JP2016144093A - 補正用データ生成装置、補正用データ生成システム、補正用データ生成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】処理装置200は、画像入力装置100の撮像部130が読み取った画像データを取得する画像データ取得部210と、画像データにおける画素値に基づいて、画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する非白紙部分検出部282と、白紙部分検出部282による非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する補正用データ生成可否判定部283と、補正用データ生成可否判定部283が、補正用データ生成可能と判定した場合、画像データに基づいて補正用データを生成する補正用データ生成部284と、を備える。
【選択図】図2
Description
特許文献1では、これにより、外光変化が生じても画像の輝度ばらつきを低減し、良好な物体読取画像を得ることができる、とされている。
特許文献2では、これにより、画像入力装置の光源部を構成する個々のLEDの発光強度を変えて照明むらを緩和する、とされている。
特許文献3では、これにより、基準シートを用いずにシェーディングデータ取得が可能となり、基準シートを置く煩わしい手間を省くことができ、使い勝手の向上を図れる、とされている。
また、特許文献2に記載の画像入力装置では、影の形状が複雑な場合や、影による濃度差が急峻である場合に、影を複雑な形状に対応させて消すことや、急峻な濃度差に対応させて消すことは困難と思われ、この点で影の除去の精度が低くなる。
また、特許文献3に記載の画像読取方法では、何も載置しない原稿台そのものの画像からシェーディングデータを生成しており、極端に暗い原稿が置かれた場合には、何も原稿が置かれていない状態と区別ができず、生成されるシェーディングデータの精度が低下する可能性がある。
図1は、本発明の第1の実施形態における画像入力システムの装置構成の例を示す概略構成である。同図において、画像入力システム1は、画像入力装置100と、処理装置200とを備える。画像入力装置100は、原稿台110と、スタンド部120と、撮像部130とを備える。撮像部130は、鏡131と、レンズ132と、イメージセンサ133とを備える。
ここでいう画像入力装置とは、写真、絵、図柄、文字、またはこれらの組み合わせの画像を画像データにて他の装置に送信(入力)するための装置である。また、ここでいう画像入力システムとは、画像入力装置を備えるシステムである。
なお、画像入力システム1が、補正にて得られた画像データを他の機器に出力するようにしてもよいし、画像として表示するようにしてもよい。
画像入力装置100における撮像対象物は、いろいろなものであってよいが、特に、書類、写真、または、書籍など、文字、静止画像(例えば、写真画像または絵)、または、これらの組み合わせを示すものであってもよい。撮像対象物に文字が記載されている場合、得られた撮像画像にムラがあると、ムラのある部分に書かれた文字を認識しづらくなる点で、ムラを除去または軽減する補正が有効である。また、撮像対象物に静止画像が掲載されている場合、得られた撮像画像からムラを除去または軽減して元の静止画像に近付けるために補正が有効である。以下では、画像入力システム1によって撮像され画像データを補正される撮像対象物を原稿と称する。
また、画像入力システム1が補正用データを生成する処理を行う場合、撮像対象物として白紙が設置され、画像入力装置100は、白紙の画像データを処理装置200へ出力する。ここでいう白紙の画像データとは、白紙を撮像して得られる画像データである。後述するように、ここで用いられる白紙は画像入力システム1専用の紙である必要は無く、例えばA4普通紙など一般的な規格の大きさの普通紙でよい。
スタンド部120は、撮像部130を原稿台110より距離をおいて支持する。スタンド部120によって撮像部130と原稿台110との間に距離が設けられていることで、撮像部130が原稿台110に載置された撮像対象物を撮像する際に、必要な視野範囲を確保することができる。
鏡131は、撮像対象物からの光をレンズ132に向けて反射させる。
イメージセンサ133は、レンズ132によって集光された撮像対象物からの光を光電変換して、アナログの電気信号による画像データを生成する。例えば、イメージセンサ133が、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを備えて光電変換を行うようにしてもよいし、CMOS(Complementary MOS、相補型MOS)イメージセンサを備えて光電変換を行うようにしてもよい。
なお、撮像対象物からの光が直接レンズ132に到達し、レンズ132を経由した光がイメージセンサ133に到達する位置および向きに、レンズ132およびイメージセンサ133を配置し、撮像部130が鏡131を備えない構成としてもよい。
また、処理装置200は、補正用データ生成装置の例に該当し、画像入力装置100が白紙を撮像して出力する画像データに基づいて補正用データを生成する。
処理装置200は、例えばパーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)などのコンピュータを用いて構成される。あるいは、処理装置200が画像入力システム1専用に設計された装置であってもよい。
例えば、画像データ取得部210は通信回路を備え、画像入力装置100が送信する画像データを受信する。
表示部230は、例えば液晶パネルなどの表示画面を備え、各種画像を表示する。特に、表示部230は、画像入力システム1が補正用データを生成する処理において、補正用データ生成可否判定部283が、補正用データ生成不可と判定した場合に出力する、補正用データ生成不可を示す警告のメッセージを表示する。
記憶部270は、処理装置200が備える記憶デバイスを含んで構成され、各種データを記憶する。特に、記憶部270は、補正用データ生成部284が生成する補正用データを記憶する。
補正用データ処理部281は、補正用データを生成する処理を行う。特に、補正用データ処理部281は、画像データ取得部210が取得する白紙の画像データに基づいて補正用データを生成可能か否か判定し、補正用データ生成可能と判定した場合、当該画像データに基づいて補正用データを生成する。
仮に、白基準シート1010が原稿台に載置された状態で撮像を行い、得られた画像データに基づいて補正用データを生成する方法において、白基準シート1010に代えて原稿サイズの普通紙を用いた場合、撮像部の視野範囲のうち普通紙の像以外の部分では原稿台の像が撮像される。普通紙の明度と原稿台の明度との違いにより、原稿台の像が撮像された部分については、適切な補正用データを得られない可能性がある。
図4は、白基準シート1010を原稿台に載置する際の向きを示す説明図である。白基準シート1010を原稿台1110に載置する際、載置を行う者は、同図に示すように、窪み1011がある部分を原稿台1110のガイド1111に合せて載置する。
これに対し、画像入力システム1では、補正用データを新規設定または更新する際、専用の白基準シートを必要とせず、白紙として原稿サイズの普通紙を用いることができる。また、白紙を原稿台に載置する際、位置や向きが多少ずれていても補正用データを得られる。このため、講習を受けた保守員に限らずユーザが直接、白紙を原稿台に載置する等の作業を行うことができる。
同図に示すように、画像入力システム1で用いられる白紙911は、上述した専用の白基準シート1010よりも小さくてよく、また、白基準シートに設けられている窪み1011のような特別な形状を必要としない。例えば、原稿の印刷に用いられる規格サイズ(例えば、JIS規格におけるA4サイズなど)の普通紙を白紙911として用いることができる。
あるいは、原稿台110の上面の色を所定の有彩色にしておき、非白紙部分検出部282が、当該有彩色を検出することで、白紙の像以外の部分を検出するようにしてもよい。
また、非白紙部分検出部282は、非白紙部分の検出により、画像データ取得部210が取得する白紙の画像データのうち、白紙の像に対応する部分以外の部分のデータ(以下、非白紙部分の画像データと称する)を検出する。
また、非白紙部分検出部282は、白紙部分の検出により、画像データ取得部210が取得する白紙の画像データのうち、白紙の像に対応する部分のデータ(以下、白紙部分の画像データと称する)を検出する。
なお、書込の明るさレベルが閾値よりも大きい(明るい)場合や、非白紙部分検出部282が、所定の有彩色を非白紙部分として検出する場合の書込の検出については、第2の実施形態において後述する。
また、補正用データ生成可否判定部283が、上記の判定では補正用データ生成可能と判定した場合、さらに、画像データ取得部210が取得した画像データのうち、白紙部分のデータとして非白紙部分検出部282が検出した部分の色情報に基づいて、補正用データ生成の可否を判定するようにしてもよい。さらに具体的には、補正用データ生成可否判定部283が、白紙部分の色(従って、白紙の像であるはずの部分の色)が白か否かを判定し、白でないと判定した場合に、補正用データ生成不可と判定するようにしてもよい。
一方、原稿台110に載置された紙に色が付いていても白色に近い場合は、この紙を用いて適切な補正用データを生成し得る。そこで、補正用データ生成可否判定部283は、上記の判定により、RGBの比が白に近いと判断される場合に、補正用データ生成可能と判定する。
但し、補正用データ生成可否判定部283が警告を出力する方法は、表示部230に警告を表示させる方法に限らない。例えば、補正用データ生成可否判定部283がスピーカを備え、表示部230が、補正用データを生成できない旨の警告を音声にて出力するようにしてもよい。あるいは、補正用データ生成可否判定部283が、警告として、補正用データを生成できないことを示す信号を他の機器(処理装置200以外の機器)に送信するようにしてもよい。
同図に示すグラフの横軸は、線L111における位置を示し、縦軸は、位置毎(画素毎)の明るさレベルを示す。
図9において、白紙部分に該当する位置X11から位置X12までの区間の方が、非白紙部分に該当する位置X12から位置X13までの区間よりも明るさレベルが大きくなっている。
明るさレベルの代表値として、例えば、移動平均値を用いることができる。具体的には、補正用データ生成部284は、画素毎に、当該画素から所定の距離以内に位置する全ての画素について画素値の平均値を求め、得られた平均値を、当該画素の位置における代表値とする。
但し、補正用データ生成部284が代表値を求める方法は、移動平均による方法に限らない。例えば、補正用データ生成部284が、直線近似または二次曲線近似など、公知の近似方法を用いて画素値を近似することで代表値を求めるようにしてもよい。
図10は、補正用データ生成部284が行う画素値の代表値の変換の、もう1つの例を示す説明図である。同図において、図9と同様の部分には同一の符号(110、911、L111、L131、P11、P12、P13、X11、X12、X13)を付して説明を省略する。
これにより、非白紙部分における代表値を示す線L232の形状も、図9における線L132の形状と異なっている。特に、位置X14から位置X13までの区間の代表値が、位置X12から位置X14までの区間の代表値よりも小さくなっている。
図9の例では、補正用データ生成部284は、変更前の代表値に対して、位置X12から位置X13までの全ての位置で一律に、白紙911で覆われた部分と白紙911のない部分との境での明るさレベルの低下分を加算している。これにより、線L133は、線L132の形を保ったまま上側(明るさレベルの大きい側)に移動させた線になっている。
これに対して、図10の例では、線L233に示される変更後の代表値では、線L232に示される変更前の代表値から、明るさレベルの違いを強調した値になっている。すなわち、線L233の形状は、線L232を縦方向(明るさレベルの大小を示す方向)に拡大した形状になっている。
その後、補正用データ生成部284は、X12からX13までの範囲において、明るさレベルのばらつきを強調した代表値に対して一律に明るさレベルを増加させることで、位置X12における明るさレベルの急激な変化をキャンセルして、線L233で示される変換後の代表値を取得する。
以上では、補正用データ生成部284が代表値を変換する場合を例に説明したが、補正用データ生成部284が画素値を変換する場合も同様である。
例えば、補正用データ生成部284は、式(1)に基づいて画素毎に補正係数を算出する。
また、明るさレベル基準値は、予め設定されている定数であり、補正後の画像データにおける所望の白レベル値を示す。ここでいう、所望の白レベル値は、補正後の画像における、何も書かれていない白紙の像の明るさレベルである。例えば、256階調(画素値0〜255)のグレー画像において、画素値の最大値(最も明るさレベルが大きい値)255の約9割である230明るさレベル基準値として設定しておく。
あるいは、画素値に対して直接、非白紙部分の値を白紙部分であったと仮定した場合の値に変換する処理を行った場合、補正用データ生成部284は、式(1)に代えて式(2)に基づいて画素毎に補正係数を算出する。
なお、処理装置200が、明るさレベルの補正に加えて色合い(RGBの比)の補正も行う場合において、非白紙部分に対応する部分に関しては、明るさレベルの補正のみを行い色合いの補正を行わない補正係数を生成するようにしてもよい。例えば、補正用データ生成部284は、非白紙部分に対応する画素値を、色合いを表す情報(RGBの比)と、明暗を表す輝度レベルとに分割し、これらのうち輝度レベルのみを用いて、該当する画素における補正係数を生成するようにしてもよい。
なお、画像入力システム1において、補正用データ生成装置と補正装置とが、別個の装置として構成されていてもよい。この場合、画像入力装置100は、白紙の画像データを補正用データ生成装置へ送信し、原稿の画像データを補正装置へ送信する。
図11は、処理装置200が行う、補正用データを生成する処理の手順を示すフローチャートである。処理装置200は、補正用データの生成を指示するユーザ操作が行われると同図の処理を行う。
なお、操作入力部220が、補正用データの生成を指示するユーザ操作を受け付けるようにしてもよい。あるいは、画像入力装置100が補正用データの生成を指示する押ボタンを備えるなど、画像入力装置100が当該ユーザ操作を受け付けるようにしてもよい。
上述したように、ここでの白紙は撮像部130の視野範囲全体を覆うものである必要は無く、例えば、原稿の印刷に用いられるサイズの普通紙を用いることができる。
非白紙部分なしと判定した場合(ステップS103:NO)、補正用データ生成部284は、画像データ取得部210が取得した画像データから補正用データを生成する(ステップS111)。具体的には、補正用データ生成部284は、上述したように画像データの画素毎に補正係数を算出する。そして、補正用データ生成部284は、画素毎に当該画素の位置と補正係数とが対応付けて示される補正用データを生成する。
そして、補正用データ生成部284は、得られた補正用データを記憶部270に記憶させる(ステップS141)。
ステップS141の後、図11の処理を終了する。
ステップS131の後、ステップS141へ進む。
ステップS151の後、図11の処理を終了する。
同図において、白紙の画像の領域A300は、白紙部分の領域A310と非白紙部分の領域A320とを含んでいる。図12の場合と比較すると、白紙部分の領域A310、非白紙部分の領域A320共に、影の映り込みが除去されている。
このように、補正用データ生成可否判定部283が、非白紙部分検出部282による非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する。専用の白基準シートが用いられず非白紙部分がある場合に補正用データ生成可否を判定する点で、処理装置200によれば、専用の白基準シートを必要とせず、比較的高精度に補正用データを生成することができ、かつ、補正を実行する際にプリスキャンを行う必要がない。
これにより、ユーザは、白紙部分の影響により補正用データを得られないことを把握でき、例えばB5サイズの白紙を使用していた場合にA4サイズの白紙に変更するなど、補正用データを得るための対策を行い得る。
これにより、補正用データ生成部284は、例えば図9および図10を参照して説明したように、非白紙部分の画素が示す明るさレベルを白紙部分の画素が示す明るさレベルに合せる処理を行うなど、非白紙部分が白紙であったと仮定した場合の画素値を求めることができる。補正用データ生成部284が、非白紙部分が白紙であったと仮定した場合の画素値を求めることで、白基準シートを必要とせずに補正用データを生成することができる。
ここで、原稿台110に載置された紙に色が付いている場合、色があることで紙の明るさレベルが小さくなることが考えられる。白紙との比較で明るさレベルが大幅に小さくなっている場合、この紙を用いたのでは適切な補正用データを生成できない。そこで、補正用データ生成可否判定部283が、白紙部分の色情報に基づいて、補正用データ生成の可否を判定することで、色があることで紙の明るさレベルが大幅に小さくなっており適切な補正用データを生成できない場合に該当するか否かを判定することができる。色があることで紙の明るさレベルが大幅に小さくなっており適切な補正用データを生成できない場合に該当すると補正用データ生成可否判定部283が判定した場合に、精度の低い補正用データの生成を抑制することができる。この点において、処理装置200によれば精度の高い補正用データが得られる。
図14は、本発明の第2の実施形態における処理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、処理装置300は、画像データ取得部210と、操作入力部220と、表示部230と、記憶部270と、制御部380とを備える。制御部380は、補正用データ処理部381と、補正処理部291とを備える。補正用データ処理部381は、非白紙部分検出部282と、補正用データ生成可否判定部383と、補正用データ生成部284と、裏うつり検出部385とを備える。また、同図において、画像入力装置100の撮像部130が示されている。
図14では、補正用データ処理部381が裏うつり検出部385を備える点で、処理装置200(図2)の場合と異なる。
図15は、裏うつりのある白紙の画像の例を示す説明図である。同図において、領域A401は、撮像部130が撮像した白紙の画像の領域全体(非白紙部分を含む)を示す。撮像部130が撮像した画像に白紙911の像が含まれており、白紙911の像には、書込のある領域A411と裏うつりのある領域A412とが含まれている。図15の例の場合、裏うつり検出部385は、裏うつりのある領域A412を検出する。また、裏うつり検出部385は、書込のある領域A411も検出する。
ステップS201〜S203、S221、S231、S251は、それぞれ、図11のステップS101〜S103、S121、S131、S151と同様である。ステップS211において、処理装置300は、裏うつりを検出および補正用データ生成の処理を行う。
図17の処理において、裏うつり検出部385は、図16のステップS201で画像データ取得部210が取得した白紙の画像データを表示部230へ出力して表示させる(ステップS301)。
当該ユーザ操作が行われたと判定した場合(ステップS302:YES)、画像データ取得部210が、画像入力装置100から画像データを取得する(ステップS311)。当該ステップでは、画像データ取得部210は、ユーザが白紙を原稿台110上で移動させた後の白紙の画像を示す画像データを取得する。
ステップS331の後、図17の処理を終了し、図16の処理へ戻る。
そして、補正用データ生成部284は、得られた補正用データを記憶部270に記憶させる(ステップS343)。
ステップS343の後、図17の処理を終了し、図16の処理へ戻る。
一方、ステップS321においてタイムアウトしていないと判定した場合(ステップS321:NO)、ステップS302へ戻る。
このように、処理装置300では、補正用データ取得に用いられる白紙に裏うつりの部分があり補正用データの精度が低下すると考えられる場合に補正用データの生成を抑制する。この点において、処理装置300では、比較的高精度に補正用データを生成することができる。
図19は、本発明に係る補正用データ生成装置の最小構成を示す概略ブロック図である。同図において、補正用データ生成装置10は、画像データ取得部11と、非白紙部分検出部12と、補正用データ生成可否判定部13と、補正用データ生成部14とを備える。
かかる構成において、画像データ取得部11は、画像データを取得する。そして、非白紙部分検出部12は、画像データにおける画素値に基づいて、画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する。そして、補正用データ生成可否判定部13は、非白紙部分検出部12による非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する。そして、補正用データ生成部14は、補正用データ生成可否判定部13が、補正用データ生成可能と判定した場合、画像データに基づいて補正用データを生成する。
かかる構成において、撮像部21は、光電変換を行って白紙の像を含む画像データを生成する。そして、画像データ取得部31は、画像入力装置20から画像データを取得する。そして、非白紙部分検出部32は、画像データにおける画素値に基づいて、画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する。そして、補正用データ生成可否判定部33は、非白紙部分検出部32による非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する。そして、補正用データ生成部34は、補正用データ生成可否判定部33が、補正用データ生成可能と判定した場合、前記画像データに基づいて補正用データを生成する。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
10、30 補正用データ生成装置
11、31、210 画像データ取得部
12、32、282 非白紙部分検出部
13、33、283、383 補正用データ生成可否判定部
14、34、284、384 補正用データ生成部
20、100 画像入力装置
110 原稿台
120 スタンド部
130 撮像部
131 鏡
132 レンズ
133 イメージセンサ
200、300 処理装置
220 操作入力部
230 表示部
270 記憶部
280、380 制御部
281 補正用データ処理部
291 補正処理部
385 裏うつり検出部
Claims (9)
- 画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データにおける画素値に基づいて、前記画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する非白紙部分検出部と、
前記非白紙部分検出部による前記非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する補正用データ生成可否判定部と、
前記補正用データ生成可否判定部が、補正用データ生成可能と判定した場合、前記画像データに基づいて補正用データを生成する補正用データ生成部と、
を備える補正用データ生成装置。 - 前記補正用データ生成可否判定部は、補正用データ生成不可と判定した場合、警告を出力する、請求項1に記載の補正用データ生成装置
- 前記補正用データ生成部は、前記画像データのうち白紙の像に対応する部分のデータとして前記非白紙部分検出部が検出した部分のデータに基づいて、前記非白紙部分の補正用データを生成する、請求項1または請求項2に記載の補正用データ生成装置。
- 前記補正用データ生成部は、前記画像データのうち白紙の像に対応する部分のデータとして前記非白紙部分検出部が検出した部分のデータに加えて、前記非白紙部分の画素値の画素間における変化に基づいて、前記非白紙部分の補正用データを生成する、請求項3に記載の補正用データ生成装置。
- 前記補正用データ生成可否判定部は、前記画像データのうち白紙の像に対応する部分のデータとして前記非白紙部分検出部が検出した部分の色情報に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の補正用データ生成装置。
- 前記画像データ取得部が取得する複数の画像データの比較により、前記画像データが示す画像のうち裏うつりの部分を検出する裏うつり検出部を備え、
前記補正用データ生成可否判定部は、前記非白紙部分検出部による前記非白紙部分の検出結果に加えて、前記画像データのうち、前記裏うつり検出部が検出した裏うつりの部分のデータに基づいて、補正用データ生成の可否を判定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の補正用データ生成装置。 - 画像入力装置と、補正用データ生成装置とを備え、
前記画像入力装置は、光電変換を行って白紙の像を含む画像データを生成する撮像部を備え、
前記補正用データ生成装置は、
前記画像入力装置から画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データにおける画素値に基づいて、前記画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する非白紙部分検出部と、
前記非白紙部分検出部による前記非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する補正用データ生成可否判定部と、
前記補正用データ生成可否判定部が、補正用データ生成可能と判定した場合、前記画像データに基づいて補正用データを生成する補正用データ生成部と、
を備える補正用データ生成システム。 - 補正用データ生成装置が、画像データを取得する画像データ取得ステップと、
前記補正用データ生成装置が、前記画像データにおける画素値に基づいて、前記画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する非白紙部分検出ステップと、
前記補正用データ生成装置が、前記非白紙部分検出部による前記非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する補正用データ生成可否判定ステップと、
前記補正用データ生成装置が、前記補正用データ生成可否判定部が、補正用データ生成可能と判定した場合、前記画像データに基づいて補正用データを生成する補正用データ生成ステップと、
を有する補正用データ生成方法。 - コンピュータに、
画像データを取得する画像データ取得ステップと、
前記画像データにおける画素値に基づいて、前記画像データが示す画像のうち白紙の像以外の部分である非白紙部分を検出する非白紙部分検出ステップと、
前記非白紙部分検出部による前記非白紙部分の検出結果に基づいて、補正用データ生成の可否を判定する補正用データ生成可否判定ステップと、
前記補正用データ生成可否判定部が、補正用データ生成可能と判定した場合、前記画像データに基づいて補正用データを生成する補正用データ生成ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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