JP2016143441A - 圧入端子及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基部10及び一対の対向する挿入部20を備え、貫通孔に挿入部を圧入して貫通孔と電気的接続を行う圧入端子30であって、それぞれの挿入部は、基部から分岐して形成される部分であり、非圧入状態では互いに分離している先細り形状の先端部21と、基部と先端部との間に位置し圧入状態では貫通孔を押圧する接触部22とを有し、先端部は圧入状態において互いに係合する係合部24,25を有する。
【選択図】図1a
Description
即ち、本発明の一態様における圧入端子は、基部及び一対の対向する挿入部を備え、電気接点用の貫通孔に上記挿入部を圧入して上記貫通孔と電気的接続を行う圧入端子であって、それぞれの上記挿入部は、上記基部から分岐して形成される部分であり、非圧入状態では互いに分離している先細り形状の先端部と、上記基部と上記先端部との間に位置し圧入状態では上記貫通孔を押圧する接触部とを有し、上記先端部は、圧入状態において互いに係合する係合部を有することを特徴とする。
また以下の実施の形態では、電力用半導体装置を例に採るが、これに限定するものではなく、通常一般の電圧が印加される半導体装置に実施形態の圧入端子を適用することも可能である。
本実施形態における圧入端子の構成について、図1から図4を参照して以下に説明する。尚、図1は図1aから図1fの、図2は図2a、図2bの、図3は図3a、図3bの、それぞれ総称である。
図1aに示すように圧入端子30は、大きく分けて、基部10と、一対の対向する挿入部20とを有し、図2に示すプリント配線基板41と電気的接続を行う端子である。このような圧入端子30は、プリント配線基板41を貫通して形成した中空円柱状の貫通孔の一例に相当するスルーホール42に、図3及び図4に示すように挿入部20を圧入することによって、スルーホール42との電気的接続を行う。尚、図9を参照して後述するが、圧入端子30の基部10には、さらにインサート部11及びワイヤボンド部12が続く。
圧入端子30は、バネ構造となった挿入部20をプリント配線基板41のスルーホール42に挿入し、そのバネ力により発生する接触力(押圧力)により電気的接続を維持する構造である。したがって、適切な接触力を発生させるためには、スルーホール42の中心軸と圧入端子30の中心軸とは一致している、即ち位置ずれが無いことが望ましい。
しかしながら、部材の製造誤差等により、数十から数百μm程度の相対的な位置ずれが発生する場合がある。このような状況において、当接面26において本実施形態におけるような係合部を設けない場合には、各挿入部における当接面26同士が例えば挿入方向51においてずれて外れてしまい、さらに挿入部の片端が塑性変形してしまう。その結果、各挿入部は、スルーホール42に対して接触力を発生させることができなくなる。
さらに、スルーホール42に圧入端子30を圧入した接続部が高温環境下で使用された場合、構成部材における線膨張係数のミスマッチにより接続部には、プリント配線基板41の表面に平行な方向に変位負荷が生じる。このような負荷が発生した場合でも、係合部によって当接面26同士の係合が維持されることから、適切な接触力(押圧力)が保持可能である。
尚、図4等の圧入状態に対応する図では、図示の便宜上、各先端部21の当接面26は、完全には当接していない図示となっているが、圧入状態では上述したように両当接面26は当接した状態にある。
また、プリント配線基板41は、一例として、厚さ1.6mmのFR−4材から作製され、スルーホール42と、基板の表裏に形成された厚さ35μmの銅パターン44とを有する。スルーホール42は、基板上にドリルにて貫通された孔に、銅めっき45が施されて形成される。よって、圧入端子30の挿入部20における接触部22は、銅めっき45と接触し導通する。ここでは、一例として、ドリル径は直径2.35mm、銅めっき厚25μmで、最終的なめっき後の仕上げ径直径は直径2.3mmとなる。また、最表面には、銅パターン44及び銅めっき45の酸化を防ぐための水溶性プリフラックス処理が施されている(図示せず)。
次に、図5及び図6を参照して、実施の形態2による圧入端子31の構成を説明する。
上述の実施の形態1では、係合部の一例に相当する凹部24及び凸部25は、各先端部21に一つずつ設けているが、本実施の形態2では、各先端部21に複数の凹部24及び凸部25を設けた形態である。その他の構成については実施の形態1に示した圧入端子30と同じであるので、ここでの説明を省略する。
実施の形態1で説明したように、スルーホール42に圧入端子31を挿入したとき、両者間で位置ずれは無いのが好ましいが、実際には構成部材の製造誤差の影響から相対位置ずれが発生する場合がある。
このような場合、図6に示すように、圧入端子31の中心軸に対して圧入端子31は左右対称に変形しない場合もある。一方、本実施の形態2の圧入端子31のように各先端部21に複数の凹部24及び凸部25を設けることで、左右非対称な変形が発生した場合でも、少なくとも一つの凹部24と凸部25とが係合する。その結果、圧入端子31は、スルーホール42に対して適切な接触力(押圧力)を発生させ、保持することが可能となる。
また、実施の形態1で説明した変形例は、本実施の形態2における圧入端子31、32にも適用することができる。
本実施の形態3では、上述した実施の形態1,2で説明した圧入端子30〜32を用いた電力用半導体装置について説明する。
図8及び図9を用いて、電力用半導体装置101の構成及び電力用半導体装置の組み付けについて説明する。尚、図8及び図9では圧入端子30を用いて図示を行っている。
電力用半導体装置101で使用される回路基板111は、絶縁材料であるセラミックからなり、回路基板111の底面には金属製薄板を形成して、放熱用の銅製ベース板121上にはんだ付けされている。回路基板111の上面は、銅パターン112にて回路形成されており、銅パターン112には、Siの電力用半導体素子であるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)113及びFwDi(Free-Wheeling Diode)114がはんだ115で接合されている。IGBT113及びFwDi114には、例えば直径200〜400μmの複数本のAlワイヤ116がワイヤボンディングされており、銅パターン112及び圧入端子30に接続されている。インサートケース117の内部は、シリコンゲル118にて封止され、インサートケース117の上部は、蓋119で覆われている。
また、既に説明したように、圧入端子30の挿入部20は、プリント配線基板41のスルーホール42に挿入され、スルーホール42の内面に施された銅めっき45と挿入部20とが接触することで導通が確保される。
圧入端子30は、プリント配線基板41に挿入されてスルーホール42と導通する挿入部20、基部10、インサートケース117内に埋め込まれるインサート部11、ワイヤ
ボンド(以下W/B)部12から構成される。挿入部20及び基部10の表面には、電気接点では一般的に用いられるNi下地Snめっきが施され、W/B部12には、Alワイヤ116とのワイヤボンディングが可能なように光沢Niめっきが施される。一例として、基部10の幅は3mm、板厚は0.8mmである。また、実施の形態1で説明したように、スルーホール42と接触する挿入部20の角部分は、円弧状に成形されている。尚、プリント配線基板41のスルーホール42は、一例として、仕上り径が2.3mm、スルーホール42における銅めっき45の厚さが25μmであり、挿入部20の最大幅よりもやや小さく形成されている。
電力用半導体装置101は、使用に際してIGBT113及びFwDi114の発熱により高温になる。また、電力用半導体装置101の設置環境においても高温にさらされ、モジュール自体が175℃程度まで上昇する場合がある。このような使用環境では、電力用半導体装置101及びプリント配線基板41は、膨張及び収縮を繰り返すため、スルーホール42に圧入された圧入端子30における接続部には、数百μmの変位が発生する。
24 凹部、25 凸部、26 当接面、28 板厚方向、
30、31、32 圧入端子、41 プリント配線基板、42 スルーホール、
101 電力用半導体装置。
Claims (5)
- 基部及び一対の対向する挿入部を備え、電気接点用の貫通孔に上記挿入部を圧入して上記貫通孔と電気的接続を行う圧入端子であって、
それぞれの上記挿入部は、上記基部から分岐して形成される部分であり、非圧入状態では互いに分離している先細り形状の先端部と、上記基部と上記先端部との間に位置し圧入状態では上記貫通孔を押圧する接触部とを有し、
上記先端部は、圧入状態において互いに係合する係合部を有することを特徴とする圧入端子。 - 上記係合部は、一方の上記挿入部に凹部を設け、他方の上記挿入部に凸部を設ける、請求項1に記載の圧入端子。
- 上記挿入部から上記基部へ向かう挿入方向において、上記凹部の長さは上記凸部の長さよりも大きい、請求項2に記載の圧入端子。
- 上記係合部は、それぞれの先端部に複数個ずつ設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の圧入端子。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の圧入端子を備えたことを特徴とする半導体装置。
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JP2015015691A JP2016143441A (ja) | 2015-01-29 | 2015-01-29 | 圧入端子及び半導体装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019124331B3 (de) * | 2019-09-11 | 2020-10-08 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Elektrischer Steckkontakt und elektrischer Steckverbinder |
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2015
- 2015-01-29 JP JP2015015691A patent/JP2016143441A/ja active Pending
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