JP2016143570A - 面状発光モジュール - Google Patents

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誠二 木下
Seiji Kinoshita
誠二 木下
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Abstract

【課題】面状発光モジュールにおいて、光源を導光体に埋め込むことなく、導光体の縁部まで配光する。【解決手段】導光体30と、光源20とを備え、導光体30は板形状を有し、板形状は上面40と、底面45と、側面50とを有し、前記板形状はさらに底面45と側面50との間に中段面70と、中側面80とを有し、中側面80は中段面70よりも底面45の近くに位置し、かつ前記中側面70の少なくとも一部は光源20の発した光の入射する入射面を成し、上面40の少なくとも一部は入射面より入射した光の出射する出射面を成し、底面45および中段面70、及び上面40からなる群から選ばれる一以上の面の少なくとも一部は偏向面を成し、中段面70は中側面80よりも側面50の近くに位置し、入射面の法線が、出射面の法線と成す角のうち、狭角は導光体30の空気中の臨界角より大きい、面状発光モジュール。【選択図】図1

Description

本発明は面状発光モジュールに関する。
バックライトによる照明方式を有する面状発光モジュールが知られている。これらのモジュールにおいて、光源の発した光は、導光板に入射した後、反射面で反射する。反射した光は出射面から出射する。
特許文献1,2のモジュールは、陰極管等の線状又は棒状の光源とプリズム部を有する導光板とを備える。光源の発した光は導光板のプリズム部で斜めに反射し出射面に到達する。出射面に到達した光の大部分は全反射することなく、導光板から出射する。
特許文献1,2に記載のモジュールでは、出射面の大きさがプリズムの形状と光源の大きさとにより定められる。その発光面を拡大するには光源とプリズムを多数配列する必要がある。
これに対し、特許文献3,4はLEDを光源とする面状発光モジュールを開示している。かかるモジュールはサイドライト型LEDと凹部を有する導光板とを備える。かかるLEDは頭頂部側から凹部内に埋め込まれている。凹部の内側面はLEDの全周を囲んでいる。LEDの発した光は内側面から導光板に入射し、導光板の縁部まで達する。
LEDはいわゆる点光源である。したがって面状発光を実現するために特許文献3,4は、特許文献1,2とは異なる特徴を必要とする。特許文献3では、光源を底面、すなわち出射面に対向する面上に隈なく分散配置している。特許文献4では、モジュールそのものを、平面上に隈なく配置している。
発明者らは上述の面状発光モジュールの特徴を踏まえ、他の面状発光モジュールの態様について考察した(図14)。かかる面状発光モジュールはエッジライト型の照明方式を有する。
図14に示すモジュールでは光源20が導光体15の縁に面する。すなわち入射面16と出射面17は直交する。したがって概ね入射面16と直交する入射光は、導光体15中を反射せずに進行する、又は出射面17で全反射する。このため光は光源から遠く離れた位置まで配光される。
図14に示すように、反射面18は入射面16と直交し、かつ出射面17と平行である。反射面18には偏向部が設けられている。したがって導光板に入射した光は、所定の割合で反射面18にて偏向されて出射面17に到達する。このため、光は出射面17の所望の位置から出射する。これにより出射面17の輝度をより均一に近づけることが出来る。
図14に記載の面状発光モジュールは、特許文献1,2に記載のモジュールより広い範囲に光を配向できる。したがって光源を発光面全体にわたって隈なく並べる必要がない。また発光面積を拡大するためにモジュール自体を二次元的に配列する必要がない。このためモジュールの備える光源20は、先例に比べ少なくて済む。
図14に示すように、モジュールはサイドライト型の光源を必ずしも要しない。すなわち光源20は面実装型のLEDであって、頭頂部方向に指向性を有するものであってもよい。したがって、特許文献3,4に比べて、光源の指向性に関する制限が少ない。
特開平11−288611号公報 特開2002−075036号公報 特開2006−251075号公報 国際公開第2009/047891号公報
図14に示すモジュールは部屋全体に光を当てる室内照明装置、いわゆるベースライトとして使用されている。しかしながらモジュールは導光板の縁の周囲に、光源20を設置するためのフレーム19を必要とするため、かかるフレーム19に遮られた部分は発光しない。したがってモジュールを天井に取り付けた場合には、フレーム19の周囲又は後方に光を当てることができないため、部屋の中の人は部屋を暗く感じる。
本発明は、板形状の導光体と光源とを備える面状発光モジュールにおいて、光源を導光体に埋め込むことなく、導光体の縁部まで配光することを目的とする。本発明は、いわゆるエッジライト型の照明方式の利点を有しつつ、縁部も含めて一様に発光する面状発光モジュールを提供することを目的とする。
本発明は一態様として、
[1] 導光体と、光源とを備え、
前記導光体は板形状を有し、
前記板形状は上面と、底面と、側面とを有し、
前記板形状はさらに前記底面と前記上面との間に中段面と、中側面とを有し、
前記中側面は前記中段面よりも前記底面の近くに位置し、かつ前記中側面の少なくとも一部は前記光源の発した光の入射する入射面を成し、
前記上面の少なくとも一部は前記入射面より入射した前記光の出射する出射面を成し、
前記底面および前記中段面、及び前記上面からなる群から選ばれる一以上の面の少なくとも一部は偏向面を成し、
前記中段面は前記中側面よりも前記側面の近くに位置し、
前記入射面の法線が、前記出射面の法線と成す角のうち、狭角は前記導光体の空気中の臨界角より大きい、
面状発光モジュール;
[2] 前記底面の少なくとも一部および前記中段面の少なくとも一部は偏向面を成し、
前記偏向面は複数の溝を有し、
前記溝の長手方向は、前記入射面と平行である、
[1]に記載の面状発光モジュール。
[3] 前記入射面の法線方向と平行であり、かつ前記板形状が拡がる基準平面に直交する基準法線の方向と平行である断面において、前記溝の輪郭線がV字形状である、
[2]に記載の面状発光モジュール。
[4] 前記入射面の法線方向と平行であり、かつ前記板形状が拡がる基準平面に直交する基準法線の方向と平行である断面において、前記溝の輪郭線が、前記基準平面に対して成す角度は、前記溝の中での深さに関わりなく一様か、又は前記溝の中の深い位置にあるほど小さくなる、
[2]に記載の面状発光モジュール;
[5] 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも35度以上の角度を成す、
[4]に記載の面状発光モジュール;
[6] 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも50度以上の角度を成す、
[4]に記載の面状発光モジュール;
[7] 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも60度以上の角度を成す、
[4]に記載の面状発光モジュール;
[8] 前記中側面を少なくとも2つ備え、
前記板形状を平面視したとき、前記板形状は長方形であり、
一方及び他方の前記切欠き部の前記中側面は互いに対向し、かつ前記底面を挟むように位置する、
[2]〜[7]のいずれか1項に記載の面状発光モジュール;
[9] 前記出射面は互いに平行に延びる複数の凸条を有し、
前記板形状を平面視したとき、前記複数の凸条は前記複数の溝と直交する、
[2]〜[8]のいずれか1項に記載の面状発光モジュール;
[10] 前記板形状は円盤形状であり、
前記底面は円形であり、
前記側面と、前記中側面とは円筒の側面形状であり、
前記中段面は円環形であり、
前記複数の溝は同心円状に配置されている、
[2]〜[7]のいずれか1項に記載の面状発光モジュール;
[11] 前記出射面は円形であり、かつ前記円形の中心から放射状に延びる複数の凸条を有し、
前記複数の凸条は平面視すると前記複数の溝と直交し、
前記複数の凸条の幅及び高さは、前記中心から遠いほど大きい、
[10]に記載の面状発光モジュール;
を提供することで上記目的を達成する。
面状発光モジュールにおいて、光源を導光体に埋め込むことなく、導光体の縁部まで配光することができる。
実施形態にかかる面状発光モジュールの断面図である。 実施形態にかかる面状発光モジュールの光学的構造を示す断面図である。 実施形態にかかる角型モジュールの斜視図である。 図3のIV−IV’線における断面図である。 実施形態にかかる角型モジュールの出射面の底面図である。 実施形態にかかる角型モジュールの出射面の拡大斜視図である。 実施形態にかかる面状発光モジュールの具体的態様にかかる断面図である。 実施形態にかかる同心円型モジュールを示す斜視図である。 実施形態にかかる同心円型モジュールの出射面の斜視図である。 実施例1にかかる面状発光モジュールの備えるV字溝の断面図である。 実施例1にかかる面状発光モジュールの面輝度分布を示す図である。 実施例2にかかる面状発光モジュールの備えるV字溝の断面図である。 実施例2にかかる面状発光モジュールの面輝度分布を示す図である。 背景技術にかかる面状発光モジュールの断面図である。
図を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。同等の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
[面状発光モジュール]
図1は面状発光モジュールの断面を表す。本実施形態において、面状発光モジュールを単にモジュールという場合がある。モジュールは光源20及び導光体30を備える。
[導光体]
<板形状>
図1に示すように、導光体30は板形状を有する。本実施形態において板形状の有する各面を表す用語に、上面、底面、側面、中段面、及び中側面が含まれる。各用語は当業者の理解を助けるために呼称されるものである。各用語は、モジュールの設置態様を限定するものではない。
図1に示すように導光体30は、上面40と、底面45と、側面50とを有する。上面40は板形状の一方の面の側に位置する。底面45は板形状の他方の面の側に位置する。上面40と底面45とは平行なことが好ましい。
図1に示す側面50は板形状の導光体30の有する縁部35に位置する。側面50は上面40と接することが好ましく、直交することがさらに好ましい。側面50は底面45に平行な平面と直交することが好ましい。
図1に示す導光体30は上面40と底面45との間に中段面70と中側面80とを有する。中段面70は中側面80よりも側面50の近くに位置する。中側面80は中段面70よりも底面45の近くに位置する。そして、中段面70と中側面80とによって切欠き部60が形成されている。
図1に示す中段面70は、縁部35を挟んで、上面40と対向する。中段面70は上面40若しくは底面45又は双方と平行なことが好ましい。中段面70は底面45のいかなる部位よりも上面40に近いことが好ましい。
図1に示す中段面70は側面50と接することが好ましく、実質的に直交してもよい。ここで実質的に直交するとは、一例として型抜き成形用のテーパ角を有することが許容されることを表す。
図1に示す中側面80は側面50と平行なことが好ましい。中側面80は底面45若しくは中段面70又は双方と接することが好ましく、これらと実質的に直交していてもよい。中側面80は上面40に平行な平面と実質的に直交していてもよい。ここで実質的に直交するとは、上記同様である。
<光学的構造>
図2は面状発光モジュールの光学的構造を示す断面図である。上面40、底面45、側面50、中段面70、及び中側面80は導光体30と外界との界面である。図2に示す光源20から出た光は導光体30により面光源に変換される。以下、光源20の発する光の進行経路を説明しつつ導光体30の構造を明らかにする。
図2に示す中側面80は入射面81を成す。中側面80の全体が入射面81であってもよい。中側面80はテーパを有してもよい。かかる場合、中側面80及び入射面81は上面40に対して遠い側の空間に面している。
図2に示す光源20は所定の指向性をもって光23を発する。かかる光23は入射面81に入射する。図中の光23は導光体30への入射前の光を表す。光23は光路22を有する。光路22は入射前光路を表す。実質的になお光23が入射面81に到達する態様であれば、モジュールにおいて光源20の位置は特に限定されない。
図2に示す入射後の光23を光33として表す。光33は導光体30中を進行する。光33は出射面に到達する。光33は出射面より出射する。上面40は出射面として出射上面41を有する。光33は出射上面41より光43として出射する。上面40の全体が出射上面41であってもよい。縁部35に面する出射上面41に光33を配光させる方法は後述する。
図2に示す側面50も上記出射面として出射側面51を有することが好ましい。側面50の全体が出射側面51であってもよい。入射面81より入射した光は出射側面51より出射してもよい。したがって側面50の少なくとも一部は、遮光性部材と接しないことが好ましい。以下、出射上面41、出射側面51又は他の出射面を単に出射面という場合がある。また出射側面51に光33を配光させる方法は後述する。
図2に示す底面45は主偏向面46を有する。中段面70は副偏向面71を有する。主偏向面46及び副偏向面71はいずれも偏向手段を有する。偏向手段は一例として、平滑面とは異なる形状又は構造を有する微細パターンであってもよい。本明細書において、主偏向面46、副偏向面71又は他の偏向面を単に偏向面という場合がある。
図2に示すように、入射面81の法線82は、出射上面41の法線42と、所定の角を成す。かかる角のうち、狭角32は導光体30の空気中の臨界角より大きい。すなわち光33のうち、法線82と平行な光83は、出射上面41において全反射する。なお狭角32の最大値は90度である。
したがって図2に示すように光23のうち、入射面81と直交する光は、出射上面41で全反射する、又は出射上面41よりも先に他の面に到達する。このため光23は光源から遠く離れた位置まで配光される。したがって光源20を発光面全体にわたって隈なく並べる必要がない。また発光面積を拡大するためにモジュール自体を二次元的に配列する必要がない。
一方、図2に示すように、モジュールは、光83及び出射上面41で全反射する他の光33を出射上面41より出射させるために、上記偏向面を必要とする。光33は、所定の割合で偏向面にて偏向される。このため光は出射上面41に到達する。
図2に示すように偏向された光33は所定の割合で出射面より出射する。このため、光33は出射面の所望の位置から出射する。これにより出射面の輝度をより均一に近づけることが出来る。偏向面の態様は特に限定されない。後述する図4に示すように、偏向面は、偏向手段として、V字溝を有してもよい。
図2に示すモジュールは、一態様において、出射上面41側に発光の指向性を有する。発光の指向性は、板形状が拡がる平面又は出射上面41の法線方向に平行なものでもよい。また側面50より発光してもよい。
[角型モジュール]
図3は、上述の面状発光モジュールの一態様である、角型モジュールを示す斜視図である。図4は図3のIV−IV’線の断面図である。以下、図3,4を参照しつつ角型モジュールを説明する。角型モジュールを単にモジュールという場合がある。
<光源>
図3に示すようにモジュールはエッジライト型の照明方式を有する。かかる照明方式は入光部が底面側の中央部に設けられていること特徴とする。具体的には、モジュールは互いに対向する光源20,25を有する。光源25の特徴は光源20に準じる。光源20,25はそれぞれ点光源である。
図3に示すように光源20,25は列を成して線状光源24,29を形成している。モジュールは一本又は二本以上の線状光源を有することが好ましい。線状光源24,29は平行であることが好ましい。
<導光体>
図3に示すようにモジュールは導光体31を有する。導光体31は、図1に示す導光体30に下記の特徴が付加されているものである。導光体31は切欠き部を2又は3以上備えることが好ましい。導光体31の板形状を平面視すると実質的な長方形である。長方形は正方形でもよい。
図3に示すように、導光体31は中段面75と中側面85とをさらに有する。前述の通り、中段面70と中側面80とによって切欠き部60が形成されている。また、中段面75と中側面85とによって切欠き部65が形成されている。中段面75、中側面85の特徴はそれぞれ中段面70、中側面80に準じる。導光体31はさらに側面55を有する。側面55の特徴は側面50に準じる。
図3に示すように、導光体31は上面40及び底面45の間に端面39を備える。端面39は、底面45との間に入射面が位置しない点で、側面50,55とは性質が異なる。なお上面40は、導光体31を構成する複数の単一面のうち、最大外形寸法の縁を保有する単一面であることが好ましい。
<導光体の製造方法>
図3に示す導光体31は樹脂を成型して作ることが出来る。成型された樹脂は可視光を所定の透過率で透過することが好ましい。樹脂は有機材料でも無機材料でもよい。有機材料は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂でもよい。無機材料はケイ素樹脂でもよい。樹脂はガラスで置き換えてもよい。
上記有機材料の一例としては、(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリル−スチレン系共重合樹脂、スチレン系樹脂、芳香族ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂、塩化ビニル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。
図3に示す導光体31において、例えば厚肉部の厚みは、薄肉部の厚みの2倍でもよい。各厚みは樹脂の密度、強度、又はモジュールの重さの上限やその他の条件に応じて適宜変更できる。
図3において、導光体31は側面50から側面55に至る方向が長手方向となっている。これに対し、端面39からこれと反対側の端面に至る方向が長手方向となってもよい。すなわち、図中の導光体31の奥行き方向及び幅方向の長さの比は特に限定されない。
<導光体の内部形状>
図4は、導光体31を、図3に示すIV−IV’線で切断したときの断面を模式的に表す。中側面85は入射面86を備える。IV−IV’断面は入射面81又は入射面86の法線と平行である。角型モジュールにおいて入射面81,86は平面であることがこのましい。このときIV−IV’断面は入射面81,86と直交することが好ましい。
図4に示すように導光体31は導光上部37及び導光底部38からなる。導光上部37は、上面40、側面50,55、中段面70,75、及び導光底部38に包囲される。導光上部37は、導光底部38を挟んで、底面45と対向する。一方の側面50は、導光上部37を挟んで、他方の側面55に対向する。導光上部37は縁部35,36を有する。縁部36の特徴は縁部35に準ずる。
図4に示すように、導光底部38は、底面45、中側面80,85、及び導光上部37に包囲される。導光底部38は、導光上部37を挟んで、上面40に対向する。一方の中側面80は、導光底部38を挟んで、他方の中側面85に対向する。
<溝を有する偏向面>
図3に示すように中段面75は副偏向面71と同等の副偏向面76を有する。主偏向面46は溝群90を有する。溝群90は複数の溝からなる。図4に示すように複数の溝は、入射面81,86の近くから遠くに向かって順に並ぶ。
図3に示される一例として溝群90は中側面80及び中側面85から等距離に溝95を有する。一例において溝95はなくともよい。溝群90は中側面80側から、溝95に向かって順に溝91,92を有する。溝群90は中側面85側から、溝95に向かって順に溝96,97を有する。
図3に示すように副偏向面71,76はそれぞれ溝群100,105を有する。言い換えれば縁部35,36は溝群100,105を有する。溝群100,105はそれぞれ複数の溝を有する。図4に示すように複数の溝は、入射面81,86の近くから遠くに向かって順に並ぶ。一例として溝群100,105はそれぞれ溝101〜103,106〜108を有する。
図3に示す上記各溝は線状光源24,29に対し実質的に平行に設けられていることが好ましい。溝は略V字型の凹条であることが好ましい。略V字型の溝としては、例えば二段(図10)又は三段以上(図12)のV字溝であることがより好ましい。これらの作用効果については実施例で詳述する。
図3に示す光源20,25が点光源であり、かつ主偏向面46と平行な平面上で放射角を有する場合、上記各溝は切れ目なく連続することが好ましい。副偏向面71,76において同様である。
<溝の配置>
図3,5に示すように溝群90,100,105の有する溝の間隔は、各溝と入射面81,86との距離が大きいほど、図に示されるように基本的には狭くなる。これにより、入射面から遠いために到達する光が少なくなる場所でも、より多くの光を偏向し、出射上面41に向けることが出来る。
また図4に示す各溝群の溝の深さは、各溝と入射面81,86との距離が大きいほど、大きくなってもよい。溝の間隔若しくは深さ又は双方を調整することで入射面から遠いために到達する光が少なくなる場所でも、より多くの光を偏向し、出射上面41に向けることが出来る。
具体的には図3に示す底面45において、溝群90の間の間隔は、中側面80,85から遠ざかるにつれて、段階的に小さくしてもよい。間隔は例えば2.0mmから10μmの範囲で変化させることが出来る。溝の本数は底面の大きさと、溝の深さと、溝間の間隔とに応じて決定できる。中段面70,75において溝の構成は同様とできる。
図4に示す溝群90,100,105において、各溝の深さは、任意に決定することが出来る。一例として中側面80,85から遠ざかるにつれて、2〜100μmの範囲で段階的に大きくすることができる。
<溝による配光>
図4に示すように導光底部38内を入射面81,86から進行する光の一部は溝群90の各溝に到達後、偏向する(光93,98)。偏光した光は導光底部38内を進行し、導光上部37に到達する。上述の通り各溝はIV−IV’断面においてV字型である。
図4に示す導光体31において、偏向することなく入射面81,86から導光上部37に到達する光があってもよい。また各溝で偏向することなく底面45で反射して導光上部37に到達する光があってもよい。
図4に示す光93,98のように、導光上部37内を進行する光は出射上面41に到達する。光の一部は、光93のように出射上面41より出射してもよい。光の一部は、光98のように上面40又は出射上面41で反射してもよい。反射した光は導光上部37内を中段面70,75又は側面50,55に向かって進行する。
図4は上記の光の一例として光98を示す。光98は入射面81から主偏向面46に進行した後、溝間の平面部あるいは溝群90のいずれかの溝で偏向する。光98は主偏向面46から出射上面41に進行した後、出射上面41で全反射する。
さらに図4に示す光98は出射上面41から副偏向面76に進行した後、溝群105のいずれかの溝で偏向する。光98は副偏向面76から出射上面41に進行した後、出射上面41より出射する。したがって光98は縁部36より出射する。同様に入射面86から入射した光が縁部35より出射してもよい。
図4に示す縁部35,36はそれぞれ入射面81,86より入射した光を出光しにくい領域である。なぜなら入射後の光の入射方向が、縁部35,36より遠ざかる方向だからである。しかしながら、入射面81,86を対向配置することで、それぞれの近傍の縁部35,36に互いに光を融通することができる。
また図4に示す主偏向面46及び副偏向面71,76により、出射光は拡散する。すなわちモジュールの出光特性は上面40の法線と平行な出光方向99に限定されない。出光特性は側面50側に向かう出光方向104にも所定の光量を有するものである。同様に出光特性は側面55側に向かう出光方向109にも所定の光量を有するものである。
図4は入射面86から進行する光の一例として光88を示す。光88は上記各溝に到達することなく進行する。光88は底面45、上面40又は中段面70で全反射してもよい。光88は側面50に到達した後、出光方向53に沿って出射側面51より出射してもよい。
一方、図4に示す側面55は出射側面51と同様の出射側面56を備えてもよい。このため、入射面86から入射した光が出光方向58に沿って出射してもよい。この場合、モジュールは底面45、中段面70,75の側を除いて全面発光することができる。
<出射面>
図5は角型モジュールの出射面の模式図である。出射上面41は微細パターンを有する偏向部110を備える。一例において偏向部110は互いに平行に延びる複数の凸条115を有する。導光体30を平面視すると、凸条115は溝群90,100,105の各溝と直交する。
図5に示す凸条115同士の間隔は一例として0.05〜2.0mmとすることができる。間隔は50〜300μmであることが好ましい。
図6は角型モジュールの出射面の詳細図である。凸条115は凸面116を有する。凸面116は凸条115と直交する断面113において所定の湾曲形状を有する。湾曲形状は実質的な半円、円弧、楕円の円弧、放物線の一部でもよい。
図6に示す凸条115はレンチ形状の断面113を有するレンチ条でもよい。レンチ形状の高さは0μmより大きくかつ500μm以下とすることができる。高さは10〜50μmであることが好ましい。凸条115の長手方向において、高さは場所によって変わってもよい。
図6に示す断面113は所定のアスペクト比を有することが好ましい。アスペクト比は30%以下であることが好ましい。このアスペクト比は、レンチ条の垂直断面である断面113をトレースする円の半径をRとし、レンチ条を形成する円弧の頂点がら弦までの距離をrとすると、(r/2R)×100(%)で定義される。断面113において、凸面116は所定の角度112で上面40と交わることが好ましい。角度112は一例として0以上、85度以下とすることが出来る。
図5に示す偏向部110により、出射光は拡散する。すなわちモジュールの出光特性は図6に示す平面114に平行な出光方向119に限定されない。ここで平面114は入射面81又は入射面86の法線、及び上面40の法線に平行な仮想平面である。
一例において図6に示す平面114は図3に示すIV−IV’線における断面に平行である。出光特性は平面114の一方側に向かう出光方向117及び他方側に向かう出光方向118にも所定の光量を有するものである。
モジュールにおいて、図4に示す主偏向面46及び副偏向面71,76並びに図5に示す偏向部110の組み合わせることができる。かかる組み合わせはモジュールに対し、モジュールを中心とする全周方向の出光特性を与える。またモジュールがかかる構造を持たない場合に比べ、モジュールの表面の面輝度がより均一に近くなる。
[他の構成要素]
<反射部材>
図7は面状発光モジュールの具体的態様にかかる断面図である。図に示すようにモジュールはシート状の主反射板120及び副反射板140,145を備える。
図7に示す主反射板120は、反射面121及びこれと反対側の裏面122を備える。反射面121は底面45に面している。反射面121は主偏向面46(図3,4)に面することが好ましい。反射面121は主偏向面46に接してもよい。
図7に示す副反射板140,145は、それぞれ反射面141,146及びこれと反対側の裏面142,147を備える。反射面141,146はそれぞれ中段面70,75に面している。反射面141,146はそれぞれ副偏向面71,76(図3,4)に面することが好ましい。反射面141,146はそれぞれ副偏向面71,76に接してもよい。
<反射部材と入射前光路>
図7に示す光路27は光路22と同等の特徴を有する。光路22,27は反射面121と、裏面142,147との間に位置することが好ましい。光路22,27を通る光の一部はそれぞれ入射面81,86に直交することが好ましい。
<入射前光路と光源の構成>
図7に示す光源20,25はそれぞれ発光モジュールであることが好ましい。かかる発光モジュールはそれぞれ発光素子150,155と基板151,156とを有することが好ましい。
図7に示す基板151,156は実装面152,157を有することが好ましい。発光素子150,155は実装面152,157側に位置することが好ましい。光源20,25は実装面152,157側に配光の指向性を有することが好ましい。
図7に示す光源20,25はさらに実装面152,157の法線方向に配光の指向性を有することが好ましい。光源20,25はランバート配光性であることがより好ましい。光源20,25は必ずしもサイドエッジ型の配光性を有する必要がない。
<光源の指向性と光源位置>
かかる指向性を有する光源20,25において、図7に示す実装面152,157は入射面81,86(図4)と対向することが好ましい。実装面152,157は入射面81,86に対して実質的に平行であることがさらに好ましい。すなわち光源20,25の一部又は全部は切欠き部60,65内にあることが好ましい。
<光源LED>
図7に示す発光素子150,155はLEDであることが好ましい。すなわち、上記発光モジュールはLEDモジュールであることが好ましい。LEDモジュールからなる光源20,25は、実装面152,157の反対側に背面153,158を有する。
<放熱部材>
図7に示すモジュールは放熱部材64を有する。光源20,25の背面153,158は放熱部材64と接することが好ましい。放熱部材64は一例として金属プレートである。かかる放熱部材64はネジ61,66で副反射板140,145又は導光体31に固定することもできる。このため、放熱部材64は導光体31に強度を付与することが出来る
<拡散部材>
図7に示すモジュールは拡散板130を備える。拡散板130は、出射上面41(図4)を備える上面40側に配置されている。拡散板130は上面40を覆う。拡散板130はさらに側面50,55もカバーしてもよい。
図7に示す拡散板130は内表面135を有する。内表面135は上面40と対向する。内表面135はさらに側面50,55と対向してもよい。内表面135、及びこれと反対側の外表面136は鏡面又はシボ面とすることができる。
図7に示すモジュールにおいて、面輝度が均一になるように、局所的に厚みを調整するリブ131,132を設けてもよい。リブ131,132はそれぞれ上面40を挟んで中側面80,85と対向する位置に設けてもよい。内表面135の一部を盛り上げてリブ131,132としてもよい。
上述の通り図7に示す導光体31には拡散機能が備わっている。このため、導光体31を備えないモジュールの拡散部材に比べ、拡散板130の拡散性は低いものでもよい。このためかかるモジュールに比べ本実施形態のモジュールでは、拡散板130として光の損失が少ない拡散部材を選択できる。
図7に示すモジュールはさらにケーブル125、カバー68を有する。ケーブル125は光源20,25に導通接続する。カバー68は導通接続された部分を含めモジュールの底面側、すなわち拡散板130と反対側を覆う。
[同心円型モジュール]
図8は同心円型モジュールを示す斜視図である。図1に示すモジュールは本図に示すように同心円型モジュールとすることが出来る。同心円型モジュールについて、上述の角型モジュールと異なる特徴を中心に説明する。以下、同心円型モジュールを単にモジュールという場合がある。
図8に示すモジュールは板形状の導光体160を備える。板形状は円盤形状である。導光体160の底面45は円形である。側面50と、中側面80とは円筒形の側面形状を成す。中段面70は所定の太さを有する円環形である。底面45及び中段面70の裏側に円形の上面40が位置する。
図8に示す光源20は一例において中側面80と対向する。光源20は中側面80の周囲を、等間隔で取り囲むことが好ましい。光源20は奇数でも偶数でもよい。光源20が偶数であれば光源20は底面45を挟んで他の光源20と対向してもよい。光源20が奇数であれば光源20は底面45を挟んで他の光源20と対向しなくともよい。
図2と同様、図8に示す中側面80は入射面81を備える。底面45は主偏向面46を備える。中段面70は副偏向面71を備える。上面40は出射上面41を備える。主偏向面46、副偏向面71はそれぞれ溝群162,163を備える。
図8に示す溝群162,163はそれぞれ複数の溝を備える。溝群162,163それぞれにおいて各溝は同心円状に配置されている。溝群162及び溝群163にわたって各溝が同心円状に配置されていることが好ましい。各溝は略V字条の凹条であることが好ましい。凹条の形状は溝群90,100,105の各溝に準ずる。
図9は図8に表した導光体160を底面視した時の、出射上面41を示す模式図である。出射上面41は円形であることが好ましい。出射上面41は偏向部を備える。偏光部はレンチ条165を有する。レンチ条165は、導光体160から見て上面40側に凸形である。
図9に示すように出射上面41はレンチ条165を複数有する。レンチ条165は凸面166を複数有する。レンチ条165は円形の中心167から放射状に延びる。このため平面視において、各レンチ条165の長手方向は溝群162,163の各溝と直交する。
図9に示すようにレンチ条165の幅及び高さは中心167から遠いほど大きい。幅及び高さは中心167から離れて出射上面41の外縁に近づくほど、線形的に、又は直線的に大きくなることが好ましい。
図9に示す出射上面41の一例として、レンチ条165の高さは0μmから500μmまで変化させることが出来る。一例としてレンチ条165間の間隔は50μmから2.5mmまで変化させることが出来る。
<生産方法>
図1や他の図に示すモジュールの生産方法は特に限定されない。導光体の生産方法は上述の通りである。モジュールの備える導光体及び光源並びに他の部材は適宜組み付けることができる。またモジュールはこれらを集合したキットとして製品化することも出来る。
[設置]
図1及び他の図面に示すモジュールの上面40は底面45よりも鉛直方向の上側にあってもよく、下側にあってもよい。一例において本実施形態の図面におけるモジュールの上下方向は、設置個所における鉛直方向により限定を受けない。また一例においてモジュールの設置の方向は図面におけるモジュールの上下方向により限定を受けない。
すなわち上記モジュールは天井に設置され、かつ床面に対して発光の指向性を有してもよい。モジュールは垂直な壁に設置されて、壁面と直交する方向に指向性を有していてもよい。モジュールは床面に設置されてもよい。モジュールは屋内又は屋外に設置できる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば上述のモジュールは屋内又は屋外の照明装置でもよく、あるいはバックライト装置でもよい。
<板形状>
図1や他の図面に示す導光体の板形状は、上記実施形態の奏する効果を損なわない程度に丸みを帯びていてもよい。または板形状は、切欠き部及び底面の成す形状以外の、曲面、凸面又は凹面を有していてもよい。
<光源の配置>
図3において、光源20と光源25は互いに真正面に対向していなくともよい。すなわち光源20,25は互いに向き合うものの、奥行き方向に互い違いに配置されていてもよい。また、線状光源24、29において、光源20、光源25が、すべて同一の光源である必要はなく、1例として、色温度が異なる2種類のLEDを相互に配置して、線状光源としてもよい。線状光源24,29は陰極管等の線状又は棒状の光源でもよい。
<入射面の配置>
図2において、導光体30は、側面50又は中側面80と対向する面を図中の右側に有していてもよい。かかる面は反射面であることが好ましい。光33は反射面で反射し側面50側に向かってもよい。光33は縁部35に到達してもよい。縁部35に到達した光33は出射上面41、出射側面51より出射してもよい。
<偏向手段>
図3や他の図面において、偏向手段は上述のV字溝(図4)ではないものでもよい。偏向面の形状又は構造は凸条、凹条、又は他の溝でもよい。上記形状又は構造は凹面、凸面、曲面(スプライン)、又は平面を有してよい。
図3や他の図面において、偏向面は印刷又はレーザーによるドット形状の集合、微細なプリズム形状、マット面、サンドブラスト面でもよい。サンドブラスト面は予め導光体をマスクしてから形成してもよい。
図3や他の図面において、偏向手段は、偏向面近傍の導光体内に埋め込まれた、又は形成されたプリズムでもよい。偏向手段は、偏向面近傍の導光体内に埋め込まれた、プリズム形状の空隙もよい。プリズム又は空隙の断面は台形、三角形、又は多角形でもよい。プリズム、又は空隙を有する部位を偏向部と解釈してもよい。このとき偏向面はかかる偏向部近傍の面として解釈してもよい。導光体が偏光部を備える場合、偏光面は平滑でもよい。
上記の変形は図5,8に示す出射面の偏向部においても用いることが出来る。すなわちモジュールは図5,6,9に示す凸条又はレンチ条に代えて上記の変更手段を備えてもよい。
<出射側面の偏向部>
図4に示す出射側面51,56は偏向部110と同様の偏向部を備えてもよい。このとき図4に示す出光方向53,58は、図6に示す平面114の一方側に向かう出光方向117及び他方側に向かう出光方向118と同等のものであってもよい。
<環形モジュール>
図8に示す円盤型モジュールは、同心円の代わりに相似な多角形で構成された環形モジュールでもよい。多角形は四角形でもよい。四角形は実質的に正方形でもよい。
四角形の一例として、図3に示す角型モジュールの端面39の側及びこれの反対側に切欠き部60,65と同様の切欠き部を設けてもよい。例えば正方形の導光上部37に、これより小さい正方形の導光底部38が重なった形状でもよい(図4)。
[構成]
角型モジュールを上記実施形態(図3−図7)に則って作製した。図3に示すように線状光源24,29及び導光体31を備える角型モジュールとした。導光体31は図4に示したIV−IV’断面と同様であった。導光体31の幅は、側面50,55間で300mmとした。導光体31はアクリル樹脂を成型したものである。
図4に示すようにモジュール中央部では導光上部37と、これと一体に成形された導光底部38とが重なっていた。モジュール中央部は肉厚部であった。モジュール周縁部(縁部35,36)が薄肉部であった。薄肉部の厚みを3mm、中央部の厚みを6mmとした。
図4に示すような主偏向面46の有する溝は、図10に示すV字溝190の断面形状の二段構成となっている。V字溝190の性質は、図3に示す溝91,92,95〜97に準じる。V字溝190は最深部に頂点210を有する。V字溝190の深さ、すなわち頂点210から主偏向面46までの距離は6μmである。
図10に示すV字溝190は頂点210に近い側から順に上段部206及び下段部207を備える。上段部206は傾斜面211,216を有するものとした。下段部207は傾斜面212,217を有する。傾斜面211,212は入射面81と対向する。傾斜面216,217は入射面86と対向する。
図10に示す基準法線200は、図2に示す出射上面41の法線42と平行である、又は同一である。基準平面201,202は基準法線200と直交する。
図10に示す傾斜面211,216はそれぞれ基準平面201と交わる。傾斜面211,216がそれぞれ基準平面201と成す角221,226はともに40度である。すなわち傾斜面211及び傾斜面216のなす頂角は100°である。
図10に示す傾斜面212,217はそれぞれ基準平面202と交わる。傾斜面212,217がそれぞれ基準平面202と成す角222,227はともに55度である。すなわち傾斜面212及び傾斜面217のなす頂角は70°である。
図10に示す断面は図4に示すIV−IV’断面と平行であった。基準法線200は、かかる断面と平行であった、又はかかる断面上にあった。かかる断面において傾斜面211,216はそれぞれ斜辺長191,196を有する。傾斜面212,217はそれぞれ斜辺長192,197を有する。
斜辺長192,197はそれぞれ斜辺長191,196より大きい。本実施例では、かかる断面において、頂点を通る基準法線200を中心にして、傾斜面211,212はそれぞれ傾斜面216,217と対称であった。斜辺長192と斜辺長191との比は65:35であり、斜辺長196,197においても同様であった。
図4に示す副偏向面71,76においてもV字溝190と同様のV字溝を作製した。
図3に示す各溝の間隔は、主偏向面46では、入射面81,86側で最も広く、中側面80及び中側面85から等距離にある溝95において、図に示すように狭い分布となり、1.035ミリから0.183ミリの範囲で変化している。また、副偏向面71では、中側面80側が最も広く、側面51に向かうに従って上記同様に狭くなり0.492ミリから0.047ミリまで変化している。副偏向面76では、中側面85側が最も広く、側面56に向かうに従って上記同様に狭くなり、溝間隔は0.492ミリから0.047ミリまで変化している。
図6に示すレンチ条の断面113のアスペクト比は一例として20%とした。
[性能評価]
図11は導光体を斜め視したときの面輝度の均一性を測定した結果を示す。上段は出射上面41の輝度を測定した結果を示す。下段は図3の端面39と対向する端面との中間面上の輝度をグラフ化したものを示す。縦軸は輝度(a.u.)を示す。横軸は一方の側面50(図3)からの距離Y(mm)を表す。
図11の下段に示すように、Y=80,220(mm)に入射面81,86(図4)が設けられている。Y=150(mm)は、側面50,55(図3)、又は入射面81,86からそれぞれ等距離にある位置である。
図11に示す斜め視では図4に示す出光方向109の先の方向からモジュールを観測した。斜め視は図4に示す上面40の法線に対して斜め20°の方向から行った。面輝度分布の測定に際して、出射上面41の上に拡散板(株式会社クラレ製コモグラスCR3:全光線透過率77%、ヘーズ99%)を設けた。
図11の一点鎖線に示すようにモジュールの面輝度は一定の水準で均一化された。さらに、面輝度を均一化するために、出射上面41の上の拡散板を帝人化成株式会社製パンライトシートPC9391(全光線透過率56%、ヘーズ99%)に変更したところ、図11のY=90,210近傍の輝度の凹凸が均一になった。
[考察]
本実施例において図10に示す断面は入射面81,86の法線82又は法線87と平行である。または法線82,87はかかる断面上にある。断面はさらに出射上面41と直交する基準法線200と平行である。または基準法線200はかかる断面上にある。
なお図10に示す基準法線200は導光体31(図3)の板形状が拡がる平面と直交するものでもよいと考えられる。また基準法線200は主偏向面46又は副偏向面71,76と直交するものでもよいと考えられる。
図10に示す断面において、角221,226は角222,227よりも小さい。また角221,226は角222,227よりも頂点210に近い位置にある。すなわちV字溝190の表面は、V字溝190の中の深い位置にあるほど、基準法線200と直交する基準平面201又は基準平面202に対する角度が小さくなることが好ましいと考えられる。
図10に示す、V字溝190の表面の少なくとも一部は、基準平面201又は基準平面202に対して成す角度は40度以上であることが好ましい。好ましい角度の例として角221,226が挙げられる。
図10に示す、V字溝190の表面の少なくとも一部は、基準平面201又は基準平面202に対して成す角度が40度より大きいことが好ましく、55度以上であることがさらに好ましい。好ましい角度の例として本実施例の角222,227が挙げられる。
[構成]
実施例2のモジュールが実施例1のモジュールと異なる点はV字溝の形状である。図12は面状発光モジュールの備えるV字溝195の断面図である。以下、V字溝195とV字溝190の相違点を中心に説明する。
図12に示すように、主偏向面46の有するV字溝195の形状を三段構成のものとした。なお図12と図10の縮尺は必ずしも同一ではない。V字溝195の深さは10μmである。
図12に示すV字溝195は上段部206及び下段部207の間に中段部208を備える。中段部208は傾斜面213,218を有する。傾斜面213,218はそれぞれ不図示の入射面81,86と対向する。基準平面203は基準法線200と直交する。
図12に示す傾斜面213,218はそれぞれ基準平面203と交わる。傾斜面213,218がそれぞれ基準平面203と成す角223,228はともに55度である。すなわち傾斜面213及び傾斜面218のなす頂角は70°である。
図12に示す傾斜面212,217がそれぞれ基準平面202と成す角222,227はともに65度である。すなわち傾斜面212及び傾斜面217のなす頂角は50°である。本実施例では、かかる断面において、頂点を通る基準法線200を中心にして、傾斜面213は傾斜面218と対称であった。
図12に示す基準法線200及び法線82又は法線87と平行な断面において、傾斜面213,218はそれぞれ斜辺長193,198を有する。斜辺長193,198はそれぞれ斜辺長191,196より大きく、斜辺長192,197より小さい。図12に示す斜辺長192,193,191の比は50:32:18であり、斜辺長197,198,196においても同様であった。
このV字溝195を、図4に示す主偏向面46と副偏向面71,76に作製した。
図3に示す各溝の間隔は、主偏向面46では、入射面側で最も広く、中側面80及び中側面85から等距離にある溝95において、図に示すように狭い分布となり、1.124ミリから0.266ミリの範囲で変化している。また、副偏向面71では、中側面80側が最も広く、側面51に向かうに従って狭くなり、0.178ミリから0.063ミリまで変化している。副偏向面76は、中側面85側が最も広く、側面56に向かうに従って狭くなり、溝間隔は0.178ミリから0.063ミリまで変化している。
図6に示すレンチ条の断面113のアスペクト比は一例として20%とした。
[性能評価]
図13は図11と同様に面輝度測定した結果を表す図である。図13に示すように、導光体を斜め視したときの面輝度の均一性を測定した。図13に示すように、本実施例のモジュールの面輝度は実施例1よりも高い水準で均一化された。
[考察]
図12に示す、V字溝195の表面の少なくとも一部は、基準平面201、基準平面202又は基準平面203に対して成す角度が65度以上であることが好ましい。好ましい角度の例として本実施例の角222,227の角度が挙げられる。
実施例1においては、より斜め視における輝度の均一化を図るために、拡散性の高い拡散板を使用する必要があった。これに対し、実施例2においては、図12のように基準平面202に対して成す角度が65°となる傾斜面212、217を設けることによって、この傾斜面212、217を透過した光が、底面45側に配置されている主反射板120(図7を参照)で拡散反射され、再度、同一パターンの傾斜面212,217から入射して、出射上面41から出射するとき、図11のY=100,200の座標に見られる輝度の凹凸を解消することができるため、図13のように導光体を斜め視したときの面輝度の均一性を向上させることができる。
また、図13に示すように、Y=80、220にて輝度ピークがあるが、これは当該拡散板に対して、Y=80、220の位置に相当する場所にリブを取り付ければ、局所的に透過率を下げて輝度の均一化を図ることができ、斜め視においても輝度を均一にすることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば上記溝の特徴を円盤型モジュールや環形モジュールに適用してもよい。
15 導光板 16 入射面
17 出射面 18 反射面
19 フレーム 20 光源
22 光路 23 光
24 線状光源 25 光源
27 光路 29 線状光源
30,31 導光体 32 狭角
33 光 35,36 縁部
37 導光上部 38 導光底部
39 端面 40 上面
41 出射上面 42 法線
43 光 45 底面
46 主偏向面 50 側面
51 出射側面 53 出光方向
55 側面 56 出射側面
58 出光方向 60 切欠き部
61 ネジ 64 放熱部材
65 切欠き部 66 ネジ
68 カバー 70 中段面
71 副偏向面 75 中段面
76 副偏向面 80 中側面
81 入射面 82 法線
83 光 85 中側面
86 入射面 87 法線
88 光 90 溝群
91,92 溝 93 光
95〜97 溝 98 光
99 出光方向 100 溝群
101〜103 溝 104 出光方向
105 溝群 106〜108 溝
109 出光方向 110 偏向部
112 角度 113 断面
114 平面 115 凸条
116 凸面 117〜119 出光方向
120 主反射板 121 反射面
122 裏面 125 ケーブル
130 拡散板 131,132 リブ
135 内表面 136 外表面
140 副反射板 141 反射面
142 裏面 145 副反射板
146 反射面 147 裏面
150 発光素子 151 基板
152 実装面 153 背面
155 発光素子 156 基板
157 実装面 158 背面
160 導光体 162,163 溝群
165 レンチ条 166 凸面
167 中心 190 V字溝
191〜193 斜辺長 195 V字溝
196〜198 斜辺長 200 基準法線
201〜203 基準平面 206 上段部
207 下段部 208 中段部
210 頂点 211〜213 傾斜面
216〜218 傾斜面 221〜223,226〜228 角

Claims (11)

  1. 導光体と、光源とを備え、
    前記導光体は板形状を有し、
    前記板形状は上面と、底面と、側面とを有し、
    前記板形状はさらに前記底面と前記上面との間に中段面と、中側面とを有し、
    前記中側面は前記中段面よりも前記底面の近くに位置し、かつ前記中側面の少なくとも一部は前記光源の発した光の入射する入射面を成し、
    前記上面の少なくとも一部は前記入射面より入射した前記光の出射する出射面を成し、
    前記底面および前記中段面、及び前記上面からなる群から選ばれる一以上の面の少なくとも一部は偏向面を成し、
    前記中段面は前記中側面よりも前記側面の近くに位置し、
    前記入射面の法線が、前記出射面の法線と成す角のうち、狭角は前記導光体の空気中の臨界角より大きい、
    面状発光モジュール。
  2. 前記底面の少なくとも一部および前記中段面の少なくとも一部は偏向面を成し、
    前記偏向面は複数の溝を有し、
    前記溝の長手方向は、前記入射面と平行である、
    請求項1に記載の面状発光モジュール。
  3. 前記入射面の法線方向と平行であり、かつ前記板形状が拡がる基準平面に直交する基準法線の方向と平行である断面において、前記溝の輪郭線がV字形状である、
    請求項2に記載の面状発光モジュール。
  4. 前記入射面の法線方向と平行であり、かつ前記板形状が拡がる基準平面に直交する基準法線の方向と平行である断面において、前記溝の輪郭線が、前記基準平面に対して成す角度は、前記溝の中での深さに関わりなく一様か、又は前記溝の中の深い位置にあるほど小さくなる、
    請求項2に記載の面状発光モジュール。
  5. 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも35度以上の角度を成す、
    請求項4に記載の面状発光モジュール。
  6. 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも50度以上の角度を成す、
    請求項4に記載の面状発光モジュール。
  7. 前記溝の表面の少なくとも一部は、前記基準平面に対して少なくとも60度以上の角度を成す、
    請求項4に記載の面状発光モジュール。
  8. 前記中側面を少なくとも2つ備え、
    前記板形状を平面視したとき、前記板形状は長方形であり、
    一方及び他方の前記中側面は互いに対向し、かつ前記底面を挟むように位置する、
    請求項2〜7のいずれか1項に記載の面状発光モジュール。
  9. 前記出射面は互いに平行に延びる複数の凸条を有し、
    前記板形状を平面視したとき、前記複数の凸条は前記複数の溝と直交する、
    請求項2〜8のいずれか1項に記載の面状発光モジュール。
  10. 前記板形状は円盤形状であり、
    前記底面は円形であり、
    前記側面と、前記中側面とは円筒の側面形状であり、
    前記中段面は円環形であり、
    前記複数の溝は同心円状に配置されている、
    請求項2〜7のいずれか1項に記載の面状発光モジュール。
  11. 前記出射面は円形であり、かつ前記円形の中心から放射状に延びる複数の凸条を有し、
    前記複数の凸条は平面視すると前記複数の溝と直交し、
    前記複数の凸条の幅及び高さは、前記中心から遠いほど大きい、
    請求項10に記載の面状発光モジュール。
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