JP2016134552A - パワーモジュール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導材の塗布層を介して絶縁基板と冷却器とを接合する構成において、密着性を高めて熱伝導性能を向上させることのできるパワーモジュール構造を提供する。
【解決手段】冷却器1と、該冷却器の一面に熱伝導材の塗布層2を介して一面が配置される絶縁基板4と、該絶縁基板の他の面に搭載されるパワー半導体素子7a、7bと、該パワー半導体素子に接合されるビームリード8と、熱伝導材の塗布層を押圧する方向に前記ビームリードを付勢する付勢部材10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーモジュール構造に関する。
パワーMOSFETやIGBTなどのパワー半導体を搭載したパワーモジュールは、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置(インバータ)などとして用いられる。
ところで、冷却器を一体に設けたパワーモジュール構造においては、絶縁基板と冷却器との間をハンダ層で接合した場合に、線膨張係数の違いに基づくハンダ接合後の収縮差によって絶縁基板が反ってしまい、ハンダ層にクラックを生じる等の問題があった。
そこで、ハンダ接合に代えて、伝熱グリス等の熱伝導材を用いて絶縁基板と冷却器との接合を行う技術が種々提案されている(例えば特許文献1等)。
このように伝熱グリス等の熱伝導材を用いて絶縁基板と冷却器とを接合することにより、絶縁基板に反りを生じることを解消することができた。
特開平11−163231号公報
しかしながら、上記のように熱伝導材を用いたパワーモジュール構造では、絶縁基板と冷却器との密着性が低く、絶縁基板と冷却器との間の熱伝導性能が低下するという新たな問題を生じていた。
例えば、図8(a)に示すようなパワーモジュール構造では、熱伝動性グリス705を塗布したインバータケース703上にパワーモジュール701を載置して、両端をボルト706により締結することで、パワーモジュール701をインバータケース703へ組み付けるようにしているが、図8(b)に示すように、ボルト706等で締結した際に、パワーモジュール701の底面と熱伝動性グリス705との間に隙間Qが生じるという問題があった。
即ち、熱伝動性グリス705を塗布したインバータケース703にパワーモジュール701を組み付けた場合に、熱伝動性グリス705の流動性が悪いことから、ボルト706によりパワーモジュール701を締結する際にパワーモジュール701が熱伝動性グリス705からの反力を受けて、熱伝動性グリス705の両端部を支点Pとして上方に凸形状に変形し、パワーモジュール701の底面と熱伝動性グリス705との間に隙間Qが発生してパワーモジュール701とインバータケース703との密着性を確保できず、熱伝導性能が低下してしまうという不都合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱伝導材の塗布層を介して絶縁基板と冷却器とを接合する構成において、密着性を高めて熱伝導性能を向上させることのできるパワーモジュール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るパワーモジュール構造は、冷却器と、該冷却器の一面に熱伝導材の塗布層を介して一面が配置される絶縁基板と、該絶縁基板の他の面に搭載されるパワー半導体素子と、該パワー半導体素子に接合されるビームリードと、前記熱伝導材の塗布層を押圧する方向に前記ビームリードを付勢する付勢部材とを備えることを要旨とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパワーモジュール構造において、前記冷却器上には、パワーモジュール全体を囲繞する枠体が設けられ、前記付勢部材は、前記枠体に両端部が固定される板バネ部材で構成されることを要旨とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のパワーモジュール構造において、前記板バネ部材と前記ビームリードとの間には、薄板状の絶縁部材が介在されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のパワーモジュール構造において、前記ビームリードは、前記パワー半導体素子を押圧する弾性部を有することを要旨とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のパワーモジュール構造において、前記熱伝導材の塗布層の厚さは、前記パワー半導体素子に対応する塗布範囲が、他の塗布範囲よりも厚くなるように成されていることを要旨とする。
請求項1に係るパワーモジュール構造によれば、熱伝導材の塗布層を押圧する方向にビームリードを付勢する付勢部材を備えているので、パワー半導体素子の裏面部に相当する絶縁基板と冷却器との間に隙間を生じることを抑制し、絶縁基板と冷却器との密着性を高めて熱抵抗を低減し、熱伝導性能を向上させることができる。
請求項2に係るパワーモジュール構造によれば、付勢部材は、枠体に両端部が固定される板バネ部材で構成されるので、比較的簡易且つ低コストの構成で、絶縁基板と冷却器との密着性を高めて熱伝導性能を向上させることができる。
請求項3に係るパワーモジュール構造によれば、板バネ部材とビームリードとの間には、薄板状の絶縁部材が介在されているので、板バネ部材による付勢力をビームリードに均等に伝達することができ、パワー半導体素子の裏面部に相当する絶縁基板と冷却器との間に隙間が生じることをより有効に抑制することができる。
請求項4に係るパワーモジュール構造によれば、ビームリードは、パワー半導体素子を押圧する弾性部を有するので、この弾性部で付与される押圧力をパワー半導体素子に均等に伝達して、パワー半導体素子の裏面部に相当する絶縁基板と冷却器との間に隙間が生じることをより有効に抑制することができる。
請求項5に係るパワーモジュール構造によれば、熱伝導材の塗布層の厚さは、パワー半導体素子に対応する塗布範囲が、他の塗布範囲よりも厚くなるように成されているので、熱伝導材の塗布層の厚みによってパワー半導体素子の裏面部に相当する絶縁基板と冷却器との間に隙間やボイドが生じることをより有効に抑制することができる。
第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造の要部の構成例を示す断面図(a)、(b)である。 第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す断面図である。 第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す断面図である。 第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造の他の構成例を示す断面図である。 伝熱グリスの塗布範囲を示す説明図である。 従来技術に係るパワーモジュール構造の構成例を示す側面図(a)、(b)である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
[第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図1および図2を参照して、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の構成例について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の構成例を示す断面図、図2(a)、(b)は、パワーモジュール構造PM1の要部の構成例を示す断面図である。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1は、アルミニウムや銅などで構成される冷却ジャケットとしての冷却器1と、この冷却器1の一面に伝熱グリス等で構成される熱伝導材の塗布層2および導電金属層(導電パターン等)3を介して一面が接合されるセラミック基板等の絶縁基板4と、この絶縁基板4の他の面に導電金属層5およびハンダ層6を介して一面が接合されるパワー半導体素子7a、7bと、このパワー半導体素子7a、7bの他の面に電気的に接合される銅板等で構成されるビームリード8と、熱伝導材の塗布層2を押圧する方向にビームリード8を付勢する付勢部材10とを備えている。
また、冷却器1の上には、パワーモジュール全体を囲繞する樹脂製の枠体200が設けられている。
そして、本実施の形態において、付勢部材10は、枠体200の上部に両端部10a、10bが固定されるステンレス鋼等で形成される板バネ部材で構成されている。なお、板バネ部材10の両端部10a、10bの構成例およびその固定部の構成例については図2を参照して後述する。
また、本実施の形態では、板バネ部材10とビームリード8との間には、薄板状の絶縁部材(例えば、厚さ1mm程度のセラミック板等)9が介在されている。
ここで、図2(a)を参照して板バネ部材10Aの両端部10a、10bの構成例およびその固定部の構成例について説明する。
図2(a)には、板バネ部材10Aの端部10aの構成例を示す。なお、他端部10bも同様の構造を有する。
図2(a)に示す構成例では、端部10aが、ステンレス鋼等で形成される板材の折曲げ加工により、矢印D2方向に弾性変形可能な楔状に成形されている。
また、枠体200の上部には、板バネ部材10の端部10aを収容して固定する固定部201a(201b)が形成されている。
より具体的には、枠体200の上部には、楔状に成形された板バネ部材10Aの端部10a(10b)の凸部10a1と係合可能な庇部200aを有する穴状の固定部201a(201b)が穿設されている。
そして、板バネ部材10Aの端部10a(10b)を枠体200に固定する際には、楔状に成形された板バネ部材10Aの端部10a(10b)を手動で矢印D2方向に弾性変形させて、穴状の固定部201a(201b)に挿入する。
次いで、端部10a(10b)から手を離して、弾性変形を解除することにより、板バネ部材10Aの端部10aの凸部10a1と、固定部201a(201b)の庇部200aとが係合して、板バネ部材10Aの端部10a(10b)が固定部201a(201b)により固定される。
なお、パワーモジュール構造PM1のメンテナンス等において、板バネ部材10Aを取り外す必要がある場合には、上記の固定手順と逆の操作を行うことにより、板バネ部材10Aの端部10a(10b)と固定部201a(201b)との固定状態を解除することができる。
図2(b)には、板バネ部材10Bの端部10aの他の構成例を示す。なお、他端部10bも同様の構造を有する。
図2(b)に示す構成例では、板バネ部材10Bはステンレス鋼等から成る板材で構成され、その端部10a(10b)には、金属製の球体30a(30b)が固定されている。
また、枠体200の上部には、球体30a(30b)を収容して固定する固定部201a(201b)が形成されている。
そして、板バネ部材10Bの端部10a(10b)を枠体200に固定する際には、板バネ部材10Bの端部10a(10b)に有る球体30a(30b)を穴状の固定部201a(201b)に対してD3方向に押圧して圧入する。
この際に、固定部201a(201b)の上端部200bは、球体30a(30b)に押されてD4方向に弾性変形して球体30a(30b)を受け入れた後に、元の状態に戻る。
これにより、板バネ部材10Bの端部10a(10b)の球体30a(30b)が固定部201a(201b)に収容されて固定される。
本実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1は、上述のような構成により、以下の効果を奏することができる。
まず、パワーモジュール構造PM1は、熱伝導材の塗布層2を押圧する方向(D1方向)にビームリードを付勢する付勢部材10を備えているので、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドを生じることを抑制し、絶縁基板4と冷却器1との密着性を高めて熱抵抗を低減し、熱伝導性能を向上させることができる。
また、付勢部材10は、枠体に両端部が固定される板バネ部材10A、10Bで構成されるので、比較的簡易且つ低コストの構成で、絶縁基板4と冷却器1との密着性を高めて熱伝導性能を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1では、板バネ部材10A、10Bとビームリード8との間には、薄板状の絶縁部材9が介在されているので、板バネ部材10A、10Bによる付勢力をビームリード8に均等に伝達することができ、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができる。
[第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図3を参照して、第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2の構成例について説明する。
図3は、第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2の構成例を示す断面図である。
なお、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2が、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と異なる点は、図3に示すように、ビームリード8Aの一端側(図3では右端側)に延長部8Aaを設けると共に、上方等へ折曲げ加工を施し、枠体200aの上面と接触する部位には、板バネ部材10Aの端部10aおよび図示しない固定ボルトを挿通する挿通穴8Abが設けられている点である。
なお、枠体200aの上面の高さは、反対側の枠体200bの上面の高さより若干低く構成するとよい。
このような構成の第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2では、板バネ部材10Aの挿通穴8Abに固定ボルト(図示せず)を挿通して枠体200aの上面に固定することにより、延長部8Aaを介して熱伝導材の塗布層2を押圧する方向(D5方向)に押圧力を付与することができ、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができる。
[第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図4を参照して、第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2の構成例について説明する。
図3は、第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM3の構成例を示す断面図である。
なお、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM3が、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と異なる点は、図1と図3を比較すると分かるように、パワーモジュール構造PM3では、絶縁基板4の下面の導電金属層(銅パターン等)3が省略されている点である。
即ち、従来のように絶縁基板4と冷却器1とをハンダ接合する構成では、絶縁基板4の下面側にハンダ層を接合させるために絶縁基板4の下面に金属層(銅パターン等)3を設けることが必須であった。しかし、本発明においては、絶縁基板4と冷却器1とを伝熱グリス等で構成される熱伝導材の塗布層2で接合しているので、金属層(銅パターン等)3の存在は必須ではなくなった。
第3の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM3では、絶縁基板4の下面の導電金属層(銅パターン等)3を省略して、導電金属層3による熱抵抗を低減することにより、熱伝導性能を一層向上させることができる。
[第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図5および図6を参照して、第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM4a、PM4bの構成例について説明する。
図5は、第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM4aの構成例を示す断面図、図6は、パワーモジュール構造の他の構成例PM4bを示す断面図である。
なお、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM4a、PM4bが、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と異なる点は、ビームリード8B、8Cが、パワー半導体素子7a、7bを押圧する弾性部(バネ部)40a、40bまたは50a、50bを備えている点である。
具体的には、図5に示す構成例では、ビームリード8Bの両下部についてそれぞれ内側に湾曲させる加工を施して、弾性部(バネ部)40a、40bを形成している。
これにより、弾性部(バネ部)40a、40bで付与されるD6方向の押圧力をパワー半導体素子7a、7bに均等に伝達して、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができる。
また、図6に示す構成例では、弾性部(バネ部)40a、40bに加えて、ビームリード8Cの垂直部に波状の弾性部(バネ部)50a、50bを設けている。
これにより、弾性部(バネ部)40a、40bおよび弾性部(バネ部)50a、50bで付与されるD7方向の押圧力をパワー半導体素子7a、7bに均等に伝達して、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができる。
[伝熱グリスの塗布範囲について]
図7を参照して、第1から第4の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1〜PM4の何れかを用いたインバータ装置100における伝熱グリス等の熱伝導材の塗布範囲の実施例について説明する。
図7において、符号101a〜101dはビームリード、符号C1〜C8はパワー半導体素子のチップを表すものとする。
そして、図7に示す例では、熱伝導材の塗布層の厚さは、パワー半導体素子C1〜C8に対応する塗布範囲150が、他の塗布範囲よりも厚くなるように成されている。
より具体的には、塗布範囲150については、伝熱グリス等の塗布に用いるスクリーンのメッシュ開口比率を他の塗布範囲よりも大きくすることにより、塗布範囲150における熱伝導材の塗布層の厚さを他の塗布範囲よりも厚くすることができる。
また、塗布範囲150については、伝熱グリス等の塗布に用いるスクリーンの厚さを変えて、塗布範囲150における熱伝導材の塗布層の厚さを他の塗布範囲よりも厚くするようにしてもよい。
これにより、熱伝導材の塗布層の厚さについて、パワー半導体素子C1〜C8に対応する塗布範囲が、他の塗布範囲よりも厚くなるので、熱伝導材の塗布層の厚みによってパワー半導体素子C1〜C8の裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1(図1等参照)との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができる。
以上述べたように、本実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1〜PM4によれば、パワー半導体素子7a、7b、C1〜C8の裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1(図1等参照)との間に隙間やボイドが生じる事態を有効に抑制することができ、熱伝導性能、放熱性能を向上させることができる。
また、ビームリード8の高さにバラツキがあった場合でも、板バネ部材10や弾性部(バネ部)40a、40b、50a、50bによって、熱伝導材の塗布層2を押圧する方向に押圧力を付与することができ、パワー半導体素子7a、7bの裏面部に相当する絶縁基板4と冷却器1との間に隙間やボイドが生じる事態をより有効に抑制することができるなどの効果を得ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載にしたがって解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
PM1〜PM4…パワーモジュール構造
1…冷却器
2…塗布層
3…導電金属層
4…絶縁基板
5…導電金属層
6…ハンダ層
7a、7b…パワー半導体素子
8、8A、8B、8C…ビームリード
8Aa…延長部
8Ab…挿通穴
9…薄板状の絶縁部材
10、10A、10B…付勢部材(板バネ部材)
10a…両端部
10a1…凸部
10b…他端部
30a、30b…球体
100…インバータ装置
150…塗布範囲
200、200a、200b…枠体
201a…固定部
C1〜C8…パワー半導体素子

Claims (5)

  1. 冷却器(1)と、
    該冷却器の一面に熱伝導材の塗布層(2)を介して一面が配置される絶縁基板(4)と、
    該絶縁基板の他の面に搭載されるパワー半導体素子(7a、7b)と、
    該パワー半導体素子に接合されるビームリード(8)と、
    前記熱伝導材の塗布層を押圧する方向に前記ビームリードを付勢する付勢部材(10)と
    を備えることを特徴とするパワーモジュール構造。
  2. 前記冷却器上には、パワーモジュール全体を囲繞する枠体(200)が設けられ、
    前記付勢部材は、前記枠体に両端部(10a、10b)が固定される板バネ部材(10A、10B)で構成されることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール構造。
  3. 前記板バネ部材と前記ビームリードとの間には、薄板状の絶縁部材(9)が介在されていることを特徴とする請求項2に記載のパワーモジュール構造。
  4. 前記ビームリードは、前記パワー半導体素子を押圧する弾性部(40a、40b)を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のパワーモジュール構造。
  5. 前記熱伝導材の塗布層の厚さは、前記パワー半導体素子に対応する塗布範囲(150)が、他の塗布範囲よりも厚くなるように成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のパワーモジュール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021097100A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 株式会社東芝 電子装置

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JP2021097100A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 株式会社東芝 電子装置

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