JP2016138494A - 排気タービンおよび船舶 - Google Patents

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Kazuki Koga
和樹 古賀
山口 正人
Masato Yamaguchi
正人 山口
田中 一雄
Kazuo Tanaka
一雄 田中
西山 徹
Toru Nishiyama
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Abstract

【課題】リンク室内への排ガスの流入を防止することができる排気タービンを提供する。
【解決手段】エンジンからの排ガスで駆動される排気タービンは、タービンインペラの周囲に形成された導入路に沿うプレートと、導入路に配置されたノズルベーン、およびプレートを貫通する軸部、を含む複数のノズル部材と、複数のノズル部材のそれぞれを軸部回りに回転させるためのリンク機構と、タービンインペラが取り付けられた回転軸を回転自在に支持し、かつ、プレートとの間に、リンク機構が収容されるリンク室を形成するハウジングと、リンク室内に加圧空気を供給する加圧路と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンからの排ガスで駆動される排気タービンおよびこの排気タービンが搭載された船舶に関する。
従来から、自動車や船舶には、可変ノズル型の排気タービンが搭載されている。例えば、特許文献1には、図9に示すような可変ノズル型の排気タービン100が開示されている。
具体的に、排気タービン100は、ノズルベーン141および軸部142を有する複数のノズル部材140と、各ノズル部材140を軸部142回りに回転させるためのリンク機構150を含む。各ノズル部材140のノズルベーン141は、タービンインペラ110の周囲に形成された導入路105に配置されており、軸部142は、導入路105に沿うプレート130を貫通している。プレート130とハウジング120との間にはリンク室125が形成されており、このリンク室125内にリンク機構150が収容されている。
リンク機構150は、ノズル部材140と同数のアーム151と、これらのアーム151と係合するリング152を含む。各アーム151は、ノズル部材140の軸部142に回転不能に連結され、タービンインペラ110の軸心111を中心とする径方向(以下、単に「径方向r」という。)において軸部142から外向きに延びている。通常は、各アーム151の内側端部がリンク室125の外向き壁面126から離間しており、リング152が回転すると、各アーム151の内側端部が外向き壁面126に当接する。これにより、アーム151の揺動およびノズル部材140の回転が規制される。
さらに、排気タービン100には、排ガスに含まれる煤がリンク室125内に堆積したとしても、その影響を受け難くするための構成が採用されている。例えば、リンク室125の外向き壁面126と当接する各アーム151の内側端部に、堆積した煤を排出するための凹部(図示せず)が設けられる。
特開2013−72404号公報
しかしながら、排ガスに含まれる煤がリンク室内に堆積したときの影響を受け難くするよりも、リンク室内への排ガスの流入そのものを防止することが望まれる。
そこで、本発明は、リンク室内への排ガスの流入を防止することができる排気タービンおよびこの排気タービンが搭載された船舶を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の排気タービンは、エンジンからの排ガスで駆動される排気タービンであって、タービンインペラの周囲に形成された導入路に沿うプレートと、前記導入路に配置されたノズルベーン、および前記プレートを貫通する軸部、を含む複数のノズル部材と、前記複数のノズル部材のそれぞれを前記軸部回りに回転させるためのリンク機構と、前記タービンインペラが取り付けられた回転軸を回転自在に支持し、かつ、前記プレートとの間に、前記リンク機構が収容されるリンク室を形成するハウジングと、前記リンク室内に加圧空気を供給する加圧路と、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、リンク室内に加圧空気が供給されるため、リンク室内への排ガスの流入を防止することができる。
上記の排気タービンは、前記複数のノズル部材のうちの少なくとも1つのノズル部材の軸部に沿って形成された、前記リンク室内に供給された加圧空気を前記導入路へ排出する排出路をさらに備えてもよい。この構成によれば、リンク室内に供給された加圧空気はノズル部材の軸部に沿って排出路を通じて排出されるため、排ガスとの接触によって高温となるノズル部材を、加圧空気を利用して冷却することができる。一般的に、加圧空気は排ガスに比べて遥かに温度が低いからである。このようにノズル部材を冷却することでノズル部材の熱膨張が抑制され、ノズル部材の回動抵抗を小さく抑えることができる。
前記リンク機構は、前記複数のノズル部材の軸部にそれぞれ連結された、前記軸部から側方に延びる複数のアームと、前記複数のアームにおける前記ノズル部材と反対側の端部にそれぞれ取り付けられた複数のローラと、前記複数のローラの間に介在し、かつ、前記タービンインペラの軸心を中心とする径方向における前記ローラの移動をガイドする複数の操作片を有するリンクリングと、を含んでもよい。この構成によれば、アームに取り付けられたローラがリンクリングの操作片上を転動するので、アームおよびリンクリングの摩耗が抑制され、高い耐久性を得ることができる。
また、本発明の船舶は、上記の排気タービンと、前記エンジンと給気路により接続された圧縮機と、を備え、前記加圧路は、前記給気路から分岐している、ことを特徴とする。この構成によれば、圧縮機からエンジンへ供給される加圧空気の一部が排気タービン用の加圧空気として用いられる。このため、排気タービン専用の圧縮機を設置する必要がなく、既存のシステム(例えば、過給機の圧縮機)を利用して加圧空気を排気タービンに供給することができる。
例えば、前記エンジンは、プロペラ軸と連結されたクランク軸を含む推進用エンジンであり、前記排気タービンは、前記圧縮機を含む過給機とは別に設けられており、前記クランク軸と連結されていてもよい。
本発明によれば、リンク室内への排ガスの流入を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る排気タービンが搭載された船舶のエンジン回りの概略構成図である。 図1に示す排気タービンの断面図である。 ノズル部材およびリンク機構の一部の正面図であり、インプットレバーが基準位置にある状態を示す。 ノズル部材およびリンク機構の一部の正面図であり、インプットレバーが基準位置からノズルの開度を大きくする方向に倒された状態を示す。 図3のV−V線に沿った断面図である。 図3のVI−VI線に沿った断面図である。 ブッシュの斜視図である。 変形例を示す船舶のエンジン回りの概略構成図である。 従来の排気タービンの一部の断面図である。
図1に、本発明の一実施形態に係る可変ノズル型の排気タービン1が搭載された船舶10を示す。図1では、排気タービン1が、船舶10に搭載された推進用エンジン2の燃費を向上させる役割を果たす。
船舶10には、排気タービン1および推進用エンジン2に加えて、過給機11も搭載されている。過給機11は、エンジン2へ加圧空気を供給する圧縮機12と、エンジン2からの排ガスで駆動されて圧縮機12を回転させるタービン13を含む。すなわち、排気タービン1は、過給機11とは別に設けられている。
エンジン2は、例えば2ストロークディーゼルエンジンであり、クランク軸21を含む。クランク軸21は、先端にプロペラ15が取り付けられたプロペラ軸14と連結されている。また、エンジン2は、内部で空気と燃料(燃料油および/または燃料ガス)の混合気を燃焼させる複数のシリンダ22(図1では、図面の簡略化のために2つのみを図示)と、シリンダ22へ加圧空気を分配する給気マニホールド23と、シリンダ22から排出される排ガスを集合させる排気マニホールド24を含む。過給機11の圧縮機12は給気路91により給気マニホールド23と接続されており、過給機11のタービン13は排気路92により排気マニホールド24と接続されている。
排気タービン1は、減速機16を介してクランク軸21と連結されている。また、排気タービン1は、抽出路93により排気路92と接続されている。このため、排気タービン1には、排気マニホールド24から排出される排ガスの一部が導かれ、排気タービン1は、エンジン2からの排ガスで駆動される。すなわち、排気タービン1は、排ガスからエネルギーを回収し、この回収したエネルギーでクランク軸21の回転をアシストする。なお、抽出路93は、排気マニホールド24に直接的につながっていてもよい。
ただし、排気タービン1は、クランク軸21の回転をアシストする用途に限らず、種々の用途に用いられ得る。例えば、排気タービン1は、発電機を回転させる用途に用いられてもよい。あるいは、可変ノズル型の排気タービン1は、過給機11のタービン13として用いられてもよい。
以下、図2〜図6を参照して、排気タービン1の構成を詳細に説明する。
図2に示すように、排気タービン1は、タービンインペラ32と、タービンインペラ32が取り付けられた回転軸31と、回転軸31に貫通された第1ハウジング34を含む。また、排気タービン1は、タービンインペラ32の周囲に導入路44を形成するプレート35およびシュラウド41と、導入路44と連通する渦巻き室45を形成する第2ハウジング46を含む。以下、説明の便宜上、タービンインペラ32の軸心33を中心とする径方向を、単に「径方向R」といい、軸心33が延びる方向を、単に「軸方向X」という。
導入路44は、径方向Rと平行な、環状の流路である。渦巻き室45には、エンジン2からの排ガスが供給される。渦巻き室25に供給された排ガスは、導入路44を通じてタービンインペラ32に吹き付けられる。
プレート35は、導入路44に沿うとともに、タービンインペラ32の裏側に広がっている。プレート35は、単一のプレートであってもよいし、複数のプレートに分割されていてもよい。プレート35は、第1ハウジング34に固定されている。
シュラウド41は、導入路44を挟んでプレート35と対向するフランジ部43と、フランジ部43の内側端部からプレート35と反対側に延びる管状部42を有する。すなわち、管状部42は、排気タービン1における排ガスの排出口を構成する。
プレート35を挟んでシュラウド41と反対側に位置する第1ハウジング34は、回転軸31をブッシュ39を介して回転自在に支持する本体部34aと、プレート35の裏側の空間を覆ってプレート35との間にリンク室36を形成するカバー部34bを有する。
さらに、排気タービン1は、タービンインペラ32の周囲に等角度間隔で配置された複数のノズル部材5と、リンク室36内に収容されたリンク機構6を含む。リンク機構6は、カバー部34bを貫通する軸部材82を介してインプットレバー81により操作される。
図3〜図6に示すように、各ノズル部材5は、導入路44に配置されたノズルベーン51と、ノズルベーン51からプレート35を貫通してリンク室36内まで軸方向Xに延びる軸部52を含む。軸部52は、ブッシュ53を介してプレート35に回転自在に支持されている。
隣り合うノズルベーン51の間には、タービンインペラ32へ排ガスを噴射するノズル50が形成されている。図3は、上述したインプットレバー81が基準位置にある状態を示し、図4は、インプットレバー81が基準位置からノズル50の開度を大きくする方向に倒された状態を示す(当然、インプットレバー81が基準位置からノズル50の開度を小さくする方向に倒されることもある)。インプットレバー81を操作することによって、ノズル50の開度および向きが変更される。
リンク機構6は、各ノズル部材5を軸部52回りに回転させるためのものである。具体的に、リンク機構6は、複数のアーム61と、アーム61に対してプレート35と反対側に配置されたリンクリング65と、リンクリング65に対してプレート35と反対側に配置されたインプットリンク7を含む。
各アーム61は、ノズル部材5の軸部52から側方に(本実施形態では、径方向Rにおいて内向きに)延びている。各アーム61の外側端部は、ノズル部材5の軸部52に回転不能に連結されている。各アーム61の内側端部(すなわち、ノズル部材5と反対側の端部)には、ローラ62が取り付けられている。
本実施形態では、各ローラ62が、円盤状のホイール部63と、ホイール部63の中心から軸方向Xに延びる軸部64を有する。そして、軸部64が、アーム61の内側端部に回転自在に支持されている。ただし、ローラ62が中心に貫通穴を有するリング状であり、ローラ62が当該ローラ62を回転自在に支持する軸部材(図示せず)を介してアーム61に取り付けられていてもよい。
リンクリング65は、周方向に連続する本体部66と、本体部66から突出する複数の操作片67を有する。本実施形態では、本体部66が軸方向Xに薄い板状をなしており、操作片67が、本体部66のプレート35側の主面から軸方向Xに突出している。ただし、リンクリング65は、アーム61の内側に配置されていて、操作片67が本体部66から径方向Rにおいて外向きに突出するように構成されていてもよい。
操作片67は、複数のローラ62の間に介在し、かつ、径方向Rにおけるローラ62の移動をガイドするように構成されている。具体的には、各操作片67は、径方向Rにおいて内向きに先細りとなる台形状をなしており、隣り合う操作片67の互いに対向する側面同士が平行となっている。
リンクリング65の内側には、リンクリング65と摺動可能に嵌合するガイドリング37が配置されている。ガイドリング37は、第1ハウジング34に固定されている。ガイドリング37には、リンクリング65の本体部66の内側端部と係合する窪み37aが形成されている。また、ガイドリング37には、リンクリング65の本体部66の内側端部を窪み37a内に保持するための押えリング38が取り付けられている。
インプットリンク7は、上述した軸部材82に回転不能に連結されている。軸部材82は、カバー部34bを貫通して軸方向Xに延びており、インプットレバー81に固定されている。また、軸部材82は、カバー部34bに取り付けられた軸受部材83によって回転自在に支持されている。すなわち、インプットリンク7は、軸部材82回りに揺動する。
インプットリンク7は、径方向Rにおいて軸部材82からリンクリング65と重なり合う位置まで延びており、インプットリンク7の内側端部には、径方向Rにおいて内向きに開口する開口71が形成されている。換言すれば、インプットリンク7は、開口71を規定する一対の係合片72を有する。
一方、リンクリング65には、インプットリンク7の開口71と係合するインプットローラ69が軸部材68を介して取り付けられている。本実施形態では、リンクリング65における1つの操作片67がある肉厚部分にネジ穴が形成されており、このネジ穴に、軸部材68の一端部に形成されたネジ山が螺合している。インプットローラ69は、軸部材68に、回転自在に支持されている。
このような構成により、インプットレバー81を操作すれば、図4に示すように、インプットリンク7が揺動し、インプットローラ69が一方の係合片72上を転動しながらリンクリング65が回転する。これに伴い、各アーム61に取り付けられたローラ62がリンクリング65の操作片67の一方の側面上を転動しながら径方向Rに移動する。ローラ62が径方向に移動すると、各アーム61がノズル部材5の軸部52回りに揺動し、ノズル部材5のノズルベーン51の角度が変更される。これにより、ノズル50の開度および向きが変更される。このように、本実施形態の排気タービン1ではアーム61に取り付けられたローラ62がリンクリング65の操作片67上を転動するので、アーム61およびリンクリング65の摩耗が抑制され、高い耐久性を得ることができる。
さらに、本実施形態では、リンク室36内への排ガスの流入を防止するための構成が採用されている。具体的に、排気タービン1は、リンク室36内に加圧空気を供給する加圧路94を含む。
本実施形態では、図1に示すように、加圧路94が給気路91から分岐している。加圧路94は、図5に示すように、カバー部34bに設けられた流入口96と、流入口96と給気路91とを接続する配管95とで構成されている。
さらに、排気タービン1は、図6に示すように、ノズル部材5のうちの少なくとも1つのノズル部材5の軸部52に沿って形成された排出路97を含む。排出路97は、リンク室36内に供給された加圧空気を導入路44へ排出するための流路である。
本実施形態では、全てのノズル部材5の軸部52に沿って排出路97が形成されている。具体的には、図6および図7に示すように、各ブッシュ53の外周面にブッシュ53の軸方向に延びる溝54が形成されており、この溝54によって排出路97が構成されている。なお、溝54は、必ずしもブッシュ53の軸方向に延びる必要はなく、ブッシュ53の軸方向に対して傾斜していてもよい。
以上説明したように、本実施形態の排気タービン1では、リンク室36内に加圧空気が供給されるため、リンク室36内への排ガスの流入を防止することができる。しかも、リンク室36内に供給された加圧空気はノズル部材5の軸部52に沿って排出路97を通じて排出されるため、排ガスとの接触によって高温となるノズル部材5を、加圧空気を利用して冷却することができる。一般的に、加圧空気は排ガスに比べて遥かに温度が低いからである。このようにノズル部材5を冷却することでノズル部材5の熱膨張が抑制され、ノズル部材5の回動抵抗を小さく抑えることができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図8に示すように、過給機11とは別に圧縮機17が設けられ、この圧縮機17に加圧路94がつながっていてもよい。ただし、前記実施形態のように加圧路94が給気路91から分岐してれば、過給機11の圧縮機12からエンジン2へ供給される加圧空気の一部が排気タービン1用の加圧空気として用いられる。このため、図8に示すような排気タービン1専用の圧縮機17を設置する必要がなく、既存のシステムを利用して加圧空気を排気タービン1に供給することができる。
また、排気タービン1が過給機11のタービン13として用いられる場合、加圧路94は、圧縮機12のハウジングおよびタービン13のハウジングに跨って設けられた内部流路であってもよい。
また、各ノズル部材5の軸部52に沿う排出路97は、必ずしもブッシュ53に設けられた溝で構成されている必要はない。例えば、排出路97は、軸部52の外周面に設けられた溝で構成されていてもよいし、プレート35の保持穴の内周面に設けられた溝で構成されていてもよい。この場合、ブッシュ53は省略可能である。
あるいは、排出路97は、必ずしも溝で構成されている必要はない。例えば、各ノズル部材5の軸部52に沿う排出路97は、軸部52の近傍でプレート35に設けられた貫通穴で構成されていてもよい。この場合でも、ノズル部材5を、排出路97を流れる加圧空気で冷却することができる。
さらには、ノズル部材5のうちの少なくとも1つのノズル部材5の軸部52に沿って形成された排出路97は必ずしも設けられている必要はなく、例えば部材間の隙間を通じて加圧空気がリンク室36内から外部に排出されてもよい。
また、アーム61は、必ずしもノズル部材5の軸部52から径方向Rにおいて内向きに延びている必要はなく、ノズル部材5の軸部52から径方向Rにおいて外向きに延びていてもよい。あるいは、アーム61は、軸部52から、径方向Rに対して斜め内向きまたは斜め外向きに延びていてもよい。
また、ガイドリング37は、必ずしもリンクリング65の内側に配置されている必要はなく、リンクリング65の外側に配置されていてもよい。この場合、リンクリング65は、操作片67が本体部66から径方向Rにおいて内向きに突出するように構成されていてもよい。あるいは、ガイドリング37が省略されて、リンクリング65が第1ハウジング34と直接的に嵌合していてもよい。
さらに、リンク機構6の構成としては、上述した以外にも様々な構成が採用可能である。例えば、リンク機構6には、ローラ62,69に代えて、自転不能なピンが設けられていてもよい。
また、排気タービン1の駆動用の排ガスを排出するエンジンは、必ずしも船舶10の推進用エンジン2である必要はなく、例えば陸上に設置される発電用エンジンであってもよい。
1 排気タービン
10 船舶
11 過給機
2 エンジン
31 回転軸
32 タービンインペラ
33 軸心
34 第1ハウジング
35 プレート
36 リンク室
44 導入路
5 ノズル部材
51 ノズルベーン
52 軸部
6 リンク機構
61 アーム
62 ローラ
65 リンクリング
67 操作片
94 加圧路
97 排出路

Claims (5)

  1. エンジンからの排ガスで駆動される排気タービンであって、
    タービンインペラの周囲に形成された導入路に沿うプレートと、
    前記導入路に配置されたノズルベーン、および前記プレートを貫通する軸部、を含む複数のノズル部材と、
    前記複数のノズル部材のそれぞれを前記軸部回りに回転させるためのリンク機構と、
    前記タービンインペラが取り付けられた回転軸を回転自在に支持し、かつ、前記プレートとの間に、前記リンク機構が収容されるリンク室を形成するハウジングと、
    前記リンク室内に加圧空気を供給する加圧路と、
    を備える、排気タービン。
  2. 前記複数のノズル部材のうちの少なくとも1つのノズル部材の軸部に沿って形成された、前記リンク室内に供給された加圧空気を前記導入路へ排出する排出路をさらに備える、請求項1に記載の排気タービン。
  3. 前記リンク機構は、
    前記複数のノズル部材の軸部にそれぞれ連結された、前記軸部から側方に延びる複数のアームと、
    前記複数のアームにおける前記ノズル部材と反対側の端部にそれぞれ取り付けられた複数のローラと、
    前記複数のローラの間に介在し、かつ、前記タービンインペラの軸心を中心とする径方向における前記ローラの移動をガイドする複数の操作片を有するリンクリングと、
    を含む、請求項1または2に記載の排気タービン。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気タービンと、
    前記エンジンと給気路により接続された圧縮機と、を備え、
    前記加圧路は、前記給気路から分岐している、船舶。
  5. 前記エンジンは、プロペラ軸と連結されたクランク軸を含む推進用エンジンであり、
    前記排気タービンは、前記圧縮機を含む過給機とは別に設けられており、前記クランク軸と連結されている、請求項4に記載の船舶。
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