JP2016140787A - 気泡発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレクトロウェッティングを用いた気泡発生装置を提供する。
【解決手段】気泡発生装置は、内面と、前記内面によって規定され、入口及び出口を備え液体の流路とを有する管、管の内面の少なくとも入口近傍において、流路の伸びる方向に沿って配列された少なくとも3つの電極、少なくとも3つの電極を少なくとも覆って内面に設けられた絶縁層、絶縁層を覆って内面全体に設けられた撥水層、管の複数の電極の配列中に設けられ、流路と管の外側とをつなぐ孔と、流路と管の外側との気圧差に応じて、孔を開閉するバルブ、および少なくとも3つの複数の電極に選択的に電圧を印加する電源を備え、前記電源が複数の電極に選択的に電圧を印加し、前記選択的に印加された電極上において、前記撥水層と前記液体との接触角を変化させることによって、前記液体を前記入口から吸入し、流路内で液体を複数の液滴に分割し、複数の液滴および複数の液滴間に生成した気泡を出口より放出する。
【選択図】図1A

Description

本願は、エレクトロウェッティングを用いた気泡発生装置に関する。
エレクトロウェッティング(Electrowetting)は、疎水性の誘電体膜が設けられた電極と、誘電体膜上に配置される液滴との間に電位差を与えることにより、液滴の誘電体膜との接触角が減少する現象である。電極を複数配置し、順に電圧を印加することによって液滴を移動させることが可能となる。
例えば、特許文献1、2は、エレクトロウェッティングによって液滴を移動させたり、液滴を吐出させる技術を開示している。
特開2008−092613号 特許第3967296号
従来技術によれば、エレクトロウェッティング技術は、主として液体の移動のみに利用されてきた。
本願発明者は、エレクトロウェッティング技術を詳細に検討し、エレクトロウェッティングを利用して液体中に気泡を発生させる装置を想到した。本開示は、エレクトロウェッティングを用いた気泡発生装置を提供する。
本開示の気泡発生装置は、内面と、前記内面によって規定され、入口及び出口を備えた液体の流路とを有する管、前記管の前記内面の少なくとも前記入口近傍において、前記流路の伸びる方向に沿って配列された少なくとも3つの電極、前記少なくとも3つの電極を少なくとも覆って前記内面に設けられた絶縁層、前記絶縁層を覆って前記内面全体に設けられた撥水層、前記管の前記複数の電極の配列中に設けられ、前記流路と前記管の外側とをつなぐ孔と、前記流路と前記管の外側との気圧差に応じて、前記孔を開閉するバルブ、および前記少なくとも3つの複数の電極に選択的に電圧を印加する電源を備え、前記電源が、前記複数の電極に選択的に電圧を印加し、前記選択的に印加された電極上において、前記撥水層と前記液体との接触角を変化させることによって、前記液体を前記入口から吸入し、前記流路内で前記液体を複数の液滴に分割し、前記複数の液滴および前記複数の液滴間に生成した気泡を前記出口より放出する。
本開示の気泡発生装置によれば、エレクトロウェッティングを用いて液体中に気泡を発生させることができる。
図1Aは本実施形態の気泡発生装置における本体の模式的な断面図である。 図1Bは本実施形態の気泡発生装置における電源のブロック図である。 図2Aは本実施形態の気泡発生装置の模式的な設置状態を示す図である。 図2Bは本実施形態の気泡発生装置の模式的な他の設置状態を示す図である。 図3Aは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図3Bは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図3Cは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図3Dは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図3Eは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図3Fは本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の生成手順を示す図である。 図4は、図3Aから図3Fの手順における電極への電圧印加を示すタイミングチャートである。 図5Aは、本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の移送手順を示す図である。 図5Bは、本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の移送手順を示す図である。 図5Cは、本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の移送手順を示す図である。 図5Dは、本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の移送手順を示す図である。 図5Eは、本実施形態の気泡発生装置における液滴および気泡の移送手順を示す図である。 本実施形態の気泡発生装置の異なる形態の断面図である。
本開示の気泡発生装置、気泡発生装置の制御方法および気泡発生方法の概要は以下の通りである。
[項目1]
内面と、前記内面によって規定され、入口及び出口を備えた液体の流路とを有する管、前記管の前記内面の少なくとも前記入口近傍において、前記流路の伸びる方向に沿って配列された少なくとも3つの電極、前記少なくとも3つの電極を少なくとも覆って前記内面に設けられた絶縁層、前記絶縁層を覆って前記内面全体に設けられた撥水層、前記管の前記電極の配列中に設けられ、前記流路と前記管の外側とをつなぐ孔と、前記流路と前記管の外側との気圧差に応じて、前記孔を開閉するバルブ、および前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加する電源を備え、前記電源が、前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加し、前記選択的に印加された電極上において、前記撥水層と前記液体との接触角を変化させることによって、前記液体を前記入口から吸入し、前記流路内で前記液体を複数の液滴に分割し、前記複数の液滴および前記複数の液滴間に生成した気泡を前記出口より放出する気泡発生装置。この構成によれば、エレクトロウェッティングによって液体中に気泡を発生させることができる。このため、静粛性および省電力性に優れた気泡発生装置が実現する。
[項目2]
前記出口に設けられ、前記出口から前記流路に液体が流入するのを抑制する逆流防止器をさらに備える項目1に記載の気泡発生装置。この構成によれば、出口から液体が管内に液体が逆流することが抑制できるため、管の出口を液体の深い位置に配置することができる。
[項目3]
前記逆流防止器は逆止弁である項目2に記載の気泡発生装置。
[項目4]
前記逆流防止器は毛細管である項目2に記載の気泡発生装置。
[項目5]
前記複数の液滴間の体積が1×106μm3以下である項目1に記載の気泡発生装置。この構成によれば、気泡発生装置はマイクロバブルを生成することができる。
[項目6]
項目1から5のいずれかに規定される気泡発生装置の制御方法であって、前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加するように前記電源を制御することによって、前記液体を前記少なくとも3つの電極上に配置し、前記少なくとも3つの電極のうち、両端の電極に電圧を印加することによって、前記液体を前記複数の液滴に分割し、前記複数の液滴の間に、前記孔を介して気体を導入することにより、前記気泡を生成させる、気泡発生装置の制御方法。
以下、図面を参照しながら、本開示の気泡発生装置、気泡発生装置の制御方法および気泡発生方法の実施形態を説明する。
本実施形態の気泡発生装置は、本体10および電源20を備える。図1Aは本体10の構成を模式的に示す断面図である。気泡発生装置は、液浴112から液体を吸入し、液体中に気泡を発生させて液浴112に液体を排出する。このような気泡発生装置はエアーポンプと呼ばれることもある。
気泡発生装置の本体10は管101を含む。管101は内面101iを有し、内面101iが入口109および出口111を有する流路102(channel)を規定している。管101の内面101iの伸びる方向に垂直な断面において、流路102は、円形、楕円形、多角形等の断面を有している。本実施形態では、流路102は四角形の断面を有している。
管101は、流路102の断面に応じて1または2以上の、内面101iを有する部材によって構成されている。本実施形態では、管101は、対向する基板101a、101bと基板101a、101bを挟む一対の側面基板101cを含む。これにより、空間が四方から囲まれ、流路102が規定される。管101は複数の基板ではなく、流路102を規定する空間を有する筒状に成形された部材によって構成されてもよい。基板101a、101bおよび側面基板101cには、例えばガラス基板を用いることができる。特に表面が平滑であり、以下において説明する構造のための薄膜が形成しやすい部材を用いることが望ましい。本実施形態では、管101は、図1Aに示すように、入口109から液体を取り込み、取り込んだ液体中に気泡を発生させて出口111から液体を放出する。液体の取り込みと、気泡が含まれる液体の放出を同じ側で行うため、管101はU字形状を有している。
気泡発生装置の本体10は管101の内面101iに設けられた電極104と、電極104を覆う絶縁層105と、絶縁層105を覆う撥水層106を更に備える。
電極104は、管101の内面101iにおいて、流路102の伸びる方向に沿って複数配列されている。本実施形態では、入口109から出口111にかけて、複数の電極104が配列されているが、入口109から出口111に向かって少なくとも3つの電極104が配列されていればよい。また、本実施形態では、電極104は基板101aおよび基板101bにそれぞれ設けられている。しかし、電極104は流路102の断面において、内面101iの一部に設けられていればよい。つまり、電極104は、基板101a、101bおよび2つの側面基板101cのうちの1つに、配列して設けられていてもよいし、4つすべてに設けられていてもよい。
電極104は、Au、Pt、Cu、Al、Agなど各種金属材料を用い形成することができる。また透過性が必要な場合には、ITOやZnOなどの透明導電材料を用いてよい。基板や、絶縁層105との高い密着性が必要な場合には、上述の材料の層と、Cr、Tiなどの金属材料の層との積層構造を用いてもよい。電極は蒸着法、スパッタ法などによって形成することができる。電極104が厚い場合、基板との段差が生じ、絶縁層105および撥水層106の撥水膜の形成に影響し得る。電極104が薄い場合、十分な導電性が得られず、抵抗が高くなり、電圧を印加したときに、配線抵抗により電圧がロスし電極に所望の電圧が印加できなくなる可能性がある。電極104の厚さは、0.1μm以上、1μm以下がより好ましい。
絶縁層105は、少なくとも電極104を覆うように設けられる。電極104が設けられていない内面101iの領域には絶縁層105は設けられていなくてもよい。絶縁層105は絶縁性を有しており、パリレンに代表される種々の高分子化合物や、SiO2に代表される無機化合物の各種酸化物、複合酸化物、窒化物、などの絶縁材料によって形成することができる。気泡発生装置を駆動するために必要な電圧を下げるためには、電極104の静電容量が大きいことが望ましい。このため絶縁層105の厚さが小さく、比誘電率が大きいことが望ましい。この点で、絶縁層105の材料には、薄膜形成に適している材料、高い比誘電率を有する材料を好適に用いることができる。高分子化合物を絶縁層105に用いる場合、ディッピング法、スプレーコート法、スピンコート法などの方法を用いて塗布してよい。無機化合物を用いる場合、スパッタ法、スプレーコート法、スピンコート法などの方法により形成してよい。
撥水層106は、絶縁層105を覆って管101の内面101i全体に設けられる。撥水層106は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やAF1600(デュポン社製)など、フルオロアルキル鎖を有する化合物であれば一般に高い撥水性能を有する化合物を用いて形成することができる。フルオロアルキル鎖を有する化合物のうち、シランカップリングが可能な官能基を有する化合物は、絶縁層105とカップリング反応することで共有結合を形成し、撥水層106の剥離が防止できるので、撥水層106の材料として特に好適に用いることができる。シランカップリングが可能なフルオロアルキル鎖を有する化合物として、例えば、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルトリメトキシシラン、パーフルオロデシルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルトリクロロシラン、パーフルオロデシルトリクロロシラン、CYTOP(登録商標)(旭硝子(株)製)、オプツール(ダイキン工業製)を用いることができる。撥水層106は、液浴112の液体に対する固液界面の摩擦力が弱いほうが好ましい。具体的には液体に対して、30°以下の滑落角(膜撥水層上で10μlの純水が滑り出す角度)を有する撥水材料で形成されていることが好ましい。また、気泡発生装置の駆動に必要な電圧を下げるためには、撥水層106の厚さは小さいことが望ましい。ただし、厚さが小さすぎると、均一な厚さの撥水層106を形成するのが難しくなり、薄い部分において絶縁破壊が生じやすくなる。撥水層106の厚さは、例えば、0.05μm以上、2μm以下が好ましい。
気泡発生装置の本体10は、管101に設けられた孔110と、孔110に配置されるバルブ107と管101の出口111に設けられる逆流防止器108とを更に備える。
孔110は、管101の側面に設けられ、流路102と管の外側とを接続している。孔110は、電極104の配列中に位置している。ここで配列中とは配列内であることをいい、配列の始端および終端より外側ではないことをいう。つまり配列した複数の電極104の一番端の電極104と入口109または出口111との間には位置しておらず、孔110より入口109側および出口111側のいずれにおいても、少なくとも1つの電極104が存在する。なお図1Aでは、一対の電極104の間に孔110が位置するように示しているが、孔110の位置は電極間に限られず、上述した電極104の配列との位置関係を満たす限り、孔110が電極104に隣接していなくてもよい。より具体的には、図1Aでは、孔は電極104が設けられた基板101aに設けられているが、孔110は、側面基板101cに設けられていてもよい。
バルブ107は、孔110に設けられ、流路102と管101の外側との気圧差に応じて、孔110を開閉する。バルブ107は、例えば、流路102内の圧力が管101の外側の大気よりも低い場合、孔110を開放し、流路102の圧力が管101の外側の大気と同程度以上であれば、孔110を閉じる。図では、バルブ107は模式的に示されている。バルブ107は、例えば弾性を有する板状部材であってよく、孔110の内面101iの開口を塞ぐように、板状部材が内面101iに配置され、気圧差によって板状部材と内面101iとの間に間隙が生じるように、板状部材の一部分においてのみ内面101iに固定されていてもよい。
逆流防止器108は、出口111から流路102内に液浴112の液体が流入するのを抑制する。逆流防止器108は、逆止弁であってもよく、毛細管であってもよい。また、気泡発生装置の本体10は、管101とは別の構成要素として逆流防止器108を備えていなくてもよく、例えば、管101の出口111が毛細管力の働く毛細管として構成されていてもよい。
図1Bは電源20の構成を示すブロック図である。電源20は、電極104に選択的に電圧を印加する。このために、電源20は、制御器201と、電圧発生器202と、スイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nとを含む。
電圧発生器202は、電極104に印加する電圧を生成する。電圧は交流電圧であってもよく、直流電圧であってもよい。電圧発生器202の出力は、スイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nを介して端子T1、T2、T3、・・・Tnに接続されている。端子T1、T2、T3、・・・Tnは、複数の電極104にそれぞれ接続されている。制御器201の指令に基づき選択されたスイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nがONにされ、電圧発生器202で発生した電圧が、端子T1、T2、T3、・・・Tnを介して電極104に印加される。電圧が直流電圧である場合、端子T1、T2、T3、・・・Tnはそれぞれダイオードおよび抵抗203を介して基準電位端子Tcに接続されている。このため、スイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nがOFFの状態では、端子T1、T2、T3、・・・Tnは基準電位に接続される。このため、電極104に蓄積された電荷は放出される。
以下において詳細に説明するように、気泡発生装置の管101内において、電圧が印加された電極104上に液滴が位置し、隣接する電極に電圧を印加し、液滴が位置していた電極の電圧をOFFにすることによって液滴を隣接する電極104上に移動させることができる。制御器201は、管101内における液滴の移送に従って、複数の電極104に選的に電圧が印加されるように、スイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nをONまたはOFFにする。スイッチ204−1、204−2、204−3、・・・204−nをONまたはOFFにするタイミングは、マイコンおよびプログラムによって制御されてもよいし、電子回路によって制御されてもよい。
次に、管101および電極104の大きさを説明する。管101の流路102の伸びる方向に垂直な断面の大きさは、例えば、3.0×10-4mm2以上8.0×10-1mm2以下である。電極104の大きさは例えば、2.0×10-3mm2以上1.0×10-1mm2以下である。流路102は、少なくも3つの電極を配置できる長さを有していればよい。
本実施形態の気泡発生装置は、例えば、容器に保持された液体中に気泡を発生させる。図2Aおよび図2Bは、容器120に保持された液体121に気泡を発生させる場合における気泡発生装置の本体10の配置の例を示している。
図2Aに示すように、本体10を容器120の側面に設けてもよい。この場合、入口109を上方に配置し、出口111を下方に配置すれば、容器120に保持された液体121の底から気泡が含まれる液体を放出することができる。また、図2Bに示すように、容器120に保持された液体121の液面121s上に本体10を配置してもよい。いずれの場合も、本体10の側面に設けられた孔110から空気を取り込むことができるように、本体10は容器120が配置される環境下に露出している。
気泡を発生させる液体121は、エレクトロウェッティングによる移動が可能な特性を備えている。具体的には液体121は極性溶媒である。例えば、水、アミド、グリコール、グリセリン、アミノアルコール、ヒドロキシアミン、多価アルコールのうち少なくとも1つを含む溶媒である。特に純水のように、極性の高い溶媒を用いることによってエレクトロウェッティングによる液体121の移動動作が安定する。
次に本実施形態の気泡発生装置の動作を説明する。本実施形態の気泡発生装置は、電極104に選択的に電圧を印加することにより、(1)入口109からエレクトロウェッティング効果によって液体121を吸入し、(2)流路102内で液体121を複数の液滴114に分割するとともに、液滴114間に気泡115を生成する。(3)生成した液滴114および気泡115を管101内で移送し、出口111から放出する。
(1)液体の吸入
図2Aまたは図2Bに示すように気泡発生装置の本体10が容器120に配置された状態において、容器120に保持された液体121は、本体10の管101の内面101iに配置された撥水層106と接触する(図1A)。撥水層106は大きな接触角を有するため、液体121は流路102内には侵入せず、入口109近傍にとどまる。ここで、本明細書において「入口109近傍」とは、入口109の地点から流路の伸びる方向に沿って配置された電極104の3つ分の距離以内をいい、例えば、入口109の地点から流路の伸びる方向に5mm以内をいう。入口109に最も近接した電極104に電圧を印加すると、電圧が印加された電極104上の撥水層106に接する液体121の接触角が小さくなるこのため、液体121が管101の流路102内に吸入される。
(2)液滴114および気泡115の生成
図3Aから図3Fおよび図4を参照して、管101内において液滴114および気泡115を生成する方法および生成した液滴114および気泡115の移送・放出を説明する。図3Aから図3Fは、吸入された液体113から液滴114および気泡115を生成する工程を示す模式図である。図4は、各電極に印加する電圧を示すタイミングチャートである。分かりやすさのため、複数の電極104に電極104a〜104fと参照符号を付す。
図3Aに示すように入口109に最も近い電極104aに電圧を印加することによって、液体113を管101の流路102内に引き込む。図4に示すように、電極104aから電極104dに順番に電圧を印加し、かつ、最も先端に位置する電極にのみ電圧を印加することにより、図3Bから図3Dに示すように、液体113の先端の位置を管101の内部側へ移動させる。
図4に示すように、電極104dに電圧を印加した状態で、電極104dから2以上離れた電極に電圧を印加する。例えば、電極104bに電圧を印加すると、図3Eに示すように、液体113には、電極104bに引き寄せる静電引力と、電極104dに引き寄せる静電引力とが働く。このため、液体113の電極104bと電極104dとの間に位置する部分、つまり、電極104c上に位置する液体113は電極104bおよび電極104d側に引っ張られ細る。その結果、液体113の電極104d上に位置する部分113’が分離される。図3Fに示すように、分離された液体は液滴114として電極104eに電圧を印加することによって、液体113とは独立して移動させることができる。
この時、液体113と液滴114との間に空間116が生じる。この空間116は減圧(真空)状態にあるため、電極104eへ印加する電圧をOFFにすると、液滴114は図3Fにおいて左側へ移動し、液体113と結合する。このため、空間116を形成する際、図1Aに示すように、管101の孔110の設けられている位置において、空間116が形成されるように、液滴114aを生成する。これにより、流路102に形成された空間116と大気の気圧差によってバルブ107が孔110を開放し、空気が管101の外部から空間116内へ流入し、気泡115が生成する。
つまり、管101の流路102において、孔110を挟み、少なくとも3つの配列された電極104上に液体113が位置するように複数の電極104に選択的に電圧を印加することによって液体113を移送し、3つの電極のうちの両端の電極に電圧を印加することによって、液体から液滴を分離し、液滴と液体との間の空間に孔100から気体を導入し、液体と分離した液滴との間に気泡を生成する。
(3)生成した液滴114および気泡115の移送および放出
図5Aから図5Eを参照しながら、液滴114および気泡115の気泡発生装置における移送および放出動作を説明する。これらの図において、電極104、液滴114、気泡115を区別するために、電極104a、104b、液滴114a、114b、気泡115a、115b等と参照符号を付す。
図5Aに示すように、電極104c、104e、104h、104k、104n、104qの電極がON状態にあり、管101内に液滴114a、114b、114c、114d、114eおよび気泡115a、115b、115c、115d、115eが生成している状態において、電極104e、104h、104k、104n、104qをOFF状態にし、電極104c、104f、104i、104l、104o、104rをON状態にする。これにより、図5Bに示すように、吸い込んだ液体113の先端を電極104cの位置にとどめたまま、液滴114a、114b、114c、114d、114eをそれぞれ1つづつ、出口111に近い電極104f、104i、104l、104o、104r上へ移動させる。この時、バルブ107は孔110を開放しており、気泡115aは拡大する。吸い込んだ液体113の位置を変化させずに液滴114aを移動させることによって、気泡115aの量を調節することができる。上述したように、液滴114aを移動させると、気泡115aの存在する空間が拡大するため、減圧となり、圧力を補うように孔110から空気が流入する。気泡115aが大気圧になるとバルブ107は孔110を閉じる。液滴114eと出口111との間には空間115f’が形成されている。空間115f’には気泡が生成していたが、既に放出された後の状態にある。
図5Cに示すように、このような動作を2回繰り返す。この時吸い込んだ液体113の先端の位置も移動するように電極に電圧を印加する。これにより、吸い込んだ液体113、液滴114a、114b、114c、114d、114eおよび気泡115a、115b、115c、115d、115eが入口109から出口111に向かって移動する。液滴114eが逆流防止器108に接触すると、出口111に圧力がかかり、水圧で閉じていた逆流防止器108が開放される。
逆流防止器108が開放されることによって、液滴114eが出口111から容器内の液体121へ放出される。また、気泡115eも液体121内に放出される。その後気泡115eの一部あるいは全部が液体121に溶け込む。
図5Dに示すように、気泡115eの放出により、液滴114dと出口111との間の空間115e’は減圧状態(真空)となり、逆流防止器108は水圧により閉じる。
図5Eに示すように、上述の手順に従い、吸い込んだ液体113から液滴114fおよび気泡115gを生成する。この間、例えば、液滴114a、114b、114c、114dおよび気泡115a、115b、115c、115dは移動させずに管101内の同じ位置に保持しておくことができる。これにより、図5Aと同様の状態となる。この手順を繰り返すことによって、気泡発生装置は、液体121中に気泡を発生させることができる。
特に、気泡115あるいは液滴114間の空間の体積を1×106μm3以下にすることによって、放出される気泡は直径100μm以下のマイクロバブルとなる。これにより、本実施形態の気泡発生装置は、マイクロバブルを発生させることが可能となる。
本実施形態では、気泡を液体中に放出するために、出口111にかかる水圧を超える圧力をエレクトロウェッティングにより生み出すことが望ましい。水圧は水深により決定される値であり下記式(1)で表される。
Figure 2016140787

ここで、ρは水の密度(kg/m3)であり、gは重力加速度(9.8m/s2)であり、hは水深である。
特許文献2より、エレクトロウェッティングにより管内に発生する圧力は、管径により決定される値であり、式(2)によって表される。
Figure 2016140787

ここでε0は真空の誘電率(8.854×10−12N/V2)であり、εは絶縁膜の比誘電率であり、tは絶縁膜の厚さであり、Vは印加電圧(V)であり、dは管の内径である。
これらの圧力に加え、出口111には毛細管力が働く。流路102内部が撥水層106により撥水性を示すため、毛細管力は陰圧、即ち液の進行方向へ働き、ラプラス式に基づき式(3)によって表される。
Figure 2016140787

ここで、γLは液体の表面張力であり、θは接触角であり、rは管の半径である。
式(1)から(3)を用いて、水深と水圧との関係、管の半径とエレクトロウェッティングによる圧力および毛細管力との関係を求めた。結果を表1から表3に示す。
ここでは計算のため、エレクトロウェッティングとして用いる一般的な構成における数値を用いた。具体的には、液体121は純水であり、絶縁層105はSiO2によって形成され、撥水層106はCYTOPによって形成されると仮定した。また、絶縁層105と撥水層106との合計厚さは1μmであるとした。流路は半径rの円形とし、入口109は水面近傍にあるとする。上記条件に基づき使用したパラメータは以下の通りである。
ρ:1000kg/m3
γL:72.8mN/m
θ:110°
ε:3.8(撥水層を考慮しない)
このような、絶縁層105と撥水層106との組み合わせにおいて、純水の液滴移動を行うために必要な駆動電圧は150Vである。
Figure 2016140787

Figure 2016140787

Figure 2016140787
例えば、水深15cmの位置に出口111を設ける場合、出口111にかかる水圧は1.47kPaである。これに対し、本体10の管101の半径が500μmである場合、表2、3よりエレクトロウェッティングによる圧力および毛細管力を合わせた圧力は1.6kPaである。したがって、このような条件で気泡発生装置を実現した場合、液体121中に気泡を放出することが可能であることが分かる。また、絶縁層105および撥水層106の厚さを小さくすることによって、駆動電圧も小さくできる。例えば、厚さを0.05μmにすると駆動電圧は30Vでよい。この組み合わせで発生するエレクトロウェッティングによる圧力は、前述の値から10%程度低下するものの、1/5の駆動電圧でほぼ同等の効果が得られる。
本実施形態の気泡発生装置における1分間の気泡放出量は、1秒に2回、体積1×106μm3のマイクロバブルを放出するとして、およそ1×10-7l/分である。これに対し、例えば水槽用のエアレーションを行うポンプは、1l/分程度の空気を水槽の水中に放出することができる。このため、このような用途に本実施形態の気泡発生装置を用いる場合には、気泡の放出量を増大させるために、容器120に複数の本体10を設け、気泡を同時に液体121中に放出するようにしてもよい。
また、流路102内での液滴114の移動速度は一定であるため、流路の断面積を大きくし、液滴間の距離を極力短くすることにより、単位時間当たりの気泡放出量は増大する。この時、水圧の影響を小さくすために、本体10の入口109および出口111が液体121の液面121sに接するよう設置してもよい。
このように本実施形態の気泡発生装置によれば、エレクトロウェッティングを利用して液体中に微小サイズの気泡を生成することができる。エレクトロウェッティングを用いることによって、機械的な駆動部分を減らし、静粛性に優れた装置を実現することができる。また、エレクトロウェッティングではほとんど電流は消費されないため、省電力性に優れる。
本実施形態の気泡発生装置は逆流防止器108として逆止弁を備えているが、前述したように逆流防止器108は、毛細管力が働く毛細管であってもよく、管101の出口111が毛細管を構成していてもよい。この場合、出口111にかかる水圧よりも、出口111おいて発生する毛細管力が大きいことが望ましい。上述した条件を用いると、例えば、水深20cmの位置に出口111を設ける場合、出口111にかかる圧力は表1よりおよそ2000Paである。これに対し、表2から毛細管力により水の侵入を防ぐ方向に働く圧力は、管半径が25μmの時におよそ2000Paとなる。したがって、このような出口の液体121中での位置および管の断面積(半径)との組み合わせでは、気泡発生装置は逆流防止器108は備えていなくてもよい。この場合、逆流防止器108の開閉動作が生じず、より静粛性に優れた気泡発生装置を実現することができる。
本実施形態ではバルブ107が閉じている状態では、流路102が複数の液滴114および複数の気泡115で充填された状態であると言える。このため、流路102内では、複数の液滴114および複数の気泡115を全体として1つの液体として扱うことが可能であり、複数の液滴114および複数の気泡115の行方向に対して最後尾、つまり入口109から吸い込まれた液体113の動きに連動して流路内の液滴および気泡が一斉に動く。
したがって、図5に示すように、電極104は、管101の内面101iにおいて、液体121を吸い込み、吸い込まれた液体113から液滴114を生成する領域に設けられていれば、これらの電極104のみによって気泡発生装置を動作させることが可能である。具体的には、入口109から少なくとも3つの電極104が配列されておれば、管101の入口109と出口111との中間部分は出口111近傍には、電極104を設けなくてもよい。これにより、電極104の数を減らすことができ、電源20の構成を簡単にしたり、本体10の製造コストを低減させたりすることができる。
本実施形態では他の液体ポンプと組み合わせることによりマイクロバブル発生装置として使用してもよい。例えば、出口111を他の液体ポンプの入口に接続してもよい。これにより、本実施形態の気泡発生装置で発生した気泡を含む液体を、液体ポンプを用いて所望の圧力で放出することが可能となる。この場合、エレクトロウェッティングのみで気泡を含む液体を放出する場合に比べて、静粛性および省電力という利点は小さくなるが、上述した出口111の位置で受ける水圧に基づく気泡発生装置の構成上の制限を受けることなく、より自由に気泡発生装置の仕様を決定することができる。
また、本実施形態の気泡発生装置によって発生させる気泡は空気に限られず、孔110から種々のガスを導入することにより、これらのガスを用いた気泡を液体に生成させることができる。また、上述したように、液滴の位置を制御することよって、気泡の大きさ、つまり気泡の体積を制御することもできる。このような気泡を含む液体は、マイクロ流体を利用し、微量の物質を検出したり分析したりするバイオセンシング、バイオセンサー、バイオチップ等に利用可能である。例えば、所定の容量の液体に、微量かつ所望の一定量のガスを溶解させることが可能である。
本開示の気泡発生装置は、マイクロバブル発生装置など種々の用途の気泡発生装置に好適に用いることができる。また、マイクロ流体を利用し、微量の物質を検出したり分析したりするバイオセンシング、バイオセンサー、バイオチップ等に利用可能である。
10 本体
20 電源
101 管
101a 基板
101b 基板
101c 側面基板
101i 内面
102 流路
104 電極
105 絶縁層
106 撥水層
107 バルブ
108 逆流防止弁
109 入口
110 孔
111 出口
112 液浴
113 液体
113’ 部分
114 液滴
115 気泡
116 空間
120 容器
121 液体
121s 液面
201 制御器
202 電圧発生器
203 抵抗
204 スイッチ

Claims (6)

  1. 内面と、前記内面によって規定され、入口及び出口を備えた液体の流路とを有する管、
    前記管の前記内面の少なくとも前記入口近傍において、前記流路の伸びる方向に沿って配列された少なくとも3つの電極、
    前記少なくとも3つの電極を少なくとも覆って前記内面に設けられた絶縁層、
    前記絶縁層を覆って前記内面全体に設けられた撥水層、
    前記管の前記電極の配列中に設けられ、前記流路と前記管の外側とをつなぐ孔、
    前記流路と前記管の外側との気圧差に応じて、前記孔を開閉するバルブ、および
    前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加する電源
    を備え、
    前記電源が、前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加し、前記選択的に印加された電極上において、前記撥水層と前記液体との接触角を変化させることによって、前記液体を前記入口から吸入し、前記流路内で前記液体を複数の液滴に分割し、前記複数の液滴および前記複数の液滴間に生成した気泡を前記出口より放出する、
    気泡発生装置。
  2. 前記出口に設けられ、前記出口から前記流路に液体が流入するのを抑制する逆流防止器をさらに備える請求項1に記載の気泡発生装置。
  3. 前記逆流防止器は逆止弁である請求項2に記載の気泡発生装置。
  4. 前記逆流防止器は毛細管である請求項2に記載の気泡発生装置。
  5. 前記複数の液滴間の体積が1×106μm3以下である請求項1に記載の気泡発生装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに規定される気泡発生装置の制御方法であって、
    前記少なくとも3つの電極に選択的に電圧を印加するように前記電源を制御することによって、
    前記液体を前記少なくとも3つの電極上に配置し、
    前記少なくとも3つの電極のうち、両端の電極に電圧を印加することによって、前記液体を前記複数の液滴に分割し、
    前記複数の液滴の間に、前記孔を介して気体を導入することにより、前記気泡を生成させる、
    気泡発生装置の制御方法。
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