JP2016134275A - バスバー - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストが安いバスバーを提供する。【解決手段】正極および負極の電極端子を有する複数の単電池の隣合う電極端子間を接続するバスバーであって、前記隣り合う電極端子間に架け渡される板状の本体部と、前記本体部から延設されて検知電線の端末部に接続される電線接続部と、を備え、前記本体部は、互いに平行に設けられた第1折り返し部および第2折り返し部により区切られた第1板部、第2板部、および、第3板部からなる板材を、前記第1折り返し部および第2折り返し部を折り返すとともに重ね合わせることにより3層構造とされている。【選択図】図5
Description
本明細書に開示される技術は、複数の単電池の隣合う電極端子間を接続するバスバーに関する。
電気自動車やハイブリッドカー等に搭載される電源装置においては、単電池を複数個並べて接続した電池集合体を備えている。
このような電池集合体は、隣り合う単電池の電極端子間を電気的に接続する板状のバスバーを有しており、このバスバーに一体的に延出形成された電線接続部に、電池の電圧を検知する検知電線の芯線を接続し、電池ECUに導くようになっている。
ところで、バスバーの電気抵抗を小さくするためには板厚を厚くすることが好ましい。一方で、電線接続部は、電圧を検知するための比較的小さな電流しか流れないため、できるだけ板厚を薄くして、製造コストを抑えたいという要望がある。
そこで、バスバーのうち、隣り合う電極端子間に架け渡される本体部を二層構造とすることにより本体部の板厚だけを厚くし、電線接続部は単層で形成する構成が考えられる。二層構造の本体部は、例えば、所定形状の金属板を180度折り曲げて重ね合わせることにより、形成することができる。
しかしながら、上記の構成においても、電線接続部を充分に薄くすることは困難であった。
本明細書に開示される技術は上記事情に鑑みてなされたものであって、従来より製造コストを低減させることができるバスバーを提供することを目的とするものである。
本明細書に開示される技術は、正極および負極の電極端子を有する複数の単電池の隣合う電極端子間を接続するバスバーであって、前記隣り合う電極端子間に架け渡される板状の本体部と、前記本体部から延設されて検知電線の端末部に接続される電線接続部と、を備え、前記本体部は、互いに平行に設けられた第1折り返し部および第2折り返し部により区切られた第1板部、第2板部、および、第3板部からなる板材を、前記第1折り返し部および第2折り返し部を折り返すとともに重ね合わせることにより3層構造とされていることを特徴とする。
このようなバスバーによれば、本体部を3層構造とすることにより、本体部の板厚を確保しながら、電線接続部の厚さを充分に薄く形成することができる。
バスバーは、以下の構成を備えていてもよい。
電線接続部は、第3板部のうち第2折り返し部と対向する側縁部から、第3板部と同一平面内において第2折り返し部の延び方向と交差する方向に延出されている構成としてもよい。
本明細書に開示される3層構造の本体部を有するバスバーは、例えば、金属板材を所定形状に打ち抜くことで形成される連鎖バスバーから製造することができる。連鎖バスバーは、帯状をなすキャリアの長手方向(延び方向)に沿って、複数の展開形態のバスバーをほぼ等間隔に並んだ状態で連結した構成としたものである。
上述したように、電線接続部を、展開形態の本体部の第2折り返し部の延び方向と交差する方向に延出する構成とすると、すなわち、展開形態の本体部の長手方向に沿って延出する構成とすると、展開形態の隣り合うバスバー同士を長手方向の縁部が向き合うように並べた状態で、それぞれの電線接続部の先端部をキャリアの縁部に連結することができる。
第1板部、第2板部、および、第3板部は、第1折り返し部および第2折り返し部が同方向に折り返されることにより、巻回された状態で重ね合わされており、第3板部のうち第2折り返し部と対向する側縁部に、互いに重ね合わされた状態の第1板部、第2板部、および、第3板部を開き止めする係止片が延設されている構成としてもよい。
このような係止片を設けることにより、互いに重ね合わされた状態の第1板部、第2板部、および、第3板部が確実に開き止めされる。また係止片を、電線接続部と同じ側縁部に延設することにより、電線接続部と異なる側縁部に延設する構成と比較して、金属板材の無駄を省くことができる。
また、第2板部に、係止片を嵌め入れる凹部を設ける構成とすると、組み立て状態におけるバスバーの係止片の外面が本体部の外面と面一とされる。
本明細書に開示された技術によれば、製造コストが安いバスバーを提供することができる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。本実施形態のバスバー10は、電気自動車やハイブリッドカー等に搭載される電池集合体40を構成する複数の単電池41の、隣合う電極端子42間を接続するものである(図1参照)。以下の説明において、複数の同一部材については一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。本実施形態のバスバー10は、電気自動車やハイブリッドカー等に搭載される電池集合体40を構成する複数の単電池41の、隣合う電極端子42間を接続するものである(図1参照)。以下の説明において、複数の同一部材については一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
本実施形態のバスバー10は、図1および図2に示すように、単電池41の隣り合う電極端子42間に架け渡される長方形の板状の本体部11を有しており、本体部11には、電極端子42と接続するための円形をなす一対の接続孔23が、その板面を貫通して形成されている。
本体部11の一対の長手方向の側縁部のうち一方側の側縁部の中央部からは、検知電線50の端末部に接続するための電線接続部20が、本体部11に沿った平面内において当該側縁部の延び方向に対して直交する方向に一体的に延出形成されている。
この電線接続部20は、基端側が、検知電線50の芯線に加締められる一対のバレル片を備える芯線接続部21とされており、先端側は、検知電線50の絶縁被覆に覆われた部分の周囲に加締められる一対のバレル片を備える保持部22とされている。
本実施形態のバスバー10における本体部11は、長尺の板材を、後述する第1折り返し部12および第2折り返し部13においてそれぞれ同方向に180度折り返すとともに重ね合わせることにより、三層構造とされている(図3および図4参照)。
より詳細には、本実施形態のバスバー10は、例えば、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等の金属板材を所定形状に打ち抜くことで形成される複数の展開形態のバスバー10をキャリア31に連結した、連鎖バスバー30から製造される。
連鎖バスバー30は、図5に示すように、図示横方向に沿って延びる帯状をなすキャリア31に対し、複数のバスバー10を、キャリア31の延び方向に沿ってほぼ等間隔に並んだ状態で連結した構成としたものである。以下、図5における左右方向(キャリア31の延び方向に沿う方向)を横方向とし、上下方向(電線接続部20の延び方向に沿う方向)を縦方向として説明する。
各バスバー10は、その電線接続部20(保持部22)の先端の縁部がキャリア31の延び方向に沿う状態で並べられるとともに、当該縁部の中央部に設けられた連結片34により、キャリア31の縁部に連結されている。
キャリア31には、連鎖バスバー30を送り出すために加工機に設けられた送り爪(図示せず)が係合可能な送り孔32,33が開口して形成されている。この送り孔32,33は、加工機によって送り爪の形状が異なることから、その送り爪の形状に合わせて円形の送り孔32と方形の送り孔33の2種類が設けられている。
複数の展開形態のバスバー10(図5の左端に示すバスバー10)のうち本体部11を構成する部分は、縦長の長方形状の板材からなり、この本体部11を構成する部分が、縦方向における2箇所で横方向に沿って同方向に折り返され、重ね合わされるようになっている。なお、展開形状のバスバー10には、上述した接続孔23は未だ形成されていない。
以下、図5の左端に示す展開形態のバスバー10のうち、下方側の折り返し部を第1折り返し部12とし、上方側(電線接続部20側)の折り返し部を第2折り返し部13とする。第1折り返し部12と第2折り返し部13とは、互いに平行に設けられている。また、第1折り返し部12より下方側の部分を第1板部14、第1折り返し部12および第2折り返し部13の間の部分を第2板部15、第2折り返し部13より上方側(電線接続部20側)の部分を第3板部16とよぶこととする。
第1板部14の縦の寸法は、第2板部15の縦の寸法より小さい寸法に設定されている。第2板部15および第3板部16の縦の寸法は、同寸法、あるいは、第2板部15の方が第3板部16と比較して僅かに小さい寸法に設定されている。なお、第1板部14、第2板部15、第3板部16の横の寸法は、全て同じ寸法とされている。
上述した電線接続部20は、第3板部16のうち前記第2折り返し部13と対向する側縁部(接続部側側縁部16Aとする)から図5中上側に向けて延出形成されている。また、接続部側側縁部16Aの両端部には、図5中上側に向けて延びる一対の係止片24が設けられている。これらの係止片24は、第1板部14、第2板部15、第3板部16が重ね合わされた状態において、これらの重ね合わされた板部14,15,16(本体部11)の外面に沿うように屈曲されることにより、開き止めを行うためのものである。なお、第3板部16の接続部側側縁部16Aうち一対の係止片24に隣接する位置には、係止片24を屈曲し易くするための一対の第1切欠部16Bが設けられている。
第1板部14のうち、第1折り返し部12と対向する側縁部の両端の角部は、第2切欠部17により斜めに切り欠かれている。第1板部14および第2板部15のうち、第1折り返し部12を含む辺の両端部(角部)はそれぞれL字形状に切り欠かれており、矩形の第3切欠部18とされている。第3切欠部18の切り欠き深さ(横方向の寸法)は、係止片24の幅寸法より僅かに大きい寸法に設定されている。また、第3切欠部18の切り欠き幅(縦方向の寸法)は、バスバー10を構成する上述した金属板材の板厚の2倍とほぼ同等か、板厚の2倍よりやや大きい寸法とされている。さらに、第2板部15および第3板部16のうち、第2折り返し部13を含む辺の両端部(角部)はそれぞれほぼ斜めに切り欠かれており、略楔形の第4切欠部19とされている。
本実施形態のバスバー10は、例えば、次のようにして作製することができる。まず、金属製の板状部材を所定形状に打ち抜き、複数の展開形態のバスバー10をキャリア31に連結した連鎖バスバー30(図5の左端の形態)を作製する。その後、各バスバー10の第1折り返し部12を180度折り返して、第1板部14を第2板部15に重ね合わせる(図5の左から2番目に示す形態)。この状態において、折り返された第1折り返し部12を含む側縁部の両端部(角部)は、第3切欠部18により、段差状に切り欠かれた状態とされている。また、第2切欠部17は第4切欠部19の一部とぴったり重なるように予め設定されている。
次に、各バスバー10の第2折り返し部13を、第1折り返し部12を折り返した方向と同方向に180度折り返して、第1板部14を第3板部16に重ね合わせる。また、プレス加工を行うことにより、芯線接続部21及び保持部22のバレル片を所定の形状に立ち上げる(図5の右から二番目に示す形態)。これにより、第1板部14、第2板部15、および、第3板部16が巻回された状態で重ね合わされた本体部11が形成される。またこの状態において、折り返された第2折り返し部13を含む側縁部の両端部(角部)は、第4切欠部19により、ほぼ斜めに切り欠かれた状態とされている。また、第3板部16の一対の係止片24は、第1折り返し部12を含む側縁部の両端部(角部)の段差状に切り欠かれた部分(第3切欠部18)から突出した状態とされている。
その後、プレス加工により、一対の係止片24を本体部11の側縁部に沿うように屈曲させるとともに、第2板部15の外面に沿うように屈曲させて、本体部11の開き止めを行う。さらに、本体部11の所定の位置に打ち抜き加工を行い、一対の接続孔23を貫通形成する(図5の右端に示す形態)。そして、各バスバー10の連結片34を切断することによりキャリア31から分離させ、バスバー10が完成する。
このような本実施形態のバスバー10によれば、本体部11を3層構造とすることにより、本体部11の板厚を確保しながら、電線接続部20の厚さを充分に薄く形成することができる。これにより、軽量化が図れ、かつ、材料コストを抑えることができる。
ところで、従来、2層構造の本体部を有するバスバーを連鎖バスバーにより製造する場合に、材料となる金属板材の廃棄量を減らしたいという要望があった。すなわち、展開形態の本体部は、縦方向(キャリアの長手方向と直交する方向)の寸法が大きいため、隣り合うバスバー間の廃棄部分の縦方向の長さが長くなり、もって、廃棄量が大きくなるという問題がある。廃棄量を減らすためには、隣り合うバスバー間のピッチを小さくすることが考えられるが、上述したように、送り孔は送り爪に合わせた所定間隔に設定されているため、バスバー間のピッチを自由に変更することができない。
しかも、キャリアと本体部との間に配された電線接続部の周辺領域や、バスバーが切り離された後に残るキャリアも最終的には廃棄されるため、廃棄量は相当な量であった。
これに対し、本実施形態のバスバー10によれば、隣り合うバスバー10間の廃棄部分の縦方向の長さは、2層構造のバスバーと比較して長くなるものの、板厚が薄い金属板材を使用することができるため、金属板材の全体としての廃棄量を減らすことが可能となる。
ここで、図6および図8は実施形態1のバスバー10を製造する際の金属板材の廃棄部分を示す図であり、図7および図9は、従来の2層構造であって、実施形態1のバスバー10と同等相当の性能を有する仮想的なバスバーを製造する際の金属板材の廃棄部分を示す図である。本実施形態のバスバー10は、仮想的な2層構造のバスバーと比較して、金属板材の板厚が約3/4に設定されており、3層構造とすることにより本体部11全体の板厚を厚く設定できる分、本体部11の縦方向の寸法を若干小さく設定することができる。よって、隣り合うバスバー10間の廃棄部分の縦方向の長さL1は、2層構造のバスバーの廃棄部分の縦方向の長さL2と比較して一応長くなるものの、3/2倍には満たない(L1<3/2×L2))。しかも、板厚が約3/4とされているので、隣り合うバスバー10間の廃棄部分の廃棄量は、2層構造のバスバーと同等程度とされる。
一方、平面図で比較して同等面積とされる電線接続部20の周辺の領域および最終的に廃棄されるキャリア31は、本実施形態のバスバー10は板厚を薄く設定してある分、廃棄量が2層構造のバスバーの約3/4とされる。もって、金属板材全体の廃棄量としては、本実施形態のものは2層構造のものと比較して低減させることができる。
また本実施形態のバスバー10は、電線接続部20を、第3板部16のうち第2折り返し部13と対向する接続部側側縁部16Aから延出する構成とし、この接続部側側縁部16Aに一対の係止片24を設ける構成とした。よって、電線接続部20の周辺の廃棄する領域を利用して係止片24を設けることとなり、さらに、金属板材の廃棄量を減らすことができる。
また、係止片24を設けたことにより、互いに重ね合わされた状態の第1板部14、第2板部15、および、第3板部16は、確実に開き止めがなされる。
さらに、従来、電線接続部が比較的厚く形成されていた構成では、細径の芯線を十分な圧着力をもって加締めることができず、バスバーと検知電線の芯線との接続は、溶接や圧接刃による接続方法を採用せざるを得なかった。しかし、溶接は製造コストがかかり、圧接刃は電気的な接続状態が不安定であるという問題があった。
これに対し、本実施形態のバスバー10によれば、従来と比較して電線接続部20を充分に薄く形成できることにより、細径の芯線に対して加締めによる接続方法を採用することが可能となった。加締めによる接続は、溶接と比較してコストが安く、圧接刃と比較して、電気的な接続信頼性が高い。
このように、実施形態1のバスバー10によれば、従来のバスバーと比較して、製造コストを低減させることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図10ないし図12によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
次に、実施形態2を図10ないし図12によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態のバスバー60は、展開形態における本体部11の第1折り返し部12の両端部に設けた第3切欠部68の大きさが、実施形態1のものとは異なる。
第3切欠部68は、図10に示すように、巻回され、重ね合わされた状態の第1板部14、第2板部15、および、第3板部16を開き止めする係止片24を嵌め入れられる寸法に設定されている。
より詳細には、第3切欠部68は、図12に示すように、第1板部14をL字形状に切り欠いた第1板部側切欠部68Aと、第2板部15をL字形状に切り欠いた第2板部側切欠部68B(凹部の一例)とを合わせることにより全体が構成されている。そして、第3切欠部68全体の切り欠き深さ(横方向の寸法)は係止片24の幅寸法より僅かに大きい寸法とされるとともに、切り欠き幅(縦方向の寸法)は、第1板部側切欠部68Aと第2板部側切欠部68Bとで異なる寸法に設定されている。
具体的には、第1板部側切欠部68Aの縦方向の寸法は、金属板材の板厚とほぼ同等か、板厚よりやや大きい寸法とさる一方、第2板部側切欠部68Bの縦方向の寸法は、本体部11に沿って折り曲げられた係止片24を嵌め入れるべく、第1板部側切欠部68Aの縦方向の寸法よりも大きい寸法に設定されている。すなわち、第1板部側切欠部68Aと第2板部側切欠部68Bとは、第1板部14と第2板部15とが重ね合わされた状態において、横方向に延びる縁部が、互いにずれて重ね合わされるように設定されている(図10および図12参照)。
第1板部14、第2板部15、および、第3板部16が巻回された状態で重ね合わされると、第2板部側切欠部68Bから第1板部14が露出する。その後、係止片24は、本体部11に沿って折り曲げられ、第2板部側切欠部68B内に嵌め入れられる。この時、係止片24は実際には、第1板部と第3板部16とを係止して開き止めするのであるが、係止片24により直接的に係止されない第2板部15は、互いに対向する一対の側縁部が、それぞれ第1板部14および第3板部16に連結されているため、間接的に係止片24により係止されることとなり、もって、本体部11の開き止めが確実になされる。
また、本実施形態のバスバー60によれば、係止片24は第2板部側切欠部68B内に嵌め入れられることにより、第2板部15と面一に配されることとなり、本体部11をほぼ平坦な状態とすることができる(図11参照)。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術範囲に含まれる。
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電線接続部20を接続部側側縁部16Aの延び方向に対して直交する方向に延出する構成としたが、斜めに延出する構成としてもよい。
(2)また、電線接続部20は、展開形態における本体部11の長辺側の側縁部(縦方向の側縁部)から延出する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、係止片24を接続部側側縁部16Aから延出する構成としたが、展開形態における本体部11の長辺側の側縁部(縦方向の側縁部)から延出する構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、第1板部14、第2板部15、および、第3板部16は、第1折り返し部12および第2折り返し部13を、この順序で同方向に折り返すことにより、巻回した状態で重ね合わせる構成としたが、図13に示すように、第1折り返し部12および第2折り返し部13を反対方向に折り返すことにより、Z字形状に重ね合わせる構成としてもよい。また、第1折り返し部12および第2折り返し部13を折り返す順序は適宜に選択できる。
(5)係止片24は必ずしも設けなくてもよい。
(6)第1切欠部16B、第2切欠部17、第3切欠部18、第4切欠部19は、いずれも省略することができる。
(7)本体部11の外形は長方形状に限らず、例えば楕円や多角形等任意の形状とすることができる。
(8)上記実施形態では、電線接続部20と検知電線50とを加締めにより接続したが、溶着や圧接刃による接続等、他の接続方法としてもよい。
(9)上記実施形態では、接続孔23内にボルト形状の電極端子42が挿通される構成としたが、これに限られず、電極端子の板状をなす接続部にねじ孔が形成され、接続部にバスバー10が重ねられた状態でボルトが接続孔23内に挿通されるとともに、ねじ孔に螺合されることにより、バスバー10と電極端子とが電気的に接続される構成としてもよい。
(10)上記実施形態では、第1板部14、第2板部15、第3板部16を折り曲げて本体部11を形成した後に接続孔23を貫通形成したが、接続孔23は連鎖バスバー30を打ち抜き形成する際に形成しておいてもよい。
10、60…バスバー
11…本体部
12…第1折り返し部
13…第2折り返し部
14…第1板部
15…第2板部
16…第3板部
16A…接続部側側縁部(側縁部)
18…第3切欠部
20…電線接続部
24…係止片
30…連鎖バスバー
31…キャリア
32,33…送り孔
41…単電池
42…電極端子
50…検知電線
68…第3切欠部
68A…第1板部側切欠部
68B…第2板部側切欠部(凹部)
11…本体部
12…第1折り返し部
13…第2折り返し部
14…第1板部
15…第2板部
16…第3板部
16A…接続部側側縁部(側縁部)
18…第3切欠部
20…電線接続部
24…係止片
30…連鎖バスバー
31…キャリア
32,33…送り孔
41…単電池
42…電極端子
50…検知電線
68…第3切欠部
68A…第1板部側切欠部
68B…第2板部側切欠部(凹部)
Claims (4)
- 正極および負極の電極端子を有する複数の単電池の隣合う電極端子間を接続するバスバーであって、
前記隣り合う電極端子間に架け渡される板状の本体部と、前記本体部から延設されて検知電線の端末部に接続される電線接続部と、を備え、
前記本体部は、互いに平行に設けられた第1折り返し部および第2折り返し部により区切られた第1板部、第2板部、および、第3板部からなる板材を、前記第1折り返し部および第2折り返し部を折り返すとともに重ね合わせることにより3層構造とされているバスバー。 - 前記電線接続部は、前記第3板部のうち前記第2折り返し部と対向する側縁部から、前記第3板部と同一平面内において前記第2折り返し部の延び方向と交差する方向に延出されている請求項1に記載のバスバー。
- 前記第1板部、前記第2板部、および、前記第3板部は、前記第1折り返し部および前記第2折り返し部が同方向に折り返されることにより、巻回された状態で重ね合わされており、
前記第3板部のうち前記第2折り返し部と対向する前記側縁部に、互いに重ね合わされた状態の前記第1板部、前記第2板部、および、前記第3板部を開き止めする係止片が延設されている、請求項2に記載のバスバー。 - 前記第2板部に、前記係止片を嵌め入れる凹部が設けられている、請求項3に記載のバスバー。
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Cited By (8)
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