JP2016137573A - 印刷装置、印刷制御装置、メディア種特定方法 - Google Patents

印刷装置、印刷制御装置、メディア種特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、ユーザーによるメディアの種類の判断を支援可能な技術を提供する。
【解決手段】メディアに印刷を実行する印刷実行部と、メディアが有する特徴を示すメディア情報を記憶する第1記憶部と、メディアの特徴を選択可能な特徴選択部と、特徴選択部で選択されたメディアの特徴により第1機構部に記憶されたメディア情報と対応させて、メディアの種類を特定するメディア種特定部とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、印刷装置で印刷が実行されるメディアの種類を特定する技術に関する。
メディア(印刷媒体)に対して印刷を実行する印刷装置では、例えばメディアに与えるテンションや、メディアにインクを吐出する吐出ヘッドの位置等といった印刷パラメーターの値を、メディアの種類に応じて最適化しつつ印刷を実行することが一般的である。そこで、特許文献1では、登録済みの複数のメディアの種類のうちから印刷対象となるメディアの種類を、印刷に先立って予めユーザーに選択させる印刷装置が記載されている。
特開2003−233479号公報
しかしながら、ユーザーによっては、印刷対象となるメディアがいずれの種類に属するかを容易に判断できない場合があった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザーによるメディアの種類の判断を支援可能な技術の提供を目的とする。
本発明にかかる印刷装置は、上記目的を達成するために、メディアに印刷を実行する印刷実行部と、メディアが有する特徴を示すメディア情報を記憶する第1記憶部と、メディアの特徴を選択可能な特徴選択部と、特徴選択部で選択されたメディアの特徴を有するメディアの種類を特定するメディア種特定部とを備える。
本発明にかかる印刷制御装置は、上記目的を達成するために、メディアが有する特徴を示すメディア情報を記憶する記憶部と、メディアの特徴を選択可能な特徴選択部と、特徴選択部で選択されたメディアの特徴を有するメディアの種類をメディア情報に基づき特定するメディア種特定部と、印刷装置がメディアへの印刷実行を制御する制御部とを備える。
本発明にかかるメディア種特定方法は、上記目的を達成するために、印刷装置において印刷が実行されるメディアの種類を選択する工程と、選択された前記メディアの特徴によりメディア情報と対応させてメディアの種類を特定する工程とを備える。
このように構成された本発明(印刷装置、印刷制御装置、メディア種特定方法)では、メディアの特徴が選択可能となっており、選択された特徴に基づいてメディアの種類が特定される。つまり、メディアの特徴が選択されれば、選択結果に基づきメディアの種類が特定される。そのため、ユーザーにしてみれば、印刷対象となるメディアがいずれの種類に属するかを直ちには判断できなくても、メディアの特徴を選択すれば、メディアの種類が特定される。したがって、ユーザーは、メディアの種類の判断に際して、この特定結果を参照することができる。こうして、本発明では、ユーザーによるメディアの種類の判断を支援することが可能となっている。
この際、メディア種特定部は、特徴選択部で選択された特徴を有するとメディア情報が示すメディアの種類を、特徴選択部で選択された特徴を有するメディアの種類を特定するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、選択された特徴を有するメディアの種類を的確に特定することができる。
また、メディア種特定部が特定したメディアの種類が複数ある場合に、特定された複数のメディアの種類のうちから1つのメディアの種類を指定可能なメディア種指定部を備えるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成においても、ユーザーは、選択した特徴に基づいて絞り込まれたメディアの種類のうちから1つを指定することができ、ユーザーによるメディアの種類の判断を支援することが可能となっている。
また、メディアに印刷を実行する際に印刷実行部に設定する印刷パラメーターの値をメディアの種類と対応付けて示すパラメーター情報を記憶する第2記憶部と、特徴選択部が特定したメディアの種類に基づき決定した印刷パラメーターの値を印刷設定部に設定するパラメーター設定部とを備え、印刷実行部は、パラメーター設定部が設定した印刷パラメーターの値に応じた態様でメディアに印刷を実行するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、選択された特徴を有するメディアの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷実行部に設定でき、印刷実行部での印刷を適切に実行することができる。
なお、特定されたメディアの種類とパラメーター情報とに基づき印刷パラメーターの値を設定する形態は種々考えられる。そこで、例えば、パラメーター設定部は、特徴選択部が特定したメディアの種類に対してパラメーター情報で対応付けられた印刷パラメーターの値を印刷実行部に設定するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、メディアの種類の応じた印刷パラメーターの値を印刷実行部に容易に設定することができる。
さらに、メディア種特定部が特定したメディアの種類が複数ある場合に、特定された複数のメディアの種類のうちから1つのメディアの種類を指定可能なメディア種指定部を備え、パラメーター設定部は、特徴選択部が特定したメディアの種類のうちメディア種指定部で指定されたメディアの種類に対してパラメーター情報で対応付けられた印刷パラメーターの値を、印刷実行部に設定するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成においても、ユーザーは、選択した特徴に基づいて絞り込まれたメディアの種類のうちから1つを指定することができ、ユーザーによるメディアの種類の判断を支援することが可能となっている。さらに、こうして指定されたメディアの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷実行部に容易に設定することができる。
あるいは、特徴選択部が選択したメディアの種類が複数ある場合に、特定された複数のメディアの種類の中での印刷パラメーターの最小値以上かつ最大値以下の範囲で印刷パラメーターの値を選択可能なパラメーター選択部を備え、パラメーター設定部は、パラメーター選択部で選択された印刷パラメーターの値を、印刷実行部に設定するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成においても、メディアの種類の応じた印刷パラメーターの値を印刷実行部に容易に設定することができる。
この際、パラメーター選択部は、印刷パラメーターの最小値に対応するメディアの種類と、印刷パラメーターの最大値に対応するメディアの種類とを表示するように、印刷装置を構成しても良い。このようにメディアの種類を表示することで、ユーザーは、いずれのメディアの種類に近い印刷パラメーターの値に設定したかを容易に把握することができる。
本発明を適用可能なプリンターが備える印刷エンジンの一例を示す図。 本発明を適用可能なプリンターが備える構成の一例を示すブロック図。 プリンターの制御部が実行する動作の一例を示すフローチャート。 メディア種特定処理の一例を示すフローチャート。 メディア情報の一例を模式的に示す図。 メディア種設定画面の一例を模式的に示す図。 パラメーター設定処理の一例を示すフローチャート。 パラメーター情報の一例を模式的に示す図。 パラメーター設定画面の一例を模式的に示す図。
図1は、本発明を適用可能なプリンターが備える印刷エンジンの一例を模式的に示す図である。図1のプリンター1は、例えば特開2013−997号公報等に記載のプリンターと同様の構成を具備する。つまり、プリンター1の印刷エンジン10は、ロール・トゥ・ロールでメディアM(ウェブ)を間欠搬送する搬送部2と、間欠停止中のメディアMの表面に印刷を実行するプロセス部3とを備える。
搬送部2は、ロール状に巻かれたメディアMの一端を支持する繰出軸21と、ロール状に巻かれたメディアMの他端を支持する巻取軸22とを有し、繰出軸21がプロセス部3へ向けて繰り出したメディアMを、巻取軸22がプロセス部3から巻き取る。また、搬送部2は、繰出軸21から巻取軸22までの間に複数のローラーを有し、各ローラーによりメディアMを支持する。かかる繰出軸21は、メディアMに所定のテンションを与えながら、メディアMを繰出軸21から巻取軸22へと間欠搬送する。
プロセス部3は、プラテン30、キャリッジ32および吐出ヘッド34を有する。プラテン30は平板形状を有し、搬送部2により間欠搬送されるメディアMを裏面側から支持する。キャリッジ32は、主走査方向(図1の左右方向)および副走査方向(図1の奥行方向)の両方向に移動可能となっている。吐出ヘッド34は、キャリッジ32に取り付けられてキャリッジ32とともに移動可能であり、インクジェット方式でインクを吐出する。そして、プロセス部3は、キャリッジ32を主走査方向に移動させつつ吐出ヘッド34からインクを吐出する動作(主走査)を、副走査方向にキャリッジ32を変位させながら(副走査)、複数回実行する。こうして、プラテン30上で間欠停止中のメディアMにインクが吐出されて、メディアMへの印刷が実行される。
ところで、例えば特開2012−178800号公報等で説明されるように、メディアMへの印刷を良好に行うためには、印刷エンジン10に設定される各種の印刷パラメーターの値を適切に調整する必要がある。このような印刷パラメーターの調整について具体的に説明すると、例えば次のとおりである。
印刷エンジン10では、プロセス部3が停止中のメディアMへの印刷を完了すると、搬送部2が所定の紙送り量だけメディアMを搬送する。これによって、メディアMの印刷済みの部分がプロセス部3より下流側に搬出され、メディアMの未印刷の部分がプロセス部3に搬入される。こうして搬入されたメディアMの未印刷部分に対してプロセス部3による印刷が実行される。この際、紙送り量が適切でないと、紙送りの前後で印刷された各画像の境界に筋状のムラが生じるといった、いわゆるバンディングが発生するおそれがある。そこで、搬送部2では、紙送り量(印刷パラメーター)の設定値が可変に構成されており、メディアMの厚みに応じて紙送り量を調整することができる。
また、印刷エンジン10では、吐出ヘッド34から吐出されてメディアMに着弾するまでのインクの飛翔時間が長いと、インクが飛翔中に受けた影響によりインクの着弾位置がずれてしまう。したがって、吐出ヘッド34とメディアMとの間隔は短い方が好ましい。一方、吐出ヘッド34とメディアMとが近接しすぎると、メディアMのしわや埃等が吐出ヘッド34に接触して、吐出ヘッド34が損傷するおそれがある。このような事情から、吐出ヘッド34とメディアMとの間の距離には最適値が存在する。ただし、メディアMの種類によってメディアMの厚みは変わり得る。そこで、プロセス部3では、吐出ヘッド34とプラテン30との間隔であるプラテンギャップ(印刷パラメーター)の設定値が可変に構成されており、メディアMの厚みに応じてプラテンギャップを調整することができる。
図2は、本発明を適用可能なプリンターが備える構成の一例を示すブロック図である。プリンター1は、上述の印刷エンジン10の他に、制御部100、インターフェース部110および記憶部120を備える。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random
Access Memory)で構成されたコンピューターであり、プリンター1で実行される動作を統括的に制御する。したがって、印刷エンジン10、インターフェース部110および記憶部120は、制御部100の制御を受けて動作する。
インターフェース部110は、外部装置あるいはユーザーとの間のインターフェース機能を担う。通信部111は外部装置との通信を実行する。操作部112は、ユーザーからの入力操作を受け付けるボタン等で構成される。また、表示部113は、プリンター1に関する各種情報をユーザーに表示するディスプレイ等で構成される。なお、操作部112および表示部113は、例えばタッチパネルにより一体的に構成しても良い。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)あるいはRAMといった記憶媒体で構成され、プリンター3に関する各種情報を記憶する。特に記憶部120には、メディア情報Imおよびパラメーター情報Ipが記憶される。メディア情報Imは、異なる複数の種類(普通紙、写真用紙、フィルム、キャンバス紙、クロス紙、校正紙、トレーシング用紙等)のメディアMのそれぞれが有する特徴をメディアMの種類毎に示すものである。具体的には、メディア情報Imは、手触り、光沢感の有無、厚みおよび模様の有無等といったメディアMの特徴をメディアMの種類と対応付けて示す。パラメーター情報Ipは、異なる複数の種類のメディアMのそれぞれを印刷する際に印刷エンジン10に設定すべき印刷パラメーターの値をメディアMの種類毎に示すものである。具体的には、パラメーター情報Ipは、紙送り量およびプラテンギャップそれぞれの設定値をメディアMの種類と対応付けて示す。
プリンター1において良好な印刷を行うためには、メディアMの種類に応じて印刷パラメーターの値を適切に設定する必要がある。ただし、ユーザーによっては、プリンター1にセットされたメディアMがいずれの種類に属するかを容易に判断できず、その結果、印刷パラメーターの値を適切に設定できない場合があった。そこで、本実施形態のプリンター1は、ユーザーによるメディアMの種類(以下、適宜「メディア種」と略称する)の判断を支援するための構成を備える。
図3は、ユーザーによるメディア種の判断を支援するためにプリンターの制御部が実行する動作の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、制御部100は、メディア種特定処理(ステップS100)を実行してメディア種を特定した後に、パラメーター設定処理(ステップS200)を実行して印刷パラメーターの値を設定する。これによって、特定されたメディア種に応じた印刷パラメーターの値を適切に設定することができる。
図4は、図3のフローチャートで実行されるメディア種特定処理の一例を示すフローチャートである。ステップS101では、メディアMの特徴をユーザーに問い合わせる内容が表示部113に表示される。具体的には、例えば「手触りはザラザラしていますか?」といったメディアMの手触りを確認する問い合わせが表示される。そして、ステップS102では、問い合わせに対する回答がユーザーにより操作部112に入力されたか否かが確認される。
回答入力が確認できると(ステップS102で「YES」)、制御部100は、回答内容に該当するメディアMの種類を候補として抽出する(ステップS103)。この候補の抽出は、記憶部120に記憶されるメディア情報Im(図5)に基づいて実行される。ここで、図5は、メディア情報の一例を模式的に示す図である。
図5に例示するメディア情報Imは、各メディア種Ma、Mb、Mc、Md、…が左端の問い合わせ項目(特徴)を満たすか否かを規定する。かかるメディア情報Imに従えば、例えばメディアMの手触りに対する回答が「YES」であった場合には、メディア種Ma、Mb、Mcが候補として抽出される。一方、かかる回答が「NO」であった場合には、メディア種Mdが候補として抽出される。
図4に示すステップS104では、全ての問い合わせ項目について回答が得られたか否かが確認される。そして、未回答の問い合わせ項目が有る場合(ステップS104で「NO」の場合)には、問い合わせの項目を切り換えつつステップS101〜S103が繰り返される。こうして、「光沢感はありますか?」、「○○mm以上の厚みがありますか?」、「模様はありますか?」等といったメディアMの特徴を問い合わせる各項目が順番に表示部113に表示される。そして、問い合わせに対する回答が操作部112に入力される度に、制御部100はメディア種の候補を絞り込む。
全ての問い合わせ項目について回答が得られると(ステップS104で「YES」)、制御部100は、その時点で候補として残ったメディア種を、特徴選択にかかるメディアMの属する種類として特定する(ステップS105)。そして、メディアMに関する情報の表示や設定を行うためのメディア種設定画面200(図6)が表示部113に表示され、当該メディア種設定画面200にメディア種の特定結果が示される(ステップS106)。
図6は、メディア種設定画面の一例を模式的に示す図である。図6に示すように、メディア種設定画面200には、メディア種の特定結果を示す結果表示部201と、後に詳述するモード決定ボタン203、205とが表示される。なお、図6では、メディア種Ma、Mbが特定された場合が例示されている。上述のステップS101〜S105の実行により特定されるメディア種の数は1つとは限られず、複数の場合もある。複数のメディア種が特定された場合は、図6に示すようにメディア種の特定結果が一覧で示される。なお、一覧表示は例えばプルダウンメニューにより示すことができる。
そして、図4に示すように、ステップS106でメディア種の特定結果が表示されると、メディア種特定処理が終了する。続いては、図3に示したように、パラメーター設定処理(図7)が実行される。ここで、図7は、図3のフローチャートで実行されるパラメーター設定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201では、メディア種特定処理で特定されたメディア種の数が複数か否かが確認される。特定されたメディア種が単一の場合(ステップS201で「NO」の場合)は、ステップS202に進む。このステップS202では、印刷パラメーターの設定に用いるメディア種の指定が、操作部112に入力されたか否かが確認される。つまり、ユーザーは、メディア種設定画面200の結果表示部201に表示された単一のメディア種を操作部112の操作(例えばマウスのクリック)により選択することで、印刷パラメーターの設定に用いるメディア種を指定できる。
指定入力を確認すると(ステップS202で「YES」)、制御部100は、指定されたメディア種に対応する印刷パラメーターの値を印刷エンジン10に設定する(ステップS203)。この印刷パラメーターの設定は、記憶部120に記憶されるパラメーター情報Ip(図8)に基づいて実行される。ここで、図8は、パラメーター情報の一例を模式的に示す図である。
図8に例示するパラメーター情報Ipは、各メディア種Ma、Mb、Mc、Md、…のメディアMを印刷する際に印刷エンジン10に設定すべき印刷パラメーター(紙送り量、プラテンギャップ)の値(Vsa、Vsb、…、Vpa、Vpb、…)を規定する。パラメーター情報Ipで規定される印刷パラメーターの値は例えば、印刷パラメーターを変化させつつ印刷エンジン10でメディアMに印刷を実行する実験を各メディア種について行った結果に基づき求められて、予め記憶部120に記憶される。かかるパラメーター情報Ipに従えば、例えばユーザーがメディア種Mbを指定した場合には、紙送り量が値Vsbに設定されるとともに、プラテンギャップが値Vpbに設定される。こうして、ステップS203で印刷パラメーターの値が印刷エンジン10に設定されると、パラメーター設定処理が終了する。
メディア種特定処理で複数のメディア種が特定されて、ステップS201での確認結果が複数のメディア種の特定を示す場合(ステップS201で「YES」の場合)は、指定モードおよび調整モードのいずれかのモードで印刷パラメーターの値を設定できる。つまり、ステップS204において、印刷パラメーターの設定モードが確認される。そして、操作部112を操作して、メディア種設定画面200のモード決定ボタン203を選択した場合(ステップS204で「指定モード」の場合)は、ステップS202が実行される。このステップS202では、メディア種設定画面200の結果表示部201に表示された複数のメディア種のうちの1つを、操作部112の操作により選択することで、印刷パラメーターの設定に用いるメディア種を指定できる。その後は、上述と同様にステップS203で印刷パラメーターが設定されて、パラメーター設定処理が終了する。
一方、操作部112を操作して、メディア種設定画面200のモード決定ボタン205を選択した場合(ステップS204で「調整モード」の場合)は、パラメーター設定画面300(図9)が表示部113に表示される(ステップS205)。ここで、図9は、パラメーター設定画面の一例を模式的に示す図である。図9に示すように、パラメーター設定画面300では、各種の印刷パラメーターを設定するためのパラメーター設定部310、320が表示される。
具体的には、紙送り量を設定するパラメーター設定部310では、調整範囲表示バー311の範囲内でスライダー313を移動させることで、紙送り量の設定値を調整できる。ここで、メディア種特定処理で特定された複数のメディア種についてパラメーター情報Ipが規定する紙送り量の各設定値のうち、最小値が調整範囲表示バー311の左端に示す最小値minとなり、最大値が調整範囲表示バー311の右端に示す最大値maxとなる。したがって、スライダー313を移動させることで、調整範囲表示バー311が示す最小値min以上かつ最大値max以下の範囲で紙送り量の値を調整できる。また、調整範囲表示バー311の左端には最小値minに対応するメディア種が併記され、調整範囲表示バー311の右端には最大値maxに対応するメディア種が併記される。つまり、図5の例では、パラメーター情報Ipでメディア種Maに対して規定される紙送り量Vsaが最小値minとなり、パラメーター情報Ipでメディア種Mbに対して規定される紙送り量Vsbが最大値maxとなる。
また、プラテンギャップを設定するパラメーター設定部320では、調整範囲表示バー321の範囲内でスライダー323を移動させることで、プラテンギャップの設定値を調整できる。ここで、メディア種特定処理で特定された複数のメディア種についてパラメーター情報Ipが規定するプラテンギャップの各設定値のうち、最小値が調整範囲表示バー321の左端に示す最小値minとなり、最大値が調整範囲表示バー321の右端に示す最大値maxとなる。したがって、スライダー323を移動させることで、調整範囲表示バー321が示す最小値min以上かつ最大値max以下の範囲でプラテンギャップの値を調整できる。また、調整範囲表示バー321の左端には最小値minに対応するメディア種が併記され、調整範囲表示バー321の右端には最大値maxに対応するメディア種が併記される。つまり、図5の例では、パラメーター情報Ipでメディア種Mbに対して規定されるプラテンギャップVpbが最小値minとなり、パラメーター情報Ipでメディア種Maに対して規定されるプラテンギャップVpaが最大値maxとなる。
図7に示すステップS206では、パラメーター設定画面300に表示される設定ボタン330が選択されたか否かが確認される。そして、設定ボタン330が選択されて、設定入力が確認されると(ステップS206で「YES」)、その時点におけるスライダー313、323の位置に対応する値に、紙送り量およびプラテンギャップの各値が設定される(ステップS207)。したがって、ユーザーは、パラメーター設定部310、320で調整した各値に紙送り量およびプラテンギャップを設定した状態で印刷を実行して、印刷結果の良否を判断するといったことができる。そして、印刷結果が不良である場合は、紙送り量およびプラテンギャップの各値を再調整できる。一方、印刷結果が良好である場合は、パラメーター設定画面300に表示される調整終了ボタン340を選択することで、紙送り量およびプラテンギャップの各値を確定できる。
つまり、ステップS208では、調整終了ボタン340が選択されたか否かが確認される。そして、調整終了ボタン340が未選択である場合(ステップS208で「NO」の場合)は、ステップS206に戻って再調整に備える。一方、調整終了ボタン340が選択された場合(ステップS208で「YES」の場合)は、ステップS209に進む。
ステップS209では、パラメーター設定部310、320を用いて設定した値を保存するか否かを問い合わせる画面が表示部113に表示される。そして、保存が選択されると(ステップS210で「YES」)、ユーザーにより入力された名前を付けて、各設定値を記憶部120に記憶されるパラメーター情報Ipに追加・登録して(ステップS211)、パラメーター設定処理を終了する。一方、保存をキャンセルすると(ステップS210で「NO」)、ステップS211を省略してパラメーター設定処理を終了する。
以上に説明したように本実施形態では、メディアMの特徴が選択可能となっており、選択された特徴に基づいてメディアMの種類が特定される(メディア種選択処理)。つまり、メディアMの特徴が選択されれば、メディアMの種類の特定はこの選択結果に基づき行われる。そのため、ユーザーにしてみれば、印刷対象となるメディアMがいずれの種類に属するかを直ちには判断できなくても、メディアMの特徴を選択すれば、メディアMの種類が制御部100により特定される。したがって、ユーザーは、メディアMの種類の判断に際して、この特定結果を参照することができる。こうして、本実施形態では、ユーザーによるメディアMの種類の判断を支援することが可能となっている。
この際、選択された特徴を有するメディア情報Imが示すメディアMの種類を、該当のメディアMの種類であると特定する(メディア種特定処理)。これによって、選択された特徴を有するメディアMの種類を的確に特定することが可能となっている。
また、特定されたメディアMの種類が複数ある場合には、特定された複数のメディアMの種類のうちから1つを指定することができる(ステップS202)。つまり、ユーザーは、自らが選択した特徴に基づいて絞り込まれたメディアMの種類のうちから1つを指定することができ、ユーザーによるメディアMの種類の判断を支援することが可能となっている。
また、印刷パラメーターの値をメディアMの種類と対応付けて示すパラメーター情報Ipが記憶部120に記憶されている。そして、制御部100により特定されたメディアMの種類とパラメーター情報Ipとに基づき決定された印刷パラメーターの値が印刷エンジン10に設定される。かかる構成では、選択された特徴を有するメディアMの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷エンジン10に設定でき、印刷エンジン10での印刷を適切に実行することができる。
なお、特定されたメディアMの種類とパラメーター情報Ipとに基づき印刷パラメーターの値を設定する形態は種々考えられる。例えば、上記のステップS203では、制御部100が特定したメディアMの種類に対してパラメーター情報Ipが対応付ける印刷パラメーターの値が印刷エンジン10に設定される(ステップS203)。かかる構成では、メディアMの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷エンジン10に容易に設定することができる。
さらに、制御部100が特定したメディアMの種類が複数ある場合(ステップS201で「YES」の場合)には、操作部112によって複数のメディアMの種類のうちから1つを指定できる(指定モードでのステップS202)。そして、操作部112により指定されたメディアMの種類に対してパラメーター情報Ipが対応付ける印刷パラメーターの値が印刷エンジン10に設定される(ステップS203)。かかる構成においても、ユーザーは、自らが選択した特徴に基づいて絞り込まれたメディアMの種類のうちから1つを指定することができ、ユーザーによるメディアMの種類の判断を支援することが可能となっている。さらに、こうして指定されたメディアMの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷エンジン10に容易に設定することができる。
あるいは、制御部100が特定したメディアMの種類が複数ある場合(ステップS201で「YES」の場合)には、特定された複数のメディアMの種類の中での印刷パラメーターの最小値以上かつ最大値以下の範囲で、印刷パラメーターの値が選択可能となっている(ステップS205、S206)。そして、選択された印刷パラメーターの値が印刷エンジン10に設定される(ステップS207)。かかる構成においても、メディアMの種類に応じた印刷パラメーターの値を印刷エンジン10に容易に設定することができる。
この際、印刷パラメーターの最小値に対応するメディアMの種類と、印刷パラメーターの最大値に対応するメディアMの種類とが表示部113に表示される(図9)。このように、メディアMの種類を表示することで、ユーザーは、いずれのメディアMの種類に近い印刷パラメーターの値に設定したかを容易に把握することができる。
このように本実施形態では、プリンター1が本発明の「印刷装置
」の一例に相当し、制御部100、インターフェース部110および記憶部120が協働して本発明の「印刷制御装置」の一例として機能し、印刷エンジン10が本発明の「印刷実行部」の一例に相当し、記憶部120が本発明の「第1記憶部」あるいは「第2記憶部」の一例に相当し、制御部100、操作部112および表示部113が協働して本発明の「特徴選択部」、「メディア種指定部」あるいは「パラメーター選択部」の一例として機能し、制御部100が本発明の「メディア種特定部」、「パラメーター設定部」あるいは「制御部」の一例に相当し、メディアMが本発明の「メディア」の一例に相当し、メディア情報Imが本発明の「メディア情報」の一例に相当し、パラメーター情報Ipが本発明の「パラメーター情報」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、ステップS101で問い合わせるメディアMの特徴について変更が可能である。そこで、例えば、メディアMへの糊の付着の有無、メディアMの色、メディアMの光透過性、引っ張った際のメディアMの伸びの有無、メディアMの破れやすさ、メディアMの素材(布、フィルム等)あるいはメディアMの用途(転写用等)といった特徴を問い合わせても良い。
また、上記実施形態では、紙送り量およびプラテンギャップが印刷パラメーターとして設定されていた。しかしながら、これらのうち一方のみを印刷パラメーターとして設定しても良い。あるいは、これらとは異なる、例えば搬送部2がメディアMに与えるテンションを印刷パラメーターとして設定しても良い。
また、上記実施形態では、プリンター1に内蔵される制御部100、インターフェース部110および記憶部120を本発明の「印刷制御装置」の一例として機能させた場合について説明した。しかしながら、プリンター1とは別体で設けられたコンピューターを本発明の「印刷制御装置」の一例として構成しても構わない。
印刷エンジン10の具体的構成についても種々変更が可能である。したがって、搬送部2によるメディアMの搬送形態や、プロセス部3によるメディアMの印刷形態についても変更が可能である。
1…プリンター、10…印刷エンジン、100…制御部、110…インターフェース部、112…操作部、113…表示部、120…記憶部、M…メディア、Im…メディア情報、Ip…パラメーター情報

Claims (7)

  1. メディアに印刷を実行する印刷実行部と、
    メディアが有する特徴を示すメディア情報を記憶する第1記憶部と、
    メディアの特徴を選択可能な特徴選択部と、
    前記特徴選択部で選択された前記メディアの特徴により前記第1記憶部に記憶された前記メディア情報と対応させて、メディアの種類を特定するメディア種特定部と
    を備える印刷装置。
  2. 前記メディア種特定部が特定したメディアの種類が複数ある場合に、特定された複数のメディアの種類のうちから1つのメディアの種類を指定可能なメディア種指定部を備える請求項1に記載の印刷装置。
  3. メディアに印刷を実行する際に前記印刷実行部に設定する印刷パラメーターの値をメディアの種類と対応付けて示すパラメーター情報を記憶する第2記憶部と、
    前記特徴選択部が特定したメディアの種類に基づき決定した前記印刷パラメーターの値を前記印刷設定部に設定するパラメーター設定部と
    を備え、
    前記印刷実行部は、前記パラメーター設定部が設定した前記印刷パラメーターの値に応じた態様でメディアに印刷を実行する請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記特徴選択部が選択したメディアの種類が複数ある場合に、特定された複数のメディアの種類の中での前記印刷パラメーターの最小値以上かつ最大値以下の範囲で前記印刷パラメーターの値を選択可能なパラメーター選択部を備え、
    前記パラメーター設定部は、前記パラメーター選択部で選択された前記印刷パラメーターの値を、前記印刷実行部に設定する請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記パラメーター選択部は、前記印刷パラメーターの最小値に対応するメディアの種類と、前記印刷パラメーターの最大値に対応するメディアの種類とを表示する請求項4に記載の印刷装置。
  6. メディアが有する特徴を示すメディア情報を記憶する記憶部と、
    メディアの特徴を選択可能な特徴選択部と、
    前記特徴選択部で選択された前記メディアの特徴を有するメディアの種類を前記メディア情報に基づき特定するメディア種特定部と、
    印刷装置が実行するメディアへの印刷を制御する制御部と
    を備える印刷制御装置。
  7. 印刷装置において印刷が実行されるメディアの特徴を選択する工程と、
    選択された前記メディアの特徴によりメディア情報と対応させてメディアの種類を特定する工程と
    を備えるメディア種特定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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