JP2016134086A - Arシステム、ar装置、画像サーバ、ar実現支援方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

Arシステム、ar装置、画像サーバ、ar実現支援方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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敦史 田村
Atsushi Tamura
敦史 田村
一美 澤柳
Kazumi Sawayanagi
一美 澤柳
利通 岩井
Toshimichi Iwai
利通 岩井
弥 内田
Wataru Uchida
弥 内田
智章 中島
Tomoaki Nakajima
智章 中島
友二 田中
Yuji Tanaka
友二 田中
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Abstract

【課題】ARマーカが印刷されている印刷物を有しないユーザであっても、このARマーカに対応するコンテンツを従来よりも容易に閲覧することができる。【解決手段】サーバは、コンテンツ51Cを呼出用マーカ51Yと対応付けて記憶している。第一の端末装置は、印刷物5から呼出用マーカ51Yを撮影した後、印刷物5の用紙とは異なる第二の用紙の印刷面の画像を撮影したら、印刷面の画像の情報をサーバへ送信する。すると、サーバは、印刷面の画像の情報をコンテンツ51Cと対応付けて記憶する。そして、第二の端末装置から印刷面の画像の情報が送信されてきた場合に、これをコンテンツ51Cと対応付けて記憶していれば、コンテンツ51C第二の端末装置へ送信する。【選択図】図5

Description

本発明は、AR(Augmented Reality)の技術に関する。
近年、AR(Augmented Reality)の技術が普及し始めている。ARは、一般に「拡張現実」と翻訳される。
ARの技術によると、ARマーカが付されている印刷物を、スマートフォンなどで撮影すると、ARマーカに対応するコンテンツ(オブジェクト)が、撮影した印刷物の画像の上に表示される。これにより、現実の空間が拡張したかのようにユーザに感じさせることができる。
また、従来、ARに関する次のような技術が提案されている。特許文献1に記載される技術によると、背景映像を取得する。設置する画像形成装置の表示位置情報を取得する。前記表示位置情報と前記画像形成装置のサイズに関する情報とに基づいて、前記画像形成装置の装置画像を生成する。手または指の位置情報を取得する。前記手または指の位置情報に基づいて、前記手または指の位置を示すポインタ画像を生成する。前記背景映像、前記装置画像、および前記ポインタ画像を合成して出力映像を生成する。前記画像形成装置を設置する位置と前記手または指の位置情報とに基づいて、前記画像形成装置の動作を模擬するシミュレーションモデルの所定の動作を実行する。そして、前記出力映像を表示する。
特許文献2に記載される技術によると、バーチャル空間に合成キャラクタを表示する。物理空間に存在するユーザの位置や動作などのユーザ入力を取り込み、ユーザと合成キャラクタとの相互作用(インタクト)を検出し、各種の反応を出力する。
特許文献3に記載される技術によると、ナビゲーションは、検出器を通じて受信したジェスチャ・データから本体のジェスチャを検出することを含む。ジェスチャ・データは、ある時点および物理的空間における本体の瞬時的状態の絶対三空間位置データである。検出は、ジェスチャ・データを用いて、ジェスチャを識別することを含む。ナビゲーションは、ジェスチャをジェスチャ信号に変換し、このジェスチャ信号に応答してデータ空間全域においてナビゲートすることを含む。データ空間は、物理的空間において表現されるデータ・セットを含む、データ表現空間である。
特開2013−105330号公報 特開2000−200125号公報 特表2012−502364号公報
あるコンテンツの代わりにARマーカを印刷物に印刷しておき、このARマーカを撮影した際にこのコンテンツを表示することによって、このコンテンツを秘匿化することができる。
しかし、この印刷物を有しないユーザは、このコンテンツを閲覧することができない。よって、会議などにおいて、この印刷物を一部の出席者が有しない場合は、この印刷物を複写して配付しなければならず、面倒である。上述の従来技術では、この問題を解決することができない。
本発明は、この問題点に鑑み、ARマーカが印刷されている印刷物を有しないユーザであっても、このARマーカに対応するコンテンツを従来よりも容易に閲覧できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るARシステムは、第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するARシステムであって、第一の端末装置およびサーバを有し、前記サーバに、前記第一の画像をコードと対応付けて記憶する記憶手段、が設けられ、前記第一の端末装置に、撮影手段と、第一の用紙から前記撮影手段によって前記コードが撮影された後、当該第一の用紙の用紙とは異なる第二の用紙から前記撮影手段によって第二の画像が撮影された場合に、当該第二の画像の情報である画像情報を前記サーバへ送信する、第一の送信手段と、が設けられ、前記サーバに、さらに、前記画像情報が前記第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報を前記第一の画像と対応付けて前記記憶手段に記憶させる、登録手段と、第二の端末装置から前記画像情報が送信されてきた場合に、当該画像情報が前記記憶手段に記憶されていれば前記第一の画像を当該第二の端末装置へ送信する、第二の送信手段と、が設けられている。
好ましくは、前記第一の端末装置は、さらに、前記第一の用紙の上に前記第二の用紙が重ね合わされたことを検知する重畳検知手段、が設けられ、前記第一の送信手段は、前記第一の用紙に前記第二の用紙が重ね合わされたことが前記重畳検知手段によって検知された後、前記画像情報を送信する。
または、前記第一の端末装置は、さらに、前記第一の用紙に加えられた第一の追記画像を検知する第一の追記画像検知手段と、前記第二の用紙に加えられた第二の追記画像を検知する第二の追記画像検知手段と、が設けられ、前記第二の送信手段は、前記第一の追記画像と前記第二の追記画像とが同じものであると判別された場合に、前記画像情報を送信する。
本発明によると、ARマーカが印刷されている印刷物を有しないユーザであっても、このARマーカに対応するコンテンツを従来よりも容易に閲覧することができる。
ドキュメント閲覧システムの全体的な構成の例を示す図である。 ドキュメントサーバのハードウェア構成の例を示す図である。 タブレット型端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 眼鏡型端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 印刷物の例を示す図である。 ドキュメントサーバおよび端末装置の機能的構成の例を示す図である。 コンテンツ記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 印刷物へのコンテンツの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 印刷物の例を示す図である。 印刷物へのコンテンツの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ドキュメントサーバおよび端末装置の機能的構成の例を示す図である。 コンテンツ記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 印刷物へのコンテンツの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 印刷物へのコンテンツの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 印刷物および印刷物へのサインの記入の例を示す図である。 印刷物へのコンテンツの重畳の例を示す図である。
〔第一の実施形態〕
図1は、ドキュメント閲覧システム1の全体的な構成の例を示す図である。図2は、ドキュメントサーバ2のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、タブレット型端末装置3Tのハードウェア構成の例を示す図である。図4は、眼鏡型端末装置3Mのハードウェア構成の例を示す図である。図5は、印刷物5の例を示す図である。図6は、ドキュメントサーバ2および端末装置3の機能的構成の例を示す図である。
ドキュメント閲覧システム1は、図1に示すように、ドキュメントサーバ2、端末装置3、および通信回線4などによって構成される。ドキュメント閲覧システム1は、ドキュメント(文書)を表示するためのデータを管理し、ドキュメントの閲覧のサービスをユーザに提供する。
ドキュメントサーバ2と端末装置3とは、通信回線4を介して通信を行うことができる。通信回線4として、インターネット、Wi−Fi、LAN(Local Area Network)、または携帯電話回線などが用いられる。
ドキュメントサーバ2は、ドキュメントを表示するためのデータを記憶し、適宜、端末装置3へ提供する。ドキュメントサーバ2として、いわゆるサーバ機が用いられる。または、コピー、スキャン、ファックスなどの機能を備えた複合機を用いてもよいし、いわゆるクラウドサーバを用いてもよい。
ドキュメントサーバ2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、大容量記憶装置20d、およびNIC(Network Interface Card)20eなどによって構成される。
NIC20eは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによって端末装置3などの装置と通信を行う。
ROM20cまたは大容量記憶装置20dには、管理プログラム2Pが記憶されている。管理プログラム2Pは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。大容量記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
端末装置3は、ドキュメントサーバ2から提供されるデータに基づいてドキュメントを表示する。端末装置3として、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、または眼鏡型コンピュータなどが用いられる。
「眼鏡型コンピュータ」は、ウェアラブルコンピュータの一種であり、グーグル社のグーグルグラスのような、眼鏡のように顔に装着するタイプのコンピュータである。
以下、端末装置3として、タブレットコンピュータまたは眼鏡型コンピュータが用いられる場合を例に説明する。前者および後者をそれぞれ「タブレット型端末装置3T」および「眼鏡型端末装置3M」と区別して記載することがある。また、各端末装置3を、それを有するユーザに応じて「端末装置31」、「端末装置32」、…と区別して記載することがある。
タブレット型端末装置3Tは、図3に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、フラッシュメモリ30d、タッチパネルディスプレイ30e、操作ボタン群30f、デジタルカメラ30g、および無線通信装置30hなどが用いられる。
タッチパネルディスプレイ30eは、フラット型ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)およびタッチパネルによって構成される。フラット型ディスプレイは、種々の画像を表示する。特にドキュメントを表示するために用いられる。タッチパネルは、ユーザがタッチした位置を検知し、その位置をCPU30aへ通知する。
操作ボタン群30fは、ホーム画面に戻るためのボタン、入力した内容を確定するためのボタン、音量を調整するためのボタン、および電源のオン/オフを切り換えるためのボタンなどによって構成される。
デジタルカメラ30gは、種々の画像を撮影する。特にドキュメントが印刷された用紙を撮影するために用いられる。
無線通信装置30hは、基地局を介してTCP/IPなどのプロトコルによってドキュメントサーバ2などの装置と通信を行う。無線通信装置30hの通信方式として、例えば、Wi−Fi、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)、またはPHS(Personal Handy-phone System)などが用いられる。
ROM30cまたはフラッシュメモリ30dには、クライアントプログラム3Pが記憶されている。クライアントプログラム3Pは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。
眼鏡型端末装置3Mは、図4に示すように、CPU30p、RAM30q、ROM30r、フラッシュメモリ30s、ディスプレイ30t、操作ボタン群30u、デジタルカメラ30v、および無線通信装置30wなどが用いられる。
CPU30p、RAM30q、ROM30r、フラッシュメモリ30s、ディスプレイ30t、操作ボタン群30u、デジタルカメラ30v、および無線通信装置30wの役割は、それぞれ、タブレット型端末装置3TのCPU30a、RAM30b、ROM30c、フラッシュメモリ30d、タッチパネルディスプレイ30e、操作ボタン群30f、デジタルカメラ30g、および無線通信装置30hと基本的に同様である。
ただし、画像を再現する方式が、タッチパネルディスプレイ30eとディスプレイ30tとでは、相違する。タッチパネルディスプレイ30eは、上述の通り、液晶ディスプレイのような平面型のディスプレイが用いられる。一方、ディスプレイ30tは、柄の根元に設けられたプロジェクタからレンズの端部付近に設けられたプリズムへ光を発することによって、画像を再現する。
クライアントプログラム3Pが、ROM30rまたはフラッシュメモリ30sに記憶されており、RAM30qにロードされ、CPU30pによって実行される。
ところで、ドキュメント閲覧システム1は、PDF(Portable Document Format)などのファイルを単に提供するだけでなく、AR(Augmented Reality)の技術によってドキュメントを再現することができる。この際に、印刷物5が用いられる。
印刷物5は、図5(A)のように、2種類のオブジェクト(画像)が予め印刷されている。1つ目は、呼出用マーカ51Yである。呼出用マーカ51Yは、ドキュメントサーバ2にデータが記憶されているコンテンツを呼び出すためのものである。2つ目は、固定コンテンツ51Kである。固定コンテンツ51Kは、呼出用マーカ51Y以外のオブジェクトである。
ユーザが眼鏡型端末装置3Mを掛けて印刷物5を見ると、呼出用マーカ51Yに対応するコンテンツ51Cの画像データがドキュメントサーバ2からダウンロードされ、図5(B)のように、コンテンツ51Cが印刷物5に印刷されているかのように見える。タブレット型端末装置3Tで印刷物5を撮影しながら見た場合も、同様に見える。
このように、ドキュメント閲覧システム1によると、ARが実現される。呼出用マーカ51Yとして、ARマーカが用いられる。
また、ドキュメント閲覧システム1によると、1人のユーザが印刷物5を持っていれば、この呼出用マーカ51Yが印刷されていない印刷物(図9参照)にもコンテンツ51Cが印刷されているかのように見える。
これらの仕組みは、管理プログラム2Pおよびクライアントプログラム3Pによって実現される。以下、これらの仕組みについて、説明する。
管理プログラム2Pによると、図6に示すコンテンツ記憶部201、コンテンツ送信部202、およびアクセス権登録処理部203などの機能が実現される。
クライアントプログラム3Pによると、図6に示す第一のマーカ検知部301、コンテンツダウンロード部302、コンテンツ表示部303、重畳検知部304、アクセス権登録要求部305、および第二のマーカ検知部306などの機能が実現される。
〔事前の準備〕
図7は、コンテンツ記憶部201に記憶されるデータの例を示す図である。
コンテンツ記憶部201には、図7(A)に示すように、コンテンツ51C(51C1、51C2、…)ごとの画像データ55(551、552、…)が、それを呼び出すための呼出用マーカ51Y(51Y1、51Y2,…)と対応付けて予め記憶されている。さらに、代用マーカ51D(51D1、51D2、…)がコンテンツ51Cの画像データ55に対応付けられることがある。これについては、後述する。
〔印刷物5へのコンテンツ51Cの重ね合せ〕
図8は、印刷物5へのコンテンツ51Cの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
印刷物5にコンテンツ51Cを重ね合わせて表示する処理は、ドキュメントサーバ2のコンテンツ送信部202ならびに端末装置3の第一のマーカ検知部301、コンテンツダウンロード部302、およびコンテンツ表示部303によって、図8に示す手順で行われる。以下、各部による処理およびユーザによる操作を、図8を参照しながら説明する。
ユーザは、端末装置3のデジタルカメラ30gまたは30vを印刷物5の印刷面の方へ向け、所定の操作を行う。すると、デジタルカメラ30gまたは30vは、印刷面の撮影を開始する(図8の#701)。このとき、タブレット型端末装置3Tにおいては、撮影された画像がタッチパネルディスプレイ30eに表示される。
第一のマーカ検知部301は、印刷物5の画像の中から呼出用マーカ51Yを検知する(#702)。
すると、コンテンツダウンロード部302は、画像データ55をドキュメントサーバ2へ要求する(#703)。この際に、検知された呼出用マーカ51Yをドキュメントサーバ2へ送信する。
ドキュメントサーバ2において、コンテンツ送信部202は、端末装置3からの要求を受け付けると(#711)、送信されてきた呼出用マーカ51Yに対応する画像データ55をコンテンツ記憶部201から検索し(#712)、画像データ55を端末装置3へ送信する(#713)。
そして、端末装置3において、コンテンツダウンロード部302が画像データ55を受信(ダウンロード)すると(#704)、コンテンツ表示部303は、画像データ55に基づいてコンテンツ51Cをタッチパネルディスプレイ30eまたはディスプレイ30tによって次のように表示する(#705)。
タブレット型端末装置3Tの場合は、コンテンツ表示部303は、デジタルカメラ30gによって撮影されタッチパネルディスプレイ30eによって表示された画像の中の、呼出用マーカ51Yの中心の位置を検知する。そして、この位置にコンテンツ51Cの中心が重なるように、受信した画像データ55に基づいてコンテンツ51Cを表示させる。
一方、眼鏡型端末装置3Mの場合は、コンテンツ表示部303は、デジタルカメラ30vによって撮影された画像の中の、呼出用マーカ51Yの位置を検知する。そして、この位置にコンテンツ51Cが重なって見えるように、受信した画像データ55に基づいてコンテンツ51Cをディスプレイ30tによって表示する。
例えば、端末装置3は、図5(A)に示した印刷物5を撮影した場合は、呼出用マーカ51Y1を検知し、ドキュメントサーバ2へ送信する。ドキュメントサーバ2は、画像データ551を検索し端末装置3へ送信する。そして、端末装置3は、コンテンツ51C1を、その中心が呼出用マーカ51Y1の中心に重なるように画像データ551に基づいて表示する。
〔印刷物6へのコンテンツ51Cの重ね合せ〕
図9は、印刷物6の例を示す図である。図10は、印刷物6へのコンテンツ51Cの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
ユーザは、近くの他のユーザが印刷物5を有していれば、図9(A)のような、呼出用マーカ51Yが印刷されていない印刷物6を用いてコンテンツ51Cを閲覧することができる。この際に、ドキュメントサーバ2のコンテンツ送信部202およびアクセス権登録処理部203と、端末装置3の第一のマーカ検知部301ないし第二のマーカ検知部306とによって、図10に示す手順で処理が行われる。
以下、各部による処理およびユーザによる操作を、ユーザU1が印刷物5および端末装置31を有し、ユーザU2が印刷物6および端末装置32を有する場合を例に、図10を参照しながら説明する。
ユーザU1は、印刷物5を端末装置31で撮影することによって、コンテンツ51Cを閲覧する。この際のユーザU1の操作、端末装置31の各部の処理、およびドキュメントサーバ2の各部の処理は、前に図8で説明した通りである。
つまり、端末装置31のデジタルカメラ30gまたは30vは印刷物5の撮影を開始する(図10の#721)。第一のマーカ検知部301は、呼出用マーカ51Yを検知し(#722)、コンテンツダウンロード部302は、画像データ55をドキュメントサーバ2へ要求するとともに、検知された呼出用マーカ51Yをドキュメントサーバ2へ送信する(#723)。
ドキュメントサーバ2において、コンテンツ送信部202は、端末装置31からの要求を受け付けると(#731)、送信されてきた呼出用マーカ51Yに対応する画像データ55をコンテンツ記憶部201(図7参照)から検索し(#732)、端末装置31へ送信する(#733)。
そして、端末装置31において、コンテンツダウンロード部302が画像データ55を受信すると(#724)、コンテンツ表示部303は、画像データ55に基づいてコンテンツ51Cをタッチパネルディスプレイ30eまたはディスプレイ30tに表示する(#725)。
ここで、ユーザU1は、ユーザU2から印刷物6を借りる。そして、印刷物5の撮影を続けながら、印刷物5の上に印刷物6を重ね合わせる。このとき、印刷物6の全体が撮影されるように、撮影範囲を調整する。
すると、端末装置31の重畳検知部304は、印刷物5の上に印刷物6が重なったことを検知し、その時点または前後に撮影した画像をキャプチャする(#726)。検知およびキャプチャは、次のように行われる。
重畳検知部304は、呼出用マーカ51Yが徐々に消えたことを検知し、その後、撮影される画像の変化が所定の量未満になった場合に、印刷物6が重なったと検知する。または、ユーザU1が所定の操作(例えば、重ね合わせたことを伝えるためのボタンの押下)を行った場合に、印刷物6が重なったと検知する。その他、公知の方法を用いて検知してもよい。
すると、重畳検知部304は、印刷物6が重なったと検知された時点またはその前後にデジタルカメラ30gまたは30vによって撮影された画像をキャプチャする。この画像は、後に、呼出用マーカ51Yの代わりに用いられる。そこで、以下、この画像を「代用マーカ51D」と記載する。
そして、アクセス権登録要求部305は、ドキュメントサーバ2へ代用マーカ51Dを、ステップ#722で検知した呼出用マーカ51Yとともに送信するとともに、代用マーカ51Dをコンテンツ51Cとを対応付けて登録するように要求する(#727)。なお、代用マーカ51Dは、画像データとしてドキュメントサーバ2へ送信される。後述するステップ#743においても、同様である。
ドキュメントサーバ2において、アクセス権登録処理部203は、端末装置31からの要求を受け付けると(#734)、送信されてきた代用マーカ51Dを、これとともに送信されてきた呼出用マーカ51Yに対応する画像データ55に対応付けてコンテンツ記憶部201に登録する(#735)。
これにより、端末装置32が印刷物6を用いてコンテンツ51Cを閲覧する用意が完了する。例えば、端末装置31は、図5(A)に示した印刷物5に、図9(A)に示した印刷物6が重なったことを検知した場合は、登録を要求するとともに、呼出用マーカ51Y1を送信し、印刷物6の印刷面全体の画像を代用マーカ51D1として送信する。そして、ドキュメントサーバ2は、図7(B)のように、代用マーカ51D1を画像データ551と対応付けてコンテンツ記憶部201に記憶させる。
ユーザU2は、ユーザU1から印刷物6を返してもらい、端末装置32に撮影を開始させる。そして、端末装置32で印刷物6の印刷面の全体を撮影する。
端末装置32において、撮影の開始後(#741)、端末装置32の第二のマーカ検知部306は、撮影された画像を代用マーカ51Dとして検知する(#742)。検知は、例えば次の方法によって行えばよい。ユーザU2は、印刷物6の印刷面の全体が撮影範囲に入ったら、所定の操作(例えば、シャッタとは異なる所定のボタンの押下)を行う。すると、第二のマーカ検知部306は、この時点において撮影された画像を代用マーカ51Dとして検知する。その他、公知の方法によって代用マーカ51Dを検知することができる。
コンテンツダウンロード部302は、画像データ55をドキュメントサーバ2へ要求する(#743)。この際に、通常の要求の際に送信する呼出用マーカ51Yの代わりに、この代用マーカ51Dをドキュメントサーバ2へ送信する。
ドキュメントサーバ2において、コンテンツ送信部202は、端末装置32からの要求を受け付けると(#736)、送信されてきた代用マーカ51Dに対応する画像データ55をコンテンツ記憶部201から検索し(#737)、端末装置32へ送信する(#738)。
そして、端末装置32において、コンテンツダウンロード部302が画像データ55を受信すると(#744)、コンテンツ表示部303は、画像データ55に基づいてコンテンツ51Cをタッチパネルディスプレイ30eまたはディスプレイ30tに表示する(#745)。コンテンツ51Cの仕方は、印刷物5を用いた場合と同様である。ただし、印刷物6には、呼出用マーカ51Yが印刷されていない。そこで、コンテンツ表示部303は、コンテンツ51Cの中心が代用マーカ51Dの中心に重なるように、コンテンツ51Cを表示する。
例えば、端末装置32は、図9(A)に示した印刷物6を撮影した場合は、代用マーカ51D1を検知し、ドキュメントサーバ2へ送信する。ドキュメントサーバ2は、画像データ551を検索し端末装置32へ送信する。そして、端末装置32は、図9(B)のように、コンテンツ51C1を、その中心が代用マーカ51D1の中心に重なるように画像データ551に基づいて表示する。
〔第二の実施形態〕
図11は、ドキュメントサーバ2および端末装置3の機能的構成の例を示す図である。図12は、コンテンツ記憶部261に記憶されるデータの例を示す図である。図13および図14は、印刷物6へのコンテンツ51Cの重畳の処理の流れの例を説明するフローチャートである。図15は、印刷物5および印刷物6へのサインの記入の例を示す図である。図16は、印刷物6へのコンテンツ51Cの重畳の例を示す図である。
第一の実施形態では、印刷物5の上に重ね合わされる他の印刷物すなわち印刷物6の全体の画像に呼出用マーカ51Yと同様の役割を持たせて、コンテンツ51Cの提供を行った。
第二の実施形態では、印刷物5を有するユーザのサインに呼出用マーカ51Yと同様の役割を持たせて、コンテンツ51Cの提供を行う。以下、この仕組みを説明する。第一の実施形態と重複する点については、説明を省略する。
ドキュメント閲覧システム1の構成は、第二の実施形態においても第一の実施形態と同様であり、図1に示した通りである。ドキュメントサーバ2のハードウェアの構成も、第一の実施形態と同様であり、図2に示した通りである。タブレット型端末装置3Tのハードウェアの構成および眼鏡型端末装置3Mのハードウェアの構成も、第一の実施形態と同様であり、それぞれ、図3および図4に示した通りである。
ただし、ドキュメントサーバ2において、ROM20cまたは大容量記憶装置20dには、管理プログラム2Pの代わりに管理プログラム2P2が記憶されている。タブレット型端末装置3Tにおいて、ROM30cまたはフラッシュメモリ30dには、クライアントプログラム3Pの代わりにクライアントプログラム3P2が記憶されている。また、眼鏡型端末装置3Mにおいて、ROM30rまたはフラッシュメモリ30sには、クライアントプログラム3Pの代わりにクライアントプログラム3P2が記憶されている。
管理プログラム2P2によると、図11に示すコンテンツ記憶部261、コンテンツ送信部262、およびアクセス権登録処理部263などの機能が実現される。
クライアントプログラム3P2によると、図11に示す第一のマーカ検知部361、コンテンツダウンロード部362、コンテンツ表示部363、第一のサイン抽出部364、第二のサイン抽出部365、サイン照合部366、アクセス権登録要求部367、および第二のマーカ検知部368などの機能が実現される。
コンテンツ記憶部261には、第一の実施形態のコンテンツ記憶部201(図6参照)と同様、図12に示すように、コンテンツ51C(51C1、51C2、…)ごとの画像データ55(551、552、…)が、それを呼び出すための呼出用マーカ51Y(51Y1、51Y2,…)と対応付けて予め記憶されている。さらに、第二のサイン52T(51T1、51T2、…)がコンテンツ51Cの画像データ55に対応付けられることがある。この点も、コンテンツ記憶部201と同様である。ただし、呼出用マーカ51Yの代用の画像として、印刷物6の印刷面全体の画像ではなく、ユーザが記したサインが用いられる。
印刷物5にコンテンツ51Cを重ね合わせて表示する処理は、第一の実施形態における処理と同様である。具体的には、コンテンツ送信部262、第一のマーカ検知部361、コンテンツダウンロード部362、およびコンテンツ表示部363が、コンテンツ送信部202、第一のマーカ検知部301、コンテンツダウンロード部302、およびコンテンツ表示部303と同様の処理を実行することによって、印刷物5にコンテンツ51Cが重なるように表示される。処理の手順は、図8で説明した通りである。
一方、印刷物6にコンテンツ51Cが重なるように表示する処理は、ドキュメントサーバ2のコンテンツ送信部262およびアクセス権登録処理部263ならびに端末装置3のコンテンツダウンロード部362ないし第二のマーカ検知部368によって、図13および図14に示す手順で実行される。
以下、各部による処理およびユーザによる操作を、ユーザU1が印刷物5および端末装置31を有し、ユーザU2が印刷物6および端末装置32を有する場合を例に、図13および図14を参照しながら説明する。
ユーザU1は、印刷物5を端末装置31で撮影することによって、コンテンツ51Cを閲覧する。この際のユーザU1の操作、端末装置31の各部の処理、およびドキュメントサーバ2の各部の処理は、図8のステップ#701〜#705、#711〜#713と同様である(図13の#751〜#755、#761〜#763)。
ここで、ユーザU1は、呼出用マーカ51Yが撮影範囲に入るように保ちながら、ペンで、図15(A)のように、印刷物5の中の空いている領域に自分の名前(サイン)を書き込む。
すると、端末装置31において、第一のサイン抽出部364は、撮影された画像の中からサインを検知して抽出する(#756)。以下、ステップ#756で抽出されたサインを「第一のサイン52S」と記載する。
抽出は、次の方法によって行うことができる。第一のサイン抽出部364は、サインを書き込む前の画像と書き込んだ後の画像とを比較する。そして、前者にないが後者にある部分をサインとして検知し、抽出する。その他、公知の方法によってサインを抽出してもよい。
さらに、ユーザU1は、ユーザU2から印刷物6を借りて、図15(B)のように、印刷物6の中の空いている領域に、自分のサインを書き込む。このサインは、印刷物5に書き込んだものと同じである。
すると、第二のサイン抽出部365は、印刷物6の撮影された画像の中からサインを検知し抽出する(#757)。抽出の方法は、印刷物5からサインを抽出する方法と同様である。以下、ステップ#757で抽出されたサインを「第二のサイン52T」と記載する。
サイン照合部366は、第一のサイン52Sと第二のサイン52Tとを照合し、両者が同じもの(同じ文字列、または、同じ人物が書いた同じ文字列)であるか否かを判別する。照合および判別は、例えば次のように行えばよい。
サイン照合部366は、第一のサイン52Sおよび第二のサイン52Tそれぞれの文字列を、OCR(Optical Character Recognition)の技術によって認識する。そして、認識した2つの文字列を照合し、同一であれば、第一のサイン52Sと第二のサイン52Tとが同一であると判別する。または、公知の手書サイン認証の技術を用いてもよい。
アクセス権登録要求部367は、第一のサイン52Sと第二のサイン52Tとが同一であるとサイン照合部366によって判別された場合に、第二のサイン52Tをコンテンツ51Cとを対応付けて登録するようにドキュメントサーバ2へ要求する(#727)。この際に、第二のサイン52Tおよびステップ#752で検知した呼出用マーカ51Yをドキュメントサーバ2へ送信する。第二のサイン52Tは、画像データとしてドキュメントサーバ2へ送信される。後述するステップ#773においても、同様である。
ドキュメントサーバ2において、アクセス権登録処理部263は、端末装置31からの要求を受け付けると(#764)、送信されてきた第二のサイン52Tを、これとともに送信されてきた呼出用マーカ51Yに対応する画像データ55に対応付けてコンテンツ記憶部261に登録する(#765)。
これにより、端末装置32が印刷物6を用いてコンテンツ51Cを閲覧する用意が完了する。例えば、図15(A)のように印刷物5に第一のサイン52S1が書き込まれ、図15(B)のように印刷物6に第二のサイン52T1が書き込まれた場合は、端末装置31は、ドキュメントサーバ2へ、第二のサイン52T1の登録を要求するとともに、第二のサイン52T1および呼出用マーカ51Y1を送信する。そして、ドキュメントサーバ2は、図12(B)のように、第二のサイン52T1を画像データ551と対応付けてコンテンツ記憶部261に記憶させる。
ユーザU2は、ユーザU1から印刷物6を返してもらい、端末装置32に撮影を開始させる。そして、端末装置32で印刷物6の印刷面を、第二のサイン52Tが撮影範囲に入るように撮影する。
端末装置32において、撮影の開始後(#771)、第二のマーカ検知部368は、撮影された画像の中から第二のサイン52Tを、コンテンツ51Cを呼び出すためのマーカとして検知する(#772)。検知は、例えば次の方法によって行えばよい。
ユーザU2は、第二のサイン52Tのみを端末装置32に撮影させ、所定の操作(例えば、所定のボタンの押下)を行う。すると、第二のマーカ検知部368は、この時点において撮影された画像を第二のサイン52Tとして検知する。または、第二のサイン52Tが書き込まれる前の印刷物6の印刷面の画像を撮影しておき、第二のサイン52Tが書き込まれる前後の印刷物6の印刷面の画像を比較することによって、第二のサイン52Tを検知してもよい。その他、公知の方法によって第二のサイン52Tを検知することができる。
コンテンツダウンロード部362は、画像データ55をドキュメントサーバ2へ要求する(図14の#773)。この際に、通常の要求の際に送信する呼出用マーカ51Yの代わりに、この第二のサイン52Tをドキュメントサーバ2へ送信する。
ドキュメントサーバ2において、コンテンツ送信部262は、端末装置32からの要求を受け付けると(#766)、送信されてきた第二のサイン52Tに対応する画像データ55をコンテンツ記憶部261から検索し(#767)、端末装置32へ送信する(#768)。
そして、端末装置32において、コンテンツダウンロード部362が画像データ55を受信すると(#774)、コンテンツ表示部363は、画像データ55に基づいてコンテンツ51Cをタッチパネルディスプレイ30eまたはディスプレイ30tに表示する(#775)。
例えば、端末装置32は、図15(B)に示した印刷物6を撮影した場合は、第二のサイン52T1を検知し、ドキュメントサーバ2へ送信する。ドキュメントサーバ2は、画像データ551を検索し端末装置32へ送信する。そして、端末装置32は、図16に示すように、コンテンツ51C1を、その中心が第二のサイン52T1の中心に重なるように画像データ551に基づいて表示する。
第一の実施形態および第二の実施形態によると、印刷物5を有しないユーザであっても、印刷物5に印刷されている呼出用マーカ51Yに対応するコンテンツ51Cを従来よりも容易に閲覧することができる。
第一の実施形態では、端末装置31および端末装置32は、印刷物6の印刷面全体の画像の画像データをドキュメントサーバ2へ送信したが、この画像に関する情報(オブジェクトの個数、画素数など)を送信してもよい。そして、ドキュメントサーバ2は、この情報を画像データ55と対応付けてコンテンツ記憶部201に記憶させてもよい。第二の実施形態においても同様に、第二のサイン52Tの画像データの代わりに第二のサイン52Tに関する情報を送信し、記憶させてもよい。
第二の実施形態では、第一のサイン52Sと第二のサイン52Tとの照合を端末装置31が行ったが、両方とも端末装置31からドキュメントサーバ2へ送信し、ドキュメントサーバ2が照合を行ってもよい。
第二の実施形態では、ユーザのサインを用いたが、他の画像を用いてもよい。例えば、印鑑またはスタンプを用いてもよい。
第一の実施形態および第二の実施形態において、ドキュメントサーバ2は、端末装置31から代用マーカ51Dまたは第二のサイン52Tが呼出用マーカ51Yとともに送信されてきたことをトリガとして、この代用マーカ51Dまたは第二のサイン52Tの登録を行った。
しかし、前に端末装置31へコンテンツ51Cを送信したことを記録しておき、呼出用マーカ51Yを伴わずに代用マーカ51Dまたは第二のサイン52Tが端末装置31から送信されてきた場合に、この代用マーカ51Dまたは第二のサイン52Tの登録を行ってもよい。端末装置31が記録されていない場合は、ドキュメントサーバ2は、コンテンツ51Cの要求であると判別し、コンテンツ51Cを端末装置31へ送信する。
その他、ドキュメント閲覧システム1、ドキュメントサーバ2、端末装置3の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 ドキュメント閲覧システム(ARシステム)
2 ドキュメントサーバ(サーバ)
201、261 コンテンツ記憶部(記憶手段)
202、262 コンテンツ送信部(第二の送信手段)
203、263 アクセス権登録処理部(登録手段)
31 端末装置(第一の端末装置)
32 端末装置(第二の端末装置)
30g、30v デジタルカメラ(撮影手段)
304 重畳検知部(重畳検知手段)
305、367 アクセス権登録要求部(第一の送信手段)
364 第一のサイン抽出部(第一の追記画像検知手段)
365 第二のサイン抽出部(第二の追記画像検知手段)
5 印刷物(第一の用紙)
51C コンテンツ(第一の画像)
51D 代用マーカ(第二の画像)
51Y 呼出用マーカ(コード)
52T 第二のサイン(第二の画像)
6 印刷物(第二の用紙)

Claims (8)

  1. 第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するARシステムであって、
    第一の端末装置およびサーバを有し、
    前記サーバに、
    前記第一の画像をコードと対応付けて記憶する記憶手段、
    が設けられ、
    前記第一の端末装置に、
    撮影手段と、
    第一の用紙から前記撮影手段によって前記コードが撮影された後、当該第一の用紙の用紙とは異なる第二の用紙から前記撮影手段によって第二の画像が撮影された場合に、当該第二の画像の情報である画像情報を前記サーバへ送信する、第一の送信手段と、
    が設けられ、
    前記サーバに、さらに、
    前記画像情報が前記第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報を前記第一の画像と対応付けて前記記憶手段に記憶させる、登録手段と、
    第二の端末装置から前記画像情報が送信されてきた場合に、当該画像情報が前記記憶手段に記憶されていれば前記第一の画像を当該第二の端末装置へ送信する、第二の送信手段と、
    が設けられている、
    ことを特徴とするARシステム。
  2. 前記第一の端末装置は、さらに、
    前記第一の用紙の上に前記第二の用紙が重ね合わされたことを検知する重畳検知手段、が設けられ、
    前記第一の送信手段は、前記第一の用紙に前記第二の用紙が重ね合わされたことが前記重畳検知手段によって検知された後、前記画像情報を送信する、
    請求項1に記載のARシステム。
  3. 前記第一の端末装置は、さらに、
    前記第一の用紙に加えられた第一の追記画像を検知する第一の追記画像検知手段と、
    前記第二の用紙に加えられた第二の追記画像を検知する第二の追記画像検知手段と、が設けられ、
    前記第二の送信手段は、前記第一の追記画像と前記第二の追記画像とが同じものであると判別された場合に、前記画像情報を送信する、
    請求項1に記載のARシステム。
  4. 第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するAR装置であって、
    撮影手段と、
    前記第一の画像をコードと対応付けて記憶しかつ当該コードの送信元へ前記第一の画像を提供するサーバから、前記撮影手段が第一の用紙を撮影することによって当該コードが得られた場合に当該コードを当該サーバへ送信することによって当該第一の画像を取得する画像取得手段と、
    前記第一の画像を表示する表示手段と、
    前記第一の画像が表示された後、前記第一の用紙の用紙とは異なる第二の用紙から前記撮影手段によって第二の画像が撮影された場合に、当該第二の画像の情報である画像情報を前記コードとして登録するように前記サーバへ要求する、要求手段と、
    を有することを特徴とするAR装置。
  5. 第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するAR装置へ当該第一の画像を提供する画像サーバであって、
    前記第一の画像をコードと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記コードが第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該第一の端末装置へ前記第一の画像を送信する、送信手段と、
    第二の画像の画像情報が前記第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報を前記第一の画像と対応付けて前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記画像情報が第二の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報が前記記憶手段に記憶されていれば、前記第一の画像を当該第二の端末装置へ送信する、
    ことを特徴とする画像サーバ。
  6. 第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するためのAR実現支援方法であって、
    サーバに、前記第一の画像をコードと対応付けて記憶する記憶手段を用意しておき、
    撮影手段を有する第一の端末装置に、第一の用紙から前記撮影手段によって前記コードが撮影された後、当該第一の用紙の用紙とは異なる第二の用紙から前記撮影手段によって第二の画像が撮影された場合に、当該第二の画像の情報である画像情報を前記サーバへ送信する処理を実行させ、
    前記サーバに、前記画像情報が前記第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報を前記第一の画像と対応付けて前記記憶手段に記憶させる登録処理を実行させ、
    前記サーバに、第二の端末装置から前記画像情報が送信されてきた場合に、当該画像情報が前記記憶手段に記憶されていれば前記第一の画像を当該第二の端末装置へ送信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするAR実現支援方法。
  7. 撮影手段を有しかつ第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現するAR装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記AR装置に、
    前記第一の画像をコードと対応付けて記憶しかつ当該コードの送信元へ前記第一の画像を提供するサーバから、前記撮影手段が第一の用紙を撮影することによって当該コードが得られた場合に当該コードを当該サーバへ送信することによって当該第一の画像を取得する処理を実行させ、
    前記第一の画像を表示する処理を実行させ、
    前記第一の画像が表示された後、前記第一の用紙の用紙とは異なる第二の用紙から前記撮影手段によって第二の画像が撮影された場合に、当該第二の画像の情報である画像情報を前記コードとして登録するように前記サーバへ要求する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 第一の画像をコードと対応付けて記憶する記憶手段を有し、当該第一の画像を用紙に重ねることによってAR(Augmented Reality)を実現する装置へ当該第一の画像を提供するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記コードが第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該第一の端末装置へ前記第一の画像を送信する処理を実行させ、
    第二の画像の画像情報が前記第一の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報を前記第一の画像と対応付けて前記記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記画像情報が第二の端末装置から送信されてきた場合に、当該画像情報が前記記憶手段に記憶されていれば、前記第一の画像を当該第二の端末装置へ送信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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