JP2016139243A - 評価値算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラム - Google Patents

評価値算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラム Download PDF

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辰樹 張
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Abstract

【課題】監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる評価値算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の評価値算出システムは、取得部と、算出部と、評価部とを持つ。取得部は、重み係数の組み合わせの初期値を取得する。算出部は、初期値に基づいて重み係数の複数の組み合わせを決定し、組み合わせごとにパラメータ値を算出する。評価部は、パラメータ値と重み係数とに基づいて組み合わせごとに評価値を算出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、評価値算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムに関する。
設備を監視及び制御する監視制御では、設備を監視及び制御するためのパラメータ値を選択する場合がある。最適なパラメータ値を選択することは、設備の運転員にとって容易ではない。しかしながら、従来のシステムは、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができない場合があった。
特開平10−296667号公報 特開平9−297791号公報
本発明が解決しようとする課題は、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる評価値算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムを提供することである。
実施形態の評価値算出システムは、取得部と、算出部と、評価部とを持つ。取得部は、重み係数の組み合わせの初期値を取得する。算出部は、初期値に基づいて重み係数の複数の組み合わせを決定し、組み合わせごとにパラメータ値を算出する。評価部は、パラメータ値と重み係数とに基づいて組み合わせごとに評価値を算出する。
第1の実施形態における、算出システムの構成を示す図。 第1の実施形態における、評価値の提示態様の第1例を示す図。 第1の実施形態における、評価値の提示態様の第2例を示す図。 第1の実施形態における、評価値算出システムの動作を示すフローチャート。 第2の実施形態における、算出システムの構成を示す図。
以下、実施形態の評価値算出システムを備える算出システム、支援システム、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、算出システム1aの構成を示す図である。算出システム1aは、評価値算出システム10と、中継装置20と、支援システム30と、監視制御システム40と、対象設備50とを備える。
評価値算出システム10は、コンピュータ装置やサーバ装置等の情報処理装置である。評価値算出システム10は、例えば、算出システム1aの中央操作室に備えられる。評価値算出システム10は、クラウドコンピューティング技術によって動作するコンピュータ装置やサーバ装置等の情報処理装置でもよい。評価値算出システム10は、分散されて配置されてもよい。つまり、評価値算出システム10は、単体の装置でもよいし、複数の装置でもよい。
評価値算出システム10は、取得部11と、記憶部12と、算出部13と、評価部14と、通信部15とを備える。取得部11と、算出部13と、評価部14と、通信部15との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
取得部11は、重み係数w(nは、1以上の整数)の組み合わせの初期値を取得する。重み係数は、単項式や多項式の項において、パラメータに掛けられる値である。重み係数は、評価項目ごとの重みに応じて評価値を算出するために用いられる。重み係数の組み合わせの初期値は、対象設備50の運転員が定めてもよいし、予め定められた条件に基づいて評価値算出システム10が定めてもよい。取得部11は、例えば、重み係数w=0.3と重み係数w=0.7のように、合計値が1.0となる重み係数の組み合わせを、初期値として取得する。取得部11は、例えば、ランダムに決められた重み係数の組み合わせを、初期値として取得してもよい。取得部11は、例えば、特定の重み係数を値1.0とし、他の重み係数の値を0.0とした組み合わせを、初期値として取得してもよい。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)やレジスタ等の揮発性メモリを有する。記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の不揮発性メモリ(非一時的な記憶媒体)を有してもよい。この不揮発性メモリは、CPU等のプロセッサを動作させるためのプログラムを記憶する。記憶部12は、取得部11が取得した重み係数の組み合わせの初期値を記憶する。
算出部13は、重み係数の組み合わせの初期値を、記憶部12から取得する。算出部13は、重み係数の組み合わせの初期値に基づいて、重み係数の複数の組み合わせを、評価値を算出する対象として決定する。重み係数の複数の組み合わせを決定する方法は、特定の方法に限定されなくてよい。例えば、算出部13は、重み係数wの初期値0.3を中心とする予め定められた範囲と、重み係数wの初期値0.7を中心とする予め定められた範囲で、重み係数の複数の組み合わせを決定する。予め定められた範囲は、どのように定められてもよく特に限定されないが、例えば、±0.1である。
以下、重み係数の合計が値1.0である場合について説明する。以下、算出部13は、一例として、重み係数w=0.3±0.1と、重み係数w=0.7±0.1との範囲で、重み係数の組み合わせを、評価値Vを算出する対象として決定する場合について説明する。
算出部13は、重み係数wごとにパラメータ値Vを算出する。パラメータ値Vは、監視制御システム40が対象設備50を監視及び制御するために用いる値である。パラメータ値Vは、最適化処理の対象である。パラメータ値Vは、評価項目ごとに定められる。評価項目は、監視制御に関する項目であればどのような項目でもよく、特定の項目に限定されない。制御は、特定の制御に限定されないが、例えば、PID(Proportional-Integral-Derivative)制御である。
以下、Vは、評価項目の一例としての消費電力のパラメータ値である。消費電力のパラメータ値は、値が低いほど評価が高い。以下、Vは、評価項目の一例としての濁度のパラメータ値である。濁度のパラメータ値は、値が低いほど評価が高い。消費電力のパラメータ値と、濁度のパラメータ値とは、トレードオフの関係にある。パラメータ値Vは、式(1)によって表される。
=f(x,x,…,x) …(1)
ここで、x(Mは、1以上の整数)は、操作変数である。操作変数xは、全てのVで共通である。操作変数xは、重み係数wに基づいて、操作変数xに最適化処理が施されることによって定まる。fは、xをパラメータとする関数である。パラメータ値Vは、操作変数xが定まることによって、関数fに基づいて定まる。
最適化処理は、特定の最適化処理に限定されない。算出部13は、例えば、遺伝的アルゴリズム(GA: Genetic Algorithm)に基づく演算を実行することによって、最適解の候補として、パラメータ値Vを算出する。遺伝的アルゴリズムは、例えば、淘汰及び選択処理と、増殖処理と、交叉処理と、突然変異処理と、反転ロジック処理とを含む。
なお、算出部13は、例えば、人工知能(AI: Artificial Intelligence)制御に基づく演算、ホロニック制御に基づく演算、カオス制御に基づく演算、ファジィ制御に基づく演算、又は、ニューラル・ネットワーク制御に基づく演算を実行してもよい。
評価部14は、評価関数に基づいて、パラメータ値Vに重み係数wを乗算し、乗算の結果の総和である評価値Vを算出する。評価関数は、式(2)によって表される。
V=w×V+w×V+…+w×V …(2)
一例として、評価項目が消費電力と濁度との2種類(n=2)である場合、式(2)は、式(3)で表される。
V=w×V+w×V …(3)
評価部14は、重み係数wの組み合わせごとに、評価値Vを算出する。例えば、評価部14は、重み係数w=0.3と重み係数w=0.7の組み合わせ(初期値)について、評価値Vを算出する。また、例えば、評価部14は、重み係数w=0.3±0.1と、重み係数w=0.7±0.1との範囲についても同様に、評価値Vを算出する。
評価部14は、重み係数wの組み合わせの初期値に基づく評価値Vとの差が所定値以内である他の評価値Vを、推薦(リコメンド)するパラメータ値Vに基づく評価値Vと定める。所定値は、例えば、対象設備50の運転員が定めてもよいし、予め定められた条件に基づいて評価部14が定めてもよい。
評価部14は、推薦するパラメータ値Vに基づく評価値Vと、推薦するパラメータ値Vとを、支援システム30の提示部34(後述する)に提示させる。評価値Vは、重み係数wの組み合わせと、評価値Vと、推薦するパラメータ値Vとを対応づけて、支援システム30の提示部に提示させてもよい。評価部14は、通信部15を介して支援システム30にデータを送信することによって、支援システム30の提示部34に、評価値Vを提示させる。
図2は、評価値の提示態様の第1例を示す図である。図2では、組み合わせ番号と、重み係数wの組み合わせと、評価値Vと、パラメータ値Vとが対応付けられて、支援システム30の提示部34(後述する表示装置等)にリスト表示されている。図2にリスト表示された各値は、一例である。図2には、重み係数w=0.3±0.1と、重み係数w=0.7±0.1との範囲について、評価値Vと、パラメータ値Vとが対応付けられて、リスト表示されている。
図2では、組み合わせ番号11dに対応付けられた重み係数w=0.30と重み係数w=0.70の組み合わせが、取得部11が取得した重み係数の組み合わせの初期値である。図2では、重み係数の組み合わせの初期値に基づく評価値V(=370)の欄は、枠画像100に囲まれて提示される。
図2では、パラメータ値Vが満たすべき範囲(制約範囲)は、重み係数の組み合わせの初期値に基づく評価値V(=370)に対応するパラメータ値V(=300)を含むように、どのような範囲に定められてもよく特に限定されない。パラメータ値Vが満たすべき範囲は、例えば、対象設備50の運転員によって定められる。パラメータ値Vが満たすべき範囲は、一例として、値300から値310の範囲である。パラメータ値Vが満たすべき範囲の欄は、枠画像101に囲まれて提示される。
図2では、パラメータ値Vが満たすべき範囲は、重み係数の組み合わせの初期値に基づく評価値V(=370)に対応するパラメータ値V(=400)を含むように、どのような範囲に定められてもよく特に限定されない。パラメータ値Vが満たすべき範囲は、例えば、対象設備50の運転員によって定められる。パラメータ値Vが満たすべき範囲は、一例として、値240から値600の範囲である。パラメータ値Vが満たすべき範囲の欄は、枠画像102に囲まれて提示される。
図2では、評価部14は、重み係数wの組み合わせの初期値に基づく評価値V(=370)との差が所定値以内である他の評価値V(=256)を、推薦するパラメータ値V(=304)及びV(=240)に基づく評価値Vと定める。推薦するパラメータ値V及びVに基づく評価値V(=256)の欄は、枠画像103に囲まれて提示される。枠画像103は、重み係数wの組み合わせの初期値に基づく評価値V(=370)の欄や、推薦するパラメータ値に基づく他の評価値Vの欄を、更に囲んでもよい。枠画像103に囲まれた評価値やパラメータ値を運転員が参照することによって、評価値算出システム10は、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる。なお、推薦するパラメータ値や評価値V等を提示する態様は、リスト表示の欄を枠画像で囲む態様に限らなくてもよい。
図3は、評価値の提示態様の第2例を示す図である。横軸は、パラメータ値Vを示す。縦軸は、パラメータ値Vを示す。図3に示すグラフは、図2にリスト表示されたパラメータ値を、評価値Vごと(組み合わせ番号ごと)にプロットしたものである。推薦するパラメータ値V及びVに基づく評価値Vのドット画像(組み合わせ番号6dのドット画像)は、枠画像110に含まれて提示される。枠画像110は、重み係数wの組み合わせの初期値に基づく評価値Vのドット画像(組み合わせ番号11dのドット画像)や、推薦するパラメータ値に基づく他の評価値Vのドット画像を、更に含んでもよい。枠画像110に含まれた評価値やパラメータ値を運転員が参照することによって、評価値算出システム10は、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる。
なお、推薦するパラメータ値や評価値V等を提示する態様は、グラフのドット画像を枠画像で囲む態様に限らなくてもよい。また、評価値Vごとのドット画像がマウス操作等によって選択された場合、選択されたドット画像に対応する重み係数と評価値とパラメータ値とが、支援システム30の提示部34に更に表示されてもよい。また、パラメータ値(評価項目)は、3種類以上でもよい。評価値Vは、3種類のパラメータ値V、V、Vを座標軸とする3次元グラフで表現されてもよい。また、複数のパラメータ値は、レーダチャートで、評価値Vごとに表現されてもよい。
通信部15は、通信装置である。通信部15は、評価部14からデータを取得し、中継装置20を介して、支援システム30にデータを送信する。データは、例えば、リスト表示をするための値情報や、グラフ表示をするための画像情報を含んでもよい。
中継装置20は、LAN(Local Area Network)などの通信回線を介して、評価値算出システム10と、支援システム30と、監視制御システム40との間の通信を中継する装置である。
支援システム30(HIS: Human Interface Station)は、監視制御システム40が対象設備50を制御するために用いるパラメータと、パラメータに基づく評価値とを提示するシステムである。支援システム30は、例えば、コンピュータ装置やサーバ装置等の情報処理装置である。支援システム30は、例えば、算出システム1aの中央操作室に備えられる。
支援システム30は、通信部31と、操作部32と、制御部33と、提示部34とを備える。通信部31と、操作部32と、制御部33との一部または全部は、例えば、CPU等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
通信部31は、監視制御システム40が対象設備50を監視及び制御するために用いるパラメータ値の情報を、制御部33から取得する。通信部31は、監視制御システム40が対象設備50を監視及び制御するために用いるパラメータ値の情報を、監視制御システム40に転送する。
操作部32は、対象設備50の運転員による操作を受け付ける装置である。操作部32は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルである。操作部32は、タッチパネルである場合、提示部34と一体でもよい。操作部32は、対象設備50の運転員による操作に応じた操作信号を、制御部33に出力する。対象設備50の運転員による操作に応じた操作信号は、例えば、監視制御システム40が対象設備50を監視及び制御するために用いるパラメータ値の情報を示す信号である。対象設備50の運転員は、提示部34に提示されたパラメータ値であって、評価値算出システム10から推薦(リコメンド)されたパラメータ値を操作信号に含ませるように、操作部32を操作してもよい。
制御部33は、通信部31が受信したデータを、提示部34に提示させる。制御部33は、操作部32から取得した操作信号を、通信部31を介して監視制御システム40に送信する。操作信号は、対象設備50の運転員が操作部32を操作して指定したパラメータ値の情報を含んでいてもよい。
提示部34は、表示装置である。提示部34は、制御部33による制御に応じて、通信部31が受信したデータに基づく画像を表示する。例えば、提示部34は、パラメータ値と評価値とを表す画像を表示することによって、評価値算出システム10から推薦(リコメンド)されたパラメータ値を、対象設備50の運転員に提示する。提示部34は、通信部31が受信した評価値を、重み係数の組み合わせごとに提示する。提示部34は、例えば、図2に示すリスト表示の画像を表示する。提示部34は、例えば、図3に示すグラフ表示の画像を表示する。なお、提示部34は、音声出力装置でもよい。提示部34は、通信部31が受信した評価値を、重み係数の組み合わせごとに音声によって、対象設備50の運転員に提示してもよい。
監視制御システム40は、支援システム30から中継装置20を介して受信したパラメータの情報に基づいて、対象設備50を制御する。監視制御システム40は、例えば、算出システム1aの中央操作室に備えられる。監視制御システム40は、クラウドコンピューティング技術によって動作するコンピュータ装置やサーバ装置でもよい。監視制御システム40は、分散されて配置されてもよい。つまり、監視制御システム40は、単体の装置でもよいし、複数の装置でもよい。
対象設備50は、監視制御システム40によって監視及び制御される対象の設備である。対象設備50は、どのような設備でもよく、特定の設備に限定されない。例えば、対象設備50は、浄水場、下水処理場、又は産業排水処理設備でもよい。第1の実施形態では、対象設備50は、一例として、浄水場である。
対象設備50は、取水ゲート51と、沈砂池52と、着水井53と、フロック形成池54と、沈澱池55と、ろ過池56と、混和池57と、浄水池58と、配水池59とを備える。
取水ゲート51は、開度に応じて原水を通過させることにより、沈砂池52に原水を供給する。
沈砂池52は、原水に含まれる土砂などを沈殿させて、土砂などを原水から除くための池である。
着水井53は、フロック形成池54に供給する水の量を調整するための池である。着水井53は、濁度計531を備える。
濁度計531は、着水井53の水の濁度を測定する。濁度計531は、着水井53の水の濁度情報を、監視制御システム40に出力する。濁度情報は、例えば、ホルマジン標準液を用いて規定される単位(FTU:Formazin Turbidity Unit) で表される値、NTU(Nephelometric Turbidity Unit)単位で表される値である。濁度情報は、算出部13による最適化の対象のパラメータ値として、監視制御システム40を介して、評価値算出システム10に送信される。
フロック形成池54は、注入された凝集剤によって、供給された水に含まれる土砂等から濁質の塊(フロック)を形成する。
沈澱池55は、形成された濁質の塊を沈澱させるための池である。
ろ過池56では、沈澱池55で形成された濁質の塊を、ろ過砂がろ過する。
混和池57では、注入された薬品が、ろ過された水を消毒する。この薬品は、例えば、塩素やオゾンである。
浄水池58は、混和池57で消毒された水を溜める。浄水池58の水は、監視制御システム40による制御に応じて、対象設備50の外に供給される。浄水池58は、ポンプ581を備える。
ポンプ581は、監視制御システム40による制御に応じて、浄水池58の水を配水池59に供給する。ポンプ581は、運転員による手動操作に応じて、浄水池58の水を配水池59に供給してもよい。ポンプ581は、電力計582を備える。
電力計582は、ポンプ581に供給された電力を測定する。電力計582は、測定した電力を表す情報を、中継装置20を介して監視制御システム40に送信する。測定した電力を表す情報は、算出部13による最適化の対象のパラメータ値として、監視制御システム40を介して、評価値算出システム10に送信される。
配水池59は、浄水池58で消毒された水を溜める。配水池59は、浄水池58と比較して標高の高い場所に配置される。配水池59は、水位計591を備える。
水位計591は、配水池59の水位を測定する。水位計591は、水位を表す情報を、中継装置20を介して監視制御システム40に送信する。水位を表す情報は、算出部13による最適化の対象のパラメータ値として、監視制御システム40を介して、評価値算出システム10に送信される。
次に、対象設備50が浄水場である場合のパラメータ値Vの最適化の例について説明する。
浄水処理によって生成された水道水は、標高が高い場所の配水池59に一旦貯められることがある。配水池59に水をくみ上げるため、ポンプ581が使用されることがある。ポンプ581の消費電力は、対象設備50の他の機器の消費電力と比較して大きい。このため、電気料金の安い夜間にできる限りポンプ581を駆動させて配水池59に水を上げることによって、電気料金を安くしたい、という目的(評価目的)がある。また、1日を通じて配水池59の水位が変動しないように平滑化させたい、という目的もある。目的は、水道水の需要量の急な変動に対応するためである。
各目的を達成するため、最適化の対象は、平滑化のパラメータ値Vと、夜間電力の利用のパラメータ値Vと定められる。平滑化のパラメータ値Vと、夜間電力の利用のパラメータ値Vとは、ポンプ581の運転台数の時系列変化に応じて変化する。ポンプ581の運転台数は、例えば、13時台には3台、14時台には4台というように時系列変化する。時間帯ごとのポンプ581の運転台数は、操作変数x,x,…と定められる。算出部13は、操作変数を時系列で変化させて、各目的を可能な限り達成するように、遺伝的アルゴリズムによって各パラメータ値を最適化する。
次に、算出システム1aの動作を説明する。
図4は、評価値算出システム10の動作を示すフローチャートである。
取得部11は、重み係数wの組み合わせの初期値を取得する(ステップS101)。
評価部14は、式(2)に示す評価値Vを算出する(ステップS102)。
評価部14は、評価値Vを算出する重み係数の組み合わせを更新する(ステップS103)。
評価部14は、算出部13が決定した重み係数の全ての組み合わせについて評価値Vを算出したか否かを判定する。なお、評価部14は、評価値Vを固定回数以上算出したか否かを判定してもよい(ステップS104)。重み係数の全ての組み合わせのうち、評価値Vを算出していない組み合わせが残っている場合(ステップS104:NO)、評価部14は、ステップS102に処理を戻す。
重み係数の全ての組み合わせについて評価値Vを算出した場合(ステップS104:YES)、評価部14は、重み係数の組み合わせと、評価値Vと、パラメータ値とを、提示部34に提示させる(ステップS105)。
以上のように、第1の実施形態の評価値算出システム10は、取得部11と、算出部13と、評価部14とを持つ。取得部11は、重み係数の組み合わせの初期値を取得する。算出部13は、初期値に基づいて重み係数の複数の組み合わせを決定し、組み合わせごとにパラメータ値を算出する。評価部14は、パラメータ値と重み係数とに基づいて組み合わせごとに評価値を算出する。
これにより、第1の実施形態の評価値算出システム10、支援システム30、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムは、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる。
第1の実施形態の評価部14は、重み係数の組み合わせの初期値に基づく評価値Vから予め定められた範囲内の評価値Vを、重み係数の組み合わせごとに提示部34に提示させる。
図2では、重み係数の組み合わせの初期値に基づく評価値Vは、枠画像100に囲まれた評価値Vである。また、予め定められた範囲の評価値Vは、枠画像101に囲まれた評価値Vである。図2では、第1の実施形態の評価値算出システム10、支援システム30、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムは、枠画像101に囲まれた組み合わせ番号6dの評価値Vのパラメータ値VとVを、リコメンドすることができる。
図3では、第1の実施形態の評価値算出システム10、支援システム30、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムは、枠画像110によって示された組み合わせ番号6dの評価値Vのパラメータ値VとVを、リコメンドすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、対象設備が下水処理場である点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図5は、算出システム1bの構成を示す図である。算出システム1bは、評価値算出システム10と、中継装置20と、支援システム30と、監視制御システム40と、対象設備50とを備える。対象設備60は、監視制御システム40によって監視及び制御される対象の設備である。対象設備60は、どのような設備でもよく、特定の設備に限定されない。第2の実施形態では、対象設備60は、一例として、下水処理場である。
対象設備60は、流入ゲート61と、除塵機62と、沈砂池63と、最初沈殿池64と、反応槽65と、最終沈殿池66と、塩素接触槽67とを備える。
流入ゲート61は、開度に応じて下水を通過させることにより、除塵機62に下水を供給する。
除塵機62は、所定の大きさ以上の材木やゴミを、下水から取り除く。除塵機62は、複数でもよい。大雨の場合、全ての除塵機62が運転されてもよい。
沈砂池63は、下水に含まれる土砂類を沈殿させる。
最初沈殿池64は、下水に含まれる汚れを沈殿させる。
反応槽65は、微生物の作用によって、下水に含まれる汚泥を塊にする。反応槽65は、ブロワ651を備える。
ブロワ651(blower)は、監視制御システム40による制御に応じて、反応槽65の水に空気を供給する。ブロワの消費電力を表す情報は、算出部13による最適化の対象のパラメータ値として、監視制御システム40を介して、評価値算出システム10に送信される。
最終沈殿池66は、反応槽65から供給された水を、処理済の水と汚泥とに分離する。
塩素接触槽67では、注入された塩素が水を消毒する。塩素接触槽67は、消毒した水を河川などに放流する。塩素接触槽67は、濁度計671を備える。
濁度計671は、塩素接触槽67の水の濁度情報を、監視制御システム40に送信する。濁度情報は、算出部13による最適化の対象のパラメータ値として、監視制御システム40を介して、評価値算出システム10に送信される。
次に、対象設備50が下水処理場である場合のパラメータ値Vの最適化の例について説明する。
下水処理では、塩素接触槽67から放流する水の質を向上させたい、という目的(評価目的)がある。放流する水の質(濁度等)は、下水処理場のブロワ651による曝気の風量に応じて定まる。ブロワ651の消費電力は、対象設備50の他の機器の消費電力と比較して大きい。このため、ブロワ651の消費電力(曝気コスト)を低減させたい、という目的もある。
各目的を達成するため、最適化の対象は、放流する水の質のパラメータ値Vと、曝気コストのパラメータ値Vと定められる。放流する水の質のパラメータ値Vと、曝気コストのパラメータ値Vとは、曝気の風量の時系列変化に応じて変化する。時間帯ごとの曝気の風量は、操作変数x,x,…と定められる。算出部13は、操作変数を時系列で変化させて、各目的を可能な限り達成するように、遺伝的アルゴリズムによって各パラメータ値を最適化する。
以上のように、第2の実施形態の評価値算出システム10は、取得部11と、算出部13と、評価部14とを持つ。取得部11は、重み係数の組み合わせの初期値を取得する。算出部13は、初期値に基づいて重み係数の複数の組み合わせを決定し、組み合わせごとにパラメータ値を算出する。評価部14は、パラメータ値と重み係数とに基づいて組み合わせごとに評価値を算出する。
これにより、第2の実施形態の評価値算出システム10、支援システム30、評価値算出方法、及び評価値算出プログラムは、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、パラメータ値と重み係数とに基づいて組み合わせごとに評価値を算出する評価部を持つことにより、監視制御に用いるパラメータ値の選択を支援することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1a…算出システム、1b…算出システム、10…評価値算出システム、11…取得部、12…記憶部、13…算出部、14…評価部、15…通信部、20…中継装置、30…支援システム、31…通信部、32…操作部、33…制御部、34…提示部、40…監視制御システム、50…対象設備、51…取水ゲート、52…沈砂池、53…着水井、54…フロック形成池、55…沈殿池、56…ろ過池、57…混和池、58…浄水池、59…配水池、60…対象設備、61…流入ゲート、62…除塵機、63…沈砂池、64…最初沈殿池、65…反応槽、66…最終沈殿池、67…塩素接触槽、100…枠画像、101…枠画像、102…枠画像、110…枠画像、531…濁度計、581…ポンプ、582…電力計、591…水位計、651…ブロワ、671…濁度計

Claims (7)

  1. 重み係数の組み合わせの初期値を取得する取得部と、
    前記初期値に基づいて前記重み係数の複数の組み合わせを決定し、前記組み合わせごとにパラメータ値を算出する算出部と、
    前記パラメータ値と前記重み係数とに基づいて前記組み合わせごとに評価値を算出する評価部と、
    を備える評価値算出システム。
  2. 前記評価部は、前記評価値を前記組み合わせごとに提示部に提示させる、請求項1に記載の評価値算出システム。
  3. 前記評価部は、前記初期値に基づく前記評価値との差が所定値以内である他の前記評価値を、推薦する前記パラメータ値に基づく前記評価値と定める、請求項1又は請求項2に記載の評価値算出システム。
  4. 前記算出部は、遺伝的アルゴリズムに基づいて、前記組み合わせごとに前記パラメータ値を算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の評価値算出システム。
  5. 重み係数の組み合わせの初期値に基づいて前記重み係数の複数の組み合わせを決定し、前記組み合わせごとにパラメータ値を算出し、前記パラメータ値と前記重み係数とに基づいて前記組み合わせごとに評価値を算出する評価値算出システムから、前記評価値を前記組み合わせごとに受信する通信部と、
    前記通信部が受信した前記評価値を前記組み合わせごとに提示する提示部と、
    を備える支援システム。
  6. 評価値算出システムにおける評価値算出方法であって、
    重み係数の組み合わせの初期値を取得するステップと、
    前記初期値に基づいて前記重み係数の複数の組み合わせを決定し、前記組み合わせごとにパラメータ値を算出するステップと、
    前記パラメータ値と前記重み係数とに基づいて前記組み合わせごとに評価値を算出するステップと、
    を含む評価値算出方法。
  7. コンピュータに、
    重み係数の組み合わせの初期値を取得する手順と、
    前記初期値に基づいて前記重み係数の複数の組み合わせを決定し、前記組み合わせごとにパラメータ値を算出する手順と、
    前記パラメータ値と前記重み係数とに基づいて前記組み合わせごとに評価値を算出する手順と、
    を実行させるための評価値算出プログラム。
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