JP2016141776A - 接着剤組成物 - Google Patents

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公範 荒木
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Abstract

【課題】主剤の貯蔵安定性に優れ、得られる硬化物の破断伸びが高く、接着性に優れる、2液型の接着剤組成物の提供。【解決手段】ウレタンプレポリマーを含む主剤と硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物であって、前記主剤が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、更に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)のビュレット変性体及びHDIのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物0.5〜3.0質量部と、1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比0.5〜1.25で反応させて得られるスズ触媒0.001〜0.3質量部とを含み、前記硬化剤が、1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、炭酸カルシウムと、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜2.5質量部の1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオールと、0.1〜3.0質量部のリナロールとを含む、接着剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は接着剤組成物に関する。
近年、自動車のボディーには、軽量化の観点から、鋼板に代えて、樹脂材料(例えば、オレフィン系樹脂や繊維強化プラスチック(FRP)のマトリックス樹脂など)が使用されるようになっている。
このような樹脂材料と異種材料(例えば、ガラス)との接着には、樹脂材料をフレーム処理した後、プライマーを用いて接着させるのが一般的であった。
また、プライマー層の上に塗布して使用する2液型のウレタン接着剤組成物が知られている(例えば、特許文献1および2など参照)。
しかしながら、プライマーは溶剤を多量に含むため、環境に悪影響を及ぼすという問題があった。
特開2007−031483号公報 特開2013−104018号公報
このようななか、本発明者らは、ウレタンプレポリマーとイソシアネート化合物を含む主剤と、ポリオキシアルキレンポリオールと低分子量のアルコール化合物とを含む硬化剤とを有する2液型の組成物を調製して評価した。
その結果、本発明者らは、このような組成物は、主剤の貯蔵安定性が低下したり、上記組成物を用いて得られる硬化物の破断伸びが低下したり、プライマーを用いず樹脂材料と接着させる際樹脂材料に対する接着性が低くなったり、ガラスに対する接着性が低くなる場合があることを知見した。
そこで、本発明は、主剤の貯蔵安定性に優れ、得られる硬化物の破断伸びが高く、接着性に優れる(具体的には、プライマーを用いずとも樹脂材料との接着に優れる、及び、ガラスとの接着に優れる。以下同様。)2液型の接着剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、
ウレタンプレポリマーを含む主剤と、硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物であって、
前記主剤が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、更に、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物0.5〜3.0質量部と、
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)0.5〜1.25で反応させることによって得られるスズ触媒0.001〜0.3質量部とを含み、
前記硬化剤が、
1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、
炭酸カルシウムと、
1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオールと、
リナロールとを含み、
前記4価ポリオールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜2.5質量部であり、
前記リナロールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.1〜3.0質量部である、接着剤組成物によれば、所定の効果が得られることを見出し、本発明に至った。
本発明は上記知見等に基づくものであり、具体的には以下の構成により上記課題を解決するものである。
1.ウレタンプレポリマーを含む主剤と、硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物であって、
前記主剤が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、更に、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物0.5〜3.0質量部と、
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)0.5〜1.25で反応させることによって得られるスズ触媒0.001〜0.3質量部とを含み、
前記硬化剤が、
1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、
炭酸カルシウムと、
1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオールと、
リナロールとを含み、
前記4価ポリオールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜2.5質量部であり、
前記リナロールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.1〜3.0質量部である、接着剤組成物。
本発明の接着剤組成物によれば、主剤の貯蔵安定性に優れ、得られる硬化物の破断伸びが高く、接着性に優れる接着剤組成物を得ることができる。
本発明について以下詳細に説明する。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
また、本明細書において、成分が2種以上の化合物を含む場合、上記成分の含有量とは、2種以上の化合物の含有量の合計を指す。
本明細書において、モル比をモル比の値として示す。
本発明の接着剤組成物(本発明の組成物)は、
ウレタンプレポリマーを含む主剤と、硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物であって、
前記主剤が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、更に、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物0.5〜3.0質量部と、
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)0.5〜1.25で反応させることによって得られるスズ触媒0.001〜0.3質量部とを含み、
前記硬化剤が、
1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、
炭酸カルシウムと、
前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、
1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオール0.5〜2.5質量部と、
リナロール0.1〜3.0質量部とを含む、接着剤組成物である。
本発明の組成物はこのような構成をとるため、所望の効果が得られるものと考えられる。その理由は明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
本発明の組成物は、所定のスズ触媒の存在下において、ウレタンプレポリマー、ポリオキシアルキレンポリオールに対して、所定の、イソシアネート化合物、4価ポリオール、リナロールを加え、ウレタンプレポリマー又は上記イソシアネート化合物と、ポリオキシアルキレンポリオール、上記4価化合物又はリナロールとが反応することによって、得られる硬化物の破断伸びが高く、接着性に優れると考えられる。
主剤が貯蔵安定性に優れる理由は、所定のイソシアネート化合物を特定の範囲の含有量で使用するためと考えられる。
以下、本発明の組成物に含有される各成分について詳述する。
本発明の組成物は、ウレタンプレポリマーを含む主剤と、硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物である。
[主剤]
主剤は、ウレタンプレポリマーと、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物と、
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)0.5〜1.25で反応させることによって得られるスズ触媒とを含む。
(ウレタンプレポリマー)
ウレタンプレポリマーは、イソシアネート基を複数有する化合物である。イソシアネート基はウレタンプレポリマーの末端に結合するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。ウレタンプレポリマーは2個のイソシアネート基を有するのが好ましい。
ウレタンプレポリマーは、特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。例えば、ポリイソシアネート化合物と1分子中に2個以上の活性水素基を有する活性水素化合物とを、活性水素基に対してイソシアネート基が過剰となるように反応させることにより得られる反応生成物等を用いることができる。
また、ウレタンプレポリマーは、0.5〜5質量%のNCO基を分子末端に含有することができる。
・ポリイソシアネート化合物
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。
ポリイソシアネート化合物としては、具体的には、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような脂肪族ポリイソシアネート;これらのカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート;等が挙げられる。
なかでも、芳香族ポリイソシアネートであるのが好ましく、TDI、MDIであるのがより好ましく、MDIであるのが更に好ましい。
・1分子中に2個以上の活性水素基を有する活性水素化合物
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用される1分子中に2個以上の活性水素基を有する活性水素化合物は特に限定されない。
上記活性水素化合物としては、1分子中に2個以上の水酸(OH)基を有するポリオール化合物、1分子中に2個以上のアミノ基および/またはイミノ基を有するポリアミン化合物等が好適に例示される。なかでも、ポリオール化合物であるのが好ましい。
上記ポリオール化合物は、OH基を2個以上有する化合物であれば特に制限されない。その具体例としては、例えば、低分子多価アルコール類、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール、水素添加されたポリブタジエンポリオールのような炭素−炭素結合を主鎖骨格に有するポリマーポリオール、これらの混合物が挙げられる。
なかでも、ポリエーテルポリオールが好ましい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレンジオール、ポリオキシプロピレンジオール、ポリオキシプロピレントリオールが挙げられる。
ウレタンプレポリマーはその製造について特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
ウレタンプレポリマーはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(イソシアネート化合物)
本発明の組成物において、主剤に含有されるイソシアネート化合物は、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物である。
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体としては、例えば、下記式(7)で表される化合物が挙げられる。
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体としては、例えば、下記式(8)で表される化合物が挙げられる。
イソシアネート化合物はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、上記イソシアネート化合物の含有量は、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜3.0質量部であり、0.7〜2.5質量部であるのが好ましく、0.9〜2.0質量部であるのがより好ましい。
(スズ触媒)
本発明の組成物において主剤に含まれるスズ触媒は、1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケート[Si(OC254]とを反応させることによって得られるスズ触媒である。
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンは下記式で表される化合物である。
上記スズ触媒を調製する際の、1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートのモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)は、0.5〜1.25であり、0.8〜1.2であるのが好ましく、0.9〜1.1であるのがより好ましい。
1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとの反応は特に制限されない。例えば、1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとを、80℃の条件下で、ジイソノニルフタレート(DINP)のような可塑剤の存在下で、加熱し撹拌して反応させることによって得ることができる。
上記スズ触媒の含有量は、上記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.001〜0.3質量部であり、0.005〜0.2質量部であるのが好ましく、0.01〜0.1質量部であるのがより好ましい。
[硬化剤]
本発明の組成物が有する硬化剤は、1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、炭酸カルシウムと、1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオールと、リナロールとを含む。
・ポリオキシアルキレンポリオール
硬化剤に含まれるポリオキシアルキレンポリオールは、1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有し、主鎖としてポリオキシアルキレンを有する化合物である。
主鎖としてポリオキシアルキレンが有するアルキレン基の炭素数は、2〜5であるのが好ましい。
主鎖としてポリオキシアルキレンとしては、例えば、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、これらの共重合体が挙げられる。
ポリオキシアルキレンポリオールはヒドロキシ基を上記主鎖の末端に有するのが好ましく、両末端に有するのがより好ましい。
ポリオキシアルキレンポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレンジオール、ポリオキシプロピルジオール、ポリオキシブチレンジオール(ポリブチレングリコール)が挙げられる。
なかでも、ポリオキシブチレンジオールが好ましい。
ポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子量は、500〜5000であるのが好ましく、1000〜3000であるのがより好ましい。
ポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子量は、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定値をもとにした標準ポリスチレン換算値である。
ポリオキシアルキレンポリオールはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ポリオキシアルキレンポリオールの含有量は、上記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、1〜10質量部であるのが好ましく、3〜7質量部であるのがより好ましい。
(炭酸カルシウム)
硬化剤に含有される炭酸カルシウムは特に制限されない。例えば、重質炭酸カルシウム、沈降性炭酸カルシウム(軽質炭酸カルシウム)、コロイダル炭酸カルシウムが挙げられる。
なかでも、重質炭酸カルシウムが好ましい。
炭酸カルシウムはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
炭酸カルシウムの含有量は、上記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、2〜8質量部であるのが好ましく、3〜5質量部であるのがより好ましい。
(4価ポリオール)
硬化剤に含有される4価ポリオールは、1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する化合物である。上記4価ポリオールは架橋剤として機能することができる。
4価ポリオールにおいて、ヒドロキシ基は炭化水素基に結合することができる。炭化水素基は特に制限されない。脂肪族炭化水素基(直鎖状、分岐状、環状を含む。)、芳香族炭化水素基、これらの組合せが挙げられる。炭化水素基は不飽和結合を有してもよい。
炭化水素基が有する任意の炭素原子が、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子のようなヘテロ原子に置換されてもよい。
4価ポリオールは、アルコールであるのが好ましい態様の1つとして挙げられる。具体的には、例えば、4個のヒドロキシ基を有する脂肪族炭化水素化合物が挙げられる。脂肪族炭化水素基が有する任意の炭素原子が、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子のようなヘテロ原子に置換されてもよい。
4価ポリオールの分子量は、200〜1000であるのが好ましく、300〜700であるのがより好ましい。
4価ポリオールとしては、例えば、アルキレンジアミンにアルキレンオキサイドが4個付加したポリオールであるのが好ましく、エチレンジアミンにプロピレンオキサイドが4個付加したポリオールであるのがより好ましい。エチレンジアミンにプロピレンオキサイドが4個付加したポリオールは、例えば、(HO−C362−N−CH2CH2−N−(C36−OH)2と表すことができる。
4価ポリオールはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
4価ポリオールの含有量は、上記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜2.5質量部であり、0.7〜2.0質量部であるのが好ましく、0.8〜1.2質量部であるのがより好ましい。
(リナロール)
硬化剤に含有されるリナロールは、下記式で表される化合物である。
リナロールの含有量は、上記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.1〜3.0質量部であり、0.5〜2.0質量部であるのが好ましく、0.8〜1.2質量部であるのがより好ましい。
本発明の組成物は、必要に応じて、更に、添加剤を含有することができる。
添加剤としては、例えば、上記イソシアネート化合物以外のイソシアネート化合物、上記スズ触媒以外の触媒、上記ポリオキシアルキレンポリオール以外のポリオキシアルキレンポリオール、2価又は3価のアルコール、リナロール以外の1価のアルコール、カーボンブラック、ジイソノニルフタレートのような可塑剤、アミン触媒、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(染料)、揺変性付与剤、紫外線吸収剤、難燃剤、界面活性剤、レベリング剤、分散剤、脱水剤、接着付与剤、帯電防止剤などが挙げられる。添加剤の含有量は適宜選択することができる。
添加剤は、主剤及び/又は硬化剤に適宜加えることができる。主剤が更に炭酸カルシウムを含んでもよい。
本発明の組成物は、主剤と硬化剤とを混合することによって製造することができる。
主剤は、例えば、上記の成分を窒素ガス雰囲気下で混合して調製することができる。硬化剤についても同様である。
本発明の組成物は、例えば自動車用、建築用などの接着剤として使用することができる。
本発明の組成物を使用することができる被着体としては、例えば、ガラス、樹脂(例えば、ポリプロピレンのような難接着樹脂)、ゴム、金属が挙げられる。
被着体としての樹脂には、例えば、フレーム処理のような乾式の表面処理を施すのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
本発明の組成物は、樹脂に対する接着性が良好であるから、プライマーレス(湿式処理無し)で樹脂に使用することができる。
本発明の組成物を被着体に塗布する方法は特に制限されない。
本発明の組成物は、例えば、0〜50℃、5〜100%相対湿度の条件下において硬化することができる。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし本発明はこれらに限定されない。
<組成物の製造>
下記第1表の主剤に示す各成分を同表に示す組成(質量部)で用いて、これらを混合し、主剤を調製した。
また、下記第1表の硬化剤に示す各成分を同表に示す組成(質量部)で用いて、これらを混合し、硬化剤を調製した。
上記のとおり調製した、主剤及び硬化剤を撹拌機で混合し、組成物を製造した。
<評価>
上記のとおり製造された組成物等を用いて以下の評価を行った。結果を第1表に示す。
(未硬化特性)
本発明において未硬化特性は主剤増粘率で評価された。
主剤の粘度は、以下の方法で測定された。
まず上記のとおり調製した各主剤のSOD粘度(Pa・s)を測定した(初期粘度)。
次に、上記のとおり調製した各主剤を容器に密封し、容器内を窒素ガスで置換して、40℃の条件下で7日間貯蔵し、7日後の各主剤のSOD粘度(Pa・s)を測定した(貯蔵後粘度)。
SOD粘度は、JASO M338−89に準拠して、圧力粘度計(ASTM D 1092)を用いて測定した。
上記のとおり得られた、初期粘度、貯蔵後粘度を以下の式に当てはめて、主剤増粘率を得た。
主剤増粘率(%)=[(貯蔵後粘度−初期粘度)/初期粘度]×100
主剤増粘率が30%以下である場合、未硬化特性に優れるといえる。
(硬化物性)
本発明において硬化物性は破断伸び(破断時伸び)で評価された。
上記のとおり製造した各組成物を、23℃、50%相対湿度の条件下で7日間置いて硬化させ、厚さ2mmのシートを得た。
上記のとおりにして得られた各シートから、ダンベル状試験片(ダンベル状3号形、厚さ2mm)を切り出し、これを用いてJIS K6251:2010に準拠して、引張試験機を用いて引張速度50mm/min、23℃の条件下で破断伸び(%)を測定した。
破断伸びが300%以上である場合、硬化物性に優れるといえる。
(接着性)
・PP系樹脂接着(フレーム処理)
まず、ポリプロピレンの板(幅:25mm、長さ:120mm、厚さ:3mm)の片面にフレーム処理を施した被着体を2枚用意した。フレーム処理後、ぬれ張力試験用混合液(和光純薬工業社製)を用いて被着体表面の濡れ性が45.0mN/m以上であることを確認した。
次いで、2枚の被着体のうち1枚の表面(フレーム処理を施した面)に、製造直後の各組成物を塗布した後、他方の被着体の表面(フレーム処理を施した面)と張り合わせ、組成物の厚みが3mmとなるように圧着させて試験体を作製した。
上記のとおり作製した試験体を、以下の硬化条件下に置いて組成物を硬化させ、PP系樹脂接着評価用サンプルを得た。
・硬化条件1:上記試験体を23℃、50%相対湿度の条件下に7日間置いた。硬化条件1で得られたPP系樹脂接着評価用サンプルを用いて、下記引張剪断試験を行い、初期の接着性を評価した。この評価結果を「初期接着」の欄に表示する。
・硬化条件2:硬化条件1の後更に試験体を40℃の水に14日間浸漬させた。硬化条件2で得られたPP系樹脂接着評価用サンプルを用いて、下記引張剪断試験を行い、耐水接着性を評価した。この評価結果を「耐水接着」の欄に表示する。
・硬化条件3:硬化条件1の後更に試験体を120℃の条件下に7日間置いた。硬化条件3で得られたPP系樹脂接着評価用サンプルを用いて、下記引張剪断試験を行い、耐熱接着性を評価した。この評価結果を「耐熱接着」の欄に表示する。
・引張剪断試験
上記のとおりにして得られた各PP系樹脂接着評価用サンプルを用いて、JIS K6850:1999に準じて引張速度50mm/min、23℃の条件下で引張剪断試験を行い、各PP系樹脂接着評価用サンプルの破壊状態を目視で観察した。
硬化物が凝集破壊した場合を「CF」と表示した。
破壊状態が硬化物と被着体との間における界面剥離であった場合を「AF」と表示した。
評価結果がCFである場合、プライマーを用いずとも樹脂材料との接着に優れるといえる。
・ガラス接着(プライマー塗布)
まず、ガラスにプライマー(MS−90、横浜ゴム社製)を塗布した。
次に、上記のとおりプライマーを塗布したガラスに、上記のとおり製造した各組成物を直径10mmで塗布し、組成物の厚みが3mmとなるようにして試験体を作製した。
上記のとおり作製した試験体を、以下の硬化条件下に置いて組成物を硬化させ、ガラス接着評価用サンプルを得た。
・硬化条件4(短時間促進硬化):上記試験体を23℃、50%相対湿度の条件下に3時間置いた後に45℃の温水に入れて硬化させた。硬化条件4で得られたガラス接着評価用サンプルを用いて、下記剥離試験を行い、短時間促進硬化による接着性を評価した。この評価結果を「短時間促進硬化」の欄に表示する。
・硬化条件5(耐熱接着):上記試験体を23℃、50%相対湿度の条件下で7日間硬化させ、硬化した試験片を120℃の条件下に5日間放置し、その後、23℃まで徐冷した。硬化条件5で得られたガラス接着評価用サンプルを用いて、下記剥離試験を行い、耐熱接着性を評価した。この評価結果を「耐熱接着」の欄に表示する。
・剥離試験
上記の硬化条件で硬化させて得られた各ガラス接着評価用サンプルの硬化物の一端を把持して180度剥離する剥離試験を行い、剥離試験後のガラス接着評価用サンプルの破壊状態を観察した。
硬化物が凝集破壊した場合を「CF」と表示した。
破壊状態がプライマーと硬化物との間における界面剥離であった場合を「PS」と表示した。
硬化物(接着剤層)中に、または、ガラスとの界面に気泡あった場合を「H」と表示した。
評価結果がCFである場合、ガラスとの接着に優れるといえる。
第1表に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
・ウレタンプレポリマー:ポリオキシプロピレンジオール(EXCENOL 2020、旭硝子社製)25質量部と、ポリオキシプロピレントリオール(EXCENOL 5030、旭硝子社製)50質量部と、ジフェニルメタンジイソシアネート(コスモネートPH、三井化学社製)10質量部とを反応させることによって製造したウレタンプレポリマー。
・カーボンブラック:ニテロン ♯200、新日化カーボン社製
・炭酸カルシウム1:重質炭酸カルシウム(スーパーS、丸尾カルシウム社製)
・可塑剤(DINP):フタル酸ジイソノニル(ジェイ・プラス社製)
・アミン触媒:ジモルフォリノジエチルエーテル(サンアプロ社製)
・イソシアネート化合物1:HDIのビウレット変性体(D165N、三井化学社製)
・比較イソシアネート化合物1:TDIのイソシアヌレート変性体、商品名D204、三井化学社製
・比較イソシアネート化合物2:クルードMDI、商品名PAPI−135、ダウ社製
・スズ触媒1:1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)1/1で80℃の条件下で反応させて得た反応物
・比較スズ触媒1:DOTL、ジオクチルスズラウレート、日東化成社製
・ポリオキシアルキレンポリオール1:ポリブチレングリコール、数平均分子量1500、商品名R15HT、出光石油化学社製
・炭酸カルシウム2:重質炭酸カルシウム(スーパーS、丸尾カルシウム社製)
・4価ポリオール1:商品名クオドール、新日本理化社製
・グリセリン:和光純薬社製
・TMP:トリメチロールプロパン、和光純薬社製
・リナロール:東京化成工業社製
・1−カルベオール:下記式で表される化合物、東京化成工業社製
・プロピルアルコール:東京化成工業社製
第1表に示す結果から、所定のイソシアネート化合物の含有量が所定の範囲の下限を外れる比較例1は、樹脂材料との接着性が低かった。
所定のスズ触媒を含まない比較例2は、樹脂材料との接着性が低かった。
所定の4価ポリオールの含有量が所定の範囲の下限を外れる比較例3は、樹脂材料との接着性が低かった。
リナロールの含有量が所定の範囲の下限を外れる比較例4は、樹脂材料との接着性が低かった。
所定のイソシアネート化合物の含有量が所定の範囲の上限を外れる比較例5は、主剤の貯蔵安定性、得られる硬化物の破断伸び、ガラスとの接着性が低かった。
所定のスズ触媒の含有量が所定の範囲の上限を外れる比較例6は、主剤の貯蔵安定性、ガラスとの接着性が低かった。
所定の4価ポリオールの含有量が所定の範囲の上限を外れる比較例7は、得られる硬化物の破断伸びが低かった。
リナロールの含有量が所定の範囲の上限を外れる比較例8は、樹脂材料との接着性が低かった。
所定のイソシアネート化合物を含有せず、代わりにこれと異なるイソシアネート化合物を含有する比較例9、10は、主剤の貯蔵安定性、接着性が低かった。
所定のスズ触媒を含有せず、代わりにこれと異なるスズ触媒を含有する比較例11は、樹脂材料との接着性が低かった。
4価ポリオールを含有せず、代わりに3価ポリオールを含有する比較例12、13、リナロールを含有せず、代わりにこれと異なる1価アルコールを含有する比較例14、15は、樹脂材料との接着性が低かった。
これに対して、実施例1〜11は、主剤の貯蔵安定性に優れ、得られる硬化物の破断伸びが高く、接着性に優れる(具体的には、プライマーを用いずとも樹脂材料との接着に優れる、及び、ガラスとの接着に優れる)。
4価値ポリオールの含有量について実施例4、6、8を比較すると、4価ポリオールの含有量が少ないほど、硬化物の破断伸びがより高くなることが明らかとなった。
リナロールの含有量について実施例5〜7を比較すると、リナロールの含有量が多いほど、硬化物の破断伸びがより高くなることが明らかとなった。
イソシアネート化合物の含有量について実施例2、6、11を比較すると、イソシアネート化合物の含有量が少ないほど、硬化物の破断伸びがより高くなることが明らかとなった。

Claims (1)

  1. ウレタンプレポリマーを含む主剤と、硬化剤とを有する2液型の接着剤組成物であって、
    前記主剤が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、更に、
    ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体及びヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体からなる群から選ばれる少なくとも1種のイソシアネート化合物0.5〜3.0質量部と、
    1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比(1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチル−ジスタノキサン/エチルシリケート)0.5〜1.25で反応させることによって得られるスズ触媒0.001〜0.3質量部とを含み、
    前記硬化剤が、
    1分子あたり2個又は3個のヒドロキシ基を有するポリオキシアルキレンポリオールと、
    炭酸カルシウムと、
    1分子あたり4個のヒドロキシ基を有する4価ポリオールと、
    リナロールとを含み、
    前記4価ポリオールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜2.5質量部であり、
    前記リナロールの含有量が、前記ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.1〜3.0質量部である、接着剤組成物。
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