JP2016141942A - 建築板、及び建築板の製造方法 - Google Patents

建築板、及び建築板の製造方法 Download PDF

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【課題】1種類の型にて、バリエーション豊富なピース寸法、ピース配列を形成することが可能な建築板を提供する。
【解決手段】表面に、複数の通し目地凹条部と、複数の凸条部が形成された建築板。凸条部は通し目地凹条部により区画されており、複数の化粧凹部と複数の化粧凸部が形成されている。化粧凹部は、通し目地凹条部と直交する方向に延び、深さ0.8〜3mmで通し目地凹条部よりも浅い。化粧凹部は、通し目地凹条部と平行する方向に対し、幅が2〜5mm、ピッチが5〜15mmで形成されており、通し目地凹条部と同色ある。化粧凹部の総面積は、凸条部の総面積に対し25〜60%である。化粧凸部は化粧凹部により区画されている。化粧凸部は、所定の個数を一つのユニットとして塗り分けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、建築物の外壁、内壁等を構成する建築板、及びその製造方法に関するものである。
従来より、図11に示すレンガ積み意匠や、石材積み意匠、タイル貼り意匠を表面に有する建築板がある。建築板の種類としては、窯業系建築板または金属系建築板がある。これら建築板の生産には、特許文献1や特許文献2に示されるように、板状の型またはロール状の型を用いて柄をプレス成型する製法が一般的に採用されている。いずれの製法においても、工場ラインでの生産において、耐久性、柄再現性に優れ、寸法安定性の高い生産型が要求される。そのため、1種類の生産型に、多大な投資が掛かる。
特公平5−46289号公報 特開2005−207208号公報
表面にレンガ積み意匠、タイル貼り意匠、石材積み意匠を有する建築板においては、本物のタイル、レンガ、石材等のように、各ピースの寸法や配列を多様に組み合わせた、豊富なバリエーションが求められている。これに対して従来は、1種類の生産型に対してピースの寸法や配列が固定された1種類の柄しか対応できず、各ピースの寸法や配列を異ならせるには、柄の数に応じた生産型が必要となり、生産型数を増加させなければならない。しかし、柄数分の生産型を用意するのは多大な型投資が必要になる。そのため、特定のタイル貼り意匠、レンガ積み意匠、石材積み意匠のシリーズ内において、豊富なピース寸法、ピース配列対応が難しかった。
本発明は、1種類の型にて、バリエーション豊富なピース寸法、ピース配列を形成することが可能な建築板を提供するものである。
本発明は、建築板を提供する。本発明の建築板は、表面に、複数の通し目地凹条部と、複数の凸条部が形成されている。凸条部は、通し目地凹条部により区画されている。そして、凸条部には、複数の化粧凹部と、複数の化粧凸部が形成されている。
化粧凹部は、通し目地凹条部と直交する方向に延び、深さ0.8〜3mmで通し目地凹条部よりも浅く形成されている。化粧凹部は、通し目地凹条部と平行する方向に対し、幅2〜5mm、ピッチが5〜15mmで形成されている。なお、ピッチとは、中心から別の中心までの距離を示している。
また、化粧凹部の総面積は、凸条部の総面積に対し25〜60%である。面積とは、建築板を正面から見た時の面積を示している。
化粧凸部は、化粧凹部により区画されている。そして、化粧凸部は、所定の個数を一つのユニットとして塗り分けられている。一方、化粧凹部は、通し目地凹条部と同色で塗装されている。本発明では、化粧凹部の幅、ピッチ、深さを調整するとともに、化粧凸部を、所定の個数を一つのユニットとして塗り分けられているので、化粧凸部のユニットがタイル、レンガ、石材等のピースを表現できる。化粧凸部が印刷及び/又はインクジェット塗装により、複数個のユニットで塗り分けられていると、よりタイル、レンガ、石材のピースを表現できるので好ましい。
化粧凸部に、該化粧凸部と同色の溝模様が形成されていると意匠性が向上するので好ましい。

本発明は、建築板の製造方法も提供する。本発明では、表面に、複数の通し目地凹条部と、複数の凸条部とが形成された原板(塗装前の板)を用いる。凸条部は、通し目地凹条部により区画されている。そして、凸条部には複数の化粧凹部と、複数の化粧凸部が形成されている。化粧凹部は、通し目地凹条部と直交する方向に延び、深さ0.8〜3mmで通し目地凹条部よりも浅く形成されている。化粧凹部は、通し目地凹条部と平行する方向に対し、幅2〜5mm、ピッチが5〜15mmで形成されており、化粧凹部の総面積は、凸条部の総面積に対し25〜60%である。化粧凸部は、化粧凹部により区画されている。
そして、本発明では、原板の表面全体を通し目地凹条部の色で塗装し、続いて、化粧凸部のみを、所定の個数を一つのユニットとして塗り分ける。化粧凸部の塗り分けを、印刷及び/又はインクジェット塗装により行うと、よりタイル、レンガ、石材のピースを表現できるので好ましい。
本発明においては、化粧凸部の塗り分けの前に、前記化粧凸部のみを前記通し目地凹条部の色とは異なる色でロール塗装することもできる。また、原板として化粧凸部に溝模様が形成されている板を用いると意匠性が向上するので好ましい。
本発明によれば、1種類の型にて、バリエーション豊富なピース寸法、ピース配列を形成することが可能な建築板を提供することができる。
詳しくは、化粧凹部の幅、ピッチ、深さを調整するとともに、化粧凸部を、所定の個数を一つのユニットとして塗り分けられているので、化粧凸部のユニットがタイル、レンガ、石材等のピースを表現できる。そして、ユニットを形成する化粧凸部の個数、配置を変更することにより、1種類の型であっても、バリエーション豊富なピース寸法、ピース配列を形成することが可能である。化粧凸部の塗り分けが、印刷及び/又はインクジェット塗装であると、よりタイル、レンガ、石材のピースを表現できるので好ましい。
図1は、本発明に用いる塗装前の建築板の正面図である。 図2は、図1に示す建築板の部分拡大図である。 図3は、図2をIII方向からみた断面図である。 図4は、図2をIV方向からみた断面図である。 図5は、本発明にかかる建築板の実施例の正面図である。 図6は、図5に示す建築板の部分拡大図である。 図7は、図6をVII方向からみた断面図である。 図8は、図6をVIII方向からみた断面図である。 図9は、本発明にかかる建築板の他の実施例の正面図である。 図10は、本発明にかかる建築板の更に他の実施例の正面図である。 図11は、従来の建築板の正面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に用いる塗装前の建築板A1(原板)の正面図である。図2は、図1に示す建築板の左上部分を拡大した図であり、図3は図2の下断面図であり、図4は図2の側面図である。
建築板A1の表面には、複数の通し目地凹条部a1と、複数の凸条部b1が交互に形成されている。また、建築板A1は、上端に実部f1を有する。
通し目地凹条部a1は、例えば上下(建築板A1の短手方向)幅が約11mm、深さが約3mmで、建築板A1の長手方向に沿って延びており、建築板A1の表面に、一端から他端まで連続的に形成されている。建築板A1において、通し目地凹条部a1は、建築板A1の短手方向に約54mmピッチで設けられている。建築板A1の短手方向に約54mmピッチとは、凸条部b1を挟んで上下に隣り合う通し目地凹条部a1において、中心から中心までの距離が約54mmであることを示している。なお、通し目地凹条部の上下幅、深さ、ピッチに特に制限はない。
凸条部b1は、通し目地凹条部a1により区画されて形成されており、図1において、建築板A1の左端から右端にかけて形成されている。通し目地凹条部a1が、建築板A1の短手方向に、幅が約11mm、約54mmピッチで設けられている場合、凸条部b1の上下幅は約43mmとなり、建築板A1の短手方向に複数形成されている。凸条部は建築板A1の上下幅に特に制限はない。
凸条部b1には、凸条部b1の意匠を形成する、複数の化粧凹部c1と、複数の化粧凸部d1と、複数の溝模様e1が形成されている。
化粧凹部c1は、通し目地凹条部a1と直交する方向(建築板A1においては建築板A1の短手方向)に延びている。化粧凹部c1は、左右(建築板A1の長手方向)幅が約3mm、深さが約1mmで、通し目地凹条部a1よりも浅く形成されている。なお、化粧凹部c1の左右幅を2〜5mm、深さを0.8〜3mm(ただし通し目地凹条部a1よりも浅い)とすることができる。化粧凹部c1の左右幅が2mm未満では、ロール塗装時に化粧凹部c1が化粧凸部d1と同じ色になり、目地としての意匠性に劣る。化粧凹部c1の左右幅が5mmを超えると、塗装すると化粧凹部c1が目立ちすぎてしまい、レンガ積み意匠、タイル貼り意匠、石材積み意匠を表現することが困難となる。化粧凹部c1の深さが0.8mm未満では、ロール塗装時に化粧凸部d1と同じ色になってしまい、目地としての意匠性に劣る。化粧凹部c1の深さが3mmを超えると、塗装すると化粧凹部c1が目立ちすぎてしまい、レンガ積み意匠、タイル貼り意匠、石材積み意匠を表現することが困難となる。
また、建築板A1の化粧凹部c1は、凸条部b1の左右方向(建築板A1の長手方向)に9mmのピッチで形成されている。なお、化粧凹部c1は、5〜15mmピッチで形成することができる。化粧凹部c1のピッチが5mm未満では、化粧凹部c1が視覚にとらえられる形状とならない。化粧凹部c1の左右幅が15mmを超えると、化粧凹部c1が目立ちすぎてしまい、模様が表現できない。凸条部b1における化粧凹部c1の総面積は、凸条部b1の総面積の33.3%であるが、凸条部b1の総面積の25〜60%とすることができる。化粧凹部c1の総面積が凸条部b1の総面積の25%未満では、化粧凹部c1はピッチ、幅がとれず、塗装しても模様を表現することが困難となる。60%を超えると、塗装すると化粧凹部c1が目立ちすぎてしまい、レンガ積み意匠、タイル貼り意匠、石材積み意匠を表現することが困難となる。
凸条部b1には、化粧凹部c1に区画されることにより化粧凸部d1が形成されている。化粧凹部c1は、凸条部b1の左右方向に、幅が約3mm、約9mmピッチで形成されているので、化粧凸部d1の左右幅は約6mmである。化粧凹部を5〜15mmピッチで形成することができるので、化粧凸部d1の幅も5〜15mmとすることができる。また、化粧凸部d1には、溝模様e1が形成されている。溝模様e1は断面視でV形状であり、化粧凹部c1よりも浅い。なお、溝模様e1の断面視形状は特に限定されず、四角形状、W形状でも良い。
図5は、本発明にかかる建築板A2の実施の形態の正面図である。図6は、図5に示す建築板の左上部分を拡大した図であり、図7は図6の下断面図であり、図8は図6の側面図である。なお、塗膜の厚さは原板の厚さに比べて非常に薄いので、図7、図8では塗膜は示していない。
建築板A2は、建築板A1を塗装した化粧板である。通し目地凹条部a2は、通し目地凹条部a1を塗装したものであり、複数ある。
凸条部b2は、凸条部b1を塗装したものである。通し目地凹条部a2により区画されて、複数設けられている。
化粧凹部c2は、化粧凹部c1を塗装したものである。複数の化粧凹部c2は、凸条部b2に形成されており、通し目地凹条部a2と直交する方向に延びている。化粧凹部c2はいずれも通し目地凹条部a2と同色であり、凸条部において化粧凸部d2を区画している。
化粧凸部d2は、化粧凸部d1を塗装したものである。複数の化粧凸部d2は、凸条部b2に形成されており、化粧凹部c2により区画される。図5においては、化粧凹部c2を挟んで隣り合う20個の化粧凸部d1を同色系統で塗装し、20個の化粧凸部d2で1つのユニット(集合体)u11を形成している。そして、ユニットu11の隣に、化粧凹部c2を挟んで隣り合う10個の化粧凸部d1を別系統の色で塗装し、10個の化粧凸部d2で、ユニットu11とは別のユニットu21を形成している。すなわち、化粧凸部d2は、色彩が異なるよう塗り分けられている。1つの凸条部b2には、ユニットu11とユニットu12が、交互に複数形成されている。また、建築板A2においては、通し目地凹条部a2を挟んで隣接する凸条部b2は、ユニットu11とユニットu12の配置を逆にしている。それにより、レンガ積み意匠、タイル貼り意匠、石材積み意匠等を表現している。なお、化粧凸部d2の最表面にはインクジェット塗装が施されている。インクジェット塗装にかえて印刷が施されていても良いし、印刷とインクジェット塗装が施されていても良い。
化粧凸部d2の溝模様e2は、溝模様e1を塗装したものであり、化粧凸部d2と同色で塗装されている。溝模様e1が化粧凸部d2に付与されることにより意匠性を向上させている。
化粧凸部の配置は、異なるユニットが配置されるようにすれば良く、特に限定されない。
図9、10は、建築板A1を塗装した化粧板であるが、建築板A2とは化粧凸部の塗装が異なる建築板A3、A4である。
図9の建築板A3は、隣り合う20個の化粧凸部d3を1つのユニットとしている。建築板A3には、ユニットu21とユニットu22の2種類が存在し、ユニットu21とユニットu22が交互に複数形成されている。通し目地凹条部a3を挟んで隣接する凸条部b3においては、ユニットu21とユニットu22の配置をずらしている。
図10の建築板A4は、隣り合う20個の化粧凸部d4を1つのユニットとし、ユニットu31とユニットu32の2種類が存在する。ユニットu31とユニットu32は交互に複数形成されており、通し目地凹条部a4を挟んで隣接する凸条部b4においては、ユニットu31とユニットu32の配置を逆にしている。
次に、図5の建築板の製造方法について説明する。
図1に記載の建築板A1を塗装し、建築板A2を製造する。図1の建築板A1の表面形状については、前述した通りである。
最初に、建築板A1の表面全体を、通し目地凹条部a2の色で塗装する。塗装方法については、スプレー塗装、フローコーター塗装、ロール塗装等、建築板A1の表面全体が塗装できれば特に制限はない。ここでの塗装により、通し目地凹条部a2と化粧凹部c2が形成される。
次に、化粧凸部d1のみをロール塗装し、化粧凸部d1を通し目地凹条部a2とは異なる色とする。
更に、化粧凸部d1をインクジェット塗装して化粧凸部d2とする。インクジェット塗装は、複数個の化粧凸部d2が、レンガ、タイル、石材等の1ピースを表現できるよう塗り分ける。図5においては、隣り合う20個の化粧凸部d1に同色系統でインクジェット塗装し、20個の化粧凸部d2を1つのユニット(集合体)u11としている。そして、ユニットu11の隣に、隣り合う20個の化粧凸部d1を別系統の色でインクジェット塗装し、別のユニットu12としている。なお、化粧凸部d1に設けられた溝模様e1は、ロール塗装時に化粧凸部d1と同色で塗装される。化粧凸部d1にインクジェット塗装する際には、溝模様e1にもインクジェット塗装が施される。
次に、本発明の実施例を示す。
図1に示す建築板(原板)において、化粧凹部の柄形成条件(幅、深さ、ピッチ、面積)、化粧凸部の柄付け塗装条件を表1に示す通りとし、試料1〜16を製造した。なお、原板としては木質セメント板(厚さ16mm)を用いた。試料1〜16では、原板の表面全体にアクリル樹脂塗料(ベージュ色)を塗布し、続いて化粧凸部のみにロール塗装によりアクリル樹脂塗料(オレンジ色)を塗布し、続いて化粧凸部のみにインクジェット塗装又はロール塗装によりレンガ模様を形成した。なお、化粧凸部のユニット構成は、図5、図9に示す通りとした。すなわち、試料1〜16について、図5のパターンと図9のパターンの2パターンの建築板を製造した。図5、図9に示すパターンでは、ユニットu11、u21にはブラウン色の塗料又はインクでレンガ模様を形成し、ユニットu12、u22にはインクジェット及び印刷を施さないことにより、2種類のユニットを形成した。また、試料5〜8、13〜14では、図1の建築板において溝模様が形成されていないものを用いた。
得られた試料1〜16について、化粧凸部と化粧凹部の塗り分け、意匠性を評価したので、その結果も表1に示す。なお、化粧凸部と化粧凹部の塗り分けは、3m離れて観察し、化粧凸部と化粧凹部が1ピースを十分に表現できている場合を”○(良)”、近くで見れば塗り分けられているが3m離れると化粧凸部と化粧凹部が同色に見える場合は”△(可)”とし、それ以外は”×(不可)”とした。意匠性は、図5のパターンの建築板、図9のパターンの建築板が異なるピース寸法、ピース配列を有するレンガ積み意匠に見える場合は”○(良)”とし、3m離れるとレンガ積み意匠に見えるが近くで見るとレンガ積み意匠に見えない場合は”△(可)”とし、それ以外は”×(不可)”とした。
Figure 2016141942
試料9(化粧凹部の幅が1.5mm)及び試料11(化粧凹部の深さが0.5mm)は、化粧凸部と化粧凹部の塗り分けができず、レンガ積み意匠に見えなかった。
試料10(化粧凹部の幅が7mm)及び試料12(化粧凹部の深さが4mm)は、化粧凸部と化粧凹部の塗り分けはできるが化粧凹部が目立ち、レンガ積み意匠に見えなかった。
試料13(化粧凹部の幅が2mm、化粧凹部のピッチが4mm)は、ピッチが狭すぎてレンガ積み意匠に見えなかった。
試料14(化粧凹部のピッチが17mm)、試料15(化粧凹部の幅が3mm、化粧凹部のピッチが17mm、化粧凹部の面積が18%)、及び試料16(化粧凹部の面積が71%)は、化粧凸部と化粧凹部の塗り分けはできるが化粧凹部が目立ち、レンガ積み意匠に見えなかった。
一方、試料1〜8は、化粧凸部と化粧凹部の塗り分けができるとともに、異なる2つのユニットにより、異なるピース寸法、ピース配列を有する2つのレンガ積み意匠が表現された。すなわち、1種類の原板にて、異なるピース寸法、ピース配列を有する2つのレンガ積み意匠が表現できた。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載の発明の範囲において種々の変形態を取り得る。化粧凹部の幅は、特許請求の範囲に記載の範囲であれば良く、1つの建築板において、化粧凹部の幅、深さ、ピッチ、面積に変化をもたせても良い。
以上説明したように、本発明によれば、1種類の型にて、バリエーション豊富なピース寸法、ピース配列を形成することが可能な建築板を提供することができる。
A1〜A4 建築板
a1〜a4 通し目地凹条部
b1〜b4 凸条部
c1〜c4 化粧凹部
d1〜d4 化粧凸部
e1、e2 溝模様
f1 実部
u11〜u42 ユニット

Claims (7)

  1. 表面に形成された複数の通し目地凹条部と、
    通し目地凹条部により区画された複数の凸条部と、
    通し目地凹条部と直交する方向に延び、前記通し目地凹条部よりも浅い、0.8〜3mmの深さを有する複数の化粧凹部と、
    前記化粧凹部により区画された複数の化粧凸部とを有し、
    前記化粧凹部は、前記通し目地凹条部と平行する方向に対し、幅が2〜5mm、ピッチが5〜15mmで形成されており、
    前記化粧凹部は、前記通し目地凹条部と同色で塗装されており、
    前記化粧凸部は、所定の個数を一つのユニットとして塗り分けられており、
    前記化粧凹部の総面積は、前記凸条部の総面積に対し25〜60%である
    ことを特徴とする建築板。
  2. 前記化粧凸部は、印刷及び/又はインクジェット塗装により、複数個のユニットに塗り分けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築板。
  3. 前記化粧凸部に、前記化粧凸部と同色の溝模様が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築板。
  4. 表面に形成された複数の通し目地凹条部と、
    通し目地凹条部により区画された複数の凸条部と、
    通し目地凹条部と直交する方向に延び、前記通し目地凹条部よりも浅い、0.8〜3mmの深さを有する複数の化粧凹部と、
    前記化粧凹部により区画された複数の化粧凸部とを有し、
    前記化粧凹部は、前記通し目地凹条部と平行する方向に対し、幅が2〜5mm、ピッチが5〜15mmで形成されており、
    前記凸条部の総面積に対する前記化粧凹部の総面積は25〜60%である原板を用い、
    前記原板の表面全体を通し目地凹条部の色で塗装し、
    前記化粧凸部のみを、所定の個数を一つのユニットとして塗り分ける
    ことを特徴とする建築板の製造方法。
  5. 前記化粧凸部の塗り分けは、印刷及び/又はインクジェット塗装により行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の建築板の製造方法。
  6. 前記化粧凸部の塗り分けの前に、前記化粧凸部のみを前記通し目地凹条部の色とは異なる色でロール塗装する
    ことを特徴とする請求項4に記載の建築板の製造方法。
  7. 前記原板として前記化粧凸部に溝模様が形成されている板を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の建築板の製造方法。
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