JP2016138704A - レンジフード - Google Patents

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鄭強 上野
Teikyo Ueno
鄭強 上野
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Abstract

【課題】吸込口に温度センサーを設け、フィルターの汚れ具合や劣化状態を知ることにより、フィルターの清掃時期を知らせるレンジフードを提供することを目的とする。【解決手段】調理器具2の上方に設置され、屋外に連通した吐出口3と、空気を吸込む吸込口4と、吐出口3と吸込口4とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5と、吸込んだ汚れを捕集するフィルター6を備えている。また、レンジフード1の吸込口4には、吸込口4から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段7を備えている。また、フィルターの汚れ度合を判断し、フィルター清掃を知らせる制御部8と、制御部8からの信号をもとにフィルターの清掃要請の報知動作を行う報知手段9を備えているレンジフード1が得られる。【選択図】図2

Description

本発明は、家庭の厨房に使用され、交換あるいは清掃の必要なフィルターを搭載したレンジフードに関するものである。
従来、この種のレンジフードは、累積使用時間が清掃のタイミングに対応した「目安値」に達すると使用者にフィルターの清掃時期を知らせる動作を行なっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−45633号公報
従来のレンジフードにおいては、累積使用時間が「目安値」に達すると使用者にフィルターの清掃時期を知らせる動作を行なっていた。そのため、実際のフィルターの汚れ具合や劣化によらず、フィルターの掃除を知らせる時期が同じだった。
そこで本発明は、吸込口に設けた温度センサーで調理の温度を検出し、調理の温度に応じたフィルターの汚れの進み具合や劣化状態を知ることにより、フィルターの清掃時期を知らせるレンジフードを提供することを目的とする。
本発明のレンジフードは上記目的を達成するために、調理器具の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、吸込んだ汚れを捕集するフィルターと、前記吸込口から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段と、前記フィルターの清掃時期を判断する制御部を備えたレンジフードであって、前記制御部は、現在のフィルターの汚れ度合を表す「目安値」を記憶する記憶手段と、所定時間ごとに「フィルターの汚れの進み具合」を判別する汚れ度合判別手段と、前記「目安値」から前記「フィルターの汚れの進み具合」を減算する演算手段とを備え、前記演算手段から得られる結果を新たな「目安値」として、前記記憶手段に記憶させ、前記「目安値」が0よりも小さくなったら、フィルターの清掃を要請するように報知動作を行うという特徴を備え、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、調理器具の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、吸込んだ汚れを捕集するフィルターと、前記吸込口から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段と、前記フィルターの清掃時期を判断する制御部を備えたレンジフードであって、前記制御部は、現在のフィルターの汚れ度合を表す「目安値」を記憶する記憶手段と、所定時間ごとに「フィルターの汚れの進み具合」を判別する汚れ度合判別手段と、前記「目安値」から前記「フィルターの汚れの進み具合」を減算する演算手段とを備え、前記演算手段から得られる結果を新たな「目安値」として、前記記憶手段に記憶させ、前記「目安値」が0よりも小さくなったら、フィルターの清掃を要請するように報知動作を行うというものであり、調理の温度によって、「フィルターの汚れの進み具合」を変化させるので、フィルターの汚れ度合を適切に判断することが可能となり、適切な時期にフィルター清掃を知らせることができるレンジフードを提供できる。
本発明の実施の形態のレンジフードの構成図 同実施の形態のレンジフードの制御構成図 同実施の形態の動作を示すフローチャート
請求項1記載の発明は、調理器具の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、吸込んだ汚れを捕集するフィルターと、前記吸込口から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段と、前記フィルターの清掃時期を判断する制御部を備えたレンジフードであって、前記制御部は、現在のフィルターの汚れ度合を表す「目安値」を記憶する記憶手段と、所定時間ごとに「フィルターの汚れの進み具合」を判別する汚れ度合判別手段と、前記「目安値」から前記「フィルターの汚れの進み具合」を減算する演算手段とを備え、前記演算手段から得られる結果を新たな「目安値」として、前記記憶手段に記憶させ、前記「目安値」が0よりも小さくなったら、フィルターの清掃を要請するように報知動作を行うという特徴を有する。
これにより、調理の温度によって、「フィルターの汚れの進み具合」を変化させるので、フィルターの汚れ度合を適切に判断することが可能となり、適切な時期にフィルター清掃を知らせるという効果がある。
また、温度検知手段は、前記レンジフードの吸込口を通過する気流の温度を正確に検知できるように、前記調理器具から垂直上方に向かって、前記吸込口と交差するところに配置し、前記温度検知手段から得られる温度を汚れ度合に変換し記憶手段に記憶され予め設定した「目安値」と比較することで、フィルター清掃時期であるかを演算する演算手段を有する。
これにより、演算手段は、前記温度検知手段から得られる温度を汚れ度合に変換し記憶手段に記憶され予め設定した「目安値」と比較することで、フィルター清掃時期であるかを演算するので、適切な時期にフィルター清掃を知らせるという効果がある。
また、フィルターの清掃が行われたことを検知するフィルター清掃検知手段を備え、前記フィルター清掃検知手段からの信号をもとに、フィルターが清掃の為に取り外されるまで報知動作を継続することを特徴とする。
これにより、報知手段が作動してから使用者がフィルターの清掃を行うまで、使用者に清掃要請の喚起をし続ける作用を有するので、フィルターが汚れたまま使用者が使い続けることを防止することができる。
また、フィルター清掃検知手段からの信号を受けて、記憶手段に格納されている「目安値」をリセットする初期化手段を備えており、フィルターの清掃をした時点で、前記初期化手段を用いて前記記憶手段に格納されている「目安値」をリセットすることで、「目安値」を初期状態に戻すことを特徴とする。
これにより、使用者がフィルターを外して清掃を行ったと判断すると、「目安値」をリセットする作用を有するので、再使用時のフィルターの清掃要請の報知動作を正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のレンジフード1の構成を示す図である。図1に示すように、レンジフード1は、調理器具2の上方に設置されている。そして、レンジフード1は、屋外に連通した吐出口3と、空気を吸込む吸込口4と、吐出口3と吸込口4とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5と、吸込んだ汚れを捕集するフィルター6を備えている。また、レンジフード1の吸込口4には、吸込口4から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段7を備えている。さらに詳しくは、温度検知手段7は、調理器具2の略中心から垂直上方であって、検知対象の気流が吸込口4に吸込まれる位置に設けられる。すなわち、温度検知手段7は、吸込口4の吸込み面に設けられる。
制御部8は、レンジフード1の本体内に設けられ、排気ファン5の駆動制御を行うとともに、フィルター6の清掃時期を判断する。報知手段9は、制御部8からの信号を受けて、フィルターの清掃を要請するように報知動作を行う。
また、フィルター6には、フィルター6の清掃が行われたことを検知するフィルター清掃検知手段10が備えられている。このフィルター清掃検知手段10は、フィルター6とフィルター枠(図示せず)とが接触する場所に設けたスイッチで構成されている。フィルター清掃検知手段10は、フィルター6が外されたことをスイッチのON/OFFによって判断することでフィルター6の清掃が行なわれたことを検知するものである。
図2は、本実施の形態によるレンジフード1の制御構成を示す図である。制御部8は、図2に示すように、汚れ度合判別手段11と、記憶手段12と、演算手段13と、初期化手段14を有している。記憶手段12は、現在のフィルター6の汚れ度合を表す「目安値」を記憶する。この「目安値」は、初期の汚れていない状態が最大値で、汚れが進むと減少させていく。すなわち、「目安値」は、汚れた分だけ減らしていき、0以下になったらフィルター6の清掃時期になったとして使用者に知らせる。
汚れ度合判別手段11は、所定時間ごとに「フィルターの汚れの進み具合」を判別する。この「フィルターの汚れの進み具合」とは、レンジフード1を所定時間運転したとき、フィルター6に蓄積させる汚れを数値化したもので、調理の温度に従って変化するものである。すなわち、調理の温度が高いほど、油・煙の量が増加し、フィルター6の汚れは早くなるので、「フィルターの汚れの進み具合」は大きな値となる。
演算手段13は、現在のフィルター6の汚れ度合「目安値」を更新するものである。演算手段13は、「目安値」から汚れ度合判別手段11が判別した「フィルターの汚れの進み具合」を減算し、その減算結果を新たな「目安値」として、記憶手段12に記憶させる。そして、「目安値」が0以下の場合は、報知手段9に伝達する。報知手段9は、ユーザーに対しフィルター6の清掃を要請するため報知動作を行う。
初期化手段14は、フィルター清掃検知手段10からの信号を受信すると、記憶手段12に格納されている「目安値」をリセットする。初期化手段14には不揮発性メモリを用いることで、電源の切断に対しても「目安値」を喪失することを防止できる。これにより、電源の切断や停電に関わらず、現在のフィルター6の使用状況に対する汚れの程度を記憶させることができる。
図3は、本実施の形態によるレンジフード1の動作を示すフローチャートである。まず、初期のフィルター6の汚れていない状態では、「目安値」として、最大値を記憶手段12に記憶させておく。
調理器具2を用いて、調理を行うときに、レンジフード1を運転させる。レンジフード1を運転させると、排気ファン5が回転し、調理によって発生した油煙を含んだ空気が吸込口4に流れ込む。吸込口4を通過した油煙は、フィルター6に付着することとなる。
吸い込んだ空気が吸込口4を通過する際に、温度検知手段7は、所定運転時間ごとに吸い込んだ空気の温度Tを検出する。検出された温度Tは、汚れ度合判別手段11によって、
50(k+1)>T>50k ・・・・・・・・・・式1
k=1、2、3・・・・
を満足する数値kに変換される(S1)。この数値kを「フィルターの汚れの進み具合」とする。そして、演算手段13は、記憶手段12に予め記憶された「目安値」からこの数値k「フィルターの汚れの進み具合」を減算する(S3)。「目安値」から「フィルターの汚れの進み具合」を引いた結果が0以下の場合は、フィルター6の清掃時期と判断し、報知手段9に出力し、フィルター6の掃除の必要性を知らせる(S4)。一方、「目安値」から「フィルターの汚れの進み具合」を引いた結果が0より大きい場合は、正常な運転中、すなわち、フィルター6の汚れは清掃の必要がないと判断する(S5)。そして、「目安値」から「フィルターの汚れの進み具合」を引いた値は、記憶手段12に記憶され、新たな「目安値」とする。
例えば、検出した温度T=120℃、記憶手段12に記憶した「目安値」=100のときは、式1に基づいて、k=2と算出される。そして、新しい「目安値」は、100−2=98となる。
以上の動作は、所定時間ごとに繰り返し実行される(S2)。そして、「目安値」は所定運転時間ごとに更新され、0以下になるまでカウントダウンする。
また、図3にように、報知手段9が、フィルター6の清掃要請のための報知動作を行うと、フィルター清掃検知手段10によりフィルターの清掃を実施したかどうかを判断する(S6)。フィルター清掃検知手段10のスイッチのON/OFFが発生して、フィルター6の清掃を行ったと判断した場合、報知手段9は、清掃要請のための報知動作を停止し、記憶手段12は、格納されている「目安値」をリセットして、フローのSTARTへ戻る(S7)。一方、フィルター6の清掃が行われない場合は、フィルター6の清掃要請の報知動作を継続する。
以上のように、調理の温度を検出して、その温度の大小によって、フィルター6の汚れ度合を変化させるので、フィルター6の汚れ度合を適切に判断することが可能となり、適切な時期にフィルター6の清掃を知らせることができる。
本発明のレンジフードは、吸込口に温度センサーを設け、フィルターの汚れ具合や劣化状態を知ることにより、フィルターの清掃時期を知らせることができるため、家庭用以外の例えば食堂やホテルなどの業務用のレンジフードについても有用である。
1 レンジフード
2 調理器具
3 吐出口
4 吸込口
5 排気ファン
6 フィルター
7 温度検知手段
8 制御部
9 報知手段
10 フィルター清掃検知手段
11 汚れ度合判別手段
12 記憶手段
13 演算手段
14 初期化手段

Claims (4)

  1. 調理器具の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、吸込んだ汚れを捕集するフィルターと、前記吸込口から吸込む空気の温度を検知する温度検知手段と、前記フィルターの清掃時期を判断する制御部を備えたレンジフードであって、
    前記制御部は、現在のフィルターの汚れ度合を表す「目安値」を記憶する記憶手段と、
    所定時間ごとに「フィルターの汚れの進み具合」を判別する汚れ度合判別手段と、
    前記「目安値」から前記「フィルターの汚れの進み具合」を減算する演算手段とを備え、
    前記演算手段から得られる結果を新たな「目安値」として、前記記憶手段に記憶させ、前記「目安値」が0よりも小さくなったら、フィルターの清掃を要請するように報知動作を行うことを特徴とするレンジフード。
  2. 温度検知手段は、レンジフードの吸込み口を通過する気流の温度を正確に検知できるように、前記調理器具から垂直上方に向かって、前記吸込口と交差するところに配置し、前記温度検知手段から得られる温度を汚れ度合に変換し記憶手段に記憶され予め設定した「目安値」と比較することで、適切な時期にフィルター清掃を知らせることを特徴とする請求項1記載のレンジフード。
  3. フィルターは、フィルターの清掃が行われたことを検知するフィルター清掃検知手段を備え、前記フィルター清掃検知手段からの信号をもとに、フィルターが清掃の為に取り外されるまで報知動作を継続することを特徴とする請求項1記載のレンジフード。
  4. フィルター清掃検知手段からの信号を受けて、記憶手段に格納されている「目安値」をリセットする初期化手段を備えており、フィルターの清掃をした時点で、前記初期化手段を用いて前記記憶手段に格納されている「目安値」をリセットすることで、「目安値」を初期状態に戻すことを特徴とする請求項1記載のレンジフード。
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JP2019109836A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 東京瓦斯株式会社 交換サービスシステム、清掃サービスシステム
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