JP2016133974A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読影レポートの作成において、診断時に思考を妨げないで、思い立った順に逐次入力するだけでレポート作成が可能となる技術を提供する。【解決手段】複数の構成パーツからなる読影レポートを生成する情報処理装置であって、前記読影レポートの入力情報を解析して読影記述要素を抽出する解析手段と、前記解析手段により抽出された読影記述要素が属する構成パーツを推定する推定手段と、前記推定手段により推定された構成パーツと、前記構成パーツを構成する前記読影記述要素を含む構成要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された複数の構成パーツからなる読影レポートを表示する表示手段と、を有することによって課題を解決する。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
最近の医療現場には、カルテや読影レポート等の医療文書を電子データとして扱い、医療文書の作成や管理を効率化して、医師の負担を軽減するためのシステムが導入されつつある。
例えば特許文献1に記載されている技術では、読影レポートを作成する際に、予め用意されているテンプレートや属性や単語をユーザが手動で選択して所見を作成する。特に病変や病変が存在する部位が複数ある場合、病変のテンプレートや部位のテンプレートを追加したり、削除したりすることができる。
また、特許文献2に記載されている技術では、読影箇所とその回答候補の内容及び表示順序をテンプレート定義として保持する。そして、このテンプレート定義に基づいて読影箇所とその回答候補(所見)を表示して、選択した回答個補に依存して次に表示する読影箇所とその回答候補を指定することでテンプレート定義順に入力する。
また、特許文献3に記載されている技術では、ユーザの入力した情報に対応する単語に基づいてデータ検索を実行して、関連情報を提示する。そして、ユーザが、分類された入力欄に単語の入力を行なうだけで入力文の作成が自動実行されるため、文書作成が容易となる。
特開2012−48396号公報 特開2004−157815号公報 特開2008−146220号公報
従来の技術では、レポートの構成を考えながら多数あるテンプレートや単語や入力すべき入力欄等から目的のものを探して入力するのに手間がかかる。つまり、順序だって入力するためには、記述内容を整理してから入力する必要があり、思い立った順に入力することができない。そのため、最も重要である診断のための思考が妨げられる。
本発明は、読影レポートの作成において、診断時に思考を妨げないで、思い立った順に逐次入力するだけでレポート作成が可能となる技術を提供することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、複数の構成パーツからなる読影レポートを生成する情報処理装置であって、前記読影レポートの入力情報を解析して読影記述要素を抽出する解析手段と、前記解析手段により抽出された読影記述要素が属する構成パーツを推定する推定手段と、前記推定手段により推定された構成パーツと、前記構成パーツを構成する前記読影記述要素を含む構成要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された複数の構成パーツからなる読影レポートを表示する表示手段と、を有する。
本発明によれば、読影レポートの作成において、診断時に思考を妨げないで、思い立った順に逐次入力するだけでレポート作成が可能となる技術を提供することができる。
ハードウェア構成の一例を示す図である。 読影レポートの一例を示す図である。 UIの遷移の一例を示す図(その1)である。 UIの遷移の一例を示す図(その2)である。 UIの遷移の一例を示す図(その3)である。 UIの遷移の一例を示す図(その4)である。 UIの遷移の一例を示す図(その5)である。 実施形態1の処理の一例を示すフローチャートである。 読影レポートにおけるデータ遷移の一例を示す図である。 読影レポートにおけるデータ遷移を説明するための拡大図である。 入力情報の解析処理に用いられる辞書情報の一例を示す図である。 ルール辞書の一例を示す図である。 順序テンプレート等の一例を示す図である。 拡張された順序テンプレートの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1(a)は、本実施形態に係る読影レポート作成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、読影レポート作成装置100は、読影レポートの作成(生成)を支援する情報処理装置の一例である。読影レポート作成装置100は、CPUであるデータ処理部115、記憶部111、表示部116、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力部113、ネットワークI/F部117を有する。CPUであるデータ処理部115が記憶部111等に格納されている制御プログラムを実行することにより、読影レポート作成装置100の機能及び後述するフローチャートに係る処理を実現する。なお、記憶部111に格納されている単語辞書120、ルール辞書121、テンプレート122、処理結果123に関しての詳細については後述する。
図1(b)は、読影レポート作成装置100のGUIを処理するN台のクライアント151〜152と、読影レポート作成装置100のデータを処理するサーバ161とがネットワークに接続された本実施形態のシステム構成の一例を示す図である。ネットワークは有線でも無線でもよい。サーバ161はクラウドコンピュータでもよく、また、複数台でもよい。なお、図1(b)に示すシステム構成に係る機能を図1(a)に示す読影レポート作成装置100に搭載することも可能である。即ち、図1(b)に示すシステムの機能を1台の読影レポート作成装置100で実現することも可能である。以降の説明では、図1(b)に示すシステムの機能が1台の読影レポート作成装置100で実現されている場合を例に説明する。
本実施形態の前提条件を説明する。以降の説明で使用される「読影レポート構成パーツ」は、読影レポートを構成するパーツである。より具体的に説明すると、「読影レポート構成パーツ」は、病変の有無を示す「存在所見」、病変の性状を示す「質的所見」、病変の広がりを示す「広がり所見」、診断結果を示す「結論」を指す。図2は、読影レポートの一例を示す図である。図2に示すように読影レポートの構成は、「所見を書く欄」(900)と「結論(診断結果)を書く欄」(901)との2つのパーツに大きく別れる。更に所見は、「存在所見(病変があるかないか)」(902)から始まり、病変があれば「質的所見(病変の性状から診断を絞る)」(903)、「広がり所見(病変の広がりを評価:癌のステージング、炎症波及の程度等)」(904)というように分けられる。更に病変のある部位が複数存在すれば複数記述される(905)。本実施形態では、読影レポート構成パーツを以上のように定義するが、この分割例に限定するものではない。また、以降の説明で使用される「読影記述要素」は、「病変」、「部位」等の読影レポートに出現する重要語を分類したもので、この分類に限定するものではない。なお、本実施形態における読影レポート構成パーツは、後述するテンプレートとそのテンプレートを構成する読影記述要素とを構成要素として記述される。
本実施形態の概要をUIの遷移図に基づき説明する。
(存在所見に続いて、結論を入力した例)
図3(a)は、ユーザ(医師)が「存在所見」として『膵頭部に24×20mm大の腫瘤性病変を認める。』を入力した読影レポートを入力中の一例を示す図である。読影レポート作成装置100が、ユーザが入力した読影記述要素に基づき「質的所見」として『辺縁は平滑で、内部は均一である。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して提示している。図3(b)は、ユーザ(医師)が図3(a)の状態から「結論」として『膵癌』と入力した状態の一例を示す図である。図3(c)は、読影レポート作成装置100が、追加された読影記述要素『膵癌』に基づき再計算した結果、図3(b)の状態から「質的所見」として『辺縁は不整で、内部は不均一である。』、「広がり所見」として『主膵管への浸潤を認める。』の文を作成して逐次更新提示した状態の一例を示す図である。
(存在所見に続いて、質的所見を飛ばして広がり所見を入力した例)
図4(a)は、ユーザ(医師)が「存在所見」として『膵頭部に24×20mm大の腫瘤性病変を認める。』を入力した一例を示す図である。読影レポート作成装置100が、ユーザが入力した読影記述要素に基づき「質的所見」として『辺縁は平滑で、内部は均一である。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して提示している。図4(b)は、ユーザ(医師)が図4(a)の状態から『浸潤あり』と続けて入力した状態の一例を示す図である。図4(c)は、読影レポート作成装置100が、追加された読影記述要素『浸潤』、『あり』に基づき再計算した結果、図4(b)の状態から「質的所見」として『辺縁は不整で、内部は不均一である。』、「広がり所見」として『主膵管への浸潤を認める。』の文を作成して逐次更新提示した状態の一例を示す図である。
(存在所見に続いて、質的所見を入力した例)
図5(a)は、ユーザ(医師)が「存在所見」として『膵頭部に24×20mm大の腫瘤性病変を認める。』を入力した一例を示す図である。読影レポート作成装置100が、ユーザが入力した読影記述要素に基づき「質的所見」として『辺縁は平滑で、内部は均一である。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して提示している。図5(b)は、ユーザ(医師)が図5(a)の状態から『造影効果は早期相で弱いが、遅延相で淡い造影効果を認める。』と続けて入力した状態の一例を示す図である。図5(c)は、読影レポート作成装置100が、追加された読影記述要素『造影効果』『早期相』『弱い』等に基づき再計算した結果、図5(b)の状態から「質的所見」としてユーザの入力を優先して『造影効果は早期相で弱いが、遅延相で淡い造影効果を認める。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して更新提示した状態の一例を示す図である。
(存在所見に入力後、提示した所見をクリアしてユーザが入力した例)
図6(a)は、ユーザ(医師)が「存在所見」として『膵頭部に24×20mm大の腫瘤性病変を認める。』を入力した一例を示す図である。読影レポート作成装置100が、ユーザが入力した読影記述要素に基づき「質的所見」として『辺縁は平滑で、内部は均一である。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して提示している。図6(b)は、ユーザ(医師)が図6(a)の状態から「広がり所見」をクリアした状態の一例を示す図である。図6(c)は、クリアした「広がり所見」をユーザが直接『主膵管への浸潤を認める。』と入力した状態の一例を示す図である。ユーザによる入力であるため、自動更新が停止状態に変更される。この例では、ユーザによる直接入力の場合に自動更新を停止したが、読影レポート作成装置100が作成文を更に追加してもよい。ユーザの操作を優先した場合、前者を選択し、レポートの作成を優先した場合、後者を選択する。
(存在所見に入力後、提示した所見に対してユーザが選択肢を変更した例)
図7(a)は、ユーザ(医師)が「存在所見」として『膵頭部に24×20mm大の腫瘤性病変を認める。』を入力した一例を示す図である。読影レポート作成装置100が、ユーザが入力した読影記述要素に基づき「質的所見」として『辺縁は平滑で、内部は均一である。』、「広がり所見」として『他の臓器への浸潤を認めない。』の文を作成して提示している。図7(b)は、ユーザ(医師)が、図7(a)の状態から読影レポート作成装置100が提示した「質的所見」の辺縁状態の候補を『平滑』から『不整』に変更している状態の一例を示す図である。図7(c)は、ユーザによる選択肢の変更に基づき「広がり所見」を『他の臓器への浸潤を認めない。』から『主膵管への浸潤を認める。』に更新した状態の一例を示す図である。「質的所見」はユーザによる変更であるため、自動更新が停止状態に変更される。この例では、ユーザによる直接入力の場合に自動更新を停止したが、読影レポート作成装置100が作成文を更に追加してもよい。ユーザの操作を優先した場合、前者を選択し、レポートの作成を優先した場合、後者を選択する。
本実施形態の処理について、図8等を用いて説明する。なお、図8は、本実施形態における読影レポート作成装置100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。上述したように、本フローチャートに係る処理は、読影レポート作成装置100のCPUであるデータ処理部115が記憶部111に格納されている制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、S300で、データ処理部115は、ユーザが入力部113から入力した入力情報(文字列、入力順序、入力位置等に関する情報)を逐次解析する。より具体的に説明すると、データ処理部115は、入力文字列を形態素解析処理し、読影記述要素や各読影記述要素間の関係性等についての情報を抽出する。この際、データ処理部115は、読影記述要素の重要度を単語頻度や入力順序を利用した所定のルールに従って計算する。入力位置情報は、抽出された読影記述要素がどの読影レポート構成パーツに属するのかを分類推定するためにも利用される。図9は、読影レポートにおけるデータ遷移の一例を示す図である。図9には、ユーザ(医師)が所見を入力した状態(200)が示されている。また、状態(200)の拡大図を図10(a)に示す。データ処理部115は、図10(a)に示される『膵頭部に腫瘤性病変を認める。膵癌、浸潤あり』を解析する。ここで、図11(a)に示すような単語辞書(図1の単語辞書120)や図11(b)に示すような読影記述要素複合語ルール辞書(図1のルール辞書121)が、記憶部111に格納されている。なお、単語辞書120やルール辞書121は、辞書情報の一例である。データ処理部115は、上記辞書を参照して入力情報を解析し、読影記述要素として『腫瘤性病変』、『膵頭部』、『認める』、『膵癌』、『浸潤』、『あり』を抽出する。
図8の説明に戻る。S301で、データ処理部115は、入力された読影記述要素、即ち、S300で抽出した読影記述要素がどの種類の読影レポート構成パーツに属するのか分類推定する。データ処理部115は、S300で抽出した各読影記述要素と読影記述要素間の関係性とから前記読影記述要素の属性を推定する。より具体的に説明すると、データ処理部115は、推定した属性と読影記述要素間の関係性とから、S300で抽出した読影記述要素を図12に示すようなルール辞書(図1のルール辞書121)又は学習モデルによって分類推測する。そして、データ処理部115は、読影記述要素が入力された順序に基づき、推定して決定した読影レポート構成パーツの順序を決定する。
図9の状態(201)は、S301での処理の結果を示している。また、状態(201)の拡大図を図10(b)に示す。なお、処理の結果(図1の処理結果123)は、記憶部111に格納されている。本実施形態において、データ処理部115は、以下のように読影記述要素を解析し、読影記述要素がどの読影レポート構成パーツを構成するのかを推定する。『腫瘤性病変』は「病変」であり、「存在所見」を構成する読影記述要素である。『膵頭部』は「病変の部位」であり、「存在所見」を構成する読影記述要素である。『認める』は「病変の文末表現:肯定、断定」であり、「存在所見」を構成する読影記述要素である。『膵癌』は「疾病名」であり、「結論」を構成する読影記述要素である。『浸潤』は「広がり表現」であり、「広がり所見」を構成する読影記述要素である。『あり』は「広がり表現の文末表現:肯定、断定」であり、「広がり所見」を構成する読影記述要素である。
図8の説明に戻る。S302で、データ処理部115は、作成対象となる読影レポート構成パーツの出現確率、作成対象となる読影レポート構成パーツの各テンプレート(図1のテンプレート122)の出現確率、前記テンプレートを構成する各未入力読影記述要素の候補出現確率を計算する。データ処理部115は、これらの出現確率を、過去の事例情報(以下、事例という)を予め学習したモデルから計算する。また、データ処理部115は、これらの出現確率を、蓄積されている事例から検索して現状の事例から計算することも可能である。前者の予め過去の事例からモデルを学習する方法は、高速に処理が可能であり、後者の検索する方法は、出現傾向が変化しても追従が可能である。データ処理部115は、入力順に読影記述要素が含まれる読影レポート構成パーツの出現確率、テンプレートの出現確率、各テンプレートを構成する読影記述要素の出現確率を計算する。
ここで、データ処理部115は、読影レポート構成パーツの出現確率を計算する際に、存在所見と結論は100%として、残りの質的所見と広がり所見とについてのみ計算してもよい。このように質的所見と広がり所見とについてのみ出現確率を計算するようにすることで、計算処理を高速化することができる。また、それぞれの出現確率は以下の式により計算されるが、この計算式に限定されるものではない。例えば、データ処理部115は、上述した読影記述要素の重要度をウエイトとして重み付けした出現確率を計算してもよい。また、データ処理部115は、主成分分析によって、読影レポート構成パーツや読影記述要素等の相関を求めて計算をしてもよい。更に、データ処理部115は、ベイズの定理により入力した読影記述要素の事前確率から事後確率を計算してもよい。このように同等の計算手段は、1つではない。
以下に、出現確率を計算する際に用いられる式の一例を示す。
・読影レポート構成パーツ出現確率:
Figure 2016133974
・テンプレート出現確率:
Figure 2016133974
・読影記述要素出現確率:
Figure 2016133974
なお、P(P):読影レポート構成パーツ出現確率、P(T):テンプレート出現確率、P(I):読影記述要素出現確率、n(P):読影レポート構成パーツ出現度数、n(T):テンプレート出現度数、n(I):読影記述要素出現度数、n(Ik):k番目の入力済読影記述要素の出現度数、M:入力済読影記述要素の個数、である。
図9の例における出現確率計算の結果の拡大図を図10(c)に示す。この例では、存在所見の出現確率は100%と計算される。存在所見のテンプレートは、『膵頭部』[病変部位]に『腫瘤性病変』[病変]を『認める』[文末(断定、肯定)]が適用可能であると判定する(202)。結論の出現確率は上記入力済存在所見と入力済『膵癌』(203)の事例の場合、100%と計算される。結論テンプレートに関しては、入力済読影記述要素『膵癌』の属性「疾病名」と未入力「病変部位」と「病変」と「文末3」とで構成される結論テンプレートLの出現確率が80%と計算される(204)。更に、データ処理部115は、テンプレートの未入力読影記述要素の属性における候補の出現確率を計算する。「病変部位」と「病変」は存在所見と対応関係を取り、それぞれ『膵頭部』、『腫瘤性病変』を候補とする。「文末3」に関しては入力済又は対応が取れている読影記述要素が含まれる事例の出現確率を計算する。つまり、「病変」が『腫瘤性病変』で、「病変の部位」は『膵頭部』であり、「疾病名」は『膵癌』である。このとき、「文末3」の最も高い候補の出現確率は、『考える』(可能性、肯定)で70%である(205)。
広がり所見の出現確率は上記存在所見と結論の条件では100%と計算される。広がり所見の最も高い出現確率のテンプレートが広がりテンプレートMで76%であり(207)、「浸潤部位」の候補として出現確率が最も高いものは主膵管で58%である(208)。同様に入力済である読影記述要素「広がり表現」は『浸潤』で、「文末1」の候補として出現確率が最も高いものは『認める』で71%である(208)。
質的所見の出現確率は「質的所見」の読影記述要素は入力されていないが、上記存在所見と結論と広がり所見との条件では75%と計算される。データ処理部115は、既に決定されている他の読影レポート構成パーツの読影記述要素を含む事例のみから出現確率を計算する。同様に順次決定された条件を基に質的所見テンプレートNの出現確率が51%(210)、それを構成する読影記述要素の最も高い出現確率は、辺縁状態『不整』63%、内部状態『不均一』51%と計算される(211)。
このように、データ処理部115は、作成対象となる読影レポート構成パーツと、前記読影レポート構成パーツの各テンプレートと、前記テンプレートを構成する読影記述要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを作成する。
図8の説明に戻る。S303で、データ処理部115は、S302で計算した作成対象の読影レポート構成パーツの出現確率から作成対象となる読影レポート構成パーツを作成するか否かを決定する。作成対象の読影レポート構成パーツの出現確率が予め設定された閾値より小さい場合、作成対象の読影レポート構成パーツを作成しないことも可能である。これにより、誤った読影レポート構成パーツを作成してしまう可能性を低減することができる。データ処理部115は、作成対象の読影レポート構成パーツの出現確率が前記閾値以上である場合は提示可能、即ち、作成すると判定して、S302で計算した対象のテンプレートの出現確率から使用するテンプレートを決定する。この際、データ処理部115は、出現確率が最も高いテンプレートを選択するようにしてもよい。
更に、データ処理部115は、入力済の読影記述要素をテンプレートの該当読影記述要素の属性に照合させ、関係性が一致した読影記述要素を決定する。決定したテンプレートの読影記述要素の属性で未入力の各属性については、データ処理部115が、S302で計算した出現確率から各属性の候補を作成して、最も確率の高い候補を第1候補とする。このようにして作成対象の読影レポート構成パーツを作成する。また、読影レポート構成パーツとして作成される文は1文とは限らない。作成した文と共起確率の高いテンプレートが存在する場合、データ処理部115は、対象テンプレートの出現順序確率を計算して作成文を挿入又は追加する。
S304で、データ処理部115は、S303で作成した読影レポート構成パーツを、図9に示す読影レポート構成パーツの順序テンプレート(220)に設定する。即ち、データ処理部115は、作成した読影レポート構成パーツを順序テンプレート(220)で定められる所定の順序通りに並べて設定する。順序テンプレート(220)の拡大図を図13(a)に示す。なお、順序テンプレート(220)(図1のテンプレート122)は、記憶部111に格納されている。この順序テンプレート(220)が後述する読影レポート構成パーツの再構成のルールとなる。データ処理部115は、存在所見、質的所見、広がり所見の部位の対応関係が同一病変に対する対応関係となっているか否かを判定する。この際、病変に関する単語や所見の辞書を予め記憶部111に格納しておき、データ処理部115は、その辞書を参照して判定するようにしてもよい。また、データ処理部115は、結論に複数の診断結果を記述したか否かを判定する。複数部位に病変がある場合や複数疾病がある場合、データ処理部115は、図14に示すように順序テンプレートを拡張して、読影レポート構成パーツを再構成する。データ処理部115は、再構成した読影レポート構成パーツが前回作成した読影レポート構成パーツと異なる場合、表示情報を更新する。データ処理部115は、作成対象の読影レポート構成パーツの設定に関して、S301で解析した入力情報に含まれる入力順序情報に基づく順序に従って、次の作成対象の読影レポート構成パーツを設定する。
図8の説明に戻る。
S305で、データ処理部115は、作成すべき読影レポート構成パーツを全て作成したか否かを判定する。データ処理部115は、作成すべき読影レポート構成パーツを全て作成した場合は処理をS306へ進める。一方、データ処理部115は、作成すべき読影レポート構成パーツの中に作成していない読影レポート構成パーツがある場合は、次の読影レポート構成パーツを作成するためにS302へ処理を戻す。
S306で、データ処理部115は、前回作成した読影レポート構成パーツを更新したか否かを判定する。データ処理部115は、前回作成した読影レポート構成パーツを更新した場合は処理をS307へ進め、更新していない場合はS307をスキップして処理をS308へ進める。
S307で、データ処理部115は、読影レポート構成パーツの順序テンプレート(220)に作成した各読影レポート構成パーツを格納した、図9に示す提示読影レポート(221)を表示部116で表示更新する。S307の処理で表示更新されて提示される提示読影レポート(221)の拡大図を図13(b)に示す。
S308で、データ処理部115は、読影レポートの作成を終了するか否かを判定する。より具体的に説明すると、データ処理部115は、入力部113の終了ボタンや終了キーが入力されたか否かを判定する。データ処理部115は、終了ボタンや終了キーが入力された場合は、読影レポートの作成を終了する。一方、データ処理部115は、終了ボタンや終了キーが入力されていない場合は、未完了状態と判定して、次の入力を待ち、再度、処理をS300へ戻す。
以上、本実施形態によれば、読影レポートの作成において、診断時のユーザ(医師)の思考を妨げることなく、ユーザ(医師)が思い立った順に入力することが可能となる。そして、入力に応じて適切な文(テンプレート、選択肢、第1候補)を逐次変更することで、ユーザ(医師)がテンプレートを選択する手間を削減し、最適な記述となるようにレポート作成を支援することができる。これにより、ユーザ(医師)の診断効率を向上させることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態によれば、読影レポートの作成において、診断時に思考を妨げないで、思い立った順に逐次入力するだけでレポート作成が可能となる技術を提供することができる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 読影レポート作成装置、111 記憶部、113 入力部、115 データ処理部、116 表示部、117 ネットワークI/F部、120 単語辞書、121 ルール辞書、122 テンプレート、123 処理結果

Claims (13)

  1. 複数の構成パーツからなる読影レポートを生成する情報処理装置であって、
    前記読影レポートの入力情報を解析して読影記述要素を抽出する解析手段と、
    前記解析手段により抽出された読影記述要素が属する構成パーツを推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された構成パーツと、前記構成パーツを構成する前記読影記述要素を含む構成要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された複数の構成パーツからなる読影レポートを表示する表示手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記抽出された読影記述要素に基づいて、前記推定された構成パーツと、前記構成パーツの各テンプレートと、前記テンプレートを構成する読影記述要素とについての出現確率を計算する計算手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記計算手段により計算された出現確率に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記推定された構成パーツの各テンプレートのうち出現確率が最も高いテンプレートを選択するとともに、選択したテンプレートを構成する読影記述要素を出現確率に基づいて決定することにより、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算手段は、前記抽出された読影記述要素に基づいて予め定められている学習モデルを参照することにより、前記出現確率を計算する請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記計算手段は、前記抽出された読影記述要素に基づいて蓄積されている事例情報を参照することにより、前記出現確率を計算する請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記計算手段により計算された構成パーツの出現確率が予め定められた閾値以上となる場合に、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する請求項2乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記解析手段は、前記入力情報を解析して読影記述要素を抽出する際に、前記入力情報の入力順序に基づいて前記読影記述要素の重要度を計算し、
    前記計算手段は、前記解析手段により計算された重要度に基づき重み付けして前記出現確率を計算する請求項2乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記解析手段は、前記入力情報が追加されると逐次解析して読影記述要素を抽出し、
    前記生成手段は、前記入力情報の追加に応じた前記解析手段による解析の結果に基づいて前記推定手段により推定された構成パーツを生成し、
    前記表示手段は、前記読影レポートを構成する構成パーツを前記入力情報の追加に応じて生成された構成パーツに逐次更新して前記読影レポートを表示する請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示手段は、前記生成手段により生成された複数の構成パーツを所定のルールに基づく順序に従って並べて構成した読影レポートを表示する請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記推定手段は、前記抽出された読影記述要素の属性と前記抽出された読影記述要素間の関係性とに基づいて、前記抽出された読影記述要素が属する構成パーツを分類して推測する請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記構成パーツは、病変の有無を示す存在所見、病変の性状を示す質的所見、病変の広がりを示す広がり所見、診断結果を示す結論のうちの何れかである請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 複数の構成パーツからなる読影レポートを生成する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記読影レポートの入力情報を解析して読影記述要素を抽出する解析ステップと、
    前記解析ステップにより抽出された読影記述要素が属する構成パーツを推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにより推定された構成パーツと、前記構成パーツを構成する前記読影記述要素を含む構成要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された複数の構成パーツからなる読影レポートを表示する表示ステップと、
    を含む情報処理方法。
  13. 複数の構成パーツからなる読影レポートを生成するコンピュータに、
    前記読影レポートの入力情報を解析して読影記述要素を抽出する解析ステップと、
    前記解析ステップにより抽出された読影記述要素が属する構成パーツを推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにより推定された構成パーツと、前記構成パーツを構成する前記読影記述要素を含む構成要素との出現関係に基づいて、前記構成パーツの記述内容を決定して前記構成パーツを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された複数の構成パーツからなる読影レポートを表示する表示ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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