフック開口の一部を塞いでしまうことがない。
それによって、固定用構造物としてのパイプ専用のフックとした場合にも、フックのパイプへの係止およびパイプからの取り外しを円滑に行うことができる。
本発明の1実施例による高所作業用安全帯のフックの分解斜視図である。 図1に示したフックの平面図であり、ストッパが閉位置をとったときの状態を示したものである。 図1に示したフックの平面図であり、ストッパが開位置をとったときの状態を示したものである。 (A)は図1のフックを手で握ってフック開口を開いた状態を示す図であり、(B)は従来のフックを手で握ってフック開口を開いた状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の1実施例による高所作業用安全帯のフックの分解斜視図である。また、図2および図3は図1に示したフックの平面図であり、図2はストッパが閉位置をとったときの状態を示し、図3はストッパが開位置をとったときの状態を示している。
図1〜図3を参照して、本発明によれば、命綱連結用開口5を備えた基端部2と、基端部2からのびる中間部3と、中間部3の先端に接続された逆U字状の先端部4とからなる鉤形状を有するフック本体1が備えられる。フック本体1は、この実施例では、平板状をなしている。
また、本発明によれば、フック本体1の内側縁1b側にストッパ6が取り付けられる。
ストッパ6は、この実施例では、対向する細長い一対の第1の壁6a、6bと、一対の第1の壁6a、6bの一側縁同士を接続する第2の壁6cとからなる、断面がコ字状の部材として形成され、ベース部分7およびベース部分7からのびる腕部分8からなるレバー形状を有している。
そして、ストッパ6は、ベース部分7がフック本体1の中間部3に外側から嵌め込まれた状態で、ベース部分7において第1のピン9によって中間部3の基端部2側に取り付けられ、第1のピン9のまわりに、腕部分8がフック本体1の中間部3からフック本体1の先端1aまでのび、フック開口1dを閉じる閉位置(図2参照)と、腕部分8が閉位置から内向きに押し込まれてフック本体1の基端部2および先端1a間を開く(フック開口1dを開く)開位置(図3参照)との間で旋回し得る。
この場合、ストッパ6が閉位置をとるとき、ストッパ6の第2の壁6cの先端の外面がフック本体1の先端1aに当接し、ストッパ6の閉位置から外向きの旋回が規制される。
さらに、本発明によれば、フック本体1の外側縁1c側に、レバー形状を有するハンドル10が取り付けられる。
ハンドル10は、この実施例では、対向する細長い一対の側壁10a、10bと、一対の側壁10a、10bの一側縁同士を接続する接続壁10cとからなる、断面がコ字状の部材として形成されている。
そして、ハンドル10は、フック本体1に外側から嵌め込まれた状態で、一端において第2のピン11によってフック本体1の中間部3の先端部2側に取り付けられ、第2のピン11のまわりに、フック本体1から最も遠ざかる第1の位置(図2参照)と、フック本体1に最も近づく第2の位置(図3参照)との間で旋回し得る。
ハンドル10の他端はフック本体1の基端部2までのびており、また、ハンドルの他端側にはガイド溝12が設けられている。
ガイド溝12は、ハンドル10の一対の側壁10a、10bのそれぞれに設けられ、ハンドル10の幅方向にのびる第1の部分12aと、第1の部分12aの第1のピン9から遠い方の端に接続し、当該遠い方の端から第1のピン9から遠ざかる向きにハンドル10の長さ方向にのびる第2の部分12bとからなっている。
ガイド溝12の第2の部分12bは、好ましくは、第1のピン9側に凹となる弧状に形成されている。
さらに、ハンドル10が部分的にフック本体1およびストッパ6のベース部分7間に挿入される配置またはストッパ6のベース部分7の上に重なる配置で、ストッパ6の一対の第1の壁6a、6bにそれぞれ、関係するガイド溝12内に突出するガイドピン13が設けられ、それによって、ハンドル10とストッパ6が連結される。
こうして、図2に示すように、ストッパ6が閉位置をとりかつハンドル10が第1の位置をとるとき、ガイドピン13がガイド溝12の第1の部分12a内に位置することによってストッパ6が閉位置にロックされる。
このストッパがロックされた位置で、第1のピン9からガイドピン13に向かってのびる直線Lが、フック本体1の基端部2から先端部4に向かってのびるフック本体1の中心軸Lに対して鈍角をなすように設計がなされることが重要である(図2中の角度θ参照)。
また、本発明によれば、フック本体1の中間部3における、ストッパ6が常時重なる領域にバネ収容スリット3aが設けられる。バネ収容スリット3aは、フック本体の長手方向に、好ましくは、第1のピン9を中心とする円弧状にのびている。そして、バネ収容スリット3a内に、第1のバネ(つる巻きバネ)14が収容されてスリット3aの全長にわたってのびている。
また、ストッパ6には、バネ収容スリット3aを貫通して一対の第1の壁6a、6b間にのび、かつ第1のバネ14におけるフック本体1の先端側の端に当接する当接ピン16が取り付けられ、ストッパ6が第1のバネ14によって常時閉位置に向けて付勢される。
フック本体1の中間部3の外側縁には切欠き3bが設けられ、切欠き3bとハンドル10の接続壁10cとの間には、第2のバネ(つる巻きバネ)15が配置され、ハンドル10が常時第1の位置に向けて付勢される。
本発明のフックにおいては、常時は、ハンドル10およびストッパ6がそれぞれ第1の位置および閉位置をとり、ストッパは閉位置にロックされてフック開口は閉じている(図2参照)。
そして、フックの使用時には、ハンドル10とフック本体1の基端部2とを手で握ってハンドル10を第2の位置側に旋回させると、まず、ガイドピン13がガイド溝12の第2の部分12bに進入してストッパ6のロックが解除され(図2の仮想線で描いた部分参照)、続いてガイドピン13が当該第2の部分12bに沿って移動し、それに伴ってストッパ6が開位置側に旋回し、ハンドル10が第2の位置に達したとき、ストッパ6が開位置に到達してフック開口1dが開く(図3参照)。
こうして、本発明によれば、図4(A)から明らかなように、フック本体1の基端部2とハンドル10を手17で握り、ストッパに手指を掛けることなくハンドル10の操作だけで、ストッパ6のロックを解除して、ストッパ6を閉位置から開位置まで旋回させることができ、よって、フックの固定用構造物18(図4(A)では、固定用構造物として足場のパイプが描いてある)への係止または固定用構造物18からの取り外しの際に、使用者の手指がフック開口1dの一部を塞いでしまうことがない。
それによって、固定用構造物としてのパイプ専用のフックとした場合にも、フックのパイプへの係止およびパイプからの取り外しを円滑に行うことができる。
以上、本発明の構成を好ましい1実施例に基づいて説明したが、本発明の構成は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成の範囲内において種々の変形例を案出することができることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、ストッパおよびハンドルをいずれも断面がコ字状の部材としてフックを構成したが、ストッパおよびハンドルをすべて平坦な板状部材としてフックを構成することもできる。
また、上記実施例では、第1および第2のバネ14、15をいずれもつる巻きバネとしたが、例えば、第1および第2のバネ14、15を、それぞれトーションバネとして第1および第2のピン9、11に取り付けてストッパ6およびハンドル10を付勢する構成も可能である。
1 フック本体
1a 先端
1b 内側縁
1c 外側縁
1d フック開口
2 基端部
3 中間部
3a バネ収容スリット
3b 切欠き
4 先端部
5 命綱連結用開口
6 ストッパ
6a、6b 第1の壁
6c 第2の壁
7 ベース部分
8 腕部分
9 第1のピン
10 ハンドル
10a、10b 側壁
10c 接続壁
11 第2のピン
12 ガイド溝
12a 第1の部分
12b 第2の部分
13 ガイドピン
14 第1のバネ
15 第2のバネ
16 当接ピン
17 使用者の手
18 固定用構造物(足場のパイプ)
19 フック開口
20 使用者の手指
21 ストッパ
22 固定用構造物(足場のパイプ)
第1のピンからガイドピンにのびる直線
フック本体の中心軸

Claims (3)

  1. 高所作業用安全帯の命綱の先端に備えられ、前記命綱を前記高所作業現場の固定用構造物に係止するためのフックであって、
    命綱連結用開口を備えた基端部と、前記基端部からのびる中間部と、前記中間部の先端に接続された逆U字状の先端部とからなる鉤形状を有するフック本体と、
    ベース部分および前記ベース部分からのびる腕部分からなるレバー形状を有し、前記フック本体の内側縁側に配置されるとともに、前記ベース部分が第1のピンによって前記フック本体の前記中間部の前記基端部側に取り付けられて前記第1のピンのまわりに旋回可能とされたストッパと、を備え、
    前記ストッパは、前記腕部分が前記フック本体の前記中間部から前記フック本体の先端までのびる閉位置と、前記腕部分が前記閉位置から内向きに押し込まれて前記フック本体の前記基端部および先端間を開く開位置とをとり、さらに、
    レバー形状を有し、前記フック本体の外側縁側に配置されるとともに、一端が第2のピンによって前記フック本体の前記中間部の前記先端部側に取り付けられて、前記第2のピンのまわりに、前記フック本体から最も遠ざかる第1の位置と、前記フック本体に最も近づく第2の位置との間で旋回可能とされたハンドルを備え、
    前記ハンドルの他端側には、前記ハンドルの幅方向にのびる第1の部分と、前記第1の部分の前記第1のピンから遠い方の端に接続し、前記遠い方の端から前記第1のピンから遠ざかる向きに前記ハンドルの長さ方向にのびる第2の部分とからなるガイド溝が形成され、
    前記ストッパの前記ベース部分と前記ハンドルが部分的に重なるとともに、前記ストッパの前記ベース部分には、前記ハンドルの前記ガイド溝内に突出するガイドピンが設けられ、
    前記ストッパが前記閉位置をとりかつ前記ハンドルが前記第1の位置をとるとき、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第1の部分内に位置することによって前記ストッパが前記閉位置にロックされ、このとき、前記第1のピンから前記ガイドピンに向かってのびる直線が、前記フック本体の基端部から前記先端部に向かってのびる前記フック本体の中心軸に対して鈍角をなしており、さらに、
    前記フック本体および前記ストッパ間に配置され、前記ストッパを前記閉位置に向けて付勢する第1のバネと、
    前記フック本体および前記ハンドル間に配置され、前記ハンドルを前記第1の位置に向けて付勢する第2のバネと、を備え、
    前記ストッパがロックされた位置から、前記ハンドルが前記第2の位置まで旋回せしめられるとき、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第1の部分から前記第2の部分に進入してロックが解除された後、前記ガイドピンが前記ガイド溝の前記第2の部分に沿って移動し、それによって前記ストッパが前記開位置まで旋回せしめられるものであることを特徴とするフック。
  2. 前記フック本体は平板状に形成され、前記ストッパは、対向する細長い一対の第1の壁と、前記一対の第1の壁の一側縁同士を接続する第2の壁とからなっていて、断面がコ字状であり、前記ストッパの前記ベース部分が前記フック本体の前記中間部に外側から嵌め込まれた状態で前記第1のピンによって前記フック本体に取り付けられ、前記ハンドルは、対向する細長い一対の側壁と、前記一対の側壁の一側縁同士を接続する接続壁とからなっていて、断面がコ字状であり、前記ハンドルが前記フック本体に外側から嵌め込まれた状態で前記第2のピンによって前記フック本体に取り付けられ、前記ハンドルの前記一対の側壁のそれぞれに前記ガイド溝が設けられ、前記ハンドルが部分的に前記フック本体および前記ストッパの前記ベース部分間に挿入される配置または前記ストッパの前記ベース部分の上に重なる配置で、前記ストッパの前記一対の第1の壁にそれぞれ、関係する前記ガイド溝内に突出する前記ガイドピンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフック。
  3. 前記ハンドルの前記ガイド溝の前記第2の部分は、前記第1のピン側に凹となる弧状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフック。
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