JP2016141998A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチの作動をより安定化することができる車両用ドアロック装置を提供する。【解決手段】ベースプレート21に回動不能に支持された支持軸23に回動自在に支持されボデーに固定されるストライカと係合してドアを半ドア状態又は全閉状態で保持可能なラッチ25と、ラッチ25の回動位置を検出するラッチスイッチ30とを備える。ラッチスイッチ30は、支持軸23の軸線方向先端部が挿入されるスイッチケーシング31と、支持軸23と同軸でスイッチケーシング31に回動自在に支持され支持軸23と同軸でスイッチケーシング31内から支持軸23の反対側に向かって突出する操作軸34bを有するロータ34と、操作軸34bに一体回動するように連結されるスイッチレバー35とを有し、支持軸23の軸線方向と平行にラッチ25に突設されスイッチレバー35と係合する連結ピン37を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関するものである。
従来、車両用ドアロック装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1、2など)。これらの車両用ドアロック装置は、車両のドア側に設けられボデー側に設けられたストライカと係合してドアを半ドア状態又は全閉状態で保持するラッチ機構を備えて構成される。このラッチ機構は、ドアに固定されるベースプレートに回動自在に連結されるラッチ及びポールを有しており、ドアの閉作動に伴いストライカに押圧されるラッチが回動しつつストライカと噛み合うとともに、当該噛み合いの状態にあるラッチをポールで回り止めすることでドアを保持する。
また、これらの車両用ドアロック装置は、ラッチの回動位置を検出するためのラッチスイッチを備えている。すなわち、このラッチスイッチは、ベースプレートに直接又は間接的に結合されたスイッチケーシングと、ラッチと同軸になるようにスイッチケーシングに回動自在に支持されたスイッチレバーとを備えて構成されている。そして、スイッチケーシングには、回路基板と、スイッチレバーと一体回動して回路基板との電気的な接続状態を切り替える可動接片とが収容されている。
ラッチ又はこれと一体回動するラッチレバーには、その軸の軸線方向と平行にスイッチレバーに向かってピン状の連結部が突設されており、該連結部においてスイッチレバーと係合している。これにより、ラッチの回動に伴ってスイッチレバーが回動することで、ラッチの回動位置が検出され、ひいてはドアの保持状態が検出される。
しかしながら、これらの車両用ドアロック装置では、ラッチの軸に対してラッチスイッチを当該軸の軸線方向に隙間をあけて配置する構成であるため、当該方向への大型化を余儀なくされている。そこで、ラッチの軸にラッチスイッチを装着することが本出願人によって検討されている。
すなわち、図4に示すように、ドアに固定されるベースプレート90には、支持軸91が回動不能に支持されるとともに、該支持軸91の周りにラッチ92が回動自在に支持されている。なお、支持軸91は、ベースプレート90と協働して軸線方向へのラッチ92の移動を規制する。
また、ベースプレート90には、ラッチ92を挟み込む状態で樹脂ボデー93が取着されている。そして、樹脂ボデー93には、ラッチスイッチ95のスイッチケーシング96が締結されている。このスイッチケーシング96は、回路基板及び該回路基板との電気的な接続状態を切り替える可動接片を収容するとともに、該可動接片と共にラッチ92と同軸で回動するロータ97を回動自在に且つ軸線方向に移動不能に支持する。ロータ97は、ラッチ92と同軸でスイッチケーシング96内から支持軸91に向かって突出する操作軸97aを有する。この操作軸97aには、略アーム状のスイッチレバー98が一体回動するように連結されている。このスイッチレバー98は、支持軸91の軸線方向先端部が挿入されて該支持軸91に回動自在に支持されてもいる。
ラッチ92には、支持軸91の軸線方向と平行にスイッチレバー98に向かって連結ピン92aが突設されており、樹脂ボデー93を貫通する連結ピン92aの先端部においてスイッチレバー98と係合する。これにより、ラッチ92の回動に伴ってスイッチレバー98がロータ97と共に回動することで、ラッチ92の回動位置が検出される。
特許第2514427号公報 特開2004−116040号公報
ところで、前述のスイッチレバー98は、支持軸91の周りを回動するため、ラッチスイッチ95の取付けばらつきなどでロータ97の軸線と支持軸91の軸線とがずれると、スイッチレバー98及び支持軸91間の摺動抵抗が増加してラッチ92の作動が不安定になる可能性がある。
本発明の目的は、ラッチの作動をより安定化することができる車両用ドアロック装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用ドアロック装置は、車両のボデーに形成された開口を開閉するドアに固定される支持部材と、前記支持部材に回動不能に支持された支持軸に回動自在に支持され、前記ボデーに固定されるストライカと係合して前記ドアを半ドア状態又は全閉状態で保持可能なラッチと、前記ストライカと係合した前記ラッチに係止して該ラッチの前記ストライカとの係合を解除する方向への回動を規制するポールと、前記ラッチの回動位置を検出するラッチスイッチとを備え、前記ラッチスイッチは、前記支持軸の軸線方向先端部が挿入されるスイッチケーシングと、前記支持軸と同軸で前記スイッチケーシングに回動自在に支持され、前記支持軸と同軸で前記スイッチケーシング内から前記支持軸の反対側に向かって突出する操作軸を有するロータと、前記操作軸に一体回動するように連結されるスイッチレバーとを有し、前記支持軸の軸線方向と平行に前記ラッチに突設され、前記スイッチレバーと係合する連結部材を備える。
この構成によれば、前記ラッチが回動すると、前記連結部材と係合する前記スイッチレバーが前記ロータと共に前記支持軸(ラッチ)と同軸で回動する。そして、前記ラッチスイッチにより前記ラッチの回動位置が検出される。特に、前記スイッチレバーは、前記ロータを介して前記スイッチケーシングに回動自在に支持されることで、その軸線が前記支持軸の軸線に対しずれたとしてもその摺動抵抗の増加を抑えることができ、前記連結部材を介した前記ラッチの作動が不安定になることはない。
本発明は、ラッチの作動をより安定化できる効果がある。
一実施形態が適用されるスライドドアの概念図。 同実施形態のラッチ機構を示す正面図。 同実施形態を示す断面図。 従来形態を示す断面図。
以下、車両用ドアロック装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。
図1に示すように、車両のボデーの側部に適宜の支持部材(図示略)を介して支持されるドアとしてのスライドドア10は、前後方向への移動に伴ってボデーに形成された乗降用の開口を開閉する。このスライドドア10内には、ボデー側と係合することでスライドドア10を全閉状態で保持する全閉ドアロック装置11及びスライドドア10を全閉状態又は半ドア状態で保持するクローザ・リリース装置12が設置されるとともに、ボデー側と係合することでスライドドア10を全開状態で保持する全開ドアロック装置13が設置されている。
クローザ・リリース装置12は、半ドア状態にあるスライドドア10を電動で全閉状態まで閉作動させる。また、クローザ・リリース装置12は、リリースケーブルC1を介してスライドドア10内に設置された周知のリモコン(リモートコントローラ)14に機械的に連係されるとともに、該リモコン14にオープンケーブルC2を介して機械的に連係されている。クローザ・リリース装置12は、その電動による解除操作力がリリースケーブルC1、リモコン14及びオープンケーブルC2を介して伝達されることで、スライドドア10の全閉状態での保持を解除する。
なお、リモコン14は、スライドドア10の外面又は内面に露出する操作ハンドル15に接続されており、クローザ・リリース装置12は、操作ハンドル15の手動による解除操作力がオープンケーブルC2を介して伝達されることで、同様にスライドドア10の全閉状態での保持を解除する。
また、リモコン14は、オープンケーブルC3,C4を介して全閉ドアロック装置11及び全開ドアロック装置13にそれぞれ機械的に連係されており、クローザ・リリース装置12の電動による解除操作力又は操作ハンドル15の手動による解除操作力を全閉ドアロック装置11及び全開ドアロック装置13に伝達する。このとき、全閉ドアロック装置11がスライドドア10の全閉状態での保持を解除し、あるいは全開ドアロック装置13がスライドドア10の全開状態での保持を解除する。
図2に示すように、クローザ・リリース装置12は、スライドドア10の後端面に沿って広がってこれに締結される、例えば金属板からなるベースプレート21を有するとともに、該ベースプレート21に設置されたラッチ機構22を有する。このラッチ機構22は、ベースプレート21に回動不能に支持された支持軸23を有するとともに、該支持軸23の上方でベースプレート21に軸支された回転軸24を有する。支持軸23の軸線及び回転軸24の軸線は互いに平行になっている。また、ラッチ機構22は、支持軸23に回動自在に支持されたラッチ25を有するとともに、回転軸24に一体回動するように連結されたポール26を有する。
ラッチ25には、略U字状の係合凹部25aが形成されている。そして、ラッチ25は、係合凹部25aを挟んでその一側及び他側(図2において反時計回転方向及び時計回転方向の側)にそれぞれ第1爪部25b及び第2爪部25cを形成する。また、ラッチ25は、第1爪部25bの長手方向中間部から突出する第3爪部25dを形成する。周方向において、第1爪部25bの先端部の第2爪部25cに対向する端面及び第3爪部25dの第1爪部25bに対向する端面は、フルラッチ係合面25e及びハーフラッチ係合面25fをそれぞれ形成する。このラッチ25は、ベースプレート21に一端の掛止されたラッチ付勢ばね(図示略)の他端が掛止されることで図示時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、該ベースプレート21に設置されたラッチストッパ(図示略)に当接することで当該方向への回動が規制され、所定の初期回動位置(以下、「アンラッチ位置」という)に保持される。
一方、ポール26は、回転軸24からその径方向一側(図2の左側)に延出する略鉤爪状の係合端部26aを形成する。このポール26は、ポール付勢ばね(図示略)により図示反時計回転方向に回動する側、即ち係合端部26aを図示下側に移動させる側に付勢され、所定の初期回動位置に保持される。
ここで、ラッチ機構22の基本的な動作について説明する。
スライドドア10が開放されている状態では、アンラッチ位置に保持されるラッチ25は、ボデーに固着されたストライカ29に係合凹部25aを対向させる。つまり、係合凹部25aは、スライドドア10の閉作動に伴うストライカ29の進入経路を開放している。また、所定の初期回動位置に保持されるポール26は、係合端部26aを第3爪部25dの上方に配置する。なお、このときのラッチ機構22の状態をアンラッチ状態(解除状態)という。
次に、スライドドア10の閉作動に伴い、係合凹部25a内にストライカ29が進入したとする。この際、ストライカ29により係合凹部25aの内壁面が押圧されることで、ラッチ25は、ラッチ付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に回動し、ハーフラッチ係合面25fに係合端部26aが係止されることで回り止めされる。このとき、スライドドア10は、係合凹部25aにおいてストライカ29と係合してこれを抜け止めする半ドア状態にある。このときのラッチ機構22の状態をハーフラッチ状態といい、ラッチ25の回動位置をハーフラッチ位置という。
続いて、スライドドア10の更なる閉作動に伴い、係合凹部25a内にストライカ29が更に進入したとする。この際、ストライカ29により係合凹部25aの内壁面が押圧されることで、ラッチ25は、ラッチ付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に更に回動し、図2に示すように、フルラッチ係合面25eに係合端部26aが係止されることで回り止めされる。このとき、スライドドア10は、係合凹部25aにおいてストライカ29と係合してこれを抜け止めする全閉状態にある。このときのラッチ機構22の状態をフルラッチ状態(係合状態)といい、ラッチ25の回動位置をフルラッチ位置という。
また、ハーフラッチ状態又はフルラッチ状態において、ポール26がポール付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動すると、係合端部26aによるハーフラッチ係合面25f又はフルラッチ係合面25eの係止が解除される。このとき、ラッチ25は、例えばシール部材の反発力などでスライドドア10が開作動し始めることに伴い、係合凹部25a内から退出するストライカ29により係合凹部25aの内壁面が押圧されることで、図示時計回転方向に回動する。そして、スライドドア10は、係合凹部25aにおけるストライカ29との係合を解除して開放可能となる。
なお、クローザ・リリース装置12は、ハーフラッチ状態において、ハーフラッチ位置にあるラッチ25をフルラッチ位置に向かって回動駆動することで、半ドア状態にあるスライドドア10を全閉状態まで閉作動させる。
図3に示すように、支持軸23には、例えばロータリスイッチからなるラッチスイッチ30が支持されている。すなわち、支持軸23は、略円柱状の支持部23aを有するとともに、該支持部23aの軸線方向一側端(図示下側端)に突設されてベースプレート21に回動不能に挿設される連結部23bを有し、更に支持部23aの軸線方向他側端(図示上側端)に突設された略円柱状の取付部23cを有する。なお、支持軸23は、支持部23aの軸線方向中間部に略円環状の外向きフランジ23dを突設しており、該フランジ23dによりベースプレート21との間にラッチ25を挟み込むことでその軸線方向の移動を規制する。
ベースプレート21に取着されてこれと共にクローザ・リリース装置12の外形をなす樹脂ボデー27及び金属板からなるサブベースプレート28には、フランジ23dよりも取付部23c側で支持部23aが貫通する。ベースプレート21、樹脂ボデー27及びサブベースプレート28は支持部材を構成する。そして、樹脂ボデー27には、支持軸23の軸線と平行に中心線の延びる略円筒状の取付脚部27aがベースプレート21の反対側に向かって突設されている。
一方、ラッチスイッチ30のスイッチケーシング31は、支持軸23側の閉塞する有底略筒状の収容部31aを有するとともに、該収容部31aから支持軸23と同軸にこれに向かって突出する略円筒状の取付突部31bを有し、更に収容部31aの開口端から支持軸23の軸線を中心とする取付脚部27a側の径方向に延出する取付片31cを有する。スイッチケーシング31は、取付突部31bに取付部23cが嵌挿され、取付片31cを貫通するビス40が取付脚部27aに締め付けられることで固定されている。なお、スイッチケーシング31は、収容部31aから支持軸23と同軸でその反対側に突出する略円柱状の支持突部31dを有するとともに、収容部31aの開口端に接続される蓋壁部31eを有する。この蓋壁部31eには、支持突部31dと同心の略円形の軸受孔31fが形成されている。
スイッチケーシング31は、回路基板32及び該回路基板32との電気的な接続状態を切り替える可動接片33を収容するとともに、該可動接片33と共にラッチ25と同軸で回動するロータ34を回動自在に且つ軸線方向に移動不能に支持する。すなわち、ロータ34は、蓋壁部31eにより閉塞される収容部31a内で可動接片33が接合される円盤部34aを有するとともに、ラッチ25と同軸で円盤部34aに突設されて軸受孔31fに軸支される略円柱状の操作軸34bを有する。また、ロータ34には、支持突部31dが挿入される略円形の支持凹部34cが形成されている。ロータ34は、操作軸34bを軸受孔31fに摺接させ、且つ、支持凹部34cを支持突部31dに摺接させつつスイッチケーシング31に対して回動する。
操作軸34bの収容部31aから突出する先端部は、スイッチレバー35に一体回動するように挿入されている。このスイッチレバー35が、スイッチケーシング31に対して支持軸23の反対側に配置されていることはいうまでもない。スイッチレバー35は、操作軸34b(支持軸23)の軸線を中心とする取付片31cとは異なる径方向に延出するアーム部36を有する。このアーム部36は、収容部31aの外側で径方向に向かうに従ってラッチ25に近付くように傾斜する傾斜部36aを有するとともに、該傾斜部36aの先端に接続されて支持軸23に近付く径方向に延びる連結片36bを有する。この連結片36bには、支持軸23の軸線方向と平行に開口する連結孔36cが形成されている。
ラッチ25には、連結孔36cに対向して支持軸23の軸線に平行に中心線の延びる連結部材としての段付き略円柱状の連結ピン37が突設されている。この連結ピン37は、支持軸23周りの回動が許容される状態で樹脂ボデー27及びサブベースプレート28を貫通して連結孔36cに挿入されている。
従って、ラッチ25が支持軸23の周りを連結ピン37と共に回動すると、該連結ピン37に連結孔36cの内壁面が押圧されるスイッチレバー35がロータ34と共に支持突部31dの周りを回動する。これにより、回路基板32及び可動接片33の電気的な接続状態が切り替わることで、ラッチ25の回動位置が検出され、ひいてはスライドドア10の保持状態が検出される。ラッチ25及びロータ34(スイッチレバー35)が互いに同軸で回動することはいうまでもない。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、ラッチ25が回動すると、連結ピン37と係合するスイッチレバー35がロータ34と共に支持軸23(ラッチ25)と同軸で回動する。そして、ラッチスイッチ30によりラッチ25の回動位置が検出される。特に、スイッチレバー35は、ロータ34を介してスイッチケーシング31に回動自在に支持されることで、その軸線が支持軸23の軸線に対しずれたとしてもその摺動抵抗の増加を抑えることができ、連結ピン37を介したラッチ25の作動が不安定になることはない。そして、例えば係合凹部25a内からストライカ29が退出する際に、スイッチレバー35の摺動抵抗によってラッチ25のアンラッチ位置への復帰が不完全になることを抑えることができる。
(2)本実施形態では、ラッチスイッチ30は、スイッチケーシング31(取付突部31b)が支持軸23の軸線方向先端部(取付部23c)に挿入・支持されることで、例えば支持軸23の軸線方向に隙間をあけてスイッチケーシング31を配置する場合に比べて装置全体として当該軸線方向により小型化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ロータ34及びスイッチレバー35は一体形成されていてもよい。
・前記実施形態において、クローザ・リリース装置12等によるクローザ機能を省略してもよい。
・前記実施形態において、クローザ・リリース装置12等によるリリース機能を省略してもよい。
・前記実施形態において、全閉ドアロック装置11がラッチ機構22と同様のラッチ機構を備える場合、当該ラッチ機構のラッチの支持軸に同様のラッチスイッチを支持してもよい。
・本発明は、例えばスイング式のドアに適用してもよいし、車両の後部に配置されるバックドアに適用してもよい。この場合であっても、その車両用ドアロック装置がラッチ機構22と同様のラッチ機構を備える場合、当該ラッチ機構のラッチの支持軸に同様のラッチスイッチを支持すればよい。
10…スライドドア(ドア)、12…クローザ・リリース装置、21…ベースプレート(支持部材)、23…支持軸、25…ラッチ、26…ポール、27…樹脂ボデー(支持部材)、28…サブベースプレート(支持部材)、29…ストライカ、30…ラッチスイッチ、31…スイッチケーシング、34…ロータ、34b…操作軸、35…スイッチレバー、37…連結ピン(連結部材)。

Claims (1)

  1. 車両のボデーに形成された開口を開閉するドアに固定される支持部材と、
    前記支持部材に回動不能に支持された支持軸に回動自在に支持され、前記ボデーに固定されるストライカと係合して前記ドアを半ドア状態又は全閉状態で保持可能なラッチと、
    前記ストライカと係合した前記ラッチに係止して該ラッチの前記ストライカとの係合を解除する方向への回動を規制するポールと、
    前記ラッチの回動位置を検出するラッチスイッチとを備え、
    前記ラッチスイッチは、
    前記支持軸の軸線方向先端部が挿入されるスイッチケーシングと、
    前記支持軸と同軸で前記スイッチケーシングに回動自在に支持され、前記支持軸と同軸で前記スイッチケーシング内から前記支持軸の反対側に向かって突出する操作軸を有するロータと、
    前記操作軸に一体回動するように連結されるスイッチレバーとを有し、
    前記支持軸の軸線方向と平行に前記ラッチに突設され、前記スイッチレバーと係合する連結部材を備えた、車両用ドアロック装置。
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