JP2016143892A - 通信方法およびそれを利用した通信装置、通信システム - Google Patents

通信方法およびそれを利用した通信装置、通信システム Download PDF

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祐介 宮脇
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Abstract

【課題】2種類の伝送路を使用する場合であっても、処理の複雑化を抑制しながら、通信品質を改善する技術を提供する。【解決手段】第1端子48は、第1ネットワークに接続可能であり、第2端子56は、第1端子48が接続可能な第1ネットワークとは異なった第2ネットワークに接続可能である。制御部38は、第1端子48から第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、第2端子56から第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを制御する。制御部38は、第1期間において、第1通信と第2通信とを切り替えながら実行し、第1期間に続く第2期間において、第1期間における実行結果をもとに選択した第1通信あるいは第2通信を実行する。制御部38において制御される第1通信と第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通している。【選択図】図2

Description

本発明は、通信技術に関し、特に複数のネットワークに接続可能な通信方法およびそれを利用した通信装置、通信システムに関する。
PLC(Power Line Communication)は、電力線を通信回線としても利用する技術である。PLCは、既存の電力線を利用するので、新たに通信線を敷設することなしに、しかも100Mbps以上の高速の通信を実現できる技術として期待されている。しかしながら、PLCは、通信を行う家屋の構造によって通信回線の状態が異なり、また、生活リズムに起因して生じるノイズによる影響を受けやすい。このような状況下における通信品質を改善するために、無線伝送路と電力線とを同時に使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−109022号公報
2種類の伝送路を同時に使用する場合、送信側において、各伝送路に対してデータを分割する処理が必要になってくる。また、受信側において、タイミングを合わせながら、分割されたデータを結合する処理も必要になってくる。そのため、処理が複雑化する。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、2種類の伝送路を使用する場合であっても、処理の複雑化を抑制しながら、通信品質を改善する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信装置は、第1ネットワークに接続可能な第1端子と、第1端子が接続可能な第1ネットワークとは異なった第2ネットワークに接続可能な第2端子と、第1端子から第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、第2端子から第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを制御する制御部とを備える。制御部は、第1期間において、第1通信と第2通信とを切り替えながら実行し、第1期間に続く第2期間において、第1期間における実行結果をもとに選択した第1通信あるいは第2通信を実行し、制御部において制御される第1通信と第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通している。
本発明の別の態様は、通信方法である。この方法は、第1期間において、(1)第1端子から第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、(2)第2端子から、第1ネットワークとは異なった第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを切り替えながら実行するステップと、第1期間に続く第2期間において、第1期間における実行結果をもとに選択した第1通信あるいは第2通信を実行するステップとを備える。第1通信と第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通している。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、2種類の伝送路を使用する場合であっても、処理の複雑化を抑制しながら、通信品質を改善できる。
本発明の実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の通信装置の構成を示す図である。 図1の通信システムにおいて送信されるパケット信号のフォーマットを示す図である。 図2のアナログ処理部の構成を示す図である。 図2の制御部による制御概要を示す図である。 図6(a)−(b)は、図2の記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 図2の通信装置によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る通信装置の構成を示す図である。 図9(a)−(b)は、図8の第1処理部および第2処理部による再送処理の概要を示す図である。 図8の記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 図8の通信装置による再送手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る通信装置の構成を示す図である。 図12の記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 図12の通信装置によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4に係るネットワークの選択手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る通信システムの構成を示す図である。 図17の通信装置の構成を示す図である。 図18の通信装置によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、複数の通信装置が含まれる通信システムに関する。通信品質を改善するために、通信装置間は、電力線で接続されるとともに、電力線以外の回線、例えば、無線回線、有線回線でも接続される。ここでは、例えば、有線回線、特に専用線で接続されているとする。そのため、通信装置は、PLCと専用線通信とによって他の通信装置と通信する。前述のごとく、通信装置において、PLCと専用線通信が同時に実行される場合、処理が複雑化してしまう。また、通信装置において、PLCと専用線通信が同時に実行される場合、両方のトラヒックが増加してしまう。このような状況の発生を抑制するために、本実施例に係る通信装置は、次の処理を実行する。
通信装置は、第1期間に続いて第2期間が配置されるフレームを繰返し規定する。第1期間において、通信装置は、PLCと専用線通信とを切り替えながらパケット信号を他の通信装置に送信する。他の通信装置は、PLCにおけるパケット信号を受信した場合、受信確認信号をPLCにて通信装置に送信し、専用線通信におけるパケット信号を受信した場合、受信確認信号を専用線通信にて通信装置に送信する。そのため、通信装置は、第1期間において、PLCおよび専用線通信のそれぞれによって、他の通信装置と通信可能であるか否かを認識する。通信装置は、PLCおよび専用線通信のうち、通信可能な方を選択する。通信装置は、選択した方によって、第2期間における通信を実行する。
図1は、本発明の実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、通信装置10と総称される第1通信装置10a、第2通信装置10b、第3通信装置10c、第N通信装置10n、インターネット12、PC(Personal Computer)14と総称される第1PC14a、第2PC14b、第N−1PC14n−1、電力線16、専用線18を含む。
通信システム100には、N台の通信装置10が含まれる。Nは任意の数でよいが、例えば、最大数が「128」とされる。各通信装置10は、第1ネットワークである電力線16によって互いに接続されるとともに、第2ネットワークである専用線18によっても互いに接続される。ここで、電力線16と専用線18は独立して施設される。電力線16と専用線18は、1本の線で示されているが、実際には2本以上の導線である。特に、専用線18は、ペアケーブルであるとする。なお、複数の通信装置10のうちの1つ、例えば、第1通信装置10aが親機に相当し、残りの通信装置10が子機に相当する。親機は、例えば、子機との接続状態(リンク情報)を管理する。
第1通信装置10aには、インターネット12が接続され、他の通信装置10には、PC14が接続される。ここで、インターネット12、PC14と、通信装置10との間は、イーサネット(登録商標)によって接続される。このような構成によって、例えば、第1PC14aは、第2通信装置10b、電力線16あるいは専用線18、第1通信装置10aを経由して、インターネット12にアクセスする。なお、PC14の代わりに、電話機、テレビジョン受信機、録画装置が通信装置10に接続されていてもよい。また、通信装置10は、単独して配置されず、電気機器に内蔵されてもよい。電気機器の一例は、電話機、テレビジョン受信機、録画装置、セットトップボックスなどの家電機器や、PC、ファクス、プリンタなどの事務機器である。
図2は、通信装置10の構成を示す。通信装置10は、回路モジュール20、スイッチング電源22を含む。また、回路モジュール20は、RJ30、第1PHY部32、MAC部34、第2PHY部36、制御部38、記憶部40、アナログ処理部42、第1トランス44、カップリング用コンデンサ46と総称される第1カップリング用コンデンサ46a、第2カップリング用コンデンサ46b、第1端子48、第2トランス54、第2端子56を含む。さらに、通信装置10は、電源プラグ50に接続されるとともに、電源プラグ50は、電源コンセント52に接続される。
スイッチング電源22は、第1トランス44に接続され、さらに第1端子48、電源プラグ50、電源コンセント52を介して電力線16に接続される。スイッチング電源22は、第1トランス44から供給される電力をもとに、+1.2V電圧90、+3.3V電圧92、+12V電圧94を生成し、+1.2V電圧90、+3.3V電圧92、+12V電圧94を回路モジュール20に供給する。スイッチング電源22には、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)が含まれる。
回路モジュール20は、イーサネット(登録商標)による通信と、PLCあるいは専用線通信との間の中継処理を実行する。なお、PLCあるいは専用線通信は、「ネットワーク通信」と総称されることもある。以下では、イーサネット(登録商標)による通信から、ネットワーク通信へ中継する方向を「第1方向」といい、ネットワーク通信から、イーサネット(登録商標)による通信へ中継する方向を「第2方向」という。RJ30は、モジュラージャックであり、イーサネット(登録商標)による通信に対応したケーブルを接続可能である。RJ30は、第1方向の処理として、図示しないインターネット12あるいはPC14からのイーサネット(登録商標)信号を受信する。RJ30は、受信したイーサネット(登録商標)信号を第1PHY部32へ出力する。RJ30は、第2方向の処理として、第1PHY部32からのイーサネット(登録商標)信号を入力し、インターネット12あるいはPC14へイーサネット(登録商標)信号を送信する。
第1PHY部32は、第1方向の処理として、RJ30からのイーサネット(登録商標)信号を入力する。第1PHY部32は、イーサネット(登録商標)信号を物理層からMAC(Media Access Control)層に変換する。第1PHY部32は、MAC層に変換したイーサネット(登録商標)信号(以下、これもまた「イーサネット(登録商標)信号」という)をMAC部34へ出力する。第1PHY部32は、第2方向の処理として、MAC部34からのイーサネット(登録商標)信号を入力する。第1PHY部32は、イーサネット(登録商標)信号をMAC層から物理層に変換する。第1PHY部32は、物理層に変換したイーサネット(登録商標)信号をRJ30へ出力する。なお、物理層とMAC層との間のイーサネット(登録商標)信号の変換には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
MAC部34は、イーサネット(登録商標)信号に対するブリッジ機能、例えばレイヤ2スイッチ機能を有する。そのため、MAC部34の一方側には、イーサネット(登録商標)による通信を実行すべき第1PHY部32が接続される。また、MAC部34の他方側には、ネットワーク通信を実行すべき第2PHY部36が接続される。MAC部34は、イーサネット(登録商標)信号に含まれた宛先MACアドレスにしたがって、レイヤ2でのフレーム交換を実行する。ここでは、MAC部34が第1PHY部32との間で入出力するフレームを、前述のごとく、イーサネット(登録商標)信号と呼ぶが、MAC部34が第2PHY部36との間で入出力するフレームを「ネットワーク信号」と呼ぶものとする。そのため、MAC部34は、第1方向の処理として、第1PHY部32からのイーサネット(登録商標)信号を入力し、ネットワーク信号を第2PHY部36へ出力する。一方、MAC部34は、第2方向の処理として、第2PHY部36からのネットワーク信号を入力し、イーサネット(登録商標)信号を第1PHY部32へ出力する。
第2PHY部36は、ネットワーク通信に対する変復調処理を実行する。ここで、PLCと専用線通信は、共通して、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式等の複数のサブキャリアを用いたマルチキャリア通信を実行する。なお、OFDM方式の処理のために、ウェーブレット変換が使用されてもよいし、FFT(Fast Fourier Transform)が使用されてもよい。
第2PHY部36は、第1方向の処理として、MAC部34からのネットワーク信号を入力する。第2PHY部36は、ネットワーク信号に対して、逆ウェーブレット変換あるいはIFFT(Inverse FFT)を実行することによって、OFDM信号を生成する。また、第2PHY部36は、OFDM信号をデジタル信号からアナログ信号に変換する。さらに、第2PHY部36は、アナログ信号に変換したOFDM信号(以下、これもまた「ネットワーク信号」という)をアナログ処理部42へ出力する。
第2PHY部36は、第2方向の処理として、アナログ処理部42からのネットワーク信号を入力する。第2PHY部36は、ネットワーク信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。また、第2PHY部36は、デジタル信号に変換したネットワーク信号であるOFDM信号に対して、ウェーブレット変換あるいはFFTを実行することによって、シリアル信号を生成する。さらに、第2PHY部36は、シリアル信号(以下、これもまた「ネットワーク信号」という)をMAC部34へ出力する。
ここでは、図3を使用しながら、第2PHY部36とアナログ処理部42との間で伝送されるネットワーク信号を説明する。図3は、通信システム100において送信されるパケット信号のフォーマットを示す。パケット信号の先頭には、プリアンブルが配置される。プリアンブルは、受信側においてタイミング同期、伝送路推定等のために使用される。プリアンブルの後段に配置されるヘッダは、物理層の制御情報を含む。ヘッダの後段に配置されるペイロードは、物理層でのデータに相当し、MAC層のフレーム、つまりMAC層のネットワーク信号を含む。このようにパケット信号のフォーマットは、PLCと、専用線通信とにおいて共通に使用される。図2に戻る。
アナログ処理部42は、ネットワーク信号に対する帯域制限、増幅を実行する。ここでは、図4を使用しながら、アナログ処理部42の構成を説明する。図4は、アナログ処理部42の構成を示す。アナログ処理部42は、第1送信フィルタ70、第1送信アンプ72、第2送信フィルタ74、第2送信アンプ76、第1受信フィルタ78、第1受信アンプ80、第2受信フィルタ82、第2受信アンプ84を含む。第1方向の処理として、第1送信フィルタ70は、第2PHY部36からのネットワーク信号を入力する。第1送信フィルタ70は、帯域制限フィルタあるいは低域通過フィルタであり、入力したネットワーク信号を帯域制限する。第1送信アンプ72は、第1送信フィルタ70において帯域制御したネットワーク信号を増幅して、それを第1トランス44へ出力する。第1送信フィルタ70、第1送信アンプ72での処理対象となる信号は、PLCでの信号である。
第2送信フィルタ74は、第2PHY部36からのネットワーク信号を入力する。第2送信フィルタ74も、第1送信フィルタ70と同様に、帯域制限フィルタあるいは低域通過フィルタであり、入力したネットワーク信号を帯域制限する。第2送信アンプ76は、第2送信フィルタ74において帯域制御したネットワーク信号を増幅して、それを第2トランス54へ出力する。第2送信フィルタ74、第2送信アンプ76での処理対象となる信号は、専用線通信における信号である。ここで、PLCにおける送信電力の規定は、専用線通信における送信電力の規定と異なる。例えば、前者は、10mWと規定され、後者は、無制限に規定される。そのため、PLCにおける送信電力は、専用線通信における送信電力よりも小さくなるように規定されている。これに対応するように、第1送信アンプ72の増幅率は、第2送信アンプ76における増幅率よりも小さくなるように設定される。
第2方向の処理として、第1受信フィルタ78は、第1トランス44からのネットワーク信号を入力する。第1受信フィルタ78は、帯域制限フィルタであり、入力したネットワーク信号を帯域制限する。第1受信アンプ80は、第1受信フィルタ78において帯域制限したネットワーク信号を増幅して、それを第2PHY部36へ出力する。第1受信フィルタ78、第1受信アンプ80での処理対象となる信号は、PLCでの信号である。第2受信フィルタ82は、第2トランス54からのネットワーク信号を入力する。第2受信フィルタ82は、帯域制限フィルタであり、入力したネットワーク信号を帯域制限する。第2受信アンプ84は、第2受信フィルタ82において帯域制限したネットワーク信号を増幅して、それを第2PHY部36へ出力する。第2受信フィルタ82、第2受信アンプ84での処理対象となる信号は、専用線通信における信号である。図2に戻る。
第1トランス44とカップリング用コンデンサ46とが組み合わされることによって、カプラが構成される。カプラは第1端子48に接続され、第1端子48は、電力線16に接続可能である。第1トランス44は、第1方向の処理として、アナログ処理部42からのネットワーク信号を受けつける。第1トランス44は、電力線16での電力にネットワーク信号を重畳する。ここで、第1端子48への2本の信号線のうちの一方が接地されている。そのため、2本の信号線のうちの一方がグランドとされ、他方がシングルの電圧とされる。一方、第1トランス44は、第2方向の処理として、電力線16での電力であって、かつネットワーク信号が重畳された電力からネットワーク信号を抽出する。第1トランス44は、ネットワーク信号をアナログ処理部42へ出力する。
このような第1方向の処理によって、ネットワーク信号は、第1端子48から電源プラグ50、電源コンセント52を介して電力線16へ送信される。一方、第2方向の処理によって、ネットワーク信号は、電力線16から電源プラグ50、電源コンセント52を介して第1端子48に受信される。
第2トランス54は第2端子56に接続され、第2端子56は、専用線18に接続可能である。第2トランス54は、第1方向の処理として、アナログ処理部42からのネットワーク信号を入力する。第2トランス54は、入力した信号を差動信号に変換して、差動信号を第2端子56に出力する。ここで、第2端子56への2本の信号線では、差動信号が伝送されるので、2本の信号線の間が接地される。一方、第2トランス54は、第2方向の処理として、第2端子56からの差動信号を入力し、それを変換する。第2トランス54は、変換した信号をアナログ処理部42へ出力する。
このような第1方向の処理によって、差動信号であるネットワーク信号は、第2端子56から専用線18へ送信される。一方、第2方向の処理によって、差動信号であるネットワーク信号は、専用線18から第2端子56に受信される。
制御部38は、MAC部34、第2PHY部36、アナログ処理部42に対する動作を制御する。特に、制御部38は、第1端子48から電力線16を介して接続した他の通信装置10との第1通信であるPLCと、第2端子56から専用線18を介して接続した当該他の通信装置10との第2通信である専用線通信とを制御する。この制御において、親機である第1通信装置10aに含まれる制御部38はフレームを規定する。図5は、制御部38による制御概要を示す。制御部38は、第1期間と、当該第1期間に続く第2期間とが時分割多重されたフレームを繰返し規定する。第1期間は、PLCと専用線通信のうちの通信に適した方を選択するための試験期間であり、第2期間は、他の通信装置10との間で通信を実行するための通信期間である。なお、第1期間と第2期間の長さは、可変であってもよい。図2に戻る。この制御部38は、第1期間において、PLCと専用線通信とを切り替えながら実行する。
具体的に説明すると、制御部38は、記憶部40に記憶されたテーブルを参照しながら、MAC部34に対して、パケット信号を再送させる。図6(a)−(b)は、記憶部40に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図6(a)では、再送回数欄200、ネットワーク欄202が示される。再送回数欄200は、パケット信号を再送する回数を示す。ネットワーク欄202は、パケット信号の送信に使用すべきネットワーク通信を示す。図6(b)の説明は後述し、図2に戻る。制御部38は、第1期間において、再送回数「0」回目のときに、PLCにてパケット信号を送信し、再送回数「1」回目のときに、専用線通信にてパケット信号を送信し、再送回数「2」回目以降も同様に動作する。このように、MAC層におけるパケット信号の再送がネットワークを切り替えながらなされる。なお、前述のごとく、制御部38において制御されるPLCと専用線通信とで使用されるパケット信号のフォーマットは、共通している。
PLCを実行させる場合、制御部38は、図4における第2送信アンプ76の増幅率を「0」に設定する。一方、専用線通信を実行させる場合、制御部38は、第1送信アンプ72の増幅率を「0」に設定する。ネットワーク通信を切り替えるための構成はこれに限定されず、例えば、第1送信アンプ72と第1トランス44に間に第1スイッチ(図示せず)が配置され、第2送信アンプ76と第2トランス54との間に第2スイッチ(図示せず)が配置されてもよい。このような構成において、PLCを実行させる場合、制御部38は、第1スイッチをオンにして、第2スイッチをオフにする。一方、専用線通信を実行させる場合、制御部38は、第1スイッチをオフにして、第2スイッチをオンにする。
第1期間において第1通信装置10aから送信されたパケット信号は、通信対象となる子機である通信装置10に受信される。子機の通信装置10では、MAC部34がパケット信号を受信した場合、制御部38は、MAC部34に受信確認信号を送信させる。その際、制御部38は、パケット信号を受信したネットワーク通信と同一のネットワーク通信を使用して、受信確認信号を送信する。例えば、PLCによるパケット信号を受信した場合、制御部38は、PLCにて受信確認信号を送信させる。なお、PLCによるパケット信号の受信は、第1受信アンプ80に入力される信号の電力がしきい値よりも大きくなった場合に検出される。また、専用線通信によるパケット信号の受信の検出も同様である。
これに続いて、第1通信装置10aでは、制御部38が、MAC部34において受信確認信号を受信したか否かを確認する。受信確認信号が受信されない場合、親機から子機へのネットワーク、子機から親機へのネットワークのいずれかにおいて、誤りが生じており、そのような伝送路の使用は望ましくない。そのため、制御部38は、第1期間において、PLCでの受信確認信号を子機から受信したか否か、専用線通信での受信確認信号を子機から受信した否かに応じて、PLCあるいは専用線通信を選択する。
具体的に説明すると、再送回数「0」回目に使用したPLCに対して受信確認信号を受信し、再送回数「1」回目に使用した専用線通信に対して受信確認信号を受信しなかった場合、制御部38は、PLCを選択する。両方ともにおいて受信確認信号を受信しなかった場合、制御部38は、再送回数「2」、「3」回目の再送を実行する。このような処理は、図6(a)のテーブルに示された再送回数「7」回の範囲で、PLCと専用線通信のいずれかに対して受信確認信号を受信するまで継続される。制御部38は、PLCあるいは専用線通信を選択すると、第1期間を終了させる。
なお、PLCでの受信確認信号と、専用線通信での受信確認信号とを共に受信した場合、制御部38は、予め定めた基準をもとに、いずれかを選択する。基準の一例は、前フレームの第2期間において使用していたネットワーク通信を選択することである。例えば、前フレームの第2期間においてPLCが使用されていた場合、制御部38は、PLCを選択する。また、別の基準は、PLCと専用線通信に対して互いに異なった優先度を設定しておき、優先度が高い方のネットワーク通信を選択することである。第1期間に続く第2期間において、第1通信装置10aにおける制御部38は、第1期間における実行結果をもとに選択したPLCあるいは専用線通信を実行する。一方、子機の制御部38は、第1通信装置10aにおける制御部38での選択結果に合わせて動作する。
このような処理に加えて、第1通信装置10aは、次の処理を実行してもよい。制御部38は、PLCあるいは専用線通信の選択結果を記憶部40に記憶させる。そのため、記憶部40は、制御部38が、第1期間における実行結果をもとに選択したPLCあるいは専用線通信に関する情報を記憶する。図6(b)は、記憶部40に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図6(b)では、再送回数欄210、ネットワーク欄212、送信可否欄214が示される。再送回数欄210、ネットワーク欄212は、図6(a)と同様である。送信可否欄214には、選択したネットワーク通信である場合に「○」が示され、選択したネットワーク通信でない場合に「×」が示される。ここでは、第2期間において、専用線通信が選択されている。
制御部38は、新たな第1期間、つまり次のフレームにおける第1期間を開始する場合、記憶部40に記憶した情報に示されたPLCあるいは専用線通信から切り替えを開始する。ここでは、前フレームの第2期間において使用されていた専用線通信が、再送回数「0」回目のパケット信号の送信に使用される。つまり、所定のフレームの第2期間と、その次のフレーム第1期間の1回目の送信において、同一のネットワーク通信が使用される。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図7は、通信装置10によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。なお、図7において、専用線通信は、「専用線」と省略して示される。第1通信装置10aの制御部38は、MAC部34、第2PHY部36、アナログ処理部42に対して、ネットワークを切り替えながらパケット信号を送信させる(S10)。いずれのネットワークにおいてもMAC部34が受信確認信号を受信した場合(S12のY)、制御部38は、いずれか一方のネットワークを選択する(S14)。
いずれのネットワークにおいてもMAC部34が受信確認信号を受信せず(S12のN)、PLCにおいてMAC部34が受信確認信号を受信した場合(S16のY)、制御部38は、PLCを選択する(S18)。PLCにおいてMAC部34が受信確認信号を受信せず(S16のN)、専用線通信においてMAC部34が受信確認信号を受信した場合(S20のY)、制御部38は、専用線通信を選択する(S22)。専用線通信においてMAC部34が受信確認信号を受信しなかった場合(S20のN)、再送回数が最大値でなければ(S24のN)、ステップ10に戻る。再送回数が最大値であれば(S24のY)、制御部38は、パケット信号を送信した他の通信装置10との通信を停止する(S26)。
本発明の実施例によれば、第1期間において、2種類のネットワークを切り替え、その結果をもとに第2期間において使用するネットワークを使用するので、2種類のネットワークを使用する場合であっても、同時の使用を回避できる。また、2種類のネットワークの同時の使用が回避されるので、処理の複雑化を抑制できる。また、2種類のネットワークを切り替えて使用した結果をもとに、いずれかのネットワークを選択するので、通信品質を改善できる。また、第1期間において、受信確認信号を受信したか否かに応じて、ネットワークを選択するので、処理を簡易にできる。また、第1期間において、過去に選択したネットワークからパケット信号の送信を開始するので、第1期間が開始される際のネットワークの切り替えを不要にできる。また、第1期間が開始される際のネットワークの切り替えが不要になるので、処理を簡易化できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の通信装置10は、電力線16に接続可能な第1端子48と、第1端子48が接続可能な電力線16とは異なった専用線18に接続可能な第2端子56と、第1端子48から電力線16を介して接続した他の通信装置10との第1通信と、第2端子56から専用線18を介して接続した当該他の通信装置10との第2通信とを制御する制御部38とを備える。制御部38は、第1期間において、第1通信と第2通信とを切り替えながら実行し、第1期間に続く第2期間において、第1期間における実行結果をもとに選択した第1通信あるいは第2通信を実行し、制御部38において制御される第1通信と第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通している。
制御部38は、第1期間において、第1通信での受信確認信号を他の通信装置10から受信したか否か、第2通信での受信確認信号を他の通信装置10から受信した否かに応じて、第1通信あるいは第2通信を選択してもよい。
制御部38が、第1期間における実行結果をもとに選択した第1通信あるいは第2通信に関する情報を記憶する記憶部40をさらに備えてもよい。制御部38は、新たな第1期間を開始する場合、記憶部40に記憶した情報に示された第1通信あるいは第2通信から切り替えを開始してもよい。
通信装置10と、電力線16と、専用線18と、他の通信装置10と、を備えてもよい。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、PLCと専用線通信との一方を選択して使用する通信システムに関する。実施例1では、第1期間においてMAC層における再送処理が実行されている。一方、実施例2では、第1期間においてMAC層における再送処理に加えて、アプリケーション層における再送処理も実行される。アプリケーション層における再送処理は、MAC層における再送処理よりも、さまざまなパラメータを柔軟に設定可能である。そのため、MAC層における再送処理では、受信確認信号を受信できない場合であっても、アプリケーション層における再送処理では、受信確認信号を受信できることがある。実施例2における通信システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図8は、本発明の実施例2に係る通信装置10の構成を示す。通信装置10は、図2と比較して、MAC部34の代わりに、第1処理部60、第2処理部62を含む。なお、第1処理部60は、MAC部34と同様の機能を有し、前述のMAC層での処理を実行する。このMAC層は、データリンク層に含まれる。第2処理部62は、第1処理部60が通信処理を実行するMAC層よりも上位の上位層であって、かつPLCおよび専用線通信に対する上位層の再送処理を実行する。上位層の一例は、アプリケーション層である。
ここでは、図9(a)−(b)を使用しながら、MAC層の再送処理、アプリケーション層における再送処理を説明する。図9(a)−(b)は、第1処理部60および第2処理部62による再送処理の概要を示す。図9(a)は、MAC層の再送処理の概要を示す。横軸が時間を示す。初回のパケット信号が送信された後、初回のパケット信号の送信タイミングから「X1」時間経過後に、1回目の再送として「再送1」のパケット信号が送信される。また、「再送1」のパケット信号の送信タイミングから「X1」時間経過後に、2回目の再送として「再送2」のパケット信号が送信される。この後の再送も同様になされる。つまり、MAC層の再送処理においては、固定の時間間隔「X1」での再送がなされる。なお、再送は、受信確認信号を受信しないときになされてもよい。
図9(b)は、アプリケーション層における再送処理の概要を示す。ここでも、横軸が時間を示す。初回のパケット信号が送信された後、初回のパケット信号の送信タイミングから「X3」時間経過後に、1回目の再送として「再送1」のパケット信号が送信される。アプリケーション層は、MAC層よりも上位層であるので、「X3」は「X1」よりも大きくなる。つまり、アプリケーション層における再送処理では、MAC層における再送処理よりも、最初の再送までの期間が長くなる。また、「再送1」のパケット信号の送信タイミングから「X4」時間経過後に、2回目の再送として「再送2」のパケット信号が送信される。
さらに、「再送2」のパケット信号の送信タイミングから「X5」時間経過後に、3回目の再送として「再送3」のパケット信号が送信される。ここで、「X4」と「X5」とは異なった値に設定可能である。つまり、アプリケーション層の再送処理においては、MAC層の再送処理とは異なって、再送の時間間隔を可変に設定可能である。その結果、アプリケーション層の再送処理では、MAC層の再送処理よりも、受信確認信号の待ち時間を長くすることも可能になる。図8に戻る。
第1通信装置10aの制御部38は、第1期間において、記憶部40に記憶されたテーブルを参照しながら、第1処理部60、第2処理部62に対して、パケット信号を再送させる。図10は、記憶部40に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図10では、アプリケーション層再送回数欄220、MAC層再送回数欄222、ネットワーク欄224が示される。アプリケーション層再送回数欄220には、第2処理部62においてパケット信号を再送する回数を示し、MAC層再送回数欄222には、第1処理部60においてパケット信号を再送する回数を示す。ネットワーク欄224は、パケット信号の送信に使用すべきネットワーク通信を示す。図8に戻る。
そのため、制御部38は、第1期間において、アプリケーション層での再送回数が「0」である場合に、MAC層の再送回数が「0」から「7」の範囲で、第1処理部60が受信確認信号を受信するまで、第1処理部60にパケット信号を再送させる。その際、ネットワーク通信として、PLCのみが使用される。最終的に、第1処理部60が受信確認信号を受信しない場合に、制御部38は、第2処理部62にパケット信号を再送させる。つまり、制御部38は、第1処理部60による再送処理の成功が未確認である場合に、第2処理部62による再送処理を実行させる。この場合も、ネットワーク通信としてPLCのみが使用される。一方、第1処理部60が受信確認信号を受信した場合、制御部38は、第2処理部62にパケット信号を再送させない。なお、第2処理部62による再送処理によって送信されたパケット信号が、通信対象の子機である通信装置10の第2処理部62において受信された場合、当該第2処理部62は、受信確認信号を送信する。
PLCに対する再送処理の終了後、制御部38は、PLCから専用線通信にネットワーク通信を切り替え、第1処理部60と第2処理部62に、同様の再送処理を実行させる。さらに、制御部38は、これまでと同様に、受信確認信号を受信したか否かに応じて、PLCあるいは専用線通信を選択し、第1期間を終了させる。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図11は、通信装置10による再送手順を示すフローチャートである。第1処理部60は、MAC層による再送を実行する(S40)。受信確認信号を受信しない場合(S42のN)、第2処理部62は、アプリケーション層による再送を実行する(S44)。受信確認信号を受信した場合(S42のY)、ステップ44をスキップする。すべてのネットワークでの確認が完了していなければ(S46のN)、制御部38は、ネットワークを切り替えて(S48)、ステップ40に戻る。すべてのネットワークでの確認が完了していれば(S46のY)、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、MAC層の再送処理を最初に実行するので、受信確認信号を受信するまでの期間を短縮できる。また、MAC層の再送処理が成功しない場合に、アプリケーション層の再送処理を実行するので、パラメータの柔軟な設定によって、受信確認信号を受信確率を向上できる。また、受信確認信号を受信確率が向上するので、ネットワークを選択できないという状況の発生を抑制できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。第1通信および第2通信に対するデータリンク層の再送処理を実行する第1処理部60と、第1処理部60が通信処理を実行するデータリンク層よりも上位の上位層であって、かつ第1通信および第2通信に対する上位層の再送処理を実行する第2処理部62とをさらに備えてもよい。制御部38は、第1期間において、第1処理部60による再送処理の成功が未確認である場合に、第2処理部62による再送処理を実行させてもよい。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、実施例1と同様に、PLCと専用線通信との一方を選択して使用する通信システムに関する。実施例1では、第1期間において受信確認信号の受信したか否かをもとに、ネットワークを選択している。一方、実施例3では、第1期間において、各ネットワークにおける伝送速度を測定し、伝送速度の高い方のネットワークが選択される。実施例3における通信システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図12は、本発明の実施例3に係る通信装置10の構成を示す。通信装置10は、図2と比較して、取得部64が追加して含まれる。第1通信装置10aの制御部38は、実施例1と同様に、第1期間において、PLCと専用線通信とを切り替えながらパケット信号をMAC部34に再送させる。
第1期間において第1通信装置10aから送信されたパケット信号は、通信対象の子機である通信装置10に受信される。子機の通信装置10における制御部38は、MAC部34においてパケット信号が受信された場合、そのときの伝送速度を測定させる。伝送速度の測定には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。なお、パケット信号は、PLCによって伝送されるとともに、専用線通信によっても伝送される。そのため、MAC部34は、PLCの伝送速度を測定するとともに、専用線通信の伝送速度も測定する。また、制御部38は、MAC部34に対して、伝送速度の測定結果が含まれた受信確認信号を送信させる。受信確認信号の送信は、実施例1と同様になされればよいので、ここでは説明を省略する。
これに続いて、第1通信装置10aにおけるMAC部34は、受信確認信号を受信した場合に、受信確認信号を取得部64に出力する。取得部64は、受信確認信号に含まれた伝送速度の情報を抽出する。その結果、取得部64は、第1期間におけるPLCの伝送速度と、専用線通信の伝送速度とを取得する。取得部64は、取得した伝送速度の情報を記憶部40に記憶させる。図13は、記憶部40に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図13では、再送回数欄230、ネットワーク欄232、伝送速度欄234が示される。再送回数欄230、ネットワーク欄232は、再送回数欄200、ネットワーク欄202と同様である。伝送速度欄234には、伝送速度の値が含まれる。ここでは、これまでとは異なって、受信確認信号を受信したか否かにかかわらず、再送回数「7」回まで再送がなされる。図12に戻る。
制御部38は、記憶部40を参照することによって、PLCの伝送速度と、専用線通信の伝送速度とを比較する。制御部38は、伝送速度が高い方のネットワーク通信を選択する。ここでは、例えば、図13に示された伝送速度「R0」から「R7」のうち、最も高速な伝送速度に対応したネットワーク通信が選択されればよい。あるいは、制御部38は、図13に示されたテーブルをもとに、PLCの伝送速度の平均値と、専用線通信の伝送速度の平均値とを導出し、高い方の平均値に対応したネットワーク通信を選択してもよい。なお、PLCの伝送速度の平均値は、「R0」、「R2」、「R4」、「R6」をもとに計算される。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図14は、通信装置10によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。PLCの方が伝送速度が高ければ(S60のY)、制御部38は、PLCを選択する(S62)。一方、PLCの方が伝送速度が高くなければ(S60のN)、制御部38は、専用線通信を選択する(S64)。
本発明の実施例によれば、2種類のネットワークのそれぞれにおける伝送速度をもとに、いずれかのネットワークを選択するので、伝送速度の高い方のネットワークを選択できる。また、2種類のネットワークのそれぞれにおける伝送速度の測定は、第1期間において切り替えながらなされるので、処理の複雑化を抑制できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。第1期間における第1通信の伝送速度と、第2通信の伝送速度とを取得する取得部64をさらに備えてもよい。制御部38は、取得部64において取得した第1通信の伝送速度と、第2通信の伝送速度とをもとに、第1通信あるいは第2通信を選択してもよい。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、PLCと専用線通信との一方を選択して使用する通信システムに関する。これまでは、第1期間においてネットワークを切り替えながらパケット信号を再送することによって、PLCあるいは専用線通信を選択している。一方、実施例4では、パケット信号の送信対象となる他の通信装置が、電力線あるいは専用線に接続されているかを認識し、接続されていない方を通信に使用しない。例えば、他の通信装置が専用線に接続されていない場合、PLCが選択される。実施例4における通信システム100は、図1と同様のタイプであり、通信装置10は、図12と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図15は、本発明の実施例4に係る通信システム100の構成を示す。ここでは、説明を明瞭にするために、図1に示された複数の通信装置10のうち、第1通信装置10aと第2通信装置10bとだけを示す。第1通信装置10aは、電力線16および専用線18に接続されている。しかしながら、第2通信装置10bは、電力線16に接続されているが、専用線18には未接続である。第1通信装置10aは、このような第2通信装置10bの接続状況を把握すると、第2期間においてPLCを使用する。
図12において、第1通信装置10aの取得部64は、第1期間において、子機である他の通信装置10が、電力線16あるいは専用線18を介して第1通信装置10aに未接続であることに関する情報を取得する。この情報を取得する方法の一例は、取得部64が、pingを実装し、pingを利用して、他の通信装置10の到達性を確認する。具体的には、取得部64は、電力線16経由で他の通信装置10へICMP(Internet Control Message Protocol)の「echo request」パケットを送信し、他の通信装置10からの「echo reply」を受信するかを確認する。また、取得部64は、専用線18経由でも同様の処理を実行する。「echo reply」を受信しなかった場合に、そのときのネットワークを介して他の通信装置10が未接続であることに関する情報が取得部64に取得される。
また、未接続であることに関する情報を取得する方法の別の一例は、他の通信装置10から送信された情報であって、未接続のネットワークが示された情報を取得部64が受信することである。未接続のネットワークが示された情報では、例えば、他の通信装置10が電力線16に未接続である場合に、電力線16が示されている。取得部64は、未接続であることに関する情報を制御部38に出力する。制御部38は、取得部64において取得した情報をもとに、電力線16および専用線18のうち、未接続ではない方を選択する。例えば、専用線18が未接続であることが示されている場合に、制御部38は、パケット信号を送信するために、電力線16を選択する。この選択がなされると、第2期間の通信が実行される。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図16は、本発明の実施例4に係るネットワークの選択手順を示すフローチャートである。PLCで接続され(S80のY)、専用線通信で接続されている場合(S82のY)、制御部38は、いずれか一方を選択する(S84)。専用線通信で接続されていなければ(S82のN)、制御部38は、PLCを選択する(S86)。PLCで接続されておらず(S80のN)、専用線通信で接続されていれば(S88のY)、制御部38は、専用線通信を選択する(S90)。専用線通信で接続されていなければ(S88のN)、制御部38は、通信を停止する(S92)。
本発明の実施例によれば、他の通信装置が接続されていないネットワークを選択対象から除外するので、処理を簡易化できる。また、他の通信装置が接続されていないネットワークを選択対象から除外するので、無駄な再送処理を省略できる。また、他の通信装置がネットワークに接続されているかを確認するためにpingを使用するので、新たな処理の追加を不要にできる。また、他の通信装置がネットワークに接続されているかに関する情報を受信するので、処理を簡易にできる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。他の通信装置10が、電力線16あるいは専用線18を介して未接続であることに関する情報を取得する取得部64をさらに備えてもよい。制御部38は、取得部64において取得した情報をもとに、電力線16および専用線18のうち、未接続ではない方を選択してもよい。
(実施例5)
次に、実施例5を説明する。実施例4は、これまでと同様に、PLCと専用線通信との一方を選択して使用する通信システムに関する。実施例4では、パケット信号の送信対象となる他の通信装置が、電力線あるいは専用線に接続されているかを認識し、接続されていない方を通信に使用しない。一方、実施例5では、本通信装置が電力線あるいは専用線に接続されているかを認識し、接続されていない方を通信に使用しない。例えば、本通信装置が専用線に接続されていない場合、PLCが選択される。実施例5における通信システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図17は、本発明の実施例5に係る通信システム100の構成を示す。ここでは、説明を明瞭にするために、図15と同様に、図1に示された複数の通信装置10のうち、第1通信装置10aと第2通信装置10bとだけを示す。第1通信装置10aは、電力線16に接続されているが、専用線18には未接続である。一方、第2通信装置10bは、電力線16および専用線18に接続されている。第1通信装置10aは、自らの接続状況を把握すると、第2期間においてPLCを使用する。
図18は、通信装置10の構成を示す。通信装置10は、図2と比較して、取得部66が追加して含まれる。取得部66は、第1端子48、第2端子56に接続される。取得部66は、第1端子48における電源プラグ50側の2本の信号線のうち、シングルの電圧値を取得する。また、取得部66は、第2端子56における専用線18側の2本の信号線のうち、一方の電圧値の絶対値を取得する。取得部66は、シングルの電圧値がしきい値よりも大きければ、第1端子48が電力線16に接続されていると判定し、シングルの電圧値がしきい値以下であれば、第1端子48が電力線16に未接続であると判定する。また、取得部66は、絶対値がしきい値よりも大きければ、第2端子56が専用線18に接続されていると判定し、絶対値がしきい値以下であれば、第2端子56が専用線18に未接続であると判定する。その結果、取得部66は、第1期間において、第1端子48あるいは第2端子56が他の通信装置10に未接続であることに関する情報を取得する。取得部66は、取得した情報を制御部38へ出力する。
制御部38は、取得部66において取得した情報をもとに、第1端子48および第2端子56のうち、未接続ではない方を選択する。例えば、第2トランス54が未接続であることが示されている場合に、制御部38は、パケット信号を送信するために、電力線16を選択する。この選択がなされると、第2期間の通信が実行される。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図19は、通信装置10によるネットワークの選択手順を示すフローチャートである。第1端子48に接続あり(S110のY)、第2端子56に接続ある場合(S112のY)、制御部38は、PLCと専用線通信のいずれかを選択する(S114)。第2端子56に接続がなければ(S112のN)、制御部38は、PLCを選択する(S116)。第1端子48に接続されておらず(S110のN)、第2端子56に接続ある場合(S118のY)、制御部38は、専用線通信を選択する(S120)。第2端子56に接続がなければ(S118のN)、制御部38は、通信を停止する(S122)。
本発明の実施例によれば、ネットワークに接続されていない端子を選択対象から除外するので、処理を簡易化できる。また、ネットワークに接続されていない端子を選択対象から除外するので、無駄な再送処理を省略できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。第1端子48あるいは第2端子56が他の通信装置10に未接続であることに関する情報を取得する取得部66をさらに備えてもよい。制御部38は、取得部66において取得した情報をもとに、第1端子48および第2端子56のうち、未接続ではない方を選択してもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例1乃至5において、第1ネットワークが電力線16であり、第2ネットワークが専用線18であるとされている。しかしながらこれに限らず例えば、第1ネットワーク、第2ネットワークが、無線回線、同軸ケーブル等であってもよい。本変形例によれば、さまざまなネットワークを使用できる。
実施例1乃至5において、親機である第1通信装置10aに含まれた制御部38が、第1期間においてPLCあるいは専用線通信を選択している。しかしながらこれに限らず例えば、子機である第1通信装置10aに含まれた制御部38が、第1期間においてPLCあるいは専用線通信を選択してもよい。本変形例によれば、通信システム100の構成の自由度を向上できる。
実施例2において、MAC層の再送が複数回なされた後、アプリケーション層の再送がなされている。ここで、アプリケーション層の再送が複数回連続してなされてもよい。本変形例によれば、再送の自由度を向上できる。
10 通信装置、 12 インターネット、 14 PC、 16 電力線、 18 専用線、 20 回路モジュール、 22 スイッチング電源、 30 RJ、 32 第1PHY部、 34 MAC部、 36 第2PHY部、 38 制御部、 40 記憶部、 42 アナログ処理部、 44 第1トランス、 46 カップリング用コンデンサ、 48 第1端子、 50 電源プラグ、 52 電源コンセント、 54 第2トランス、 56 第2端子、 60 第1処理部、 62 第2処理部、 64,66 取得部、 100 通信システム。

Claims (10)

  1. 第1ネットワークに接続可能な第1端子と、
    前記第1端子が接続可能な前記第1ネットワークとは異なった第2ネットワークに接続可能な第2端子と、
    前記第1端子から前記第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、前記第2端子から前記第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、第1期間において、前記第1通信と前記第2通信とを切り替えながら実行し、前記第1期間に続く第2期間において、前記第1期間における実行結果をもとに選択した前記第1通信あるいは前記第2通信を実行し、
    前記制御部において制御される前記第1通信と前記第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通していることを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1期間において、前記第1通信での受信確認信号を前記他の通信装置から受信したか否か、前記第2通信での受信確認信号を前記他の通信装置から受信した否かに応じて、前記第1通信あるいは前記第2通信を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1通信および前記第2通信に対するデータリンク層の再送処理を実行する第1処理部と、
    前記第1処理部が通信処理を実行するデータリンク層よりも上位の上位層であって、かつ前記第1通信および前記第2通信に対する上位層の再送処理を実行する第2処理部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1期間において、前記第1処理部による再送処理の成功が未確認である場合に、前記第2処理部による再送処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記制御部が、前記第1期間における実行結果をもとに選択した前記第1通信あるいは前記第2通信に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、新たな前記第1期間を開始する場合、前記記憶部に記憶した情報に示された第1通信あるいは第2通信から切り替えを開始することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記第1期間における前記第1通信の伝送速度と、前記第2通信の伝送速度とを取得する取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記取得部において取得した前記第1通信の伝送速度と、前記第2通信の伝送速度とをもとに、前記第1通信あるいは前記第2通信を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記他の通信装置が、前記第1ネットワークあるいは前記第2ネットワークを介して未接続であることに関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記取得部において取得した情報をもとに、前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークのうち、未接続ではない方を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記第1端子あるいは前記第2端子が前記他の通信装置に未接続であることに関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記取得部において取得した情報をもとに、前記第1端子および前記第2端子のうち、未接続ではない方を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置と、
    第1ネットワークと、
    第2ネットワークと、
    前記他の通信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 第1期間において、(1)第1端子から第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、(2)第2端子から、前記第1ネットワークとは異なった第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを切り替えながら実行するステップと、
    前記第1期間に続く第2期間において、前記第1期間における実行結果をもとに選択した前記第1通信あるいは前記第2通信を実行するステップとを備え、
    前記第1通信と前記第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通していることをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 第1期間において、(1)第1端子から第1ネットワークを介して接続した他の通信装置との第1通信と、(2)第2端子から、前記第1ネットワークとは異なった第2ネットワークを介して接続した当該他の通信装置との第2通信とを切り替えながら実行するステップと、
    前記第1期間に続く第2期間において、前記第1期間における実行結果をもとに選択した前記第1通信あるいは前記第2通信を実行するステップとを備え、
    前記第1通信と前記第2通信とで使用される信号のフォーマットは、共通していることを特徴とする通信方法。
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JP2018157501A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 Necプラットフォームズ株式会社 監視システム、監視装置、監視方法、およびプログラム

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