JP2016138864A - 測位装置、測位方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPS衛星のみで屋内の位置を正確に測位できる測位装置を提供する。【解決手段】測位装置は、GPS衛星からGPS衛星軌道情報及びGPS自衛星軌道情報を含むGPS衛星情報を受信する衛星情報受信部201と、受信したGPS衛星情報を発信するGPS衛星の数に応じて、装置本体が建物の屋内に進入したか否かを判断する屋内進入検出部205と、装置本体が屋内に進入したと判断されると、自律航法処理により装置本体の屋内における第1の屋内位置を推定する自律航法部206と、装置本体が屋内に進入したと判断され且つ衛星情報受信部201がGPS衛星情報を受信すると、受信したGPS衛星情報に基づいて装置本体の屋内における第2の屋内位置を推定する屋内位置推定部210と、第1の屋内位置を第2の屋内位置により補正する屋内位置補正部212と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、建物等の屋内であっても位置を正確に測位可能な測位装置に関する。
4以上のGPS(Global Positioning System)衛星から受信する電波を利用して測位する測位装置がある。このような測位装置には、各種測位センサを補助的に使用することによりGPS衛星からの電波を受信できない状況であっても自律的に測位を行うことができるものもある。測位装置は、GPS衛星から受信する電波を利用することで、屋外における位置を正確に測位することができる。GPS衛星からの電波を受信できない建物等の屋内にあっては、測位装置は、公知の自律航法処理により屋内の位置を推定することができる。自律航法処理では、推定した位置と実際の位置との誤差を補正して屋内の位置を正確に測位する必要がある。特許文献1の測位装置は、自律航法処理で推定した屋内の位置の累積誤差を、所定のアクセスポイントからの信号に応じて補正する技術を開示する。
特開2013−152097号公報
従来の測位装置は、自律航法処理で推定した屋内の位置の誤差の補正に、アクセスポイントのようなGPS衛星以外のインフラストラクチャが必要である。例えば、携帯電話会社が設置する基地局がアクセスポイントとして用いられる。このようなアクセスポイントが設けられていない建物内では、屋内の位置の補正を正確に行うことが困難になる。アクセスポイントの設置は、コストにも影響し、容易にアクセスポイントを増設することは困難である。
本発明は、上記の問題を解決するために、アクセスポイントのような他の設備を用いずに、GPS衛星のみで屋内の位置を正確に測位できる測位装置を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決する本発明の測位装置は、GPS衛星からGPS衛星軌道情報及びGPS自衛星軌道情報を含むGPS衛星情報を受信する衛星情報受信手段と、受信した前記GPS衛星情報を発信する前記GPS衛星の数に応じて、装置本体が建物の屋内に進入したか否かを判断する屋内進入検出手段と、前記装置本体が屋内に進入したと判断されると、自律航法処理により前記装置本体の屋内における第1の屋内位置を推定する自律航法手段と、前記装置本体が屋内に進入したと判断され且つ前記衛星情報受信手段が前記GPS衛星情報を受信すると、受信した前記GPS衛星情報に基づいて前記装置本体の屋内における第2の屋内位置を推定する屋内位置推定手段と、前記第1の屋内位置を前記第2の屋内位置により補正する屋内位置補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置本体が屋内に進入した場合であっても、GPS衛星から受信するGPS衛星情報に基づいて、自律航法処理により推定した第1の屋内位置の誤差を補正することができる。
情報処理装置の外観図。 情報処理装置のハードウェア構成図。 情報処理装置の機能ブロック図。 (a)、(b)は測位処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は装置本体の位置の推定の説明図。 GPS衛星の方位の説明図。 (a)、(b)はGPS衛星の方位の一覧の例示図。 (a)、(b)、(c)は屋内位置の説明図。 屋内位置の測位の処理を表すフローチャート。 屋内位置の測位の処理を表すフローチャート。 屋内位置の測位の処理を表すフローチャート。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態の測位装置である情報処理装置の外観図である。情報処理装置101は、タッチパネル102、GPSアンテナ103、操作ボタン104、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサ105、及びカメラ106を備える。情報処理装置101は、例えばスマートフォンやタブレット端末、携帯可能なナビゲーション装置等により実現可能である。なお、情報処理装置101のタッチパネル102、GPSアンテナ103、操作ボタン104、MEMSセンサ105、及びカメラ106の配置は、これに限られるものではない。GPSアンテナ103、操作ボタン104、及びMEMSセンサ105は、用途に応じて数を適宜増減してもよい。
タッチパネル102は、画像や文字を表示するディスプレイ上に、ユーザにより指示された位置を検出する透明のタッチパッドが設けられて構成される入出力インタフェースである。ユーザは、タッチパッドを指やスタイラスペン等で指示することで、タッチパネル102を用いた入力操作を行う。操作ボタン104は、所定の指示に対応づけられており、ユーザにより押下されることで当該指示の入力を受け付ける入力インタフェースである。
GPSアンテナ103は、GPS衛星から発信されるGPS衛星情報を受信する。GPS衛星情報は、GPS衛星軌道情報(アルマナックデータ)及びGPS自衛星軌道情報(エフェメリスデータ)を含む。GPSアンテナ103は、複数のGPS衛星からGPS衛星情報を同時に受信することができる。
MEMSセンサ105は、それぞれ3軸の地磁気センサ、加速度センサ、ジャイロセンサを搭載する。情報処理装置101は、MEMSセンサ105により本体の地磁気データ、加速度データ、角速度データを取得する。
カメラ106は、撮影を行う。
図2は、情報処理装置101のハードウェア構成図である。情報処理装置101は、CPU(Central Processing unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、及びストレージ304を備える。CPU301は、ROM303やストレージ304に格納されたコンピュータプログラムを読み込み、RAM302を作業領域に用いて実行することで、情報処理装置101の各部の動作を制御する。情報処理装置101は、CPU301、RAM302、ROM303、ストレージ304の他に、入力部305、表示部306、及び撮像部307を備える。これらの各構成要素は、バス308を介して通信可能に接続される。
ストレージ304は、CPU301に読み込まれるコンピュータプログラムやデータを格納する。ストレージ304は、例えば、屋外マップのデータ(電子地図データ)を格納する。ストレージ304は、屋外マップのデータを、不図示のインタフェースにより、公衆通信網やインターネットを介して接続される外部装置や記録媒体等から取得して格納する。情報処理装置101は、屋外マップのデータをストレージ304に常時格納する必要はなく、必要なときに外部装置や記録媒体から取得するようにしてもよい。
入力部305は、GPSアンテナ103、タッチパネル102のタッチパッド、MEMSセンサ105、及び操作ボタン104により構成される。入力部305は、これらの各部から入力される信号、情報、データ、指示等をCPU301に入力する。
表示部306は、タッチパネル102のディスプレイにより構成される。表示部306は、CPU301の指示により画像をディスプレイに表示する。例えば表示部306は、情報処理装置101の装置本体の位置を屋外マップ上に示した画像をディスプレイに表示する。
撮像部307は、カメラ106により構成される。撮像部307は、カメラ106により撮影された映像をストレージ304やRAM302に記憶する。映像には、メタデータが付加される。メタデータは、撮影時の装置本体の位置、撮影時刻等を含む。
このような構成の情報処理装置101は、CPU301がコンピュータプログラムを実行することで各種機能を実現する。図3は、情報処理装置101に実現される機能ブロック図である。なお、これらの機能は、コンピュータプログラムの実行によりソフトウェアで実現する他に、少なくとも一部をハードウェアで実現するようにしてもよい。
情報処理装置101は、屋外のようにGPS衛星から情報を受信可能な位置で測位を行うために衛星情報受信部201、衛星情報記憶部202、屋外位置推定部203、及び屋外位置記憶部204として機能する。情報処理装置101は、建物等の屋内のようにGPS衛星から情報を受信できない位置で測位を行うために屋内進入検出部205、自律航法部206、及び屋外退出検出部213として機能する。情報処理装置101は屋内の位置を補正するための情報の取得のために建物幅特定部207、仰角情報特定部208、衛星位置関係特定部209、及び建物位置関係特定部215として機能する。情報処理装置101は、屋内の位置を補正するために屋内位置推定部210、屋内位置記憶部211、及び屋内位置補正部212として機能する。衛星情報記憶部202、屋外位置記憶部204、及び屋内位置記憶部211は、RAM302又はストレージ304により実現される。
衛星情報受信部201は、GPSアンテナ103によりGPS衛星から発信されたGPS衛星情報を受信する。衛星情報記憶部202は、衛星情報受信部201で受信したGPS衛星情報を記憶する。
屋外位置推定部203は、衛星情報記憶部202に記憶される4以上のGPS衛星から受信したGPS衛星情報に基づいて、装置本体の屋外における位置(屋外位置)を推定する。屋外位置は、例えば緯度及び経度を含む屋外位置情報により表される。屋外位置推定部203は、例えば公知の三角測量法等により屋外位置の推定を行う。屋外位置記憶部204は、屋外位置推定部203が推定した屋外位置の屋外位置情報を記憶する。
屋内進入検出部205は、装置本体が屋外から建物等の屋内に進入したことを検出する。屋内進入検出部205は、例えば衛星情報受信部201が受信するGPS衛星情報を発信するGPS衛星の数が4以上から3以下に変化したときに、装置本体が屋内に進入したと判断する。すなわち屋内進入検出部205は、屋外位置の推定が可能な状態から不可能な状態に遷移したときに、装置本体が屋内に進入したと判断する。屋内進入検出部205は、ストレージ304に格納される屋外マップを参照して、進入した建物を推定する。例えば、屋内進入検出部205は、屋内に進入したと判断した時点で屋外位置記憶部204が記憶する最新の装置本体の屋外位置から10[m]の距離以内の建物を、進入した建物と推定する。屋内進入検出部205が屋内に進入したと判断した時点で屋外位置記憶部204が記憶する最新の装置本体の屋外位置の屋外位置情報は、屋内に進入した位置を表す進入位置情報として屋内位置記憶部211に記憶される。
自律航法部206は、装置本体の屋内への進入が検出された場合に、屋内(建物内)における装置本体の位置を自律航法処理により推定する。自律航法処理を行うために、自律航法部206は、移動方向推定部2061、歩幅推定部2062、歩行検出部2063、及び移動距離推定部2064として機能する。
移動方向推定部2061は、MEMSセンサ105から検出結果として地磁気データ、加速度データ、及び角速度データを取得し、取得した各データを解析することで装置本体の移動方向を推定する。
歩幅推定部2062は、情報処理装置101を保持するユーザの歩幅を推定する。歩幅推定部2062は、例えばMEMSセンサ105から取得する加速度データの周波数成分を解析することで、ユーザの歩幅を推定する。
歩行検出部2063は、情報処理装置101を保持するユーザの歩行(移動)を検出する。歩行検出部2063は、例えばMEMSセンサ105から取得する加速度データの値が急激に変化する変化点を検出し、変化点に応じてユーザの足が地面を蹴った瞬間と着地した瞬間とを検出する。歩行検出部2063は、ユーザの足が地面を蹴った瞬間から着地した瞬間までを1歩としてカウントする。
移動距離推定部2064は、歩行検出部2063が歩行を検出する度に歩行推定部が推定した歩幅を積算することで、装置本体の移動距離を推定する。
移動方向推定部2061による移動方向の推定、歩幅推定部2062、歩行検出部2063、及び移動距離推定部2064による移動距離の推定を含む自律航法処理の技術は、公知であるために詳細な説明は省略する。自律航法部206は、屋内位置記憶部211に記憶される進入位置情報と、推定した移動方向及び移動距離とにより、自律航法処理で推定される第1の屋内位置を算出する。第1の屋内位置は、緯度及び経度を含む第1の屋内位置情報として屋内位置記憶部211に記憶される。
衛星位置関係特定部209は、衛星情報記憶部202が記憶するGPS衛星軌道情報に基づいて、装置本体が進入した建物とGPS衛星との現時点における位置関係を公知の技術により特定する。
建物位置関係特定部215は、装置本体が進入した建物の壁面部が向いている方位を特定する。建物位置関係特定部215は、例えば屋外マップを参照して建物の壁面部が向いている方位を特定する。
屋内位置推定部210は、屋内進入検出部205が装置本体の屋内への進入を検出した後に、衛星情報受信部201が受信したGPS衛星軌道情報と衛星位置関係特定部209が特定した位置関係とにより、第2の屋内位置を推定する。第2の屋内位置は、緯度及び経度を含む第2の屋内位置情報として屋内位置記憶部211に記憶される。
建物幅特定部207は、装置本体が進入した建物内の、第2の屋内位置から最も近くに位置する壁面部の幅(建物幅)を特定する。建物幅特定部207は、屋外マップに基づいて建物幅を特定する。
仰角情報特定部208は、衛星情報受信部201が受信したGPS衛星情報を発信するGPS衛星の仰角を、GPS衛星情報に基づいて公知の方法により特定する。
屋内位置補正部212は、屋内位置記憶部211が記憶する第2の屋内位置情報により、第1の屋内位置を補正する。
屋外退出検出部213は、装置本体が建物等の屋内から屋外に退出したことを検出する。屋外退出検出部213は、例えば衛星情報受信部201が受信するGPS衛星情報を発信するGPS衛星の数が3以下から4以上に変化したときに、装置本体が屋外に退出したと判断する。すなわち屋外退出検出部213は、屋外位置の推定が不可能な状態から可能な状態に遷移したときに、装置本体が屋外に退出したと判断する。
以上のような構成の情報処理装置101は、図4のフローチャートで表される測位処理を行う。図4(a)は、測位の全体の処理を表すフローチャートである。図4(b)は、自律航法処理を表すフローチャートである。情報処理装置101は、屋外でGPS衛星を用いた測位を行い、屋内でGPS衛星及び自律航法処理による測位を行う。以下の説明では、情報処理装置101は、既に起動されて、GPS衛星からGPS衛星情報を受信可能な状態にある。
情報処理装置101のCPU301は、GPSアンテナ103によりGPS衛星からのGPS衛星情報の受信を待機する(S401)。GPSアンテナ103によりGPS衛星情報を受信すると(S401:Y)、衛星情報受信部201は、受信したGPS衛星情報を衛星情報記憶部202に記憶する(S402)。既に衛星情報記憶部202にGPS衛星情報が記憶される場合、衛星情報受信部201は、当該GPS衛星情報を発信したGPS衛星から新たにGPS衛星情報を受信すると、既に記憶するGPS衛星情報を受信した新たなGPS衛星情報に更新する。
屋外位置推定部203は、屋外における測位が可能か否かを判断する(S403)。屋外位置推定部203は、例えば衛星情報記憶部202が4以上のGPS衛星から受信したGPS衛星情報を記憶するか否かにより、測位が可能か否かを判断する。測位不可能な場合(S403:N)、CPU301は、測位可能になるまでステップS401以降の処理を繰り返す。すなわち衛星情報記憶部202が3以下のGPS衛星から受信したGPS衛星情報を記憶する場合、CPU301は、4以上のGPS衛星からのGPS衛星情報を衛星情報記憶部202が記憶するまで、ステップS401以降の処理を繰り返す。
測位可能、すなわち衛星情報記憶部202が4以上のGPS衛星から受信したGPS衛星情報を記憶する場合(S403:Y)、CPU301は、屋外位置推定部203により装置本体の屋外位置を推定する。屋外位置推定部203は、推定した屋外位置を表す屋外位置情報を屋外位置記憶部204に記憶する(S404)。屋外位置推定部203は、新たな屋外位置を推定する度に、既に屋外位置記憶部204に記憶されている屋外位置情報を新たな屋外位置を表す屋外位置情報に更新する。
屋内進入検出部205は、衛星情報受信部201が受信するGPS衛星情報を発信したGPS衛星の数に基づいて、装置本体が建物等の屋内に進入したか否かを判断する(S405)。装置本体が屋内に進入していない場合(S405:N)、CPU301は、ステップS401以降の処理を繰り返し行う。つまり、情報処理装置101は、4以上のGPS衛星からGPS衛星情報を取得する場合に装置本体の屋外位置の推定を継続して行う。
装置本体が屋内に進入した場合(S405:Y)、衛星位置関係特定部209は、進入した建物とGPS衛星との位置関係を特定する(S406)。この場合、屋内進入検出部205は、屋内への進入位置を表す進入位置情報を屋内位置記憶部211に記憶する。衛星位置関係特定部209は、衛星情報記憶部202が記憶するGPS衛星軌道情報に基づいて、装置本体の上空のGPS衛星の位置を特定する。衛星位置関係特定部209は、例えば屋内位置記憶部211に記憶される進入位置情報が表す進入位置を中心として、装置本体の上空のGPS衛星の位置する方位を特定する。同時に、建物位置関係特定部215は、装置本体が進入した建物の壁面部が向いている方向を特定する。
装置本体が進入した建物の位置が特定されると、CPU301は、自律航法部206により自律航法処理を開始して、屋内における装置本体の第1の屋内位置を推定する(S407)。自律航法部206は、推定した第1の屋内位置を表す第1の屋内位置情報を屋内位置記憶部211に記憶する。自律航法処理の処理については後述する。
自律航法処理を開始すると、CPU301は、GPSアンテナ103によりGPS衛星からGPS衛星情報を受信したか否かを判断する(S408)。ここでは、GPS衛星情報を受信するか否かの判断が行われ、その数はいくつであってもよい。GPS衛星情報を受信しない場合(S408:N)、CPU301は、自律航法部206による自律航法処理を装置本体が屋外に退出したと判断するまで継続して行う(S411)。
GPS衛星情報を受信した場合(S408:Y)、衛星情報受信部201は、受信したGPS衛星情報を衛星情報記憶部202に記憶する。屋内位置推定部210は、衛星情報記憶部202に記憶されたGPS衛星情報と衛星位置関係特定部209が特定した位置関係とに基づいて、第2の屋内位置を推定する。屋内位置推定部210は、推定した第2の屋内位置を表す第2の屋内位置情報を屋内位置記憶部211に記憶する(S409)。屋内位置補正部212は、屋内位置記憶部211が記憶する第2の屋内位置情報に基づいて、自律航法部206が推定した第1の屋内位置情報を補正する(S410)。
屋外退出検出部213は、衛星情報受信部201が受信するGPS衛星情報を発信したGPS衛星の数に基づいて、装置本体が建物等の屋外に退出したか否かを判断する(S411)。屋外に退出していない場合(S411:N)、CPU301は、装置本体が屋外に退出したと判断するまでステップS408以降の処理を繰り返す。屋外に退出した場合(S411:Y)、CPU301は、自律航法部206による自律航法処理を終了する(S412)。自律航法処理を終了した時点で、装置本体は、屋外に退出してGPS衛星情報を受信する状態にある。そのために、情報処理装置101のCPU301は、ステップS401以降の処理を行うことになる。
ステップS407の自律航法処理の処理について、図4(b)により説明する。
自律航法部206は、移動方向推定部2061により装置本体の移動方向を推定する(S4071)。歩幅推定部2062は、情報処理装置101を保持するユーザの歩幅を推定する(S4072)。歩行検出部2063は、情報処理装置101を保持するユーザが歩行しているか否かを判断する(S4073)。歩行検出部2063は、ユーザの歩行を検出するまでこの判断を繰り返す。ユーザが歩行する場合(S4073:Y)、移動距離推定部2064は、歩幅推定部2062で推定した歩幅を積算して装置本体の移動距離を推定する(S4074)。自律航法部206は、移動方向推定部2061で推定した移動方向及び移動距離推定部2064で推定した移動距離に応じて、屋内への進入位置を基点として装置本体の第1の屋内位置を推定する(S4075)。自律航法部206は、推定した第1の屋内位置を表す第1の屋内位置情報を屋内位置記憶部211に記憶する。
以上のような処理により、情報処理装置101は、所定数以上のGPS衛星からGPS衛星情報を取得する場合、取得したGPS衛星情報に基づいて屋外の位置の測位を行う。情報処理装置101は、所定数以上のGPS衛星からGPS衛星情報を取得する状態から所定数未満のGPS衛星からGPS衛星情報を取得する状態に遷移した場合、自律航法処理及び取得したGPS衛星情報に基づいて屋内の位置を測位を行う。情報処理装置101は、屋外位置を屋外マップ上で表す画像をタッチパネル102のディスプレイに表示することで、ユーザに現在の屋外の位置を提示することができる。
図5は、装置本体の位置の推定の説明図である。図5(a)は、装置本体が建物500に進入するまでの様子を表し、図5(b)は、装置本体が建物500内部を移動する様子を表す。
図4(a)のステップS401〜S404の処理により、図5(a)の位置P1から位置P2に移動する間の装置本体の屋外位置情報が、屋外位置記憶部204に記憶される。情報処理装置101を保持するユーザは、位置P2から建物500の内部に進入する。ユーザが建物500の内部に進入することで、情報処理装置101は、GPS衛星情報を同時に受信するGPS衛星の数が4未満となる。そのために情報処理装置101は、屋外位置推定部203による屋外位置の推定ができなくなる。屋内進入検出部205は、装置本体が屋外から屋内に進入したと判断する。屋内位置記憶部211には、位置P2の屋外位置情報が、進入位置として記憶される。
情報処理装置101のユーザは、図5(b)に示すように建物500の内部を、位置P2を基点として移動する。
図4(a)のステップS406の処理により、衛星位置関係特定部209は、進入位置である位置P2を中心としたGPS衛星の方位を特定する。図6は、位置P2を中心としたGPS衛星S1〜S10の方位の説明図である。GPS衛星S1〜S10は、方位が北を0度として時計回りに度数法で表され、位置P2から見た高度が仰角C1、C2、C3により表される。仰角C1は、例えば70度〜90度であり、仰角C2は、例えば50度〜69度であり、仰角C3は、例えば40度〜59度である。図7は、位置P2を中心としたGPS衛星の方位の一覧の例示図である。図7(a)では、例えばGPS衛星S5の方位が270度、仰角が58度として特定される。
建物位置関係特定部215は、建物500の壁面部を第1壁面部501〜第4壁面部504と定義して、屋外マップにより各壁面部の方位を特定する。図7(b)は、第1壁面部501〜第4壁面部504の方位を表す。
図4(a)のステップS407の処理により、自律航法部206は自律航法処理を開始して、情報処理装置101の装置本体の第1の屋内位置を推定する。自律航法部206は、位置P2を基点として自律航法処理を開始する。情報処理装置101を保持するユーザが位置P3に到着した時点で、自律航法部206は、第1の屋内位置を推定位置Pa1に推定したとする。
装置本体が位置P3に移動すると、図4(a)のステップS408の処理により、衛星情報受信部201がGPS衛星S5からGPS衛星情報を受信して衛星情報記憶部202に記憶する。
図8は、建物500の屋内で情報処理装置101がGPS衛星からGPS衛星情報を受信する際の屋内位置の説明図である。ここでは、装置本体が建物500の第4壁面部504の近傍にある場合を説明する。第4壁面部504が西に面しているため、情報処理装置101は、西側に位置するGPS衛星S3、S5からGPS衛星情報を受信可能である。ここで、図8(a)に示すような位置P3と位置P6とでは、情報処理装置101が受信するGPS衛星情報を発信するGPS衛星が異なる。位置P3は位置P6よりも第4壁面部504から離れているために、仰角が高いGPS衛星から発信されるGPS衛星情報が天井に遮断されて受信できない。そのために、位置P3にある情報処理装置101は、GPS衛星S3から発信されるGPS衛星情報を受信できず、GPS衛星S5から発信されるGPS衛星情報を受信する。位置P6にある情報処理装置101は、GPS衛星S3から発信されるGPS衛星情報を受信する。
図4(a)のステップS409の処理により、屋内位置推定部210は、第2の屋内位置を推定する。位置P3で衛星情報受信部201が受信するGPS衛星情報を発信するGPS衛星S5は、情報処理装置101から見て西に位置する。図8(b)に示すように、情報処理装置101は、位置Pb1では、建物500の天井により遮断されてGPS衛星S5からGPS衛星情報を受信することができない。位置P3のように第4壁面部504の窓際に接近することで、情報処理装置101は、GPS衛星S5から窓ガラスを透過したGPS衛星情報を受信することができる。屋内位置推定部210は、GPS衛星情報をGPS衛星S5から受信することで、装置本体が第4壁面部504付近にあると推定できる。屋内位置推定部210は、例えば第4壁面部504の中点である位置P5(図5(b)参照)を第2の屋内位置に推定する。ディスプレイに表示される屋外マップには、位置P5が図5(a)に示すように表される。
図4(a)のステップS410の処理により、屋内位置補正部212は、第1の屋内位置を第2の屋内位置で補正する。屋内位置補正部212は、例えば第1の屋内位置を第2の屋内位置に置き換える。図5(b)の例では、装置本体の屋内位置は、推定位置Pa1から位置P5に変更される。装置本体が屋内に進入していると判断されている間、装置本体の屋内位置は、以上のようにして繰り返し推定される。
図4(a)のステップS411の処理により、屋外退出検出部213が、装置本体が建物500から屋外に退出したと判断すると、自律航法部206は、自律航法処理を終了する。その後、情報処理装置101は、図4(a)のステップS401の処理に戻り、屋外におけるGPS衛星を用いた測位を行う。
以上のように情報処理装置101は、GPS衛星を用いて自律航法処理の累積誤差を補正することができ、屋内における本体の位置の測位を、より正確に行うことができるようになる。推定された屋内位置は、例えばカメラ106で撮影された画像の位置情報として、撮影時刻等とともにメタデータに含まれる。
[変形例1]
図4(a)の例では、情報処理装置101が第2の屋内位置の推定後に、毎回、第1の屋内位置の補正を行う。これに限らず、建物500の幅に応じて補正を行うか否かの判断を行うようにしてもよい。図9は、この場合の屋内位置の測位の処理を表すフローチャートである。図9のフローチャートは、図4(a)のフローチャートのステップS407以降の処理に対応し、それ以前のステップS401〜S406の処理については同じである。また、図9のフローチャートの処理のうち、図4(a)のフローチャートの処理と同じ処理については同じステップ番号を付してある。同じ処理についての説明は省略する。
自律航法処理の開始後にGPS衛星情報を受信した情報処理装置101は、推定した第2の屋内位置を屋内位置記憶部211に記憶した後に、建物幅特定部207により、第2の屋内位置から最も近い壁面部の建物幅を特定する。建物幅が所定値以下であれば(S501:Y)、屋内位置補正部212が、第1の屋内位置を第2の屋内位置により補正する(S410)。装置本体が図5(b)の位置P3にある場合、建物幅特定部207は、第4壁面部504の建物幅を特定する。建物500は、屋内進入検出部205が装置本体の屋内への進入を検出したときの屋外位置に最も近い建物とすることができる。建物幅特定部207は、屋外マップにより当該建物500を確認して建物幅を特定する。建物幅が所定値以上であれば(S501:N)、補正を行うことなく、屋外退出検出部213は、装置本体が屋外に退出したか否かの判断を行う(S411)。
建物幅が大きい場合、壁面部の中点を第2の屋内位置に推定すると、実際の装置本体の位置とは異なる可能性が高くなる。そのために、建物幅が所定の幅よりも大きい場合には第1の屋内位置の補正を行わず、所定の幅よりも小さい場合にのみ第1の屋内位置の補正を行うことで、推定した屋内位置の精度を確保する。
[変形例2]
図4(a)の例では、情報処理装置101が第2の屋内位置の推定後に、毎回、第1の屋内位置の補正を行う。これに限らず、自動航法処理の開始後に受信したGPS衛星情報を発信するGPS衛星の仰角に応じて補正を行うか否かの判断を行うようにしてもよい。図10は、この場合の屋内位置の測位の処理を表すフローチャートである。図10のフローチャートは、図4(a)のフローチャートのステップS407以降の処理に対応し、それ以前のステップS401〜S406の処理については同じである。また、図10のフローチャートの処理のうち、図4(a)のフローチャートの処理と同じ処理については同じステップ番号を付してある。同じ処理についての説明は省略する。
自律航法処理の開始後にGPS衛星情報を受信した情報処理装置101は、推定した第2の屋内位置を屋内位置記憶部211に記憶した後に、仰角情報特定部208によりステップS408で受信したGPS衛星情報を発信するGPS衛星の仰角を特定する。仰角情報特定部208は、GPS衛星情報により仰角を特定する。仰角が所定値以上であれば(S601:Y)、屋内位置補正部212が、第1の屋内位置を第2の屋内位置により補正する(S410)。仰角が所定値以下であれば(S601:N)、補正を行うことなく、屋外退出検出部213は、装置本体が屋外に退出したか否かの判断を行う(S411)。
例えば装置本体が図5(b)の位置P3にある場合、GPS衛星S5の仰角は58度である(図7(a)、図8(c)参照)。所定の値が例えば70度である場合、仰角58度は所定値以下であるために、第1の屋内位置の補正は行われない。装置本体が図5(b)の位置P6にある場合(図8(a)参照)、GPS衛星S5の仰角が所定の値である70度以上になり、第1の屋内位置の補正が行われる。
仰角が大きいほど、GPS衛星は高度が高い。GPS衛星の高度が高い場合、装置本体は、壁面部に近づかなければGPS衛星情報を受信することができない。第2の屋内位置は、壁面部の位置であるために、装置本体が壁面部に近いほど、高精度な屋内位置の補正が可能となる。
[変形例3]
以上の実施形態では、屋内位置推定部210は、1つのGPS衛星情報により第2の屋内位置の推定を行う。しかしながら、屋内位置推定部210は、2以上のGPS衛星情報を用いて第2の屋内位置の推定を行う構成であってもよい。図11は、この場合の屋内位置の測位の処理を表すフローチャートである。図11のフローチャートは、図4(a)のフローチャートのステップS407以降の処理に対応し、それ以前のステップS401〜S406の処理については同じである。また、図11のフローチャートの処理のうち、図4(a)のフローチャートの処理と同じ処理については同じステップ番号を付してある。同じ処理についての説明は省略する。
自律航法処理の開始後にGPS衛星情報を受信した情報処理装置101は、屋内位置推定部210により、2以上のGPS衛星からGPS衛星情報を受信しているか否かを判断する(S701)。2以上のGPS衛星からGPS衛星情報を受信していない場合(S701:N)、屋内位置推定部210は、GPS衛星情報に基づいて第2の屋内位置を推定し、屋内位置記憶部211に記憶する(S409)。
2以上のGPS衛星からGPS衛星情報を受信している場合(S701:Y)、屋内位置推定部210は、受信したGPS衛星情報を発信したGPS衛星が建物500から見て隣り合う方位に位置するか否かを判断する(S702)。隣り合う方位とは、例えば北と東、東と南、南と西、西と北の組み合わせである。隣り合う方位ではない場合(S702:N)、屋内位置推定部210は、第2の屋内位置を推定して屋内位置記憶部211に記憶する(S703)。この場合、屋内位置推定部210は、第1の屋内位置に最も近い壁面部の方位のGPS衛星から取得したGPS衛星情報に基づいて第2の屋内位置を推定する。
隣り合う方位である場合(S702:Y)、屋内位置推定部210は、隣り合う方位とされたGPS衛星の各々から受信したGPS衛星情報に基づいて第2の屋内位置を推定して、屋内位置記憶部211に記憶する(S704)。例えば、装置本体が位置P4(図5参照(b))にある場合、衛星情報受信部201は、建物500から見て西及び北に位置するGPS衛星からGPS衛星情報を受信する。図6の例では、衛星情報受信部201は、GPS衛星S3及びGPS衛星S10からGPS衛星情報を同時に受信する。屋内位置推定部210は、これらのGPS衛星情報に基づいて第2の屋内位置を推定する。屋内位置推定部210は、例えば位置P4を第2の屋内位置に推定する。屋内位置補正部212は、ステップS409、ステップS703、又はステップS704で屋内位置記憶部211に記憶された第2の屋内位置により第1の屋内位置を補正する(S410)。
建物500の幅が大きくなると、屋内位置推定部210が推定する第2の屋内位置の精度が低下する可能性が高くなる。建物500の壁面部が東西南北を向く場合、建物500の四隅に装置本体が位置すると、情報処理装置101は、複数のGPS衛星情報を受信可能になる。そのために屋内位置推定部210は、複数のGPS衛星情報を受信する場合に装置本体が建物500の四隅のいずれかに位置すると推定することができる。これにより、情報処理装置101は、高精度な屋内位置の推定が可能になる。
なお、以上の処理では、屋外位置、第1の屋内位置、及び第2の屋内位置を装置本体の移動に伴って更新することとしているが、更新せずにログとして残すようにしてもよい。この場合、ユーザは、装置本体の屋内、屋外における移動状態の解析にログを利用することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. GPS衛星からGPS衛星軌道情報及びGPS自衛星軌道情報を含むGPS衛星情報を受信する衛星情報受信手段と、
    受信した前記GPS衛星情報を発信する前記GPS衛星の数に応じて、装置本体が建物の屋内に進入したか否かを判断する屋内進入検出手段と、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断されると、自律航法処理により前記装置本体の屋内における第1の屋内位置を推定する自律航法手段と、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断され且つ前記衛星情報受信手段が前記GPS衛星情報を受信すると、受信した前記GPS衛星情報に基づいて前記装置本体の屋内における第2の屋内位置を推定する屋内位置推定手段と、
    前記第1の屋内位置を前記第2の屋内位置により補正する屋内位置補正手段と、を備えることを特徴とする、
    測位装置。
  2. 受信した前記GPS衛星情報に基づいて、前記装置本体の屋外における屋外位置を推定する屋外位置推定手段を備えており、
    前記自律航法手段は、前記装置本体が屋内に進入したと判断されたときの屋外位置を基点として自律航法処理を行い、前記第1の屋内位置を推定することを特徴とする、
    請求項1記載の測位装置。
  3. 前記屋内進入検出手段は、受信する前記GPS衛星情報を発信した前記GPS衛星の数が前記屋外位置を推定するために必要な数以上から必要な数未満に遷移すると前記装置本体が屋内に進入したと判断する、
    請求項2記載の測位装置。
  4. 前記装置本体が進入した前記建物の壁面部の幅を特定する建物幅特定手段を備えており、
    前記屋内位置補正手段は、前記建物の幅に応じて前記第1の屋内位置を補正するか否かを判断することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の測位装置。
  5. 前記屋内位置推定手段は、受信した前記GPS衛星情報を発信したGPS衛星の方位にある前記建物の壁面部の中点を前記第2の屋内位置に推定することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の測位装置。
  6. 前記屋内位置補正手段は、受信した前記GPS衛星情報を発信したGPS衛星の方位にある前記建物の壁面部の幅が所定の幅よりも小さければ前記第1の屋内位置を補正することを特徴とする、
    請求項5記載の測位装置。
  7. 前記GPS衛星軌道情報に応じて前記GPS衛星の仰角を特定する仰角情報特定手段を備え、
    前記屋内位置補正手段は、前記仰角に応じて前記第1の屋内位置を補正するか否かを判断することを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の測位装置。
  8. 前記屋内位置推定手段は、前記装置本体が屋内に進入したと判断された後に、前記衛星情報受信手段が前記建物から見て隣り合う方位にある2のGPS衛星からGPS衛星情報を受信すると、該2のGPS衛星情報に基づいて前記第2の屋内位置を推定することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の測位装置。
  9. 前記屋内位置推定手段は、前記装置本体が屋内に進入したと判断された後に、前記衛星情報受信手段が前記建物から見て隣り合う方位にない2のGPS衛星からGPS衛星情報を受信すると、前記第1の屋内位置に最も近い壁面部の方位のGPS衛星から取得したGPS衛星情報に基づいて第2の屋内位置を推定することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の測位装置。
  10. GPS衛星からGPS衛星軌道情報及びGPS自衛星軌道情報を含むGPS衛星情報を受信する装置により実行される方法であって、
    受信した前記GPS衛星情報を発信する前記GPS衛星の数に応じて、装置本体が建物の屋内に進入したか否かを判断する工程と、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断されると、自律航法処理により前記装置本体の屋内における第1の屋内位置を推定する工程と、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断され且つ前記GPS衛星情報を受信すると、受信した前記GPS衛星情報に基づいて前記装置本体の屋内における第2の屋内位置を推定する工程と、
    前記第1の屋内位置を前記第2の屋内位置により補正する工程と、を含むことを特徴とする、
    測位方法。
  11. GPS衛星からGPS衛星軌道情報及びGPS自衛星軌道情報を含むGPS衛星情報を受信するコンピュータを、
    受信した前記GPS衛星情報を発信する前記GPS衛星の数に応じて、装置本体が建物の屋内に進入したか否かを判断する屋内進入検出手段、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断されると、自律航法処理により前記装置本体の屋内における第1の屋内位置を推定する自律航法手段、
    前記装置本体が屋内に進入したと判断され且つ前記GPS衛星情報を受信すると、受信した前記GPS衛星情報に基づいて前記装置本体の屋内における第2の屋内位置を推定する屋内位置推定手段、
    前記第1の屋内位置を前記第2の屋内位置により補正する屋内位置補正手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  12. 請求項11記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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