JP2016141899A - 筒撚り撚糸、筒撚り撚糸の製造方法、畳表、及び畳表の製造方法 - Google Patents

筒撚り撚糸、筒撚り撚糸の製造方法、畳表、及び畳表の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙テープに撚りをかけて製造する筒撚り撚糸において、強度に優れ、品質の安定した撚糸を得る、及びそのような撚糸をより簡便な工程で得ることができる製造方法をもたらす。【解決手段】原紙1の片面にバリア層2を設け、バリア層面6aが撚糸9の表面側になるように撚糸製造を行うようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、紙テープに撚りをかけて得られる筒撚り撚糸とその製造方法、及び前記筒撚り撚糸を製織して得られる畳表とその製造方法に関するものである。
腰のある薄い紙を細く裁断して紙テープを得、この紙テープに撚りをかけて形成した筒撚り撚糸は、これを製織することによって紙製織物となり、壁紙、スリッパ、帽子、シートカバーの素材や、畳表のイ草の代替品として利用されている。
このような紙製織物は、自然な風合いを持ち、優れた素材であるが、畳表などの敷物に使用する場合には、その耐久性などを向上させる必要がある。
そこで特許文献1には、紙をスリットして撚糸し、製織後に樹脂含浸工程を経ることで畳表に耐久性を付与する技術が開示されている。
また、特許文献2には、撚糸後に二段階に分けて樹脂を含浸させた後に製織することにより、撥水性及び防汚性に優れた畳表を製造する技術が開示されている。
特許第2597256号公報 特許第3609153号公報
しかし、前記特許文献1に記載のものでは、畳表の表面全体に均一に樹脂を含浸させることは困難であり、樹脂の含浸ムラに起因する色むら等が生じるとともに、使用する樹脂量も増加するという問題がある。また、前記特許文献2に記載のものでは、樹脂含浸量は原紙への浸み込み程度によって異なるので、撚糸全体にわたって樹脂含浸量が均一となるように調整することは困難であるという問題がある。そして、樹脂含浸量のばらつきにより、物性や色にばらつきが生じるとともに、畳表が摩耗すると撚糸端部のめくれが生じ、物性、手触りが悪化する恐れもある。
そこで本発明では、紙テープに撚りをかけて製造する筒撚り撚糸において、強度に優れ、品質の安定した撚糸を得ること、及びそのような撚糸をより簡便な工程で得ることができる製造方法をもたらすことを目的とする。また、そのような筒撚り撚糸を製織することで、耐久性が向上し、品質の安定した畳表などの紙製織物を得ること、及びそのような紙製織物を得ることができる製造方法をもたらすことを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、原紙片面にバリア層を設け、バリア層面が撚糸の表面側になるように撚糸製造を行うようにした。
すなわち、ここに開示する筒撚り撚糸の製造方法は、紙テープに撚りをかけて筒撚り撚糸を製造する方法であって、原紙の片面にバリア層を設けた後に原紙を紙テープに裁断するか、又は原紙を裁断した紙テープの片面にバリア層を設けることで、片面にバリア層面が形成された紙テープを得るバリア層形成工程と、前記紙テープによりバリア層面が撚糸表面側に配置されるように撚糸製造を行って筒撚り撚糸を得る撚糸工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数層で筒撚りされた撚糸の最表層の表面はバリア層、最表層の裏面は紙となる。従って、樹脂の含浸工程を行わなくても、バリア層により表面強度を担保できるため、製造工程を大幅に簡略化することも可能になる。また、撚糸の表層に均一なバリア層が存在することにより、含浸樹脂の含浸ムラに起因する色むら(白糸)や物性のばらつきを抑制することができるとともに、耐久性を向上させることができる。
なお、好ましい態様では、前記バリア層形成工程で、熱可塑性樹脂を用いて前記バリア層を形成し、前記撚糸工程の後に、前記筒撚り撚糸を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度で熱処理する熱処理工程を備えた構成とすることができる。
本構成によれば、前記熱処理によって撚糸最表面のバリア層が融着することにより撚糸の層間が接着されるため、撚糸の強度を効果的に向上させ、且つ撚糸表面のめくれを抑制することができる。
また、好ましい態様では、前記撚糸工程の後に、前記筒撚り撚糸に含浸用樹脂を含浸させる含浸工程を備えた構成とすることができる。
本構成によれば、前記バリア層が剥がれてしまっている部分等の欠陥部分に樹脂を含浸させることができるため、より安定的に耐久性の高い筒撚り撚糸を製造することができる。また、撚糸の最表面にはバリア層が存在するため、樹脂含浸量は極めて少量で十分であり、従来の含浸工程に比べ、作業量についても、樹脂量についても、含浸工程の負荷を大幅に軽減することができる。また、樹脂含浸量のばらつきに起因する色むらや物性のばらつきを抑制することができる。
また、前記バリア層は機能剤を含んでもよい。特に、前記バリア層に熱可塑性樹脂等の樹脂を用いる場合は、樹脂に機能剤を含有させてバリア層を形成することが好ましい。これにより、機能剤が有する種々の効果を撚糸にもたらすことができる。
また、ここに開示する筒撚り撚糸は、前記製造方法により好適に製造することができる。
また、ここに開示する紙製織物の製造方法は、紙テープに撚りをかけて得られた筒撚り撚糸を製織して紙製織物を製造する方法であって、原紙の片面にバリア層を設けた後に原紙を紙テープに裁断するか、又は原紙を裁断した紙テープの片面にバリア層を設けることで、片面にバリア層面が形成された紙テープを得るバリア層形成工程と、前記紙テープによりバリア層面が撚糸表面側に配置されるように撚糸製造を行って筒撚り撚糸を得る撚糸工程と、前記筒撚り撚糸を製織して紙製織物を製造する製織工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、紙製織物の最表面は、バリア層であるため、通常の和紙畳表と比較して耐久性や対汚染性、及び耐摩耗性が向上する。また、紙製織物の最表面に均一なバリア層が存在することにより、色むら(白糸)や物性のばらつきを抑制することができる。さらに、樹脂の含浸工程を行わないことも可能となり、紙製織物の製造工程を大幅に簡略化することができる。
なお、好ましい態様では、前記バリア層形成工程で、熱可塑性樹脂を用いて前記バリア層を形成し、前記撚糸工程の後であり且つ前記製織工程の前に、前記筒撚り撚糸を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度で熱処理する熱処理工程を備えた構成とすることができる。
本構成によれば、前記熱処理工程により撚糸の層間が接着されるため、紙製織物の強度を効果的に向上させ、且つ紙製織物表面のめくれを抑制することができる。
なお、好ましい態様では、前記撚糸工程の後であり且つ前記製織工程の前に、前記筒撚り撚糸に含浸用樹脂を含浸させる含浸工程を備えた構成とすることができる。
本構成によれば、前記バリア層が剥がれてしまっている部分等の欠陥部分に樹脂を含浸させることができるため、撚糸の強度が向上し、より耐久性の高い紙製織物を製造することができる。また、撚糸の最表面にはバリア層が存在するため、樹脂含浸量は極めて少量で十分であり、従来の含浸工程に比べ、作業量についても、樹脂量についても、含浸工程の負荷を大幅に軽減することができる。また、樹脂含浸量のばらつきに起因する色むらや物性のばらつきを抑制することができる。
なお、前記バリア層は機能剤を含んでもよい。特に、前記バリア層に熱可塑性樹脂等の樹脂を用いる場合は、樹脂に機能剤を含有させてバリア層を形成することが好ましい。これにより、機能剤が有する種々の効果を紙製織物にもたらすことができる。
前記紙製織物としては、畳表であることが好ましい。
また、ここに開示する畳表は、前記製造方法を用いて好適に製造することができる。
以上述べたように、本発明によると、紙テープに撚りをかけて製造する筒撚り撚糸において、強度に優れ、品質の安定した撚糸を得ることができ、及びそのような撚糸をより簡便な工程で得ることができる製造方法をもたらすことができる。また、そのような筒撚り撚糸を製織することで、耐久性が向上し、品質の安定した畳表などの紙製織物を得ることができ、そのような紙製織物を得ることができる製造方法をもたらすことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るバリア層形成工程を説明するための図である。 図2は、本実施形態に係る撚糸工程を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る撚糸工程において製造された撚糸について説明するための図である。 図4は、図3に示す撚糸の一部をIV方向から見た図である。 図5は、図4に示す撚糸のVa−Va断面図であり、(a)は熱処理前、及び(b)は熱処理後の状態を示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
[第1実施形態]
(筒撚り撚糸の製造方法)
本発明の第1実施形態に係る筒撚り撚糸11の製造方法は、大略、バリア層形成工程S1、撚糸工程S2、熱処理工程S3及び含浸工程S4で構成されている。
図1に示すように、バリア層形成工程S1では、溶融させたラミネート用樹脂22をTダイ21で原紙1の上にフローさせ、冷却ロール3及びニップロール4により圧締し、原紙1の表面にラミネート用樹脂22を積層一体化してバリア層2を形成した後に、裁断機(図示せず)に通して所定幅に裁断し、巻取りにより紙テープ6を製造する。
原紙1は前記筒撚り撚糸のベースとなるものであり、針葉樹や広葉樹等の機械パルプを主体とした坪量15〜35g/m程度の紙を抄造して得られた機械抄和紙であることが好ましい。必要に応じコウゾ、ミツマタ、ガンピ、マニラアサ、アマ等を一部又は全部に使用してもよい。
バリア層2は、原紙1の片面に設けられ、後述する含浸工程S4において樹脂の過度な含浸を阻害することができる層であればよい。そして、バリア層2ではない方の面は、原紙1が露出していれば足りる。従って、バリア層2としては、例えば、ラミネート樹脂等によりラミネート加工を施す、蒸着やラミネートにより金属薄皮膜を形成する、又はUV硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂を片面に塗布及び硬化させて樹脂薄膜を形成すること等の方法により形成することができる。なお、全層樹脂含浸されたいわゆる樹脂含浸紙は、含浸工程S4で樹脂を含浸させることが出来ないため、本発明でいう原紙1としては好ましくない。本実施形態においては、原紙1の片面にラミネート用樹脂22によりラミネート加工を施すことにより、バリア層2を形成する。
本実施形態で用いられるラミネート用樹脂22は、熱によって溶融し相互に融着し得る各種のヒートシール性を有する熱可塑性樹脂(熱融着性樹脂)であることが好ましく、ポリオレフィン系樹脂、その他等を使用することができる。具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂を使用することができる。特に好ましくは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレンである。
なお、本実施形態においては、前記のような樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これを押出機等を用いて溶融押出して、アンカーコート層等を介して、溶融押出樹脂層を溶融押出積層することにより、バリア層2を形成する。
本発明において、前記のような樹脂の1種ないし2種以上を使用し、予め、これら樹脂のフィルムないしシートを製造し、その樹脂のフィルムないしシートを、ラミネート用接着剤層等を介してドライラミネート積層することにより、バリア層2を形成してもよい。この場合、ラミネート用樹脂22としてポリエチレンフィルム等を使用し、例えば誘電ロール加熱方式によりラミネート加工を行うことができる。
なお、前記バリア層の厚さは、好ましくは3〜200μm、より好ましくは5〜100μm、特に好ましくは5〜50μmである。
また、原紙1は、ラミネート加工後、例えば、所定長さになるよう広幅のまま図示しない紙管に巻き取られ、撚糸に供される所定幅(例えば10〜20mm程度)になるようスリッター等で裁断された後、さらに巻取りにより紙テープ6の状態で保管或いは運搬され得る。
次に、図2及び図3に示すように、撚糸工程S2は、テープ撚り手段7を用いてバリア層2が設けられた紙テープ6に撚りを加えて撚糸9に成形する工程である。このとき、紙テープ6のバリア層面6aが撚糸9の表面側になるように撚りが加えられる。
テープ撚り手段7は、連続的に搬送される紙テープ6をその走行方向に沿った仮想軸線回りで所定の方向に回転させることにより、紙テープ6を加撚して撚糸9を成形するものである。なお、図1中の符号8は、テープ撚り手段7を通過した撚糸9の走行方向を転換するためのガイドロールである。
なお、図4に示すように、この撚糸工程S2で成形される撚糸9の外径や、その中心部に生じる空洞の口径は、特に限定されるものではないが、その最終用途や加工のし易さなどの観点から、撚糸9の外径を0.5〜2.0mm程度に設定し、空洞の口径を0.2〜1.5mm程度に設定するとともに、その巻数を3〜15巻程度に設定するのが好ましい。
次に、熱処理工程S3において、前記撚糸9に対し熱処理を施す。
ここで、前記熱処理の温度は、前記熱可塑性樹脂が溶融する温度であることが望ましく、好ましくは120〜200℃、より好ましくは160〜190℃、特に好ましくは170〜180℃である。また、熱処理の時間は、好ましくは10秒〜10分、より好ましくは20秒〜5分、特に好ましくは30秒〜2分である。
このように、バリア層形成工程で熱可塑性樹脂を用いてバリア層2を形成し、さらに熱可塑性樹脂が溶融する温度で熱処理を施すことにより、図5(a)に示すバリア層面6aのラミネート用樹脂22が融着し、図5(b)に示すように、撚糸9の層間を接着する。これにより撚糸9の強度が効果的に向上し、且つ撚糸9表面のめくれを抑制することができる。
そして、含浸工程S4において、撚糸9に含浸用樹脂を含浸させ、乾燥後、出来上がった樹脂含浸撚糸10を乾燥後切断し、長さを調節して筒撚り撚糸11を得る。
前記含浸用樹脂としては、アクリル樹脂等の合成樹脂、セルロース系樹脂、ナイロン樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等が好ましい。これにより、撚糸の強度を向上させることができ、紙のケバ立ちを防止し、製品にコシを持たせることができる。また、摩耗強度、触感等の物性を向上させる。防汚効果を付与するための撥水剤としての撥水効果などを付与することができる。本実施形態においては、撥水剤としてのフッ素樹脂を用いる。
樹脂の含浸は、以下の手順で行われる。
前記含浸用樹脂を混練して処理液を調整した後、この処理液をスポンジロール又は刷毛にて熱処理後の撚糸9表面に塗布させて処理液を含浸させ、余剰分をウェス等にて除去して、樹脂含浸撚糸10を得る。
以上のように成形された樹脂含浸撚糸10は、熱風乾燥装置や遠赤外線乾燥装置などの乾燥手段(図示せず)で乾燥させる。これにより含浸樹脂が乾燥・固化して筒撚り撚糸11が完成する。なお、完成した筒撚り撚糸11は巻取装置(図示せず)に巻き取られる。また、巻き取りに限らず、織機に供することの出来る所定長さにカットされてもよい。
本構成によれば、前記バリア層2が剥がれてしまっている部分等の欠陥部分に樹脂を含浸させることができるため、より耐久性の高い筒撚り撚糸を製造することができる。また、撚糸の最表面にはバリア層2が存在するため、樹脂含浸量は極めて少量で十分であり、従来の含浸工程に比べ、作業量についても、樹脂量についても、含浸工程の負荷を大幅に軽減することができる。また、樹脂含浸量のばらつきに起因する色むらや物性のばらつきを抑制することができる。
(筒撚り撚糸)
前記製造方法により製造された筒撚り撚糸11は、図5(b)に示すように、撚糸最表面はポリエチレンのバリア層面6a、裏面は和紙面6bとなる。そして、前記熱処理工程S3において撚糸9の最表面のラミネート用樹脂22が融着することにより撚糸9の層間が接着されるため、筒撚り撚糸11の強度を効果的に向上させ、且つ筒撚り撚糸11表面のめくれを抑制することができる。また、筒撚り撚糸11の表層に均一なバリア層2が存在することにより、色むら(白糸)や物性のばらつきを抑制することができるとともに、耐久性を向上させることができる。
(畳表の製造方法)
前記筒撚り撚糸11を製織して本発明に係る畳表12を製造することができる。
筒撚り撚糸11の製織工程S5は、市販の織機、例えば中村式畳表自動織機(有限会社中村機械製作所製、「NS−L」式)を使用して行う。
このようにして製造された畳表12は、最表面がバリア層2であるため、通常の和紙畳表と比較して耐久性や対汚染性、及び耐摩耗性が向上する。特に、前記熱処理工程S3により、筒撚り撚糸11の層間が接着されているため、畳表12の強度を効果的に向上させ、且つ畳表12の表面のめくれを抑制することができる。また、紙製織物の最表面に均一なバリア層2が存在することにより、色むら(白糸)や物性のばらつきを抑制することができる。
[その他の実施形態]
以下、本発明に係る他の実施形態について説明する。なお、これらの実施形態の説明において、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
前記バリア層形成工程S1において、原紙1にバリア層2を設けた後に裁断し紙テープ6を製造する代わりに、原紙1を先に裁断して形成した紙テープ状の原紙1の片面にラミネート用樹脂22によりバリア層2を設けることで、片面にバリア層面6aが形成された紙テープ6を得る構成とすることができる。
また、前記第1実施形態では、熱処理工程S3の後に、含浸工程S4を行う構成であったが、含浸工程S4を行わず、熱処理工程S3のみの構成としてもよい。これにより、筒撚り撚糸11及び畳表12の製造工程を大幅に簡略化することができる。
また、含浸工程S4を行った後に、熱処理工程S3を行う構成としてもよい。これにより、撚糸9の層間からある程度の樹脂を含浸させた後に、熱処理を行うことができ、撚糸9の強度を効果的に向上させることができる。
さらに、前記熱処理工程S3を行うことなく、含浸工程S4を行う構成としてもよい。
本構成によれば、筒撚り撚糸11の最表面はバリア層、裏面は紙になり、前記含浸工程S4において主に撚糸9の層間に樹脂を含浸させるだけでよいため、従来よりも大幅に樹脂含浸量を低減させることができ、且つ樹脂含浸量の制御も容易になる。
この場合、樹脂の含浸は以下の手順で行われる。
前記含浸用樹脂を樹脂含浸装置の混練部にて混練し、含浸部に供給する。そして、熱処理後の撚糸9を、前記含浸部に通すことにより樹脂の含浸が行われる。
なお、前記含浸工程S4において、樹脂の含浸は一次含浸と二次含浸の二段階とすることができる。この場合、一次含浸では、撚糸9に、例えば強化樹脂であるアクリル樹脂と撥水剤であるフッ素樹脂との混合液を含浸させた後に乾燥させ、その後の二次含浸では、例えばフッ素樹脂を含浸させた後に乾燥させることができる。
本構成によれば、一次含浸により撚糸9の強度を効果的に向上させることができる。また、二次含浸により撥水剤のみを撚糸表面に含浸させるため、表面部分に撥水剤が集中して付与され、水分が浸透しにくく汚れにくいという効果がある。
また、一次含浸、二次含浸に使用する含浸樹脂に、同じ樹脂を用いて、より確実に所望する効果を得られるようにしてもよい。
また、前記バリア層形成工程S1において使用するラミネート用樹脂22に機能剤を含有させることができる。これにより、紙テープ6のバリア層2に機能剤を含有させることができ、機能剤が有する種々の効果を筒撚り撚糸11及び畳表12にもたらすことができる。
機能剤としては、具体的には例えば、パーフルオロアルキル基やパーフルオロアルキレン基などを有するフッ素化合物などの撥水撥油剤、アクリル、酢酸ビニル、アクリル−スチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの強化樹脂、木炭、竹炭、活性炭、備長炭などの炭素材料や、シリカ、アルミナ、ゼオライトなどの消臭剤、銀、銅、亜鉛などの無機系抗菌剤などの抗菌剤、ピレスロイド系化合物、有機リン系化合物、カーバメイト系化合物などの防ダニ剤、柿渋、木酢液、ヒノキ精油、ヒバ精油、ワサビチオール、カテキンなどの天然由来成分、チアベンダゾール、ジフェニル、オルトフェニルフェノールなどの有機化合物、酸化チタンなどの無機化合物などの防カビ剤、メラミン系化合物やグアニジン系化合物などの窒素系難燃剤、リン酸アンモニウムなどのリン系難燃剤、或いはシリコーン系難燃剤などの難燃剤、上述の炭素材料の他、アルミナ、シリカ、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄などの混合物からなる遠赤外線セラミックなどの遠赤外線放射剤、トルマリン、ゼオライト、水晶、黒鉛などのマイナスイオン発生剤などである。なお、これらの機能剤は単独で又は複合して使用することができる。
また、前記実施形態において、バリア層2として、主に熱可塑性樹脂を溶融状態とし、ラミネート塗布してバリア層2を形成する製造方法を説明しているが、上述のごとく、本発明ではこれに限られることはない。すなわち、バリア層2としては、例えば必要に応じシーラー処理等された原紙1の片面に蒸着やラミネートにより金属薄皮膜を形成するようにしてもよい。また、別の態様では、バリア層2は、UV硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂を片面に塗布し、原紙1の全層に含浸される前に表層で硬化させ、樹脂薄膜を形成するようにしてもよい。
また、バリア層形成工程S1に続き、撚糸工程S2を行い、さらに得られた撚糸9を製織して、畳表12を得、これに含浸工程S4を行ってもよい。この場合、撚糸9の一本ずつに樹脂含浸するよりも、製織した後に畳表12に対して樹脂含浸を行うため、効率的な樹脂含浸が可能になる。そして、撚糸の表層に均一なバリア層2が存在することにより、含浸ムラも生じにくく、樹脂含浸量も低減させることができる。また、この場合、含浸工程S4の前後の工程で熱処理工程を行ってもよい。製織後に熱処理を行うことにより、撚糸9の表面強度が向上し、めくれにくくなるともに、製織された繊維間が熱融着し織物としての強度が向上する。
なお、本発明に係る筒撚り撚糸11は、畳表のみならず、壁紙、スリッパ、帽子、シートカバーの素材等の各種紙製織物の材料として好適に使用することができる。
次に、具体的に実施した実施例について説明する。
秤量25g/mの機械抄和紙に厚さ13μmのポリエチレンフィルムをバリア層とした後、裁断し、15mm幅の紙テープとした。これにバリア層面が表面側となるように撚りをかけて撚糸径約1.0〜1.1mmの撚糸を形成した。次に、熱処理工程として、この撚糸に熱処理(170℃、2分)を施した後、含浸工程として、フッ素樹脂2重量部、水90重量部よりなる処理液をスポンジロールにて撚糸表面に塗布して含浸させ、余剰分をウェスにて除去した後、30秒間通風ドライヤーにて加熱乾燥し裁断して筒撚り撚糸を形成した。この筒撚り撚糸を中村式畳表自動織機により製織し畳表を製造した。
このように、従来の含浸工程に比べ、作業量についても、樹脂量についても、含浸工程の負荷を大幅に軽減することができる。また、樹脂含浸量のばらつきに起因する色むらや物性のばらつきを抑制することができる。
本発明は、紙テープに撚りをかけて製造する筒撚り撚糸において、強度に優れ、品質の安定した撚糸を得ることができ、及びそのような撚糸をより簡便な工程で得ることができる製造方法をもたらすことができるので、極めて有用である。また、そのような筒撚り撚糸を製織することで、耐久性が向上し、品質の安定した畳表などの紙製織物を得ることができ、そのような紙製織物を得ることができる製造方法をもたらすことができるので、極めて有用である。
1 原紙
2 バリア層
6 紙テープ
6a バリア層面
9 撚糸
11 筒撚り撚糸

Claims (11)

  1. 紙テープに撚りをかけて筒撚り撚糸を製造する方法であって、
    原紙の片面にバリア層を設けた後に原紙を紙テープに裁断するか、又は原紙を裁断した紙テープの片面にバリア層を設けることで、片面にバリア層面が形成された紙テープを得るバリア層形成工程と、
    前記紙テープによりバリア層面が撚糸表面側に配置されるように撚糸製造を行って筒撚り撚糸を得る撚糸工程とを備えた
    ことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記バリア層形成工程で、熱可塑性樹脂を用いて前記バリア層を形成し、
    前記撚糸工程の後に、前記筒撚り撚糸を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度で熱処理する熱処理工程を備えた
    ことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、
    前記撚糸工程の後に、前記筒撚り撚糸に含浸用樹脂を含浸させる含浸工程を備えたことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    前記バリア層は機能剤を含むことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載された製造方法により製造された筒撚り撚糸。
  6. 紙テープに撚りをかけて得られた筒撚り撚糸を製織して紙製織物を製造する方法であって、
    原紙の片面にバリア層を設けた後に原紙を紙テープに裁断するか、又は原紙を裁断した紙テープの片面にバリア層を設けることで、片面にバリア層面が形成された紙テープを得るバリア層形成工程と、
    前記紙テープによりバリア層面が撚糸表面側に配置されるように撚糸製造を行って筒撚り撚糸を得る撚糸工程と、
    前記筒撚り撚糸を製織して紙製織物を製造する製織工程とを備えた
    ことを特徴とする紙製織物の製造方法。
  7. 請求項6において、
    前記バリア層形成工程で、熱可塑性樹脂を用いて前記バリア層を形成し、
    前記撚糸工程の後であり且つ前記製織工程の前に、前記筒撚り撚糸を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度で熱処理する熱処理工程を備えた
    ことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  8. 請求項6又は7において、
    前記撚糸工程の後であり且つ前記製織工程の前に、前記筒撚り撚糸に含浸用樹脂を含浸させる含浸工程を備えたことを特徴とする筒撚り撚糸の製造方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1つにおいて、
    前記バリア層は機能剤を含むことを特徴とする紙製織物の製造方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか1つにおいて、
    前記紙製織物は畳表であることを特徴とする紙製織物の製造方法。
  11. 請求項10に記載された製造方法を用いて製造された畳表。
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