JP2016140222A - ケーブルの固定構造 - Google Patents

ケーブルの固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016140222A
JP2016140222A JP2015015490A JP2015015490A JP2016140222A JP 2016140222 A JP2016140222 A JP 2016140222A JP 2015015490 A JP2015015490 A JP 2015015490A JP 2015015490 A JP2015015490 A JP 2015015490A JP 2016140222 A JP2016140222 A JP 2016140222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
diameter
fixing member
fixing
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015015490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5978328B2 (ja
Inventor
敏也 元樋
Toshiya Motohi
敏也 元樋
鈴木 幹夫
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
義文 杉村
Yoshifumi Sugimura
義文 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2015015490A priority Critical patent/JP5978328B2/ja
Publication of JP2016140222A publication Critical patent/JP2016140222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5978328B2 publication Critical patent/JP5978328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】ケーブルを挿通する固定部材の開口角部の内面に特殊な湾曲部を形成せず、地震発生時等にケーブルが固定部材の開口で急激に折れ曲がって損傷することを防止した。【解決手段】配管2内に中空の固定部材3を所定間隔で配列し、ケーブル1をこれら固定部材3内に挿通して保持する。ケーブル1は配管2の連結部2aに余長部7を設けて地震によるずれを吸収可能とした。固定部材3よりもケーブル1の余長部7側に固定部材3よりも内径の大きな中空の拡径筒状部材9を取り付け、内部にケーブル1を挿通させた。地震等で配管2がずれて、ケーブル1の余長部側が大きく変位したとしても固定部材3を挿通したケーブル1は拡径筒状部材9を挿通することで、拡径筒状部材9で湾曲したり傾斜したりするために拡径筒状部材9の余長部側で急激に折れ曲がることがなく、緩やかに湾曲または傾斜し、ケーブル1の損傷を防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば配管内や免震構造物等に設置されるケーブルの固定構造に関する。
免震構造物には、基礎や下部構造体等に免震装置を介して上部構造体を支承するものが知られている。この種の免震構造物では、地震発生時に地震動によって振動する下部構造体に対して免震装置が大きくゆっくりと変形し、地震動の揺れをかわすことで上部構造体に入力される地震動を低減するようになっている。このため、地震発生時には、下部構造体と上部構造体との間に大きな相対変位を生じることになる。よって、免震構造物に各種のケーブルを引き込む際には、地震の影響によってケーブルとしての機能を損なわないことに加え、大きな相対変位に対する追随性も必要とされる。
例えば、建物内や管路内等にケーブルを敷設する場合、所定間隔で固定部を設けてケーブルを固定していた。そして、地震時等に相対変形が生じることを考慮して、特許文献1に記載のようにケーブルにある程度余長を設けていた。しかしながら、地震等によってケーブルに余長を超える相対変形が生じた場合にはケーブルに張力が作用して機能に障害が生じる可能性があった。また、余長の範囲内の相対変形であっても、ケーブルが太径で剛性が高い場合には固定部に過大な荷重が加わって機能に障害を生じる可能性があった。
これに対しケーブルの保護手段として、固定部に強度の低いインシュロックや紐等を用いることでケーブルに損傷が生じる前に固定部を破断することが行われていた。或いは、一般的なボルト固定に代えてスプリング式の特殊な固定金物を用いて固定度を下げることで過大な荷重がケーブルに作用しないように調整すること等が行われていた。
しかしながら、インシュロックや紐等を用いる場合でも、固定部が破断する等によってケーブルに干渉をきたすおそれがあった。また、スプリング式の固定金物では地震等によって金物が一定の範囲内で変形するため、スプリング部やボルトのネジ山が損傷しやすく、また高価であるという欠点もあった。
また、他の従来例として、免震構造物において、基礎等の下部構造体から建築物等の上部構造体へケーブルを引き込む際に、図10(a)に示すようにケーブル用の配管101内にケーブル102が配設され、ケーブル102は配管101の内壁に例えば管状の固定部103によって所定間隔で支持されて敷設されている。そして、地震時に配管101同士の連結部がずれて相対変形する場合を考慮して固定部103間にある程度の余長部104を設けてケーブル102を敷設している。
特開平11-346430号公報 特開2010-24772号公報
しかしながら、従来の免震構造物では、地震等によって連結した配管101の連結部にずれが発生すると、図10(b)に示すようにケーブル102の余長部104も変位して固定部103間に大きなずれが発生するため、図11に示すように、一方の配管101の固定部103と他方の配管101の固定部103との一方でケーブル102が急傾斜に折れ曲がり、ケーブル102が損傷するおそれがあった。
また、固定部で支持されたケーブルの急激な折れ曲がりを防ぐ手段として、例えば特許文献2に記載されたように、固定部の中空部の開口角部にラッパ状の湾曲部を形成したものも提案されているが、ケーブルを固定する固定部の開口角部にラッパ状の湾曲部を形成することは製造が困難である上にコスト高になるという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ケーブルを挿通する固定部材の開口角部の内面に特殊な湾曲部を形成することなく、しかも地震発生時等においてケーブルが固定部材の開口角部で急激に折れ曲がって損傷することのないようにしたケーブルの固定構造を提供することを目的とする。
本発明によるケーブルの固定構造は、ケーブルを挿通させて保持する中空の固定部材と、固定部材の先端側に設置されていて前記固定部材の内径よりも拡径された内径を有してケーブルを挿通させる中空の拡径固定部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ケーブルを保持する固定部材よりも拡径された内径を有する拡径固定部材を挿通してケーブルが敷設されているために、地震等でケーブルが大きく変位したとしても固定部材を挿通したケーブルは拡径固定部材を挿通することで、拡径固定部材の拡径された中空の内面を通して湾曲したり傾斜したりするために、ケーブルは固定部材や拡径固定部材の出口の開口で急激に折れ曲がることがなく、緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。
また、ケーブルは複数組敷設され、固定部材は複数組のケーブルを個別に挿通させるよう複数個設けられ、拡径固定部材は複数組のケーブルを挿通させていることが好ましい。
複数の固定部材を個別に挿通した複数組のケーブルは内径が拡径された拡径固定部材の内部をそれぞれ挿通することで大きな曲線を描いて緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。しかも、複数組のケーブルが拡径固定部材の内部をそれぞれ挿通するため、単純な構成によって複数組のケーブルの急激な折れ曲がりによる損傷を防止できる。
また、拡径固定部材は円筒体であってもよい。
拡径固定部材が円筒体であるため単純な形状で製造が容易であるため低コストあり、しかも固定部材より拡径した内径を有するために円筒体であってもケーブルの急激な折り曲がりを防いで緩やかに湾曲させることができる。
また、拡径固定部材は断面円形または楕円形をなすリング体であってもよい。
拡径固定部材が断面円形または楕円形のリング体であるため、単純な形状で製造が容易で低コストある上にケーブルが当接したり擦過したりしたとしても開口の内面に角部がないためケーブルを傷つけることがなくケーブルを一層緩やかに湾曲させることができる。
また、拡径固定部材は固定部材と反対側の開口に向けて中空部が次第に拡径するテーパ形状に形成されていてもよい。
拡径固定部材の中空部の開口がテーパ状に拡径して形成されているため、ケーブルが当接したり擦過したりしたとしてもケーブルを傷つけることがなくケーブルを一層緩やかに湾曲させることができる。
本発明によるケーブルの固定構造によれば、ケーブルを挿通させる中空の固定部材よりも拡径された内径を有する拡径固定部材をケーブルが挿通するために、地震等でケーブルが大きく変位したとしても、固定部材を挿通したケーブルは拡径固定部材の拡径した中空部を挿通することで湾曲したり傾斜したりするために、拡径固定部材の出口開口で急激に折れ曲がることがなく、緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。
本発明の第一実施形態による配管内のケーブルの固定構造を示す要部断面図である。 図1に示すケーブル固定構造についてケーブルが変形した状態を示す要部斜視図である。 本発明の第二実施形態によるケーブルの固定構造を示す要部断面図である。 図3に示すケーブルの固定構造についてケーブルが変形した状態を示す要部斜視図である。 本発明の第三実施形態によるケーブルの固定構造を示す要部断面図である。 図5に示すケーブル固定構造についてケーブルが変形した状態を示す要部斜視図である。 本発明の第四実施形態によるケーブルの固定構造を示す要部断面図である。 図7に示すケーブル固定構造についてケーブルが変形した状態を示す要部斜視図である。 変形例によるケーブルの固定構造を示すものであり、免震装置の前後における下部構造物と上部構造物に接続したケーブルにケーブルの固定構造を設けた構成を示す説明図である。 従来の配管内のケーブルの固定構造を示す縦断面図であり、(a)は平常のケーブル敷設状態を示す図、(b)は地震等で配管がずれた状態を示す図である。 図10(b)におけるA部の拡大断面図である。
以下、本発明の各実施形態によるケーブルの固定構造について図1から図8に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第一実施形態によるケーブル1の固定構造を示すものであり、例えば地中や建物等の構造物内に配設した配管2内にケーブル1を敷設した構成を示している。なお、図2ではケーブル1の固定構造として、配管2を省略してケーブル1と固定部材3と拡径筒状部材9のみを示している。
配管2は連結部2aを介して地中や建物等の構造物内に複数連結して配設されている。配管2内の内壁に所定間隔を開けて中空状、例えば筒状の固定部材3が固定され、固定部材3の内面にケーブル1が挿通されている。ケーブル1は適宜のものを敷設可能であり、例えば通信用メタルケーブルや電力ケーブル等が配設されている。また、ケーブル1は1本の通信用メタルケーブルや電力ケーブル等に限定されるものではなく、複数本または複数種の各種ケーブルをまとめた束状のものを1組のケーブル1としてもよい。
固定部材3はスチールやアルミ等の金属金物で形成されている。固定部材3は、例えば図2に示すように、円筒体を半割した2つの分割体4の両端に形成した各フランジ部4a同士を当接させてねじ5で締結固定したものである。或いは分割しない一体の円筒体で構成して内部にケーブル1を挿通させてもよい。固定部材3の内径寸法はケーブル1の外径寸法より例えば若干大きい程度に設定されている。ケーブル1は配管2同士を連結する連結部2aの付近では図10に示す余長部104と同様な撓みを形成した余長部7が形成され、配管2同士の連結部2aがずれてもケーブル1が過大な張力を受けて損傷したりしないようにしている。
そして、固定部材3の前方に延びるケーブル1は配管2の固定部材3で支持されていて、固定部材3の近くで連結部2a側に設けた拡径筒状部材9を貫通しており、拡径筒状部材9の前方にケーブル1の余長部7が形成されている。拡径筒状部材9は固定部材3より内径の大きな例えば円筒形状を有しており、その内部を比較的太径のケーブル1が緩く挿通している。拡径筒状部材9も例えば図2に示すように円筒体を半割した2つの分割体10の両端の各フランジ部10a同士を当接させてねじ5で締結固定したものである。或いは拡径筒状部材9は分割しない一体の円筒体で構成して内部にケーブル1を挿通させてもよい。
そのため、ケーブル1を内挿する拡径筒状部材9はケーブル1と拡径筒状部材9の内面との間に隙間が形成され、ケーブル1は緩やかに湾曲変位可能とされている。
そして、図1に示す平常状態において、配管2内でケーブル1は配管2と同軸に連結された隣接する他の配管2(以下、これを配管2Aという)にも上述したものと同一構成の拡径筒状部材9と固定部材3とが順次取り付けられ、これらにもケーブル1が挿通して支持されている。なお、固定部材3と拡径筒状部材9は同軸に設置することが好ましい。
本実施形態によるケーブル1の固定構造は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。図1に示す平常時における配管2によるケーブル1の固定構造において、ケーブル1は拡径筒状部材9の中央を通って隣接する配管2A内の拡径筒状部材9及び固定部材3の中央を挿通して支持されている。
地震等が発生すると、図1において、配管2と配管2Aの連結部2aが一点鎖線で示すようにずれ、例えば隣の配管2Aが配管2に対して下方(または横方向)にずれた場合、配管2Aのずれによってその固定部材3もずれるためケーブル1に強制変形が加わる。すると、配管2の連結部2aに位置するケーブル1の余長部7が下方(または横方向)にずれるため、配管2内に固定部材3に対してケーブル1が一点鎖線で示すように下方に変位する。
この場合でも、配管2内において固定部材3の前方には拡径筒状部材9が配設されているために、図2に示すように、ケーブル1は少し湾曲して拡径筒状部材9内の出口側の開口角部9aに当接し、それ以上の湾曲や折れ曲がりが阻止される。そのため、ケーブル1は拡径筒状部材9によって固定部材3及び拡径筒状部材9の各出口側の開口で急傾斜や折れ曲がりを阻止されて緩やかな傾斜または湾曲をガイドされ、変位した余長部7につながる。
これによって拡径筒状部材9から先端側に湾曲して延びるケーブル1が開口角部9aに当接してガイドされるために変形が集中しにくくケーブル1の変形の集中と損傷を防止できる。
上述のように本実施形態によるケーブル1の固定構造によれば、配管2内で所定間隔で配列された固定部材3内をケーブル1が挿通してその前方に設けた拡径筒状部材9内にケーブル1を挿通させたので、地震等でケーブル1を保持する配管2と配管2Aがずれたとしてもケーブル1が固定部材3の開口角部で急激に折れ曲がったりすることがなく、拡径筒状部材9の拡径された開口角部9aに当接してガイドされて緩やかに傾斜または湾曲するため、ケーブル1の損傷を防止できる。
しかも、配管2の連結部2aにケーブル1の余長部7を設けたため、連結部2aで配管2Aがずれてケーブル1が余長部7で大きくずれて強制的に変形やずれを生じたとしても、ケーブル1が固定部材3より拡径された拡径筒状部材9の開口角部9aに当接して緩やかに傾斜または湾曲するため、ケーブル1の損傷を確実に防止できる。
なお、本発明は上述の第一実施形態によるケーブル1の固定構造に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した第一実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、拡径筒状部材9について配管2の内面に固定保持する構成に代えて配管2の長手方向にスライド可能に支持するようにしてもよい。拡径筒状部材9が固定部材3に対して接近または離間する方向に進退することで拡径筒状部材9の開口角部9aに当接してケーブル1が傾斜または湾曲する角度を増減調整することができる。この構成は以下に述べる他の実施形態や変形例においても採用できる。
次に本発明の第二実施形態によるケーブル1の固定構造について図3及び図4により説明する。本実施形態によるケーブル1も配管2内に支持されているが、以下の実施形態も含めて各図では配管2は省略されている。
本第二実施形態によるケーブル1の固定構造において、配管2内でケーブル1を保持する固定部材3を設けており、更にその前方には上述した第一実施形態による拡径筒状部材9に代えて断面円形または楕円形等の拡径リング体12が配管2の内壁に取り付けられている。しかも、この拡径リング体12は固定部材3の内径よりも大径の内径を有しており、そのため拡径リング体12内に隙間を以てケーブル1が挿通する構成を有している。
従って、本第二実施形態によれば、拡径リング体12は断面円形または楕円形等のリング状であるため、地震等によって配管2等がずれてケーブル1に強制変形等が加わった場合、図4に示すように、固定部材3から突出するケーブル1が傾斜または湾曲して拡径リング体12に当接しても、上述した拡径筒状部材9の開口角部9aと相違して、曲面に当接するため、一層ケーブル1に損傷を生じにくい。しかも、地震等の振動によって、拡径リング体12に当接するケーブル1が相対的にずれた場合でもケーブル1に擦過傷等が生じ難いという利点がある。
なお、拡径リング体12は断面円形や楕円形に限定されるものではなく、少なくともケーブル1が当接可能な領域が曲面形状であればよい。
次に本発明の第三実施形態によるケーブル1の固定構造について図5及び図6により説明する。
本第三実施形態によるケーブル1の固定構造において、配管2内でケーブル1を保持する固定部材3を設けており、更にその前方には上述した第一実施形態による拡径筒状部材9に代えて略ラッパ形状の拡径テーパ体14が配管2の内壁に取り付けられている。
しかも、この拡径テーパ体14は中空の内面が固定部材3側端部から他端側に向けて次第に内径が拡大する凸曲面形状または傾斜面形状を有しており、そのため拡径テーパ体14内にケーブル1を挿通した状態で、固定部材3側端部から他端側の開口に向けて次第に隙間が拡大する構成を有している。本実施形態では、拡径テーパ体14の固定部材3側の開口からケーブル1の外径より拡径していることが好ましい。
本実施形態によれば、地震等によって配管2と配管2Aがずれたとしても余長部7につづくケーブル1は、図6に示すように、拡径テーパ体14の内面に沿って小さく傾斜または湾曲する形状に変位するにすぎないため、ケーブル1の損傷を防ぐことができる。
上述した各実施形態によるケーブル1の固定構造はいずれも1組(束)のケーブル1を挿通させる固定部材3を設けると共にその前方に余長部7につながる拡径筒状部材9、拡径リング体12、拡径テーパ体14等の各種の拡径固定部材を設けて1組のケーブル1を挿通させる構成を備えている。
しかしながら、本発明において、拡径固定部材は必ずしも1組のケーブル1を挿通させるだけでなく、複数組のケーブル1を挿通させるように構成してもよい。次に、このような構成を備えた発明を第四実施形態として図7及び図8によって以下に説明する。
図7に示す本第四実施形態によるケーブル1の固定構造において、それぞれ異なる外径寸法(または同一外径のものを含んでいてもよい)を有する複数種類の束状のケーブル1、1A、1Bが配管2内にそれぞれ取り付けた固定部材3にそれぞれ挿通されている。そして、これら複数組のケーブル1,1A,1Bをまとめて挿通させる1つの拡径筒状体16が配管2の内壁に取り付けられている。拡径筒状体16の先端側に位置するケーブル1は上述した図1に示す第一実施形態と同様に余長部7と、他の配管2A内に設けた拡径筒状体16、固定部材3等が同軸に順次配列され、その内部をケーブル1が挿通して保持されている。
なお、拡径筒状体16は上述した第一実施形態における拡径筒状部材9と同一形状で内径を含む大きさがより拡大された形状である。
本第四実施形態によるケーブル1の固定構造では、拡径筒状体16は拡径されてケーブル1として複数種類のケーブル1A、1B、1Cをまとめて挿通できる単なる円筒体に形成されている。そのため、図8に示すように、地震等による配管2Aのずれによって、各ケーブル1の強制変形が生じたとしても、各ケーブル1A、1B、1Cは固定部材3の先端側に設けた拡径筒状体16の内面または他のケーブル1に当接して小さく湾曲または傾斜するにすぎない。そのため、固定部材3の出口角部での各ケーブル1A、1B、1Cの急激な変形と局所的な荷重の集中によるケーブル1の損傷や擦過等を拡径筒状体16によって防止できる。
また、拡径固定部材として、第四実施形態による拡径筒状体16だけでなく、上述した各実施形態による拡径筒状部材9、拡径リング体12、拡径テーパ体14、後述する拡径筒状部材23、24等、拡径された適宜の筒状またはリング状部材等を採用できる。しかも、これらの拡径固定部材は1組(束)のケーブル1だけでなく、複数組(束)のケーブル1、1A、1B、1C等をまとめて挿通できる拡径形状を採用できる。
なお、上述した各実施形態では、ケーブル1の固定構造として、配管2内に取り付けた固定部材3を挿通して保持されたケーブル1が配管2と配管2Aとの連結部2aで地震等の際に配管2Aが相対的にずれた場合に、拡径固定部材によって余長部7の前後における固定部材3の開口角部でのケーブル1の湾曲や傾斜等による変形や折れ曲がりによる損傷を防止することができる発明について説明した。
しかしながら、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、配管2を設けない場合にも適用できる。即ち、ケーブル1A、1B、1C等の一端側の固定部材3とこれに隣接する他端側の固定部材3との間の領域で地震等によるずれが生じる場合に、これらケーブル1A,1B、1C等のずれを生じる領域の両側または片側に拡径固定部材を配設してケーブル1A,1B、1C等を挿通させることでケーブル1にかかる強制変形や固定部材等の開口角部に集中する荷重によるケーブル1の損傷を防止することができる。
例えば、図9に示すように、免震装置20を介して設置する基盤等の下部構造物21と建造物等の上部構造物22との間に各種ケーブル1を配設する場合において、地震等でケーブル1が強制変形する下部構造物21と上部構造物22における各固定部材3の間に拡径筒状部材23、24をそれぞれ設置することができる。これら拡径筒状部材23、24の間にケーブル1の余長部7が形成されている。
このような構成を採用すれば、免震装置20の間におけるケーブル1にかかる強制変形や固定部材3等の開口角部に集中する荷重によるケーブル1の損傷を、拡径筒状部材23、24によって防止することができる。
要するに本発明によるケーブル1の固定構造は、固定部材3を挿通する各種ケーブル1に拡径固定部材を挿通させる構成を採用することで、地震等による振動やずれ等によってケーブル1が急激に変形したり折り曲げられたりして損傷することを防止できるものである。
1、1A、1B、1C ケーブル
2、2A 配管
2a 連結部
3 固定部材
9 拡径筒状部材
12 拡径リング体
14 拡径テーパ体
16 拡径筒状体
本発明によるケーブルの固定構造は、免震装置を介して設置した下部構造物及び上部構造物の間にケーブルを設置したケーブルの固定構造において、前記下部構造物に固定されていて前記ケーブルを挿通させる中空の第一の固定部材と、前記下部構造物に固定されていて前記第一の固定部材より前記上部構造物側に設置されていて前記第一の固定部材の内径よりも拡径された内径を有して前記ケーブルを挿通させる中空の第一の拡径固定部材と、前記上部構造物に固定されていて前記ケーブルを挿通させる中空の第二の固定部材と、前記上部構造物に固定されていて前記第二の固定部材に対して前記第一の拡径固定部材側に設置されていて前記第二の固定部材の内径よりも拡径された内径を有して前記ケーブルを挿通させる中空の第二の拡径固定部材とを備え、前記ケーブルの第一の拡径固定部材と第二の拡径固定部材の間に余長部を設けたことを特徴とする
本発明によれば、ケーブルを保持する第一及び第二の固定部材よりも拡径された内径を有する第一及び第二の拡径固定部材を挿通してケーブルが敷設されているために、地震等でケーブルが大きく変位したとしても第一及び第二の固定部材を挿通したケーブルは第一及び第二の拡径固定部材を挿通することで、第一及び第二の拡径固定部材の拡径された中空の内面を通して湾曲したり傾斜したりするために、ケーブルは第一及び第二の固定部材や第一及び第二の拡径固定部材の出口の開口で急激に折れ曲がることがなく、緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。
また、ケーブルは複数組敷設され、第一及び第二の固定部材は複数組のケーブルを個別に挿通させるよう複数個設けられ、第一及び第二の拡径固定部材は複数組のケーブルを挿通させていることが好ましい。
複数の第一及び第二の固定部材を個別に挿通した複数組のケーブルは内径が拡径された第一及び第二の拡径固定部材の内部をそれぞれ挿通することで大きな曲線を描いて緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。しかも、複数組のケーブルが第一及び第二の拡径固定部材の内部をそれぞれ挿通するため、単純な構成によって複数組のケーブルの急激な折れ曲がりによる損傷を防止できる。
また、第一及び第二の拡径固定部材は円筒体であってもよい。
第一及び第二の拡径固定部材が円筒体であるため単純な形状で製造が容易であるため低コストあり、しかも第一及び第二の固定部材より拡径した内径を有するために円筒体であってもケーブルの急激な折り曲がりを防いで緩やかに湾曲させることができる。
また、第一及び第二の拡径固定部材は断面円形または楕円形をなすリング体であってもよい。
第一及び第二の拡径固定部材が断面円形または楕円形のリング体であるため、単純な形状で製造が容易で低コストある上にケーブルが当接したり擦過したりしたとしても開口の内面に角部がないためケーブルを傷つけることがなくケーブルを一層緩やかに湾曲させることができる。
また、第一及び第二の拡径固定部材は第一及び第二の固定部材と反対側の開口に向けて中空部が次第に拡径するテーパ形状に形成されていてもよい。
第一及び第二の拡径固定部材の中空部の開口がテーパ状に拡径して形成されているため、ケーブルが当接したり擦過したりしたとしてもケーブルを傷つけることがなくケーブルを一層緩やかに湾曲させることができる。
本発明によるケーブルの固定構造によれば、ケーブルを挿通させる中空の第一及び第二の固定部材よりも拡径された内径を有する第一及び第二の拡径固定部材をケーブルが挿通するために、地震等でケーブルが大きく変位したとしても、第一及び第二の固定部材を挿通したケーブルは第一及び第二の拡径固定部材の拡径した中空部を挿通することで湾曲したり傾斜したりするために、第一及び第二の拡径固定部材の出口開口で急激に折れ曲がることがなく、緩やかに湾曲するためにケーブルの損傷を防止できる。

Claims (5)

  1. ケーブルを挿通させて保持する中空の固定部材と、
    前記固定部材の先端側に設置されていて前記固定部材の内径よりも拡径された内径を有して前記ケーブルを挿通させる中空の拡径固定部材と、
    を備えたことを特徴とするケーブルの固定構造。
  2. 前記ケーブルは複数組敷設され、
    前記固定部材は複数組のケーブルを個別に挿通させるよう複数個設けられ、
    前記拡径固定部材は複数組のケーブルを挿通させている請求項1に記載されたケーブルの固定構造。
  3. 前記拡径固定部材は円筒体である請求項1または2に記載されたケーブルの固定構造。
  4. 前記拡径固定部材は断面円形または楕円形をなすリング体である請求項1または2に記載されたケーブルの固定構造。
  5. 前記拡径固定部材は前記固定部材と反対側の開口に向けて中空部が次第に拡径するテーパ形状に形成されている請求項1または2に記載されたケーブルの固定構造。
JP2015015490A 2015-01-29 2015-01-29 ケーブルの固定構造 Active JP5978328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015490A JP5978328B2 (ja) 2015-01-29 2015-01-29 ケーブルの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015490A JP5978328B2 (ja) 2015-01-29 2015-01-29 ケーブルの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016140222A true JP2016140222A (ja) 2016-08-04
JP5978328B2 JP5978328B2 (ja) 2016-08-24

Family

ID=56560627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015015490A Active JP5978328B2 (ja) 2015-01-29 2015-01-29 ケーブルの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5978328B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018139727A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139724A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139725A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139728A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139726A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04258403A (ja) * 1991-02-12 1992-09-14 Shinko Kosen Kogyo Kk ケーブルの支持装置
JPH10271652A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Masaki Nomura ケーブル及びそのケーブル中継機器の取付構造
JPH11275746A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Taisei Corp ケーブル保持具および天井空間内におけるケーブルの設置方法
JP2006321380A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Nissan Motor Co Ltd ワイヤハーネスガイドクリップ構造
JP2008178268A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The ケーブル保持具、ケーブル保持具操作棒及びケーブル架設方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04258403A (ja) * 1991-02-12 1992-09-14 Shinko Kosen Kogyo Kk ケーブルの支持装置
JPH10271652A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Masaki Nomura ケーブル及びそのケーブル中継機器の取付構造
JPH11275746A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Taisei Corp ケーブル保持具および天井空間内におけるケーブルの設置方法
JP2006321380A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Nissan Motor Co Ltd ワイヤハーネスガイドクリップ構造
JP2008178268A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The ケーブル保持具、ケーブル保持具操作棒及びケーブル架設方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018139727A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139724A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139725A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139728A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン
JP2018139726A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 スロットマシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP5978328B2 (ja) 2016-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5978328B2 (ja) ケーブルの固定構造
KR102157778B1 (ko) 환상 공간에 대한 실링 시스템
US6454232B1 (en) Stiffener apparatus for stabilizing a hanger rod
KR20160041968A (ko) 앵커 볼트
US4364692A (en) Buckle arrestor for pipe using closely spaced turns of rod to form a coil
JP4884927B2 (ja) 単心ケーブルの拘束および引き戻し用装置
JP2024032801A (ja) 配管の接続構造及び配管の接続方法
KR20090114090A (ko) 쐐기형 강선 클램프
JP4875937B2 (ja) ケーブル保護管
JP2016144293A (ja) 電力ケーブルの修理用ジョイント
KR102123364B1 (ko) 케이블 트레이 지지용 조인트 및 그 제조방법
KR100860562B1 (ko) 관로의 케이블 설치부재 및 이를 이용한 케이블 설치공법
JP2005223972A (ja) ケーブル通線治具
JP4550076B2 (ja) さや管止め金具
JP2016082639A (ja) ケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法
JP2008050935A (ja) 内側継手管を備えた鋼管の施工用保護治具および鋼管の施工方法
JP6912403B2 (ja) ワイヤ中途部の保持構造及びワイヤ保持装置
JP2006136074A (ja) 円管支持構造
JP3217026B2 (ja) 地中埋設管の接続方法
JP2024046425A (ja) 連結機構
JP2016054580A (ja) ケーブル布設構造、ケーブル布設構造の製造方法およびケーブル布設方法
KR20210107307A (ko) 로프형클램프고정장치 및 이의 설치방법
KR20240033390A (ko) 강관주용 증설식 중간 안전쉼터
JP2015010458A (ja) 管路施設のケーブル敷設構造及びそれに使用する耐震用固定具
JP2009171721A (ja) 電力ケーブルの終端接続部の接続工具、その接続方法および電力ケーブルの終端接続部

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5978328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250