JP2016138920A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshio Konno
吉夫 紺野
洋平 山崎
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Abstract

【課題】着脱ユニットの着脱動作を行った場合でも、排気ダクトの排気機能の低下を防止することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】装置本体に対して着脱自在に設けられた感光体ユニット10と、感光体ユニット10内の気体を装置本体外へ導くための排気流路を形成する排気ダクト20(20,21)と、感光体ユニット10と排気ダクト20との間の連結部の隙間を密閉可能なシール材23、24とを備える画像形成装置において、感光体ユニット10の着脱動作に連動して排気ダクト21を揺動軸26を中心に回転させ感光体ユニット10に対して着脱方向とは異なる方向に接離動作させるLアングル27、バネ28などの接離機構を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、異常画像の発生の原因となる、オゾンなどの放電生成物や、装置内に浮遊するトナーや紙粉などの粉塵を、機外に排出する排気ダクトを設置することが知られている。
一方、画像形成装置においては、像担持体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置などを、装置本体に対して着脱自在に設けられた着脱ユニット内に収容することが行われている。着脱ユニットを装置本体から取り外すことで、像担持体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置を一度に装置本体から取り外すことができるため、用紙詰まり時の除去作業や故障修理時の作業を容易に行いやすくなる。
図7に示す従来の画像形成装置では、感光体111や帯電装置112を収容する着脱ユニットたる感光体ユニット110の通気口110aに排気ダクト120が隣接されるように設置されている。この排気ダクト120は、装置本体に固定され、吸気口120aが感光体ユニット110の着脱方向となる引き出し方向(感光体111の軸方向)に沿って形成されている。そして、感光体ユニット110の通気口110aと排気ダクト120の吸気口120aの連結部には、その隙間を密閉する密閉部材121が設けられている。密閉部材121に圧を掛けた状態で、感光体ユニット110と排気ダクト120を連結することにより密閉性を保持し、オゾン吸引除去装置122により、帯電装置112から放出されるオゾンなどの放電生成物を効率よく回収している。
しかしながら、図7に示す画像形成装置において、感光体ユニット110を引き出す際には、密閉部材121に圧がかかった状態のまま感光体ユニット110が引き出されることになる。密着部材121の設置面と感光体ユニット110の引き出し方向とが平行であるため、密閉部材121に不適切な圧がかかる。そのため、密閉部材121のめくれや破損が生じ、排気ダクト120の排気機能が低下してしまうという問題があった。密着部材121への圧を低減し、感光体ユニット110を引き出す際の不具合を低減させることも考えられるが、この場合には本来必要とされる装着時の密閉性の確保が困難となる。
上述した課題を解決するため、本発明は、装置本体に対して着脱自在に設けられた着脱ユニットと、該着脱ユニット内の気体を装置本体外へ導くための排気流路を形成する排気ダクトと、該着脱ユニットと該排気ダクトとの間の連結部の隙間を密閉可能な密閉部材とを備える画像形成装置において、上記着脱ユニットの着脱動作に連動して上記排気ダクトを該着脱ユニットに対して着脱方向とは異なる方向に接離動作させる接離機構を備えていることを特徴とする。
本発明は、着脱ユニットの着脱動作を行った場合でも、排気ダクトの排気機能の低下を防止することが可能な画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
本発明の一実施形態に係る複写機の構成を説明する概略構成図。 (a)は同複写機の感光体ユニットと排気ダクトとの構成を説明する上面図、(b)は同構成を説明する正面図。 (a)は感光体ユニットが装置本体内に装着されている状態を説明する模式図、(b)は感光体ユニットを装置本体から引き出している状態を説明する模式図。 排気ダクトと揺動軸の構成を示す要部拡大上面図。 別の実施形態に係る複写機において、(a)は感光体ユニットが装置本体内に装着されている状態を説明する模式図、(b)は感光体ユニットを装置本体から引き出している状態を説明する模式図。 (a)は排気ダクトの内部構成を説明する分解斜視図、(b)は感光体ユニットの内部構成を説明する分解斜視図。 (a)は従来の感光体ユニットと排気ダクトとの構成を示す上面図、(b)は同構成を示す正面図。
以下、本発明を画像形成装置としての電子写真方式の複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機の構成を説明する概略構成図である。図1に示すように、この複写機は、装置本体の上部に原稿を載置する原稿台1、原稿の画像情報を光学的に読み込む原稿読込装置2を備えている。また、原稿読込装置2の下方には、原稿読込装置2で読み込んだ画像情報、又はパソコンなどの上位装置からの画像情報に基いて露光光を像担持体たる感光体11に照射して静電潜像を形成する露光装置3を備えている。
また、この複写機は、装置本体中央部に、図中時計回り方向に回転するドラム状の感光体11を備えている。この感光体11の周囲には、感光体11をコロナ放電によって一様に帯電する帯電装置12、感光体11上の静電潜像を現像する現像装置13、トナー像転写後の感光体を清掃するクリーニング装置14等を備えている。また、感光体11の下方には、感光体11上のトナー像を記録紙Pに転写する転写装置4を備えている。さらに、装置本体中央部には、記録紙P上の未定着トナー像を定着せしめる定着装置5を備えている。
上記構成の複写機において、原稿読込装置2では原稿台1に載置された原稿の画像情報を光学的に読み取る。原稿読込装置2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光装置3に送信される。露光装置3は、その電気信号の画像情報、若しくは上位装置からの画像情報に基づいたレーザ光等の露光光を、感光体11上に向けて発する。感光体11には、帯電装置12、露光装置3、現像装置13により所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、画像情報に対応したトナー像が形成される。その後、感光体11上に形成されたトナー像は、転写装置4で、レジストローラ対6を経て搬送された記録紙P上に転写される。記録紙P上に転写されたトナー像は、定着装置5により定着せしめられる。
一方、転写装置4に搬送される記録紙Pは、次のように動作する。まず、給紙トレイ7に収納された記録紙Pの最上方の1枚が、給紙ローラ7aにより搬送ローラ対8を経て搬送経路に搬送され、レジストローラ対6の位置に達する。若しくは、図1に示す装置本体の下方に別途設置される給紙装置内の給紙カセットに収納された記録紙Pの最上方の1枚が、給紙ローラにより搬送ローラ対9を経て搬送経路に搬送され、レジストローラ対6の位置に達する。レジストローラ対6の位置に達した記録紙Pは、感光体11上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写装置4に向けて搬送される。そして、転写工程後の記録紙Pは、転写装置4の位置を通過した後に、定着装置5に搬送され、未定着トナー像が定着せしめられ、排紙ローラ対15により機外に排出される。こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
ところで、上記感光体11、帯電装置12、クリーニング装置14は、着脱ユニットなる感光体ユニット10に収容され、装置本体に対して感光体11、帯電装置12、クリーニング装置14を一度に装置本体から引き出し可能な構成となっている。感光体ユニット10を引き出すことで、感光体11、帯電装置12、クリーニング装置14を一度に装置本体から引き出すことができるため、用紙詰まり時の除去作業や故障修理時の作業を容易に行いやすくなる。
上記感光体ユニット10は、後で図示するように、前側板10bと後側板10cとを、左右両側のステー部材で連結した構造となっており、感光体11、帯電装置12、クリーニング装置14を共通の前側板10b、後側板10cで支持することになる。例えば、感光体11は、感光体ユニット10の前側板10bと後側板10cとに水平に掛け渡して設けられた回転軸により支持されている。そして、感光体ユニット10のステー部材には、感光体回転軸方向と平行にスライドレールが、装置本体側にも同様にガイドレールが設けられている。これにより、感光体ユニット10の着脱は、スライドレールをガイドレールに沿って引き出し、或いは押し込むことで行われる。
また、本実施形態で用いられる帯電装置12は、コロトロン型コロナ帯電装置とスコロトロン型コロナ帯電装置などのコロナ放電を用いた帯電装置である。本実施形態では、スコロトロン型コロナ帯電装置を使用している。この帯電装置12は、帯電ワイヤーと帯電ワイヤーを格納するシールドケースとシールドケースの開口に設けられたグリッド電極とを備えている。シールドケースは、その開口を感光体11の外周面に近接対向させた状態で長手方向が感光体回転軸方向と平行になるように、感光体ユニット10内に取り付けられている。そして、帯電ワイヤーに所定の高電圧を印加してコロナ放電を行うことで感光体11の外周面上を帯電させている。
しかし、コロナ放電を用いた帯電装置12では、放電に伴って生成されるオゾンや窒素酸化物等の放電生成物が装置内部や周辺に滞留することになる。そして、この放電生成物は、感光体11表面に付着して蓄積すると、感光体11の表面の導電性を変化させてしまい、帯電ムラを引き起こし、画像濃度ムラの原因となる。また、グリッド電極に放電生成物や飛散トナーが付着した場合には、放電ムラが発生し、画像濃度ムラを引き起こすことになる。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置においては、感光体ユニット10に隣接して排気ダクト20が設置されている。図2(a)は感光体ユニットと排気ダクトとの構成を説明する上面図、(b)は同構成を説明する正面図である。図2に示すように、上記排気ダクト20は、感光体回転軸方向、すなわち感光体ユニット10の引き出し方向に延設される第一排気ダクト21と、第一排気ダクト21と直交する方向に延設される第二排気ダクト22とに分割して構成される。上記第一排気ダクト21には感光体ユニット10の通気口10aと合致するように吸気口21aが引き出し方向に沿って形成されている。そして、感光体ユニット10の通気口10aと第一排気ダクト21の吸気口21aとの連結部の隙間は、感光体ユニット10の通気口10aの縁部に設けられた密閉部材たる弾性部材よりなるシール材23によって密閉可能な状態となっている。
上記第二排気ダクト22は、装置本体の後側板30の外側に固定され、長手方向の一端部に外部と連通する排気口22aと、長手方向他端部に第一排気ダクト21の連結口21bと連結可能な連結口22bとが形成されている。第二排気ダクト22の排気口22aには、排気ダクト20内に気流の流れを発生させる吸気ファンの機能とオゾンを分解浄化する機能を兼ねたオゾン除去装置25が設置される。第一排気ダクト21の連結口21bと第二排気ダクト22の連結口22bとの連結部の隙間は、第二排気ダクト22の連結口22bの開口縁部に設けられた密閉手段たる弾性部材よりなるシール材24によって密閉可能な状態となっている。これにより、帯電装置12で発生したオゾンは、図中矢印で示すように、第一排気ダクト21、第二排気ダクト22を経由し、オゾン除去装置25により分解浄化された後、外部に排出される。
ここで、本実施形態に係る画像形成装置は、着脱ユニット10の引き出し動作に連動して上記第一排気ダクト21を着脱ユニット10に対して引き出し方向とは異なる方向に接離動作させる接離機構を備えていることを特徴とする。以下、第一排気ダクト21と接離機構の構成について説明する。図3(a)は感光体ユニットが装置本体内に装着されている状態を説明する模式図、(b)は感光体ユニットを装置本体から引き出している状態を説明する模式図である。図4は、排気ダクトと揺動軸の構成を示す要部拡大上面図である。
図3及び図4に示すように、第一排気ダクト21は、引き出し方向と直交する方向に延設される揺動軸26を中心として揺動自在に支持される。そして、この第一排気ダクト21を揺動させることで、第一排気ダクト21の吸気口21aを感光体ユニット10の通気口10aに対して接離動作させる接離機構として、圧調整手段たるLアングル27と付勢部材たるバネ28を備えている。
上記Lアングル27は、断面形状が略L字状で、第一側面部27aと第二側面部27bとから構成される。ここで、第一側面部27aは、感光体ユニット10の後側板10cに固定される。第二側面部27bは、揺動軸26を収容するようにして第一側面部27aから略垂直に立ち上がり、第一排気ダクト21の外壁面に当接可能な状態となっている。上記バネ28は、第一排気ダクト21の揺動軸26がある長手方向端部とは反対側となる端部に設置され、第一排気ダクト21の吸気口21aを感光体ユニット10の通気口10aから離間させる方向に第一排気ダクト21を付勢する。ここで、Lアングル27は、後述するよう、バネ28の付勢力に抗して第一排気ダクト21を装着位置まで押し込む力に抗することができる金属材料などにより構成される。
上述した構成において、感光体ユニット10が装置本体に装着されている時は、図3(a)に示すように、Lアングル27の第二側面全体27bが第一排気ダクトの側壁面に当接している。これにより、第一排気ダクト21は、バネ28の付勢力に抗して、感光体ユニット10や第二排気ダクト22と連結する方向にシール材23、24を介して加圧されている。このとき、各連結部では、シール材23、24が加圧されて機密性が保持されている。このような状態において、帯電装置からでたオゾンは、図2中矢印で示すように、オゾン除去装置25の吸引力により第一排気ダクト21、第二排気ダクト22を経由して排気され、分解浄化された後に機外に排出される。
一方、図3(b)に示すように、感光体ユニット10を装置本体から前方(矢印A方向)に引き出すと、Lアングル27が感光体ユニット10の移動とともに前方に移動し、Lアングル27の角部が揺動軸26から遠ざかる方向に相対的に移動することになる。このため、Lアングル27の第二側面27aが第一排気ダクト21を加圧する加圧力が小さくなる。そして、Lアングル27による加圧力よりもバネ28の付勢力が大きくなると、第一排気ダクト21は揺動軸26を中心に引き出し方向とは異なる矢印B方向に回転する。これにより、第一排気ダクト21の吸気口21aが感光体ユニット10の通気口10aから離間し、第一排気ダクト21の連結口21bが第二排気ダクト22の連結口22bから離間することになる。
このように、装置本体から感光体ユニット10を引き出す際には、感光体ユニット10の引き出し動作に連動して、感光体ユニット10の通気口10aと第一排気ダクト21の吸気口21aとが離間し、連結部ではシール材23の圧が抜けた状態となる。よって、感光体ユニット10を装置本体から引き出す際、シール材23がめくれたり破損したりすることがない。
次に、上記接離機構の別の実施形態について説明する。図5(a)は感光体ユニットが装置本体内に装着されている状態を説明する模式図、(b)は感光体ユニットを装置本体から引き出している状態を説明する模式図である。図3に示す装置では、圧調整機構であるLアングル27が感光体ユニット10の後側板10cに固定されていたのに対し、図5に示す装置では、Lアングル27が第一排気ダクト21の吸気口21aが形成される側壁に固定されている。Lアングル27の第一側面部27aは、感光体ユニット10の後側板10cに当接可能な状態となっており、第二側面部27bは、第一排気ダクト21の外壁面に固定されているのである。なお、図5中、図3に示す部材と同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜省略する。
図5に示す構成の接離機構においては、感光体ユニット10が装置本体に装着されている時は、図5(a)に示すように、Lアングル27の第一側面27a全体が感光体ユニット10の後側板10cに当接している。これにより、第一排気ダクト21は、バネ28の付勢力に抗して、感光体ユニット10や第二排気ダクト22と連結する方向にシール材23、24を介して加圧されている。このとき、各連結部では、シール材23、24が加圧されて機密性が保持されている。このような状態において、帯電装置12からでたオゾンは、図2中矢印で示すように、オゾン除去装置25の吸引力により第一排気ダクト21、第二排気ダクト22を経由して排気され、分解浄化された後に機外に排出される。
一方、図5(b)に示すように、感光体ユニット10を装置本体から前方(矢印A方向)に引き出すと、Lアングル27の第一側面27aが感光体ユニット10の後側板10cからは離れ始め、第一排気ダクト21への加圧力が小さくなる。そして、Lアングル27による加圧力よりもバネ28の付勢力が大きくなると、Lアングル27と一体に動く第一排気ダクト21は揺動軸26を中心に引き出し方向とは異なる矢印B方向に回転する。これにより、第一排気ダクト21の吸気口21aが感光体ユニット10の通気口10aから離間し、第一排気ダクト21の連結口21bが第二排気ダクト22の連結口22bから離間することになる。
このように、装置本体から感光体ユニット10を引き出す際には、感光体ユニット10の引き出し動作に連動して、感光体ユニット10の通気口10aと第一排気ダクト21の吸気口21aが離間し、連結部ではシール材23の圧が抜けた状態となる。よって、感光体ユニット10を装置本体から引き出す際、シール材23がめくれたり破損したりすることがない。
図6(a)は排気ダクトの内部構成を説明する分解斜視図、(b)は感光体ユニットの内部構成を説明する分解斜視図である。帯電装置12で発生したオゾンをより効率よく回収するために、図6(a)に示すように、第一排気ダクト21の内部に複数の整流板31を設けるとよい。また、図6(b)に示すように、感光体ユニット10の内部にも複数の整流板30を設けるとよい。なお、図中、矢印は、オゾンの流れを示すものであり、黒塗り部はシール材23を示すものである。感光体ユニット10と第一排気ダクト21の内部に複数の整流板30、31を設けることにより、引き出し方向(長手方向)に空気を分散させ、長手方向での流速分布が均一になり、効率よくオゾンの回収ができる。
なお、本実施形態では、感光体11、帯電装置12を備える感光体ユニット10に排気ダクト21を隣接させ、帯電装置12により発生するオゾンを排気ダクト21に排気する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば、少なくとも感光体、現像装置を備える着脱ユニットに排気ダクトを隣接させ、現像装置により発生するトナーや紙粉などの粉塵を排気ダクトに排気する構成であってもよい。また、例えば、引き出し可能に支持される定着装置を備えた定着ユニットに排気ダクトを隣接させ、定着装置内の高温の空気や揮発性有機化合物を排気ダクトに排気する構成であってもよい。
さらに、本実施形態では、ひとつの感光体11及びひとつの現像装置13を有するモノクロ画像形成装置について説明したが、複数色のトナー像を形成するカラー画像形成装置であってもよい。例えば、感光体、帯電装置を含むユニットを複数組並べて配置し、各感光体ユニットの感光体上に現像装置により互いに異なる色のトナー像を形成し、各感光体上のトナー像を中間転写体又は記録用紙に重ね合わせて転写するタンデム型のカラー画像形成装置であってもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
装置本体に対して着脱自在に設けられた感光体ユニット10などの着脱ユニットと、該着脱ユニット内の気体を装置本体外へ導くための排気流路を形成する排気ダクト21、22などの排気ダクトと、該着脱ユニットと該排気ダクトとの間の連結部の隙間を密閉可能なシール材23、24などの密閉部材とを備える画像形成装置において、上記着脱ユニットの着脱動作に連動して上記排気ダクトを該着脱ユニットに対して着脱方向とは異なる方向に接離動作させる接離機構を備えている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、着脱ユニットを取り外す際、排気ダクトは接離機構によって着脱ユニットから着脱方向とは異なる方向に離間する。そのため、着脱ユニットを取り外す際、着脱ユニットと排気ダクトとの間の連結部の隙間を密閉する密閉部材に不要な圧力がかかることがなく、密閉部材のめくれや破損を心配する必要がない。よって、排気ダクトの排気機能の低下を防止することが可能である。
(態様B)
(態様A)の画像形成装置において、上記排気ダクトは、着脱方向と略直交する方向に沿った揺動軸26などの揺動軸を中心として揺動自在に支持される。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排気ダクトは揺動軸を中心として揺動することにより、着脱ユニットとの接離が可能となる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)の画像形成装置において、上記接離機構は、上記着脱ユニットを取り付ける時には上記排気ダクトを着脱ユニットと連結する方向に加圧し、該着脱ユニットを取り外す時には該排気ダクトへの加圧を解除するLアングル27などの圧調整手段と、該排気ダクトを該着脱ユニットから離間させる方向に付勢するバネ28などの付勢手段とを備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、着脱ユニットが取り外される際に圧調整手段が排気ダクトへの加圧を解除するため、排気ダクトは付勢手段からの付勢により着脱ユニットから離間することが可能である。
(態様D)
(態様C)の画像形成装置において、上記圧調整手段は、上記着脱ユニットの着脱方向端部の外壁面に当接可能な状態の第一側面部と、該第一側面部から略垂直に立ち上がり、上記排気ダクトの着脱方向に沿った外壁面に当接可能な状態の第二側面部とを有する断面形状が略L字状の圧調整部材で、該排気ダクトへの加圧力に抗することができる材料により構成される。
これによれば、上記実施形態について説明したように、圧調整手段は断面形状が略L字状の圧力調整部材の設置という簡易な構成で、排気ダクトへの圧調整を行うことができる。
(態様E)
(態様A)(態様B)(態様C)又は(態様D)の画像形成装置において、上記排気ダクトは、上記着脱ユニットと連通する吸気口を有し該着脱方向と略直交する方向に沿った揺動軸を中心として揺動自在に支持される第一排気ダクトと、該第一排気ダクトに連通する連結口と外部に連通する排気口とを有し装置本体に固定される第二排気ダクトとに分割して構成され、上記密閉部材は、該着脱ユニットと該第一排気ダクトとの間の連結部と、該第一排気ダクトと該第二排気ダクトとの間の連結部との二箇所に設置される。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排気ダクトを第一排気ダクトと第二排気ダクトとに分割し、第一排気ダクトのみを接離可能とすることで、装置本体内でのレイアウトも容易となり、また省スペース化を図ることができる。
(態様F)
(態様A)(態様B)(態様C)(態様D)又は(態様E)の画像形成装置において、上記排気ダクトは、該排気ダクト内の気流の流れを整える整流板30、31などの整流板を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排気ダクト内での気体の流速分布が整流板により均一となり、効率よく排気を行うことができる。
(態様G)
(態様A)(態様B)(態様C)(態様D)(態様E)又は(態様F)の画像形成装置において、上記着脱ユニットは、少なくとも感光体11などの像担持体と、該像担持体をコロナ放電によって帯電せしめる帯電装置12などの帯電手段とを備え、上記排気ダクトは、該帯電手段から発生するオゾンを分解浄化するオゾン除去装置25などの浄化手段を備えている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、着脱ユニット内の帯電手段から発生するオゾンは、浄化手段によって分解浄化されるので外部に排出されることがない。
10 感光体ユニット
11 感光体
12 帯電装置
20 排気ダクト
21 第一排気ダクト
22 第二排気ダクト
23 シール材
24 シール材
25 オゾン除去装置
26 揺動軸
27 Lアングル
28 バネ

Claims (7)

  1. 装置本体に対して着脱自在に設けられた着脱ユニットと、該着脱ユニット内の気体を装置本体外へ導くための排気流路を形成する排気ダクトと、該着脱ユニットと該排気ダクトとの間の連結部の隙間を密閉可能な密閉部材とを備える画像形成装置において、
    上記着脱ユニットの着脱動作に連動して上記排気ダクトを該着脱ユニットに対して着脱方向とは異なる方向に接離動作させる接離機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記排気ダクトは、着脱方向と略直交する方向に沿った揺動軸を中心として揺動自在に支持されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記接離機構は、上記着脱ユニットを取り付ける時には上記排気ダクトを着脱ユニットと連結する方向に加圧し、該着脱ユニットを取り外す時には該排気ダクトへの加圧を解除する圧調整手段と、該排気ダクトを該着脱ユニットから離間させる方向に付勢する付勢手段とを備えることを特等とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    上記圧調整手段は、上記着脱ユニットの着脱方向端部の外壁面に当接可能な状態の第一側面部と、該第一側面部から略垂直に立ち上がり、上記排気ダクトの着脱方向に沿った外壁面に当接可能な状態の第二側面部とを有する断面形状が略L字状の圧調整部材で、該排気ダクトへの加圧力に抗することができる材料により構成されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、
    上記排気ダクトは、上記着脱ユニットと連通する吸気口を有し該着脱方向と略直交する方向に沿った揺動軸を中心として揺動自在に支持される第一排気ダクトと、該第一排気ダクトに連通する連結口と外部に連通する排気口とを有し装置本体に固定される第二排気ダクトとに分割して構成され、
    上記密閉部材は、該着脱ユニットと該第一排気ダクトとの間の連結部と、該第一排気ダクトと該第二排気ダクトとの間の連結部との二箇所に設置されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4又は5の画像形成装置において、
    上記排気ダクトは、該排気ダクト内の気流の流れを整える整流板を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6の画像形成装置において、
    上記着脱ユニットは、少なくとも像担持体と、該像担持体をコロナ放電によって帯電せしめる帯電手段とを備え、
    上記排気ダクトは、該帯電手段から発生するオゾンを分解浄化する浄化手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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