JP2016134571A - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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昌道 原田
Masamichi Harada
昌道 原田
吉村 健一
Kenichi Yoshimura
健一 吉村
浩史 福永
Hiroshi Fukunaga
浩史 福永
一規 安念
Kazunori Annen
一規 安念
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Abstract

【課題】発光素子からの光を波長変換するときに波長変換部材で発生する熱の、放熱効率を向上させることができる発光装置などを提供する。【解決手段】発光装置(10)は、発光素子(2)と、発光素子が発する光の波長を変換する蛍光体分散ガラス板(4)と、蛍光体分散ガラス板における基準位置を起点として蛍光体分散ガラス板の外周部に向かって延伸した複数の熱伝導部材(6)とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子が発した光の波長を変換する波長変換部材を含む発光装置、および該発光装置を備えた照明装置に関する。
近年、発光装置の光源としてLED(Light Emitting Diode)が用いられることが多くなっている。このようなLEDを用いた発光装置として、基板に対して複数のLEDのベアチップを配置し、各LEDチップをボンディングワイヤで電気的に接続して基板に実装したものがある。
このような従来の発光装置の一例として、特許文献1に開示された発光装置がある。この発光装置は、発光ダイオード、シリコーンと蛍光体との混成の層である蛍光体層、熱伝導性が高い透明なプレートを備えている。発光ダイオードは、蛍光体層で覆われている。上記プレートは、サファイアプレート、シリコンカーバイド(SiC)プレート、化学的気相蒸着(CVD)法によるダイヤモンドプレート、ガラスプレート上のCVD SiC、ガラスプレート上のCVDダイヤモンド、ガラスプレート、酸化亜鉛(ZnO)プレート、または水晶プレートのいずれかであり、蛍光体層の上に取り付けられている。
特表2012−531040号公報(2012年12月6日公表)
蛍光体によって光の波長を変換する場合、変換ロスによって熱が発生する。当該熱によって蛍光体が高温になると、当該蛍光体の波長変換効率が低下する。上述した従来の発光装置では、上記プレートによって、蛍光体層の熱を逃がす(熱消散)ように構成されている。しかし、上述のプレートによる熱消散効率の向上は、十分でないという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、発光素子からの光を波長変換するときに波長変換部材で発生する熱の、放熱効率を向上させることができる発光装置などを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る発光装置は、発光素子と、上記発光素子が発する光の波長を変換する波長変換部材と、上記波長変換部材における基準位置を起点として当該波長変換部材の外周部に向かって延伸した複数の熱伝導部材とを備えていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、波長変換部材が発光素子からの光の波長を変換するときに発生する熱は、熱伝導部材によって効率的に伝導される。そのため、波長変換部材の温度上昇を抑制し、波長変換効率の低下を抑制できる。
本発明の実施形態1に係る発光装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A´線断面図である。 本発明の実施形態1に係る発光装置が備える波長変換部材の一例を示す図であって、(a)は平面図、(b),(c)はいずれも斜視図である。 本発明の実施形態1に係る発光装置における熱の流れを示す図である。 本発明の実施形態1に係る発光装置が備える波長変換部材の温度特性を示すグラフである。 (a)は比較対象である発光装置の波長変換部材の平面図、(b)は(a)に示した波長変換部材の温度特性を示すグラフである。 (a)は比較対象である別の発光装置の波長変換部材および熱伝導部材の斜視図、(b)は(a)に示した波長変換部材の温度特性を示すグラフである。 (a)は本発明の実施形態2に係る発光装置が備える波長変換部材、熱伝導部材、および放熱板の断面図、(b)は(a)に示した波長変換部材の温度特性を示すグラフである。 (a)は本発明の実施形態3に係る発光装置が備える波長変換部材、熱伝導部材、および放熱板の断面図、(b)は(a)に示した波長変換部材の温度特性を示すグラフである。 (a),(b)はいずれも本発明の実施形態4に係る発光装置が備える波長変換部材の変形例を示す斜視図である。 (a),(b)はいずれも本発明の実施形態5に係る発光装置が備える波長変換部材の平面図である。 本発明の実施形態6に係る照明装置を示す断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜6に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、発光装置10について説明する。この発光装置10は、発光素子2から出射された励起光の波長を変換する蛍光体分散ガラス板4(波長変換部材)および熱伝導部材6を備えており、蛍光体分散ガラス板4の熱を効率よく放熱することができる。
図1の(a)は、発光装置10を、当該発光装置10からの照明光が出力される側(照明光出力側)から見たときの平面図である。また、図1の(b)は、図1の(a)に示す発光装置10のA−A´線断面図である。これらの図に示すように、発光装置10は、基板1、発光素子2、枠部材3、蛍光体分散ガラス板4、放熱部材5、熱伝導部材6、電極7およびビス8を備える。
(基板1)
基板1は、平板状の矩形形状を為すCOB(Chip On Board)基板である。基板1の形状は、このような矩形形状に限定されず、必要に応じて任意の閉じた図形形状を採用することができる。基板1の構成材料は、アルミニウムなどの金属材料、またはセラミックスなどの無機材料とすることが望ましい。なお、本実施形態では、基板1の構成材料をアルミニウムとし、このアルミニウムの表面上に絶縁層を形成している。アルミニウムの熱伝導率は、236W/(m・K)であるため、絶縁層を除く基板1の熱伝導率は、236W/(m・K)となる。
図1の(b)に示すように、基板1上には、複数の発光素子2が実装されている。また、図1の(a)に示すように、基板1は、矩形形状の左上端および右下端に、電極7を備えており、この電極7を介して上記の発光素子2に電力が供給されるようになっている。基板1は、取付孔(不図示)を介してネジなどにより放熱部材5に固定される。
(発光素子2)
発光素子2は、半導体発光素子であり、例えば、LEDのベアチップ(以下、単に「LEDチップ」という)等で構成される。本実施形態では、複数のLEDチップが基板1上に実装されている。複数のLEDチップの基板1への実装は、フェイスアップ(ワイヤボンディング)およびフェイスダウン(フリップチップ)のいずれであっても良い。また、発光素子2の周囲の空間は、中空である。上記空間は、窒素またはArなどの不活性ガスで満たされていてもよい。発光素子2の周囲の空間を中空とすることにより、比較的温度上昇しやすい蛍光体分散ガラス板4からの熱伝導を抑制し、発光素子2の温度上昇を抑制して発光特性を安定化することができる。
(枠部材3)
枠部材3は、蛍光体分散ガラス板4を支持する支持部材であり、蛍光体分散ガラス板4の外縁部と接している。図1の(a)に示すように、枠部材3は、発光装置10の照明光出力側から見た形状として、蛍光体分散ガラス板4の外縁部を取り囲む円環形状部3aと、当該円環形状部3aから四方に延伸する脚部3bとを有する。
枠部材3は、脚部3bに設けられた取付孔(不図示)を介して、ビス8により放熱部材5に固定される。この構成により、枠部材3は、基板1を介さずに放熱部材5に接続されている。特に、円環形状部3aと放熱部材5とは、蛍光体分散ガラス板4の熱を、基板1を介さずに伝達できるよう熱力学的に接続されている。
また、枠部材3と放熱部材5とが接する面には、枠部材3と放熱部材5との間の熱伝導を促進するために、シリコーングリースが塗布されている。
枠部材3の構成材料は、無機材料であることが望ましく、例えば、熱伝導率が高い金属を用いることが好ましい。なお、本実施形態の枠部材3の構成材料は、アルミニウムであるが、これに限定されない。アルミニウムの熱伝導率は、236W/(m・K)であるため、枠部材3の熱伝導率は、約236W/(m・K)となる。
(枠部材9)
枠部材9は、基板1に対する枠部材3の位置を定めるための部材であり、枠部材9に当接するように枠部材3が配置される。本実施形態の枠部材9は、セラミックで構成されている。
(蛍光体分散ガラス板4)
蛍光体分散ガラス板4は、発光素子2が発した励起光の波長を変換する蛍光体粒子(波長変換材)を、保持材であるガラスで保持(封止)したものである。本実施形態の蛍光体分散ガラス板4は、直径10mm、高さ0.4mmの円盤形状に形成されているが、これに限らず、任意の大きさおよび形状に形成することができる。
本実施形態の蛍光体分散ガラス板4の保持材は無機ガラスである。このため、従来のシリコーン樹脂などの樹脂材料を主材料とする構成と比較して、高温耐性が高く、割れや変性が生じにくく、特性や信頼性の低下を抑制することができる。なお、保持材の材料は、無機ガラスに限られず、例えばセラミックスなどでも良いが、シリコーン樹脂などの熱に弱い樹脂材料は用いないことが好ましい。
蛍光体分散ガラス板4に含める蛍光体粒子としては、例えば、無機蛍光体粒子を用いることが望ましい。なお、本実施形態では、蛍光体粒子として、イットリウムアルミニウムガーネット蛍光体(YAl12:Ce3+;通常、YAG蛍光体と称される)を使用しているが、これに限定されない。
なお、蛍光体分散ガラス板4の熱伝導率は、保持材が無機ガラスからなるので、1〜1.5W/(m・K)程度である。
(放熱部材5)
放熱部材5は、熱伝導性の高い金属材料で構成されるヒートシンクであり、枠部材3から熱を受け取る機能、および熱を外気に放熱させる機能を有する。図1の(b)に示すように放熱部材5は、紙面に対して下側に鋸刃状の放熱フィンを備えることで、より放熱効果を向上させている。本実施形態の放熱部材5の構成材料は、アルミニウムであるが、これに限定されない。アルミニウムの熱伝導率は、236W/(m・K)であるため、放熱部材5の熱伝導率は、約236W/(m・K)となる。
(熱伝導部材6)
熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の熱を逃がす機能を有する部材であり、蛍光体分散ガラス板4の基準位置である対称中心から、蛍光体分散ガラス板4の外周部に向かって延伸した複数の棒状部材である。図2の(a)〜(c)に示すように、熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の、発光素子2からの光が照射される側の面(励起光照射面)に取り付けられている。そのため、上記基準位置は、励起光照射面の中心である。
また、複数の熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の中心を起点として放射状に配置されている。このとき、複数の熱伝導部材6の集合は、対称形状であることが好ましい。さらに、熱伝導部材6のそれぞれは、上記外周部において枠部材3の円環形状部3aに接続されている。
なお、上記基準位置を、励起光照射面の中心と厳密に一致させる必要はなく、当該中心と略一致していればよい。
熱伝導部材6は、熱伝導性の高い材料、例えば金属材料で構成される部材である。本実施形態の熱伝導部材6の材料は、アルミニウムであるが、これに限定されず、例えば銅や金であってもよい。アルミニウムの熱伝導率は、236W/(m・K)であるため、熱伝導部材6の熱伝導率は、約236W/(m・K)となる。蛍光体分散ガラス板4の熱伝導率1〜1.5W/(m・K)程度と比べると2桁程度高い値である。
また、蛍光体分散ガラス板4を照明光出力側から見たときの、熱伝導部材6が上記励起光照射面に占める面積の割合(面積比)は、1%以上20%以下であることが好ましい。本実施形態では、上記した面積比は5%である。上記した面積比が1%未満である場合、蛍光体分散ガラス板4からの放熱効率が不十分になる。逆に、上記した面積比が20%を超える場合、発光素子2からの励起光が熱伝導部材6に遮られることによる光損失が大きくなる。
蛍光体分散ガラス板4の高さ(厚さ)に対する熱伝導部材6の高さの比率は、1%以上100%以下であることが好ましい。本実施形態では、上記した高さの比率は20%である。上記した高さの比率が1%未満である場合、熱伝導が不十分になる。一方、熱伝導部材6の高さが増加することによる光損失は、無視できるほど小さい。蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に対して垂直な方向から励起光が照射される場合には、熱伝導部材6の高さが増加しても、熱伝導部材6が励起光を遮蔽することによる光損失の量はほとんど変わらないからである。ただし、熱伝導部材6は蛍光体分散ガラス板4に接することで放熱するため、熱伝導部材6の高さが蛍光体分散ガラス板4の高さを超えた場合の放熱効率の向上がそれほど期待できないことや、また、熱伝導部材6の高さが増加することによる上記光損失の増加量はゼロではないため、熱伝導部材6の高さが蛍光体分散ガラス板4の高さを超えないことが好ましい。
また、熱伝導部材6の高さを増加させる場合、励起光照射面から発光素子2の側へ延伸させてもよいが、逆に蛍光体分散ガラス板4の内部へ延伸させる方が好ましい。熱伝導部材6は蛍光体分散ガラス板4に接することで放熱するため、熱伝導部材6を蛍光体分散ガラス板4の内部に延伸させる方が、より多くの蛍光体の熱量を受け取ることができる。例えば図2の(c)に示すように、本実施形態の熱伝導部材6に替えて、上記した高さの比率が100%であり、かつ蛍光体分散ガラス板4の内部へ延伸しているような熱伝導部材6Aを用いても構わない。この場合、熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に対して垂直に配置された板状の部材であって、少なくともその一部が蛍光体分散ガラス板4の内部に埋め込まれた部材となる。
(蛍光体分散ガラス板4への熱伝導部材6の取付け方法)
蛍光体分散ガラス板4への熱伝導部材6の取付け方法については、例えば熱伝導性の透明接着剤を用いて取り付けることができる。または、あらかじめ熱伝導部材6を入れておいた型に、蛍光体粒子とガラス粒子とを混合した材料を入れ、これを焼成してもよい。このようにして、熱伝導部材が取り付けられた蛍光体分散ガラス板4を作製することができる。
(発光装置10の効果)
上述したように発光装置10では、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に熱伝導部材6が設けられている。この熱伝導部材6は、枠部材3の円環形状部3aに接続されている。さらに、枠部材3は、放熱部材5に接続されている。
このため、図3に示すように、蛍光体分散ガラス板4で発生した熱は、熱伝導部材6および枠部材3を介して放熱部材5へ伝達される。これにより、熱伝導部材6を有しない発光装置と比較して、蛍光体分散ガラス板4で発生する熱の放熱効率を向上させることができる。
本実施形態の発光装置10において、蛍光体分散ガラス板4に照射される励起光の放射束は、LEDチップの配列の中央部である、蛍光体分散ガラス板4の中心で最も高くなり、中心から離れるにしたがって低下する。このため、蛍光体分散ガラス板4の温度も同様に、中心で最も高温になり、中心から離れるにしたがって温度が低下するような温度分布を有する。これは、多くの一般的な発光装置において同様である。
説明のため、図2の(a)および図5の(a)に示すように、蛍光体分散ガラス板4を、中心からの距離に応じた3つの領域4a,4b,および4cに区分する。図2の(a)は、熱伝導部材6が設けられた蛍光体分散ガラス板4の平面図であり、図5の(a)は、熱伝導部材6が設けられていない蛍光体分散ガラス板4の平面図である。
このとき、熱伝導部材6が設けられていない場合(図5の(a))には、蛍光体分散ガラス板4の中心を含む領域4aが3つの領域の中で最も高温になる。領域4aの外側に位置する領域4bが、その次に温度が高い領域となる。蛍光体分散ガラス板4の外周に位置する領域4cは、3つの領域の中で最も温度が低い。
これに対して、本発明における熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の中心を起点とする放射状に配置されている(図2の(a))。そのため、熱伝導部材6の一方の端部から他方の端部へ向かう方向と、蛍光体分散ガラス板4の発熱による温度分布の方向とが略対応するため、熱伝導部材6が配された領域における温度勾配が大きくなり、放熱能力が高くなる。加えて、それぞれの領域4a〜4cに占める熱伝導部材6の面積比は、領域4aにおいて最も大きく、領域4cにおいて最も小さくなる。したがって、高温の領域ほど上記した面積比が大きくなることで、熱伝導効率が向上するため、蛍光体分散ガラス板4から効率的に放熱することができる。その結果、本実施形態の発光装置10では、領域4a〜4cの温度を略均一にすることができる。
なお、複数の熱伝導部材6の一方の端部が、蛍光体分散ガラス板4の中心に一致していることが好ましいが、上記一方の端部が領域4aに位置していれば、本発明の所望の効果を得ることができる。また、上記一方の端部の全てが1点に重なっている必要は必ずしもない。すなわち、熱伝導部材6の起点となる基準位置は複数存在してもよく、これらの基準位置が領域4a(蛍光体分散ガラス板4の中心またはその近傍)に位置していることが好ましい。
また、枠部材3は、基板1を介さずに放熱部材5と熱力学的に接続されている。このため、蛍光体分散ガラス板4で発生した熱は、基板1を介さずに放熱部材5へ伝達される。一方、発光装置10の発光時には、発光素子2もまた発熱する。発光素子2の熱は、基板1を介して放熱部材5へ伝達される。
すなわち、蛍光体分散ガラス板4で発生した熱は、発光素子2の熱が放熱部材5へ移動する経路とは異なる経路で放熱部材5へ伝達されるため、LEDチップである発光素子2のジャンクション温度の上昇を抑制できる。したがって、従来の発光装置と比較して、発光素子2に大きな電流を流すことが可能になり、高い放射束の光を得ることができる。
実際に発光装置10を試作し、発光させた場合の蛍光体分散ガラス板4の温度を測定した。蛍光体分散ガラス板4を照明光出力側から見たときの、励起光照射面の面積に対する熱伝導部材6の面積比は5%であった。蛍光体分散ガラス板4の高さに対する、熱伝導部材6の高さの比率は20%であった。
発光装置10を1時間発光させた後の、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面の温度特性を図4に示す。中央部の温度はほぼ200℃であり、外周部との温度差は極めて小さいものであった。
比較例として、発光装置10とは異なる構成の発光装置を発光させた場合の、蛍光体分散ガラス板4の温度を測定した。この発光装置は図5の(a)に示すように、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に、熱伝導部材6が設けられていないものである。蛍光体分散ガラス板4の直径、高さ、その他本比較例の発光装置を構成する各部材は、上記した発光装置10と同じである。
この発光装置を、発光装置10と同様に1時間発光させた後の、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面の温度特性を図5の(b)に示す。蛍光体分散ガラス板4の中央部の温度は約300℃であり、外周部とは約100℃の温度差があった。
別の比較例として、さらに異なる構成の発光装置を発光させた場合の、蛍光体分散ガラス板4の温度を測定した。この発光装置は図6の(a)に示すように、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に、熱伝導部材6Bが格子状に配置されているものである。蛍光体分散ガラス板4を照明光出力側から見たときの励起光照射面の面積に対する熱伝導部材6Bの面積比は5%であった。蛍光体分散ガラス板4の高さに対する、熱伝導部材6Bの高さの比率は20%であった。蛍光体分散ガラス板4の直径、高さ、その他本比較例の発光装置を構成する各部材は、上記した発光装置10と同じである。
この発光装置を、上記した発光装置10と同様に1時間発光させた後の、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面の温度特性を図6の(b)に示す。蛍光体分散ガラス板4の中央部の温度は約260℃であり、外周部とは約60℃の温度差があった。
上記した比較例の発光装置は、いずれも蛍光体分散ガラス板4の中央部における温度が200℃を大きく超えていた。蛍光体の温度が200℃を大きく超えると、波長変換効率は著しく低下する。
これに対し、本発明の実施形態1に係る発光装置10は、図4に示したように同じ条件下において蛍光体分散ガラス板4の温度は、中央部において若干高かったものの、ほぼ200℃で均一であった。したがって、蛍光体分散ガラス板4の波長変換効率の低下が防止されるため、発光装置10の高光束化・高輝度化が実現できる。また、蛍光体分散ガラス板4の温度が均一になるので、発光強度のムラが抑制される。
なお、実施形態1では蛍光体分散ガラス板4が対称形状であり、その中心が励起光照射面の中心に略一致する場合を示したが、本願はこの構成に限るものではない。例えば、蛍光体分散ガラス板4の対称形状中心が励起光照射面の中心に略一致しない場合や、蛍光体分散ガラス板4が非対称形状の場合にも用いることができる。本発明の技術思想は蛍光体分散ガラス板4を熱伝導部材6により効率的に放熱することにあるので、このような場合には、基準位置を蛍光体分散ガラス板4が温度上昇しやすい位置に適切に設定することで本願効果を得ることができる。
例えば、蛍光体分散ガラス板4の対称形状中心が励起光照射面の中心に略一致しない場合には、基準位置を励起光照射面の中心、または、励起光輝度が最も高い点に設定すればよいし、蛍光体分散ガラス板4が非対称形状の場合にも、基準位置を励起光照射面の中心、または、励起光輝度が最も高い点に設定すればよい。このことは、以下の実施形態においても同様である。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態における発光装置は、発光装置10の構成に加えて、透明放熱基板11(放熱板)を備えることで、蛍光体分散ガラス板4の熱を、より効率よく放熱できる。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7の(a)は、本実施形態に係る発光装置が備える蛍光体分散ガラス板4、熱伝導部材6、および透明放熱基板11の断面図である。この図に示すように、本実施形態における発光装置は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面側に、透明放熱基板11を備えている。また、熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4と透明放熱基板11との間に位置する。なお、本実施形態に係る発光装置は、透明放熱基板11を備えること以外は、実施形態1の発光装置10と同じ構成である。
(透明放熱基板11)
透明放熱基板11は、蛍光体分散ガラス板4の熱を逃がす機能を有する部材である。透明放熱基板11は、例えばサファイア(Al)のように、透光性を有し、石英ガラスと比較して高い熱伝導率を有する材料で構成された基板である。透明放熱基板11は、蛍光体分散ガラス板4の形状に合わせて、平板状の円盤形状を為す。なお、透明放熱基板11の形状は、このような円盤形状に限定されず、蛍光体分散ガラス板4の形状に合わせて、任意の閉じた図形形状を採用することができる。また、本実施形態の透明放熱基板11の厚さは0.3mmであるが、これに限らず、任意の厚さに形成することができる。なお、本実施形態の透明放熱基板11は、その円周部で枠部材3(図1の(a)参照)と熱力学的に接続されている。
また、透明放熱基板11の材料としては、上述したサファイア(Al)の他、例えばマグネシア(MgO)、窒化ガリウム(GaN)、スピネル(MgAl)が好ましい。これらの材料を用いることにより、熱伝導率20W/(m・K)以上を実現できる。ただし、マグネシアは潮解性をもつため、透明放熱基板11の構成材料としてマグネシアを選択する場合は、透明放熱基板11の周囲を乾燥空気で満たすか、窒素または不活性ガスで満たすことが望ましい。
また、蛍光体分散ガラス板4の、透明放熱基板11と対向する面には、複数の溝(不図示)が設けられている。この溝は、熱伝導部材6を嵌入するためのものであり、熱伝導部材6の高さと等しい深さを有する。これにより、蛍光体分散ガラス板4は、熱伝導部材6および透明放熱基板11の双方と熱力学的に接続される。なお、上記した溝は、透明放熱基板11に設けられていてもよく、蛍光体分散ガラス板4と透明放熱基板11との双方に設けられていてもよい。
なお、透明放熱基板11は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面と対向する面に設けられていてもよい。すなわち、本実施形態の発光装置は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面またはその対向面に、蛍光体分散ガラス板4より高い熱伝導率を有する透明放熱基板11を備えていればよい。
(透明放熱基板11の効果)
上述したように本実施形態に係る発光装置では、発光装置10の構成に加えて蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に透明放熱基板11を備えている。透明放熱基板11は、蛍光体分散ガラス板4より高い熱伝導率を有するため、蛍光体分散ガラス板4の熱を、実施形態1の発光装置10よりさらに効率よく放熱できる。
本実施形態に係る発光装置を試作し、発光装置10と同様に1時間発光させた後の、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面の温度特性を図7の(b)に示す。蛍光体分散ガラス板4の中央部の温度は約180℃であり、発光装置10の蛍光体分散ガラス板4よりさらに低温であった。また、また、発光装置10と同様に、外周部との温度差は極めて小さいものであった。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態における発光装置は、波長変換部材として、蛍光体分散ガラス板4の代わりに、蛍光体薄膜4A(波長変換部材)を用いることで、蛍光体の熱が、より効率よく放熱される。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8の(a)は、本実施形態に係る発光装置の蛍光体薄膜4A、熱伝導部材6、および透明放熱基板11の断面図である。この図に示すように、本実施形態における発光装置は、波長変換部材として蛍光体分散ガラス板4の代わりに、蛍光体薄膜4Aを備えている。なお、本実施形態に係る発光装置は、蛍光体分散ガラス板4の代わりに蛍光体薄膜4Aを備えること以外は、実施形態1の発光装置10と同じ構成である。
(蛍光体薄膜4A)
蛍光体薄膜4Aは、透明放熱基板11および熱伝導部材6上に形成された、蛍光体の薄膜である。本実施形態の蛍光体薄膜4Aの形状は、照射光出力側から見た場合、透明放熱基板11と略同一形状であるが、完全に同一形状に形成される必要はなく、透明放熱基板11上で発光素子2(図1参照)からの光が照射される領域全体を含むように形成されていればよい。本実施形態の蛍光体薄膜4Aの厚さは0.1mmであるが、これに限定されず、必要に応じて任意の厚さに形成できる。
透明放熱基板11の、蛍光体薄膜4Aが形成される面には、熱伝導部材6を嵌入する溝(不図示)が設けられている。当該溝の深さは、熱伝導部材6の高さと同じである。このため、透明放熱基板11および熱伝導部材6上に形成された蛍光体薄膜4Aの厚さはほぼ均一である。なお、透明放熱基板11に設けられる上記溝の深さは、熱伝導部材6の高さと同じでなくてもよく、また上記溝が設けられていなくてもよい。その場合、蛍光体薄膜4Aの厚さは、熱伝導部材6上の領域と透明放熱基板11上の領域とで異なる。
(蛍光体薄膜4Aの効果)
本実施形態に係る発光装置を試作し、発光装置10と同様に1時間発光させた後の、蛍光体薄膜4Aの励起光照射面の温度特性を図8の(b)に示す。蛍光体薄膜4Aの中央部の温度は約170℃であり、実施形態2に示した発光装置の蛍光体分散ガラス板4よりさらに低温であった。また、また、発光装置10などと同様に、外周部との温度差は極めて小さいものであった。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態における発光装置は、熱伝導部材6の位置が、実施形態1に記載されていたものと異なるが、実施形態1の発光装置10と同様の効果を有する。
図9の(a)および(b)は、本実施形態に係る発光装置の蛍光体分散ガラス板および熱伝導部材の斜視図である。
実施形態1に示した発光装置10において、熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に設けられている。しかし、例えば図9の(a)に示すように、熱伝導部材6が蛍光体分散ガラス板4の中に設けられていてもよい。また、図9の(b)に示すように、熱伝導部材6が、蛍光体分散ガラス板4の、励起光照射面と対向する面に設けられていてもよい。
このように、熱伝導部材6は、蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面、蛍光体分散ガラス板4の中、および蛍光体分散ガラス板4の励起光照射面に対向する面のいずれに位置していても、実施形態1と同様の効果を有する。
〔実施形態5〕
本発明の実施形態5について、図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態における発光装置は、発光装置10の構成において、円盤状の蛍光体分散ガラス板4とは異なる形状の蛍光体分散ガラス板4Bまたは4Cを備えるが、実施形態1の発光装置10と同様の効果を有する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10の(a)および(b)は、本実施形態に係る発光装置の蛍光体分散ガラス板を、照明光出力側から見た平面図である。
実施形態1,2,および4に示した蛍光体分散ガラス板4は、円盤状であった。しかし、蛍光体分散ガラス板の形状は、例えば図10の(a)に示すような正方形の蛍光体分散ガラス板4Bであってもよい。または、図10の(b)に示すような正六角形の蛍光体分散ガラス板4Cであってもよい。またはさらに別の形状であってもよく、必要に応じて任意の閉じた図形形状を採用することができる。
また、本実施形態においては、枠部材3の円環形状部3aの形状も、蛍光体分散ガラス板の外周に沿うような形状に変更すればよい。さらに、例えば実施形態2のように、透明放熱基板11を備える発光装置においては、透明放熱基板11の形状も合わせて変更すればよい。
このように、蛍光体分散ガラス板の形状を変更しても、実施形態1の発光装置10と同様の効果を有する。
〔実施形態6〕
本発明の実施形態6について、図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、照明装置100について説明する。この照明装置100は、発光装置として実施形態1に記載した発光装置10を用いているため、従来の照明装置より光の放射束が高く、かつ色ムラが低減されている。
図11に示すように、本実施形態の照明装置100は、高天井照明などに用いられる照明装置であり、例えば、スポットライトやダウンライトなどである。この図に示すように、本実施形態の照明装置100は、発光装置10と、筐体110と、透光板120とを備え、天井130に取り付けられている。
筐体110は、その内部に発光装置10を格納している。筐体110は、発光装置10から出力される照明光を遮光する遮光部材で構成すればよい。本実施形態では、筐体110の材料は、不燃材料としてのセラミックスを用いている。また、筐体110の内部には、例えば、ドライエア(乾燥空気)が封入されている。そして、このドライエアの露点温度は、例えば−35℃であり、発光素子2、蛍光体分散ガラス板4など(図1参照)の温度上昇を抑制している。
透光板120は、筐体110の開口部を覆う透明なガラス板である。なお、透光板120の材料は、無機ガラスでなくてもよいが、熱に弱い樹脂材料などは用いないことが好ましい。
このような照明装置100は、実施形態1で記載した通り、発光素子2および蛍光体分散ガラス板4の温度上昇が抑制されているため、従来と同じ大きさの発光装置で、より高い放射束の光を得ることができる。また、蛍光体分散ガラス板4の温度が均一になるので、色ムラが低減された照明装置を実現できる。
照明装置100は、上記した高天井照明のほか、道路照明などにも応用できる。また、本実施形態の照明装置100では、発光装置10、筐体110、および透光板120のすべてを、ガラス、金属、セラミックスなどの無機材料で構成している。このため、照明装置100は、非常灯や防爆用照明などにも好適に応用することができる。
なお、発光装置10の代わりに、例えば実施形態2〜5のいずれかの発光装置を用いてもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る発光装置(10)は、発光素子(2)と、上記発光素子が発する光の波長を変換する波長変換部材(蛍光体分散ガラス板4)と、上記波長変換部材における基準位置を起点として当該波長変換部材の外周部に向かって延伸した複数の熱伝導部材(6)とを備えている。
上記の構成によれば、波長変換部材が発光素子からの光の波長を変換するときに発生する熱は、熱伝導部材によって効率的に伝導されるため、波長変換部材の温度上昇を抑制し、波長変換効率の低下を抑制できる。
本発明の態様2に係る発光装置は、上記態様1において、上記複数の熱伝導部材は、上記基準位置を起点として放射状に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、基準位置の近傍で、熱伝導部材が高密度に配置されるため、基準位置近傍の放熱効率が特に向上する。
本発明の態様3に係る発光装置は、上記態様1または2において、上記波長変換部材の外縁部と接する枠部材(3)をさらに備え、上記熱伝導部材は、上記枠部材に接続されていてもよい。
上述の構成によれば、波長変換部材で発生した熱は、熱伝導部材を介して枠部材へ伝達されるため、波長変換部材からの放熱効率が向上する。
本発明の態様4に係る発光装置は、上記態様3において、上記枠部材から熱を受け取る放熱部材(5)をさらに備えていてもよい。
上述の構成によれば、波長変換部材で発生した熱は、熱伝導部材および枠部材を介して放熱部材へ伝達されるため、波長変換部材からの放熱効率が向上する。
本発明の態様5に係る発光装置は、上記態様4において、上記発光素子が実装される基板(1)をさらに備え、上記枠部材は、上記基板を介さずに上記放熱部材に接続されていてもよい。
上述の構成によれば、波長変換部材で生じる熱は、発光素子で生じる熱と異なる経路で放熱部材に伝達され、発光素子の温度上昇が抑制されるため、発光素子に大きな電流を流すことができる。
本発明の態様6に係る発光装置は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記波長変換部材の、上記発光素子からの光が主に照射される面に対して占める上記熱伝導部材の面積の割合は、1%以上かつ20%以下であってもよい。
上述の構成によれば、波長変換部材からの放熱効率を向上させ、かつ熱伝導部材による光損失を抑制できる。
本発明の態様7に係る発光装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記波長変換部材の、上記発光素子からの光が照射される面またはその対向面に、上記波長変換部材より高い熱伝導率を有する放熱板(透明放熱基板11)をさらに備えていてもよい。
上述の構成によれば、波長変換部材の熱伝導率より放熱板の熱伝導率が高いため、放熱効率が向上する。
本発明の態様8に係る照明装置(100)は、上記態様1から7のいずれかの発光装置を備えている。
上述の構成によれば、波長変換部材の、熱による変換効率の低下を抑制できるため、高光束・高輝度な照明装置を実現できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、発光素子が発した光の波長を変換する波長変換材を含む透光部材から発生する波長変換光を照明光として利用する発光装置や、該発光装置を備えた照明装置などに好適に利用することができる。
1 基板
2 発光素子
3 枠部材
4,4B,4C 蛍光体分散ガラス板
4A 蛍光体薄膜
5 放熱部材
6、6A 熱伝導部材
10 発光装置
11 透明放熱基板
100 照明装置

Claims (8)

  1. 発光素子と、
    上記発光素子が発する光の波長を変換する波長変換部材と、
    上記波長変換部材における基準位置を起点として当該波長変換部材の外周部に向かって延伸した複数の熱伝導部材とを備えていることを特徴とする発光装置。
  2. 上記複数の熱伝導部材は、上記基準位置を起点として放射状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 上記波長変換部材の外縁部と接する枠部材をさらに備え、
    上記熱伝導部材は、上記枠部材に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 上記枠部材から熱を受け取る放熱部材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 上記発光素子が実装される基板をさらに備え、
    上記枠部材は、上記基板を介さずに上記放熱部材に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
  6. 上記波長変換部材の、上記発光素子からの光が主に照射される面に対して占める上記熱伝導部材の面積の割合は、1%以上かつ20%以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 上記波長変換部材の、上記発光素子からの光が照射される面またはその対向面に、上記波長変換部材より高い熱伝導率を有する放熱板をさらに備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置を備えていることを特徴とする照明装置。
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WO2021221062A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 京セラ株式会社 波長変換素子および波長変換素子の製造方法
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